JPH0784866A - メモリ制御回路 - Google Patents

メモリ制御回路

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Publication number
JPH0784866A
JPH0784866A JP18884093A JP18884093A JPH0784866A JP H0784866 A JPH0784866 A JP H0784866A JP 18884093 A JP18884093 A JP 18884093A JP 18884093 A JP18884093 A JP 18884093A JP H0784866 A JPH0784866 A JP H0784866A
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JP
Japan
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access
dram
memory
control circuit
mode
Prior art date
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JP18884093A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Sano
義信 佐野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】DRAMに対するアクセス速度を上げるための
障害となる不要な時間の発生を極力防止する。 【構成】レジスタ21中のrowアドレスとレジスタ2
2の示す前回のrowアドレスとを比較器23により、
同じくアクセス主体番号とレジスタ24の示す前回のア
クセス主体の番号とを比較器25により比較する。レジ
スタ27がバーストアクセス可能モードを示す場合、D
RAM制御回路28は、ras信号282がアサート状
態にあるため、比較器23で一致が検出されたならマル
チプレクサ26からcolumアドレスを出力するとこ
ろから、不一致が検出されたならras信号282を一
旦デアサートした後、rowアドレスを出力するところ
から、DRAM制御を開始し、制御完了時、比較器25
の比較結果に従いレジスタ27にバーストアクセス可能
モードまたランダムアクセス可能モードを設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、DRAM(ダイナミ
ック・ランダム・アクセス・メモリ)で構成されるメモ
リへのアクセスを制御するメモリ制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】計算機の主構成要素であるメモリ(主メ
モリ)は、通常、DRAMで構成されている。このDR
AMに対するメモリ制御回路によるアクセス制御は、図
6のタイミングチャートに示すように、一般に、行アド
レス(以下、rowアドレスと称する)、列アドレス
(以下、columアドレスと称する)、ras信号
(rowアドレスストローブ信号)、cas信号(co
lumアドレスストローブ信号)、および入出力データ
(図6の例は、DRAMからデータを読出す場合である
ため、出力データ)から構成される。rowアドレスと
columアドレスは時分割で与えられる。
【0003】従来のメモリ制御回路は、計算機のメモリ
をアクセスする場合、同メモリを構成するDRAMを、
常に図6のタイミングチャートに示すシーケンスでアク
セス制御していた。このシーケンスでは、まずDRAM
へのアドレスとしてrowアドレスが与えられ、続いて
ras信号がアサートされ(真状態にされ)、次にDR
AMのアドレスがrowアドレスからcolumアドレ
スに切換えられ、続いてcas信号がアサートされる。
ここで、ras信号がアサートとされてからcas信号
がアサートされるまでの時間Tは、DRAMに対するア
クセス速度を上げるための障害となっていた。
【0004】一方、近年のDRAMには、高速ページモ
ード、ニブルモード、或いはスタティックカラムモード
(と呼ばれる高速アクセスモード)を標準装備した品種
が用意されている。この種のDRAMでは、図6に示す
シーケンスで最初のrowアドレスとcolumアドレ
スを与えた後は、columアドレスのみを変化させる
ことにより、高速アクセスできるようになっている。
【0005】しかし、この種の高速アクセスモードを持
つDRAMを用いてメモリを構成しても、従来のメモリ
制御回路による最初のアクセスは、図6に示すシーケン
スで行われるため、ras信号がアサートされてからc
as信号がアサートされるまでの時間Tは、DRAMに
対するアクセス速度を上げるための障害となっていた。
