JP3567504B2 - 葉野菜類の袋詰装置の袋取出し開袋装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、ほうれん草やしゅんきく等の葉野菜類を樹脂フイルム等でできた袋内へ的確に挿入する袋詰め装置における袋取出し開袋装置に関する。
【0002】
【従来技術】
従来、特開平6−1316号公報において開示された葉野菜類の袋詰め装置があった。この装置の袋口を開ける手段は、袋口に向けて送風してその風力で開袋するもようになっている。また、別の技術手段として実開昭56−175309号や特開平3−275424号に見られるとおり袋口を開く手段として前後側から粘着剤で付着させて開袋させる手段があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述の従来技術のものでは、空気式開袋装置は普通に用いられる手段ではあるが開袋ミスが多くて袋詰め装置に応用することには不向きな技術手段である。また、実開昭56−175309号のように縦方向に相対向する略楕円形状の軌跡を描く巻掛無端帯に粘着体を取り付けて袋取りと同時に開袋を行なう技術手段は、袋を片方の粘着体で付着させて持ち上げている途中に他の側の袋フイルム片が垂れ下がった状態で開く危険があり向い合う側の粘着体が作用するとき、付着して持ち上げている同じ側の袋フイルム片を付着して互いに取り合う状態になり確実な開袋機能が期待できない欠点があった。また、特開平3−275424号に開示された手段は袋を所定位置に取り出す手段が開示されてなく、先の欠点を有するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は、合成樹脂製のフィルムで作られた底面が開放された葉野菜類を詰める袋10を多数枚重ね合わして載置した袋載置台9からこの載置中の上端部に位置した袋付着用の粘着体付き袋付着具13を取り付けた回動アーム12により一枚づつ上方へめくり上げて取り出す袋取出機構11と、このめくり上げられた袋の前後から袋外面を粘着体付き袋付着具により互いに反対前後方向に袋外面フィルムを引き離して袋口を開口させる開袋装置18において、前記袋取出機構11における袋付着部を左右両側上側隅部(イ)に設定し、開袋装置18における袋付着部を左右中間部上位の前後対向部(ロ)に設定すると共に、袋口近傍にあって袋口が開かれたときに袋内に突入してその袋口の四隅部を前後側へ掻き開き前後固定壁に押し当てて開口状態を保持する袋保持体20を設けてなる葉野菜類の袋詰め装置の袋取出し開袋装置とした。
【0005】
【実施例】
この発明の一例を図面に基づき詳細に説明する。第1図は箱型の機枠1内に袋詰め装置を収容させた例示図を示す。2はホッパ−で、全体的には平面形状が楕円型になっており下部側がやや小さく絞られた構成になっている。そして、このホッパ−2は左右中間部で分離されて左ホッパ−片2aと右ホッパ−片2bとに分離されて独立状態に2つのホッパ−片で構成されている。また、この各ホッパ−片の上端には鍔部が一体的に設けられている。3はガイドメタルで、左右の各ホッパ−片2aおよびホッパ−片2bの横外上部に一体的にそれぞれメタル3a,3bとして取り付けられている。4はガイド軸で、基部側を床側の機枠1に固着して垂直状に立設ならしめ、このガイド軸4を前記ガイドメタル3に穿ったガイド孔に嵌挿させ、ホッパ−2a,2bが垂直状態で上下動可能に構成している。
【0006】
5はラックで前記各メタル3a,3bにその歯面側が外側になるよう垂下ならしめている。5a,5bが各メタルに一体型に設けたラックである。6は正逆転および変速回転制御が可能なモ−タで、前記各ラック5a,5bに噛み合うピニオンギヤ−7a,7bを駆動軸先端部に固着している。6a,6bがその各モ−タであり、機枠1側にベ−ス8で固着している。
【0007】
