JPH0783451B2 - スチルカメラ付ビデオカメラ - Google Patents

スチルカメラ付ビデオカメラ

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JPH0783451B2
JPH0783451B2 JP62010377A JP1037787A JPH0783451B2 JP H0783451 B2 JPH0783451 B2 JP H0783451B2 JP 62010377 A JP62010377 A JP 62010377A JP 1037787 A JP1037787 A JP 1037787A JP H0783451 B2 JPH0783451 B2 JP H0783451B2
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公 増田
孝二 嶋貫
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Sony Corp
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Sony Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はスチルカメラ付ビデオカメラに関する。詳しく
は、スチルカメラ部におけるストロボ発光の光がビデオ
画面に影響しない様にしたスチルカメラ付ビデオカメラ
を提供するものである。
〔発明の概要〕
本発明は、ストロボ発光部を備えたスチルカメラ付ビデ
オカメラであって、スチルカメラとビデオカメラを同時
に使用した場合に、ストロボ発光を電荷読出し後の垂直
ブランキング期間内に行い、電荷読出し時点からストロ
ボ発光時点までの期間に蓄積された電荷をこの垂直ブラ
ンキング期間内にオーバーフロードレイン部に排出する
ことによって、ストロボ発光の光によるビデオ画面への
悪影響を回避するようにしたものである。
〔従来の技術〕
行楽や各種観察等画像の記録を要する場合に、磁気テー
プ等の記録媒体に動画像を記録するビデオカメラの他に
フィルム画像を記録するスチルカメラを携行するのは煩
わしいという声に応えてビデオカメラにスチルカラメを
一体化したスチルカメラ付ビデオカメラが考えられてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、スチルカメラの一般的な記録媒体である銀塩
フィルムはビデオカメラに実用化されている例えばCCD
などの固体撮像素子と比較して感度が低いため、補助光
源としてストロボ発光部を付設することが要求される。
しかしながら、スチルカメラとビデオカメラを同時に使
用した場合に、ストロボを使用するとビデオ画面にスト
ロボ光が入り、スミア、ブルーミングを起こし、或いは
被写体の人物を目が赤く写る所謂「赤目」現象が生ずる
等ビデオ画面に害を及ぼすという問題がある。
本発明は、かかる問題点を解決することができるスチル
カメラ付ビデオカメラを提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、動画像記録媒体に記録するビデオカメラ部
と、スチル画像をフィルムに記録するスチルカメラ部
と、ストロボ発光部を備え、ビデオカメラ部では固体撮
像素子を有して成るスチルカメラ付ビデオカメラにおい
て、ストロボ発光を電荷読出し後の垂直ブランキング期
間内で行い、電荷読出し時点からストロボ発光時点まで
の期間に蓄積された電荷を垂直ブランキング期間内に固
体撮像素子のオーバーフロードレイン部に排出するよう
になす。
〔作用〕
スチルカメラとビデオカメラを同時に使用した場合に、
ストロボ発光部がオンしてその光がビデオカメラに入っ
ても、ストロボ発光は固体撮像素子の電荷読出し後の垂
直ブランキング期間内で行われ、その電荷読出し時点か
らストロボ発光時点までの期間に蓄積された電荷がこの
垂直ブランキング期間内にオーバーフロードレイン部へ
排出されるので、固体撮像素子におけるこの時の過大電
荷は出力されず、次の受光期間中の電荷に影響を与えな
い。従って、ビデオ画面を損なうことがない。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明によるスチルカメラ付ビデ
オカメラの実施例を説明する。
第1図は構成の概略図、第2図は外観図を夫々示す。同
図中、(1)はスチルカメラ付ビデオカメラの全体であ
る。第2図において、(2)は外筐であり、その前面に
スチルカメラ部の撮影レンズ(3)、ビデオカメラ部の
撮影レンズ(4)、ストロボ発光部の透光部(5)等が
