JP2936448B2 - 鋼板の洗浄方法 - Google Patents
鋼板の洗浄方法Info
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- JP2936448B2 JP2936448B2 JP5075771A JP7577193A JP2936448B2 JP 2936448 B2 JP2936448 B2 JP 2936448B2 JP 5075771 A JP5075771 A JP 5075771A JP 7577193 A JP7577193 A JP 7577193A JP 2936448 B2 JP2936448 B2 JP 2936448B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cleaning liquid
- steel sheet
- chemical
- liquid tank
- main
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23G—CLEANING OR DE-GREASING OF METALLIC MATERIAL BY CHEMICAL METHODS OTHER THAN ELECTROLYSIS
- C23G3/00—Apparatus for cleaning or pickling metallic material
- C23G3/02—Apparatus for cleaning or pickling metallic material for cleaning wires, strips, filaments continuously
- C23G3/023—Apparatus for cleaning or pickling metallic material for cleaning wires, strips, filaments continuously by spraying
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、製造直後の帯状鋼板
を洗浄する方法に関する。
を洗浄する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の方法としては、図２に示すよう
に、帯状鋼板Ｗを、前洗浄液槽41および本洗浄液槽42を
順次経由して移送しながら、前洗浄液槽41内において本
洗浄液槽42から送られる使用済の本洗浄液をノズル43か
らスプレイするとともに、前洗浄液槽41を循環させる前
洗浄液をノズル44からスプレイし、本洗浄液槽42内にお
いて高温純水製造装置45から送られる純水をノズル46か
らスプレイするものが知られている。
に、帯状鋼板Ｗを、前洗浄液槽41および本洗浄液槽42を
順次経由して移送しながら、前洗浄液槽41内において本
洗浄液槽42から送られる使用済の本洗浄液をノズル43か
らスプレイするとともに、前洗浄液槽41を循環させる前
洗浄液をノズル44からスプレイし、本洗浄液槽42内にお
いて高温純水製造装置45から送られる純水をノズル46か
らスプレイするものが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法では、
鋼板Ｗに付着しているスケールや油分等を前洗浄液槽41
内で洗い落とし切れないと、残存したスケールや油分等
は鋼板Ｗに付着したまま本洗浄液槽42内に送り込まれ、
本洗浄液槽42内で洗い落とされて本洗浄液に混入する。
そうすると、本洗浄水の水質劣化を招き、使用済の本洗
浄水を前洗浄水として再利用する上で妨げとなる。
鋼板Ｗに付着しているスケールや油分等を前洗浄液槽41
内で洗い落とし切れないと、残存したスケールや油分等
は鋼板Ｗに付着したまま本洗浄液槽42内に送り込まれ、
本洗浄液槽42内で洗い落とされて本洗浄液に混入する。
そうすると、本洗浄水の水質劣化を招き、使用済の本洗
浄水を前洗浄水として再利用する上で妨げとなる。
【０００４】また、製造過程でできた鋼板Ｗの油焼けや
しみ等は、純水では完全に洗い落とし切れなかった。
しみ等は、純水では完全に洗い落とし切れなかった。
【０００５】この発明の目的は、使用済の本洗浄水を前
