JP3125703U - 内包材入りコロッケ - Google Patents

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Abstract

【課題】本考案の目的は、カレー、ハヤシなどを内包したコロッケを開発し、コロッケの商品範囲を拡げ需要拡大をはかることを目的とする。
【解決手段】(1)ゆでてつぶしたジャガイモなどを成形したパテと、パン粉などの衣からなる生コロッケを、さらに油で揚げたコロッケにおいて、パテの内部に内包材を含有していること。(2)コロッケのパテを構成するジャガイモに対し、1〜10重量%の脱脂粉乳成分を添加していることを特徴とするコロッケ。(3)コロッケの内包材がカレー、ハヤシのいずれかであることを特徴とするコロッケ。
【選択図】図2

Description

本考案は、内包材入りコロッケに関し、さらに詳しくは、内包材としてカレー、ハヤシなどを含有したコロッケに関するものである。
従来、コロッケは西洋渡来の食品であって、揚げ物料理の一種である。予め調理した挽肉、魚介、野菜などを、ゆでてつぶしたジャガイモや、ベシャメル・ソースと混ぜ合わせ小判型などにまとめ、さらにパン粉などで衣をつけ油で揚げた食品である。
コロッケはそのまま食べる場合、味がないため、ソースをかけたり、カレーをかけたりしているが、この場合、以下の問題点があげられる。
(1)ソース、醤油は、通常液状であり、誤って皮膚や、衣服を汚してしまうおそれがあること。
(2)コロッケは、西洋から渡来してから年月が経過しており新鮮さが乏しくなっていること。
ソース入りコロッケに関する先行技術として、
内容物におからとベシャメル・ソースと、みじん切りにした蓮根もしくは筍とを含むコロッケを、米を用いた餅板を成形し焼き固めた可食性容器に内包させ、コロッケと可食性容器を同時に食することで蓮根もしくは筍と可食性容器によって歯ごたえのある食感を得られるようにし、これまでにない味及び食感が得られるコロッケに関する考案(特許文献1)がある。
また、別の先行技術として、
コロッケ本体の中央付近に所定大きさの穴を形成し、油ちょう時にその穴の内面からも加熱し得るようにすることにより、加熱時間を短くすることが可能とし、穴あきコロッケ本体と高粘度に調整した具材ソースをセットにした冷凍コロッケに関する考案がある(特許文献2)。
実用新案登録第3104287号公報 実用新案登録第3092734号公報
しかしこれらの考案では、ソースなど液状成分を内包せしめる方法として、みじん切りにした蓮根や筍の間にソースを保持させたり、コロッケを揚げた後にソースを注入したりする方式であり、内包材を内包させる方法になお一層の改良が望まれる。
本考案の目的は、カレー、ハヤシなどを内包したコロッケを開発し、コロッケの商品範囲を拡げ需要拡大をはかることを目的とする。
そこで本考案者は、コロッケの構造を見直し、コロッケの中心にカレー、ハヤシなどを内包させること、及びゆでてつぶしたジャガイモなどを成形したパテの組成を改良することなどにより、前記目的を達成することできることを見出し本考案に到達したのである。
すなわち本考案は、
(1) ゆでてつぶしたジャガイモなどを成形したパテと、パン粉などの衣とからなる生コロッケを、さらに油で揚げたコロッケにおいて、
パテの内部に内包材を含有していることを特徴とする。
(2) (1)のコロッケにおいて、
内包材が、液状乃至流動性を有するゾルであることを特徴とする。
(3) (1)のコロッケにおいて、
内包材が液状乃至流動性を有するゾルと、固形物の混合物であることを特徴とする。
(4) (1)のコロッケにおいて、
コロッケの中心部の厚みは、周辺部厚みの1.2〜3.0倍であることを特徴とする。
(5) (1)、(2)、(3)、(4)から選ばれるいずれかのコロッケにおいて、
パテを構成するジャガイモに対し、1〜10重量%の脱脂粉乳成分を添加していることを特徴とする。
(6) (1)、(2)、(3)、(4)から選ばれるいずれかのコロッケにおいて、
内包材の液状成分がトマトペースト・トマトピューレ、メンタイコ・ホワイトソース・マヨネーズ、カレー、ハヤシから選ばれた一種であることを特徴とする。
(7) (1)、(2)、(3)、(4)から選ばれるいずれかのコロッケにおいて、内包材の固形成分が調理した肉であることを特徴とする。
(8) (1)、(2)、(3)、(4)から選ばれるいずれかのコロッケにおいて、内包材の固形成分が肉であり、液状成分が、マヨネーズ、ハヤシ、カレーから選ばれた一種であることを特徴とする。
コロッケは、通常ゆでたじゃがいもなどを小判型に成形し、パン粉で包んで、160〜190℃に加熱した、ごま、菜種などに由来する油の中で加熱して作成される。この時、水の沸点は、大気圧下で100℃であるから、多量の水が一度に160〜190℃に加熱した油に投入されれば水蒸気爆発が起こるはずである。しかしながら、コロッケ中の水は、ゆでたジャガイモのでん粉の間に存在するため、一度に油と接触せず、爆発などを起こさず、沸騰して水分を空気中に放出する。
コロッケを揚げている工程中、水の蒸発により熱が奪われるため、比較的長時間にわたり、コロッケの中心部の温度は、50〜90℃程度の温度になっている。水分の蒸発が終了するとコロッケの内温は昇温し油の温度に近づき、コロッケは油焼けを起こすことになる。このためコロッケは、水の沸騰が弱まった段階で、油焼けがおこる前に油の外に取り出される。
コロッケ作成の工程は上記の通りであるため、中心部の温度が50〜90℃である間に加熱を中止すれば、コロッケの中心部に、カレー、ハヤシなどの液状成分を保持させることが可能となる。さらにコロッケの厚さ、揚げる時間、温度を調整すれば、コロッケの表面層は、幾分焦げてコロッケ独特の風味とすることが可能となる。
