JPH0789208B2 - 明室用ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

明室用ハロゲン化銀写真感光材料

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JPH0789208B2
JPH0789208B2 JP62152343A JP15234387A JPH0789208B2 JP H0789208 B2 JPH0789208 B2 JP H0789208B2 JP 62152343 A JP62152343 A JP 62152343A JP 15234387 A JP15234387 A JP 15234387A JP H0789208 B2 JPH0789208 B2 JP H0789208B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はハロゲン化銀写真感光材料に関し、さらに詳し
くは明室と呼びうる環境下で取り扱うことができるハロ
ゲン化銀写真感光材料に関する。(以下、「明室と呼び
うる環境下で取り扱う使用形態で用いられる」ことを
「明室用」と称する) 〔従来の技術〕 近年印刷製版分野に於いて省力化、合理化、作業環境の
改善等のため、従来暗室下で行われていたフィルムメー
キング、特にいわゆる返し工程作業を明るい部屋で出来
るようにするための技術が要求され、プリンター等の機
器や感光材料の改良がなされている。
明室用感光材料としては紫外線に富む光源、例えば超高
圧水銀灯、水銀灯、メタルハライドランプ、キセノンラ
ンプ、ハロゲンランプ、などに分光感度を有する感光材
料が挙げられる。
これらの感光材料は一般蛍光灯あるいは紫外線量の少な
い専用の蛍光灯下で取り扱うことができる。しかし従来
の明室用感光材料は暗室用感光材料に比較して次の性能
が劣ることが知られている。すなわち返し原稿としての
網点を露光する場合、露光量の増大に対する網点面積が
増大する率(網点の太らし性能と称されてる)が低く、
必要な網点面積まで太らせようとすると露光に時間がか
かり、作業性が悪いという欠点があり、更にピンホール
の発生が暗室感材に比較して多く、現像処理後、このピ
ンホールをレタッチしなければならず、このため作業性
が著しく阻害されるという欠点を有していた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、上記のごとき従来の明室用感光材料の持つ問
題点の解決により、作業性に優れ、かつ良好な性能を得
ることのできる明室用ハロゲン化銀写真感光材料を提供
することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記本発明の目的は、支持体上に少なくとも一層の感光
性ハロゲン化銀乳剤層及びその上部に、非感光性親水性
コロイド層を有し、該非感光性親水性コロイド層中に平
均粒径0.20μm以下の実質的に非感光性のハロゲン化金
属微粒子を含有し、更にメルカプト基またはチオエーテ
ル基を有する下記一般式〔I〕−(a)〜一般式〔I〕
−(c)で表される450nm以上の分光感度を減少させる
化合物の少なくとも1種を上記非感光性親水性コロイド
層に含有していることを特徴とする明室用ハロゲン化銀
写真感光材料によって達成される。
以下、具体的に本発明の詳細について説明する。
本発明のハロゲン化金属微粒子は本発明の450nm以上の
分光感度を減少させる化合物をクーロン力またはファン
デルワールス力により吸着せしめて、非感光性親水性コ
ロイド層中に固定するために含有させることを目的とし
ており、実質的に非感光性の種々のハロゲン化金属微粒
子を用いることができる。好ましいハロゲン化物として
は、沃化銀、臭化銀、塩化銀またはこれらの混晶ハロゲ
ン化銀、例えば塩臭化銀、沃臭化銀、塩臭沃銀等が挙げ
られる。また銀以外にロジウム、イリジウム、白金、パ
ラジウム、コバルト、ニッケル、銅、鉄、オスミウム、
鉛、亜鉛、等の金属を挙げることができる。また粒径
は、表面積の大きい平均粒径0.20μm以下が好ましく、
特に0.10μm以下であることが好ましい。これらのハロ
ゲン化金属化合物の晶癖は制限がなく、立方晶、八面
体、十二面体、二十四面体等いずれでも良い。
上記450nm以上の分光感度を減少させる化合物は可視光
吸収染料や有機減感色素を用いることにより好ましい結
果を得ることができる。特に本発明にはハロゲン化金属
に吸着性のあるメルカプト基またはチオエーテル基を持
つ化合物が好ましい。このような化合物の具体例として