洗浄水として再利用する上で妨げとならず、製造過程で
できた鋼板の油焼けやしみ等を完全に洗い落とすことの
できる鋼板の洗浄方法を提供することにある。
洗浄水として再利用する上で妨げとならず、製造過程で
できた鋼板の油焼けやしみ等を完全に洗い落とすことの
できる鋼板の洗浄方法を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明による鋼板の洗
浄方法は、鋼板に前洗浄液をスプレイする前洗浄工程
と、鋼板に本洗浄液をスプレイする本洗浄工程とよりな
り、前洗浄液として使用済の本洗浄液を用い、本洗浄液
として純水を用いる、鋼板の洗浄方法において、前洗浄
工程の終了後、本洗浄工程の開始前に、鋼板に薬液をス
プレイすることを特徴とするものである。
浄方法は、鋼板に前洗浄液をスプレイする前洗浄工程
と、鋼板に本洗浄液をスプレイする本洗浄工程とよりな
り、前洗浄液として使用済の本洗浄液を用い、本洗浄液
として純水を用いる、鋼板の洗浄方法において、前洗浄
工程の終了後、本洗浄工程の開始前に、鋼板に薬液をス
プレイすることを特徴とするものである。
【０００７】
【作用】この発明による鋼板の洗浄方法では、前洗浄工
程の終了後、本洗浄工程の開始前に、鋼板に薬液をスプ
レイするから、前洗浄工程で洗い落とし切れないで残存
したスケールや油分等が薬液によって洗い落とされて本
洗浄液に混入することがなく、製造過程でできた鋼板の
油焼けやしみ等もまた薬液によって洗い落とされる。
程の終了後、本洗浄工程の開始前に、鋼板に薬液をスプ
レイするから、前洗浄工程で洗い落とし切れないで残存
したスケールや油分等が薬液によって洗い落とされて本
洗浄液に混入することがなく、製造過程でできた鋼板の
油焼けやしみ等もまた薬液によって洗い落とされる。
【０００８】
【実施例】この発明の実施例を、図１を参照してつぎに
説明する。
説明する。
【０００９】帯状鋼板Ｗの移送方向（図１の左から右）
にそって、前洗浄液槽11、薬液槽12および本洗浄液槽13
が順次配置されている。これら各槽11〜13の適所にはガ
イドローラ14が配置されている。前洗浄液槽11内には２
種類の第１および第２前洗浄液スプレイノズル15，16
が、薬液槽12内には薬液スプレイノズル17が、本洗浄液
槽13内には本洗浄液スプレイノズル18がそれぞれ鋼板移
送経路の上方に位置するように配置されている。
にそって、前洗浄液槽11、薬液槽12および本洗浄液槽13
が順次配置されている。これら各槽11〜13の適所にはガ
イドローラ14が配置されている。前洗浄液槽11内には２
種類の第１および第２前洗浄液スプレイノズル15，16
が、薬液槽12内には薬液スプレイノズル17が、本洗浄液
槽13内には本洗浄液スプレイノズル18がそれぞれ鋼板移
送経路の上方に位置するように配置されている。
【００１０】第１前洗浄液スプレイノズル15と本洗浄液
槽13の底壁が本洗浄液回収パイプ21で接続されている。
回収パイプ21には回収ポンプ22が設けられている。第２
前洗浄液スプレイノズル16と前洗浄液槽11の底壁が前洗
浄液循環パイプ23で接続されている。前洗浄液循環パイ
プ23には循環ポンプ24が設けられている。前洗浄液槽11
の側壁の高さの中程と図示しない廃水口がオーバフロー
パイプ25で接続されている。オーバフローパイプ25には
油水分離装置26が設けられている。
槽13の底壁が本洗浄液回収パイプ21で接続されている。
回収パイプ21には回収ポンプ22が設けられている。第２
前洗浄液スプレイノズル16と前洗浄液槽11の底壁が前洗
浄液循環パイプ23で接続されている。前洗浄液循環パイ
プ23には循環ポンプ24が設けられている。前洗浄液槽11
の側壁の高さの中程と図示しない廃水口がオーバフロー
パイプ25で接続されている。オーバフローパイプ25には
油水分離装置26が設けられている。
【００１１】薬液スプレイノズル17と薬液層12の底壁が
循環パイプ27で接続されている。循環パイプ27には廃水
処理装置28および循環ポンプ29が設けられている。循環
パイプ27の廃水処理装置28より上流と薬液注入装置31が
薬液注入パイプ32で接続されている。廃水処理装置28と