配置されている。また、(6)は自動焦点装置の測距用
信号の発・受信部であり、これも外筐(2)の前面に配
置されている。
(7)はスチルカメラ部のフィルム装填室であり、前記
撮影レンズ(3)の後側に位置している。(8)は外筐
(2)の上面に設けられた蓋体であり、2点鎖線で示す
ように開放することにより、前記フィルム装填室(7)
が開放されて、フィルムの交換が可能となる。
(9)は外筐(2)の一方の側面から突設されたマイク
ロホンである。
(10)はビデオカメラ部のカセット収納部であり、磁気
テープが収納されたビデオカセット(11)が収納され、
実線で示した装着位置と、2点鎖線で示したイジェクト
位置との間を移動できるようにされており、イジェクト
位置でビデオカセット(11)の交換が行なわれ、装着位
置に移動することによって、ビデオカセット(11)がこ
れに収納された磁気テープへの記録が可能な状態に装着
される。
(12)はファインダーの接眼部であり、外筐(2)の後
面に設けられており、(13)はそれに付設されたアイカ
ップである。
また、外筐(2)にはスチルカメラ部のシャッターレリ
ーズボタン(14)、ビデオカメラ部の録画ボタン(1
5)、ストロボON/OFFボタン(16)、その他の操作子(1
7),(17),‥‥が設けられている。
又、第1図において、(18)は上記フィルム装填室
(7)に設けられた巻取スプール、(19)は巻上スプロ
ケット、(20)は供給リールであり、銀塩フィルム(2
1)は巻上スプロケット(19)によって供給リール(2
0)から引き出され巻取スプール(18)に巻き取られる
ようになっており、上記巻取スプール(18)、巻上スプ
ロケット(19)はフィルム巻上駆動部(22)によって駆
動される。
(23)は撮影レンズ(3)とフィルム(21)との間に位
置したアイリス、(24)はアイリス(23)とフィルム
(21)との間に位置したシャッター、(25)はアイリス
(23)とシャッター(24)との間に配置されたハーフミ
ラーである。そして、被写体像は撮影レンズ(3)、ア
イリス(23)、ハーフミラー(25)、シャッター(24)
を通してフィルム(21)上に結像される。
(26)はファインダー接眼部(12)に近接して配置され
たスクリーン板、(27)は結像レンズ、(28)は全反射
ミラーであり、撮影レンズ(3)を通して入光した光の
一部はハーフミラー(25)、ついで全反射ミラー(28)
によって反射され、結像レンズ(27)によってスクリー
ン板(26)上に結像する。そして、このスクリーン板
(26)上の像がファインダー接眼部(12)を通して視れ
る。尚、このファインダー機構はビデオカメラ部による
記録を行なう場合にも使用される。
(29)はスチルカメラ部のシステムコントローラであ
り、上記した各操作子(14),(16),(17),‥‥に
よってスチルカメラ部に与えられた指令に応じて、シャ
ッター駆動部(30)の駆動、フィルム巻上駆動部(22)
の駆動、アイリス(23)の駆動等の必要な制御信号を出
力するようになっている。
以上の各部によってスチルカメラ部(31)が構成されて
いる。
ビデオカメラ(32)は、記録部(33)と、画像処理系
(34)(尚、色信号処理系(カラープロセス)は図示を
省略してある。)と、音声処理系(35)とを備えてい
る。
記録部(33)には前記ビデオカメラ(11)から磁気テー
プ(36)を引き出し、かつ、所定の走行経路に沿って走
行させるテープ走行系が設けられており、これは種々の
テープガイド(37),(37)、キャプスタン(38)、ピ
ンチローラ(39)等から成り、キャプスタン(38)がテ
ープ駆動回路(40)によって定速で回転され、磁気テー
プ(36)はピンチローラ(39)とキャプスタン(38)と
の間に挟まれることによって、定速で走行せしめられ
る。
(41a),(41b)は回転磁気ヘッドであり、ヘッド駆動
回路(42)によって回転せしめられると共に、記録アン
プ(43)を介して混合器(44)によって多重化された画
像処理系(34)で得られる周波数変調輝度信号、図示し
ない色信号処理系で得られる低域変換色信号、音声処理
系(35)で得られる周波数変調音声信号から成る記録信
号を得て、この記録信号を磁気テープ(36)に磁気的に
記録するものである。
画像処理系(34)は、上記撮影レンズ(4)を通して得
られた画像情報を電気的信号に変換するCCD等の固体撮
像素子(45)、外撮像素子(45)の出力を増幅するアン
プ(46)、再生信号のSN比を改善するために、アンプ
(46)から出力された信号の高域部を強調するプリエン
ファシス回路(47)、プリエンファシス回路(47)とFM
