JPH0785912A - 分割多極コネクタ - Google Patents

分割多極コネクタ

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JPH0785912A
JPH0785912A JP5253693A JP25369393A JPH0785912A JP H0785912 A JPH0785912 A JP H0785912A JP 5253693 A JP5253693 A JP 5253693A JP 25369393 A JP25369393 A JP 25369393A JP H0785912 A JPH0785912 A JP H0785912A
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    • H01R13/516Means for holding or embracing insulating body, e.g. casing, hoods
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    • H01R13/4368Insertion of locking piece from the rear comprising a temporary and a final locking position
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    • Y10S439/903Special latch for insert

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  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フレーム内に係止される複数の多極コネクタ
に不完全係止が生じた場合に、相手方のコネクタとの接
続時に不完全係止を検出するように構成した多極分割コ
ネクタを提供する。 【構成】 複数の多極サブコネクタ22a、22bにフ
レーム21に係止する係止手段および、仮係止突起16
を設け、誤挿入がない場合は前記フレーム内に前記多極
サブコネクタを嵌合し且つ係止して一体化させることに
より第1のコネクタ13を構成するとともに、この第1
のコネクタを接続する第2のコネクタ14に、前記仮係
止突起と衝合し且つ前記多極サブコネクタと前記フレー
ムとの係止不良があった場合に該多極サブコネクタを該
フレームから押し出すための仮係止アーム17を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数種のコネクタを一
つのフレーム内に組付けて構成した分割多極コネクタに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、自動車には各種ランプ、ワ
イパー、燃料計、スピードメーター等が装備され、これ
らの各種部品はワイヤーハーネスによって、ソケットで
ある電装ボックスに接続される。この際、各種部品毎に
個別にコネクタ端子を設けるとコネクタ端子の嵌合回数
が増加する等の種々の弊害があるので、集合コネクタと
も称されている分割多極コネクタが使用されている。図
7は従来の集合コネクタの一例を示すものであって、一
方のハウジング1は複数のサブハウジング5A、5Bを
フレーム部6で連結して構成されている。サブハウジン
グ部5Aおよび5Bには図示しないが雌型コネクタ端子
が組み込まれている。他方のハウジング2も複数のサブ
ハウジング部7A、7B、7Cをフレーム部8で連結し
て構成されている。サブハウジング部7A、7Bおよび
7Cには図示しないが雌型コネクタ端子が組み込まれ、
サブハウジング部7Bには図示しないが雄型コネクタ端
子が組み込まれている。双方のハウジング1、2は、ボ
ルト3とナット4とによる締め付けで結合される。
【0003】ワイヤーハーネスの組立て時には、ワイヤ
ーハーネスを何分割かにするサブ取りを行い、個々に組
立てを行う。この組立てが終わってから、分割されてい
るサブハウジング部5Aをフレーム部6に嵌め込んで他
方のサブハウジング部5Bと集合して一方のハウジング
1を構成する。また、分割されているサブハウジング7
Cをフレーム部8に嵌め込んで他方のサブハウジング部