は、英国特許第723,019号、米国特許第3,431,111号、同
第3,567,456号、同第3,615,639号、同3,598,596号、同
第3,592,653号、同第3,582,353号、特公昭40-26751号、
同40-27,332号、同43-13,167号、同45-8833号、同47-87
46号等に記載されている。またメルカプト基またはチオ
エーテル基をもつ化合物はチオール化合物を付加、結合
させることにより合成することができる。
450nm以上の分光感度を減少させる化合物としては下記
一般式〔I〕−(a)、〔I〕−(b)及び〔I〕−
(c)で表されるものである。
一般式〔I〕−(a) 式中R1は−OX又は で表わされる原子団であって、XおよびYは水素原子、
アルキル基、シアノアルキル基、メルカプトアルキル
基、アルキルチオ基、カルボキシアルキル基、スルホア
ルキル基、ヒドロキシアルキル基、ハロゲン化アルキル
基または置換されてもよいアルキル基或いはそのナトリ
ウム・カリウム塩を表わし、R2とR3は水素原子、ハロゲ
ン原子、アルキル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、メ
ルカプトアルキル基、アルキルチオ基、または前記の−
OX基と同様の基を表わし、Qは少なくとも一つのハロゲ
ン原子、カルボキシ基、スルホ基、またはスルホアルキ
ル基或はそのナトリウム・カリウム塩で置換されたフェ
ニル基又はスルホアルキル基、スルホアルコキシアルキ
ル基、スルホアルキルチオアルキル基を、またLは置換
されてもよいメチン基を表わす。R4はアルキル基、カル
ボキシ基、アルキルオキシカルボニル基或はアシル置
換、非置換のアミノ基を表わす。mは整数1または2
を、nは整数0または1をそれぞれ示す。
一般式〔I〕−(b) 〔式中R5,R6,R8,R9およびR10は水素原子、ハロゲン
原子、アルキル基、ヒドロキシル基、アルコキシ基、ア
ミノ基、アシルアミノ基、カルボキシル基またはスルホ
ン基或はそのナトリウム・カリウム塩を表わし、R7はア
ルキル基又はカルボキシル基を表わす。
一般式〔I〕−(c) 式中R11およびR12はアルキル基、置換アルキル基、アリ
ール基、アルコキシカルボニル基またはカルボキシル基
を表わし、R13およびR14はスルホン酸基もしくはカルボ
キシル基で置換されたアルキル基またはスルホン酸基も
しくはカルボキシル基で置換されたアリール基或はナト
リウム・カリウム塩を表わし、Lは置換もしくは未置換
のメチン鎖を表わす。Mはナトリウム、カリウムまたは
水素原子を表わし、mは0または1を表わす。
上記[I]−(a),(b),(c)式中の置換基には
ハロゲン化金属に対する吸着性を高めるため、少なくと
も1つのメルカプト基またはチオエーテル基を有する。
以下一般式[I]に係る化合物の代表的具体例を示す
が、勿論これに限定されるものではない。
本発明において使用される上記一般式〔I〕−(a),
(b)および(c)で示される化合物を添加分散せしめ
ることは、種々の方法例えば従来公知の方法によって行
うことができる。例えば、特公昭49-44895号、特開昭50
-11419号に記載の界面活性剤と共に分散させて添加する
方法、特開昭53-16624号、同53-102732号、同53-102733
号、米国特許第3,469,987号、同3,676,147号に記載の親
水性基質との分散物として添加する方法、東独特許第14
3,324号に記載の固溶体として添加する方法等があげら
れる。その他、水溶性溶媒、例えば水、エタノール、メ
タノール、アセトン、n−プロパノール、フッ素化アル
コール、ピリジン等の単独またはそれらの混合溶媒に溶
解して乳剤中に添加してもよい。添加の時期は乳剤製造
工程中のどの時期でも良いが、化学熟成中あるいは化学
熟成後が好ましい。本発明の化合物の添加量は、ハロゲ
ン化銀乳剤の分光増感を行う量、例えばハロゲン化銀1
モル当たり1×10-5〜2×10-2モル、好ましくは1×10
-4〜1×10-3モルである。
本発明の感光材料の感光性ハロゲン化銀乳剤層に用いら
れる感光性ハロゲン化銀としては、塩臭化銀、塩沃臭化
銀、臭化銀等を用いることができるが、特に塩化銀を少
なくとも50モル%、好ましくは70モル%以上含み、沃化
銀を0〜2モル%含む塩臭化銀もしくは塩沃臭化銀が好
ましい。
感光性ハロゲン化銀の単分散度は5〜50が好ましく、よ
り好ましくは10〜30である。本明細書において、単分散
度は、乳剤粒子の粒径分布の標準偏差を平均粒径で除し
た値を100倍した値である。
ハロゲン化銀乳剤は塩化金酸塩、三塩化金などのような
