JPH0789503A

JPH0789503A - 内容物自動袋詰め装置

Info

Publication number: JPH0789503A
Application number: JP25010793A
Authority: JP
Inventors: Shuji Watanabe; 修二渡邉
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1993-09-10
Filing date: 1993-09-10
Publication date: 1995-04-04

Abstract

(57)【要約】【目的】袋に固形状の内容物、或いは樹脂製の浅いト
レー入り内容物を自動的に詰め込む装置を提供するこ
と。【構成】一端開口の偏平な袋の大部分を載置して支持
する支持面１１の前部に袋の下側壁面の端部を保持する
手段１２を設置し、支持面１１と下側壁面端部保持手段
１２とに亘る領域の上方に上側壁面持上げ盤１６を上下
動可能に配置し、この持上げ盤１６と壁面端部保持手段
１２との間で開口部をあけて待機する袋の開口部から袋
内に出入り可能な内容物挿入装置２９を設置し、この内
容物挿入装置２９が、一端開口部から袋内に進入可能な
トレー３０及びこのトレー上に乗せられた内容物と共に
同時に袋内に進入するプッシャー３１を備え、このプッ
シャー３１と同時に袋内へ進入したトレー３０がプッシ
ャー３１より先に引き戻され、遅れてプッシャー３１が
引き戻されることでトレー３０上の内容物を袋内に詰め
込むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は内容物自動袋詰め装置に
関し、更に詳細には例えばポリエチレンの小袋に内容物
を自動的に詰込む装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、食料品などをはじめとして種々の
物がポリエチレン等のような袋に入れられて販売されて
いる。このような包装物において、内容物が特に固形物
の場合には、内容物の製造メーカーでその最終工程とし
て作業者がポリエチレン袋に内容物である製品を直接又
は樹脂製の皿状容器に入れて１つづつ手作業で詰め込む
場合が多い。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このような固形内容物
の袋への詰め込み作業は、例えばポリエチレンの袋の口
部を開いて内容物を手で差し入れるものであるが、開か
れた袋口部の面積と差し込まれる内容物の前端面積とが
同程度の大きさである場合には、非常に差し込み難く、
熟練した作業者でも１時間に何個と言う程度の数しかで
きず、極めて非能率的であると言う問題があった。

【０００４】この詰め込み作業の困難性は、単体固形内
容物を詰め込む場合だけに限らず、例えば数個の菓子
類、乾物類、或いは燻製品を入れた浅い樹脂製のトレー
をポリエチレン製の小袋に詰め込む場合も同じで、従来
非常に詰め込みに手間がかかり、その自動化が望まれて
いた。

【０００５】本発明の目的は、かかる従来の問題点を解
決するためになされたもので、袋に固形状の内容物、或
いは樹脂製の浅いトレー入り内容物を自動的に詰め込む
装置を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は内容物自動袋詰
め装置であり、前述した技術的課題を解決すべく以下の
ように構成されている。すなわち、本発明の内容物自動
袋詰め装置は、一端開口の偏平な袋の大部分を載置して
支持する支持面と、この支持面の前部に設置され、前記
支持面に載置された前記偏平な袋の開口端部の下側に位
置して下側壁面の端部を保持する手段と、前記支持面と
前記下側壁面端部保持手段とに亘る領域の上方に上下動
可能に設けられた上側壁面持上げ盤と、前記上側壁面持
上げ盤の下面に形成され、前記上側壁面持上げ盤が下降
した時に前記偏平な前記袋の開口部近傍の上側壁面部を
真空吸着して開放すべく負圧源に連通された複数の真空
吸引穴と、前記上側壁面持上げ盤と前記下側壁面端部保
持手段との間で開口部をあけて待機する前記袋の開口部
から前記袋内に出入り可能に設けられた内容物挿入装置
とを含み、前記内容物挿入装置が、前記一端開口部から
前記袋内に進入可能なトレー及びこのトレー上に乗せら
れた内容物と共に同時に前記袋内に進入するプッシャー
を備え、前記プッシャーと同時に前記袋内へ進入した前
記トレーが前記プッシャーより先に引き戻され、遅れて
前記プッシャーが引き戻されることで前記トレー上の前
記内容物を前記袋内に詰め込むことを特徴とする。

