JPH0783664B2 - コンバインの動力伝動機構 - Google Patents

コンバインの動力伝動機構

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JPH0783664B2
JPH0783664B2 JP9816987A JP9816987A JPH0783664B2 JP H0783664 B2 JPH0783664 B2 JP H0783664B2 JP 9816987 A JP9816987 A JP 9816987A JP 9816987 A JP9816987 A JP 9816987A JP H0783664 B2 JPH0783664 B2 JP H0783664B2
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JP
Japan
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grain
cylinder
combine
auger
transmission
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Application number
JP9816987A
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JPS63263016A (ja
Inventor
俊雄 山中
Original Assignee
セイレイ工業株式会社
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明はコンバインに搭載する脱穀装置において、処理
胴や排出オーガーの回転数を変速可能としたものであ
る。
(ロ)従来技術 従来から、コンバインに搭載したグレンタンクより穀粒
を排出する排出オーガー機構にクラッチ装置を設けた技
術は公知とされているのである。例えば実開昭59−1633
56号公報の如くである。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 従来のコンバイン搭載脱穀装置においては、扱胴の回転
数を稲用と麦用等に変速する機構は付設されているので
ある。
しかし該扱胴の変速時においても処理胴の回転数は変速
すべく構成されていなかったのである。
またグレンタンクを設けたコンバインにおいてグレンタ
ンク内の穀粒を排出する排出オーガー機構の変速装置も
設けられていなかったのである。
しかし扱胴の回転のみを変速して、処理胴の回転数を変
速しない場合には、両者の処理能力にアンバランスが発
生し、扱胴の回転の高低において、選別性能が変化する
という不具合いが発生していたのである。
またグレンタンク内の穀粒の排出時において、グレンタ
ンク内がいっぱいに充填された状態においては、下方の
穀粒には上方の穀粒の重みが掛かっており、この重量の
掛かった状態の穀粒を搬出開始する際のオーガーには大
きな起動時負荷が掛かるのである。故に排出の開始時に
おいては回転数を落として回転をさせることにより、オ
ーガーに掛かるトルクを小にすることができ、起動時の
大負荷を減少させることができるものである 本発明は従来行われていなかった処理胴と排出オーガー
の回転数の変速を、扱胴変速用の変速ギアボックスを利
用して簡潔に構成したものである。
(ニ)問題を解決するための手段 本発明の目的は以上の如くであり、次に該目的を達成す
る為の構成を説明すると。
扱胴1の変速装置とグレンタンク4を有するコンバイン
において、扱胴1と連動して処理胴2の回転を同時に変
速し、更に該変速ギアボックスA内に、グレンタンク4
から穀粒を排出する排出オーガー装置の変速装置をも設
けたものである。
また、排出オーガー変速と、扱胴・処理胴変速とを連動
操作可能としたものである。
(ホ)発明の作用 本発明の構成は以上の如くであり、次の如く作用するも
のである。
通常の刈取脱穀作業をする場合には、オーガーはクラッ
チ装置17の部分を断絶状態とすることにより、扱胴1と
処理胴2のみを駆動状態として、該扱胴1と処理胴2の
変速操作の為に変速操作レバー3を使用することとなる
のである。
これに対して、刈取が進みグレンタンク4が充填状態と
成った場合には、オペレーターはコンバインを畦際に移
動させて、排出オーガー5によりトラックの荷台等に排
出するのであるが、この場合には、クラッチ装置16を切
っておけば、扱胴1と処理胴2は回転せず、クラッチ装
置17をいれておけば、変速操作レバー3を操作すること
により、排出オーガー機構の回転数を高低に変速するこ
とが出来るものである。