変調器(48)との間に介在され、FM変調器(48)で映像
信号波形とキャリア周波数との関係を一定にするための
クランプ回路(49)、周波数変調された輝度信号に図示
しない色信号処理系で得られた低域変換色信号を加える
帯域を作るための高域フィルター(50)等を備えてい
る。
音声処理系(35)は、前記マイクロホン(9)からの音
声信号を増幅するアンプ(51)、アンプ(51)から出力
された音声信号のレベル調整を行なうAGC回路(52)、A
GC回路(52)から出力された音声信号を周波数変調する
FM変調器(53)、FM変調器(53)の出力のうち、上記し
た周波数変調輝度信号の周波数帯域と低域変換色信号の
周波数帯域との間の帯域の信号のみを透過させる帯域フ
ィルター(54)等を備えている。
(55)はビデオカメラ部(32)のシステムコントローラ
であり、上記した各操作子(15),(17),(17),‥
‥等からの指令に応じて、テープ駆動回路(40)、ヘッ
ド駆動回路(42)、その他に対して必要な指示を与える
ものである。
(56)はストロボ発光部である。ストロボ発光部(56)
は、クセノン放電管等の放電管(57)、ストロボ電源
(58)、トリガースイッチ(59)、充電回路(60)を備
えている。
そして、充電回路(60)によりストロボ電源(58)に充
電され、トリガースイッチ(59)が前記スチルカメラ部
(31)のシステムコントローラ(29)からの指令によっ
て閉じると、放電管(57)とストロボ電源(58)との間
が短絡し、放電管(57)が発光する。
充電回路(60)は、発振回路(61)と、該発振回路(6
1)の発振電流を一次側として昇圧する昇圧トランス(6
2)と、該昇圧トランス(62)の2次側出力を整流して
これをストロボ電源(58)に供給する整流回路(63)と
を備えている。また、発振回路(61)は充電用発振周波
数を決定する2個のコンデンサ(64a),(64b)と、こ
れら2個のコンデンサ(64a),(64b)のうちの一を選
択するための切換スイッチ(65)とを備えている。そし
て、2つのコンデンサ(64a),(64b)の一方、例え
ば、(64a)が選択されると、発振回路(61)の充電用
発振周波数が可聴周波数、例えば4kHzとなり、また、他
方のコンデンサ(64b)が選択されると、発振回路(6
1)の充電用発振周波数が非可聴周波数、例えば、20kHz
となるようになっている。切換スイッチ(65)はビデオ
カメラ部(32)のシステムコントローラ(55)によって
制御され、録画ボタン(15)が押圧されていないとき、
即ち、ビデオカメラ部(32)における記録が行なわれて
いないときは、可聴周波数発振用のコンデンサ(64a)
が選択され、録画ボタン(15)が押圧されているとき、
即ち、ビデオカメラ部(32)における記録が行なわれて
いるときは、切換スイッチ(65)が非可聴周波数発振用
のコンデンサ(64b)を選択するように切換るようにな
っている。
尚、コンデンサ(64a)と(64b)との間の切換は録画ボ
タン(15)の押圧、比押圧によらず、別に選択用の操作
子を設けて、これによって切換えるようにしても良い。
一方、画像処理系(34)の固体撮像素子(45)として
は、例えば第3図に示す如きインターライントランスフ
ァ型CCD固体撮像素子が用いられる。第3図において、
(91)は各絵素に対応してマトリックス状に配設された
各受光部であり、(92)は各受光部の垂直列の一側に沿
って設けられた各垂直転送レジスタ部であり、(93)は
上記垂直転送レジスタ部(92)の一端側に設けられた水
平転送レジスタ部であり、(94)は受光部の各垂直列の
他側に沿って設けられた各オーバーフロードレイン部で
ある。さらに(95)は各受光部(91)と垂直転送レジス
タ部(92)との間に設けられた各トランスファゲート部
であり、(96)は各受光部(91)とオーバーフロードレ
イン部(94)との間に設けられたオーバーフローコント
ロールゲート部である。
この固体撮像素子(45)は、垂直ブランキング期間V・
BLK内のt1なるタンミングにてトランスファゲート部(9
5)に読出信号S1が与えられて各トランスファゲート部
(95)が開かれ、例えば受光期間Tc1中に各受光部(9
1)に蓄積された撮像光の光量に応じた信号電荷が各ト
ランスファゲート部(95)を通じて垂直転送レジスタ部
(92)に移される。垂直転送レジスタ部(92)に移され
た信号電荷は例えば2相の垂直転送クロック信号φv1,
φv2に従って、1水平走査期間1H毎に1水平ライン分ず
つ垂直転送され、水平転送レジスタ部(93)を介して順
