JPH0785620A - ディスク駆動装置のアクチュエータを磁気ラッチから離脱させるための方法及び装置 - Google Patents

ディスク駆動装置のアクチュエータを磁気ラッチから離脱させるための方法及び装置

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JPH0785620A
JPH0785620A JP6144776A JP14477694A JPH0785620A JP H0785620 A JPH0785620 A JP H0785620A JP 6144776 A JP6144776 A JP 6144776A JP 14477694 A JP14477694 A JP 14477694A JP H0785620 A JPH0785620 A JP H0785620A
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/54Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ディスク駆動装置の最内径(ID)におけるホ
ーム位置からのヘッド・アクチュエータ・アーム(HA
A)の離脱を最適化する。 【構成】磁気ラッチ32はHAA26をホーム位置に保
持する。電源オン時、第1極性の電流パルスがモータに
供給される。この初期電流パルスがアームを磁気ラッチ
から離脱させる。磁気ラッチからのアームの離脱を減速
するために、初期電流パルスに続いて反対極性の電流パ
ルスが供給される。2つのパルスの初期シーケンスがア
ームを磁気ラッチからの離脱させることに失敗した場
合、その2つの電流パルスが増大して反対極性のパルス
に続いて第1極性の小さい電流が供給される。ヘッドか
らの読取信号のモニタでアームがデータバンド領域1
2、更に、ディスクの最外径(OD)領域11まで移動
したことを表示する。第1極性の電流は小ステップで増
加し、アームをOD衝突停止子31と静かに接触させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク駆動装置を使
用する磁気記録の分野に関するものであり、更に詳しく
云えば、ディスク駆動装置において磁気ラッチからのヘ
ッド・アクチュエータの離脱を最適化するようにそのヘ
ッド・アクチュエータを付勢するための方法及び装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディスク駆動装置がオフにされる時にそ
のディスク駆動装置のアクチュエータ・アームをディス
クの非データ領域まで移動させること、及びそのアーム
をディスクの端部に留め置くことは、ディスク駆動装置
を使用する磁気記録の分野では通常行われていることで
ある。アクチュエータ・アームをこの留め置き位置、即
ち、ホーム位置に物理的に保持するように動作する種々
のラッチ装置に関して教示した数多くの従来技術があ
る。以下の特許はその例示である。
【0003】米国特許第4,881,139号は、コイル
の瞬時付勢によって鉄のラッチ・アームの位置が2つの
位置の間で制御されるというディスク駆動装置用のラッ
チ機構を開示している。このラッチ・アームのそれぞれ
の位置は、ヘッド・アクチュエータ・アームをラッチす
るように又は解放するように動作する。コイルは、ラッ
チをセットする極性にラッチ・アームを動かすために、
1つの方向に瞬間的に付勢される。又、ラッチを解放す
る逆極性にラッチ・アームを動かすためには、そのコイ
ルは逆方向に瞬間的に付勢される。ラッチ・アームの両
方の位置において、ヘッド・アーム・アクチュエータ・
モータからの漂遊磁束がそのラッチ・アームを通り抜け
ている。
【0004】本発明は、ヘッド・アクチュエータ・アー
ムを磁気ラッチから離脱させるように動作するアクチュ
エータ・モータの可変的な且つ制御された付勢を与え
る。従来技術は、誘導型の記録ヘッド及び磁気抵抗型の
再生ヘッドの間に存在することあるトラック方向の不均
衡を補整するためのそのようなアクチュエータ・モータ
の可変的な且つ制御された付勢を教示している。米国特
許第4,802,033号はその一例である。
【0005】米国特許第5,003,415号は、アクチ
ュエータ・モータのボイス・コイルに作用する周辺の力
を均衡させるように、そのボイス・コイルに供給される
電流が調節される。
【0006】上記の装置はそれらの意図した目的に対し
ては概して有用であるけれども、ディスク駆動装置のヘ
ッド・アクチュエータ・アームが磁気的にラッチされる
ホーム位置からのそのヘッド・アクチュエータ・アーム
の離脱を最適化にする方法及び装置に対する要求がこの
分野には残っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ディ
スク駆動装置のヘッド・アクチュエータをホーム位置に
保持するように動作する磁気ラッチが存在する場合、そ
のホーム位置からのヘッド・アクチュエータの離脱を最
適にするための方法及び装置を提供することにある。
【0008】本発明のもう1つの目的は、磁気ラッチに
よって与えられる保持力の変化、例えば、或期間にわた
って生じる永久磁石の保持力の変化を補整するための方
法及び装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の動作は、アクチ
ュエータ・アームが磁気ラッチの力の影響から脱するこ
と、及び回転する磁気記録データ・ディスクに関して選
択された位置又はトラックに正確に且つ最適にもたらさ
れることを保証する。
【0010】開示される本発明の実施例では、ヘッド・
アクチュエータ・アームのホーム位置はディスクのID
(Inner Diameter、即ち、最内径)に隣
接して位置決めされる。本発明にとっては重要でない種
々の理由のために、ヘッド・アクチュエータ・アームが
磁気ラッチによってホーム位置に保持される力は±20
%も変化し得ることは注目される。ディスク駆動装置が
電力を与えられる時、即ち、オンにされる時、データ処
理が始まる前に、アクチュエータ・アームをこの磁気ラ
ッチから離脱させ、予め選択されたディスク・トラック
又はシリンダまで移動させる必要がある。即ち、アクチ
ュエータ・アームの位置が初期設定されなければならな
い。
【0011】本発明は、ディスク駆動装置において、デ
ィスクの端部、例えば、ディスクのIDにおける位置指
定されたホーム位置からのヘッド・アクチュエータ・ア
ームの離脱を最適にするための方法及び装置を提供する
ものである。
【0012】磁気ラッチは、アクチュエータ・アームを
ホーム位置に保持するように動作する。アームのアクチ
ュエータ・モータの電流付勢は、アームを磁気ラッチか
ら離脱させるように動作する。電流付勢の大きさは、生
じ得る磁気保持力の変化を補うように本発明に従って制
御される。
【0013】ディスク駆動装置がオンにされる時、第1
の極性の電流パルスがアクチュエータ・モータに供給さ
れる。この初期電流パルスは、通常、アームを磁気ラッ
チから離脱させることに成功する。この初期電流パルス
に続いて反対極性の電流パルスが生じ、磁気ラッチから