(ヘ)実施例 本発明の目的・構成・作用は以上の如くであり、次に添
付の図面に示した実施例の構成を説明すると。
第1図は変速ギアボックスA内において扱胴1・処理胴
2用変速ギアと、排出オーガー用変速ギアとの両方を設
けた実施例の動力伝達線図、第2図は変速ギアボックス
A内に3者を同時に変速する変速ギアを設けた実施例の
動力伝達線図、第3図は本発明のコンバインの前面図、
第4図は同じく側面図である。
第4図において全体的な構成について説明すると。
コンバインはクローラー式走行装置の前部に刈取搬送装
置を載置し、刈り取った穀稈を後部の脱穀装置Dに搬送
している。該脱穀装置Dにおいて脱穀選別後の穀粒を揚
穀筒11により揚穀しグレンタンク4の上部から投入して
いる。
該グレンタンク4は、エンジンEと運転席Sの後部に配
置されており、グレンタンク4内の穀粒を排出すべく集
穀オーガー7が底面部分に配置されている。
該集穀オーガー7はグレンタンク4内の上方に積層され
ている穀粒の重みを受けるものであり、起動時に回転が
高いと大きなトルクが発生し起動力も大となるのであ
る。
該集穀オーガー7により集穀後の穀粒を、垂直オーガー
6に受け継ぎ上方へ搬送するのである。該垂直オーガー
6の上方で、水平・垂直に回動可能な排出オーガー5に
受け継ぎ、該排出オーガー5からトラックや運搬車等の
荷台に排出するものである。
第4図の実施例においては、グレンタンク4をコンバイ
ンの駆動部の点検補修の為に側方へ回動開放可能として
おり、該グレンタンク4の回動開放の枢支部を垂直オー
ガー6に兼用しているものである。
該グレンタンク4は上部を枢支筒10により垂直オーガー
6に枢支し、下部は集穀オーガー7が後方へ突出した部
分において垂直オーガー6に枢支しているものである。
13は排出オーガー5を水平回転する為のベベルギアであ
る。
本発明の変速操作レバー3は運転席Sの側方に配置され
ているのである。
次に第3図について説明すると。
処理胴2は脱穀装置D内において、扱胴1と平行に側方
上部に配置されているのである。該扱胴1により脱穀さ
れた穀粒がクランプ網14より落下し、揺動選別装置15に
より選別されるのである。該揺動選別装置15より落下す
る穀粒のうち精粒は、1番コンベア12より揚穀筒11に受
け継がれグレンタンク4内に投入されるのである。
次に第1図において本発明の要部について説明すると。
エンジンEの回転がプーリー20とクラッチ装置16を介し
て変速ギアボックスAの入力プーリー23に伝えられてい
る。該変速ギアボックスAの内部の変速ギア19により高
速ギア29・低速ギア28のどちらかを選択することによ
り、処理胴2と扱胴1が同時に変速すべく構成されてい
る。即ち該変速ギアボックスAの出力軸が処理胴2の軸
を兼用しており、扱胴1へはプーリー30から扱胴軸のプ
ーリー31へベルトを巻掛けして動力を伝達しているので
ある。
該構成によりオペレーターが変速操作レバー3により変
速ギア19を操作することにより同時に扱胴1と処理胴2
とを変速することが出来るものである。
またエンジンEのプーリー21より変速ギアボックスAの
他の入力軸のプーリー22が駆動されており、該入力軸上
の変速ギア18を摺動することにより、高速ギア26と低速
ギア27を選択して、出力軸のプーリー24に動力伝達して
いるのである。
該プーリー24よりクラッチ装置17を介して集穀オーガー
7の軸が駆動されているのである。
また集穀オーガー7により垂直オーガー6を駆動し、垂
直オーガー6により排出オーガー5を駆動すべく構成し
ているのである。
該変速ギアボックスA内の変速ギア19と変速ギア18を連
動して操作することにより、扱胴1と処理胴2と排出オ
ーガー機構を変速することが出来るものである。
第2図の実施例においては、変速ギアボックスA内の変
速ギアを1組に構成しており変速操作レバー3を操作す
ることにより、扱胴1の処理胴2と排出オーガー機構の
3者を同時に変速可能としているのである。
該実施例におては、クラッチ装置16・17の他に、クラッ
チ40を設けたので、扱胴1の回転が不要な場合には停止
しておくことはできるのである。
また排出オーガー機構の回転を停止する場合にはクラッ
チ装置17を切ることにより停止することもできるのであ
る。
(ト)発明の効果 本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏
するものである。
第1に、扱胴1の変速装置とグレンタンク4を有するコ
ンバインにおいて、扱胴1と連動して処理胴2を同時に
変速したので、従来は扱胴1の変速はしていたが、処理
胴2の方はそのままの回転を続けていたので、扱胴1と
処理胴2の処理量の間でアンバランスが発生し選別性能
にも悪影響が出ていたのである。