次に読出される。そして、本例においては特に、ビデオ
カメラとスチルカメラとを同時に使用し、ストロボON/O
FFボタン(16)をON側にし、例えば第4図に示すように
t2なるタイミングにてスチルカメラ部のシャッタレリー
ズボタン(14)を押し、そのシャッタオン信号S2と例え
ば読出信号S1の論理積をとってt2より遅れた垂直ブラン
キング期間V・BLK内のt3なるタイミング、即ち読出信
号S1が印加された時点の直後のt3のタイミングにてスト
ロボ発光部(56)がオン(S3)する場合には、t3からわ
ずかに遅れた垂直ブランキング期間内のt4なるタイミン
グにて各受光部(91)に接するオーバーフローコントロ
ールゲート部(96)にゲート信号(S4)を与えてオーバ
ーフローコントロールゲート部(96)を開き、ストロボ
発光によって生じた受光部(91)での過大電荷を瞬時に
オーバーフロドレイン部(94)に排出するように構成す
る。この構成においては、ストロボ発光による過大電
荷、即ち電荷読出時点からその直後のストロボ発光時点
までの電荷はオーバーフロドレイン部(94)に捨てられ
るので、ビデオ画面にブルーミング等の害を及ぼすこと
がなくなる。又、ストロボ発光による過大電荷は垂直ブ
ランキング期間V・BLK内で捨てられるので、次の受光
期間中の電荷に影響を与えない。
尚、参考例として、第5図に示すようにt6なるタイミン
グにてスチルカメラ部のシャッタレリーズボタン(14)
を押し、同時にストロボ発光部(56)がオン(S3)する
場合には、t6らからわずかに遅れたt7なるタイミングに
てオーバーフローコントロールゲート部(96)にゲート
信号(S4)を与えてオーバーフローコントロールゲート
部(96)を開き、ストロボ発光部(56)がオンした時点
t6より以前の受光期間Taに蓄積された電荷Qaを全てオー
バーフロドレイン部(94)に排出するように構成するこ
ともできる。
この構成では、第4図の場合と同様にストロボ発光によ
る過大電荷はオーバーフロドレイン部(94)に捨てられ
るのでビデオ画面に害を及ぼさない。そして、この場合
にはt6以前に蓄積された電荷は捨てられるが、以後の残
りの受光期間Tbに蓄積された信号電荷(Qb)は読み出さ
れる。但し、この第5図の場合は受光期間Tc2のうちの
一部の期間Tbの信号電荷だけしか読み出されないのに対
し、第4図の本発明実施例では受光期間Tc2に蓄積され
た全ての信号電荷が読み出されるので、第5図に比較し
て、更に良好なビデオ画面が得られる。
〔発明の効果〕
本発明のスチルカメラ付ビデオカメラによれば、スチル
カメラとビデオカメラを同時に使用し、その際ストロボ
を使用した場合に、ストロボ光がビデオカメラに入って
も、固体撮像素子において、電荷読出し後の垂直ブラン
キング期間内でストロボ発光を行い、且つそのストロボ
光に基づく過大電荷を同垂直ブランキング期間内にオー
バーフロードレイン部に排出することにより、受光期間
中の電荷に全く影響を与えることがない。従って、ビデ
オ画面において、ブルーミング、或いは「赤目」現象等
の実害を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のスチルカメラ付ビデオカメラの実施例
を示す概略的構成図、第2図はその外観を示す斜視図、
第3図は固体撮像素子の一例を示す平面図、第4図は本
発明の動作説明に供する波形図、第5図は参考例の動作
説明に供する波形図である。 (1)はスチルカメラ付ビデオカメラ、(21)はフィル
ム、(31)はスチルカメラ部、(32)はビデオカメラ
部、(36)は記録媒体、(45)は固体撮像素子、(56)
はストロボ発光部である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】動画像記録媒体に記録するビデオカメラ部
    と、 スチル画像をフィルムに記録するスチルカメラ部と、 ストロボ発光部を備え、 前記ビデオカメラ部は固体撮像素子を有し、 ストロボ発光を電荷読出し後の垂直ブランキング期間内
    で行い、電荷読出し時点からストロボ発光時点までの期
    間に蓄積された電荷を前記垂直ブランキング期間内に前
    記固体撮像素子のオーバーフロードレイン部に排出する
    ようにして成ることを特徴とするスチルカメラ付ビデオ
    カメラ。
JP62010377A 1987-01-20 1987-01-20 スチルカメラ付ビデオカメラ Expired - Fee Related JPH0783451B2 (ja)

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