【0006】そこで、ras信号を最初からアサートし
ておくことが考えられる。しかし、この方式は、今回の
メモリアクセス時のメモリアドレス中のrowアドレス
が前回のメモリアクセス時のメモリアドレス中のrow
アドレスに一致している場合しか適用できない。もし、
rowアドレスが一致しなかった場合には、その時点で
一旦ras信号をデアサートした(偽状態にした)後、
図6に示したrowアドレスを与えるところから、次の
DRAMアクセス動作のシーケンスを開始しなければな
らない。このras信号を一旦デアサートしてから、次
にアサートするまでの時間は、rasプリチャージ時間
と呼ばれており、従来のように、常に図6に示したシー
ケンスでDRAMのアクセス動作(以下、ランダムアク
セス動作と称する)を行っている場合には、このras
プリチャージ時間は不要である。即ち、図6のタイミン
グチャートに示すシーケンスによるDRAMアクセス制
御の欠点(ras信号がアサートとされてからcas信
号がアサートされるまでの時間Tを必要とする点)を解
消しようとして、ras信号を最初からアサートしてお
くことは、rowアドレスが一致しなかった場合には、
更にrasプリチャージ時間が余分に必要となるという
問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
のメモリ制御回路では、ランダムアクセス動作だけを行
う場合には、即ちDRAMに対するアクセス動作を常に
rowアドレスを与えるところから開始する場合には、
ras信号をアサートしてからcas信号をアサートす
るまでの時間Tが、DRAMに対するアクセス速度を上
げるための障害となっていた。
【0008】また、DRAMの持つ高速アクセスモード
を有効利用するために、ras信号を最初からアサート
しておくことも考えられるが、今回のアクセスのrow
アドレスが前回のアクセスのrowアドレスに一致しな
いときには、ras信号を一旦デアサート(rasプリ
チャージ時間)した後、rowアドレスを与えるところ
からDRAMアクセス動作を行う必要があるため、ラン
ダムアクセス動作時に必要となる上記の時間Tに加えて
更にrasプリチャージ時間をも必要とし、障害解消に
はならなかった。
【0009】この発明は上記事情を考慮してなされたも
のでその目的は、メモリアクセスの局在性を利用するこ
とで、次にメモリアクセスが要求された場合に行(ro
w)アドレスが今回と一致する可能性があるかを予測
し、その予測結果をもとに、メモリを構成するDRAM
に対する次のアクセス動作が、列(colum)アドレ
スを与えるところから開始できるモード(バーストアク
セス可能モード)、またはrasプリチャージ時間が不
要な、行アドレスを与えるところから開始できるモード
(ランダムアクセス可能モード)を設定することによっ
て、DRAMに対するアクセス速度を上げるための障害
となる不要な時間の発生が極力防止でき、もってメモリ
アクセスの高速化が図れるメモリ制御回路を提供するこ
とにある。
【0010】この発明の他の目的は、メモリが複数のス
ロットから構成されている場合に、上記の予測を各スロ
ットに対して独立に行うことで、メモリアクセスの一層
の高速化が図れるメモリ制御回路を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、ras信号
がアサートされている状態にあり、メモリを構成するD
RAMに対するアクセス動作が列アドレスを与えるとこ
ろから開始可能なバーストアクセス可能モードとDRA
Mに対するアクセス動作を行アドレスを与えるところか
ら開始するランダムアクセス可能モードとを切換えて、
DRAMアクセスを制御するDRAM制御回路をメモリ
制御回路内に設け、このDRAM制御回路は、メモリへ
のアクセス主体が前回のアクセス主体に一致した場合に
は、次のDRAM制御モードをバーストアクセス可能モ
ードとし、一致しない場合には次のDRAM制御モード
をランダムアクセス可能モードとすることを特徴とする
ものである。
【0012】また、この発明は、メモリが複数のスロッ
トに分割して構成されている場合に、上記のDRAM制
御回路を各スロット毎に設け、それぞれ独立に、バース
トアクセス可能モードとランダムアクセス可能モードの
切換えを行うようにしたことをも特徴とする。
【0013】
【作用】上記の構成において、バーストアクセス可能モ
ードでは、ras信号が既にアサートされている状態に
あり、今回のメモリアクセスのrowアドレスが前回の
rowアドレスに一致するならば、DRAMアクセス動
作は、columアドレスを与えるところから開始でき
るため、図6に示す時間Tが不要となる。但し、row
アドレスが一致しない場合には、一旦ras信号をデア