図示しない廃水口が廃水パイプ33で接続されている。
循環パイプ27で接続されている。循環パイプ27には廃水
処理装置28および循環ポンプ29が設けられている。循環
パイプ27の廃水処理装置28より上流と薬液注入装置31が
薬液注入パイプ32で接続されている。廃水処理装置28と
図示しない廃水口が廃水パイプ33で接続されている。
【００１２】本洗浄液スプレイノズル18と高温純水製造
装置34が純水供給パイプ35で接続されている。供給パイ
プ35には供給ポンプ36が設けられている。
装置34が純水供給パイプ35で接続されている。供給パイ
プ35には供給ポンプ36が設けられている。
【００１３】薬液としては、鋼板Ｗの油焼けやしみを取
ることのできる水系洗剤が用いられる。水系洗剤の具体
例としては、「クリーンスルー」（商品名；花王石鹸
（株）、主成分；界面活性剤）、「バンライズ」（商品
名；常盤化学工業（株）、主成分；ポリエチレングリコ
ール）、「パーケル」（商品名；（株）パーカコーポレ
ーション、主成分；界面活性剤）が挙げられる。
ることのできる水系洗剤が用いられる。水系洗剤の具体
例としては、「クリーンスルー」（商品名；花王石鹸
（株）、主成分；界面活性剤）、「バンライズ」（商品
名；常盤化学工業（株）、主成分；ポリエチレングリコ
ール）、「パーケル」（商品名；（株）パーカコーポレ
ーション、主成分；界面活性剤）が挙げられる。
【００１４】鋼板Ｗの洗浄に際し、まず、高温純水製造
装置34の作動させた後、適宜な手段によって前洗浄液槽
11および本洗浄液槽13に適量の純水を溜める。また、薬
液槽12にも適量の薬液を溜めておく。つぎに、回収ポン
プ22、前洗浄液循環ポンプ23、薬液循環ポンプ29および
供給ポンプ36を運転し、ノズル15〜18のそれぞれから、
前洗浄液、薬液および本洗浄液をスプレイさせる。こう
しておいて、鋼板Ｗをローラ14で案内しながら前洗浄液
槽11、薬液槽12および本洗浄液槽13を順次通過させる。
装置34の作動させた後、適宜な手段によって前洗浄液槽
11および本洗浄液槽13に適量の純水を溜める。また、薬
液槽12にも適量の薬液を溜めておく。つぎに、回収ポン
プ22、前洗浄液循環ポンプ23、薬液循環ポンプ29および
供給ポンプ36を運転し、ノズル15〜18のそれぞれから、
前洗浄液、薬液および本洗浄液をスプレイさせる。こう
しておいて、鋼板Ｗをローラ14で案内しながら前洗浄液
槽11、薬液槽12および本洗浄液槽13を順次通過させる。
【００１５】前洗浄液槽11には、本洗浄液槽13で使用さ
れた純水が回収パイプ21によって常に一定量ずつ供給さ
れる。前洗浄液槽11の貯水量が適量を越えると、オーバ
フローパイプ25によって前洗浄液槽11から分離装置26を
通された後、排出される。薬液槽12では循環パイプ27に
よって薬液が循環させられる。循環させられる薬液は、
廃水処理装置28を通されることにより、常に適当な濃度
に保たれる。薬液の不適切な成分は廃水処理装置27によ
って排出され、排出された分、薬液注入装置31によって
補給される。本洗浄液槽13には高温純水製造装置34から
純水が常に一定量ずつ供給される。供給される純水の温
度は、４０〜９５℃である。
れた純水が回収パイプ21によって常に一定量ずつ供給さ
れる。前洗浄液槽11の貯水量が適量を越えると、オーバ
フローパイプ25によって前洗浄液槽11から分離装置26を
通された後、排出される。薬液槽12では循環パイプ27に
よって薬液が循環させられる。循環させられる薬液は、
廃水処理装置28を通されることにより、常に適当な濃度
に保たれる。薬液の不適切な成分は廃水処理装置27によ
って排出され、排出された分、薬液注入装置31によって
補給される。本洗浄液槽13には高温純水製造装置34から
純水が常に一定量ずつ供給される。供給される純水の温
度は、４０〜９５℃である。
【００１６】前洗浄液槽11では鋼板Ｗに付着しているス
ケールや油分等が主として洗い落とされる。薬液槽12で
は、前洗浄液槽11で洗い落とし切れなかったスケールや
油分等に加えて、油焼けやしみが洗い落とされる。本洗
浄液槽13では、最終的に残存している微量のスケール、
油、油焼けおよびしみ等に加えて、薬液が洗い落とされ
る。
ケールや油分等が主として洗い落とされる。薬液槽12で
は、前洗浄液槽11で洗い落とし切れなかったスケールや
油分等に加えて、油焼けやしみが洗い落とされる。本洗
浄液槽13では、最終的に残存している微量のスケール、
油、油焼けおよびしみ等に加えて、薬液が洗い落とされ
る。
【００１７】上記において、前洗浄液槽11、薬液槽12お
よび本洗浄液槽13は確実に仕切られており、純水および
薬液が混合されないようになっている。また、前洗浄液
槽11と薬液層12は、個別に廃水処理されるようになって
いるため、廃水の分別処理が簡単に行える。
よび本洗浄液槽13は確実に仕切られており、純水および
薬液が混合されないようになっている。また、前洗浄液
槽11と薬液層12は、個別に廃水処理されるようになって
いるため、廃水の分別処理が簡単に行える。
【００１８】
【発明の効果】この発明によれば、前洗浄工程で洗い落
とし切れないで残存したスケールや油分等が薬液によっ
て洗い落とされて本洗浄液に混入することがないから、
使用済の本洗浄水を前洗浄水として再利用する上で妨げ
とならない。
とし切れないで残存したスケールや油分等が薬液によっ
て洗い落とされて本洗浄液に混入することがないから、
使用済の本洗浄水を前洗浄水として再利用する上で妨げ
とならない。
【００１９】また、製造過程でできた鋼板の油焼けやし
み等もまた薬液によって洗い落とされるから、鋼板の油
焼けやしみ等を完全に洗い落とすことができる。
み等もまた薬液によって洗い落とされるから、鋼板の油
焼けやしみ等を完全に洗い落とすことができる。
【図１】この発明による方法に使用される洗浄装置の構
成図である。
成図である。
【図２】従来例を示す図１相当の構成図である。
11 前洗浄液槽 12 薬液槽 13 本洗浄液槽 15 第１前洗浄液スプレイノズル 16 第２前洗浄液スプレイノズル 17 薬液スプレイノズル 18 本洗浄液スプレイノズル 34 高温純水製造装置
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) C23G 3/02
Claims (1)
- 【請求項１】 鋼板に前洗浄液をスプレイする前洗浄工
程と、鋼板に本洗浄液をスプレイする本洗浄工程とより
なり、前洗浄液として使用済の本洗浄液を用い、本洗浄
液として純水を用いる、鋼板の洗浄方法において、 前洗浄工程の終了後、本洗浄工程の開始前に、鋼板に薬
液をスプレイすることを特徴とする、鋼板の洗浄方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5075771A JP2936448B2 (ja) | 1993-04-01 | 1993-04-01 | 鋼板の洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5075771A JP2936448B2 (ja) | 1993-04-01 | 1993-04-01 | 鋼板の洗浄方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06287781A JPH06287781A (ja) | 1994-10-11 |
| JP2936448B2 true JP2936448B2 (ja) | 1999-08-23 |
Family
ID=13585810
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5075771A Expired - Lifetime JP2936448B2 (ja) | 1993-04-01 | 1993-04-01 | 鋼板の洗浄方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2936448B2 (ja) |
-
1993
- 1993-04-01 JP JP5075771A patent/JP2936448B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06287781A (ja) | 1994-10-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990420 |