9は空の葉野菜類を袋詰めする袋10を重ね置きした袋載置台である。袋10は合成樹脂製のビニ−ルやポリエチレン等のフイルムで形成された底無しの葉野菜類を収納するものである。11は袋取出機構で、左右一対の回動ア−ム12の先端部に袋付着用の粘着体付き袋付着具13を設け、前記袋載置台9に載置されている袋10のうち最上部の袋の左右両端側外壁面を付着させて上方へ引上げ回動させながら取り出すよう構成されている。袋付着具13の実施例は、付着糊を含浸させたスポンジ状の付着具がよく使われる。そして、このスポンジ内への糊の含浸は圧力糊容器17の排出口を該スポンジ内に連通した構成になっている。回動ア−ム12の基部側には該ア−ム12を作動するカムフロワ14およびカム15が設けられ、該カム15はソレノイドシリンダ−機構16で間歇作動される構成になっている。
【0008】
18は開袋装置で、袋10の前後にあって袋10の左右中間上部側を付着させて袋の前後外面を前後方向へ引き離す18a,18bは開袋具からなり、この開袋具に取り付けられた袋付部は、前記回動ア−ム12の先端部側に設けたものと同種類の袋付着具をソレノイドシリンダ−機構19a,19bに取付けて前記ア−ム12の作動にタイミングをとって間歇的に作動するよう構成している。
【0009】
20は袋保持体で、袋口が開かれた時に、タイミングをあわせて袋口内に突入してその袋口の四隅部を前後側へ掻き開き前後固定壁に押し当てて開口状態を保持するよう構成している。21は押圧固定壁を示す。22は袋保持体20を作動するソレノイドシリンダ−機構で、開口される袋の前後側にそれぞれ位置する袋保持体20を格別に作動するようソレノイドシリンダ−22a,22bが構成されている。
【0010】
23はシュ−タで、前記機構で袋詰めが完了した袋の落下を受けて機外へ放出する滑り台型のものである。上記の各作動機構は、マイコン制御によってタイミングを合わせて作動されるようになっている。即ち、制御部のCPUにより次の順序でタイミングよく各部が駆動される構成になっている。先ず、制御部のCPUへの入力信号は、作業開始および作業停止用の指令スイッチSW1,作業速度調整器SP1からなる。この作業速度調整器SP1は、ホッパ−2の上下および停止源のモ−タ6の回転速度および停止時間を決定するものである。これは、作業者の運転技術はもとより野菜の種類等で調整できるようにしている。Hは固有発振器で、これによりタイマ−機能をCPUがもつようになっている。前記モ−タ6a,6bおよび各種のソレノイドシリンダ−機構16、19、22のソレノイドの励磁はマイコンの制御部CPUからの指令で作動されるよう第6図の制御回路が組まれている。また、分割型のホッパ−片2a,2bが上下停止位置に到達したとき、これを検出するセンサ−SE1,SE2が設けられており、この検出信号が制御部CPUへ送られるようになっている。更に、空袋の載置台9に袋が無くなったことを検出するセンサ−SE3からの信号も同じく制御部CPUへ送られるようになっている。
【0011】
Aは警報器である。
上例の作用を説明する。作業開始の指令をスイッチSW1により実行すると、モ−タ6a,6bが共に正転あるいは逆転して、左ホッパ−片2a,右ホッパ−片2bが第1図で示した上方位置に達して停止する。このとき両ホッパ−片が同一高さ位置において停止するため、完全なホッパ−形状に保たれる。そして、このホッパ−片2a,2bの位置がセンサ−SE1,SE2で検出される。この停止開始時からタイマ−により時間のカウントが行なわれ、予め調整器SP1で設定したタイムアウトになるとホッパ−2a,2bが同時に同一速度で下降する。
【0012】
そして、このホッパ−2の停止時において、次の作業を実施すると共に、制御部CPU側からの制御指令による作動が行なわれる。即ち、ホッパ−2の停止中にホウレン草やしゅんきく等の葉野菜を一定量掴んで茎元側からホッパ−2内へ投入する。すると、葉野菜では極端に葉部側の容積が大きいためにホッパ−2内に詰まって保持状態になる。
【0013】
また、ホッパ−2の停止時間中に袋載置台9に重ね積みされた袋10が、袋取出機構11の回動ア−ム12に取り付けた袋付着具13により左右両端側の上端部側が付着されて一番上側の袋が上方へ分離されて引き上げられる。この作動は、ソレノイドシリンダ−16の励磁によりカム15を回動してカムフロワ−14を介して行なわれる。そして、この作動開始は、前記ホッパ−2の停止と同時に行なわれることになる。
【0014】