7A、7Bと集合して他方のハウジング2を構成し、自
動車の製造ラインに納める。前記構成の集合コネクタ
は、各サブハウジング部5A、5Bと各サブハウジング
部7A〜7Cとがそれぞれ一体化されて一方のハウジン
グ1と他方のハウジング2とになっている。従って、自
動車の製造ラインでは、ボルト3とナット4とによる一
回の締め付けで多極コネクタの嵌合を行うことができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記構成の集
合コネクタにあっては、サブコネクタ5A、5Bをフレ
ーム6に装着する際、更にサブコネクタ7A、7B、7
Cをフレーム8に装着する際、フレームランス及び突起
等(図示省略)により係止するが、係止不完全の場合、
サブコネクタがフレームから外れたままボルト締めされ
ることがあり、この場合はコネクタの接続不良になる。
即ち、前記集合コネクタは、各サブコネクタと各フレー
ムとの係止を確認する手段がなく、係止不良が見過ごさ
れたまま次の工程に移行していた。なお、前記集合コネ
クタについては実開平4−94278号公報に開示され
ているが、更に実開昭61−166483号公報、同6
3−3075号公報等にも種々のコネクタ構造が開示さ
れている。
【0005】本発明の目的は、フレーム内に係止される
複数の多極サブコネクタに不完全係止が生じている場合
に、相手方のコネクタとの接続時に不完全係止を検出す
るように構成した分割多極サブコネクタを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の前記目的は、複
数の多極サブコネクタをフレーム内に嵌合した第1のコ
ネクタを第2のコネクタに通電可能に挿入する分割多極
コネクタにおいて、前記複数の多極サブコネクタに前記
フレームに係止する係止手段および前記第2のコネクタ
に仮係止される仮係止突起を設け、前記第2のコネクタ
側に、前記仮係止突起と衝合しかつ前記フレームに係止
される前記複数の多極サブコネクタのうちの不完全係止
状態の多極サブコネクタを前記フレームから押し出す仮
係止アームを設けたことを特徴とする分割多極コネクタ
により達成することができる。
【0007】
【作用】本発明に係る分割多極コネクタによれば、複数
種の多極サブコネクタにフレームに係止する係止手段を
設けたので、不完全挿入がない場合はフレーム内の多極
サブコネクタを嵌合し且つ係止して一体化することがで
きる。また、前記構成の第1のコネクタを接続する第2
のコネクタ、即ち相手方のコネクタに前記多極サブコネ
クタとフレームとの係止不良があった場合、係止不良の
多極サブコネクタをフレームから押し出すための仮係止
アームを設けたので、第1のコネクタに係止不良があっ
た場合に確実に検出することができ、係止不良を内在し
たままでの第2のコネクタとの接続を未然に防止するこ
とができる。
【0008】
【実施例】次に、図1〜図6を参照して本発明を適用し
た分割多極コネクタの実施例を詳細に説明する。図1は
分割多極コネクタの全体構成を示す斜視図、図2は雄型
コネクタを構成するフレームと多極サブコネクタとの係
止状態を示す要部断面図、図3はフレームと多極サブコ
ネクタとの未係止状態を示す要部断面図、図4は雄型コ
ネクタの構成を示す分解斜視図、図5は多極サブコネク
タの仮係止状態を示す断面図、図6は多極サブコネクタ
の本係止状態を示す断面図である。分割多極コネクタ1
1(以下、単にコネクタと略称する)の構成を大別する
と、ワイヤーハーネス12を接続した雄型コネクタ13
と、該雄型コネクタ13を嵌合する雌型コネクタ14と
により構成されている。なお、雄型コネクタ13は本発
明でいう第1のコネクタに相当し、雌型コネクタ14が
第2のコネクタに相当するものである。そして、雌型コ
ネクタ14は配線基板15に固定され、雌型コネクタ1
4に設けられた雄端子14a(図3参照)は配線基板1
5に形成された回路パターンに接続されている。
【0009】本実施例におけるコネクタ11の特徴は、
雄型コネクタ13を雌型コネクタ14に嵌合する際の仮
係止の状態で、雄型コネクタ13を構成するフレーム2
1と多極サブコネクタ22a、22bとの係止状態をチ
ェックし得るように構成したことにある。そして前記チ
ェックは、雄型コネクタ13に設けた仮係止突起16
と、雌型コネクタ14に設けた仮係止アーム17とによ
