JPH0789883B2 - 茹 麺 - Google Patents

茹 麺

Info

Publication number
JPH0789883B2
JPH0789883B2 JP62117733A JP11773387A JPH0789883B2 JP H0789883 B2 JPH0789883 B2 JP H0789883B2 JP 62117733 A JP62117733 A JP 62117733A JP 11773387 A JP11773387 A JP 11773387A JP H0789883 B2 JPH0789883 B2 JP H0789883B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
noodles
boiled
noodle
gelatin
boiled noodles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62117733A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63283547A (ja
Inventor
弘恵 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshin Seifun Group Inc
Original Assignee
Nisshin Seifun Group Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisshin Seifun Group Inc filed Critical Nisshin Seifun Group Inc
Priority to JP62117733A priority Critical patent/JPH0789883B2/ja
Publication of JPS63283547A publication Critical patent/JPS63283547A/ja
Publication of JPH0789883B2 publication Critical patent/JPH0789883B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Noodles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は茹麺に関し、更に詳細には麺の茹のびが生じに
くく、しかも麺塊の保型性を適度に保持しつつ、麺つゆ
をかけるだけで直ぐにほぐれる性質を有する茹麺に関す
る。
〔従来の技術及び問題点〕
従来、茹麺は玉取りした麺塊として市場に供せられてい
る。
然しながら、斯かる従来の茹麺塊は時間の経過とともに
麺線が茹のび状態となり、また麺線が塊状に結着して容
易にほぐれず、特に素麺等の冷たい状態で喫食するもの
については、喫食時麺つゆをかけてもほぐれず、団塊状
のままと云う欠点があった。
しかも、従来茹麺は上記の如く茹のびが生じ易い結果、
数十分間で弾性がなくなり、食感が劣ったものとなるの
が実状であった。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本発明者は斯かる従来の欠点を解消すべく種々
研究を重ねた結果、茹麺線の表面のみをゼラチンでコー
ティング処理すれば、茹のびが生じにくく、しかも麺塊
の保型性を適度に保持しつつ、冷たい麺つゆをかけるだ
けでも極めて容易にほぐれると云う優れた特質を有する
茹麺が得られることを見い出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は茹麺線の表面のみがゼラチンでコー
ティングされていることを特徴とする茹麺である。
本発明に於て、麺とはうどん、素麺、冷麦、そば、中華
めん等の他のスパゲッティ、マカロニ等のパスタ類をも
包含する。
また、茹麺は茹処理したもののみならず、蒸熱処理した
ものであってもよい。
ゼラチンを茹麺線の表面のみにコーティング処理する方
法としては、例えばゼラチンを水、エタノール水溶液に
溶解もしくは分散させて、この液の中に茹麺を浸漬した
り、この液を茹麺に噴霧する方法等が挙げられるが、要
は均一にコーティングできる方法であれば良く、特に限
定されない。
ゼラチンのコーティング量としては、茹麺重量に対し、
乾物換算として15〜500ppm、特に30〜300ppmが好まし
い。コーティング量が15ppmより少ないと麺つゆをかけ
ただけではぐれず、また茹のびが生じ、食感が劣ったも
のとなり、他方500ppmより多いと粘着性の強い食感とな
り、いずれも好ましくない。
尚、このようなコーティング量を達成させるためには、
例えば茹麺をゼラチン水溶液に浸漬させる場合には、0.
3〜1.5重量%(以下%という)濃度のゼラチン水溶液を
用いるのが好ましい。濃度が前記範囲より低いと充分な
コーティングができず、また高いと粘度が高くなりすぎ
て、均一なコーティングができにくくなるので好ましく
ない。
また、ゼラチン以外の糊料を用いた場合には、茹のび防
止効果が得られず、本発明の目的を達することができな
い。
斯くして得られた麺線の表面のみがゼラチンでコーティ
ング処理された茹麺は、玉取りその他所望の形に成形し
たり、あるいは適宜容器に詰めた上市場に供せられる。
当該容器詰め麺としては、例えば第1図に示す如く、予
め調理したえび、椎茸、玉子焼きや色彩豊かなみつ葉等
の各種具3を一体成型透明容器体1内に置き、その上に
