JPH0588058B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0588058B2
JPH0588058B2 JP62214856A JP21485687A JPH0588058B2 JP H0588058 B2 JPH0588058 B2 JP H0588058B2 JP 62214856 A JP62214856 A JP 62214856A JP 21485687 A JP21485687 A JP 21485687A JP H0588058 B2 JPH0588058 B2 JP H0588058B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slip ring
brush holder
seal member
ring cover
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62214856A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63154042A (ja
Inventor
Satoru Kumagai
Toshiichi Kato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Publication of JPS63154042A publication Critical patent/JPS63154042A/ja
Publication of JPH0588058B2 publication Critical patent/JPH0588058B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Landscapes

  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Motor Or Generator Current Collectors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はブラシホルダとスリツプリングカバー
とで包囲されるスリツプリングのまわりの空間に
水、油などが浸入するのを阻止するような構造を
備えた車両用交流発電機に関する。
(従来の技術) 例えば実開昭58−51663号に開示されているご
とき従来のブラシホルダ、スリツプリングカバー
及びシール部材の構造が第10図及び第11図に
図示されている。第10図はスリツプリングカバ
ーの斜視図であり、第11図はブラシホルダとシ
ール部材とを組付けた状態の斜視図である。これ
らの部材が自動車用交流発電機のどのような位置
に配設されているのかは、後で第8図により車両
用交流発電機全体の構造を説明するときに理解さ
れようが、ここでは従来の技術を説明するに足る
だけの範囲で、リアカバーを取り除いた状態でブ
ラシホルダ付近の部材の配置を示す第9図を参照
しながら記述する。
第10図を参照して分るように、スリツプリン
グカバー1aはリアフレーム1から突出して、リ
アフレーム1と一体に形成されている。スリツプ
リングカバー1aは全体的に側面を開放した円筒
状(従つて、断面円弧状)をなし、先端部1b
と、平坦なスリツプリングカバー側端部1dとを
有し、スリツプリング6を包囲している。スリツ
プリングカバー1aが突出しているリアフレーム
1のところにはリアフレーム平坦部1cが形成さ
れている。第10図に示されたスリツプリングカ
バー1aには第11図に示されたブラシホルダ3
とシール部材4との組立体が組み合わされて、ス
リツプリング6のまわりを完全に包囲するように
なつている。シール部材4は例えばシールゴムな
どで成り、スリツプリングカバー1aの先端部1
bに当接する凹部4aと、平坦なスリツプリング
カバー側端部1dに当接するシール部材平坦側部
4cと、リアフレーム平坦部1cに当接するシー
ル部材端部4bと、ブラシホルダ3を嵌合させる
開口4kとを有している。ブラシホルダ3はブラ
シ20a,20bがそこを通つて突出する2つの
開口部3cと、ブラシ20a,20bに接続され
るプラス側端子22及びマイナス側端子23とを
有している。ブラシホルダ3とシール部材4との
組立体は、第9図に見るごとく、ブラシホルダ3
のプラス側端子22及びマイナス側端子23を整
流器7及びリアフレーム1に取付ねじ9で装着さ
れたレギユレータ8にビス10で固定するとき
に、シール部材平坦側部4cがスリツプリングカ
バー側端部1dに押圧するようにし、更にリアカ
バー(第8図で後述する)をボルト26でリアフ
レーム1に固定するときに、シール部材端部4b
がリアフレーム平坦部1cに、シール部材4の凹
部4aがスリツプリングカバー1aの先端部1b
にそれぞれ押圧するようにして、リアフレーム1
及びスリツプリングカバー1aと、ブラシホルダ
3と、リアカバー(第8図で付号5で示される)
との間を密封し、スリツプリング6のまわりに
水、油などが入るのを防止している。
(発明が解決しようとする問題点) 然しながら、上述したごとき従来技術では、シ
ール部材平坦側部4cとスリツプリングカバー側
端部1dとの間の押圧力が、ビス10のねじ孔径
のばらつき、ねじ孔の位置のばらつき等により、
不十分となり交流発電機使用時に、シール部材平
坦側部4cとスリツプリングカバー側端部1dと
の間を通つて水、油などがスリツプリング6のま
わりに浸入してしまう不都合をしばしば生じてい
た。
本発明は上述の如き従来のブラシホルダ、スリ
ツプリングカバー及びシール部材にわずかな形状
変更を施すことにより、スリツプリングを包囲す
る空間への水や油などの浸入を確実に阻止する構
造を得ることを目的とする。
(問題を解決するための手段) 本発明は、車両用交流発電機において、フロン
トフレーム及びリアフレーム、フロント及びリア
フレームに回転可能に支持されたシヤフトと、シ
ヤフトに装着されたスリツプリングと、リアフレ
ームから突出して備えられ、スリツプリングのま
わりに配備された断面円弧状の壁部を有している
スリツプリングカバーとスリツプリングに摺接す
るブラシを保持し、リアフレームに対し固定した
関係をなして取り付けられたブラシホルダと、ス
リツプリングカバーとブラシホルダとの間に配備
されていてスリツプリングカバーとブラシとの摺
接部へ液体が浸入するのを阻止するシール部材
と、シール部材をスリツプリングカバー及びリア
フレームに向けて、シヤフトの軸線方向に押圧し
てシール部材を固定するためのリアカバーとを有
し、これらスリツプリングカバーとシール部材と
ブラシホルダのうちの少なくとも二つの部材に、
リアカバーによつてシヤフトの軸線方向へシール
部材が押圧される際にこのシール部材をスリツプ
リングカバーとブラシホルダ間で押圧挾持してそ
れぞれの部材間を密封させる部分を形成したこと
を特徴とする。
(作 用) スリツプリングカバーとシール部材とブラシホ
ルダのうちの少なくとも二つの部材に形成された
部分が協働して、シール部材をリアカバーにより
シヤフトの軸線方向に押圧するのみで、シール部
材をスリツプリングカバーとブラシホルダ間に押
圧挾持する。このため、シール部材がスリツプリ
ングカバーとブラシホルダとに強く係合し、それ
ぞれの部材間の密封を確立する。
(実施例) 以下、第1図から第9図までに例示した実施例
に基づいて、本発明を説明する。
第1図は第1実施例のスリツプリングカバーの
斜視図、第2図は第1実施例のブラシホルダとシ
ール部材とを組付けた状態を示す斜視図、第3図
は第1実施例のシール部材の斜視図、第4図は第
8図の−線に沿つた断面図、第5図は第2実
施例のスリツプリングカバーの斜視図、第6図は
第2実施例のブラシホルダの斜視図、第7図は第
2実施例のスリツプリングカバー、シール部材お
よびブラシホルダを組付けた状態を示す略断面
図、第8図は第1実施例による車両用交流発電機
の縦断面図、そして第9図はリアカバーを取り除
いた状態でブラシホルダ付近の部材の配置を示す
図である。
まず、第8図及び第9図を参照して、全体的に
交流発電機について説明する。シヤフト11の一
端部の外周には2つのスリツプリング6が装着さ
れ、他端部には内燃機関の回転をシヤフト11に
伝達するためのプーリ12が装着されている。シ
ヤフト11の中央部には1対のランデル型のポー
ルコア13a,13bが装着され、これらポール
コア13a,13bにはロータコイル14が巻装
されている。ロータコイル14の両端はそれぞれ
スリツプリング6,6に接続されている。ポール
コア13a,13bの端部にはそれぞれフアン1
5a,15bが固定され、内部冷却作用を行なつ
ている。1対のポールコア13a,13bの外周
にはステータコイル16aを巻装したステータ1
6が配備され、これを覆つて椀状のフロントフレ
ーム2及びリアフレーム1が配備されている。フ
ロントフレーム2とリアフレーム1とはボルト1
9によつて固定される。リアフレーム1はベアリ
ング18を保持し、フロントフレーム2はベアリ
ング17を保持し、これらベアリング18,17
がシヤフト11を回転自在に支承している。
リアフレーム1からはスリツプリング6のまわ
りに配備されるように断面円弧状の壁部を有する
スリツプリングカバー1aがリアフレーム1と一
体に突出されている。スリツプリング6,6には
それぞれプラス側ブラシ20a及びマイナス側ブ
ラシ20bが摺接している。ブラシ20a,20
bは樹脂製のブラシホルダ3に保持されており、
ブラシホルダ3には、底部3bと、スリツプリン
グ6の側に開口する開口部3cとを有する2つの
ブラシ収納部3a,3aが形成されている。ま
た、ブラシホルダ3にはプラス側ブラシ20a及
びマイナス側ブラシ20bに、ピグテール21を
介して電気的に接続されたプラス側端子2、マイ
ナス側端子23(第2図参照)が一体にモールド
成型されている。
ブラシ20a,20bをブラシホルダ3へ組付
けるには、開口部3cを通してブラシ収容部3a
内に、ブラシスプリング24およびブラシ20
a,20bを収納して、それぞれのピグテール2
1をブラシホルダ3の外周にハンダ25によつて
固定することによつてなされる。
リアフレーム1、スリツプリングカバー1a、
ブラシホルダ3及びリアカバー5によつて包囲さ
れるスリツプリング6のまわりの空間を密封する
ためにシールゴムなどで成るシール部材4が配備
される。ステータコイル16aに発生する電流を
整流するための整流器7はボルト26によつてリ
アフレーム1とリアカバー5との間に固定され
る。リアフレーム1には取付ねじ9によつてレギ
ユレータ8が装着される。ボルト26は同時にリ
アカバー5をリアフレーム1に固定させる役目を
も果している。
本発明による第1実施例の要部が、第1図から
第4図までを参照して詳述される。以下の説明に
おいて、第10図および第11図に関して前述し
た付号と同じ符号は同一又は同等の部分を示すも
のとして使用されている。
スリツプリングカバー1aは第1図に示すごと
く先端部1fとテーパ付き密封面1eとを備え、
リアフレーム1には2つのテーパ付き密封面1
e,1eを接続する平坦部1gが備えられてい
る。
シール部材4は第3図に示すごとくくさび形状
部4eと、シール部材端部4gと、ブラシホルダ
3を嵌合させる開口4kと、筒部4fと、短形部
4iとを有している。短形部4iには凹部4hが
備えられており、この凹部4hがスリツプリング
のまわりの空間内に空気を導入するように迷路構
造を構成している。
ブラシホルダ3をシール部材4の開口4kに嵌
合させて第2図に示すごとく組付けた後に、ブラ
シホルダ3のプラス側端子22及びマイナス側端
子23を整流器7及びレギユレータ8(第9図参
照)にビス10によつて固定してから、整流器7
及びレギユレータ8をボルト26によつてリアカ
バー5と一緒にリアフレーム1に装着する。この
際にシール部材4のシール部材端部4gはリアフ
レーム1の平坦部1gに押圧され、くさび形状部
4eはスリツプリングカバー1aのテーパ付き密
封面1eに押圧され、シール部材4の短形部4i
はブラシホルダ3の側面に押圧され、シール部材
4の筒部4fはスリツプリングカバー1aの先端
部1fに押圧される。かくて、リアフレーム1、
スリツプリングカバー1a、ブラシホルダ3及び
リアカバー5で包囲される空間がシール部材4に
よつて密封され、この空間内に水、油などが浸入
することがないようにされる。
本実施例においては、従来技術と違つて、シー
ル部材4がリアカバー5によつてシヤフト11の
軸線方向に押圧される際にテーパ付き密封面1e
にシール部材4のくさび形状部4eがくさび作用
で密封係合するので、ブラシホルダ3のプラス側
端子22及びマイナス側端子23を整流器7及び
レギユレータ8に取り付けるためのビス10のね
じ孔径のばらつきやその配置のばらつき等による
影響を受けて密封が不確実になつてしまう惧れは
全くなくなる。第4図を参照してリアカバー5を
図面で左方(即ち、シヤフトの軸線方向)に押圧