サート(rasプリチャージ時間)してrowアドレス
を与えるところから開始する必要がある。
【0014】一方、ランダムアクセス可能モードでは、
常にrowアドレスを与えるところからDRAMアクセ
ス動作を開始するため、図6に示す時間Tは必要とな
る。しかし、このランダムアクセス可能モードでは、今
回のメモリアクセスのrowアドレスが前回のrowア
ドレスに一致しなくても、バーストアクセス可能モード
でrowアドレスが不一致となった場合に必要なras
プリチャージ時間は不要である。
【0015】また、DRAMアクセス動作(DRAM制
御)の完了時には、今回のアクセス主体が前回のアクセ
ス主体に一致していたならば、次のDRAM制御モード
がバーストアクセス可能モードに設定され、逆に一致し
ていなかったなら、次のDRAM制御モードがランダム
アクセス可能モードに設定される。これは、メモリアク
セスの時間的、空間的な局在性、即ち同一のアクセス主
体が続けてメモリアクセスを行う場合には、メモリの連
続した領域がアクセスされる可能性が極めて高いことを
利用したものである。
【0016】即ち、今回のアクセス主体が前回のアクセ
ス主体に一致していた場合には、次のアクセス主体も今
回のアクセス主体に一致して、しかもrowアドレスも
一致する可能性が極めて高いため、そのことを予測して
次のモードを上記のようにバーストアクセス可能モード
に設定するものである。こうすることにより、次のメモ
リアクセスにおいて、図6に示す時間Tを不要とする可
能性を極めて高めることができる。なお、次のメモリア
クセスにおいて、rowアドレスが今回のrowアドレ
スに一致しない場合には、上記の如くrasプリチャー
ジ時間が必要となるが、このようになる確率は低い。
【0017】また、今回のアクセス主体が前回のアクセ
ス主体に一致していなかった場合には、同一アクセス主
体により連続する領域がアクセスされる可能性は低いた
め、そのことを予測して次のモードを上記のようにラン
ダムアクセス可能モードとする。こうすることにより、
次のメモリアクセスにおいて、rowアドレスが今回の
rowアドレスに一致しなくても、上記の如くrasプ
リチャージ時間は不要となる。なお、次のメモリアクセ
スにおいて、rowアドレスが今回のrowアドレスに
一致する場合には、ランダムアクセスス可能モードとし
たことは無駄になる。しかし、このような場合には、更
に次のモードはバーストアクセス可能モードとなる確率
が高いため、それ以後のメモリアクセスは高速に行え
る。
【0018】
【実施例】図1はこの発明のメモリ制御回路を適用した
主メモリ装置を備えた計算機の一実施例を示すブロック
構成図である。
【0019】同図において、1は主メモリ装置であり、
メモリ制御回路2と、このメモリ制御回路2によってア
クセス制御される主メモリ3とから構成される。主メモ
リ3は、高速ページモード、或いはスタティックカラム
モード等の高速アクセスモードを有するDRAM4によ
り構成されている。
【0020】5は計算機の制御中枢をなすプロセッサ
(CPU)、6はDMA制御装置、7は外部記憶装置と
してのディスク装置である。DMA制御装置6は、主メ
モリ装置1とディスク装置7との間のデータ転送制御を
司る。プロセッサ5およびDMA制御装置6は、主メモ
リ装置1(内の主メモリ3)のアクセス主体(主メモリ
アクセス要求元)となり得る。
【0021】主メモリ装置1、プロセッサ5およびDM
A制御装置6はバス8により相互接続されている。
【0022】なお、バス8には、DMA制御装置6の他
に各種の周辺制御装置が接続されているが、図1では省
略されている。
【0023】図2はメモリ制御回路2の構成を示す。
【0024】メモリ制御回路2は、アクセス主体からバ
ス8を介して転送されるメモリアクセス情報を保持する
ためのメモリアクセスレジスタ21を有している。この
メモリアクセス情報は、アクセス主体を示すアクセス主
体番号およびメモリアドレスからなる。またメモリアド
レスは、上位アドレス側より順に、rowアドレス、c
olumアドレスおよびワード内バイトアドレスからな
る。このワード内バイトアドレスは、主メモリ3が例え
ば1ワード4バイトで構成されている場合には、メモリ
アドレスの下位2ビットとなる。通常、主メモリ3に対
するアクセスはワード単位に行われるため、ワード内ア
ドレスが主メモリ3に出力されることはなく、メモリ制
御回路2においてアクセス主体から要求されたサイズの
データを揃える際に用いられる。このデータアライメン
トのための構成については、従来からよく知られてお
り、また本発明に直接関係しないため、図2では省略し
てある。
【0025】メモリ制御回路2はまた、前回のメモリア
クセス時のrowアドレスを保持するためのレジスタ
(REG)22、当該レジスタ22の内容と今回のメモ
