JPH078922A - シャッター部材の洗浄方法及びその装置 - Google Patents

シャッター部材の洗浄方法及びその装置

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JPH078922A
JPH078922A JP5149522A JP14952293A JPH078922A JP H078922 A JPH078922 A JP H078922A JP 5149522 A JP5149522 A JP 5149522A JP 14952293 A JP14952293 A JP 14952293A JP H078922 A JPH078922 A JP H078922A
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23GCLEANING OR DE-GREASING OF METALLIC MATERIAL BY CHEMICAL METHODS OTHER THAN ELECTROLYSIS
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 打ち抜き加工したシャッター部材の洗浄を確
実にして、その洗浄後の排水処理が容易なシャッター部
材の洗浄方法及びその装置を提供する。 【構成】 連続的に送り出されるステンレス製シャッタ
ー部材の洗浄装置において、移送シャッター部材を所定
方向に案内保持するガイドレール3と、シャッター部材
に洗浄液を吹き付ける複数の洗浄ノズル23とを具備
し、上記一又は二以上の洗浄ノズルの洗浄液の供給槽6
をガイドレールに沿って複数槽設け、該供給槽でオーバ
フローする洗浄液をレールの上流側の供給槽に順次流れ
込むフローラインを設け、上流側の供給槽で洗浄液を回
収する回収ラインを設け、該回収ラインの洗浄液中から
上記シャッター部材に付着していた洗浄除去物を分離除
去する分離装置を設け、更に分離装置と下流側の供給槽
とを連結する連結ラインを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シャッター部材の洗浄
方法及びその装置に関するものであり、より詳細には、
打ち抜き加工され、略コ字状に折り曲げ形成されて連続
的に送り出されるステンレス製シャッター部材の洗浄方
法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、記録媒体用容器等のハードケー
スハウジングには、シャッター部材が取付られ、シャッ
ター部材はヘッド挿脱用開口の開閉を行っている。かか
るシャッター部材は、主にステンレス製であり、略コ字
状に折り曲げ形成されて容器の両面を跨いでスライド可
能に配せられる。また、シャッター部材にはいわゆるウ
インドが形成され、ウインドは上記ヘッド挿入用開口と
重なった時に装置側ヘッドが挿入するようになってい
る。このようなステンレス製のシャッター部材の製造方
法は、金属板を所定の形状に打ち抜き、その後、略コ字
状に折り曲げて形成する。
【0003】ところで、上記ステンレス製シャッター部
材では、その打ち抜き加工時に加工油が使用され、この
加工油は容器に組み込む場合に略完全に除去されていな
ければ支障を来すことがある。そこで、かかる加工油を
除去するために洗剤でシャッター部材を洗浄したり、こ
れらを濯ぎ洗浄によりシャッター部材から除去してい
る。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
シャッター部材の洗浄方法では、濯ぎ液や洗剤等の多量
の洗浄液を使用するため、上記加工油が混入した状態で
の排水処理は大きな環境問題を引き起こすことがある。
また、加工油等を回収利用することも望まれている。更
に、シャッター部材を流れ作業で洗浄する際には、シャ
ッター部材を移送支持具等で把持しながら移送し、且つ
洗浄液を吹き付けて洗浄することが考えられるが、シャ
ッター部材の移送支持具に把持部材等を使用すると把持
部で充分に洗浄されない。また単純に細い案内レール等
にシャッター部材を保持させて移送しただけでは、シャ
ッター部材の内面の充分な洗浄ができず、また移送が不
安定となり確実な洗浄を期待することができない。従っ
て、本発明の目的は、打ち抜き加工したシャッター部材
の洗浄を確実にして、その洗浄後の排水処理が容易なシ
ャッター部材の洗浄方法及びその装置を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、打ち抜き加工
され、略コ字状に折り曲げ形成されて連続的に送り出さ
れるステンレス製シャッター部材の洗浄方法において、
上記シャッター部材を所定方向に移送し、該移送中のシ
ャッター部材を複数の洗浄ノズルからの洗浄液で洗浄
し、上記洗浄液を循環系とし、上記シャッター部材の移
送方向の下流側の洗浄ノズルで使用した洗浄液を順次上
流側の洗浄ノズルに使用して、最終的に上流側の洗浄ノ
ズルで使用した該洗浄液中から上記シャッター部材に付
着していた洗浄除去物を分離し、再び下流側の上記ノズ
ルに供給して上記シャッター部材の洗浄をすることを特
徴とするシャッター部材の洗浄方法を提供することによ
り、上記目的を達成したものである。
【0005】本発明はまた、打ち抜き加工され、略コ字
状に折り曲げ形成されて連続的に送り出されるステンレ
ス製シャッター部材の洗浄装置において、上記移送シャ
ッター部材を所定方向に案内保持するガイドレールと、
上記シャッター部材に洗浄液を吹き付ける複数の洗浄ノ
ズルとを具備し、上記一又は二以上の洗浄ノズルにつて
の洗浄液の供給槽を上記ガイドレールに沿って複数槽設
け、該供給槽でオーバフローする洗浄液を上記レールの
上流側の供給槽に順次流れ込むフローラインを設け、該
上流側の供給槽で洗浄液を回収する回収ラインを設け、
該回収ラインの洗浄液中から上記シャッター部材に付着
していた洗浄除去物を分離除去する分離装置を設け、更
に該分離装置と上記下流側の供給槽とを連結する連結ラ
インを設けてなることを特徴とするシャッター部材の洗
浄装置を提供することにより、上記目的を達成したもの
である。
【0006】
【作用】打ち抜き加工されたシャッター部材は、加工油
等が付着した状態で折り曲げ工程を経た後に順次ガイド
レールに移送される。シャッター部材は移送されながら
洗浄ノズルからの洗浄液の吹き付けにより加工油が除去
される。また、この場合、ガイドレールをシャッター部
材が実質的に回動不能な程度に幅広に形成し、そのガイ
ドレールに通過孔を形成すると、シャッター部材のいわ
ゆるウインドからの洗浄液が通過し、シャッター部材の
内面等を効率良く洗浄し移送する。一方、洗浄液中には
除去した加工油等の濃度が増し、洗浄液としての機能が
徐々に低下する。しかし、洗浄機能の高い洗浄液がシャ
ッター部材の移送方向の下流側から用いられ、上流側で
回収されて加工油等を除去して洗浄機能を高めた後に再
び下流側で用いられ循環される。このため、洗浄排水処
理が殆ど不要となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係るシャッター部材の洗浄方
法及びその装置の一実施例を添付図面に従って説明す
る。尚、図1は本実施例のシャッター部材の洗浄装置の
説明図である。図2は図1のシャッター部材の洗浄装置
の洗浄ノズル部分の斜視図である。図3はシャッター部
材の移送方向に対しての横断面を示す要部断面図であ
る。
【0008】先ず、本実施例のシャッター部材の洗浄方
法の一実施例を図1乃至図3を参照しながら説明する。
本実施例のシャッター部材の洗浄方法は、打ち抜き加工
され、略コ字状に折り曲げ形成されて連続的に送り出さ
れるステンレス製シャッター部材の洗浄方法であり、図
1に示す如くシャッター部材2を所定方向に移送し、移
送中のシャッター部材2を複数の洗浄ノズル23、23
・・からの洗浄液5で洗浄し、洗浄液5を循環系とし、
シャッター部材2の移送方向の下流の洗浄ノズル23で
使用した洗浄液5を順次上流の洗浄ノズル23に使用し
て、最終的に上流の洗浄ノズル23で使用した洗浄液5
中からシャッター部材2に付着していた洗浄除去物を分
離し、再び下流の上記ノズル23に供給してシャッター
部材2の洗浄をすることである。
【0009】本実施例のシャッター部材の洗浄方法を更
に説明すると、図1に示すシャッター部材2は一般に使
用されるフロッピディスク等のシャッター部材であり、
打ち抜き加工され、略コ字状に折り曲げ形成されて連続
的に供給されるステンレス製シャッター部材である。こ
のようなシャッター部材2は一般に加工油が付着してい
るものが殆どである。従って、本発明のシャッター部材
の洗浄方法は、加工油の洗浄工程を必要とし、更に、加