本発明の茹麺塊4を収納し、開口部を蓋2で密閉したも
のが好ましいものとして挙げられる。因に、この容器詰
め麺の当該蓋2を下にした状態で陳列すると、麺塊4及
びその上部に配された各種具3が外部より透視され、外
観美麗な容器詰め麺を得ることができる。
また、この容器詰め麺は、これを低温に保持して運搬、
陳列販売に供すると共に、これに麺つゆとして昆布或い
は鰹節等を炊き出した良質のだし汁を別途容器詰めして
添付すれば、簡便手軽な喫食が可能となる。
しかも、喫食時容器体1の蓋2を取り、麺塊4及び具3
を適切な小鉢等の食器上に移せば、食器上には容器詰め
された形のまま、すなわち麺塊4の上に具3が載った、
見た目に美麗な盛り付けが得られる。
而して、この上に別途用意した(あるいは添付の)麺つ
ゆを注げば、麺塊は直ぐにほぐれ、食することができ
る。
また、本発明の茹麺はこれを更に冷凍してもよい。その
場合の解凍は電子レンジで行うのが好適である。
〔作用及び効果〕
本発明茹麺は通常冷蔵で5日間、特に冷凍した場合は実
質的にはいつまでも茹のびが生じ難いと云う特質を有
し、流通適性に優れるものである。
また、本発明茹麺はこれを冷凍麺としても、その解凍復
元後に茹のびが生じることがなく、更に、冷凍貯蔵中の
麺表面の乾燥も防止でき、冷凍適性にも優れるものであ
る。
更にまた、本発明茹麺は麺塊が適度の保型性を保有する
と共に、麺つゆをかけるだけで直ぐにほぐれる特質を有
するため、極めて手軽に喫食できる。
〔実施例〕
以下実施例を挙げて本発明を更に説明する。
実施例1 小麦粉100重量部(以下部という)、食塩3部および水3
7部をミキサーで捏ね、常法により製麺して素麺(麺線
の太さ1mm)を得た。これを常法により乾燥して乾麺を
得た。この乾麺を1分30秒間茹で上げ、すみやかに水洗
冷却および水切りをした後、別に用意しておいたゼラチ
ンの1%濃度の水溶液(温度20℃)に1分間浸漬した
後、過剰のゼラチン溶液をよく水切りした(ゼラチンの
コーティング量;100ppm)。
次いで、この素麺を1食分(約150g)ずつに計量して容
器に入れて包装し、5℃の冷蔵庫に保管した。
この素麺は5日間冷蔵してもほとんど茹のびがせず、良
好な食感であった。
因に、実施例1で得られた素麺の抗張力(弾力)の経時
変化を下記測定法により測定した結果は第1表の通りで
あった。
測定方法:不動工業社製のレオメーターを用い、めん線
1本を長さ12cmに切断して固定し、これをワイヤーアダ
プターで切断した時の最高抵抗値を測定した。
尚、対照例として、ゼラチンをコーティングしない以外
は実施例1と同様にして得たものを測定し、併記した。
比較例1〜2 実施例1においてゼラチンのかわりに他の糊料としてキ
サンタンガムまたはアルギン酸ナトリウムを用いた以外
は同様に処理して素麺を得た。
実施例1、比較例1〜2並びに対照例により得られた各
素麺の冷蔵3日後の茹のび,保形性および麺つゆをかけ
たときのほぐれやすさについての結果は第2表の通りで
あった。
実施例2 実施例1において、ゼラチンの水溶液の濃度を0.5%に
変えた以外は同様に処理して素麺を得た(ゼラチンのコ
ーティング量;30ppm)。
この素麺は5日間冷蔵してもほとんど茹のびがせず良好
な食感であった。
また、冷凍した場合は、3ケ月間貯蔵しても、解凍後の
茹のびはほとんどなかった。
実施例3 実施例1において、浸漬時間を2分間にした以外は同様
に処理して素麺を得た(ゼラチンのコーティング量;300
ppm)。
この素麺は5日間冷蔵してもほとんど茹のびがせず、良
好な食感であった。
また、冷凍した場合は、6ケ月間貯蔵しても、解凍後の
茹のびはほとんどなかった。
実施例4 小麦粉100部、食塩3部および水36部をミキサーで捏
ね、常法により製麺して、うどん(麺線の厚み2.5mm、
太さ3mm)を得た。
このうどんを13分間茹上げ、すみやかに水洗冷却および
水切りを行なった。
以下実施例1と同様にしてゼラチン水溶液をコーティン
グした。
このうどんは5日間冷蔵してもほとんど茹のびがせず良
好な食感であった。
実施例5 実施例1において、ゼラチン水溶液に浸漬するかわりに
該水溶液を素麺に噴霧した(ゼラチンのコーティング
量;250ppm)。
この素麺は5日間冷蔵してもほとんど茹のびせず、良好
な食感であった。
実施例6 小麦粉70部、そば粉30部および水30部をミキサーで捏
ね、常法により製麺して日本そば(麺線の厚み1.4mm、
太さ1.5mm)を得た。
この日本そばを3分間茹上げ、すみやかに水洗冷却およ
び水切りを行なった。
以下実施例1と同様にしてゼラチン水溶液をコーティン
グした。
この日本そばは3日間冷蔵してもほとんど茹のびがせ
ず、良好な食感であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明茹麺を具と共に収納した容器詰め麺の一
例を示す一部切欠斜視図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】茹麺線の表面のみがゼラチンでコーティン
    グされていることを特徴とする茹麺。
JP62117733A 1987-05-14 1987-05-14 茹 麺 Expired - Fee Related JPH0789883B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62117733A JPH0789883B2 (ja) 1987-05-14 1987-05-14 茹 麺