リアクセス時のrowアドレス(メモリアクセスレジス
タ21からのrowアドレス)とを比較する比較器2
3、前回のメモリアクセスの主体(アクセス主体)を示
すアクセス主体番号を保持するためのレジスタ(RE
G)24、および当該レジスタ24の内容と今回のアク
セス主体を示すアクセス主体番号(メモリアクセスレジ
スタ21からのアクセス主体番号)とを比較する比較器
25を有している。比較器23,25は、比較の結果、
一致/不一致を示す信号(比較結果信号)231,25
1を出力する。
【0026】メモリ制御回路2は更に、メモリアクセス
レジスタ21からのrowアドレスまたはcolumア
ドレスを図1に示す主メモリ3を構成するDRAM4に
選択出力するマルチプレクサ(MPX)26、DRAM
4をアクセス制御する現在のモード(DRAM制御モー
ド)がバーストアクセス可能モードまたはランダムアク
セス可能モードのいずれであるかを(示す情報を)保持
するためのレジスタ(REG)27、およびDRAM4
へのアクセス動作を制御するDRAM制御回路28を有
している。
【0027】ここで、バーストアクセス可能モードと
は、ras信号282がアサートされている状態にあ
り、DRAM4に対するアクセス動作がcolumアド
レスを与えるところから開始可能なDRAM制御モード
のことをいう。また、ランダムアクセス可能モードと
は、DRAMに対するアクセス動作をrowアドレスを
与えるところから開始するためのDRAM制御モードの
ことをいう。
【0028】さて本実施例において、DRAM制御回路
28は、アクセス主体からの主メモリアクセス要求2
9、比較器23,25からの比較結果信号231,25
1、およびレジスタ27の示す現在のDRAM制御モー
ドをもとに、マルチプレクサ26の切換えを制御してD
RAM4のアドレスを選択するための制御信号(以下、
DRAMアドレス選択信号と称する)281、およびD
RAM4に対するras信号282とcas信号283
を発生する他、次のDRAMモードを決定して、レジス
タ27を更新する。
【0029】次に、この発明の一実施例の動作を、プロ
セッサ5またはDMA制御装置6からメモリ制御回路2
に対して主メモリアクセスが要求された場合について、
図3および図4のミングチャートを適宜参照して説明す
る。
【0030】今、プロセッサ5またはDMA制御装置6
(アクセス主体)等からの主メモリアクセス要求29
が、図3(a),(b)または図4に示す時刻t1に、
バス8を介してメモリ制御回路2に送られたものとす
る。このとき、メモリアクセス情報もバス8を介してメ
モリ制御回路2に送られる。このメモリアクセス情報
は、メモリ制御回路2内のメモリアクセスレジスタ21
に保持される。
【0031】メモリアクセスレジスタ21に保持された
メモリアクセス情報中のrowアドレスは比較器23に
供給され、同じくアクセス主体番号は比較器25に供給
される。
【0032】比較器23は、このメモリアクセス情報中
のrowアドレスと、レジスタ22に保持されている前
回の主メモリアクセス時のrowアドレスとを比較し
て、一致/不一致を示す比較結果信号231をDRAM
制御回路28に与える。
【0033】同様に比較器25は、メモリアクセス情報
中のアクセス主体番号と、レジスタ24に保持されてい
る前回の主メモリアクセス時のアクセス主体番号とを比
較して、一致/不一致を示す比較結果信号251をDR
AM制御回路28に与える。
【0034】このDRAM制御回路28には、レジスタ
27の内容(即ち、現在のDRAM制御モード)および
アクセス主体からの主メモリアクセス要求29も与えら
れる。DRAM制御回路28は、主メモリアクセス要求
29が与えられると、レジスタ27の示す現在のDRA
M制御モードと比較器23からの比較結果信号231の
状態をもとに(但し、現在のDRAM制御モードがラン
ダムアクセス可能モードの場合には、比較結果信号23
1の状態は無視される)、DRAM4の制御を行う。こ
こでは、現在のDRAM制御モードが、図3(a),
(b)または図4に示すようにランダムアクセス可能モ
ードにあるものとする。
【0035】この場合、DRAM制御回路28は、まず
DRAMアドレス選択信号281によりマルチプレクサ
(MPX)26を制御することで、メモリアクセスレジ
スタ21に保持されているメモリアクセス情報中のro
wアドレスまたはcolumアドレスのうちのrowア
ドレスを、図3(a),(b)または図4に示すよう
に、DRAM4へのアドレスとして選択出力させる。
【0036】次にDRAM制御回路28は、図3
(a),(b)または図4に示すように、ras信号2
82をアサートし、その後、DRAMアドレス選択信号
281の状態を切換えることで、メモリアクセスレジス
