JPH0786072A - 回転ドラム型接着剤塗布装置及びそれを用いたコアの接着方法 - Google Patents
回転ドラム型接着剤塗布装置及びそれを用いたコアの接着方法Info
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- JPH0786072A JPH0786072A JP18942893A JP18942893A JPH0786072A JP H0786072 A JPH0786072 A JP H0786072A JP 18942893 A JP18942893 A JP 18942893A JP 18942893 A JP18942893 A JP 18942893A JP H0786072 A JPH0786072 A JP H0786072A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 位置決めによる誤差の少ない、精度のよい回
転ドラム型接着剤塗布装置及びそれを用いたチップイン
ダクタ等のコアの接着方法を供すること。 【構成】 リードフレーム5を送る送りドラム2と接着
剤を塗布ドラム3と接着剤4を塗布するデスペンサ6と
を備えた回転ドラム型接着剤塗布装置であって、塗布ド
ラム3と送りドラム2によりガイド孔を介してリードフ
レーム5を送り、両端に塗布孔12を設けた接着剤孔1
1を有する塗布ドラム3により対向するリードフレーム
のリード端子の突起部23へ接着剤を塗布し、リードフ
レーム5を搬送する装置、およびこれを用いたコアの接
着方法。
転ドラム型接着剤塗布装置及びそれを用いたチップイン
ダクタ等のコアの接着方法を供すること。 【構成】 リードフレーム5を送る送りドラム2と接着
剤を塗布ドラム3と接着剤4を塗布するデスペンサ6と
を備えた回転ドラム型接着剤塗布装置であって、塗布ド
ラム3と送りドラム2によりガイド孔を介してリードフ
レーム5を送り、両端に塗布孔12を設けた接着剤孔1
1を有する塗布ドラム3により対向するリードフレーム
のリード端子の突起部23へ接着剤を塗布し、リードフ
レーム5を搬送する装置、およびこれを用いたコアの接
着方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面実装型のコイルや
トランス等のチップインダクタをリードフレームを用い
て組み立てる際に、コアをリードフレームのリード端子
に接着するためにリードフレームの一対の対向するリー
ド端子に接着剤を塗布する回転ドラム型接着剤塗布装
置、及びそれを用いたリードフレームのリード端子にコ
アを接着する接着方法に関係する。
トランス等のチップインダクタをリードフレームを用い
て組み立てる際に、コアをリードフレームのリード端子
に接着するためにリードフレームの一対の対向するリー
ド端子に接着剤を塗布する回転ドラム型接着剤塗布装
置、及びそれを用いたリードフレームのリード端子にコ
アを接着する接着方法に関係する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のチップインダクタ等の組
立時のリード端子とコアの接着は、XYロボット等を用
いたコア装着装置が使用されている。
立時のリード端子とコアの接着は、XYロボット等を用
いたコア装着装置が使用されている。
【0003】図7は従来使用されているコア接着用XY
ロボットを搭載したコア装着装置24を示し、13はコ
ア、5はリードフレーム、10はパーツフィーダ、14
はX軸移動用のアームA、15はY軸移動用のアーム
B、16は上下動シリンダ、17は吸着ヘッド、6は接
着剤用のデスペンサである。リードフレーム5は、幅1
0mm、厚さ30μmの長尺の銅板に半田メッキを施し
たものである。コア装着装置24の移動は、アームA1
4に沿ってアームB15がリードフレーム5の長さ方向
と同じ走行方向に移動することができる。このコア装着
装置24のアームB15はアームA14に沿って、リー
ドフレーム5のリード端子の突起部(図示せず、図3の
23参照)のピッチ間隔だけ移動して、リードフレーム
5のリード端子の先端部に接着剤が塗布される位置に移
動する。またアームB15には、接着剤用のデスペンサ