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62117733A JPH0789883B2 (ja) 1987-05-14 1987-05-14 茹 麺

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63283547A JPS63283547A (ja) 1988-11-21
JPH0789883B2 true JPH0789883B2 (ja) 1995-10-04

Family

ID=14718942

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62117733A Expired - Fee Related JPH0789883B2 (ja) 1987-05-14 1987-05-14 茹 麺

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0789883B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02117353A (ja) * 1988-10-26 1990-05-01 Japan Organo Co Ltd 冷凍茹で麺類の製造方法
JP2002325543A (ja) * 2001-04-27 2002-11-12 Showa Sangyo Co Ltd 麺類の製造方法
CN103652628A (zh) * 2012-09-12 2014-03-26 日清富滋株式会社 冷冻烹调过的面类及其制造方法
CN106413423A (zh) * 2014-01-31 2017-02-15 日清富滋株式会社 冷冻调理过的面条类及其制造方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57161386U (ja) * 1981-04-03 1982-10-09

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63283547A (ja) 1988-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4356202A (en) Wrap food coating mix and method of using
JPS63317056A (ja) 冷凍揚げ物食品の製造法
JPH0789883B2 (ja) 茹 麺
JP5893613B2 (ja) 冷凍パスタ
JP4106511B2 (ja) 中華点心類
JPH0530429B2 (ja)
JP3280779B2 (ja) 調理食品及び当該食品製造用調味液
JP2001275588A (ja) 容器入り調理用加工米
JP2900060B2 (ja) 天ぷら及びその製造法
JPS6291152A (ja) フライ食品から成るレトルト食品の製造方法
JPH0799907A (ja) 冷凍麺の製造方法
JP3316055B2 (ja) 油ちょう済フライ食品およびその製造方法
JPS5982069A (ja) 獣鳥畜肉類を用いたロ−ル状食肉惣菜の製造方法
JP3239169B2 (ja) 生マグロ肉の調理方法
JP3771655B2 (ja) 魚介類入り茶漬け組成物及びその製造方法
JP3188018B2 (ja) カラ揚げ粉
JPS6219059A (ja) 冷凍麺
JP2735204B2 (ja) 冷凍調理パスタの製造法
JPS59109141A (ja) 即席天ぷら素材の製造法
JPH09299053A (ja) 麺皮食品
JPH0475566A (ja) 冷凍から揚げ用衣ミックス粉
JP2024046486A (ja) 調理済み冷蔵パスタ
JPH08242823A (ja) 容器入り冷凍スープ
JPS6265668A (ja) 野菜入り冷凍食品の製造法
JPH047187B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees