JPH0783574B2 - 車両用交流発電機 - Google Patents

車両用交流発電機

Info

Publication number
JPH0783574B2
JPH0783574B2 JP60224185A JP22418585A JPH0783574B2 JP H0783574 B2 JPH0783574 B2 JP H0783574B2 JP 60224185 A JP60224185 A JP 60224185A JP 22418585 A JP22418585 A JP 22418585A JP H0783574 B2 JPH0783574 B2 JP H0783574B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brush
slip ring
spring
brush holder
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60224185A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6285659A (ja
Inventor
宏 ▲榊▼原
孝寿 中井
Original Assignee
日本電装株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本電装株式会社 filed Critical 日本電装株式会社
Priority to JP60224185A priority Critical patent/JPH0783574B2/ja
Publication of JPS6285659A publication Critical patent/JPS6285659A/ja
Publication of JPH0783574B2 publication Critical patent/JPH0783574B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Or Generator Current Collectors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車両用交流発電機において、ブラシおよびスリ
ップリングの防水構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のものは、特開昭53−53712号公報に示すように、
スリップリングの外周を覆うカップ形状部と、ブラシを
保持するブラシホルダを一体に形成している。また、ブ
ラシホルダの端面(反スリップリング側)には、ブラシ
およびブラシスプリングを収納するための穴部が形成さ
れ、ブラシおよびブラシスプリングを収納した後、この
穴部にシールを介して、導電板を配置して、ビスで固定
している。
そして、スリップリングを覆うカップ形状部がブラシホ
ルダーと一体に形成されており、カップ形状部とブラシ
ホルダとの間から、直接水が、スリップリング、ブラシ
側に進入するのを防止することが可能である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが上述した従来のものでは、ブラシおよびブラシ
スプリングを挿入するための穴部を、ブラシホルダ端面
(反スリップリング側)に形成しており、この穴部を、
シールおよび導電板で覆っているが、ブラシスプリング
のスプリング力が、常に導電板に作用しているので、ビ
ス等で、導電板を確実に押さえても、ブラシスプリング
が作用する導電板とシールとの間に隙間が生じやすく、
この隙間から水がブラシスプリングへと浸入して、ブラ
シ、スリップリングの以上摩耗等の不具合を生じてしま
うという問題点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本発明は、上述した従来の問題点を鑑みて、 フレームの内周側に固定されたステータと、 このステータコアの内周に配置され、ロータコイルが巻
装された1対のポールコアと、 これら1つのポールコアを支持するとともに、前記フレ
ームに回転自在に軸支されるシャフトと、 このシャフトの端部外周に設けられ、前記ロータコイル
に電気的に接続されたスリップリングと、 このスリップリングの外周に当接するブラシと、 このブラシを前記スリップリングに押圧するブラシスプ
リングと、 このブラシスプリングおよび前記ブラシを収納可能とす
る開口部を前記スリップリング側のみに有するブラシ収
納部を有し、前記ブラシの一端側を、前記ブラシ収納部
へ収納し、収納された前記ブラシにより前記開口部が塞
がれると共に、前記スリップリング側へ突出させるブラ
シホルダと、 前記ブラシホルダと一体に形成され前記スリップリング
の外周を覆う筒部を有し、該筒部における前記ブラシホ
ルダの開口部に対向する位置に、前記ブラシを前記ブラ
シホルダ内に挿入するためのブラシ挿入部が、前記スリ
ップリングの径方向外側に突出して、前記ブラシの幅よ
り大きい幅を有する所定長の溝状に形成されるスリップ
リングカバーと、 を備えた車両用交流発電機を採用する。
〔実施例〕
以下本発明を図に示す実施例について説明する。第1図
は、本実施例における車両用交流発電機の断面図を示し
ており、1はシャフトであり、このシャフト1の端部外
周には、スリップリング1aが設けられている。また、他
端側には、内燃機関からの回転をシャフト1に伝えるた
めのプーリ2が固定されている。
3a、3bは1対のランデル型ポールコアであり、これらポ
ールコア3a、3bには、ロータコイル4が巻装されてい
る。そして、このロータコイル4の一端は、スリップリ
ング1aに電気的に接続されている。
5a、5bは、それぞれ1対のポールコア3a、3bの外周に配
置されたステータコイル6aを巻装したステータである。
7、8は、1対のポールコア3a、3b、ファン5a、5bを覆
う椀状のフロントフレーム、リアフレームであり、両フ
レーム7、8をボルト9で固定すると同時に、両フレー
ム7、8内にステータ6を固定している。また、リアフ
レーム8の外周の内側には、リング状の凹部8aが形成さ
れている。
フロントフレーム7およびリアフレーム8の内周には、
ベアリング10、11が固定され、シャフト1を回転自在に
保持している。そして、スリップリング1aは、リアフレ
ーム8より突出している。
12a、12bは、それぞれスリップリング1a状に当接してい
る+側および−側ブラシである。
13は、第2図に示すように、上記ブラシ12a、12bを保持
するための樹脂製のブラシホルダであり、このブラシホ
ルダ13には、+側および−側ブラシ12a、12bを収納し、
底部13bを有すると共に、スリップリング1a側に開口す
る開口部13cを有する2つのブラシ収納部13aが形成され
ている。そして、ブラシホルダ13aには、+側ブラシ12a
および−側ブラシ12bに、ピグテール14を介して、電気
的に接続された+側、−側端子15、16が一体にモールド
成型されている。
また、ブラシホルダ13の開口部13c側には、スリップリ
ング1aの外周を覆う円筒状のスリップリングカバー18が
一体に樹脂で形成されている。そして、図2、図3にて
示されるように、スリップリングカバー18の下側(ブラ
シホルダ13aの開口部13cに対向する位置)に、ブラシ12
a、12bの幅よりも大きい幅を有し、径方向に突出して、
軸方向に延びる突出部18eが形成してある。また、突出
部18eはブラシ12a、12bをブラシホルダ13内に挿入でき
るように、所定間隔突出している。そして、この突出部
18eより、ブラシ12a、12bおよびブラシスプリング19
を、ブラシ収納部13aに挿入するようにしている。さら
に、それぞれのピグテール14をブラシホルダ13の外周に
はんだ17で固定することで、+側、−側ブラシ12a、12b
およびブラシスプリング19が、ブラシスプリング13aよ
り抜け出るのを防止する。
21は、リアフレーム8の凹部8a内に挿入されるリング状
のシールゴムである。
22は、ブラシホルダ13とリアカバー23との間に配置され
るシールゴムである。
24は、ステータコイル6aに発生する電流を整流するため
の整流器であり、この整流器24を通したボルト25により
リアフレーム8とリアカバー18との間に整流器24を固定
している。そして、ブラシホルダ13の+側端子15および
−側端子16を整流器24および図示しないレギュレータ
(電圧調整器)に固定すると共に、整流器24およびレギ
ュレータをリアフレーム8にビス止めで固定する際に、
スリップリングカバー18の端部をシールゴム21を介して
リアフレーム8の凹部8aに押圧して、スリップリングカ
バー18とリアフレームとの間の防水を計る。
また、ブラシホルダ13とリアカバー23との間にシールゴ
ム22を挿入すると共に、スリップリングカバー18の端部
を挿入して、リアカバー23をボルト25でリアフレーム8
に軸方向に固定する。これによってシールゴム22が軸方
向に撓んで、ブラシホルダ13およびスリップリングカバ
ー18とリアカバー23との間からスリップリング1a側に水
が浸入するのを防止する。
上述したように、ブラシホルダ13とスリップリングカバ
ー18とを一体に形成することにより、ブラシホルダとス
リップリングカバーとの間から、直接ブラシ、スリップ
リングに水が浸入することをなくすことができる。ま
た、ブラシ12a、12bをブラシホルダ13内にスリップリン
グカバー18側から挿入することができるように、スリッ
プリングカバー18において、ブラシホルダ13に対向する
部位に突出部18eを形成している。これによって、ブラ
シホルダ13においてスリップリングカバー18と対向しブ
ラシ12a、12bとスリップリング1aとの接触を行うための
開口部13c以外の底部13b等に、開口を設ける必要がな
く、ブラシ12a、12bおよびスリップリング1aに直接水が
浸入する隙間がブラシホルダに形成されず、また従来の
ようにブラシスプリング19の押圧力によっても隙間は発
生しない。さらに、リアフレーム8とスリップリングカ
バー18との間のシールゴム21、リアカバー23とスリップ
リングカバー18との間のシールゴム22により、スリップ
リング1a、ブラシ12a、12b側に水が浸入するのを防止す
ると共に、製作誤差が生じても、ボルト25によりリアカ
バー23の軸方向の押圧力でシールゴム21、22が軸方向に
撓むため、確実な防水を行うことができる。
なお、リアフレーム8とスリップリングカバー18との間
に、シールゴム21を介在させているが、凹凸嵌合で圧入
させるようにしてもよいし、リアフレーム8とスリップ
リングカバー18との間で、ラビリンス形状としてスリッ
プリング1a、ブラシ12a、12b側に水が浸入するのを防止
するようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明においては、スリップリング
の外周を覆うカバーを、ブラシホルダと一体に形成し、
ブラシおよびブラシスプリングをブラシホルダに挿入す
るためのブラシ挿入部をブラシホルダの開口部に対向す
るスリップリングカバーに形成したから、ブラシホルダ
の底部に開口を設ける必要が無くなり、ブラシ、スリッ
プリングに直接水が浸入する隙間が形成されない。すな
わち、たとえスリップリング、ブラシ側に水が挿入して
も、スリップリング、ブラシ側に浸入する水はカバーの
端部、言い換えればスリップリングの側方からであり、
直接水がスリップリングおよびブラシ側に浸入すること
を防止することができる。つまり、ブラシ挿入部をスリ
ップリングカバーのブラシの開口部に対向する位置に形
成したので、従来のようにブラシおよびブラシスプリン
グをブラシホルダ内に収納するための穴部をシールする
シール部材にブラシスプリング力が作用して、シール部
材とブラシホルダとの間に隙間が生ずることなくブラシ
ホルダの外周から内周へ水が浸入してしまうのを確実に
防止することができる。なお、ブラシホルダの開口部
は、ブラシにより塞がれるため、該解雇部を塞ぐための
部材は不要である。このようなことによって、スリップ
リング、ブラシの摩耗を少なくすることができる。さら
にブラシ挿入組付け時にも充分なスペースをブラシ収納
部に対向してスリップリングカバーに挿入部として設け
ていることから、生産性を妨げることなく水の浸入を回
避することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の車両用交流発電機の実施例を示す断面
図、第2図はブラシホルダを示す正面図、第3図は第2
図におけるブラシホルダの側面図である。 1……シャフト、1a……スリップリング、3a、3b……1
対のポールコア、4……ロータコイル、7……フロント
フレーム、8……リアフレーム、12a、12b……+側ブラ
シ、−側ブラシ、13……ブラシホルダ、18……スリップ
リングカバー、18e……ブラシ挿入部をなす突出部(ブ
ラシを収納可能とする窓部)、19……ブラシスプリン
グ、21、22……シール部材をなすシールゴム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレームの内周側に固定されたステータ
    と、 このステータコアの内周に配置され、ロータコイルが巻
    装された1対のポールコアと、 これら1つのポールコアを支持するとともに、前記フレ
    ームに回転自在に軸支されるシャフトと、 このシャフトの端部外周に設けられ、前記ロータコイル
    に電気的に接続されたスリップリングと、 このスリップリングの外周に当接するブラシと、 このブラシを前記スリップリングに押圧するブラシスプ
    リングと、 このブラシスプリングおよび前記ブラシを収納可能とす
    る開口部を前記スリップリング側のみに有するブラシ収
    納部を有し、前記ブラシの一端側を、前記ブラシ収納部
    へ収納し、収納された前記ブラシにより前記開口部が塞
    がれると共に、前記スリップリング側へ突出させるブラ
    シホルダと、 前記ブラシホルダと一体に形成され前記スリップリング
    の外周を覆う筒部を有し、該筒部における前記ブラシホ
    ルダの開口部に対向する位置に、前記ブラシを前記ブラ
    シホルダ内に挿入するためのブラシ挿入部が、前記スリ
    ップリングの径方向外側に突出して、前記ブラシの幅よ
    り大きい幅を有する溝状に形成されるスリップリングカ
    バーと、 を備えた車両用交流発電機。
  2. 【請求項2】前記スリップリングカバーの筒部には前記
    ブラシスプリングおよび前記ブラシを収納可能とする窓
    部が形成されており、該窓部を介しえ前記ブラシスプリ
    ングおよび前記ブラシを前記ブラシ収納部へ収納可能と
    し、かつ前記ブラシスプリングおよび前記ブラシが収納
    された状態でシール部材により塞がれていることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の車両用交流発電機。
JP60224185A 1985-10-08 1985-10-08 車両用交流発電機 Expired - Lifetime JPH0783574B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60224185A JPH0783574B2 (ja) 1985-10-08 1985-10-08 車両用交流発電機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60224185A JPH0783574B2 (ja) 1985-10-08 1985-10-08 車両用交流発電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6285659A JPS6285659A (ja) 1987-04-20
JPH0783574B2 true JPH0783574B2 (ja) 1995-09-06