工油及び洗剤の濯ぎ工程を必要とする。但し、シャッタ
ー部材2の加工油に後述のものを使用すると、加工油の
洗浄工程を省き、直接水溶液による洗浄ができる。
【0010】本実施例のシャッター部材の洗浄方法は、
シャッター部材2を所定方向、例えば図1に示す如く、
ガイドレール3に保持させて移送し、その移送中のシャ
ッター部材2を複数の洗浄ノズル23、23、・・から
の洗浄液5で洗浄する。図3に示す如く複数の洗浄ノズ
ル23、23、23によるシャッター部材2の洗浄は、
上方及び両側面から行なうことが望ましく、またその噴
射角度はシャッター部材2の移送方向に対して20〜1
60°の範囲でも充分な洗浄ができる。更に洗浄液の温
度は室温〜100℃の範囲が望ましく、洗浄液の噴射速
度は0.1〜2m/秒以上であることが望ましい。
【0011】本実施例では上記洗浄液5を循環系とし、
例えば、図1に示す如くシャッター部材2の移送方向の
下流の洗浄ノズル23(図1に示す供給槽6Aの上方)
で使用した洗浄液5を順次上流の洗浄ノズル23(図1
に示す供給槽6B、6Cの上方)に使用し、ガイドレー
ル3の下流の供給槽6Aからフローライン24を介して
供給槽6B、6Cへと送流する。そして、最終的に上流
の洗浄ノズル23で使用した洗浄液5中からシャッター
部材2の洗浄除去物を分離装置で分離し、再び下流の洗
浄ノズル23に供給してシャッター部材2の洗浄をす
る。このようなシャッター部材の洗浄方法では、シャッ
ター部材2から油分等を洗浄ノズルで充分に除去でき、
また除去した油分等は洗浄液5から効率良く分離されて
再利用ができる。従って、排水等の処理を容易化するこ
とができる。
【0012】また、上述したように、シャッター部材の
打ち抜き加工の際に、以下の加工油を使用すると、その
加工油の洗剤での除去工程を省略することができ、ま
た、濯ぎ洗浄には水溶液を用いることができる。即ち、
図1において、洗剤槽4を省きことができ、更に、洗浄
液5を安全で取扱の容易な水溶液とすることができる。
上記加工油は、鉱物油に脂肪族炭化水素を主鎖としたジ
カルボン酸エステルを含有させたオイルである。例え
ば、鉱物油は、C10〜C18の分岐型炭化水素、直鎖型炭
化水素、ジテルペン等のテルペン炭化水素等であり、使
用に際しては、これらを単独若しくは混合物として用い
ることができる。ジカルボン酸エステルは、コハク酸ジ
イソプロピル、グルタル酸ジイソプロピル、アジピン酸
ジイソプロピル等であり、使用に際しては、これらを単
独若しくは混合物として用いることができる。
【0013】鉱物油とジカルボン酸エステルとの混合比
は、上記鉱物油100重量部に対して、上記ジカルボン
酸エステルを0.1〜15重量部とするのが好ましく、
0.5〜10重量部とするのがより好ましい。上記混合
比が、0.1重量部未満であると、洗浄効果等が初期の
目的を達することができなく、15重量部を超えても特
に効果が向上しないので好ましくない。上記混合物に加
えて、更にポリオキシエーテルを添加するのが好まし
く、該ポリオキシエーテルを添加する場合の添加量は、
ジカルボン酸エステル1重量部に対して、100〜0.
1重量部とするのが好ましく、特に10〜0.1重量部
とするのが好ましい。このような加工オイルでは、水溶
液の洗浄液5により容易に濯ぎがなされ、従来、加工オ
イルや洗剤の濯ぎに用いていた環境汚染型の有機溶媒、
例えば1,1−トリクロロエタンや四塩化炭素等を濯ぎ
剤として使用する必要がない。このため、上記加工オイ
ル又は洗剤としての使用は、洗浄用ノズルでの洗浄効果
と相まって、環境汚染をすることなく、シャッター部材
2を充分に洗浄することができる。
【0014】また、上記組成の加工オイルに、鉱物油を
主体とする酸化防止剤、防錆剤の添加剤を混合してなる
オイル組成物を加えたものを加工油或いは洗剤としても
よい。上記オイル組成物として公知の切削オイルを特に
制限されることなく用いることができ、具体的には、
「アイロブローチ11」(商品名、カストロール社
製)、「♯6100」(商品名、日本工作油社製)等の
市販品を好ましく用いることができる。この場合、オイ
ル組成物に対する上記加工オイルの配合量は、上記オイ
ル組成物100重量部に対して、5〜100重量部とす
るのが好ましく、10〜50重量部とするのがより好ま
しい。5重量部未満であると、洗浄効果等が初期の目的
を達することができなく、100重量部を超えても特に