のアームの離脱を減速させる。2つの電流パルスのこの
初期シーケンスがアームを磁気ラッチから離脱させるこ
とに失敗した場合、2つの電流パルスの大きさは増大さ
れ、そして第2の反対極性パルスに続いて、前記第1の
極性の比較的長い期間の小さい電流パルスが生じること
が望ましい。そのような電流の大きさの増加でも磁気ラ
ッチの保持力に打ち勝つことができないことがあり、そ
の場合には、その手順は更に大きな電流でもって繰り返
される。勿論、そのような繰り返しによって、電流の大
きさが最大許可能容値に達する場合、スタート不良が表
示される。
【0014】何れにしても、ディスクのOD(Oute
r Diameter、即ち、最外径)領域に向かっ
て、ディスクの中央部に置かれたデータバンド領域の中
にアームが実際に移動したことを表わすために、ヘッド
からの読取り信号がモニタされる。更に、そのヘッドが
或選択されたトラック又はシリンダに、例えば、データ
バンド内の第1シリンダ(シリンダ0と呼ばれることが
多い)に位置付けられるまで、そのヘッドからの信号は
モニタされる。そこで、アクチュエータ・モータは、こ
の選択されたトラックをトラック追従するようにサーボ
制御される。ディスク駆動装置は、今や、データ処理動
作の準備が完了する。
【0015】ディスク駆動装置の機械的及び電気的構成
及び配置は、ヘッド・アクチュエータ・アームにおいて
強制バイアスを与えることが多い。そのような強制バイ
アスの1つのタイプは、ディスクの中央部のデータバン
ド領域、通常は、ディスクのデータバンドのほぼ中央部
に置かれたゼロ強制バイアス位置に向けてアームをバイ
アスするように動作する。即ち、アクチュエータ・アー
ムがこのゼロ強制バイアス位置のどちらかの側にある
時、アームはこの中央部位置に向けて強制バイアスされ
る。
【0016】本発明がそのようなディスク駆動装置によ
って使用されるべき時、ディスクのOD領域に向かっ
て、ディスクの中央に置かれたデータバンド領域の中に
アームが実際に移動したことを表わすために、ヘッドか
らの読取り信号がモニタされることが望ましい。この時
点で、前記第1の極性の或大きさの電流が、この強制バ
イアスに打ち勝つために小さな増加ステップでアクチュ
エータ・モータに供給され、アームをディスク駆動装置
のOD衝突停止子と静かに物理的に接触させる。そこ
で、前記第1の極性の電流は、小さいステップで減少さ
れる。アームはそれがOD衝突停止子の位置にある時に
はディスクの中央部に向けてバイアスされるので、アー
ムはOD衝突停止子から離れてディスクの中央部に向け
て静かに移動する。ヘッド信号は、ヘッドが選択された
データバンド・トラック又はシリンダ、例えば、データ
バンド内の第1シリンダに位置付けられるまで、再びモ
ニタされる。そこで、アクチュエータ・モータは、この
選択されたトラックにおいてトラック追従するように制
御される。今や、ディスク駆動装置はデータ処理動作の
準備が完了する。
【0017】更に他のディスク駆動装置の構成では、ア
クチュエータ・アームがアクチュエータ・モータの付勢
によってOD衝突停止子から離れるように電気的に駆動
されることをアクチュエータ・アームにおける強制バイ
アスは必要とすることがある。即ち、アクチュエータ・
アームはOD衝突停止子に向けて強制バイアスされる。
本発明がそのようなディスク駆動装置によって使用され
る時、前記第2の極性の電流パルスは、アクチュエータ
・モータがアクチュエータ・アームをOD衝突停止子か
ら離脱させるようアクチュエータ・モータを付勢するた
めに使用される。これら電流パルスは、OD衝突停止子
に向けたアームの強制バイアスに打ち勝つよう動作す
る。ヘッドが選択されたデータバンド・トラック又はシ
リンダに位置付けられるまで、ヘッド信号が再びモニタ
される。そして、アクチュエータ・モータはこの選択さ
れたトラックをトラック追従するようにサーボ制御され
る。今や、ディスク駆動装置はデータ処理動作の準備を
完了する。
【0018】従って、本発明の種々の実施例はすべて、
アクチュエータ・アームが磁気ラッチから離脱しそして
最早そのアームが磁気ラッチの力の影響を受けないディ
スク上の領域まで動かされてしまったことをヘッドから
の信号が表わすまで、アクチュエータ・モータに供給さ
れる前記2つ初期電流パルスの大きさを徐々に増加させ
るように動作する。そこで、アクチュエータ・モータへ
の電流は可変的な態様で制御され、アクチュエータ・ア
ームに与えられる機械的及び電気的強制バイアスに従っ
て、事前選択されたトラックをトラック追従しそれによ
って、良好なスタートが表わされる。
【0019】ディスク駆動装置の構成がアクチュエータ
・アームにおいて強制バイアスを与える時、又は、事前
選択されたデータ・トラック又はシリンダにおけるヘッ
ドの位置を初期設定するためにディスクのフォーマット
がディスク・シリンダのカウント動作を必要とする時、
本発明は、アクチュエータ・アームがこの事前選択され
たデータ・トラックに正確に位置付けられるようにアク
チュエータ・モータの電流付勢を行う。
【0020】
【実施例】本発明は、ディスク駆動装置を使用した磁気
データ記憶装置に関するものである。通常のディスク駆
動装置では、読取り・書込ヘッド、即ち、変換器は可動
アクチュエータ・アーム上に装着される。それらヘッド
は、アクチュエータ・モータの選択的制御又は付勢によ
って所望のディスク・シリンダ又はトラックまで動かさ
れる。通常、ディスクはスピンドル上に装着される。ス
ピンドルは、スピンドル・モータの動作によってほぼ一
定の速度で回転される。スピンドルは、通常、多数のデ
ィスクをスタック状に支持する。その場合、それらディ
スクの同じ番号を付けられたすべてのトラックがシリン
ダと呼ばれる形に、全体として整列している。所望のト
ラック又はシリンダに関するヘッド・アクチュエータ及
びそれのヘッドの位置を制御するために、2つの一般的
なタイプのサーボ・トラッキング技法を設けることが可
能である。第1のタイプのサーボでは、それらディスク
のうちの1つが各シリンダに対するサーボ・トラックを
持っている。もう1つのタイプのサーボでは、各ディス
クの個々のトラックが、セクタ・サーボ又は組込みサー
ボと呼ばれるものを持っている。使用されるサーボのタ
イプは、本発明の利用にとって重要ではない。
【0021】この一般的なタイプのディスク駆動装置が
電源を落とされる(即ち、オフにされる)時、ディスク
が回転を止める前に、それらディスクの最内径(ID)
又は最外径(OD)近くのホーム位置までヘッド・アク
チュエータ・アームを移動することが一般的である。ア
ームをディスクに関するそれの移動範囲のこれら両端ま
で移動するようにアクチュエータ・アーム用のモータが
制御される時、アクチュエータ・アームの移動を物理的
に止める手段として、ID衝突停止子及びOD衝突停止
子を設けることも一般的である。
【0022】ディスク駆動装置の電源がオフの時に、ヘ
ッドが偶発的にこのホーム位置から離れて動かされない
ようにするために、アクチュエータ・アームをそのホー
ム位置にラッチ又は保持するように動作する強制バイア
