JP4988396B2 - 包装装置 - Google Patents

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Description

本発明は、解体した畜産肉の部位(以下単に部位と記載する)を、これら部位の大きさに適応する包袋を自動的に選択して包装する方法及び装置に関する。
解体した屠殺肉は、かっては骨付きのまま市場に出荷されていたが、近年では骨抜き及び脂削りをしたあと、さらにカット分割し、保存性を高めるために、部位1 単位ごとプラスチック製の包袋内に収容したあと、真空包装して出荷する。かかる形態の1 つとして下記の特許文献1に、包袋の袋口を真空カップで吸着して上方に引き上げ開口すると共に、前記開口部から同包袋内に前記部位を搬入コンベヤでもって押し入れる構成が示されるが、部位は大きいもので50cm以上、小さいものはその半分程度と容積差があるにもかかわらず、同一面積の包袋を用いることになるので不経済という問題がある。
一方、下記の特許文献2には、部位を押し込み棒で包袋内に充填したあと、同押し込み棒により前記部位と包袋とを一体に真空包装機に押し入れる袋詰め装置及び、前記真空包装機内で一対のへら板で前記包袋の袋口を両側に緊張させて袋口の弛みを取り除く技術を開示する。しかしカットした分割部位といっても牛肉の場合は大きいものでは30キロを越える塊であるため、このような部位を収容する包袋の袋口は、前記へら板による緊張を取り除くと直ちに袋口には再び大きな弛みが生ずるので、前記へら板を袋口から引き抜く前に、別箇のクランプで前記袋口をシール台に固定しなければならず、この点で作業能率低下は免れないという問題がある。
下記の特許文献3には、コンベヤラインを縦列運搬する各部位を、計測センサーで複数種類に分別すると共に、制御器でこの分別電子データを記録し、この記録電子データを基に前記部位を複数のコンベヤラインに分岐して、これら各分岐ラインに配置した真空包装用耐圧チャンバー内で、前記の分岐した各部位を包装しかつ真空包装する構成を開示するが、このプラスチックシートによる巻きつけ包装では、その開口部に皺が発生しやすいという問題があり、またコンベヤラインにおいて各部位の進行方向を選択するのでスピード低下があるという問題がある。
特開昭49−96898号公報 特開2004−106937号公報 特開2003−252306号公報
一般的なロータリ真空包装機は、包袋に収容した部位を、1分間当たり40個以上処理する能力を備えるので、この処理能力を無駄なものにしない能率的な部位包装を行うために、本発明は、コンベヤラインに沿って縦列運搬する各部位の大きさを計測センサーで測定して前記各部位を複数グループに分別すると共に、制御器に記録したこの分別電子データを基にして、前記コンベヤラインに交差する状態に配置したサイズの異なる複数の袋載積ユニットを移動させて、前記分別電子記録データによって選択したサイズの袋載積ユニットを、前記コンベヤラインにおける前位の搬入機構と、同後位の搬出コンベヤとの間にセットし、このセットした袋載積ユニットにおける包袋の開口部を、その上域に設置する可動吸盤で引き上げて開口する一方、前記包袋の下部に前記搬出コンベヤを突き出すと共に、前記搬入機構に搭載して規定の位置に停止している部位を、前記搬入機構自体の突き出し運動と、同搬入機構による送り出し運動とでもって前記包袋内に押し入れながら、さらに該部位を前記搬出コンベヤに移乗させ、続いて該搬出コンベヤの回転で前記部位を搬送しながら、それを覆う包袋のサイズデータから割り出される同包袋の開口縁の動きを監視して、該開口縁が前記搬出コンベヤに設けたシール台上を通過するタイミングに合わせて、該シール台と、それに接近するシールバーでもって前記開口縁を挟圧し、前記搬出コンベヤの回転と同調移動する前記両シーラでもって前記開口縁に点シールを施した包袋を真空包装機に向けて搬出するように構成する。
前記構成によると、縦列運搬する各部位の大きさを計測センサーで測定して複数グループに分別すると共に、この分別電子記録データ信号に対応するサイズの袋載積ユニットの自動選択により、部位の大きさに見合った包袋を選択でき経済性が向上する。