Family

ID=16809856

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60224185A Expired - Lifetime JPH0783574B2 (ja) 1985-10-08 1985-10-08 車両用交流発電機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0783574B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2752297B2 (ja) * 1992-06-23 1998-05-18 株式会社日立製作所 車両用交流発電機
FR2905536B1 (fr) * 2006-09-05 2008-12-12 Valeo Equip Electr Moteur Agencement pour assemblage d'une capsule d'ajustage et d'un protecteur pour un collecteur d'une machine electrique tournante

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56152572U (ja) * 1980-04-15 1981-11-14

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6285659A (ja) 1987-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3881126B2 (ja) モータ
JP2000139058A (ja) 車両用交流発電機
JP3855762B2 (ja) 車両用交流発電機
JPH0519383B2 (ja)
JPH05122881A (ja) 小型モータ
JPH07194052A (ja) 小型電気モータ
JP2003235214A (ja) モータ
JP2747253B2 (ja) モータ
JPH0567168U (ja) モータのケーシング構造
US6020668A (en) End case mounted brush holder assembly
JPH0783574B2 (ja) 車両用交流発電機
JPH0732571B2 (ja) 交流発電機の製造方法
JPH07322552A (ja) 小型モータ
JP3755455B2 (ja) 回転電機
JP3351728B2 (ja) 直流モータ
JPH01138952A (ja) 車両用交流発電機
JPS63310349A (ja) 車両用交流発電機
JP2008148451A (ja) 電動モータ及び電動モータの組立て方法
JPH09163662A (ja) モータ
JPH0588058B2 (ja)
JPH0229810Y2 (ja)
JPH0534210Y2 (ja)
JP2692125B2 (ja) 回転電機のブラシホルダ組付け構造
JPH0632765Y2 (ja) モータにおける通電用カプラの防水取付け構造
JPH0646216Y2 (ja) 交流発電機におけるノイズ防止用コンデンサの収容構造

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term