タ21に保持されているメモリアクセス情報中のcol
umアドレスを、DRAM4へのアドレスとしてマルチ
プレクサ26から選択出力させ、続いてcas信号28
3をアサートする。
【0037】このようにして、レジスタ27の示すDR
AM制御モード(ここではランダムアクセス可能モー
ド)におけるDRAM4のアクセス制御が完了すると、
DRAM制御回路28は、比較器25からの比較結果信
号251の状態をもとに、以下に述べるように次のDR
AM制御モードを決定する。
【0038】まず、比較結果信号251が一致を示して
いる場合には、DRAM制御回路28は、今回のアクセ
ス主体は前回のアクセス主体と同じであり、したがって
主メモリアクセスの局在性から、次のアクセスも同じア
クセス主体となってrowアドレスも一致する可能性が
高いものとして、次のDRAM制御モードを(DRAM
4に対するアクセス動作がcolumアドレスを与える
ところから開始可能な)バーストアクセス可能モードと
決定する。
【0039】この場合、DRAM制御回路28は、図3
(a),(b)に示す時刻t2において、レジスタ27
にはバーストアクセス可能モード(を示す情報)を、レ
ジスタ22には現在のrowアドレスを、そしてレジス
タ24には現在のアクセス主体の番号をそれぞれ設定す
ると共に、同図(a),(b)に示すようにcas信号
283をデアサートする。またDRAM制御回路28
は、ras信号282については、符号Aに示すように
デアサートせず、アサートした状態を維持する。
【0040】これに対し、比較結果信号251が不一致
を示している場合には、DRAM制御回路28は、今回
のアクセス主体は前回のアクセス主体と異なっており、
したがって次のアクセスの主体も異なってrowアドレ
スも異なる可能性が高いものとして、次のDRAM制御
モードを(DRAM4に対するアクセス動作をrowア
ドレスを与えるところから開始するための)ランダムア
クセス可能モードと決定する。
【0041】この場合、DRAM制御回路28は、図4
に示す時刻t2において、レジスタ27にはランダムア
クセス可能モード(を示す情報)を、レジスタ22には
現在のrowアドレスを、そしてレジスタ24には現在
のアクセス主体の番号をそれぞれ設定すると共に、同図
に示すように、DRAM4へのアドレス(columア
ドレス)出力を停止すると共に、cas信号283をデ
アサートする。またDRAM制御回路28は、ras信
号282についても、符号Bに示すようにデアサートす
る。
【0042】次に、前記した時刻t2において、図3
(a),(b)に示すようにバーストアクセス可能モー
ドに設定された後、或いは図4に示すようにランダムア
クセス可能モードに設定された後、時刻t3に、プロセ
ッサ5またはDMA制御装置6等からの主メモリアクセ
ス要求29がメモリ制御回路2に送られたものとする。
このとき、メモリアクセス情報もメモリ制御回路2に送
られ、前記したようにメモリ制御回路2内のメモリアク
セスレジスタ21に保持される。そして、このメモリア
クセスレジスタ21中のrowアドレスとレジスタ22
の内容(前回のrowアドレス)とが比較器23により
比較され、メモリアクセスレジスタ21中のアクセス主
体番号とレジスタ24の内容(前回のアクセス主体番
号)とが比較器25により比較される。
【0043】メモリ制御回路2内のDRAM制御回路2
8は、主メモリアクセス要求29が送られると、レジス
タ27の示すDRAM制御モードが図3(a),(b)
に示すようにバーストアクセス可能モードの場合には、
比較器23からの比較結果信号231の状態をもとに、
以下に述べるようにDRAM4の制御を行う。
【0044】まず、比較結果信号231が一致を示して
いる場合には、DRAM制御回路28は、今回のrow
アドレスが前回のrowアドレスに一致しており、した
がって現在のバーストアクセス可能モードが有効利用で
きるものとして、DRAM制御をcolumアドレスを
与えるところから開始する。即ちDRAM制御回路28
は、まずDRAMアドレス選択信号281によりマルチ
プレクサ(MPX)26を制御することで、メモリアク
セスレジスタ21中のcolumアドレスを、図3
(a)に示すように、DRAM4へのアドレスとして選
択出力させ、続いてcas信号283をアサートする。
【0045】これに対し、比較結果信号231が不一致
を示している場合には、DRAM制御回路28は、今回
のrowアドレスが前回のrowアドレスとは異なって
おり、したがって現在のバーストアクセス可能モードが
有効利用できないものとして、図3(b)に示すよう
に、ras信号282を一旦デアサート(rasプリチ
ャージ時間)した後、DRAM制御を、前記したランダ
ムアクセス可能モードにおける場合と同様に、rowア