スを設けることも一般的である。このようなホーム・ラ
ッチの1つは、アクチュエータ・アームをそのホーム位
置に保持する磁気力を与える。例えば、ホーム位置に隣
接して永久磁石を設けることも可能である。この磁石
は、アクチュエータ・アームを磁気的に引き付け、それ
をそのホーム位置に保持するように動作可能である。
【0023】その後、ディスク駆動装置がオンにされる
時、そのディスク駆動装置は、先ずアクチュエータ・ア
ームをそのホーム・ラッチから離れるように動かすこと
によって初期設定され、又はデータ処理のための準備完
了状態にされる。本発明は、磁気ホーム・ラッチのよう
なホーム・ラッチからのアクチュエータ・アームの離脱
を最適にするようにヘッド・アクチュエータ・モータを
付勢するための方法及び装置に関するものである。
【0024】本発明は特にそれに限定されるものではな
いけれども、本発明の実施例は、ディスク又はディスク
・スタックのIDに隣接してアクチュエータ・アームの
ためのホーム位置を与える磁気ホーム・ラッチを与える
ものである。このホーム・ラッチからのアクチュエータ
・アームの制御された離脱を行うために、生じ得る磁気
的な保持力の如何なる変化もアームのアクチュエータ・
モータの電流付勢によって補整される。
【0025】ディスク駆動装置がオンにされる時、第1
の極性の電流パルスがアクチュエータ・モータに供給さ
れる。この初期電流パルスは、通常はアームを磁気ラッ
チから離脱させる。その初期電流パルスに続いて、反対
極性の第2の電流パルスが生じる。この第2の電流パル
スは、磁気ラッチから離れるアームの移動を減速させ
る。この2つの電流パルスによる初期シーケンスがアー
ムを磁気ラッチから離脱させることに失敗した場合、そ
の2つの電流パルスの大きさは増加させられ、そしてそ
の反対極性の第2の電流パルスに続いて上記第1の極性
の小さい電流が生じる。
【0026】ヘッドからの読み取られた信号はモニタさ
れ、アクチュエータ・モータは事前選択されたディスク
・トラックをシークしそしてトラック追従するように制
御される。この方法で、アクチュエータ・アーム及びそ
れのヘッドの位置が初期設定される。
【0027】ディスク駆動装置の機械的及び電気的構成
の結果アクチュエータ・アームが強制バイアスされる本
発明の実施例では、又はアクチュエータ・アームの位置
を初期設定するためにディスクのフォーマットがディス
ク・トラックをカウントする必要がある時には、ヘッド
から読み取られた信号がモニタされ、アームがそのディ
スクの中央部に置かれたデータバンド領域の中に移動
し、しかる後ディスクのODに向けて移動したことを表
わす。この時点で、アームをディスク駆動装置のOD衝
突停止子と静かに物理的に接触させるために、上記第1
の極性の電流が小さいステップで増加しながら供給され
る。アクチュエータ・モータへの電流は、OD衝突停止
子から離れたアクチュエータ・アームを事前選択された
ディスク・トラックにもたらすように制御され、そのト
ラックでアクチュエータ・アームの位置が初期設定され
る。
【0028】例えば、アクチュエータ・アームがOD衝
突停止子から離れてディスクの中央部に向けて強制バイ
アスされる時、前記第1の極性の電流は小さいステップ
で減少する。アームがディスクの中央部に向けて強制バ
イアスされるので、今や、そのアームはOD衝突停止子
から離れてディスクの中央部に向かって静かに移動す
る。ヘッドが選択されたデータバンド・トラック又はシ
リンダ、例えば、シリンダ0に位置付けられるまで、ヘ
ッド信号はモニタされる。そこで、ディスク駆動装置は
データ処理動作の準備を完了する。
【0029】図1はこのような例示的な磁気記録ディス
ク10の平面図であり、そのディスクのODガードバン
ド11、データバンド12、及びIDガードバンド13
を示す。
【0030】当業者には良く知られているように、ディ
スク駆動装置の構造及び配列はヘッド・アクチュエータ
・アーム上に強制バイアスを与えることが可能である。
図2は、この強制バイアスが図1に示されたディスク1
0の中央のデータバンド領域に向けて、通常は、ディス
クのデータ・バンドのほぼ中央に置かれるゼロ強制バイ
アス位置に向けて、アームをバイアスするように動作す
る1つの例である。図2は、そのようなアーム強制バイ
アス状態を表わす代表的な図であり、その図の水平軸
は、ディスクのODにおけるシリンダ「−26」で始ま
りそしてディスクのIDにおける正の番号のシリンダで
終わるディスク・シリンダを表わす。図2の縦軸はアク
チュエータ・アームにおける「+」及び「−」強制バイ
アスを表わし、水平軸20は0強制軸状態である。図2
の約束事では、「+」の力はディスクのIDからデータ
バンドの中央に向けてアクチュエータ・アームを移動さ
せようとする力であり、一方、「−」の力はディスクの
ODからデータバンドの中央に向けてアクチュエータ・
アームを移動させようとする力である。
【0031】本発明はそれに限定されるべきものではな
いけれども、ディスク駆動装置のアクチュエータ・アー
ムは、正のシリンダとして任意に指定されたディスクの
IDシリンダに隣接したそれのホーム位置を有する。デ
ィスク駆動装置の磁気ラッチ32は、このディスク・シ
リンダに隣接してアクチュエータ・アームを保持するよ
うに置かれる。
【0032】図2の代表的な表示では、ODガードバン
ド17はシリンダ−26乃至0より成り、IDガードバ
ンド18はシリンダ4200乃至更に高い番号の正のシ
リンダより成る。更に、当業者にはよく知られているよ
うに、ID及びOD衝突停止子がディスクのID及びO
Dに隣接して設けられる。これらの衝突停止子は、アー
ムがこれら2つのディスク端まで駆動された時、アクチ
ュエータ・アームの移動を物理的に止めるように動作す
る。
【0033】図2の強制バイアス・ヒステリシス強制曲
線は、インバウンド曲線と呼ばれる第1の曲線部分15
を与える。この部分は、アクチュエータ・アームがディ
スクのODからディスクのIDに向かって移動する時の
そのアクチュエータ・アームにおける強制バイアスを示
す。アウトバウンド曲線と呼ばれる曲線部分16は、ア
クチュエータ・アームがディスクのIDからディスクの
ODに向かって移動する時のそのアクチュエータ・アー
ムにおける強制バイアスを示す。図2において見られる
ように、インバウンド曲線15のゼロ強制位置はシリン
ダ1487の付近で生じ、一方、アウトバウンド曲線1
6のゼロ強制位置はシリンダ2064付近で生じる。
【0034】図2の部分19は、ディスクのIDに隣接
したヘッドのホーム位置を与えるように位置付けられた
磁気ラッチの効果を表わす。明らかなように、磁気ラッ
チの存在は、ディスクのデータバンドの中央部に向かっ
てアクチュエータ・アームを最早強制バイアスされなく
し、実際に、そのアームはディスクの中央部から離れる
ようにそのディスクのIDに隣接したホーム位置に強制
バイアスされる。
【0035】本発明の動作は、曲線部分19によって表
わされた力に打ち勝ち、従って、アクチュエータ・アー
ムを曲線部分16上を移動させる。この状態は、アーム
がディスクのIDから離脱する時、データバンドにおけ
るデータ・シリンダを読み取ることによって検出され
る。この状態が検出される時、増大する小さい正の極性
の電流がアームのアクチュエータ・モータに供給され、
従って、アームがOD衝突停止子と係合するまで、デー
タバンド及びODガードバンドを通して静かにアームを
移動させる。この係合の時点で、アクチュエータ・モー
タへの正の極性の電流が小さいステップで減少され、従
って、曲線部分15の強制バイアスがアームをデータバ
ンド領域の中へ静かに移動させることを可能にする。デ
ータバンドにおけるシリンダの読み取りは、そのデータ
バンドにおける指定されたトラック(例えば、シリンダ
0)に関するトラック追従を可能にし、そこで、ディス
ク駆動装置は初期設定され、データ処理は確実に開始可
能である。
【0036】図2によって表わされるアクチュエータ・
アームの力を持ったディスク駆動装置に関して本発明の
実施例を説明するけれども、本発明はそのようなディス
ク駆動装置による利用に限定されるものではない。
【0037】図3はディスク駆動装置25の簡単な平面
図であり、スピンドル・モータ34の動作によってスピ
ンドル軸33の回りを反時計方向に回転するディスク1
0のスタックを示す。ディスク駆動装置のヘッド・アク
チュエータ・アーム26はアクチュエータ・モータ29
の動作によってピボット軸28の回りを双方向に回転す
る。アーム26及びそれに担持されたヘッド27は、ア
ーム26の部分35がOD衝突停止子31と係合するO
D位置にある状態を示される。アーム26のこの状態で
は、ディスク10は、導体40によって与えられるオン
・コマンドによって最高の動作速度で回転している。
【0038】図3はアクチュエータ・モータ29を回転
アクチュエータとして示すけれども、本発明は他のタイ
プのアクチュエータ・モータ、例えば、ボイスコイル・
モータを利用することもできるので、このような実施例
に限定されるものではない。
【0039】アクチュエータ・アーム26の破線で示し
た位置は、アーム26の透磁性部分35が磁気ホーム・
ラッチ兼ID衝突停止子32と係合している状態を示
す。その磁気ラッチ部分32は永久磁石41によって与
えられる。その永久磁石はアーム26の透磁性部分35
を磁気的に引き付け、アーム26に対して示された破線
のホーム位置に留まるように強制バイアスする(図2の
曲線部分19)。図3は、本発明に従って単一の物理的
構造体の形に統合された磁気ラッチ兼ID衝突停止子を
示すけれども、これら2つの機能を2つの別々の物理的
構造体によって与えることも可能である。
【0040】アクチュエータ・アーム26を示す破線
は、ディスクのIDに隣接したホーム位置におけるアー
ム26によって担持されたヘッド27を示す。アーム2
6のこの状態では、ディスク10は、例えば、静止して
おり、ディスク駆動装置25は電源をオフにされる。
【0041】本発明によれば、ディスク駆動装置25が
電源を投入された時、導体40及び37におけるオン・
コマンドの存在によってアーム26及びヘッド27の位
置が初期設定される。即ち、それらの位置は、電源42
及び初期設定論理回路43によって与えられるアクチュ
エータ・モータ29の選択的な電流付勢によるモータ2
9の制御により初期設定される。アクチュエータ・モー
タ29はトラック追従サーボ30によっても制御され
る。サーボ30は導体38を介してトラック追従コマン
ドを受け取り、導体39によってトラック追従サーボ3
0に与えられたヘッド読み取りフィードバック信号によ
って、指定されたディスク・トラックをヘッド27に追
従させることができる。
【0042】前述のように、ディスク駆動装置25は、
本発明の基本的動作には重要でない多くの機械的及び電
気的構成を備えることが可能である。即ち、アクチュエ
ータ・アーム26はディスク10における任意の特定な
位置に強制バイアスされなくてもよい。又、ディスク1
0のフォーマットはアクチュエータ・アーム26の位置
を初期設定するためにトラック・シリンダをカウントす
ることを必要とするものでもよく、アクチュエータ・ア
ーム26における強制バイアスは図2に示されるような
ものでもよい。
【0043】先ず、ディスク駆動装置25の構成及び配
列は図2に示されるようにアクチュエータ・アーム26
上に強制バイアスを与えるものと仮定すると、この強制
バイアスは、ディスク10のデータバンド領域12に向
けて、通常は、データバンド領域12のほぼ中央にある
ゼロ強制バイアス位置に向けて、アーム26をバイアス
するように動作する。
【0044】ヘッド27に対するホーム位置をディスク
10のIDに隣接して与えるように位置付けられたアク
チュエータ・アーム26の破線位置は、図2の部分19
として示されたバイアス力(即ち、磁気ラッチ32の強
制効果)をそのアームに受けさせる。磁気ラッチ32の
存在は、アーム26を、最早、データバンド12の中央
部に向けて強制バイアスさせない。事実、アーム26
は、図2の曲線部分19によって示されるように、ディ
スク10の中央部から離れるようにそのディスクのID
に隣接したホーム位置に強制バイアスされる。
【0045】図4及び図5は、ディスク駆動装置25が
図2に示されたようなアーム・バイアスを持つタイプの
ものである時、図3のアクチュエータ・モータ29に供
給される電流を示す代表的な電流波形図である。図4
は、磁気ラッチ32の力に打ち勝つために再試行を必要
としなかった時の、即ち、アクチュエータ・アーム26
の部分35がこの電流シーケンスによって磁気ラッチ3
2の磁気力から離れてうまく引き付けられた時のディス
ク駆動装置開始初期設定の電流シーケンスを示す。図5
は、図4の最初の2つの電流パルス45及び46がアク
チュエータ・アーム26の部分35を引きつけて磁気ラ
ッチ32から離すこと(そのラッチの力の影響を受けな
くすること)に成功せず、従って、磁気ラッチ32の力
に打ち勝つためには、図5に示された再試行電流が必要
であった時の開始初期設定を示す。
【0046】図4を参照すると、図3のディスク駆動装
置がオンにされる時(即ち、動作電力がそれに供給さ
れ、図3の導体37及び40がアクティブになる時)、
初期設定論理回路43が動作して第1の電流パルス45
をアクチュエータ・モータ29に供給する。その電流パ
ルス45の極性は正として指定されているものとする。
この極性の電流パルスは、図3の破線位置からそのピボ
ット軸28の回りに時計方向にアーム26を回転させよ
うとする力をアーム26に印加するようモータ29を動
作させる。図4では、アーム26は、実際に、磁気ラッ
チ32の力の影響をから脱出する。本発明にとっては重
要ではないけれども、パルス45は、約350ミリアン
ペアの大きさであり、約5ミリ秒の期間のものである。
【0047】パルス45に続いて、約350ミリアンペ
アの反対極性の電流パルス46が生じ、それがモータ2
9に供給される。本発明にとって重要ではないけれど
も、パルス46はパルス45とほぼ等しい大きさ及び期
間のものである。パルス46がモータ29に供給された
時、アーム26はピボット軸28の回りを時計方向に回
転しつつあり、アーム部分35はOD衝突停止子31に