6とコア吸着ヘッド17が接続した上下動シリンダ16
がそれぞれ搭載され、アームBに沿って移動できる。接
着剤4をリードフレーム5のリード端子に塗布するデス
ペンサ6はリードフレーム5の上にあって、リード端子
上方に移動して下降して接着剤を塗布するものである。
吸着ヘッド17はパーツフィーダ10から搬送されたコ
ア13を吸着して、接着剤4が塗布されたリードフレー
ム5のリード端子上方にコア13を移動して、コア13
をリードフレーム5のリード端子の突起部の内側へ接着
する。
ロボットを搭載したコア装着装置24を示し、13はコ
ア、5はリードフレーム、10はパーツフィーダ、14
はX軸移動用のアームA、15はY軸移動用のアーム
B、16は上下動シリンダ、17は吸着ヘッド、6は接
着剤用のデスペンサである。リードフレーム5は、幅1
0mm、厚さ30μmの長尺の銅板に半田メッキを施し
たものである。コア装着装置24の移動は、アームA1
4に沿ってアームB15がリードフレーム5の長さ方向
と同じ走行方向に移動することができる。このコア装着
装置24のアームB15はアームA14に沿って、リー
ドフレーム5のリード端子の突起部(図示せず、図3の
23参照)のピッチ間隔だけ移動して、リードフレーム
5のリード端子の先端部に接着剤が塗布される位置に移
動する。またアームB15には、接着剤用のデスペンサ
6とコア吸着ヘッド17が接続した上下動シリンダ16
がそれぞれ搭載され、アームBに沿って移動できる。接
着剤4をリードフレーム5のリード端子に塗布するデス
ペンサ6はリードフレーム5の上にあって、リード端子
上方に移動して下降して接着剤を塗布するものである。
吸着ヘッド17はパーツフィーダ10から搬送されたコ
ア13を吸着して、接着剤4が塗布されたリードフレー
ム5のリード端子上方にコア13を移動して、コア13
をリードフレーム5のリード端子の突起部の内側へ接着
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来のXYロボ
ットを用いたコア装着装置における、アームA14とア
ームB15によるデスペンサ6や吸着ヘッド17の移動
の場合、リードフレーム5の移動にはわずかではあるが
ばらつきがあり、又、アームA14上及びアームB15
上の移動にもばらつきがあり、接着剤塗布用デスペンサ
6の移動にずれが生じ、リードフレームのリード端子に
うまく塗布できないという問題があり、すなわちリード
フレームのリード端子は一対が対向して設けられてお
り、そこにコアを接着するためには、接着剤をリード端
子の定位置に正確に塗布する必要があり、デスペンサ6
の位置決めの精度を要する。この精度の要求を満たすX
Yロボットを製作することは値段が非常に高くなり、製
品の原価を押し上げ、不経済であるという問題があっ
た。
ットを用いたコア装着装置における、アームA14とア
ームB15によるデスペンサ6や吸着ヘッド17の移動
の場合、リードフレーム5の移動にはわずかではあるが
ばらつきがあり、又、アームA14上及びアームB15
上の移動にもばらつきがあり、接着剤塗布用デスペンサ
6の移動にずれが生じ、リードフレームのリード端子に
うまく塗布できないという問題があり、すなわちリード
フレームのリード端子は一対が対向して設けられてお
り、そこにコアを接着するためには、接着剤をリード端
子の定位置に正確に塗布する必要があり、デスペンサ6
の位置決めの精度を要する。この精度の要求を満たすX
Yロボットを製作することは値段が非常に高くなり、製
品の原価を押し上げ、不経済であるという問題があっ
た。
【0005】本発明の課題は、これらの問題を解決する
ために、簡単な構造で、位置決めによる誤差が少なく、
精度のよい、回転ドラム型接着剤塗布装置、及びそれを
用いたインダクタ等のコアの接着方法を提供することに
ある。
ために、簡単な構造で、位置決めによる誤差が少なく、
精度のよい、回転ドラム型接着剤塗布装置、及びそれを
用いたインダクタ等のコアの接着方法を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、チップインダ
クタ等の組立に用いるコア装着装置に使用する回転ドラ
ム型接着剤塗布装置であって、リードフレームを搬送す