また包袋のサイズデータから割り出される同包袋の開口縁の動きを監視して、該開口縁が搬出コンベヤに設けたシール台上を通過するタイミングを算出し、このタイミングに合わせて、シール台とそれに接近するシールバーでもって開口縁を挟圧し、前記搬出コンベヤの回転と同調移動する前記両シーラでもって前記開口縁に点シールを施す構成を備える。つまり包袋を停止しての点シールの実施ではなく、部位を搬送しながら包袋に点シールを行え、その分能率的で、さらにこの点シールの実施により真空包装機での袋口の皺とり工程を省くことが出来るという点でも能率的である。
図1に平面で示す部位10の搬送用コンベヤラインに交差して、それぞれサイズの異なる包袋を収容した横4個の袋載積ユニット30を配置し、該袋載積ユニット30を隔てて前域の、ベルトコンベヤからなる搬入機構20と、同後域の搬出コンベヤ40とを直列に設置する。なお部位の搬送方向に向けて最前位のコンベヤ80は、搬送する部位10の大きさを計測する計測センサー82を備え、その測定記録を制御器83に入力し、同制御器83から発する信号で各種モータをコントロールすることになるが、その詳しくは後述する。
先に述べた横4個それぞれの袋載積ユニット30は、図3に示すようにモータ11の動力がベルトコンベヤ12及び巻き取り軸13並びにリール軸14をインチング回転して、台車15上に載置したダンボール紙箱16内に、じぐざぐに折り重ねて配置した連続的な包袋17を、断続的に引き出す構成である。
なお前記の包袋は図4のごとく、2本の感圧性粘着テープ18に、多数の各包袋17の開口縁を、約50mmづつずらせて鎧重ねに貼り付けて形成するもので、図5に平面を示す袋載積ユニット30は、前記2本の感圧性粘着テープ18を50mmづつ断続的に引っ張って、最先端の包袋17の端を、ベルトコンベヤ12の端と、アイドラー19との間の真空吸着式の固定要素21に引き出し、最先端の包袋がテープ18から剥ぎ取られると、その後続の各包袋を順次50mmづつ引き出す構成である。
図6は、図1における搬入機構20であるベルトコンベヤの拡大側面図で、コンベヤガイド23に対してスライド自在に支持するフレーム24に、複数のプーリ25を介して平ベルト26を支持し、モータ27を動力源とするメインプーリ28によって前記ベルト26の回転を行う構成である。また前記フレーム24を、コンベヤガイド23に沿って往復動させるチェン29の動力源として、パルスモータ31を設置する。
同じ図6において前位のベルトコンベヤ41から、搬入機構20の上面に送り込まれる部位10は、一対のセンサー42の赤外線に触れることによりベルト26の段階的な減速でもって規定位置に停止して、後方への搬出のタイミングを計ることになるが、同搬入機構20との対向位置で包袋(図示省略)が開口することで、同包袋に向けて同搬入機構20はコンベヤガイド23に沿って突き出るのである。
また同図において、前記搬入機構20上段のガイドレール32は、フレーム33を介して両側一対の袋口緊張材34を支持する。この平面図である図7のごとく、横長な前記のフレーム33に固定した一対のピン35それぞれに、前記一対の撓り特性のある袋口緊張材34を支持すると共に、これら両袋口緊張材34を、一対の噛み合う扇形歯車36の回転で開閉可能に連結し、前記フレームに固定した空気圧シリンダー37と前記両歯車36とをV字型のリンク38を介して連結する。
図3の袋載積ユニット30において、包袋17の袋口を下方から吸着して固定する要素21の、上域の可動吸盤43は、下域の包袋に吸着して同包袋の開口縁を上方向に開口するが、その具体図は下記に説明する。
すなわち、図8の正面図に示すように、袋載積ユニット30の配置位置において、その上域の吊柱44に固定する板フレーム45に、複数の滑車46、47を介して昇降材48を立て方向に支持し、該昇降材の下端に固定した横長バー49下面の、複数の真空カップもって前記の可動吸盤43を形成する。一方前記板フレーム45に固定した袋口開口用パルスモータ50が備えるピニオン51を、前記昇降材側面のラック52に係合し、制御器53との間に設けた回路54を通して送る部位の分別記録データより、可動吸盤43の上昇量をコントロールして包袋17の開口幅を、充填する部位の大きさに合わせて設定するのである。