金化合物、ロジウム、イリジウムの如き貴金属の塩、銀
塩と反応して硫酸銀を形成するイオウ化合物、第一スズ
塩、アミン類の如き還元性物質で粒子を粗大化しないで
感度を上昇させることができる。
又、ロジウム、イリジウムの如き貴金属の塩、赤血塩等
鉄化合物をハロゲン化銀粒子の物理熟成時、又は核生成
時に用いることができる。
本発明の感光材料に用いるハロゲン化銀乳剤のバインダ
ー(又は保護コロイド)としては、ゼラチンを用いるの
が有利であるが、ゼラチン誘導体、ゼラチンと他の高分
子のグラフトポリマー、それ以外の蛋白質、糖誘導体、
セルロース誘導体、単一あるいは共重合体の如き合成親
水性高分子物質等の親水性コロイドも用いることができ
る。
本発明の感光材料のハロゲン化銀乳剤層またはその他の
層には、米国特許3,411,911号、同3,411,912号、同3,14
2,568号、同3,325,286号、同3,547,650号、特公昭45-53
31号等に記載されているアルキルアクリレート、アルキ
ルメタアクリレート、アクリル酸、クリシジルアクリレ
ート等のホモまたはコポリマーからなるポリマーラテッ
クスを、感光材料の寸度安定性の向上、膜物性の改良な
どの目的で含有せしめることができる。
また、本発明の感光材料に用いるハロゲン化銀乳剤に
は、感光材料の製造工程、保存中、あるいは写真処理中
のカブリの防止、または写真性能を安定に保つことを目
的として化学熟成中、化学熟成の終了時、及び/又は化
学熟成の終了後、ハロゲン化銀乳剤を塗布するまでに、
写真業界においてカブリ防止剤または安定剤として知ら
れている化合物を加えることができる。
硬膜剤としては、特に制限はないが、アルデヒド系化合
物、ケトン化合物、2−ヒドロキシ−4,6−ジクロロ−
1,3,5−トリアジン等の反応性のハロゲンを有する化合
物、反応性オレフィンを持つ化合物(例えばビニルスル
ホン系化合物)、N−メチロール化合物、アジリジン化
合物、カルボジイミド化合物などを用いることができ
る。
本発明の感光材料のハロゲン化銀乳剤層には、塗布助
剤、写真特性の改良等の目的で界面活性剤を添加するこ
とができる。
界面活性剤としては、サポニンの如き天然界面活性剤、
アルキレンオキサイド系、クリシドール系などのノニオ
ン界面活性剤、カルボン酸、スルホン酸(例えば米国特
許3,415,649号記載の界面活性剤)、燐酸、硫酸エステ
ル基、燐酸エステル基などの酸性基を含むアニオン界面
活性剤、アミノ酸類、アミノスルホン酸類、アミノアル
コールの硫酸又は燐酸エステル等の両性界面活性剤が好
ましく用いられる。
本発明の感光材料はポリアルキレンオキシド化合物の存
在下に現像処理されることが好ましい。ポリアルキレン
オキシド化合物は感光材料及び/又は現像液に含有させ
ればよく、その用い方は常方に従えばよい。
本発明に好ましく用いられるポリアルキレンオキシド化
合物は、炭素数2〜4のアルキレンオキシド、例えばエ
チレンオキシド、プロピレン−1,2−オキシド、ブチレ
ン−1,2−オキシドなど、好ましくはエチレンオキシド
の、少なくとも10単位から成るポリアルキレンオキシド
と、水、脂肪族アルコール、芳香族アルコール、脂肪
族、有機アミン、ヘキシトール誘導体などの活性水素原
子を少なくとも1個有する化合物との縮合物あるいは2
種以上のポリアルキレンオキシドのブロックコポリマー
などを包含する。すなわち、ポリアルキレンオキシド化
合物としては、具体的にはポリアルキレングリコール
類、ポリアルキレングリコールアルキルエーテル類、ポ
リアルキレングリコールアリールエーテル類、ポリアル
キレングリコール(アルキルアリール)エステル類、ポ
リアルキレングリコールエステル類、ポリアルキレング
リコール脂肪酸アミド類、ポリアルキレングリコールア
ミン類、ポリアルキレングリコール・ブロック共重合
体、ポリアルキレングリコールグラフト重合物などを用
いることができる。
本発明で好ましく用いられるポリアルキレンオキシド化
合物の具体的を挙げると次の如くである。
(1) HO(CH2CH2O)9H (2) C12H25O(CH2CH2O)15H (3) C8H17CH=CHC8H16O(CH2CH2O)15H (5) C11H23COO(CH2CH2O)50H (6) C11H23CONH(CH2CH2O)15H (8) C14H29N(CH2)(CH2CH2O)24H 本発明の感光材料は表面保護層等の非感光性層を有する
ことができ、該層には親水性コロイドバインダー(例え
ばゼラチン)、界面活性剤、ゼラチン可塑性、ポリマー
ラテックス、硬膜剤等を用いることができる。更に表面
保護膜層にはマット剤、帯電防止剤、滑り剤、コロイダ