【０００７】更に、本発明の内容物自動袋詰め装置は、
前述の特徴に加えて、前記内容物挿入装置に連動して回
動しながら前記袋の一端開口部から内部へ進入し、前記
開口部両側を外側に引張して当該開口部を矩形状に保形
する一対の保形板を更に備えることを特徴とする。

【０００８】更に、本発明の内容物自動袋詰め装置は、
前記上側壁面持上げ盤が側方にも移動可能に支持され、
前記支持面の側部に設置された袋ストッカーから袋を吸
着して前記支持面上に移送する移送手段を兼用するよう
にすることも好ましい。また、本発明の内容物自動袋詰
め装置は、前記支持面を前後方向へ移動可能なコンベヤ
とすることも好ましい。

【０００９】

【作用】本発明の内容物自動袋詰め装置によると、偏平
な一端開放の袋が支持面上にその開口端を正面即ち前部
に向けて配置され、その支持面の前端部に設置された下
側壁面端部保持手段で袋の下側壁面端部が固定される。
次いで、その上方の上側壁面持上げ盤が下降し、その表
面に形成された真空吸引穴で袋の上側壁面が吸着され、
この上側壁面持上げ盤の上昇に伴って袋の上側壁面が持
ち上げられて口部が開口される。

【００１０】他方、内容物挿入装置のトレーには袋に詰
込む内容物が乗せられ、詰込み準備がなされる。そし
て、前述したように袋の口が開口すると、内容物を乗せ
たトレーが前進して、袋の開口部から内部へ進入する。
その時、トレーには内容物の後方側にプッシャーが配置
されていて、このプッシャーも同時に袋内に進入する。
その後、トレーがプッシャーより先に引き戻され、遅れ
てプッシャーが引き戻される。これにより、トレー上の
内容物はトレーと共の後退がプッシャーにより阻止され
袋内に位置したままの状態となり、結果的に内容物の自
動袋詰めがなされる。

【００１１】袋が、例えばポリエチレンのように柔軟で
あったり、開口部の面積が詰込まれる内容物の進入側端
面の面積に対して余裕のない場合には開口部を完全な矩
形状に広げて保持しなければならない。そのため、袋の
開口部前面に一対の保形板が回動可能に配置されてい
て、内容物挿入装置のトレーに連動して当該トレーが袋
内部に進入しはじめる直前に回動して袋の開口部から内
部へ進入し、開口部両側部を外側に引張して保形する。
その後、引続いて内容物を乗せたトレーが進入し、前述
したようにして内容物を袋に詰め込む。

【００１２】支持面上に載置され且つ下側壁面端部保持
手段に下側壁面端部が固着された偏平な袋の上側壁面を
真空吸引して袋の開口部をあける上側壁面持上げ盤は、
その真空吸着面を利用して支持面上への袋の移送手段と
して機能させることもできる。すなわち、この上側壁面
持上げ盤を側方にも移動可能とすることにより、側部に
配置された袋ストッカーから偏平な袋を吸引保持して支
持面上に移送して位置決めし、そこで前述したように袋
の開口部をあけて内容物の詰め込みを行う。

【００１３】そして、偏平な袋を載置して内容物の袋詰
めを行う支持面を前後方向へ移動可能なコンベヤーとす
ることにより、内容物が詰め込まれた袋をこのコンベヤ
ーの作動によって自動的に前記支持面から排出させられ
る。

【００１４】

【実施例】以下、本発明の内容物自動袋詰め装置を図に
示された実施例について更に詳細に説明する。図１には
本発明の一実施例に係る内容物自動袋詰め装置（以下単
に袋詰め装置と称する）１０が示されている。この実施
例の内容物自動袋詰め装置１０は、一端開放の偏平な例
えばポリエチレン製の小袋の大部分を載置して支持する
支持面１１を備えている。この支持面１１の前部には当
該支持面に乗せられた偏平な小袋の開口部側端部を載置
する下側壁面端部保持手段１２が設置されている。