る送りドラムと、接着剤を塗布する塗布ドラムと、接着
剤を供給するデスペンサとを備えたことを特徴とする回
転ドラム型接着剤塗布装置、及びチップインダクタ等の
組立時のリードフレームのリード端子にコアを接着する
接着方法であって、コア装着装置に使用する上記の回転
ドラム型接着剤塗布装置を使用し、該装置の塗布ドラム
と送りドラムにより、リードフレームのガイド孔を介し
て、リードフレームを搬送し、両端に塗布穴を有する接
着剤穴を設けた塗布ドラムへ接着剤用デスペンサで接着
剤を供給し、これを回転させて、リードフレームの一対
の対向するリード端子へ接着剤を塗布しながら塗布ドラ
ムと送りドラムとで次のコア装着装置へリードフレーム
を搬送し、リードフレームのリード端子にコアを供給し
て接着する回転ドラム型接着剤塗布装置を用いたコアの
接着方法である。
クタ等の組立に用いるコア装着装置に使用する回転ドラ
ム型接着剤塗布装置であって、リードフレームを搬送す
る送りドラムと、接着剤を塗布する塗布ドラムと、接着
剤を供給するデスペンサとを備えたことを特徴とする回
転ドラム型接着剤塗布装置、及びチップインダクタ等の
組立時のリードフレームのリード端子にコアを接着する
接着方法であって、コア装着装置に使用する上記の回転
ドラム型接着剤塗布装置を使用し、該装置の塗布ドラム
と送りドラムにより、リードフレームのガイド孔を介し
て、リードフレームを搬送し、両端に塗布穴を有する接
着剤穴を設けた塗布ドラムへ接着剤用デスペンサで接着
剤を供給し、これを回転させて、リードフレームの一対
の対向するリード端子へ接着剤を塗布しながら塗布ドラ
ムと送りドラムとで次のコア装着装置へリードフレーム
を搬送し、リードフレームのリード端子にコアを供給し
て接着する回転ドラム型接着剤塗布装置を用いたコアの
接着方法である。
【0007】
【作用】図1に示すように、リードフレーム5のガイド
孔又はガイド小孔を介してリードフレーム5を搬送する
送りドラム2にはこのリードフレーム5のガイド孔又は
ガイド小孔と同じピッチの送りピン20を設けている。
この送りピン20がリードフレーム5のガイド孔(図5
の8参照)に同ピッチでかみ合う送り機構なので、送り
ピン20とリードフレーム5のガイド孔がリードフレー
ム5を搬送する搬送基準となり、非常に精度のよいリー
ドフレームの送りができる。次に塗布ドラム3は図1に
示すようにその面上に所定の間隔で塗布穴12が加工さ
れ、この塗布穴はその両端に接着剤穴11が加工されて
いる。接着剤は、この塗布穴の中央に塗布され、その盛
上がった部分が回転して対向する送りドラムの表面で押
しつぶされて接着剤穴まで流れ込む。接着剤のデスペン
サは上下動するだけで接着剤の供給ができる。斜連鎖タ
イプのリードフレームで、一対の対向するリード端子が
斜めの端子でも、塗布穴12の接着剤穴11に接着剤4
が一杯に入るので、リード端子の先端に対向して設けら
れたコア固定用突起がその中に突入して、接着剤が塗布
されるようになっている。又、塗布ドラムの送りは送り
ドラムと一対で動くようにギヤ等で連結されて駆動さ
れ、必要により送りピンで位置合せをしている。このた
め、デスペンサ6は上下動のみで横移動しないので、こ
の装置には特に横方向の位置精度は要求されることがな
い。また接着剤の塗布においても、接着剤の分布にひろ
がりが出せるので、XYロボットのコア装着装置のよう
に長手方向の位置ずれが生じたりしない長所がある。
孔又はガイド小孔を介してリードフレーム5を搬送する
送りドラム2にはこのリードフレーム5のガイド孔又は
ガイド小孔と同じピッチの送りピン20を設けている。
この送りピン20がリードフレーム5のガイド孔(図5
の8参照)に同ピッチでかみ合う送り機構なので、送り
ピン20とリードフレーム5のガイド孔がリードフレー
ム5を搬送する搬送基準となり、非常に精度のよいリー
ドフレームの送りができる。次に塗布ドラム3は図1に
示すようにその面上に所定の間隔で塗布穴12が加工さ
れ、この塗布穴はその両端に接着剤穴11が加工されて
いる。接着剤は、この塗布穴の中央に塗布され、その盛
上がった部分が回転して対向する送りドラムの表面で押
しつぶされて接着剤穴まで流れ込む。接着剤のデスペン
サは上下動するだけで接着剤の供給ができる。斜連鎖タ
イプのリードフレームで、一対の対向するリード端子が
斜めの端子でも、塗布穴12の接着剤穴11に接着剤4
が一杯に入るので、リード端子の先端に対向して設けら
れたコア固定用突起がその中に突入して、接着剤が塗布
されるようになっている。又、塗布ドラムの送りは送り
ドラムと一対で動くようにギヤ等で連結されて駆動さ
れ、必要により送りピンで位置合せをしている。このた
め、デスペンサ6は上下動のみで横移動しないので、こ
の装置には特に横方向の位置精度は要求されることがな
い。また接着剤の塗布においても、接着剤の分布にひろ
がりが出せるので、XYロボットのコア装着装置のよう
に長手方向の位置ずれが生じたりしない長所がある。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は、本発明の実施例の回転ドラム型接着剤塗布装置を
示す説明図で、図1(a)は側面図、図1(b)は正面
図。図2は、図1に示す実施例において塗布ドラム上で
の接着剤の動きを示す説明図で、図2(a)は接着剤が
デスペンサから接着剤穴に供給されさらに塗布穴に送り
込まれる状態を示し、図2(b)は塗布穴に接着剤が充
填され、リード端子の突起部が突入した状態を示す。図
3は、図2に示す実施例の塗布ドラムの接着剤穴と塗布
穴(2点鎖線)とリード端子の突起部及びコア(破線)
との位置関係を示す説明図で図3(a)は正面図、図3
(b)は平面図。図4は、本実施例において、リード端
子にコアが接着固定された状態を示す説明図で、図4
(a)は正面図、図4(b)は平面図。図5は、本実施
例で用いた斜連鎖型リードフレームとその上に接着され
たコアを示す平面図。図6は、本実施例により作成され
たインダクタの一例を示す斜視図である。
1は、本発明の実施例の回転ドラム型接着剤塗布装置を
示す説明図で、図1(a)は側面図、図1(b)は正面
図。図2は、図1に示す実施例において塗布ドラム上で
の接着剤の動きを示す説明図で、図2(a)は接着剤が
デスペンサから接着剤穴に供給されさらに塗布穴に送り
込まれる状態を示し、図2(b)は塗布穴に接着剤が充
填され、リード端子の突起部が突入した状態を示す。図
3は、図2に示す実施例の塗布ドラムの接着剤穴と塗布
穴(2点鎖線)とリード端子の突起部及びコア(破線)
との位置関係を示す説明図で図3(a)は正面図、図3
(b)は平面図。図4は、本実施例において、リード端
子にコアが接着固定された状態を示す説明図で、図4
(a)は正面図、図4(b)は平面図。図5は、本実施
例で用いた斜連鎖型リードフレームとその上に接着され
たコアを示す平面図。図6は、本実施例により作成され
たインダクタの一例を示す斜視図である。
【0009】図6に示す実施例のチップインダクタは、
リードフレームの端子に存在する一対の突起部23の間
にコア13を装着して、このコア13に巻線21を巻線
機で施し、コア13や巻線21を樹脂19でモールド
し、リードフレームのリード端子を根元から切り離し、
露出しているリード端子18を面実装用端子22に成形
したものである。ここで扱うチップインダクタのコイル
は、巻線が一回路のみの2端子のコイルであり、外形寸
法で長さ寸法2.5mm、幅寸法2.0mm、高さ寸法
1.8mmタイプの例を記載する。図1に示すように回
転ドラム型接着剤塗布装置でリードフレーム5の端子に
接着剤を塗布して、次の工程で回転式コア供給機やロボ
ット式コア供給機でコアを装着して、接着固定する。更
にこのコアにフライヤ巻線機で線径30μm中の線材を
使用して巻線する。このタイプに使用されるコアは、M
n−Zn系フェライトのコの字形をし、長さ1.5m
m、幅0.9mm、高さ0.9mm、脚幅0.3mmの
寸法ものを使用した。
リードフレームの端子に存在する一対の突起部23の間
にコア13を装着して、このコア13に巻線21を巻線
機で施し、コア13や巻線21を樹脂19でモールド
し、リードフレームのリード端子を根元から切り離し、
露出しているリード端子18を面実装用端子22に成形
したものである。ここで扱うチップインダクタのコイル
は、巻線が一回路のみの2端子のコイルであり、外形寸
法で長さ寸法2.5mm、幅寸法2.0mm、高さ寸法
1.8mmタイプの例を記載する。図1に示すように回
転ドラム型接着剤塗布装置でリードフレーム5の端子に
接着剤を塗布して、次の工程で回転式コア供給機やロボ
ット式コア供給機でコアを装着して、接着固定する。更
にこのコアにフライヤ巻線機で線径30μm中の線材を
使用して巻線する。このタイプに使用されるコアは、M
n−Zn系フェライトのコの字形をし、長さ1.5m
m、幅0.9mm、高さ0.9mm、脚幅0.3mmの
寸法ものを使用した。
【0010】図5には、本発明の回転ドラム型接着剤塗
布装置により搬送されるリードフレーム5を示し、斜連
鎖のリードフレーム5にコア13が接着された状態を示
す。リードフレーム5にはガイド孔8及びガイド小孔9
がその両端にプレス加工されている。回転ドラム型接着
剤塗布装置の塗布ドラムと送りドラムとによって、リー
ドフレームを搬送する送りピンは前記ガイド孔8とガイ
ド小孔9に噛み合わさって、この孔を基準に搬送されて
前進する。傾斜配列されたリード端子は突起部23を有
して、リードフレームの対向する一対のリード端子間に
コアをセットし固定する。コアが積載固定されたままの
状態で、リードフレームの片方のリード端子の根元を切
断して、このリード端子に固定されたコ字形のコアに巻
線し、これを樹脂成形、端子処理することによって図6
のチップインダクタが完成する。
布装置により搬送されるリードフレーム5を示し、斜連
鎖のリードフレーム5にコア13が接着された状態を示
す。リードフレーム5にはガイド孔8及びガイド小孔9
がその両端にプレス加工されている。回転ドラム型接着
剤塗布装置の塗布ドラムと送りドラムとによって、リー
ドフレームを搬送する送りピンは前記ガイド孔8とガイ
ド小孔9に噛み合わさって、この孔を基準に搬送されて
前進する。傾斜配列されたリード端子は突起部23を有
して、リードフレームの対向する一対のリード端子間に
コアをセットし固定する。コアが積載固定されたままの
状態で、リードフレームの片方のリード端子の根元を切
断して、このリード端子に固定されたコ字形のコアに巻
線し、これを樹脂成形、端子処理することによって図6
のチップインダクタが完成する。
【0011】図1(a)及び図1(b)は本発明の回転
ドラム型接着剤塗布装置の側面及び正面を示す。すなわ
ち、リードフレーム5は塗布ドラム3と送りドラム2に
よって、リードフレーム5を挟み込むようにして搬送
し、塗布ドラム3によってリードフレーム5のリード端
子に接着剤を塗布する装置である。送りドラム2には送
りピン20が取り付けられ、この送りピン20がリード
フレーム5のガイド孔8又はガイド小孔9に噛み、リー
ドフレーム5を搬送する。塗布ドラム3には両端に塗布
穴12を有する接着剤穴11を設けている。塗布装置1
の塗布ドラム3の上方には塗布ドラム3の接着剤穴11
に接着剤4を塗布供給するデスペンサ6を有して、塗布
ドラム3の接着剤穴11へ接着剤を流し込む。尚本例で
は接着剤として九州松下電器製ADE300Dの1液性
で約150℃で、10分間保持して硬化させる熱硬化型
接着剤を用いた。
ドラム型接着剤塗布装置の側面及び正面を示す。すなわ
ち、リードフレーム5は塗布ドラム3と送りドラム2に
よって、リードフレーム5を挟み込むようにして搬送
し、塗布ドラム3によってリードフレーム5のリード端
子に接着剤を塗布する装置である。送りドラム2には送
りピン20が取り付けられ、この送りピン20がリード
フレーム5のガイド孔8又はガイド小孔9に噛み、リー
ドフレーム5を搬送する。塗布ドラム3には両端に塗布
穴12を有する接着剤穴11を設けている。塗布装置1
の塗布ドラム3の上方には塗布ドラム3の接着剤穴11
に接着剤4を塗布供給するデスペンサ6を有して、塗布
ドラム3の接着剤穴11へ接着剤を流し込む。尚本例で
は接着剤として九州松下電器製ADE300Dの1液性
で約150℃で、10分間保持して硬化させる熱硬化型
接着剤を用いた。
【0012】図4に示すようにリード端子18の先端の
上とその一部が折り返された突起部23の内側の間にコ
ア13が積載され、接着固定されるので、接着剤はリー
ド端子18の先端の上面及び突起部23の内側の面に十
分に塗布されている必要がある。図3に示すように搬送
されて来るリードフレームのリード端子18の先端の突