図9は、図1における搬出コンベヤ40の拡大側面を示すが、枠型コンベヤフレーム55に、搬出ベルト回転用のパルスモータ56を設置し、前記モータが支持する原動プーリ57及び、その他両端のプーリ58、59によってコンベヤベルトを支持する一方、前記コンベヤフレーム55を、両側のアングル型の水平ガイド61にスライド自在に支持し、この水平ガイド61に対するコンベヤフレーム55の移動は、図1のモータ100が行う。
またその平面である図10は、吊柱63が前記両側の水平ガイド61を固定し、この水平ガイド61の上面に沿って前記枠型のコンベヤフレーム55はスライド自在である。なお前記搬出コンベヤ40のベルトは複数の紐ベルトから成り立ち、前記コンベヤフレーム55を、モータの動力でもって水平ガイド61における一定の領域において往復動する構成である。この場合枠型のコンベヤフレーム55に形成したシール台64も一体に往復動する。
図11のように、前記シール台64の上域に配置するシールバー65の両端を、前記コンベヤフレーム55の両側それぞれに立設する流体シリンダー66のピストンロッド67と連結し、シールバー65の下面の断続突起79により仮シーラを形成する。また前記シールバー65は内部に加熱用のパイプヒータ78を配置する。前記流体シリンダー66によるモータ動力でシールバー65を、下域のシール台64に向けて下動させ、突起79とによる挟圧でもって包袋に不連続な点シールを行うことができる。
図1における最前位のコンベヤ80の拡大は、図15に図示する。すなわち同コンベヤ80において部位10を縦列状に側壁81に沿って運搬する場合、前記部位の通過域に設置した光電式の計測センサー82は、その側面と天面とから照射する多数個の赤外線でもって、通過する各部位10のと、同部位10の通過時間から同部位の長さを測定し、その検出信号を制御器83に電子記録情報として入力するが、この計測センサー82の代用としてカメラを使用する場合もある。
この場合、図16に示すように、骨抜きをした部位10断面は、幅(A)の測定値を<1>として、その高さ(B)は凡そその<0.5〜0.8>という関係が一般的である。そこで前記制御器83における演算機は、前記の測定データから前記各部位を図28に示すように、横幅数値、例えば40〜25cmを大(A)とし、例えば25cm以下を小(B)と分別して記録する。そして部位の長さを、例えば70〜50cmを大とし、50〜30cmを小とすると、横幅(A)40cmのものの、長さが70〜50cmのものはA1と分類し、横幅(A)40cmのものの、長さが50〜30cmのものはA2と分類するように、これに習って高さBのものもB1、 B2と分類する。なお前記4種類の各部位の間に、例えば長さ2cm程度の不計測境界200を形成する。つまりこの不計測境界200の設置により、該不計測境界に沿う値を備える部位を機械的にコンベヤラインから排除し、各部位を、A1、 A2、B1、B2として確実に分類することが可能になる。ただ前記の排除により、図1におけるコンベヤラインを搬送する部位10の搬送順序が、制御器83が記録する電子情報と異なることになるので、例えばコンベヤ41に補助的な計測センサーを設置して、通過する各部位10の分別情報を改めて制御器83に記録する。従って特許請求の範囲に記載する「計測センサー」とは、この補助的な計測センサーをも含んでいる。
一方、前記制御器が記録した前記電子、データを記録順に、図3における下域のモータ85に指令信号として送信することで、該モータの軸に固定するピニオン86は、ラック歯87を介して台車15をレール89に沿って移動させ、並列する各袋載積ユニット30から、搬送されてくる部位に該当するサイズの選択した袋載積ユニット30を部位の搬送域にセットする。要するに図1におけるサイズの異なる包袋を備える4個の袋載積ユニット30を、制御器83の電子記録データでもって移動し、搬入コンベヤ20上に到達した部位10の大きさの単位に対応する包袋を、前記搬入コンベヤ20と、搬出コンベヤ40との間に運び出すのである。かかる作用により、運ばれてくる各部位10の大きさに見合った包袋を順次開口し、これらの包袋内への見合った部位の搬入が可能になるのである。