本考案では、ゆでてつぶしたジャガイモなどを成形したパテと、パン粉などの衣からなる生コロッケを、さらに油で揚げたコロッケにおいて、
コロッケの中心部の厚みは、周辺部厚みの1.2〜3.0倍であることが好ましい。本考案のコロッケにおいて、中心部に内包材を含有させれば、必然的に中心部を厚くすることが好ましいからである。ここに3.0倍より大きくなれば、食べ難くなるからであり、1.2より小さいと中心部に内包材を含有させることが困難となるからである。
ここで周辺部とは、端から3ミリメートル〜1センチメートルだけ、中心部に入った位置での厚さである。端の先端は曲面となっており、端の先端の厚さが計測困難であるからである。
本考案では、ゆでてつぶしたジャガイモなどを成形したパテと、パン粉などの衣からなる生コロッケを、さらに油で揚げたコロッケにおいて、
パテと衣の間に、バッターリング層が存在することが好ましい。パン粉などの衣の付をよくするためである。なお、ここで、バッターリングとは、衣付けをいう。バッター溶液とは、バッタリングのために使用される溶液で、通常小麦粉と食塩、調味料及び水からなる溶液であり、場合によっては、さらに玉子、ミルクを加えた溶液である。
本考案において、使用されるパテは、ゆでてつぶしたジャガイモが主成分として使用されるが、さらに粉ミルクを添加することが好ましい。その添加量はパテ重量の1.0〜5.0重量%が好ましい。粉ミルクには、水溶性タンパク質などが存在し、緻密なパテ層が形成されると解される。
本考案において内包材として利用されるカレー、ハヤシなどの液状乃至流動性を有するゾルや、牛肉シグレなど豚肉、牛肉など獣肉などの固形成分を加えた内包材をあげることができる。
図1は、本考案におけるコロッケ作成における工程図である。ジャガイモの皮を行った後、水蒸気で蒸し、冷却後、芽の部分を取り除く。かくして得られたゆでたジャガイモをクラッシャーですりつぶす。
Figure 0003125703
表1に示すように、小麦デンプン、食塩、白こしょう、脱脂粉乳を、お湯と共に混合し
パテとする。
内包材として表2に示すように、
Figure 0003125703
カレーフレーク、水、豚肉、植物油、でん粉などからなる保形材、ガラムマサラを混合加熱して豚肉を含むカレーからなる内包材を作成する。
内包材とパテを包餡成形により、パテの中心に、内包材を内蔵する中間体を得る。
小麦粉、食塩、調味料、玉子に水を加え作成したバッター溶液(3500〜4100センチポイズ)を中間体1個あたり12グラム塗り、更にパン粉を中間体1個あたり12グラム塗って生コロッケを得る。
次に設定温度マイナス40度以下、生コロッケの芯温マイナス5℃以下に冷却し、設定温度マイナス18度以下の雰囲気中保管する。かくして得られた生コロッケは、消費者が家庭で揚げることが可能であり、小売り段階で、店頭で揚げ、販売することもできる。かくして得られたカレー入りコロッケは独特な風味を有するコロッケであった。
生コロッケはそのまま商品として販売可能であるが、好ましくは油であげて販売される。ごま油、菜種油などの油中160〜190℃に加熱した油を用いて揚げられる。
図2は、本考案のコロッケの断面図である。
コロッケ1の中心に内包材2があり、内包材2は、パテ3で囲まれており、パテ3は、バッターリング層4で覆われ、さらにパン粉層で覆われた構造となっている。
かくして得られたコロッケの、A−Aで示す中心部の厚さは34ミリメートルであり、端から3ミリメートルのB−Bで示す位置における厚さは17ミリメートルであり、コロッケの中心部の厚みは、周辺部厚みの2.0倍であった。
表2に示すカレーフレークの代わりに、ハヤシフレークで同様に行った。
Figure 0003125703
同様に独特な風味のあるコロッケが得られた。
Figure 0003125703
Figure 0003125703
表4は、内包材として、明太子・ホワイトソース・マヨネーズを使用する配合例であり、
表5は、焼鮭ほぐし・マヨネーズを使用する配合例である。
Figure 0003125703
Figure 0003125703
Figure 0003125703
表6は、内包材として、トマトペースト及びトマトピューレを塩、砂糖、チーズ、及び保形材の混合物を使用する配合例であり、
表7は、内包材として、かつお梅肉・マヨネーズを使用する配合例であり、
表8は、内包材として牛肉しぐれを使用する例であり、牛肉、醤油、水、砂糖、料理酒、味醂、生姜、保形材を加熱調理して作成される。
図3は、内包材入りコロッケ1の斜視図であり、容器に入れ蓋をして販売されたり、紙袋にいれたり、バラでも販売される。
以上の説明から明らかなように、本考案のコロッケは以下に列記したような実用上優れた効果を有する。
(a)塩分などを調整のため、ソースや醤油、カレーなどをかける必要がなく、ソース、醤油、カレー入り小型容器を添付する必要がない。
(b)塩分などを調整のため、ソースや醤油、カレーなどをかける必要がなく、ソース、醤油、カレーで手を汚すことはない。
(c)ソース、醤油、カレーをコロッケ内に内蔵しているため、容器を汚す可能性が少なく後片付けが容易である。
(d)ソース、醤油、カレーと、コロッケが同時に口に入り独特の食感がある。
(e)従来のコロッケは、炭水化物や、脂肪が中心であり、タンパク質が欠けていたが、牛肉、豚肉、魚肉を内蔵することが可能であり、栄養の偏りを正すことが可能となる。
本考案によるコロッケ作成工程の工程図である。 本考案によるコロッケの模式断面図である。 本考案による容器入りコロッケの斜視図である。
符号の説明
1 内包材いりコロッケ
2 内包材
3 パテ
4 バッターリング層
5 パン粉層
6 容器
7 蓋

