JPH08242823A - 容器入り冷凍スープ - Google Patents

容器入り冷凍スープ

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Publication number
JPH08242823A
JPH08242823A JP7048045A JP4804595A JPH08242823A JP H08242823 A JPH08242823 A JP H08242823A JP 7048045 A JP7048045 A JP 7048045A JP 4804595 A JP4804595 A JP 4804595A JP H08242823 A JPH08242823 A JP H08242823A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soup
ice
lumps
frozen
thawing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7048045A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuma Takatori
一磨 高取
Hajime Mizusawa
一 水澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ajinomoto Co Inc
Original Assignee
Ajinomoto Co Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Ajinomoto Co Inc filed Critical Ajinomoto Co Inc
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Publication of JPH08242823A publication Critical patent/JPH08242823A/ja
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  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
  • Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】電子レンジにかけるだけの簡便な冷凍スープを
得る。 【構成】表面を、タンパク質、糖類でコーティングした
氷塊を容器に最密構造に充填し、粉末スープをかけ冷凍
スープを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子レンジで解凍するこ
とを特徴とした冷凍スープに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より冷凍スープについては各種知ら
れている。例えば、特開平2−5846では耐熱性プラ
スチック容器に氷削粗目状物を入れて凍結し、それとは
隔離した位置に具と調味料を入れるものである。しかし
ながら、氷削粗目状物は電子レンジ解凍に適切な粒度で
はないため、短時間では充分な解凍が得られない。さら
に、調味料と水が離れた位置にあるため、加熱時に両者
が充分混合されず、喫食前に充分な攪拌をしなくてはな
らない。また特開昭64−23866では、冷凍麺にお
いて、そのスープがサイの目状に凍結されたものが充填
されているが、水ではなくスープそのものが凍結されて
いるため、中に含まれる塩、香辛料、油脂等により氷点
降下が起こり消費者がスーパーなどで商品を購入後、持
ち帰る際に溶解するといった問題が生じる。特開平4−
293468では別々に包装された冷凍ゆで麺と、冷凍
だし汁とからなる食品について述べているが、だしが冷
凍されているため特開昭64−23866と同じように
消費者が持ち帰る際に溶解するといった問題が生じる。
特開平1−95757では、流動性を有する食品を冷凍
して形成され且つそれぞれ食用可塑性油脂によって被覆
されている数個のブロックからなるスープ類について述
べているが、食用可塑性油脂で被覆されているため得ら
れた食品は脂っこいものとなり、嗜好に合うかどうかに
ついては疑問が残る。特開平3−103151では冷凍
麺と、スープ粉、具からなる冷凍食品について述べてい
るが、この形態のものでは調理時に水を計量して添加す
る必要があり、その手間と品質のバラツキは消費者にと
ってデメリットである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来の製造法の有する課題、即ち1)短時間で充分な解
凍が得られない、2)喫食時に充分な攪拌をしなくては
ならない、3)消費者が商品購入後、持ち帰る際に溶解
する、4)脂っこい味になる、5)調理の手間がかか
り、品質がバラツク等の課題を解決するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意研究した結果、水を粒状に凍結し氷を
得て、表面にタンパク質、あるいは糖類のコーティング
を行い、さらに、粉末のスープを添加するといった方法
をとることにより課題を解決できるとの知見を得、本発
明を完成するに至った。
【0005】本発明でいう氷とは、水道水、井戸水、ミ
ネラルウォーター等の通常飲用に用いられている水が0
゜Cで氷結したものをさすがその由来、硬度は問うとこ
ろではない。
【0006】氷のサイズはマイクロウェーブによる加熱
調理の具合から0.1g〜10gのものが良く、好まし
