JPS60175292A - 磁気記憶装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、温度特性の向上を図った磁気記憶装置に関
する。

従来の磁気記憶装置は一般に、環境温度が上昇するにつ
れて、データの再現性が低下するという欠点があった。

これは、磁気記録面および記録再生ヘッドの分解能が温
度や書込電流の上昇にともなって低下するためである（
第３図参照）。

この発明は、上記の欠点を解消し、書込・再生品質の向
上を図った磁気記憶装置を提供するもので、書込回路に
温度補償回路を付加し、書込回路の温度特性だけでなく
、磁気記憶面と記録再生ヘッドの温度特性を合わせて補
償することを特徴とする。この結果、書込回路の温度特
性だけを考えると、過剰補償となるような温度補償特性
となっている。

以下、図面に基づいて本発明の詳細な説明する。

第１図は、本発明の一実施例による磁気ディスり装置の
構成を示すもので、１は、両端から回転軸１　＆、ｌ　
ｂが突出してｈるステップモータ（磁気ヘッド移動手段
）である。このステップモータ１の回転軸１ａには、伝
達機構２を介して、ヘッド送シ機構３が連結されている
と共に、回転軸１ｂには、ステップモータ１の回転をロ
ックするロック機構４が連結されている。

上記ヘッド送り機構３は、１対の摺動軸５，６に摺動自
在に設けたキャリッジ７に、磁気ヘッド８を支持するヘ
ッドアーム９がネジ１０によって固定されて構成されて
いる。そして、上記伝達機構２は、上記ステップモータ
１の回転軸１ａに装着された円筒状のプーリ１１と、こ
のプーリ１１に巻かれ、かつ上記キャ１νジ７に固定さ
れたスチールベルト１２とから成シ、ステップモータ１
が回転すると、プーリ１１、スチールベルト１２を介し
てヘッド送り機構３のキャリッジ７が移動し、これＫよ
って、ヘッドアーム９の先端に取付けられた磁気ヘッド
８が、磁気ディスク１３に対して相互に離間関係を保持
して、磁気ディスク１３の半径方向に移動するようにな
っている。

次に１第２図は同実施例忙よる書込回路の一部の構成を
示す回路図である。

この図忙おいて、Ｑｌ、Ｑ２は磁気ヘッド８内の書込コ
イル８＆のドライバ段を構成するトランジスタである。

このトランジスタＱｌ、Ｑ２の各ベースは抵抗Ｒ１，Ｒ
２を介して温度補償用のダイオードＤ１のカソード端に
接続され、このダイオードＤＩのアノード端が正電源端
Ｖ　ｏ　ｃ　Ｉ／Ｃ接続されている。また、前記ベース
には抵抗Ｒ３、Ｒ４を介して書込信号Ｓａ、Ｓｂが供給
されている。

一方、トランジスタＱｌ、Ｑ２のエミッタは共通接続さ
れ、抵抗Ｒ５を介して正電源端Ｖ　ｏ　ａ　ＩＣ接続さ
れ、各コレクタは書込コイル８ａの両端忙接続されてい
る。これらのコレクタ間には抵抗Ｒ６゜Ｒ７の直列回路
が介挿され、その中点が抵抗Ｒ８を介して共通端（Ｏｖ
端）に接続されている。さらに、この共通端には、書込
コイル８ａのセンタタップが接続されている。

このような構成において、信号５ａ（Ｓｂ）が“Ｌ″レ
ベルなると、トランジスタＱｌ（Ｑ２）がオンとなり、
書込コイル８ａに、正電源端Ｖｃｃ→抵抗Ｒ抵抗計５→
トランジスタ（）ランジスタＱ２）→書込コイル８ａ→
Ｏｖ端の経路で書込電流■が流れ、磁気ディスク１３へ
のデータの林込みが行われる。

上記動作において、環境温度が上昇すると、トランジス
タＱｌ　（Ｑ２　）は、その温度特性によって’ＲＦ込
電流■を増加させようとする。しかし、本実施例におい
ては、温度補償用のダイオードＤ１の作用によって、書
込電流！が減少する。すなわち、環境温度が上昇すると
ダイオードＤ１の両端電圧ＶＤが減少して、トランジス
タＱｌ（Ｑ２）のベース電圧が上昇し、エミッタ・ペー
ス間電圧が下がシ、書込電流Ｉが減少するようになって
いる。この減少は、磁気ヘッド８および磁気ディスク１
３の飽和特性をも補償し、データの分解能の低下を防止
する。すなわち、上記飽和特性は、温度が上昇するにつ
れて前記分解能を低下させる方向に作用するが、この作
用は書込電流Ｉを減少させることによって補償され、分
解能の低下が防止される。こうして、温度補償用ダイオ
ードＤＩは、単忙トランジスタＱｌ（Ｑ２）の温度特性
を補償するだけでなく、磁気ヘッド８および磁気ディス
ク１３の温度特性をも補償する。