ルシリカ等も用いることができる。
本発明の感光材料の支持体としては、ポリエチレンテレ
フタレートフィルムの如きポリエステルフィルム及びセ
ルローストリアセテートフィルムの如きセルロースエス
テルフィルムが好ましく用いられる。
本発明の感光材料に対する画像を得るための露光は通常
の方法を用いて行えばよい。すなわちタングステン電
灯、水銀灯、キセノン、アーク灯、炭素アーク灯、キセ
ノンフラッシュ灯、メタルハライド灯など公知の多種の
光源をいずれでも用いることができる。
露光時間は通常カメラで用いられる1/1000秒から100秒
の露光時間はもちろん、1/1000秒より短い露光、例えば
キセノン閃光灯や陰極線管を用いた1/104〜1/106秒の露
光を用いることができるし、1秒より長い露光を用いる
こともできる。必要に応じて色フィルターで露光に用い
られる光の分光組成を調節することができる。露光にレ
ーザー光を用いることもできる。
本発明の感光材料の現像処理方法に関しては特に制限は
なく、一般に製版用感材の処理に用いられているものは
いずれも用いることができる。
又現像処理方法としては、手作業によってもよく、又、
自動現像機を用いて行ってもよい。自動現像機で処理す
る場合、搬送の方法(例えばローラー搬送、ベルト搬
送)その他に特に制限はなく、当業界で用いられている
搬送型自動現像機を用いることができる。この他、処理
液組成、現像方法については米国特許3,025,779号、同
3,078,024号、同3,122,086号、同3,149,551号、同3,15
6,173号、同3,224,356号、同3,573,914号などの記載を
参考にすることができる。
本発明の感光材料のハロゲン化銀乳剤層、その他の層、
支持体及び処理方法等についてはさらに、リサーチ・デ
ィスクロージャー誌(Research Disclosure)176巻22〜
28頁(1978年12月)の記載を参考にすることができる。
〔実施例〕
以下、実施例により具体的に本発明について説明する。
ハロゲン化銀1モル当たり、塩化ロジウム1×10-5モル
を含有し、塩化銀が98モル%であり、平均粒径0.20μ
m、立方晶系の塩臭沃銀写真乳剤を調製した。この乳剤
を4−ヒドロキシ−1,3,3a,7−テトラザインデン共存下
で硫黄増感し、更に添加剤を加えた。即ち、カブリ抑制
剤としては1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール
(100mg/Aglモル)5−メチルベンゾトリアゾール(50m
g/Aglモル)、ノニルフェニルオキシポリエチレングリ
コール(30mg/Aglモル)、アクリル酸−メタアクリル酸
ブチルポリマーラテックス(3g/Aglモル)を加え、次い
で第1表に示す化合物をハロゲン化銀1モル当り2×10
-3モルを加え、更に硬膜剤のホルマリンおよびグリオキ
ザール等を順次加えた後、ポリエチレンテレフタレート
フィルムベース上に1m2当たり銀3.0g、ゼラチン1.6gと
なるように塗布した。このハロゲン化銀乳剤層の上層に
第一表で示した本発明の染料〔I〕及びハロゲン化金属
を添加し、マット剤(平均粒径5μmのポリメタアクリ
ル酸メチル)を含有する1層のゼラチン保護膜液を塗布
した。
これらの塗布フィルムに予め原稿として用意した網点画
像を密着させ、明室感材用プリンターを用いて露光し、
現像処理した。なお、現像処理は下記に示す現像液及び
条件で行った。
(現像条件) (工程) (温度) (時間) 現 像 38℃ 20秒 定 着 28℃ 30秒 水 洗 常温 20秒 (現像液組成) (組成A) 純水 150ml エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 2g 亜硫酸カリウム(55%水溶液) 100ml 炭酸カリウム 50g ハイドロキノン 15g 5−メチルベンゾトリアゾール 200mg 1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール 30mg 臭化カリウム 2g (組成B) ジエチレングリコール 50g 純水 3ml エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 25mg 酢酸(90%溶液) 0.3ml 5−ニトロインダゾール 110mg 1−フェニル−3−ピラゾリドン 500mg 現像液の使用時に純水500ml中に上記組成A、組成B、
の順に溶かし、1に仕上げて用いた。
(比較例) 比較例としては第1表に示すごとく、染料を使用しない