また、この袋取出機構11による作動終了を待って、ソレノイドシリンダ−機構19a,19bが前後に往復作動し、開袋具18a,18bが袋10の左右中間部を前後から付着してひっぱり袋口を開ける。この袋取り出し及び開袋時において、袋取出機構11によって袋載置台9に多数枚重ね置きされている袋10の袋口側上位を付着して急速に持ち上げるとき、この袋10の左右中間部の片面のみを付着すれば振り上げ時における起風の煽りにより不測に袋口が開いてその抵抗で袋の取り出しミスを起したり、次行程の開袋時に半開きの袋内面側に開袋用の付着具が突入して一方側だけの袋壁を外と内とで付着して開こうとする不測な事態が起り、開袋ミスになるが、この実施例のように袋取出機構11で袋10を付着して振り上げるときには、袋10の左右両側の隅部(イ),(イ)を付着して持ち上げるために袋10の口が開かないで確実に取り出せる。また、開袋装置18による口を開く場合には袋10の左右中間部の上方部(ロ)を前後側から付着して引き離すから確実に開袋できる。
【0015】
更に、この袋口が開かれるのを待って、今度はソレノイドシリンダ−機構22の作動が開始され、袋保持体20が袋口内に回動しながら突入して袋外側に位置する押圧固定壁21との間に袋口四隅縁部を挟んで保持する。これらの作業と作動とがホッパ−2の停止時間内に行なわれる。そして、これらの作業及び作動の完了後、モ−タ6a,6bが共に同一速度で回転してピニオンギヤ−7とラック5との噛み合いによりホッパ−2の左右ホッパ−片2a,2bを同時に同一速度で下降させる。即ち、葉野菜を投入したままのホッパ−2が下降して下側で待機する空袋10内に挿入される。
【0016】
この挿入が規定寸法になると、次にモ−タ6a,6bが同時に互いに回転差をつけて、あるいは一方がやや遅れて逆回転を開始し、ホッパ−2を上昇する。したがって、この上昇時のホッパ−2は左右側のホッパ−片2a,2bが上下差をつけながら上昇し、内部に入れられている葉野菜を袋内に放出する。即ち、左右ホッパ−片2a,2bが互いに上下方向にずれながら上昇するから、内部の葉野菜は持ち上げられることなくそのまま袋内の定位置に残り、またホッパ−2で袋10の裾部を連れ上げることもない。
【0017】
このようにして左右側のホッパ−2a,2bが一方側が速い上昇速度を保持して上昇するが、その上昇する所定の位置から、上昇速度が逆転して遅れていた側のホッパ−片が高速上昇あるいは先行するホッパ−片が低速上昇さらにはその両方の変速が行なわれて、左右ホッパ−片が上端部で停止するときには、初期の同一高さに復元制御される。
【0018】
このホッパ−2の上昇過程の終り側の行程の適時、前記ソレノイドシリンダ−機構22のソレノイドの励磁が解かれて、袋保持体20による袋保持機能を解除して元の状態に復帰し葉野菜が詰められた袋が下方に放出落下してシュ−タ23で受けられ、機外に滑り落ちて排出される。このような制御は、予め制御部CPUのソフトの構成や記憶させた制御メモリによって実行される。
【0019】
上記の反復により、作業者が一定周期で作動して定時間停止するホッパ−2内へ葉野菜を供給するだけで袋詰めが自動的に行なわれる。尚、ホッパ−2内に収容させた葉野菜を袋10内に確実に放出するには、ホッパ−片2aとホッパ−片2bとの上昇時の初期速度差をできるだけ大きくして、その後に逆転した速度差を設定することが望ましい。一方側を完全に停止して、他方だけを上昇停止させた後から他方を上昇させることも考えられるが、この場合には何れも作動中の速度を高速にしないと能率が上がらず、停止時間を殆ど無くした形態でないと高速袋詰めができない。
【0020】
前記実施例の形態は、ホッパ−2が上端部で停止して、そのホッパ−2下方位置に空の袋を開口状態に待機させる実施例を説明したが、第7図及び第8図で実施例の構成にすると、空の袋内に先にホッパ−2を挿入した状態で停止させ、この停止に先の場合と同様ホッパ−2内に葉野菜を投入し、その後に袋保持を開放して落下させることができる。
【0021】