【００１５】この支持面１１は、図２に示されるように
前後方向に伸長する多数のゴム製のエンドレスベルト１
３を横方向に並列配置してなるコンベヤ１４で構成され
ている。このコンベヤ１４を構成する多数のエンドレス
ベルト１３が掛け巡らされている駆動ローラ１５は、モ
ータの回転軸に作動的に連結されており、このモータは
他の作動部分に同期して駆動される。

【００１６】支持面１１であるこのコンベヤ１４とその
前部に設置された下側壁面端部保持手段１２とに亘る領
域の上方には上側壁面持上げ盤１６が上下動可能に設置
されている。すなわち、この上側壁面持上げ盤１６に
は、その上面適所に複数の植込みピン１７が設けられ、
持上げ盤１６の上部に配置された懸架台１８の挿通穴に
通されると同時に懸架されている。持上げ盤１６と懸架
台１８との間の植込みピン１７にはコイルスプリング１
９が外装されて取付けられている。

【００１７】この懸架台１８はその上部に支持された空
気圧ピストン装置２０のピストンロッドに連結支持さ
れ、この空気圧ピストン装置２０の作動により上下動さ
れる。この懸架台１８の上下動により上側壁面持上げ盤
１６が上下動するが、上昇時には懸架台１８に係止する
植込みピン１７により直接吊り上げられ、且つ下降時に
は上側壁面持上げ盤１６が支持面１１に当接した時懸架
台１８はコイルスプリング１９を圧縮して当該持上げ盤
１６のそれ以上の強制的な下降を阻止できるようにされ
ている。

【００１８】このような上側壁面持上げ盤１６とこれを
支持する懸架台１８とは偏平な袋を支持面１１に移送し
て供給する移送手段も兼用するように構成されている。
従って、袋の移送供給効率を上げるため、この持上げ盤
１６と懸架台１８とは、図２に示されるようにこれらを
１組として全部で２組横方向に並べて設けられ、これら
２組の懸架台１８は共に連結されて左右に移動可能なよ
うにガイドレール２１に取付けられている。

【００１９】そして、相互に連結されて一体とされた２
組の懸架台１８の最外側部には、両側部に設置されたス
プロケットを巡るチエーン２２の各端部が接続されてい
る。一方のスプロケットにはモータ２３の駆動回転力が
伝達され、このモータの正転及び逆転の交互回転により
このスプロケットが時計方向及び反時計方向に交互に回
転し、一体とされた２組の懸架台１８は、チエーン２２
に引張られて右に左に移動する。

【００２０】その際、図１に示されるように一方の上側
壁面持上げ盤１６が支持面１１の直上に位置している
時、他方の上側壁面持上げ盤１６は支持面１１の右側方
に設けられた袋ストッカー２４の直上に位置し、他方の
上側壁面持上げ盤１６が支持面１１の直上に位置してい
る時には、一方の上側壁面持上げ盤１６は支持面１１の
左側方に設けられた袋ストッカー２５の直上に位置す
る。

【００２１】ところで、これらの上側壁面持上げ盤１６
の下側表面には図３に示されるように負圧源（図示せ
ず）に連通した多数の真空吸引穴２６が設けられてい
る。この真空吸引穴２６の配置形態は、図３に示される
ように袋の開口部側端部に多く、閉鎖側端部に少なくな
るように全体として矩形状の面積内に配列形成されてい
る。また、下側壁面端部保持手段１２は図２に示される
ように偏平な袋の下側壁面開口端部を支持する台２７を
備え、その表面には偏平な袋の下側壁面開口端部を吸着
固定するため、負圧源に連通された複数の真空吸引穴２
８が一列に設けられている。

【００２２】この下側壁面端部保持手段１２を構成する
台２７の前方には、上側壁面持上げ盤１６と支持面１１
及び下側壁面端部保持手段１２との間で開口部をあけて
待機する袋内にその開口部から出入りする内容物挿入装
置２９が配置されている。この内容物挿入装置２９は、
袋の開口部へ向って伸長するトレー３０と、このトレー
３０上において後方に配置されたプッシャー３１とを備
えている。