ドレス与えるところから開始する。
【0046】いずれの場合にも、DRAM4のアクセス
制御の完了時の動作は、前記ランダムアクセス可能モー
ドの場合と同様であり、レジスタ22,24,27の更
新が行われる他、次のDRAM制御モードがバーストア
クセス可能モードに決定された場合には、ras信号2
82のアサート状態が維持される。
【0047】次に、時刻t3に主メモリアクセス要求2
9が送られた際のレジスタ27の示すDRAM制御モー
ドが、図4に示すようにランダムアクセス可能モードで
ある場合について説明する。
【0048】この場合、DRAM制御回路28は、比較
結果信号231の状態に無関係に、DRAM制御を、図
4に示すようにrowアドレスを与えるところから開始
する。
【0049】次に、主メモリが(メモリ拡張等のため
に)複数のスロットから構成される場合のメモリ制御回
路の構成について、図5を参照して説明する。なお、図
2と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。
【0050】図5において、20はメモリ制御回路、3
0は主メモリである。主メモリ30は、DRAM構成の
例えば4つのスロット31〜34で構成されている。
【0051】メモリ制御回路20は、アクセス主体から
のメモリアクセス情報を保持するためのメモリアクセス
レジスタ210を有している。このレジスタ210に保
持されるメモリアクセス情報は、メモリアドレスが、r
owアドレス、columアドレスおよびワード内バイ
トアドレスの他に、スロットアドレスから構成される点
で、図2に示したメモリアクセスレジスタ21に保持さ
れるメモリアクセス情報と異なる。このスロットアドレ
スは、スロット31〜34のいずれかを指定するもの
で、メモリアドレスの上位アドレス(ここでは2ビッ
ト)である。
【0052】メモリ制御回路20はまた、スロット31
〜34に対応して設けられた制御部221〜224を有
している。この制御部221〜224は、図2に示した
メモリ制御回路2と同様に、DRAM制御回路28と、
レジスタ22,24,27および比較器23,25(図
では、DRAM制御回路28以外については省略してあ
る)を備えており、自身が選択された場合に、対応する
スロット31〜34を対象とするDRAM制御を行うよ
うになっている。
【0053】メモリ制御回路20は更に、メモリアクセ
スレジスタ210中のスロットアドレスをデコードして
制御部221〜224の1つを選択するための選択信号
を出力するデコーダ230、およびデコーダ230によ
って選択された制御部内のDRAM制御回路28からの
DRAMアドレス選択信号281を選択してマルチプレ
クサ26に出力するマルチプレクサ240を備えてい
る。
【0054】以上の構成のメモリ制御回路20において
は、前記したメモリ制御回路2におけるDRAM制御と
同様のDRAM制御が、主メモリ30内の各スロット3
1〜34毎に行われることから、このスロット31〜3
4から構成される主メモリ30に対するアクセスの一層
の高速化が図れる。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
メモリアクセスの局在性を利用して、今回のアクセス主
体が前回のアクセス主体と同じであるか否かにより、次
も同じアクセス主体からメモリアクセスが要求されて行
(row)アドレスが今回と一致する可能性があるかを
予測し、その予測結果をもとに、メモリを構成するDR
AMに対する次のアクセス動作が、列(colum)ア
ドレスを与えるところから開始できるモード(バースト
アクセス可能モード)、またはrasプリチャージ時間
が不要な、行アドレスを与えるところから開始できるモ
ード(ランダムアクセス可能モード)を設定する構成と
したので、DRAMに対するアクセス速度を上げるため
の障害となる不要な時間の発生が極力防止でき、メモリ
アクセスの高速化が図れる。
【0056】また、この発明によれば、メモリが複数の
スロットから構成されている場合に、上記の予測を各ス
ロットに対して独立に行ってアクセス制御することによ
り、メモリアクセスの一層の高速化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のメモリ制御回路を適用した主メモリ
装置を備えた計算機の一実施例を示すブロック構成図。
【図2】図1中のメモリ制御回路2の構成を示すブロッ
ク図。
【図3】同実施例において、ランダムアクセス可能モー
ドでのメモリアクセスの結果、バーストアクセス可能モ
ードが設定された場合の、メモリ制御回路2のDRAM
制御動作を説明するためのタイミングチャート。
【図4】同実施例において、ランダムアクセス可能モー
ドでのメモリアクセスの結果、再度ランダムアクセス可