り行われるのであるが、説明の便宜のため雄型コネクタ
13の構成等について説明し、次いで雌型コネクタ14
への係止について説明する。
【0010】雄型コネクタ13は、図4に示すように長
方形の枠体に形成されたフレーム21、このフレーム2
1内に嵌合される複数種の多極サブコネクタ22a、2
2b、これらを背面側から支持するリヤホルダー23、
フレーム21内に多極サブコネクタ22a、22bを嵌
合した状態でフレーム21を覆うフレームカバー24等
により構成されている。多極サブコネクタ22a、22
bは、図4の枠内に拡大して例示したように、各種形状
のメス端子22xや22yをオスハウジング25内に個
々に絶縁状態で挿入して構成したものである。そして、
メス端子22x、22yの一端に、図1に示したワイヤ
ーハーネス12を構成する電線が通電可能に接続され
る。なお、図4では多極サブコネクタ22b用のリヤホ
ルダーは、オスハウジング25に本係止された状態であ
る。
【0011】次に、雄型コネクタ13の組み立て等につ
いて説明する。なお、多極コネクタ22a、22bの基
本的構造は同一構造であるので、組み立て工程と作用等
については多極コネクタ22aについて例示及び説明を
行う。オスハウジング25にリヤホルダー23をプリセ
ットし、メス端子22x、22yを後方、即ち図5に示
す左方から右方に向けて挿入する。この仮係止状態にあ
っては、リヤホルダー23のフランジ部23aは、図5
に示すようにオスハウジング25の外縁から突出してい
る。しかし、リヤホルダー23は可撓性を有しているの
で、フランジ部23aを図5に矢印Aで示すように付勢
し、更にオスハウジング25内に押し込むと、リヤホル
ダー23に形成した突起23bがオスハウジング25の
内側面に形成した凹部25cに係止する。そして、図6
に示すように先端部23cによりメス端子x、yの抜け
止めが行われ、図5に示した仮係止状態から本係止状態
になって多極サブコネクタ22aが構成される。
【0012】このようにして組み立てた多極サブコネク
タ22a、22bをフレーム21内に挿入するのである
が、この挿入作業はオスハウジング25の外側面に形成
したガイド用突起25a、25bをフレーム21の内側
面に形成したガイド部21a、21bに挿入して位置ず
れや誤挿入のないように行われる。そして、正規に挿入
された場合は、オスハウジング25の外側面に形成した
係止用突起31がフレーム21の内側面に形成したフレ
ームランス32に図2に示すように係止する。一方、挿
入が不完全に行われた場合は、係止用突起31は図3に
示すようにフレームランス32に係止せず、この係止不
良が雌型コネクタ14への嵌合時に確実に検出される。
次に、フレーム21の背面からフレームカバー24を取
り付けるのであるが、この取り付けに際してはフレーム
カバー24に形成した4個の係止爪26をフレーム21
に形成した4個所の係止部27に係止する。この結果、
図1に示すようにフレーム21内に多極サブコネクタ2
2a、22bを挿入し、且つフレームカバー24で覆っ
て一体化した雄型コネクタ13の組み立てが完了する。
【0013】次に、雄型コネクタ13を雌型コネクタ1
4に嵌合する際の作用について説明すると、雌型コネク
タ14の内側面に設けた仮係止アーム17に雄型コネク
タ13の外側面に設けた仮係止突起16を仮係止させ
る。この仮係止状態では、両コネクタ13、14は互い
に対向し且つ正規嵌合が行われるように相対的に平行状
態に置かれて位置規制され、雄型コネクタ13のほぼ中
央部に突出状態に設けたボルト28が雌型コネクタ14
のほぼ中央部に設けたネジ穴29に対応するようになる
ので、ボルト締めして嵌合される。なお、仮係止アーム
17の断面形状は、図3に図示されている。
【0014】以上の如く雄型コネクタ13を雌型コネク
タ14に嵌合する際、下記のような注目すべき作用が行
われる。即ち、多極コネクタ22a、22bをフレーム
21に挿入する際、図3に例示するようにオスハウジン
グ25の係止用突起31がフレーム21のフレームラン
ス32に掛からず未挿入、或いは不完全挿入に設けられ
る場合がある。このような場合、雌型コネクタ14に雄
型コネクタ13を押し込もうとすると、雌型コネクタ1
4の仮係止アーム17の先端部分が雄型コネクタ13の
仮係止突起16に当たり、多極サブコネクタ22a、2