か又は下記のハロゲン化金属に対する吸着性の低い染料
を用い、かつハロゲン化金属微粒子の有無との組み合わ
せの試料1〜7を用いた。
その他の条件は総て実施例と同じである。
これらの結果を第1表に示した。
第1表に示した用語の定義は次の通りである。
相対感度:濃度2.5を与える露光量の逆数であらわ
し、試料1を100とする相対感度である。露光用プリン
ターは300〜400nmに輝度がありかつ可視部まで輝度を有
する無電極放電管を使用したものを用いた。
太らし性:返し露光を行い50%の網点を得る露光量
の2倍の露光量で露光したとき、元の網%から増加した
分の網%であらわす。
ピンホール:適正返し露光を行った時、白く抜ける
微少点の数を目視5段階評価する。ピンホールが多く実
用に耐えないレベルを1とし、最も良いレベルを5とし
て評価した。
第1表に示す結果から、450nm以上の感度を減少するよ
うにした本発明の試料は、網点の太らし性能およびピン
ホール特性に優れていることが明らかである。
〔発明の効果〕 本発明により、明室感光材料のもつ網点の太らし性能、
およびピンホール発生の問題を解決し、感度の低下が少
なく、セーフライト性が良く作業性に優れ、かつ良好な
性能を得ることができる明室用ハロゲン化銀写真感光材
料を提供することが出来た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−215641(JP,A) 特開 昭59−193447(JP,A) 特開 昭62−80640(JP,A) 特開 昭62−67530(JP,A) 特開 昭59−68731(JP,A) 特開 昭61−246739(JP,A) 特開 昭61−285445(JP,A) 特開 昭62−39849(JP,A) 特開 昭62−47640(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に少なくとも一層の感光性ハロゲ
    ン化銀乳剤層、及びその上部に、非感光性親水性コロイ
    ド層を有し、該非感光性親水性コロイド層中に平均粒径
    0.20μm以下の実質的に非感光性のハロゲン化金属微粒
    子を含有し、更にメルカプト基またはチオエーテル基を
    有する下記一般式〔I〕−(a)〜一般式〔I〕−
    (c)で表される450nm以上の分光感度を減少させる化
    合物の少なくとも1種を上記非感光性親水性コロイド層
    に含有していることを特徴とする明室用ハロゲン化銀写
    真感光材料。 一般式〔I〕−(a) 〔式中R1は−OX又は で表わされる原子団を表し、XおよびYは水素原子、ア
    ルキル基、アルキルチオ基を表わす。R2とR3は水素原
    子、ハロゲン原子、アルキル基、ヒドロキシ基、アルコ
    キシ基、アルキルチオ基、または前記の−OX基と同様の
    基を表す。Qは少なくとも一つのハロゲン原子、カルボ
    キシ基、スルホ基、またはスルホアルキル基或いはその
    ナトリウム・カリウム塩で置換されたフェニル基又はス
    ルホアルキル基、スルホアルコキシアルキル基、スルホ
    アルキルチオアルキル基を表わす。Lはメチン基を表わ
    す。R4はアルキル基、カルボキシ基、アルキルオキシカ
    ルボニル基或いはアミノ基を表す。mは整数1または2
    を、nは整数0または1を表わす。メルカプト基または
    チオエーテル基は、R1、R4、Qのいずれかに有する。〕 一般式〔I〕−(b) 〔式中R5,R6,R8,R9およびR10は水素原子、ハロゲン
    原子、アルキル基、ヒドロキシル基、アルコキシ基、ア
    ミノ基、アシルアミノ基、カルボキシル基またはスルホ
    ン基或いはそのナトリウム・カリウム塩を表わし、R7
    アルキル基又はカルボキシル基を表わす。メルカプト基
    またはチオエーテル基は、R7に有する。〕 一般式〔I〕−(c) 〔式中R11およびR12はアルキル基、アリール基、アルコ
    キシカルボニル基またはカルボキシル基を表わし、R13
    およびR14はスルホン酸基もしくはカルボキシル基で置
    換されたアルキル基またはスルホン酸基もしくはカルボ
    キシル基で置換されたアリール基或いはナトリウム・カ
    リウム塩を表わす。Lはメチン鎖を表わす。Mはナトリ
    ウム、カリウムまたは水素原子を表わす。mは0または
    1を表わす。メルカプト基またはチオエーテル基は、R
    12に有する。〕
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