能モードが設定された場合の、メモリ制御回路2のDR
AM制御動作を説明するためのタイミングチャート。
【図5】複数スロットから構成される主メモリに対する
メモリ制御回路の構成例を示すブロック図。
【図6】一般的なDRAM制御動作を説明するためのタ
イミングチャート。
【符号の説明】
1…主メモリ装置、2,20…メモリ制御回路、3,3
0…主メモリ、4…DRAM、5…プロセッサ、6…D
MA制御装置、8…バス、21,210…メモリアクセ
スレジスタ、22,24,27…レジスタ(REG)、
23,25…比較器、26,240…マルチプレクサ
(MPX)、28…DRAM制御回路、29…主メモリ
アクセス要求、221〜224…制御部、230…デコ
ーダ、282…ras信号、283…cas信号。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DRAM(ダイナミック・ランダム・ア
    クセス・メモリ)で構成されるメモリへのアクセスを制
    御するメモリ制御回路において、 行アドレスストローブ(ras)信号がアサートされて
    いる状態にあり、前記メモリを構成するDRAMに対す
    るアクセス動作が列アドレスを与えるところから開始可
    能なバーストアクセス可能モードと、前記DRAMに対
    するアクセス動作を行アドレスを与えるところから開始
    するためのランダムアクセス可能モードとを切換えて、
    DRAMアクセスを制御するDRAM制御回路を備え、 前記DRAM制御回路は、前記メモリへのアクセス主体
    が前回のアクセス主体に一致した場合には、次のDRA
    M制御モードを前記バーストアクセス可能モードとし、
    一致しない場合には次のDRAM制御モードを前記ラン
    ダムアクセス可能モードとすることを特徴とするメモリ
    制御回路。
  2. 【請求項2】 前記DRAM制御回路は、前記バースト
    アクセス可能モードの場合でも、前記メモリへのアクセ
    ス主体からのメモリアドレス中の行アドレスが前回のア
    クセス時のメモリアドレス中の行アドレスに一致しない
    場合には、一旦前記行アドレスストローブ信号をデアサ
    ートした後、行アドレスを与えるところからDRAMア
    クセスを制御することを特徴とする請求項1記載のメモ
    リ制御回路。
  3. 【請求項3】 DRAM(ダイナミック・ランダム・ア
    クセス・メモリ)で構成され、複数のスロットに分割さ
    れているメモリへのアクセスを制御するメモリ制御回路
    において、 前記メモリの各スロット毎に設けられたDRAM制御回
    路であって、行アドレスストローブ(ras)信号がア
    サートされている状態にあり、対応する前記スロットを
    構成するDRAMに対するアクセス動作が列アドレスを
    与えるところから開始可能なバーストアクセス可能モー
    ドと、前記対応するスロットを構成するDRAMに対す
    るアクセス動作を行アドレスを与えるところから開始す
    るためのランダムアクセス可能モードとを切換えて、D
    RAMアクセスを制御するDRAM制御回路を備え、 前記DRAM制御回路は、前記対応するスロットへのア
    クセス主体が前回のアクセス主体に一致した場合には、
    次のDRAM制御モードを前記バーストアクセス可能モ
    ードとし、一致しない場合には次のDRAM制御モード
    を前記ランダムアクセス可能モードとすることを特徴と
    するメモリ制御回路。
  4. 【請求項4】 前記DRAM制御回路は、前記バースト
    アクセス可能モードの場合でも、前記対応するスロット
    へのアクセス主体からのメモリアドレス中の行アドレス
    が前回のアクセス時のメモリアドレス中の行アドレスに
    一致しない場合には、一旦前記行アドレスストローブ信
    号をデアサートした後、行アドレスを与えるところから
    DRAMアクセスを制御することを特徴とする請求項3
    記載のメモリ制御回路。
JP18884093A 1993-06-30 1993-06-30 メモリ制御回路 Pending JPH0784866A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001059573A1 (fr) * 2000-02-07 2001-08-16 Hitachi, Ltd. Dispositif de traitement de l'information et circuit integre a semi-conducteurs
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