起部23に対応して、塗布ドラム3の接着剤穴11の両
端に塗布穴12が設けられ、この塗布穴12の中に丁度
突起部23が納まるよう設計されている。次に図2に示
すように、接着剤穴11の中央に所定量(塗布ドラム3
の表面より盛り上がった部分の体積がほぼ塗布穴12の
体積に等しいか若干少なく)の接着剤4が供給され、回
転して来ると、図2(a)の下方中央近くに示した送り
ドラム2と接触した直後状態のように、接着剤4の山は
押しつぶされ、前後の塗布穴12に押し込まれ、同時に
塗布穴12に突入して来るリード端子の突起部23の内
側の面に塗り付けられる。図2(b)は塗布ドラム3と
送りドラム2の間からリードフレーム5のリード端子1
8が送り出される直前の状態を示し、接着剤4がリード
端子18の先端や突起部23に付着した状態を示す。こ
のように、本発明の接着剤塗布装置はリード端子18の
先端と突起部23に対応した接着剤穴11が設けられ、
この接着剤穴11の中央に盛り上げた接着剤4をリード
フレーム5の搬送時に押しだし、接着剤穴11及びその
両端の塗布穴12に押し広げながら接着剤4をリード端
子18に塗布する方法なので、塗布穴を若干大きめに設
計することで確実に突起部23は塗布穴12に突入で
き、接着剤の塗布が確実に完了でき、又リード端子18
の先端にも塗布が確実に行われる。
上とその一部が折り返された突起部23の内側の間にコ
ア13が積載され、接着固定されるので、接着剤はリー
ド端子18の先端の上面及び突起部23の内側の面に十
分に塗布されている必要がある。図3に示すように搬送
されて来るリードフレームのリード端子18の先端の突
起部23に対応して、塗布ドラム3の接着剤穴11の両
端に塗布穴12が設けられ、この塗布穴12の中に丁度
突起部23が納まるよう設計されている。次に図2に示
すように、接着剤穴11の中央に所定量(塗布ドラム3
の表面より盛り上がった部分の体積がほぼ塗布穴12の
体積に等しいか若干少なく)の接着剤4が供給され、回
転して来ると、図2(a)の下方中央近くに示した送り
ドラム2と接触した直後状態のように、接着剤4の山は
押しつぶされ、前後の塗布穴12に押し込まれ、同時に
塗布穴12に突入して来るリード端子の突起部23の内
側の面に塗り付けられる。図2(b)は塗布ドラム3と
送りドラム2の間からリードフレーム5のリード端子1
8が送り出される直前の状態を示し、接着剤4がリード
端子18の先端や突起部23に付着した状態を示す。こ
のように、本発明の接着剤塗布装置はリード端子18の
先端と突起部23に対応した接着剤穴11が設けられ、
この接着剤穴11の中央に盛り上げた接着剤4をリード
フレーム5の搬送時に押しだし、接着剤穴11及びその
両端の塗布穴12に押し広げながら接着剤4をリード端
子18に塗布する方法なので、塗布穴を若干大きめに設
計することで確実に突起部23は塗布穴12に突入で
き、接着剤の塗布が確実に完了でき、又リード端子18
の先端にも塗布が確実に行われる。
【0013】図1は、塗布ドラム3と送りドラム2を示
し、図1(a)は側面図、図1(b)は正面図である。
デスペンサ6は上下動して、塗布ドラム3の両端に塗布
穴12を有する接着剤穴11に接着剤を塗布する。塗布
ドラム3と送りドラム2はその間にリードフレーム5を
挟んで、それぞれがリードフレーム5に接触するように
回転して、リードフレーム5のガイド孔8に送りピン2
0を噛み合せて搬送する。さらに本例の場合塗布ドラム
3には、送りドラム2の送りピン20のにげのために丁
度送りピンの位置に対応した凹みが設けてある。
し、図1(a)は側面図、図1(b)は正面図である。
デスペンサ6は上下動して、塗布ドラム3の両端に塗布
穴12を有する接着剤穴11に接着剤を塗布する。塗布
ドラム3と送りドラム2はその間にリードフレーム5を
挟んで、それぞれがリードフレーム5に接触するように
回転して、リードフレーム5のガイド孔8に送りピン2
0を噛み合せて搬送する。さらに本例の場合塗布ドラム
3には、送りドラム2の送りピン20のにげのために丁
度送りピンの位置に対応した凹みが設けてある。
【0014】図5に示すリードフレーム5は、銅に半田
メッキを施し、幅10mmであり、ガイド孔8とガイド
小孔9ともピッチ間隔は5mmピッチであり、厚さ0.