向かって移動しつつある。電流パルス46の効果は、ア
ーム部分35がOD衝突停止子31に接近する速度を減
少させることである。
【0048】電流パルス46に続いて、ゼロの大きさの
且つ20ミリ秒間の電流パルス47がモータ29に供給
される。この20ミリ秒の期間の終了時には、アーム部
分35はOD衝突停止子31とまだ接触していない。ア
ーム部分35がOD衝突停止子31と静かに係合するこ
とを確実にするために、第1シーケンスの漸増電流パル
ス、即ち、電流ステップ48乃至52がモータ29に供
給される。本発明にとっては重要ではないけれども、電
流パルス48乃至52は約175ミリ秒の期間のもので
あり、1ステップ当り約175ミリアンペアの大きさで
増加する。電流パルス48乃至52の効果は、アーム2
6における強制バイアスに打ち勝つこと(図2参照)、
そして、アーム部分35をOD衝突停止子31と静かに
係合させることである。電流パルス52の時に、アーム
26はOD衝突停止子31と係合する。
【0049】電流パルス51乃至48と期間及び大きさ
が同じである第2シーケンスの漸減電流パルス、即ち、
電流ステップ53乃至56がモータ29に供給される。
これらの電流パルスの効果は、モータ29がアーム26
に与える力を減少させることである。その結果、アーム
26は、図2に示された強制バイアスの影響の下で反時
計方向に回転し始める。アーム26のこの動きは、読み
取り可能なシリンダ又はトラックを含むディスクの領域
にアーム26をもたらす。ヘッド27はこれらのトラッ
クを読み取り、そして事前選択されたトラック、例え
ば、図2のトラック0を追従するようモータ29を制御
することを可能にする信号をトラック追従サーボに与え
る(図4の57を参照)。ディスク駆動装置25は今や
初期設定され、データ処理が開始可能である。
【0050】図5は図4とほぼ同じであるが、磁気ラッ
チ32の力に打ち勝つために再試行を必要とするディス
ク駆動装置開始初期設定の時、図3のアクチュエータ・
モータ29に供給される電流を示す。
【0051】このような再試行が必要である状況では、
先ず、図4の電流パルス45及び46がモータ29に供
給される。これら電流パルスの結果、磁気ラッチ32の
力の影響から脱することができなかったものと仮定す
る。その場合、2つの例示的状況が起こり得る。その第
1では、アーム部分35は磁気ラッチ32から離脱しな
い。このことは、初期設定論理回路43(図3)がヘッ
ド27から読み取られた信号を検出しないことによって
表わされる。第2の例示的状況では、アーム26は時計
方向に移動し始めるが、わずかな量の時計方向の回転の
後、アーム26は停止し、磁気ラッチ32の力の影響の
下に反時計方向に回転し始める。このことは、例えば、
ヘッド27がディスクのデータバンド領域12(図1)
の中に移動したことを初期設定論理回路43が先ず検出
すること、それに続いて、ヘッド27がIDガードバン
ド13に入ったことをその論理回路43が検出すること
によって表わされる。
【0052】これらの事象のどちらかが生じると、図5
の再試行電流シーケンスが論理回路43によって実施さ
れる。初期設定論理回路43は第1の電流パルス145
をアクチュエータ・モータ29に供給するように動作す
る。電流パルス145の極性は再び正である。電流パル
ス145の大きさは、パルス45の大きさよりも大きい
約12ミリアンペアである。図5では、アーム26が、
実際に、磁気ラッチ32の力の影響から脱するものと仮
定する。
【0053】パルス145に続いて、反対極性の電流パ
ルス146が生じ、モータ29に供給される。パルス1
46がパルス145に等しい大きさ及び期間のものであ
ることが望ましいが、それは重要なことではない。パル
ス146をモータ29に与える時、アーム26はピボッ
ト軸28の回りを時計方向に回転しつつあり、アーム部
分35はOD衝突停止子31に向かって移動しつつあ
る。電流パルス146の効果は、アーム部分35がOD
衝突停止子31に接近する速度を減少させることであ
る。
【0054】電流パルス146に続いて、約12ミリア
ンペアの大きさ及び約20ミリ秒の期間の電流パルス1
47がモータ29に供給される。この20ミリ秒の期間
の終了時には、アーム部分35はまだOD衝突停止子3
1と接触していない。
【0055】アーム26は電流パルス145、146、
および147によって磁気ラッチ32からうまく脱出し
たと仮定すると、電流パルス48乃至56が再びモータ
29に供給されて、先ずOD衝突停止子31と係合する
という前述の効果を達成し、しかる後、アームの回転方
向を反転する。図5の部分57においては、アーム26
及びヘッド27の位置が再びうまく初期設定される。
【0056】前述のように、図5は、図4の電流波形が
磁気ラッチ32の力の影響からアーム26を脱出させる
ことに失敗した後の最初の再試行である。図5の電流波
形もアーム26を磁気ラッチ32から脱出させることに
失敗した場合、電流パルス145、146、及び147
の大きさがすべて増大したもう1つの再試行が行われる
であろう。そのような複数の再試行でもアーム26を磁
気ラッチ32の影響から脱出させることができない場
合、及び複数の再試行の結果、種々の電流パルスの大き
さの増加が最大値に達した場合、論理回路43は、電源
オン・コマンドを導体37及び40に発生した結果とし
てディスク駆動装置25をスタートさせることができな
かったことを信号するように動作するであろう。
【0057】図6は図4と同様の代表的な電流波形図で
あるが、ディスク駆動装置の機械的及び電気的構成によ
って強制バイアスされないアーム26を持ったディスク
駆動装置25のためのものである。本発明がこのような
ディスク駆動装置により使用される時、図4及び図5の
電流パルスシーケンス48乃至56は一般には不必要で
ある。その結果、図6に示されるようなスタートが成功
すると、一般に、ゼロの大きさの電流パルス47の終了
後にアクチュエータ・モータ29によるトラック追従が
生じる。
【0058】図7は、図6のモータ29の付勢がアーム
部分35を磁気ラッチ32の力の影響の外に移動するこ
とができなかった時のそのようなディスク駆動装置25
に対する代表的な電流波形図である。その結果、その再
試行電流波形145、146、及び147がモータ29
に供給される。スタートが成功したと仮定すると、一般
的には、ゼロの大きさの電流パルス47が終了した後、
アクチュエータ・モータ29によるトラック追従が始ま
る。
【0059】複数の再試行が必要である場合、及び電流
の大きさが許容可能な最大値に達する場合、論理回路4
3は、線37及び40を介してオン・コマンドを受けた
後、うまくスタートできなかったことを再び信号するで
あろう。
【0060】前述のように、本発明が利用する1つの例
示的なディスク駆動装置25は、電源オン・コマンドが
線37及び40に生じた時にアーム26及びヘッド27
の位置を初期設定するためには、ディスク・トラック又
はシリンダをカウントすることを必要とするフォーマッ
トを持ったディスク10を有する。このようなディスク