【００２３】このトレー３０は、図４に示されるように
その両側部にフランジ部３０ａを立設した細長い形状の
もので、その幅寸法は袋の開口部の幅より僅かに小さ
い。こようなトレー３０はその後端部の取付け台３２に
取付けられて担持されている。この取付け台３２の下部
には前述した支持面１１の下方へ向って伸長するラック
３３が固着されている。また、このトレー３０内におい
てその前方端に確保された内容物を乗せるスペース３４
の後方に配置されたプッシャー３１は門形のフレーム部
材３５に後端部が固定されている。

【００２４】門形のフレーム部材３５の両側部は、トレ
ー３０を跨ぐようにその両側外側に位置し、取付け台３
６に固定されている。この取付け台３６にもその下部に
前述したと同様なラック３７が固着されている。これら
２つの取付け台３２、３６にそれぞれ固定された各ラッ
ク３３、３７の下面に形成された歯部３３ａ、３７ａに
はそれぞれ駆動モータ３８、３９の回転軸に装着された
歯車４０、４１が噛み合っている。

【００２５】これにより、これら駆動モータ３８、３９
の作動により、各ラック３３、３７を前後に移動してそ
れぞれの取付け台３２、３６をガイドロッド４２、４３
に沿って移動させる。その結果、トレー３０とその上の
プッシャー３１が前後に移動させられる。これらトレー
３０とプッシャー３１との移動関係は、袋内への進入時
には同時に前進するが、袋内へ同時に進入したトレー３
０はプッシャー３１より先に引き戻され、遅れてプッシ
ャー３１が引き戻される。これは、各駆動モータ３８、
３９の動作を制御装置（図示せず）により制御すること
で実施される。

【００２６】ところで、前述した下側壁面端部保持手段
１２を構成する台２７の直前には上側壁面持上げ盤１６
と支持面１１及び下側壁面端部保持手段１２との間で開
口部をあけて待機する袋内にその開口部から進入し、開
口部両側を外側に引張して当該開口部を矩形状に保形す
る一対の保形板４４、４５が設けられている。すなわ
ち、この一対の保形板４４、４５は、前述した内容物挿
入装置２９におけるトレー３０の前端部で、下側壁面端
部保持手段１２の台２７に沿う方向に並んで配置され、
その外側の端部は縦方向のロッド４６、４７に取付けら
れている。

【００２７】このロッド４６、４７は回転自在に支持さ
れていると共に、常時は図４に示されるように、トレー
３０の移動経路を塞ぐような状態に位置するようにバネ
等で付勢されている。要するに、観音扉が閉じたような
状態にある。各ロッド４６、４７の下部には、同様に作
動扉４８、４９が取付けられている。これらの各作動扉
４８、４９は、それぞれ前述したトレー３０の取付け台
３２とプッシャー３１の取付け台３６に固定された各ラ
ック３３、３７の通過経路上に位置している。従って、
各ラック３３、３７は、その前進時にその先端部が当接
してこれらを開くように回動させることになる。

【００２８】これら作動扉４８、４９の回動は、各ロッ
ド４６、４７を回動して上部の保形板４４、４５を回動
させる。回動した一対の保形板４４、４５は、図５に示
されるように開口部５０を開いた、例えばポリエチレン
の小袋５１のその口内へ入り、その側壁部を外側に拡張
するようにして小袋５１の開口部５０を矩形状に保形す
る。

【００２９】次に、本実施例に係る内容物自動袋詰め装
置１０の動作について説明する。支持面１１の両側部に
配置された袋ストッカー２４、２５には偏平な袋が積み
重ねられてストックされ、このストック量は常時光セン
サーにより検出されている。２組の上側壁面持上げ盤１
６は、前述したように交互に支持面１１上と袋ストッカ
ー２４、２５上を往復移動し、袋ストッカー２４又は２
５上では空気圧ピストン装置２０の作動により下降され
て最上部の袋を真空吸引し、その後上昇して支持面１１
上に移動する、と言う動作を繰り返す。