2bを押し込み方向とは反対方向、即ち図3で右方に押
し出そうとする力が作用する。この結果、フレーム21
の背面33より多極サブコネクタ22a、22bの後端
部が突出するようになり、未挿入の検出が行われる。一
方、多極サブコネクタ22a、22bがフレーム21に
正規に係止されていれば、仮係止アーム17が仮係止突
起16と衝合する仮係止状態に設けられても、多極サブ
コネクタ22a、22bとフレーム21との係合が解除
されず、仮係止アーム17が仮係止突起16を乗り越え
て両コネクタ13、14の嵌合が行われる。従って、多
極サブコネクタ22a、22bのフレーム21からの後
ろ抜けは生じないで、多極サブコネクタ22a、22b
のフレーム21への挿入チェックが行われる。
【0015】即ち、多極コネクタ22a、22bの係止
用突起31とフレーム21のフレームランス32との係
止力は、雌型コネクタ14の仮係止突起16と雄型コネ
クタ13の仮係止アーム17との仮係止挿入力より大き
く設定されている。また図3に示すような多極サブコネ
クタ22a、22bとフレーム21との未装着状態での
摩擦力は、雌型コネクタ14と雄型コネクタ13との仮
係止挿入力より小に設定されている。従って、多極サブ
コネクタ22a、22bとフレーム21とが正規に係止
している場合は、雄型コネクタ13の雌型コネクタ14
への嵌合を行うことができ、正規に係止していない場合
は、多極サブコネクタ22a、22bがフレーム21か
ら押し出されて係止不良が検出され、係止不良を内在し
たままでの雌型コネクタ14との接続を防止することが
できる。
【0016】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る多
極分割コネクタは、複数種の多極サブコネクタにフレー
ムに係止する係止手段および仮係止突起を設け、誤挿入
がない場合はフレーム内に多極サブコネクタを嵌合し且
つ係止して一体化させて第1のコネクタを構成するとと
もに、前記構成の第1のコネクタを接続する第2のコネ
クタ、即ち相手方のコネクタに前記多極サブコネクタと
フレームとの係止不良があった場合、係止不良の多極サ
ブコネクタをフレームから押し出すための仮係止アーム
を設けた。従って、第1のコネクタに係止不良があった
場合に確実にこの係止不良を検出することができ、係止
不良を内在したままでの第2のコネクタとの接続を未然
に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す分割多極コネクタの斜
視図である。
【図2】多極サブコネクタとフレームとの係止状態を示
す断面図である。
【図3】多極サブコネクタとフレームとの係止不良の状
態を示す断面図である。
【図4】雌型コネクタの構成を示す分解斜視図である。
【図5】多極サブコネクタでのメス端子の仮係止状態を
示す断面図である。
【図6】多極サブコネクタでのメス端子の本係止状態を
示す断面図である。
【図7】従来の集合コネクタの一例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
11 分割多極コネクタ 13 雄型コネクタ 14 雌型コネクタ 16 仮係止突起 17 仮係止アーム 21 フレーム 22a、22b 多極サブコネクタ 22x、22y メス端子 23 リヤホルダー 24 フレームカバー 25 オスハウジング 26 係止爪 27 係止部 28 ボルト 29 ネジ穴 31 係止用突起 32 フレームランス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の多極サブコネクタをフレーム内に
    嵌合した第1のコネクタを第2のコネクタに通電可能に
    挿入する分割多極コネクタにおいて、前記複数の多極サ
    ブコネクタに前記フレームに係止する係止手段および前
    記第2のコネクタに仮係止される仮係止突起を設け、前
    記第2のコネクタ側に、前記仮係止突起と衝合しかつ前
    記フレームに係止される前記複数の多極サブコネクタの
    うちの不完全係止状態の多極サブコネクタを前記フレー
    ムから押し出す仮係止アームを設けたことを特徴とする
    分割多極コネクタ。
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