すれば(これはボルト26によつてなされる)、
テーパ付き密封面1eとくさび形状部4e、平坦
部1gとシール部材端部4g、及び先端部1fと
筒部4fがびつたりと密着され、シールが確実に
なされることが理解されよう。
以上の説明では、スリツプリングカバー1aに
テーパ付き密封面1eを備え、これに対応してシ
ール部材4にくさび形状部4eを備えるものとし
ているが、テーパ付き密封面をブラシホルダに備
え、これに対応してシール部材の開口4kにくさ
び形状部を形成するようにしてもよい。この場合
には、スリツプリングカバーの密封面をテーパ付
きのものとする必要はかならずしもない。
次に、第5図から第7図を参照して、本発明に
よる第2実施例を説明する。第2実施例は第10
図および第11図に示した従来技術に類似のスリ
ツプリングカバー、ブラシホルダおよびシール材
を備えるが、それ以外の構成部分は第1実施例と
同様でよく、ここでは相違点のみを詳述する。
スリツプリングカバー1aは、前述の従来技術
と同様に先端部1bと平坦な側端部1dを備え
る。第5図に示すごとく、スリツプリングカバー
の側端部1d,1dとリアフレーム平坦部1cに
は、これらの部分にまたがつて一連のリブが設け
られている。このリブはスリツプリングカバーの
各側端部1d上の部分1hと、リアフレーム平坦
部1c上の部分1iとから成る。リブの各部分
は、側端部1dと平坦部1cにそれぞれ接触する
シール部材へ向けて突出するように、スリツプリ
ングカバーおよびリアフレームと一体に形成され
る。なお、第5図では、リブの各部分1hがリア
フレーム平坦部1cからスリツプリングカバー側
端部部1dの途中まで延在するよう図示されてい
るが、製作上支承がなければこれをスリツプリン
グカバーの先端部1bまで延ばすことが望まし
い。
一方、ブラシホルダ3にも、スリツプリングカ
バー1aの側端部1d,1dに対向する2つの平
坦部分上に、それぞれ一連のリブが設けられてい
る。第6図に示すとおり、各リブは長手方向に延
在する部分3dとこの部分の両端からそれぞれ内
方へ延びる2つの部分3e,3eから成り、全体
として内方に開口した略コ字状の形状を呈する。
これらリブはブラシホルダ3と一体に形成され、
ブラシホルダの平坦部に接触するシール部材へ向
けて突出している。また、各リブの長手方向部分
3dは、対応したスリツプリングカバーの各側端
部1dのリブ部分1hと向い合うように、配置さ
れる。さらに、ブラシホルダ3の2つの平坦部の
両側には、リブ部分3dとほぼ平行に延在しかつ
同部分と同じ方向へ突出した縁部3fと3gがそ
れぞれ形成されている。
第7図は、ブラシホルダ3をシール部材4に組
付けて、リアフレーム上に装着した状態を示す。
同図に明らかな様に、ゴム製シール部材4の一対
の平坦側部4c,4cがスリツプリングカバー1
aとブラシホルダ3によつて挾持され、対向した
スリツプリングカバー側のリブ部分1hとブラシ
ホルダ側のリブ部分3dにより押え込まれる。ま
た、シヤフト11の軸方向に関しては、リアフレ
ーム平坦部1cのリブ部分1iとブラシホルダ側
のリブ部分3eとがそれぞれシール材4に当接し
同部材を押え込む。この結果、シール部材4の面
圧が極部的に上がり、かつシール部材4と対応す
る部材間のスキマを一様にしないことによつて、
シール性が向上し、毛管現象によるスリツプリン
グ6周囲空間への水や油の浸入を防止する。さら
に、ブラシホルダ3の縁部3fと3gの設置によ
つて、押圧時のシール部材4の逃げやねじれが防
止され、スリツプリングカバーおよびブラシホル
ダに設けたリブの効果を上げることができる。な
お、シール部材4には、従来技術と同様な凹部4
bが形成されており、スリツプリングカバー1の
先端部1bのシールが確保されることは勿論であ
る。
本実施例では、シール性の向上と共に、このシ
ール性を得るために必要な締代の確保が容易にな
る。すなわち、スリツプリングカバー部における
径方向の密封を確保するために必要な構成部分の
組立後の相対寸法、特にブラシホルダ3のプラス
側端子22及びマイナス側端子23を整流器7及
びレギユレータ8に取り付ける際の配置はバラツ
キが大きく、積上公差幅が大きくなり必要な締代
を得ることが容易ではなく、またバラツキを見込
んで必要以上の締代を余分に与えると組付け性が
低下、或は組付けが出来なくなるという問題が有
つた。本実施例によれば、スリツプリングカバー