効果が向上しないので好ましくない。このような組成オ
イルのおいても上記と同様な洗浄効果を発揮する。
【0015】次に、本実施例のシャッター部材の洗浄装
置について詳説する。本実施例のシャッター部材の洗浄
装置1は、図1乃至図3に示す如く、打ち抜き加工さ
れ、略コ字状に折り曲げ形成されて連続的に送り出され
るステンレス製シャッター部材の洗浄装置である点では
従来と同様である。しかし、本実施例のシャッター部材
の洗浄装置1は、移送シャッター部材2を所定方向に案
内保持するガイドレール3と、上記シャッター部材2に
洗浄液5を吹き付ける複数の洗浄ノズル23、23、・
・とを具備し、一又は二以上の洗浄ノズル23、23に
つての洗浄液5の供給槽6をガイドレール3に沿って複
数槽6A、6B、6C設け、供給槽6でオーバフロー
(過剰流量)する洗浄液5を上記レール3の上流側の供
給槽6B、6Cに順次流れ込むフロー通路24、24を
設け、上流側の供給槽6Cで洗浄液5を回収する回収管
25を設け、回収管25の洗浄液5中からシャッター部
材2に付着していた洗浄除去物を分離除去する分離装置
(図1中、符合26〜35)を設け、更に分離装置と下
流側の供給槽6Aとを連結する連結管36を設けてな
る。
【0016】本実施例のシャッター部材の洗浄装置1を
更に説明すると、図1に示す如く洗浄装置1には、シャ
ッター部材2のガイドレール3が設けられ、ガイドレー
ル3の下方には、移動方向から順に洗剤槽4、複数の洗
浄液5の供給槽6C、6B、6Aが設けられる。洗剤槽
4には洗剤が貯溜され、槽内の洗剤は洗剤供給槽7から
調節弁8を介して供給される。また、洗剤はヒータ9に
より適宜に加温され、ポンプ10及びフィルタ11を介
して洗剤用ノズル12から噴射される。また、洗剤槽4
の上方のガイドレール3は捩じり形成され、移送シャッ
ター部材2が反転されるようになっている。
【0017】供給槽6A、6B、6Cには洗浄液5が貯
溜され、洗浄液5にはシャッター部材2に付着する油分
及び前段の洗剤を除去するための濯ぎ剤としての水溶液
が用いられる。図3に示す如く、各供給槽6A、6B、
6Cには温度調節可能なヒータ20が設けられ、洗浄液
5は室温〜100℃、好ましくは室温〜70℃に加温さ
れる。槽内の洗浄液5はポンプ21及びフィルタ22を
介して洗浄ノズル23、23、・・に供給され洗浄ノズ
ル23から噴射される。尚、フィルタ22は、供給槽6
Aでは0.1μm、供給槽6Bでは10μm、供給槽6
Cでは25μmとなっている。洗浄ノズル23は移送す
るシャッター部材2の上方及び両側に配され、洗浄液5
はシャッター部材2の移動方向と略直角に向けて噴射さ
れる。洗浄液5の噴射方向は略直角が好ましいが、角度
を20〜160°の範囲にすることができ、またその噴
射速度は0.1〜2m/秒、特に0.5〜1m/秒にす
ることが望ましい。本実施例では洗浄液5の温度が50
℃で、噴射速度が0.81m/秒になっている。
【0018】各供給槽6A、6B、6Cはそれぞれフロ
ー通路24、24に接続され、供給槽6Aでオバーフロ
ーする洗浄液5は順次供給槽6B、及び6Cへと送流さ
れる。シャッター部材2に移送方向の最上流に位置する
供給槽6Cには回収管25が連結され、回収管25は一
連の分離装置の一部である回収槽26に連通される。回
収槽26の上部にはシャッター部材に付着していた除去
油分の取り出しライン27が設けられ、その下部には貯
溜槽29に接続する接続管28が設けられる。取り出し
ライン27からの油分は精製された後、再び洗剤供給槽
7に戻される。
【0019】貯溜槽29はポンプ30及びフィルタ31
に順次接続され、更に精製用の高性能分離フィルタ3
2、32、32に接続される。高性能分離フィルタ32
は、活性炭処理手段33、イオン交換樹脂の処理手段3
4、及びUV殺菌処理手段35と順次連通され、更に連
結管36に接続される。連結管36は上述の供給槽6A
に連通される。従って、洗浄液5は循環され、本実施例
では5L/分に設定される。尚、洗浄液5の不足を補う
ために、供給槽6Cは洗浄液5の供給管37が接続され
る。
【0020】供給槽6A、6B、6Cの上方のガイドレ
ール3には多数の洗浄液の通過孔38、38・・が形成
される。カイドレール3は幅広に形成され、シャッター
部材2が実質的に回動不能な程度になっている。この場
合、通過孔38には、シャッター部材2のいわゆるウイ