図8において包袋17を開口する可動吸盤43の運動量は、横幅の小さい包袋に比較して、より横幅の大きい包袋17の場合、より高くまで上動させて開口する。要するに図16で、既に部位10の平均的な横幅Aと、高さBとの関係は説明したが、可動吸盤は、包装する部位の高さBとの関係を満足させるレベルまで運動して、包袋を開口するのである。
そこで、図12における袋載積ユニット30において、テープ18でもって最先端の包袋17が引き出され、その袋口の下面が真空吸引力で固定要素21に吸い着くと、その上域から下降する可動吸盤43が前記包袋17の上面を吸着して引き上げて開口し、ほぼ同時に前記包袋17の内部への袋口緊張材34の挿入が開始され、一方、前記吸盤43を支えるフレームに固定したフアン68からの空気噴出圧が、前記包袋17を膨らませて立体化する。
続いて、図13のごとく部位10を搭載する搬入機構20の突き出し運動量と、ベルト26の回転による送り出し運動量とでもって、前記部位10を包袋17の底面に押し当てて固定部材21及び固定吸盤43から前記包袋17を奪い、さらに包袋17を前進させ部位10を搬出コンベヤ40に移乗させる。この場合、制御器は記録している包袋17のサイズと部位10の分別値とを基にして、前記の搬入機構20の突き出し運動量と、ベルト26の回転による送り出し運動量とを決定して、前記のごとく部位10を搬出コンベヤ40に移乗させたあと、搬入機構20は元の定位置に復帰する。一方部位の移乗を受けた搬出コンベヤ40はその回転で包袋17の搬送を受け継ぐ。
そして図9では、包袋の17のサイズデータから算出される同包袋開口縁の動きを監視して、その開口縁がシール台64の上域に達すると同時に、枠型のコンベヤフレーム55を矢印60の方向に発進させ、同時にシール台64に向けてシールバー65を下降させ、これら仮シーラ70により前記開口縁を挟圧し、図14に示すように包袋17の袋口に点シール76を施すのである。
そこでこの運動コントロールを図2に説明する。搬入機構20を構成するベルトコンベヤ26の先端は通常、停留点71に停止するが、該コンベヤが部位10を載せて包袋17内に突き進む場合、部位10の分別記録データから使用する包袋17の長さ数値を予知しているので、この包袋17のサイズデータを基にベルと26を前進点72まで突入させ、続いて前記ベルト26の回転で部位10を搬入点73まで押し進める。この結果、基点74に存在した包袋17の袋口は吸盤65から離脱して搬出コンベヤ40に移乗する。続く搬出コンベヤ40の回転で、図9において袋口がシール点75の上を通過する直前、枠フレーム55の後退を開始し、シール台64に上からシールバーを下降して袋口に点シールを実施するのである。
そのあと搬出コンベヤ40の回転を継続して前記包装体を、後域のロータリ真空包装機に向けて送り出し、図20のごとく耐圧チャンバー内において、包袋17に施した点シール76の内側で密封シール80を完成させるのである。この場合袋口は予め施した点シール76でもってフイルム剛性を増加させているので、真空包装機において袋口を密封シールするに当たり、同袋口をクランプで固定する必要がなくなるのである。なお、そのあとシール台64と、ブロックモーションするシールバー65とは、後続の部位を収容する包袋を受け入れるために元の定位置に復帰する。
コンベヤラインにおいて最も時間のかかる作業は、図12において吸盤43が包袋17の袋口を引き上げて開口し、続く袋口内へ袋口緊張材34の挿入と同時に、図13のごとく搬入機構20により部位10を包袋17に押し入れて同包袋を固定要素21から剥離したあと、搬出コンベヤ40の回転で前記包袋17の搬送を受け継ぐまでの運動であり、各包袋17に対する部位の充填間隔として、2.5秒から約3秒前後での袋詰めが可能である。
なお前記の場合もっとも懸念されるのは、図8における可動吸盤43の、包袋17への吸い付きミスがある。平均的にかかる現象は包袋の枚数当たり1%前後の頻度で発生するデータを得ている。そこで横長バー49と真空ポンプとを繋ぐライン84に真空ゲーシ88を設置し、包袋への吸着ミスで可動吸盤21から空気流入が起こり、真空ゲージ88によるライン84の測定値が設定値に達しないときは、制御器53は、横長バー49を再度下降する信号を発し、真空吸盤43による再度の包袋17への吸い付きを試みるようにコントロールを図るのである。