3mmの薄板で、リード端子18部はプレスで進行方向
に斜めに打ち抜いてある。この斜連鎖のリード端子18
部に接着剤が塗布されて、その後コアが装着され、リー
ドフレーム5のリード端子18にコア13が接着固定さ
れた状態を示している。
メッキを施し、幅10mmであり、ガイド孔8とガイド
小孔9ともピッチ間隔は5mmピッチであり、厚さ0.
3mmの薄板で、リード端子18部はプレスで進行方向
に斜めに打ち抜いてある。この斜連鎖のリード端子18
部に接着剤が塗布されて、その後コアが装着され、リー
ドフレーム5のリード端子18にコア13が接着固定さ
れた状態を示している。
【0015】本実施例ではチップインダクタの組立につ
いて、コアはMn−Znフェライト、リードフレームは
斜連鎖リードフレーム、リードフレームの材料は銅、リ
ードフレームのガイド孔とガイド小孔のピッチ間隔は5
mm、リードフレームの厚さは0.3mmの、幅10m
mの例で説明したが、本発明の効果は、インダクタ、コ
ア、リードフレームの種類、形、材質、寸法等に限定さ
れるものではない。
いて、コアはMn−Znフェライト、リードフレームは
斜連鎖リードフレーム、リードフレームの材料は銅、リ
ードフレームのガイド孔とガイド小孔のピッチ間隔は5
mm、リードフレームの厚さは0.3mmの、幅10m
mの例で説明したが、本発明の効果は、インダクタ、コ
ア、リードフレームの種類、形、材質、寸法等に限定さ
れるものではない。
【0016】
【発明の効果】上述したように、従来のXYロボットを
用いたコア装着装置に比較して、長尺のリードフレーム
を使用した組立工程において、位置決めによる誤差の少
ない、精度のよい接着剤の塗布ができ、作業能率のよい
回転ドラム型接着剤塗布装置を提供でき、それにともな
いこの装置を用いてコアの接着を行うことにより所定の
位置に確実にコアを接着でき、信頼性のあるインダクタ
等を供給することが可能となった。
用いたコア装着装置に比較して、長尺のリードフレーム
を使用した組立工程において、位置決めによる誤差の少
ない、精度のよい接着剤の塗布ができ、作業能率のよい
回転ドラム型接着剤塗布装置を提供でき、それにともな
いこの装置を用いてコアの接着を行うことにより所定の
位置に確実にコアを接着でき、信頼性のあるインダクタ
等を供給することが可能となった。
【図1】本発明の実施例の回転ドラム型接着剤塗布装置
を示す説明図で、図1(a)は側面図、図1(b)は正
面図。
を示す説明図で、図1(a)は側面図、図1(b)は正
面図。
【図2】図1に示す実施例において塗布ドラム上での接
着剤の動きを示す説明図で、図2(a)は接着剤がデス
ペンサから接着剤穴に供給されさらに塗布穴に送り込ま
れる状態を示し、図2(b)は塗布穴に接着剤が充填さ
れ、リード端子の突起部が突入した状態を示す。
着剤の動きを示す説明図で、図2(a)は接着剤がデス
ペンサから接着剤穴に供給されさらに塗布穴に送り込ま
れる状態を示し、図2(b)は塗布穴に接着剤が充填さ
れ、リード端子の突起部が突入した状態を示す。
【図3】図2に示す実施例の塗布ドラムの接着剤穴と塗
布穴(2点鎖線)とリード端子の突起部及びコア(破
線)との位置関係を示す説明図で図3(a)は正面図、
図3(b)は平面図。
布穴(2点鎖線)とリード端子の突起部及びコア(破
線)との位置関係を示す説明図で図3(a)は正面図、
図3(b)は平面図。
【図4】本実施例において、リード端子にコアが接着固
定された状態を示す説明図で、図4(a)は正面図、図
4(b)は平面図。
定された状態を示す説明図で、図4(a)は正面図、図
4(b)は平面図。
【図5】本実施例で用いた斜連鎖型リードフレームとそ
の上に接着されたコアを示す平面図。
の上に接着されたコアを示す平面図。
【図6】本実施例により作成されたインダクタの一例を
示す斜視図。
示す斜視図。
【図7】従来のXYロボットを用いたコア装着装置を示
す斜視図。
す斜視図。
1 塗布装置 2 送りドラム 3 塗布ドラム 4 接着剤 5 リードフレーム 6 デスペンサ 7 コア装着装置 8 (リードフレームの)ガイド孔 9 (リードフレームの)ガイド小孔 10 パーツフィーダ 11 接着剤穴 12 塗布穴 13 コア 14 アームA 15 アームB 16 上下動シリンダ 17 吸着ヘッド 18 リード端子 19 樹脂 20 送りピン 21 巻線 22 外部接続端子(又は、面実装用端子) 23 突起部 24 コア装着装置