くは0.5〜2gのものが良い。
【0007】氷の形状は球形、円錐形、柱状、こんぺい
とう状等なんでもよい。ただし、こんぺいとう状のよう
に表面に突起が多い球形状のほうがマイクロウェーブが
集まりやすく解凍時間が短縮されるのでより好ましい。
【0008】氷の製造方法は、プラスチック、金属など
の容器に水を入れエアーブラストフリーザー、コンタク
トフリーザー等の冷凍装置にて凍らすほか、大きな氷塊
を削る、割る等の方法で得たもので良い。
【0009】氷の充填方法は容器にランダムに入れる方
法もあるが、六方最密構造、立法最密構造等の最密構造
をとるように充填することにより解凍前後での体積の減
少が少なく、ひいては氷を充填する容器の大きさも特別
大きなものを用いる必要がなく、見かけ上も違和感が少
ない。
【0010】氷の表面にコーティングするタンパク質は
ゼラチン、カゼインなど普通に食品に用いられるタンパ
ク質で良い。
【0011】氷の表面にコーティングする糖質は、グア
ーガム、キサンタンガム、アラビヤガム、セルロース、
寒天等、普通に食品に用いられる糖質で良い。
【0012】ここでいうスープとは、コーンスープ、コ
ンソメスープ、トムヤムクン等の他、みそ汁、コーヒ
ー、緑茶等飲用に用いるものであればなんでも良い。
【0013】乾燥スープの作り方は、通常のスープを作
った後、凍結乾燥、熱風乾燥、マイクロウェーブ乾燥な
どの方法で乾燥する方法、あるいは粉末の調味料を混合
してスープの味を出すようにした混合物など色々ある
が、その作り方は問うところではない。
【0014】乾燥の度合いは、水分量1〜10%の範囲
でよく、好ましくは1〜4%が良い。
【0015】ペースト状とは、上記乾燥スープにラー
ド、ヘッド、ショートニング、パーム油、水添脂、酵素
改質脂等の固形脂を1〜50%添加し、好ましくは3〜
10%添加したもので、0〜40゜Cの範囲でペースト
状を示す物が良い。
【実施例】以下、実施例にしたがって、さらに具体的に
説明する。
【0016】(実施例1)1gの氷ができるような製氷
皿に水道水を入れ、−20゜Cのコンタクトフリーザー
にて1時間凍結し氷塊を得た。この氷塊150gを陶器
の200mlのカップに入れ、上から味の素(株)製のコ
ーンクリームスープ粉末16gをかけた。よく振動させ
氷塊と、粉末スープが充分混合されるようにした。この
ようにして得られた冷凍スープを600Wの電子レンジ
にて4分解凍し評価を行った。一方、通常の喫食状態の
スープ160gをカップごと凍結したものをコントロー
ルに用いた。さらに、氷削粗目状物の上に粉末スープ
を乗せたものをコントロールとして同様に電子レンジ
で4分解凍し評価を行った。コントロールは解凍が不
十分で表面に氷が浮いた状態であり、コントロールも
氷が浮いた状態で、粉末スープの攪拌も不十分であった
のに対し、実験区では十分に解凍され、かつ、スープは
均一に混合されたいへん美味なスープが得られた。
【0017】
【表1】
【0018】(実施例2)沸騰したお湯100gに粉末
ゼラチン6gを入れ、さらに加熱し、ゼラチン溶液を得
た。30゜Cまで冷却した後、実施例1と同様にして得
た1gの氷塊をアルミ製のトレーに並べ、その上からゼ
ラチン溶液をかけ、すばやく−30゜Cエアーブラスト
フリーザーにて冷凍した。このようにしてゼラチンコー
ティングされた氷塊を得て、その後さらに実施例1と同
様にして冷凍スープを得た。コントロールにはゼラチン
コーティングしないものを用いた。このようにして得ら
れた冷凍スープをアルミ製のトレーに載せて25゜Cで
30分放置し、輸送中の溶解しにくさを想定した評価を
行った。ゼラチンコーティングしたもののほうが溶解し
にくく、輸送中の保存性が良いことが判った。
【0019】
【表2】
【0020】(実施例3)実施例1と同様の方法で0.
5gの氷塊を得た。一方、味の素(株)製のコーンクリー
ムスープ粉末500gに20゜Cに調温したラード10
0gを入れ均一になる様に充分攪拌した。得られたペー
スト状のスープを氷塊と同様の方法にて成型、凍結しス
ープ塊を得た。氷塊150gと、スープ塊10gを防水
紙製カップに入れ冷凍スープを得た。一方、実施例1と
同一の粉末のスープをコントロールとして評価を行っ
た。その結果、両者ともスープは均一に混合されたいへ
ん美味なスープが得られた。
【0021】
【表3】
【0022】(実施例4)実施例3と同様の方法で得ら
れた0.5gの氷塊120gと0.5gの冷凍スープ塊
10gを準備した。一方、水100gに対し、キサンタ
ンガム1gを入れ充分攪拌し溶液を調製した。この溶液
をさきほどの氷塊、及び、冷凍スープ塊にかけ、キサン
タンガムでコーティングし冷凍スープを得た。このよう
にして得られた冷凍スープを1600Wの電子レンジに
て1分20秒解凍し評価を行った。コントロールには実
施例1の実験区を用いた。その結果両者とも美味なスー
プを得た。
【0023】
【表4】
【0024】
【発明の効果】本発明によれば電子レンジで簡単に調理
できる冷凍スープを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カップ入り冷凍スープの断面図。
【図2】ゼラチンコーティングされた氷塊を使用したカ
ップ入り冷凍スープの断面図。
【図3】紙カップ入り冷凍スープの断面図。
【図4】ゼラチンコーティングされた氷塊を使用した紙
カップ入り冷凍スープの断面図。
【符号の説明】
1…氷塊 2…粉末スープ 3…カップ 4…紙カップ 1a…ゼラチンコーティングされた氷塊 2a…スープ塊 a…ゼラチン層