これに対して本発明は扱胴1と共に処理胴2を変速する
ことにより、該アンバランスを解消することができ、扱
動1の回転数を変速しても選別性能に影響を与えなくな
ったものである。
第2に、排出オーガー機構の回転を高低に変速可能とし
たので、グレンタンク4内に穀粒が充填されて、上方の
重量により底部に配置した集穀オーガー7を起動する際
に大きな起動トルクが必要な場合には、回転を下げて起
動トルクを小として排出量を低下させた状態で作業を開
始し、徐々にグレンタンク4内の穀粒が減少して集穀オ
ーガー7に掛かる圧力が減少してから、回転数を上げる
ことにより、排出オーガーにかかる負荷を減少し、穀粒
に損傷を与えずに済むのである。
第3に、扱胴1と処理胴2の変速と、排出オーガー機構
の変速の両者を、同じ変速ギアボックスA内に構成する
ことにより、変速操作レバー3の操作により、どちらの
操作をも出来るようになったものである。
両者を同時に駆動する場合は少ないので、作業をしない
方の回転はクラッチ装置により断絶しておくことができ
るのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は変速ギアボックスA内において扱胴1・処理胴
2用変速ギアと、排出オーガー用変速ギアとの両方を設
けた実施例の動力伝達線図、第2図は変速ギアボックス
A内に3者を同時に変速する変速ギアを設けた実施例の
動力伝達線図、第3図は本発明のコンバインの前面図、
第4図は同じく側面図である。 A……変速ギアボックス 1……扱胴 2……処理胴 3……変速操作レバー 4……グレンタンク 5……排出オーガー 6……垂直オーガー 7……集穀オーガー 18,19……変速ギア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】扱胴1の変速装置とグレンタンク4を有す
    るコンバインにおいて、扱胴1と連動して処理胴2の回
    転を同時に変速し、更に該変速ギアボックスA内にグレ
    ンタンク4から穀粒を排出する排出オーガー装置の変速
    装置をも設けたことを特徴とするコンバインの動力伝動
    機構。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の排出オーガー
    変速と、扱胴・処理胴変速とを連動操作可能としたこと
    を特徴とするコンバインの動力伝動機構。
JP9816987A 1987-04-20 1987-04-20 コンバインの動力伝動機構 Expired - Lifetime JPH0783664B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9816987A JPH0783664B2 (ja) 1987-04-20 1987-04-20 コンバインの動力伝動機構

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JP9816987A JPH0783664B2 (ja) 1987-04-20 1987-04-20 コンバインの動力伝動機構

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Publication Number Publication Date
JPS63263016A JPS63263016A (ja) 1988-10-31
JPH0783664B2 true JPH0783664B2 (ja) 1995-09-13

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ID=14212556

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9816987A Expired - Lifetime JPH0783664B2 (ja) 1987-04-20 1987-04-20 コンバインの動力伝動機構

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JP5355241B2 (ja) * 2009-06-18 2013-11-27 ヤンマー株式会社 走行車両
JP5460298B2 (ja) * 2009-12-22 2014-04-02 ヤンマー株式会社 コンバイン

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JPS63263016A (ja) 1988-10-31

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