つまり図22におけるステップP1の「OK」記号は、選択した包袋17を設定位置に運び終えたことを知らせる電子信号に相当し、この信号に対応してステップP2のごとく可動吸盤43に対して包袋への下降指令が出る。この直後ステップP3の、前記可動吸盤43への真空作用が図られたあと、ステップP4による同可動吸盤43の上昇指令と、ステップP5における同吸盤43の真空測定が指令される。ステップP6における判別において真空測定値が正常な場合は、ステップP7のように開口する包袋内に搬入コンベヤ20によって部位の搬入指令が出されるが、仮に前記の真空測定値が不正常な場合は、ステップP8の、搬入コンベヤ20の待機指令が出される一方、ステップP9による可動吸盤43の再下降による包袋への吸い付きを促して、ステップP4による同可動吸盤43の再上昇で、包袋の開口が図られるのである。
また前記ミスと同程度のパセンテージで、包袋に押し入れる部位が前記包袋の袋口に引っかり、これにより同包袋への部位の搬入ミスが起こる可能性があるが、かかるミスの対処は下記の如く行う。
すなわち図8において、可動吸盤43が包袋17に吸い付き真空ゲージ88の測定値が上がると、その信号130が制御器53に入力され、同時に前記制御器53は、リレー131に信号を送って開閉器132を閉鎖するので、タイマー133の積算が開始される。図23における符号130は、包袋を開口するために同包袋に吸い付いた可動吸盤の真空値が設定値に達し真空ゲージから制御器にその信号が送信されたことを表すもので、ステプP10は、前記信号130によりタイマーの積算開始を促すことを示したものである。この開始信号でもってステップP11に示すように積算が開始され、同時に積算時間が測られる。その間、ステップP12の、真空ゲージでの測定値を監視する。
図24にあって記号Cは包装作業のサイクルを示し、1サイクルCは、吸盤が包袋に吸い付く真空時間Vと、前記吸盤から包袋が離れている時間Zとからなり、図23においてステップP11に示す時間算出の間、ステツプP12の真空ゲージでの測定値が高水準で保たれると、ステップP13のように作業は規定のプログラムのように進行するが、仮に搬入する部位が包袋を引っ掛け、吸い付く吸盤から強制的に前記包袋をむしり取ると、タイマーの設定時間Vが完了するまでに、真空ゲージ88は空気圧を感知することになるので、ステップP14に記載するように制御器は、包装不完全な該当部位を、リサイクルラインに乗せるための信号を発信する結果、図1において同部位を搬出コンベヤ40の後方から離脱させ、逆送ライン135でもって計測センサー82の前域で、コンベヤラインにリサイクルすることになるのである。
図1におけ4個の袋載積ユニット30に収容するそれぞれ長さのことなる各包袋は、それぞれの袋口を1列に揃えて配列している関係で、搬入機構20を前後進させるモータ31及び、同機構20のベルトコンベヤ26を回転させるモータ28それぞれの回転角を制御して、前記搬入機構20の包袋への挿入量及び、前記包袋の押し出し量それぞれをコントロールする必要がある。つまりこの調整を正確行わないと、図9においてシールバー65を、移動する包袋17の口縁に正確に下降させることができない。
部位の包装において、図2における包袋17の長さは大きいもので80cmを超え、小さいものではその半分ということもあるので、包袋の長さによっては、当然搬入コンベヤ20の前進点72の位置に変化が生じ、同時に搬出コンベヤ40の押し出し量も変わるので、包袋の長さに応じて前記両コンベヤ20、40の相対接近量は、図1におけるモータ31、56の回転角でもって調整する。
図10における搬出コンベヤ40は、並列する紐ベルトを使用して形成し、これら各紐ベルトの間に配列した飛び石状突起をもつシール台64に対し、上からシーラを下降させて包袋の開口縁を点シールすると説明したが、この紐ベルト40を平ベルトにより形成すると共に、この仮想する平ベルト40に直接、図11に示すシーラ65下面の歯型突起79を押し付けて包袋袋口を挟圧し、前記平ベルト40とシール台64とを一体に後退する過程で、前記袋口に点シールすることがきる。