この場合の実施例は、ガイド軸4を先の実施例よりも機体の上方にまで伸ばし、ホッパ−2を上昇させるときにホッパ−2を停止させて葉野菜を供給する高さよりも更に上方へ移動ならしめ、その上昇上端位置から下降させて停止する構成となし、この停止位置より上方側に左右ホッパ−片2a,2bが上動している間に袋10を載置台9から取り出して、開袋作用、袋保持作用を完了するよう構成している。これらの一連の作用は、前述の実施例の場合と同様であり省略する。この実施例の場合も、袋10内にホッパ−2が挿入されて停止した状態になるからつぎの行程は左右ホッパ−片2a、2bが袋外に抜け出る上昇行程になり、このとき、モ−タ6a,6bの回転速度が異なって一方側が急速に上昇、他方側が極めてゆっくり上昇し、ホッパ−2内の葉野菜を確実に袋10内に放出することができる。尚、図中符号24は第2実施例のガイド軸4の上端部を固定すると共に、メタル3部の上動時のカバ−体を構成する箱状をした枠である。
【0022】
実施例中の制御機構の調整器SP1を作業者が適宜調整設定することにより、ホッパ−2の作動速度及び停止時間更にはホッパ−片2aとホッパ−片2bとの相対昇降速度差を変えることができる。したがって、葉野菜の種類に応じた調整或は作業者の袋詰め習熟度に応じた調整が可能になる。この調整器SP1は、その調整種類、例えば昇降速度調整、停止時間調整及び昇降時等のホッパ−片2aとホッパ−片2bの速度逆転変速位置の調整ができるように調整器を格別に分離した構成としている。
【0023】
袋詰め後の葉野菜類については、市場へ出荷されるが、この袋詰め製品をダンボ−ル箱25に人手により25個乃至30個を詰めて出荷する。このとき、箱詰め作業の場合ダンボ−ル箱25を垂直にして入れると腰を折り曲げたり起立姿勢になったり姿勢変更をしないとできない。この作業を楽にするためには、第9図及び第10図で示したダンボ−ル箱25を載せる載置台26が便利である。この載置台26は、ダンボ−ル箱25に袋詰め製品を詰めるときには該ダンボ−ル箱25が傾斜して投入口(ハ)が作業者側に向くよう載置台26が傾斜されており、箱詰め後には下手側へ押し寄せると自動的に直立する姿勢になるよう載置台26を捩じった構成にする。また、この載置台26の表面には球体27が遊嵌状態に埋め込まれて移動抵抗を少なくしている。28は支持脚を示す。
【0024】
第11図で示した実施例は、袋詰め装置を多連型に構成して能率向上を図ることを目的としたものであり、左右方向に所定の間隔で配列されたホッパ−2が交互に上昇停止を反復するものであり、ホッパ−2の上昇停止を待たないで葉野菜類をホッパ−2に供給できる。尚、作動機構は、先の実施例と変わる点がないので省略するが、モ−タによる駆動ピニオン7の中央部のものは左右側のホッパ−片2a,2bを同時に昇降作動させることができる。この実施例の場合には葉野菜類の供給を自動化すれば高能率型の袋詰め装置になる。
【0025】
第12図〜第13図で示した実施例は、袋詰め装置のホッパ−2の形態を改良したもので、先に述べた各ホッパ−2の形態は左右側に2分割したものであった。しかし、この2分割の半割型ホッパ−では、葉野菜が濡れているとホッパ−2内に葉野菜を入れて袋内に入れたのち上昇させるときにホッパ−内の葉野菜が付き上がりすることがある。これを解消するためには、ホッパ−2をフオ−ク状に隣接部分を切り欠いだものに2分割して一方の切欠き部に他方のフオ−クが嵌合する形態にする。即ち、ホッパ−片2aとホッパ−片2bとが周面で交互に位置するようにして組み合わせたものにする。
【0026】
即ち、ホッパ−片2aの鍔部が上側で、その下側にホッパ−片2bの鍔部が重なるようにしてこの鍔部からそれぞれのホッパ−を構成するフオ−クを取り付けている。この実施例の場合の各ホッパ−片2a,2bの昇降は、上昇の過程で下側のホッパ−片2bが上側のホッパ−片2aを追越すことはできず、あくまで下側のものは追随して所定の位置で停止することになり、モ−タ6a,6bによる変速は可能であるが下側のホッパ−片2bはあくまで低速上昇になり、上端側で先行上昇するホッパ−片2aに追いつくようやや高速にすることができるのみである。したがって、前述のものに比べて一定の限定枠がある。しかし、ホッパ−2自体がフオ−ク状になっているから濡れた葉野菜でも確実に袋詰めできる。
【0027】