駆動装置25では、図6及び図7の電流波形は、アーム
26をOD衝突停止子31に向けて時計方向に静かに移
動させるために、電流パルス47及び147の後に追加
の電流波形を含むであろう。次に、モータ29は、トラ
ック追従が始まるデータバンド12(図1参照)の中へ
反時計方向にアーム26を移動させるように制御され
る。これに続いて、アーム26がODガードバンド11
に向かって時計方向に移動する時、1トラック又はシリ
ンダ・シークが生じる。次に、アーム26は反時計方向
に動くように、及び1シリンダ・シークを再び行うよう
に制御される。アーム26が反時計方向に移動する時、
トラックがカウントされ、アーム26及びヘッド27に
位置が所定のシリンダ(例えば、図2のシリンダ0)に
おいて初期設定される。
【0061】図8は、図6及び図7に示された電流波形
を実施するために、図3の初期設定論理回路43によっ
て行われる機能を示すフローチャートである。図8の論
理機能は導体37におけるオン・コマンドの発生によっ
て開始される(図8の論理機能65を参照)。機能65
は、機能66で示されるように、5ミリ秒の順方向電流
パルス45をアクチュエータ・モータ29へ供給させ
る。この事象に続いて、論理機能67及び68(即ち、
第2の5ミリ秒の反対方向電流パルス46がモータ29
に供給される)が逐次生じ、そしてモータ29への20
ミリ秒の第3の順方向電流パルス47(初期電流パルス
47の大きさはゼロである)の供給が生じる。
【0062】モータ29への3つの電流パルス45、4
6、及び47のこの最初の供給は、アーム26を磁気ラ
ッチ32から離脱させることがあり、或いは離脱させな
いこともある。当業者には明らかなように、アーム26
が磁気ラッチ32の磁気力の影響から離れるようにうま
く移動したことを検出するために、多くの既知の手段を
設けることが可能である。ヘッド27によって供給され
る読み取られた信号を監視するための好ましい手段は初
期設定論理回路43である。この信号は、少なくとも、
電流パルス47の発生時及び発生後、監視される。この
信号監視は、図3では、読み取られた信号をヘッド27
から論理回路43に供給する導体44によって実施され
る。
【0063】先ず、図6の3つの初期電流パルス45、
46、及び47が磁気ラッチ32からのアーム26の離
脱に成功したと仮定する。この場合、モータ29のトラ
ック追従の付勢が電流パルス47の直後に始まる。トラ
ック追従の態様は当業者に良く知られており、本発明に
とっては重要ではない。それはアーム26及びヘッド2
7が事前選択されたトラックに位置付けられるといえば
十分であり、そして良好なスタートが信号され、その結
果、ディスク駆動装置25を使用したデータ処理動作が
開始可能となる。
【0064】次に、図6の3つの初期電流パルス45、
46、及び47が上記離脱に成功しなかったと仮定す
る。今や、図8の論理機能70が実施されなければなら
ない。論理機能70は、ヘッド27がディスク10のデ
ータバンド12の中に移動してしまったかどうかを決定
するために、ヘッド27からの信号を読み取ることによ
って実施される。ヘッドがデータバンド12の中に移動
してない場合、論理機能70の「ノー」出力によって、
論理機能71が実施される。即ち、順方向電流パルス4
5の大きさは145で示されるように増大され、逆方向
電流パルス46の大きさは146で示されるように増加
され、そして順方向電流パルス47の大きさも147で
示されるように増加される。論理機能72は、これら3
つの電流パルスのうちのどれかが予め定義された最大値
になっているかどうかを決定するためにテストを行う。
最大値に到達している場合、ディスク駆動装置スタート
は失敗し、論理機能73の動作によって、スタート・エ
ラー信号が使用データ処理システムに発生される。論理
機能72が「ノー」出力を与える場合、論理機能66、
67、及び68が、図7に示されるように繰り返され
る。
【0065】3つの初期電流パルス45、46、47
(又は、145、146、147のようなその後の3つ
の電流パルス)がアーム26を引っ張って、実際に磁気
ラッチ32から物理的に離れさせることに成功した時、
図8の論理機能74が実施される。図8に示されるよう
に、論理機能74は論理機能70からの「イエス」出力
によって可能にされる。即ち、ヘッド27は実際にディ
スク・データバンド12からの読み取り信号を有する。
アーム26が磁気ラッチ32から離脱してしまっても、
論理機能74はヘッドからの信号を監視して、ラッチ3
2の磁気力がアーム26の移動方向を反転させることに
成功しなかったことを確認し、それによって、アーム2
6をディスクのIDガードバンド11へ戻させる。その
事象が検出されると、論理機能74の「イエス」出力
は、前述のように、再試行論理機能71、72、73を
実行する。論理機能74からの「ノー」出力は良好なス
タートを表示させる。事前選択されたディスクトラック
におけるトラック追従が行われる。
【0066】図9は、図4及び図5に示されたような増
加及び減少する順方向電流ステップ48乃至57のシー
ケンスを実行するために、図3の初期設定論理回路43
によって遂行される機能を示すフローチャートである。
前述のように、本発明は種々のディスク駆動装置を利用
し得るものである。或形式のディスク駆動装置では、ア
ーム26は、図2に示されるように、ディスクのID及
びODの両方からそのディスクの中央部に向かって強制
バイアスされる。この事象では、図4及び図5に示され
た電流波形を与えることが一般には望ましい。図4の初
期部分45、46、47及び図5の初期部分145、1
46、147は、図8に関して上述した論理機能によっ
て実施される。しかし、図4及び図5では、一連の増加
及び減少する順方向電流パルス48乃至57が与えられ
る。
【0067】図9を参照すると、そのような一連の電流
ステップが与えられるべき時、図8の論理機能74の
「ノー」出力は図9の論理機能80を実行させる。即
ち、その一連の増か及び減少する順方向電流パルス48
乃至52がモータ29に供給され、それによって、アー
ム26をディスク駆動装置25のOD衝突停止子31ま
で静かに移動させる。電流パルス52の発生後、論理回
路43が動作して機能81を実行し、それによって、そ
の一連の減少する順方向電流パルス53乃至56をモー
タ29に供給し、従って、アーム26における強制バイ
アスに、ディスクの中央部に向けて静かにアーム26を
OD衝突停止子31から離脱させる。このアーム26の
移動中、機能82によって示されるように、ディスク1
0の事前選択されたトラックにおいてトラック追従が始
まり、機能83におけるように、良好なスタートが表示
される。
【0068】初期設定論理回路43が、先ず一連の増加
する順方向電流パルス48乃至52をモータ29に供給
し、それによってアーム26をディスク駆動装置のOD
衝突停止子31まで静かに移動させ、それに続いて、一
連の減少する逆方向電流パルス48乃至52をモータ2
9に与え、それによってアーム26をディスク10の中
央部に向けて静かに移動させ、それに続いて、事前選択