第５図は、このダイオードＴ）ＩＫよる温度補償の効果
を示すグラフである。このグラフにおいて、曲線ＣＩ、
Ｃ２，Ｃ３は温度が０℃、２５℃、５０℃のときの書込
電流Ｉと分解能との関係を示すものであシ、直線Ｌｌ、
Ｌ２は温度と書込電流ｌとの関係を示すもので、直線Ｌ
１が温度補償回路のない従来の特性、直線Ｌ２が温度補
償回路（ダイオードＤＩ）を有する本実施例の特性であ
る。この図から判るように１従来は温度が上昇するにつ
れて書込電流Ｉが増加し、これによって分解能が　。

大幅に低下していた。これに対して本実施例においては
、温度が上昇するにつれて書込電流！が減少し、分解能
の低下が抑制されている。例えば、０℃と５０℃とを比
較した場合、分解能の変動は、従来が６１であったのに
対し、本実施例ではδ２に減少している。

次に、第４図は、本発明の第２実施例の要部の構成を示
す回路図である。この実施例においては、書込信号Ｓａ
、Ｓｂが書込コイル８ａの両端に供給される一方、書込
コイル８ａのセンタタップがトランジスタＱｌｌのコレ
クタに接続されている。

トランジスタＱｌｌのエミッタは抵抗Ｒ１２を介してＯ
■端に接続されるとともに、このベースには温度補償用
のトランジスタＱ１２のペースとコレクタとが共通接続
されている。このトランジスタＱ１２のエミッタは、温
度補償用のダイオードＤｌｌと抵抗１（・１１とを介し
てＯＶ端に接続され、コレクタは抵抗Ｒ１３を介して正
電源端Ｖｃｃへ接続されている。こうして、トランジス
タＱ１１゜Ｑ１２がカレントミラー回路を形成し、トラ
ンジスタＱ１２とダイオードＤｌｌとが温度補償回路と
して機能する。すなわち、温度が上昇すると、トランジ
スタＱ１２およびダイオードＤｌｌの両端間電圧が共に
減少し、トランジスタＱｌｌのベース電圧が低下する結
果、トランジスタＱｉｉ＜流れる電流すなわち書込コイ
ル８＆に流れる書込電流Ｉが減少し、上記実施例と同様
にして分解能の低下を防止する。こうして、本実施例も
、単にトランジスタＱｌｌの温度特性を補償するだけで
なく、磁気ヘッド８および磁気ディスク１３の温度特性
をも補償する。

以上説明したように、この発明状、磁気記憶装置の書込
回路に１単に書込回路の温度特性だけでなく、磁気ヘッ
ド、磁気ディスク等磁気装置の温度特性をも補償する温
度補償回路を設けたので、データの分解能低下を抑制す
ることができる。これによって、データの誤シ率を減少
させることが可能となり、Ｐａ気記憶倭装の記録品質を
著しく向上略せることができる。

【図面の簡単な説明】

Ｍ１図は本発明の一実施例による磁気ディスク装置の構
成を示す平面図、第２図は同実施例による書込回路の一
部の構成を示す回路図、第３図は同実施例による効果を
説明するためのグラフ、第４図は本発明の他の実施例の
要部の４％７成を示す回路図である。 ８・・・・・磁気ヘッド（記録再生ヘッド）、１３・間
磁気ディスク（磁気記録面）、Ｄｌ・曲ダイオード（温
度補償回路）、Ｄｌｌ・曲ダイオード（温度補償回路）
、Ｑ、１．Ｑ２・曲トランジスタ（ドライバ段）、Ｑｌ
ｌ・曲　トランジスタ（ドライバ段）、Ｑ１２・・・・
・トランジスタ（温度補償回路）。 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１，）記録再生ヘッドを介して磁気記録面に情報を書
   き込む書込回路と、前記情報を読み出す読出回路とを具
   備してなる磁気記憶装置において、前記記録再生ヘッド
   、磁気記録面および書込回路の温度特性を補償する温度
   補償回路を前記書込回路に設けたことを特徴とする磁気
   記憶装置。 （２，）前記温度補償回路は、前記書込回路のドライバ
   段の制御端と電源供給端との間に介挿されたダイオード
   であることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の磁
   気記憶装置。 （＆）前記温度補償回路は、前記書込回路のドライバ段
   の制御端に接続されたトランジスタとこれに直列接続さ
   れたダイオードとからなり、前記ドライバ段と前記トラ
   ンジスタとがカレント・ミラー回路を構成することを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載の磁気記憶装置。