およびブラシホルダに設けられたリブがシール部
材を押え込むため、構成部分の組立後の相対寸法
に多少のバラツキが有つても、必要な密封係合が
確実に得られるからである。
本発明を2つの特定な実施例に基づいて説明し
たが、本発明はこれらの形のみに限定されるもの
でない。例えば、上述の第1実施例と第2実施例
を組み合わせて、くさび作用による密封面とリブ
とを併設することも可能である。この場合、くさ
び作用による押圧に伴つて、リブと対向部材の係
合も強まりその密封効果が向上する。
(発明の効果) 本発明は以上説明したごとき構成により、シー
ル部材をリアカバーによつて押圧して組付けれ
ば、スリツプリングのまわりの空間をシール部材
が確実に密封するようになり、もつてブラシとス
リツプリングとの摺接部に対して水、油などの浸
入が完全に阻止される。このため、水や油などの
浸入による車両用交流発電機の故障を防ぎ、その
作動信頼性を向上させることが可能である。さら
に、この効果は従来のこの種発電機の構造にわず
かな変更を加えるのみで、経済的に達成すること
が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例におけるスリツプ
リングカバーの斜視図、第2図は第1実施例にお
ける、シール部材とブラシホルダとを組付けた状
態の斜視図、第3図は第1実施例におけるシール
部材の斜視図、第4図は第8図の−線に沿う
断面図、第5図は本発明の第2実施例におけるス
リツプリングカバーの斜視図、第6図は第2実施
例のブラシホルダの斜視図、第7図の第2実施例
のスリツプリングカバー、シール部材およびブラ
シホルダを組付けた状態を示す略断面図、第8図
は第1および第2実施例による車両用交流発電機
の縦断面図、第9図は第8図の発電機のリアカバ
ーを取り除いた状態でブラシホルダ付近の部材の
配置を示す図、第10図は従来のスリツプリング
カバーの斜視図、第11図は従来のブラシホルダ
とシール部材とを組付けた状態を示す斜視図であ
る。 図中、1……リアフレーム、1a……スリツプ
リングカバー、1c……リアフレーム平坦部、1
d……側端部、1e……テーパ付き密封面、1
h,1i……リブ部分、2……フロントフレー
ム、3……ブラシホルダ、3d,3e……リブ部
分、4……シール部材、4e……くさび形状部、
5……リアカバー、11……シヤフト、20a,
20b……ブラシ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 フロントフレーム及びリアフレームと、 前記フロント及びリアフレームに回転可能に支
    持されたシヤフトと、 前記シヤフトに装着されたスリツプリングと、 前記リアフレームから突出して備えられ、前記
    スリツプリングのまわりに配備された断面円弧状
    の壁部を有しているスリツプリングカバーと、 前記スリツプリングに摺接するブラシを保持
    し、前記リアフレームに対し固定した関係をなし
    て取り付けられたブラシホルダと、 前記スリツプリングカバーと前記ブラシホルダ
    との間に配備されていて該スリツプリングカバー
    と前記ブラシとの摺接部へ液体が浸入するのを阻
    止するシール部材と、 前記シール部材をスリツプリングカバー及び前
    記リアフレームに向けて、前記シヤフトの軸線方
    向に押圧して該シール部材を固定するためのリア
    カバーとを有し、 前記スリツプリングカバーと前記シール部材と
    前記ブラシホルダのうちの少なくとも二つの部材
    に、前記リアカバーによつて前記シヤフトの軸線
    方向へ前記シール部材が押圧される際に該シール
    部材を前記スリツプリングカバーと前記ブラシホ
    ルダ間で押圧挾持してそれぞれの部材間を密封さ
    せる部分を形成したことを特徴とする車両用交流
    発電機。 2 特許請求の範囲第1項記載の車両用交流発電
    機において、前記それぞれの部材間を密封させる
    部分は、前記スリツプリングカバーと前記ブラシ
    ホルダとのうちの少なくとも一方に備えられたテ
    ーパ付き密封面と、前記シール部材に備えられ、
    該シール部材が前記リアカバーによつて前記シヤ
    フトの軸線方向に押圧される際に前記テーパ付き