されたディスク・トラックにおけるトラック追従を行わ
せることも本発明の技術範囲である。
【0069】
【発明の効果】本発明によって、ディスク駆動装置のヘ
ッド・アクチュエータ・アームを、磁気ラッチが存在す
るホーム位置から離れさせる動作を最適化する方法及び
装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスクのODガードバンド、データバンド、
及びIDガードバンドを示す磁気記録ディスクの平面図
である。
【図2】図1に示された磁気記録ディスクのODガード
バンド、データバンド、及びIDガードバンドのシリン
ダ部分に関連してディスク駆動装置のヘッド・アクチュ
エータ・アーム上に作用するバイアス力を示す代表的な
図である。
【図3】ディスク駆動装置の簡略化した平面図であり、
スピンドル・モータの動作によってスピンドル軸の回り
に回転するように装着された1スタックのディスクを示
し、アクチュエータ・モータの動作によってピボット軸
の回りに回転可能なヘッド・アクチュエータ・アームを
示す。そのアームの上端は読取り・書込ヘッドを保持
し、そのアームの破線位置は磁気ラッチ及びID衝突停
止子と係合するアームの磁気的に透過可能な部分を示
す。
【図4】図2に示されたアーム・バイアスを有するディ
スク駆動装置のための代表的な電流図であり、図3に示
された磁気ラッチの力に打ち勝つために再試行を必要と
しなかったディスク駆動装置開始初期設定の間図3のア
クチュエータ・モータに与えられる電流を示す。
【図5】図2に示されたアーム・バイアスを有するディ
スク駆動装置のための代表的な電流図であり、図3に示
された磁気ラッチの力に打ち勝つために再試行を必要と
したディスク駆動装置開始初期設定の間、図3のアクチ
ュエータ・モータに与えられる電流を示す。
【図6】図2に示されるように強制バイアスされないア
ームを有するディスク駆動装置のための代表的な電流図
であり、図3に示された磁気ラッチの力に打ち勝つため
の再試行を必要としなかったディスク駆動装置開始初期
設定の間図3のアクチュエータ・モータに与えられる電
流を示す。
【図7】強制バイアスされないアームを有するディスク
駆動装置の代表的な電流図であり、図3に示された磁気
ラッチの力に打ち勝つために再試行を必要としたディス
ク駆動装置開始初期設定の間、図3のアクチュエータ・
モータに与えられる電流を示す。
【図8】図6及び図7に示された電流波形を実現するた
めに、図3の初期設定論理回路によって遂行される機能
を示すフローチャートである。
【図9】図4及び図5に示された増加する順方向電流パ
ルス及び減少する順方向電流パルスのシーケンスを実施
するために図3の初期設定論理回路によって遂行される
機能を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10・・・ディスク 11・・・ODガードバンド領域 12・・・データバンド領域 13・・・IDガードバンド領域 25・・・ディスク駆動装置 26・・・アクチュエータ・アーム 27・・・ヘッド 28・・・ピボット軸 29・・・アクチュエータ・モータ 30・・・トラック追従サーボ 31・・・OD衝突停止子 32・・・磁気ホーム・ラッチ兼ID衝突停止子 33・・・スピンドル軸 35・・・透磁性部分 41・・・永久磁石 42・・・電源 43・・・初期設定論理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェフリー・フレッド・ボイゲンザーン アメリカ合衆国ミネソタ州、ロチェスタ、 サーティーンス・アベニュー・エヌ・ダブ リュ 1503番地 (72)発明者 ジョン・ジェフリー・ステフェンソン アメリカ合衆国ミネソタ州、ロチェスタ、 トゥエンティエイス・ストリート・エス・ ダブリュ 1323番地 (72)発明者 エイミー・リセッテ・ワーナー アメリカ合衆国ミネソタ州、ロチェスタ、 サーティサード・ストリート・エヌ・ダブ リュ 1102番地

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクチュエータ・アームにより担持された
    ヘッドによって読み取り可能な複数のトラックを持った
    ディスクを含むディスク駆動装置において該アクチュエ
    ータ・アームをホーム位置の磁気ラッチから離脱させる
    ための方法にして、 該ディスク駆動装置の電源オン状態を検出するステップ
    と、 該アクチュエータ・アームを該磁気ラッチから第1方向
    に離脱させるように動作可能な第1極性の電流を該アク
    チュエータ・アーム用のアクチュエータ・モータに供給
    するステップと、 該アクチュエータ・アームが該磁気ラッチから該第1方
    向に離脱する速度を減少させるように該第1極性とは反
    対の極性の電流を該アクチュエータ・モータに供給する
    ステップと、 該ヘッドからの信号に応答して、該アクチュエータ・ア
    ームが該磁気ラッチから実際に離脱した時を決定するス
    テップと、 該アクチュエータ・アームが該磁気ラッチから実際に離
    脱しないときには該アクチュエータ・アームが該磁気ラ
    ッチから実際に離脱したことを該ヘッドからの信号が決
    定するまで該第1極性の電流を増加させるステップと、 該ヘッドが該ディスクの選択されたトラック領域に位置
    付けられた時に該アクチュエータ・アームの移動を停止
    させるように、該アクチュエータ・モータに供給される
    電流を制御するステップと、より成る方法。
  2. 【請求項2】前記アクチュエータ・アームが前記第1方
    向に移動して前記第1方向における前記アクチュエータ
    ・アームの移動を制限する停止子と物理的に係合するま
    で前記アクチュエータ・モータに前記第1極性の電流を
    供給するステップと、 前記第1方向とは反対方向であって前記停止子から離脱
    する方向の第2方向に前記アクチュエータ・アームを移
    動させるため前記アクチュエータ・モータに前記第1方
    向とは反対の極性の電流を供給するステップと、 を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】前記第1極性の電流及び前記反対の極性の
    電流は電流パルスであることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】前記電流パルスはほぼ等しい期間の電流パ
    ルスであるを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】前記電流パルスはほぼ等しい大きさの電流
    パルスであるを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】ヘッドと、該ヘッドを担持するアクチュエ
    ータ・アームと、該アクチュエータ・アーム及びヘッド
    を移動させるためのアクチュエータ・モータと、2つの
    端部及び該2つの端部の間の中央部を有し該ヘッドと動