ンド2Aからの洗浄液5が通過し、シャッター部材2の
内面を効率良く洗浄する。尚、供給槽6Aの下流側には
シャッター部材2の乾燥機構39が設けられている。
【0021】従って、このように構成されたシャッター
部材の洗浄装置1では、シャッター部材2がガイドレー
ル3上で効率良く洗浄される一方、その洗浄液5は循環
され、その排水が殆ど不要となる。尚、上記実施例にお
いて、シャッター部材2の打ち抜き加工の加工油に鉱物
油に脂肪族炭化水素を主鎖としたジカルボン酸エステル
を含有させたオイル使用した場合、洗剤ノズル12及び
洗剤槽4は不要となる。また、洗浄液5を取扱の容易な
水溶液とすることができ、上記分離装置のフィルタ等の
取扱も容易になる。
【0022】
【発明の効果】本発明に係るシャッター部材の洗浄方法
及びその装置によれば、打ち抜き加工したシャッター部
材の洗浄を確実にして、その洗浄後の排水処理が容易で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のシャッター部材の洗浄装置の説明図
である。
【図2】図1のシャッター部材の洗浄装置の洗浄ノズル
部分の斜視図である。
【図3】シャッター部材の移送方向に対して横断面を示
す要部断面図である。
【符号の説明】
1 シャッター部材の洗浄装置 2 シャッター部材 3 ガイドレール 5 洗浄液 6 供給槽 23 洗浄ノズル 24 フロー通路 25 回収管 26 回収槽 29 貯溜槽 32 分離フィルタ 36 連結管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 打ち抜き加工され、略コ字状に折り曲げ
    形成されて連続的に送り出されるステンレス製シャッタ
    ー部材の洗浄方法において、 上記シャッター部材を所定方向に移送し、該移送中のシ
    ャッター部材を複数の洗浄ノズルからの洗浄液で洗浄
    し、 上記洗浄液を循環系とし、上記シャッター部材の移送方
    向の下流側の洗浄ノズルで使用した洗浄液を順次上流側
    の洗浄ノズルに使用して、最終的に上流側の洗浄ノズル
    で使用した該洗浄液中から上記シャッター部材に付着し
    ていた洗浄除去物を分離し、再び下流側の上記ノズルに
    供給して上記シャッター部材の洗浄をすることを特徴と
    するシャッター部材の洗浄方法。
  2. 【請求項2】 上記打ち抜き加工時の加工油が鉱物油に
    脂肪族炭化水素を主鎖としてジカルボン酸エステルを含
    有させたオイルからなる組成物で、上記洗浄液が水溶性
    洗浄液であることを特徴とする請求項1記載のシャッタ
    ー部材の洗浄方法。
  3. 【請求項3】 打ち抜き加工され、略コ字状に折り曲げ
    形成されて連続的に送り出されるステンレス製シャッタ
    ー部材の洗浄装置において、 上記移送シャッター部材を所定方向に案内保持するガイ
    ドレールと、上記シャッター部材に洗浄液を吹き付ける
    複数の洗浄ノズルとを具備し、 上記一又は二以上の洗浄ノズルにつての洗浄液の供給槽
    を上記ガイドレールに沿って複数槽設け、該供給槽でオ
    ーバフローする洗浄液を上記レールの上流側の供給槽に
    順次流れ込むフローラインを設け、該上流側の供給槽で
    洗浄液を回収する回収ラインを設け、該回収ラインの洗
    浄液中から上記シャッター部材に付着していた洗浄除去
    物を分離除去する分離装置を設け、更に該分離装置と上
    記下流側の供給槽とを連結する連結ラインを設けてなる
    ことを特徴とするシャッター部材の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 打ち抜き加工され、略コ字状に折り曲げ
    形成されて連続的に送り出されるステンレス製シャッタ
    ー部材の洗浄装置において、 上記移送シャッター部材を所定方向に案内保持するガイ
    ドレールと、上記シャッター部材に洗浄液を吹き付ける
    複数の洗浄ノズルとを具備し、 上記ガイドレールを幅広に形成し、該幅広ガイドレール
    に複数の洗浄液の通過孔を形成してなることを特徴とす
    るシャッター部材の洗浄装置。
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