    密封面にくさび作用で密封係合するくさび形状部
    である車両用交流発電機。 3 特許請求の範囲第1項記載の車両用交流発電
    機において、前記それぞれの部材間を密封させる
    部分は、前記スリツプリングカバーと前記ブラシ
    ホルダの前記シール部材との当接面に該シール部
    材へ向けて突設されたリブである車両用交流発電
    機。
JP62214856A 1986-08-29 1987-08-28 車両用交流発電機 Granted JPS63154042A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20281486 1986-08-29
JP61-202814 1986-08-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63154042A JPS63154042A (ja) 1988-06-27
JPH0588058B2 true JPH0588058B2 (ja) 1993-12-20

Family

ID=16463643

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62214856A Granted JPS63154042A (ja) 1986-08-29 1987-08-28 車両用交流発電機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63154042A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008007076B4 (de) * 2008-01-31 2016-09-22 Robert Bosch Gmbh Elektrische Maschine, insbesondere Drehstrommaschine mit Schleifringläufer
JP5058298B2 (ja) * 2010-05-26 2012-10-24 三菱電機株式会社 車両用交流発電機

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63154042A (ja) 1988-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4959576A (en) Automotive alternator
KR100282648B1 (ko) 차량용 교류발전기
JP3911879B2 (ja) 車両用交流発電機
JP3956524B2 (ja) 車両用交流発電機
US6710499B2 (en) AC generator having air port in slip ring cover
US6876111B2 (en) Bearing structure having a resin case with axial slit
JP2000228841A (ja) 車両用交流発電機
US4680495A (en) Spark protected alternator
JP7291913B2 (ja) モータ及びそれを備えた電気機器
JPH0567168U (ja) モータのケーシング構造
JPH0588058B2 (ja)
JPH01138952A (ja) 車両用交流発電機
JPH0732571B2 (ja) 交流発電機の製造方法
JPS63174536A (ja) 車両用交流発電機
JPH0534210Y2 (ja)
JPH05219703A (ja) 車両用交流発電機
JPH0783574B2 (ja) 車両用交流発電機
JP2692125B2 (ja) 回転電機のブラシホルダ組付け構造
JPS5852856Y2 (ja) 小型回転電機の防振防水構造
JPH0479228B2 (ja)
JP3347938B2 (ja) ブラシホルダ
JPS6364548A (ja) 車両用発電機の刷子ホルダ構造
JPH0632765Y2 (ja) モータにおける通電用カプラの防水取付け構造
JP2022177344A (ja) モータ及びそれを備えた電気機器
JPS6227013Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071220

Year of fee payment: 14