図3の袋載積ユニット30は、テープ18に貼り付けた包袋17を、同テープ18の巻取りにより引き出す構成であったが、図17の袋載積ユニット91は、盤92に載置した包袋17の高さレベルをセンサー93で監視し、包袋17の上面が常に一定レベルを保つように、ピニオン94と噛み合うラック歯95を介して前記盤92を刻み上昇させる構成である。ただ部位を包装する包袋17はその長さが最大で850mm以上のものもあり、搬入コンベヤ20によって部位を、その後域の搬出コンベヤ40まで運ぶには運動量が大きいので、前記可動吸盤43の後域に、同可動吸盤43と一体に動作する補助吸盤96を配置し、図18に示すごとく可動吸盤43が包袋17の袋口を持ち上げ開口する場合、前記補助吸盤96は袋底を同じように持ち上げることになるので、搬出コンベヤ40の突き出しでもって、対向する搬入コンベヤ20の運動量を小さくする。
なお図17において載積した包袋17の開口縁と対向する壁97は、流体シリンダー98でもって動作する袋口押さえる爪99を備える。詳しくは図19において、この屈折した形状の押さえ爪99は、壁97に枢支した揺動リンク101に回転自在に支持し、流体シリンダー98の運動動力によって仮想線と実線との領域を移動するもので、可動吸盤43が開口した包袋17の袋口に突入して同袋口下側面を押さえつけて、前記可動吸盤43による同包袋17の開口を確実にする。またピン102を介して昇降材48に枢支する揺動レバー103は、通常、その重量でもってストッパー104に当接して可動吸盤43の吸着面を水平に保つが、図のように昇降材48の下降圧で吸盤43が、載積した包袋17の抵抗を受けることで持ち揚がる運動を利用して同吸盤43に吸着する包袋17の開口縁が開放するので、このタイミングで前記の押さえ爪99は袋口内に突入して同袋口を押さえ込むようになっている。
図21は、部位の分別数が増加する場合に対応して、6個の袋載積ユニット30を複数列に配置する構成で、第1のモータ121は前記各袋載積ユニット30を、部位10の搬送コンベヤラインに沿って移動させ、第2のモータ122は、前記各袋載積ユニット30を、前記コンベヤラインと直行する方向に移動させる構成である。また多数の袋載積ユニット30をロータリ軌道に沿って回転させ、発信記録データによって選択する手段も考えられる。
図13において部位10を包袋17に押し込む搬入機構20は、その上下の厚みが大きく包袋の口縁に引っかかりやすく大きな包袋を用意する必要があるので、図25では前記搬入機構20のベルトコンベヤの下に、スコップ型の皿140を配置する搬入機構を示す。かかる機構では、ベルトコンベヤの後退運動またはサラ140の前進運動で、部位10を前記皿140上に移し、図26のごとく前記皿140の突き出し運動と、プレート145による押し出し運動とで部位10を包袋17内に押入れるが、この場合においても、包袋のサイズデータを基に、皿140の突き出し運動量と、プレート145による押し出し運動量とをコントロールして、部位10を包袋17と共に後域の搬出コンベヤに移乗させるもので、皿140を支持する溝型柄141内に配置した押し出し棒142をモータ144で操作し、その先端のプレート145で部位10を包袋に押し入れる構造である。なお図27に示すように前記モータ144の動力で回転するギア146は、溝型柄141内の、押し出し棒142の下面に形成したラック歯に係合して回転し、プレート145を前後動するのである。
全体の簡略平面図 包袋及び部位の、搬出コンベヤへの移乗説明図 容器載積ユニットの側面図 包袋の説明図 容器載積ユニットの平面図 搬入手段の側面図 袋口緊張機構の説明図 包袋開口装置の正面図 搬出コンベヤの側面図 前図の、方向を変えて図示した平面図 前図の拡大正面図 包袋の開口説明図 包袋の開口説明図 包袋の緊張説明図 部位の計測説明図 部位の説明図 容器載積ユニットの異なる実施説明図 前図の補足説図 包袋の開口説明図 包装体の斜視図 容器載積ユニットの異なる実施説明図 フローチャートによる説明図 フローチャートによる説明図 ブロック線による説明図 搬入手段の異なる実施例の側面図 前図の平面図 前図における要部断面図 部位の分別説明図
符号の説明
10‥‥部位
17‥‥包袋
20‥‥搬入機構
26‥‥ベルトコンベヤ
27‥‥モータ(搬入機構20のベルト回転用)
30‥‥袋載積ユニット