【００３０】袋を吸着保持して支持面１１上に来た上側
壁面持上げ盤１６は、そこで下降され、袋の下側壁面を
支持面１１であるコンベヤ１４上に、またこの下側壁面
の口端部を下側壁面端部保持手段１２上に接触させるよ
うに降ろす。これと同時に、下側壁面端部保持手段１２
ではその表面に設けられた真空吸引穴２８で袋の下側壁
面開口端部を吸着して固定する。従って、次の段階で上
側壁面持上げ盤１６が上昇すると、袋の上側壁面がこの
持上げ盤１６により持上げられるので袋の開口部が開く
ことになる。

【００３１】他方、内容物は作業者によって内容物挿入
装置２９のトレー３０内においてその前方端に確保され
たスペース３４に乗せられる。そして、既に説明したよ
うに駆動モータ３８、３９の作動によりラック３３、３
７が移動され、これに伴ってトレー３０とプッシャー３
１とが図４に示されるままの状態で前方へ移動し、袋の
開口部から内部へ進入する。しかし、トレー３０の袋内
への進入に先立って、ラック３３、３７の先端部が作動
扉４８、４９を押し開き、これにより一対の保形板４
４、４５が図５に示されるように回転しながら袋内へ入
り、前述したように袋の開口部を完全な矩形状に保形す
る。

【００３２】このように保形板４４、４５で矩形状に保
形された袋の開口部からトレー３０が進入し、そして後
退する。このトレー３０が後退する時はプッシャー３１
は移動せず、従ってトレー３０の前方端スペース３４上
に乗せられた内容物は、プッシャー３１にその後退が阻
止され、結果としてトレー３０から降ろされて袋内に置
かれることになる。そして、プッシャー３１は内容物が
トレー３０から降りた後、遅れて引戻され、最終的には
図４に示される元のスタート状態となる。

【００３３】トレー３０の袋内への挿入は、その先端部
が袋の底部に突き当って袋全体を後方へずり下げる程度
のストロークで行われる。そのため、袋の下側壁面及び
上側壁面の各開口端部は下側壁面保持手段１２の台２７
に形成された１列の真空吸引穴２８及び上側壁面持上げ
盤１６の下面に形成された最前列の真空吸引穴２６から
外れ、その吸着固定は上側壁面持上げ盤１６の下面の他
の壁面吸引用の僅かな真空吸引穴２６のみによってなさ
れる。

【００３４】このように袋に内容物が充填された時点に
おける袋のその位置への固定は、上側壁面持上げ盤１６
のごく一部の真空吸引穴２６のみによる吸着であるた
め、その後支持面１１であるコンベヤ１４を作動させる
と、容易に移動でき、コンベヤ１４の後方へ排出され
る。

【００３５】前述した実施例において袋の開口部を保形
する一対の保形板は、例えば袋がポリエチレンのように
柔軟であったり、開口部の面積が詰込まれる内容物の進
入側端面の面積に対して余裕のない場合に特に有効であ
る。しかし、内容物の大きさに比べて開口部が大きい袋
の場合には勿論この保形板がなくとも、内容物の速やか
な詰込みは可能である。

【００３６】

【発明の効果】以上説明したように、本発明の内容物自
動袋詰め装置によれば、従来手作業で行っていた内容物
の袋詰めが完全に自動化でき、袋詰めの能率を格段に向
上させることができる。特に、本発明の内容物自動袋詰
め装置ではポリエチレン等のような小袋に特に固形の内
容物を入れる場合や、開かれた袋口部の面積と詰められ
る内容物の前端面積とが同程度の大きさである場合には
非常に有効である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係る内容物自動袋詰め装置
の全体を示す斜視図である。