第14図〜第16図で示した袋詰め装置の実施例は、ホッパ−2を横置きにして作動する形態であり、この場合には空袋は従前の送風による開袋手段の方が適する。しかし、袋詰め装置としては下側のホッパ−片2aと上側のホッパ−片2bとがガイド機枠29で支持されて水平面内で前後に移動し、下側ホッパ−片2aが先に葉野菜類を供給する移動横端に移動して停止し、この停止状態で作業者が該ホッパ−片2a内へ葉野菜を横置き供給すると、続いて上側ホッパ−片2b停止中のホッパ−片2b上面にまで移動して重合した後、続いて両者ホッパ−辺2a,2bが共に反対側へ同側移動して袋内に挿入される。その後は、下側ホッパ−片2aが先行して葉野菜供給横端まで移動して停止する構成になっている。
【0028】
したがって、この横移動型の袋詰め装置にすればホッパ−2内への葉野菜供給が楽になる。第17図及び第18図で示した袋詰め装置の実施例では、ホッパ−2を2重構造にして、下側ホッパ−を適宜振動できる技術手段を講じたものである。このものは前述の左右分割型のホッパ−と異なり、内側ホッパ−2cに外側ホッパ−2dを嵌合してその両者間に隙間tを形成して前後側からピン30で回動自由に取り付けたホッパ−2の構造にしている。そして、この外側のホッパ−2dを加振器31で微振動を付与する構成とし、この加振器31を袋10内から引き出すときに作動するよう制御部CPUから指令信号がでるよう構成する。したがって、葉野菜が袋内にホッパ−2と共に挿入されていて、その後にホッパ−2を抜き出すときには、外側ホッパ−2dが振動するから袋裾部を該ホッパ−2が付着してめくり上げることがなく、内部の葉野菜も確実に袋内に放出できる。
【0029】
【発明の作用効果】
この発明によれば、袋載置台に重ね置きされている袋を取り出す場合には、その最も上側に位置する袋表面の左右両側隅部(イ)を付着して引き上げるために袋が引上げ回動の煽り作用で不測に開袋することがなく確実な取り出しができ、次の開袋時には袋口が閉じられた状態で該袋の左右中間部(ロ)を付着して前後から引き離すよう開袋するために確実な開袋ができる作用効果がある。つまり、袋取出機構11で袋10を付着して振り上げるときには、袋10の左右両側の隅部(イ),(イ)を付着して持ち上げるために袋10の口が開かないで確実に取り出せ、また、開袋装置18による口を開く場合には袋10の左右中間部の上方部(ロ)を前後側から付着して引き離すから確実に開袋できる。
また、袋口が開かれると袋保持体20が袋口内に回動しながら突入して外側の押圧固定壁との間に袋口四隅部を挟んで保持できるものであるから、確実な開袋作用と相俟って袋口の確実な開口状態の維持が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】側断面図
【図2】平面図
【図3】要部の側面図
【図4】要部の側面図
【図5】要部の背面図
【図6】要部の平面を現した制御回路図
【図7】別例の側断面図
【図8】第7図の平面図
【図9】別例の要部側面図
【図10】第9図の一部破断した正面図
【図11】別例の要部の側断面図
【図12】別例の要部側断面図
【図13】第12図の要部の平断面図
【図14】第12図の要部の平断面図
【図15】別例の要部の斜面図
【図16】要部の背面図
【図17】要部の側断面図
【図18】別例の要部側面図
【図19】第18図の要部の平断面図
【符号の説明】
9 袋載置台
10 袋
11 袋取出機構
12 回動ア−ム
13 袋付着具
18 開袋装置
20 袋保持体
イ 袋の付着部である左右両側上側隅部
ロ 袋の付着部である左右中間部上位の前後対向部
Claims (1)
- 合成樹脂製のフィルムで作られた底面が開放された葉野菜類を詰める袋10を多数枚重ね合わして載置した袋載置台9からこの載置中の上端部に位置した袋付着用の粘着体付き袋付着具13を取り付けた回動アーム12により一枚づつ上方へめくり上げて取り出す袋取出機構11と、このめくり上げられた袋の前後から袋外面を粘着体付き袋付着具により互いに反対前後方向に袋外面フィルムを引き離して袋口を開口させる開袋装置18において、前記袋取出機構11における袋付着部を左右両側上側隅部(イ)に設定し、開袋装置18における袋付着部を左右中間部上位の前後対向部(ロ)に設定すると共に、袋口近傍にあって袋口が開かれたときに袋内に突入してその袋口の四隅部を前後側へ掻き開き前後固定壁に押し当てて開口状態を保持する袋保持体20を設けてなる葉野菜類の袋詰め装置の袋取出し開袋装置。
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