    作関係に配置されたディスクとより成り、該ディスクの
    2つの端部から該中央部に向けて該アクチュエータ・ア
    ームをバイアスするバイアス力を与えるための構成を有
    するディスク駆動装置において、該2つの端部のうちの
    一方の端部に隣接したホーム位置からの該アクチュエー
    タ・アームの離脱を最適化する方法にして、 (A) 該バイアス力に打ち勝って該アームを該ホーム
    位置に磁気的に保持するように動作する磁気ラッチを設
    けるステップと、 (B) 通常は該アームを該磁気ラッチから離脱して該
    ディスクの他方の端部に向けて移動させる第1極性の第
    1電流パルスを該アクチュエータ・モータに供給するス
    テップと、 (C) 該磁気ラッチから離れる該アームの移動を減速
    させるように、該第1極性とは反対の極性の第2電流パ
    ルスを該アクチュエータ・モータに供給するステップ
    と、 (D) 該ステップ(B)及び(C)によって与えられ
    た該第1電流パルス及び第2電流パルスが該アームを該
    磁気ラッチの磁気力の作用から離脱させることに失敗し
    たかどうかを決定し、該失敗を検出した時、該ステップ
    (B)及び(C)によって与えられた該第1電流パルス
    及び第2電流パルスの大きさを増加させながら該ステッ
    プ(B)及び(C)を繰り返すステップと、 (E) 該アームが該ステップ(B)及び(C)の動作
    によって該磁気ラッチの磁気力の作用から離脱したこと
    を決定するステップと、 (F) 該中央部に関して予め選択された位置に該アー
    ムを位置付けるステップと、 より成る方法。
  7. 【請求項7】(F1) 前記アームが前記磁気ラッチか
    ら離脱し、前記アームを前記一方の端部から離れさせて
    前記中央部に向けて移動させようとする前記バイアス力
    の作用を受けるようになった時を決定するステップと、 (F2) 前記バイアス力に打ち勝つように及び前記ア
    ームを前記2つの端部のうちの他方の端部まで移動させ
    るように前記第1極性の且つ増加する大きさの第1シー
    ケンスの電流パルスを前記アクチュエータ・モータに供
    給するステップと、 (F3)前記バイアス力の作用により前記アームを該他
    方の端部から離れさせて前記中央部に向けて移動させる
    ように、前記第1極性の且つ減少する大きさの第2シー
    ケンスの電流パルスを前記アクチュエータ・モータに供
    給するステップと、 を含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】(D1) 前記ステップ(D)において前
    記失敗が決定された時、前記ステップ(C)の各繰り返
    しに続いて前記第1極性の第3電流パルスを前記アクチ
    ュエータ・モータに供給するステップを含むことを特徴
    とする請求項6または7に記載の方法。
  9. 【請求項9】前記ステップ(D1)は、 (D2) 前記ステップ(C)の各繰り返しに続いて前
    記第3電流パルスを増加させるステップを含むことを特
    徴とする請求項6または8に記載の方法。
  10. 【請求項10】前記ステップ(F2)は前記他方の端部
    に隣接して置かれた衝突停止子と接触するように前記ア
    クチュエータ・アームを移動させることを特徴とする請
    求項6または9に記載の方法。
  11. 【請求項11】ディスク駆動装置にして、 可動アクチュエータ・アームと、 該アクチュエータ・アームに担持されたヘッド手段と、 該ヘッド手段によって読み取り可能な複数のトラックを
    有するディスクと、 該アームに連結され、該ディスクの一端に隣接したホー
    ム位置に該ヘッド手段を位置付けるように制御可能なア
    クチュエータ・モータと、 該モータの動作によって該ホーム位置まで移動させられ
    た該アームを、該ホーム位置に留めるよう強制バイアス
    するための磁気ラッチと、 該ディスク駆動装置の電源オン状態の時に動作可能とな
    り、該磁気ラッチの強制バイアスから該アームを離脱さ
    せるために該モータに電流を供給するよう接続された初
    期設定論理手段と、 より成り、該初期設定論理手段は、 該ディスク駆動装置の電源オン状態を検出し、 該アームを該磁気ラッチから第1方向に離脱させるよう
    に動作可能な第1極性の第1電流パルスを該モータに供
    給し、 該アームが該磁気ラッチから該第1方向に離脱する速度
    を減少させるために、該第1極性とは反対の極性の第2
    電流パルスを該モータに供給し、 該アームが該磁気ラッチから離脱したかどうかを決定す
    るために該ヘッドからの信号を検出し、 該アームが該磁気ラッチから離脱しないとき該アームが
    該磁気ラッチから離脱したことを該ヘッドからの信号が
    表わすまで第1極性の電流パルスを増加させるように構
    成されたことを特徴とするディスク駆動装置。
  12. 【請求項12】前記第1電流パルス及び第2電流パルス
    はほぼ等しい振幅及び期間の電流パルスであることを特
    徴とする請求項11に記載のディスク駆動装置。
  13. 【請求項13】複数のトラックがディスクの一端及び他
    端の間に配置され、該トラックがアクチュエータ・アー
    ムにより担持されたヘッドによって読み取り可能である
    ものにおいて、該ディスクの一端に隣接して置かれたホ
    ーム位置の磁気ラッチから該アクチュエータ・アームを
    離脱させるための方法にして、 該アクチュエータ・アームを該磁気ラッチから第1方向
    に離脱させるように動作可能な第1極性の電流を該アク
    チュエータ・アームのためのアクチュエータ・モータに
    供給するステップと、 該アクチュエータ・アームが該磁気ラッチから該第1方
    向に離脱する速度を減少させるために該第1極性とは反
    対の極性の電流を該アクチュエータ・モータに供給する
    ステップと、 該ヘッドからの信号に応答して該アクチュエータ・アー
    ムが該磁気ラッチから実際に離脱した時を決定するステ
    ップと、 該アクチュエータ・アームが該磁気ラッチから離脱しな
    いとき該アクチュエータ・アームが該磁気ラッチから離
    脱したことを該ヘッドからの信号が表わすまで、該第1
    極性の電流を増加させるステップと、 該アクチュエータ・アームを該ディスクの他端まで移動
    させるために該アクチュエータ・モータに電流を供給す
    るステップと、 該アクチュエータ・アームを該ディスクの他端から離脱
    させるように該電流を制御するステップと、 該制御するステップの間ディスク・トラックをカウント
    し、該ヘッドが該ディスクの選択されたトラックに位置
    付けられた状態で停止するよう該アクチュエータ・モー
    タを制御するステップと、 より成る方法。
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