31‥‥モータ(搬入機構20の往復動用)
34‥‥袋口緊張材
40‥‥搬出コンベヤ
43‥‥可動吸盤
50‥‥モータ(袋口開口用)
56‥‥モータ(搬出コンベヤ40の回転用)
53‥‥制御器
64‥‥シール台
65‥‥シールバー
70‥‥仮シーラ
82‥‥計測センサー
83‥‥制御器
85‥‥モータ(袋載積ユニット移動用)
88‥‥真空ゲージ
90‥‥制御器
91‥‥袋載置ユニット
96‥‥補助吸盤
100‥‥モータ(搬出コンベヤ40の前後動用)
130‥‥タイマー
140‥‥皿(搬入機構)
144‥‥モータ(搬入機構)
145‥‥プレート(搬入機構)

Claims (5)

  1. 前位の搬入機構と同後位の搬出コンベヤとの間に、複数のサイズの異なる袋載積ユニットとを配置して構成するコンベヤラインと、
    前記コンベヤラインに沿って縦列運搬する各部位の大きさを測定し、この測定したデータから前記各部位を複数グループに分別すると共に、この分別電子データを記録する制御器と、
    前記制御器から順次発信される分別電子データに対応するサイズの袋載積ユニットを、前記搬入機構との対向部に送り出す包袋選択機構と、
    前記の選択した袋載積ユニットにおける包袋の開口縁を、可動吸盤で持ち上げて開口しながら、相対的に、前記包袋内に前記の搬入機構を、また同包袋の下側に前記の搬出コンベヤをそれぞれ相対接近させる機構とからなり、
    前記の相対接近させる機構を、前記搬入機構に搭載して規定の位置に停止している部位を、前記搬入機構の突き出し運動と、同搬入機構による送り出し運動とでもって前記包袋内に押し入れるのに続いて、該部位を前記搬出コンベヤに移乗させ、続いて該搬出コンベヤの回転で前記部位を搬送しながら、それを覆う包袋のサイズデータから割り出される同包袋の開口縁の動きを監視して、該開口縁が前記搬出コンベヤに設けたシール台上を通過するタイミングに合わせて、該シール台と、それに接近するシールバーでもって前記開口縁を挟圧し、前記搬出コンベヤの回転と同調移動する前記両シーラでもって前記開口縁に点シールを施した包袋を真空包装機に向けて搬出する包装装置。
  2. 搬入機構に搭載して規定の位置に停止している部位を、前記搬入機構の突き出し運動と、同搬入機構による送り出し運動とでもって包袋内に押し入れる装置を、前記搬入機構をベルトコンベヤにより形成し、該ベルトコンベヤの突き出し運動と、同ベルトコンベヤの回転とでもって、前記の部位を包袋内に押し入れるような構成にした請求項1に記載の包装装置。
  3. 搬入機構に搭載して規定の位置に停止している部位を、前記搬入機構の突き出し運動と、同搬入機構による送り出し運動とでもって包袋内に押し入れる装置を、前記搬入機構をベルトコンベヤの下に配置した皿と、該皿内に配置したプレートとにより構成し、該ベルトコンベヤから前記皿の上に受け入れる部位の、同皿による突き出し運動と、前記プレートに前記部位の押し出し運動とでもって、前記部位を包袋内に押し入れるような構成にした請求項1に記載の包装装置。
  4. コンベヤラインにおける袋載積ユニットの包袋開口縁上域において可動吸盤を上下動させるモータと、前記包袋開口縁に吸い付く前記可動吸盤の作用真空値を測定する真空ゲージと、前記真空ゲージにおける設定真空値を保って前記包袋の開口を定期的に行う機構とからなる装置において、前記真空ゲージによる前記包袋開口時の、前記真空ゲージによる測定値が設定以下の値を示した場合、前記可動吸盤の上動を下動に切り替えて同可動吸盤が再度、前記開口部に向けて吸い付くように、前記モータをコントロールする請求項1に記載の包装装置。
  5. 包袋に吸い付く可動吸盤の真空値が設定値に達したことを、真空ゲージが検出する信号に対応してタイマーによる積算を開始し、このタイマーによる設定時間でもって包袋開口を行う装置において、包袋に押し入れようとする部位が、同包袋の口縁に引っ掛かり可動吸盤から強制剥離することで、前記設定時間内に前記真空ゲージによる測定真空値が低下した場合、前記部位をコンベヤラインとは異なる搬送ラインを逆送して前記コンベヤラインにリサイクルする請求項4に記載の包装装置。
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