Claims (8)

  1. ゆでてつぶしたジャガイモなどを成形したパテと、パン粉などの衣とからなる生コロッケを、さらに油で揚げたコロッケにおいて、
    パテの内部に内包材を含有していることを特徴とするコロッケ。
  2. 請求項1のコロッケにおいて、
    内包材が、カレーなど液状乃至流動性を有するゾルであることを特徴とするコロッケ。
  3. 請求項1のコロッケにおいて、
    内包材が液状乃至流動性を有するゾルと、肉など固形物の混合物であることを特徴とするコロッケ。
  4. 請求項1のコロッケにおいて、
    コロッケの中心部の厚みは、周辺部厚みの1.2〜3.0倍であることを特徴とするコロッケ。
  5. 請求項1、請求項2、請求項3、請求項4から選ばれるいずれかのコロッケにおいて、
    パテを構成するジャガイモに対し、1〜10重量%の脱脂粉乳成分を添加していることを特徴とするコロッケ。
  6. 請求項1、請求項2、請求項3、請求項4から選ばれるいずれかのコロッケにおいて、
    内包材の液状成分がトマトペースト・トマトピューレ、メンタイコ・ホワイトソース・マヨネーズ、カレー、ハヤシから選ばれた一種であることを特徴とするコロッケ。
  7. 請求項1、請求項2、請求項3、請求項4から選ばれるいずれかのコロッケにおいて、内包材の固形成分が調理した肉であることを特徴とするコロッケ。
  8. 請求項1、請求項2、請求項3、請求項4から選ばれるいずれかのコロッケにおいて、内包材の固形成分が肉であり、液状成分が、マヨネーズ、ハヤシ、カレーから選ばれた一種であることを特徴とするコロッケ。
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