Claims (2)
- 【請求項1】 チップインダクタ等の組立に用いるコア
装着装置に使用する回転ドラム型接着剤塗布装置であっ
て、リードフレームを搬送する送りドラムと、接着剤を
塗布する塗布ドラムと、接着剤を供給するデスペンサと
を備えたことを特徴とする回転ドラム型接着剤塗布装
置。 - 【請求項2】チップインダクタ等の組立時のリードフレ
ームのリード端子にコアを接着する接着方法であって、
コア装着装置に使用する請求項1記載の回転ドラム型接
着剤塗布装置を使用し、該装置の塗布ドラムと送りドラ
ムにより、リードフレームのガイド孔を介して、リード
フレームを搬送し、両端に塗布穴を有する接着剤穴を設
けた塗布ドラムへ接着剤用デスペンサで接着剤を供給
し、これを回転させて、リードフレームの一対の対向す
るリード端子へ接着剤を塗布しながら塗布ドラムと送り
ドラムとで次のコア装着装置へリードフレームを搬送
し、リードフレームのリード端子にコアを供給して接着
する回転ドラム型接着剤塗布装置を用いたコアの接着方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18942893A JPH0786072A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 回転ドラム型接着剤塗布装置及びそれを用いたコアの接着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18942893A JPH0786072A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 回転ドラム型接着剤塗布装置及びそれを用いたコアの接着方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0786072A true JPH0786072A (ja) | 1995-03-31 |
Family
ID=16241087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18942893A Pending JPH0786072A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 回転ドラム型接着剤塗布装置及びそれを用いたコアの接着方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0786072A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100465573B1 (ko) * | 2002-03-16 | 2005-01-13 | 주식회사 나래나노텍 | 칩 소자의 수지 코팅 시스템 및 수지 코팅방법 |
JP2008091668A (ja) * | 2006-10-03 | 2008-04-17 | Tdk Corp | インダクタ部品の製造装置及び製造方法 |
CN109994307A (zh) * | 2019-04-17 | 2019-07-09 | 湖州师范学院求真学院 | 一种模压绕线电感器加工用自动输送线 |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP18942893A patent/JPH0786072A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100465573B1 (ko) * | 2002-03-16 | 2005-01-13 | 주식회사 나래나노텍 | 칩 소자의 수지 코팅 시스템 및 수지 코팅방법 |
JP2008091668A (ja) * | 2006-10-03 | 2008-04-17 | Tdk Corp | インダクタ部品の製造装置及び製造方法 |
CN109994307A (zh) * | 2019-04-17 | 2019-07-09 | 湖州师范学院求真学院 | 一种模压绕线电感器加工用自动输送线 |
CN109994307B (zh) * | 2019-04-17 | 2020-11-10 | 湖州师范学院求真学院 | 一种模压绕线电感器加工用自动输送线 |
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