【図２】図１に示される実施例の内容物自動袋詰め装置
において袋を供給して配置する部分を示す斜視図であ
る。

【図３】前記実施例の内容物自動袋詰め装置における袋
の下側壁面を吸引により持上げる持上げ盤の下面真空吸
引穴の配列状態をを示す平面図である。

【図４】前記実施例の内容物袋自動詰め装置における内
容物挿入装置を示す斜視図である。

【図５】ポリエチレンの小袋の一端開口部を持上げ盤に
より真空吸引して開き、その開放口部に一対の保形板を
入れて矩形状に保形維持した状態を示す斜視図である。

【符号の説明】

１０内容物自動袋詰め装置１１支持面１２下側壁面端部保持手段１３エンドレスベルト１４コンベヤ１５駆動ローラ１６上側壁面持上げ盤１７植込みピン１８懸架台１９コイルスプリング２０空気圧ピストン装置２１ガイドレール２２チェーン２３モータ２４袋ストッカー２５袋ストッカー２６真空吸引穴２７台２８真空吸引穴２９内容物挿入装置３０トレー３１プッシャー３２取付け台３３ラック３４内容物スペース３５フレーム部材３６取付け台３７ラック３８駆動モータ３９駆動モータ４０歯車４１歯車４２ガイドレール４３ガイドレール４４保形板４５保形板４６ロッド４７ロッド４８作動扉４９作動扉５０開口部５１小袋

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】一端開口の偏平な袋の大部分を載置して
支持する支持面と、この支持面の前部に設置され、前記
支持面に載置された前記偏平な袋の開口端部の下側に位
置して下側壁面の端部を保持する手段と、前記支持面と
前記下側壁面端部保持手段とに亘る領域の上方に上下動
可能に設けられた上側壁面持上げ盤と、前記上側壁面持
上げ盤の下面に形成され、前記上側壁面持上げ盤が下降
した時に前記偏平な前記袋の開口部近傍の上側壁面部を
真空吸着して開放すべく負圧源に連通された複数の真空
吸引穴と、前記上側壁面持上げ盤と前記下側壁面端部保
持手段との間で開口部をあけて待機する前記袋の開口部
から前記袋内に出入り可能に設けられた内容物挿入装置
とを含み、前記内容物挿入装置が、前記一端開口部から
前記袋内に進入可能なトレー及びこのトレー上に乗せら
れた内容物と共に同時に前記袋内に進入するプッシャー
を備え、前記プッシャーと同時に前記袋内へ進入した前
記トレーが前記プッシャーより先に引き戻され、遅れて
前記プッシャーが引き戻されることで前記トレー上の前
記内容物を前記袋内に詰め込むことを特徴とする内容物
自動袋詰め装置。
【請求項２】一端開口の偏平な袋の大部分を載置して
支持する支持面と、この支持面の前部に設置され、前記
支持面に載置された前記偏平な袋の開口端部の下側に位
置して下側壁面の端部を保持する手段と、前記支持面と
前記下側壁面端部保持手段とに亘る領域の上方に上下動
可能に設けられた上側壁面持上げ盤と、前記上側壁面持
上げ盤の下面に形成され、前記上側壁面持上げ盤が下降
した時に前記偏平な前記袋の開口部近傍の上側壁面部を
真空吸着して開放すべく負圧源に連通された複数の真空
吸引穴と、前記上側壁面持上げ盤と前記下側壁面端部保
持手段との間で開口部をあけて待機する前記袋の開口部
から前記袋内に出入り可能に設けられた内容物挿入装置
と、前記内容物挿入装置に連動して回動しながら前記袋
の一端開口部から内部へ進入し、前記開口部両側を外側
に引張して当該開口部を矩形状に保形する一対の保形板
とを含み、前記内容物挿入装置が、前記一端開口部から
前記袋内に進入可能なトレー及びこのトレー上に乗せら
れた内容物と共に同時に前記袋内に進入するプッシャー
を備え、前記一対の保形板が前記トレーの進入に連動し
て回動し、且つ前記プッシャーと同時に前記袋内へ同時
に進入した前記トレーが前記プッシャーより先に引き戻
され、遅れて前記プッシャーが引き戻されることで前記
トレー上の前記内容物を前記袋内に詰め込むことを特徴
とする内容物自動袋詰め装置。
【請求項３】前記上側壁面持上げ盤が側方にも移動可
能に支持され、前記支持面の側部に設置された袋ストッ
カーから袋を吸着して前記支持面上に移送する移送手段
を兼用していることを特徴とする請求項１又は請求項２
に記載の内容物自動袋詰め装置。
【請求項４】前記偏平な袋の大部分を載置する前記支
持面が前後方向に移動可能なコンベヤからなることを特
徴とする請求項１又は請求項２に記載の内容物自動袋詰
め装置。