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】氷塊に乾燥させたスープが入っていること
    を特徴とする電子レンジ解凍用容器入り冷凍スープ。
  2. 【請求項2】氷塊にペースト状のスープが入っているこ
    とを特徴とする電子レンジ解凍用容器入り冷凍スープ。
  3. 【請求項3】タンパク質、糖類などでコーティングされ
    た氷塊に乾燥させたスープが入っていることを特徴とす
    る電子レンジ解凍用冷凍スープ。
  4. 【請求項4】タンパク質、糖類などでコーティングされ
    た氷塊にペースト状のスープが入っていることを特徴と
    する電子レンジ解凍用冷凍スープ。
  5. 【請求項5】氷塊にペースト状のスープの冷凍塊が入っ
    ていることを特徴とする電子レンジ解凍用容器入り冷凍
    スープ。
  6. 【請求項6】氷塊とペースト状のスープの冷凍塊の混合
    物がタンパク質、糖類などでコーティングされたことを
    特徴とする電子レンジ解凍用冷凍スープ。
  7. 【請求項7】氷塊、および、冷凍スープ塊の充填方法が
    六方最密構造、立方最密構造であることを特徴とする請
    求項6記載の電子レンジ解凍用容器入り冷凍スープ。
  8. 【請求項8】氷塊、あるいは、冷凍スープ塊の重量が
    0.1g/個〜10g/個であることを特徴とする請求
    項7記載の電子レンジ解凍用容器入り冷凍スープ。
JP7048045A 1995-03-08 1995-03-08 容器入り冷凍スープ Pending JPH08242823A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7048045A JPH08242823A (ja) 1995-03-08 1995-03-08 容器入り冷凍スープ

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JP7048045A JPH08242823A (ja) 1995-03-08 1995-03-08 容器入り冷凍スープ

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JPH08242823A true JPH08242823A (ja) 1996-09-24

Family

ID=12792362

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JP7048045A Pending JPH08242823A (ja) 1995-03-08 1995-03-08 容器入り冷凍スープ

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JP (1) JPH08242823A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006014711A (ja) * 2004-07-05 2006-01-19 Nisshin Foods Kk 成型容器入り冷凍流動状食品
JP2015154749A (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 株式会社ニチレイフーズ 冷凍食品及び冷凍食品の製造方法
JP2018139579A (ja) * 2017-02-28 2018-09-13 株式会社いしだ屋 冷凍食品並びにその製造方法および解凍方法

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006014711A (ja) * 2004-07-05 2006-01-19 Nisshin Foods Kk 成型容器入り冷凍流動状食品
JP2015154749A (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 株式会社ニチレイフーズ 冷凍食品及び冷凍食品の製造方法
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