JP2602828B2 - スチルカメラ付きビデオカメラ - Google Patents
スチルカメラ付きビデオカメラInfo
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- JP2602828B2 JP2602828B2 JP62089697A JP8969787A JP2602828B2 JP 2602828 B2 JP2602828 B2 JP 2602828B2 JP 62089697 A JP62089697 A JP 62089697A JP 8969787 A JP8969787 A JP 8969787A JP 2602828 B2 JP2602828 B2 JP 2602828B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- video
- camera
- optical system
- still camera
- imaging optical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Landscapes
- Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
- Focusing (AREA)
- Cameras In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はスチルカメラ付きビデオカメラ、より具体的
には、たとえば銀塩写真フィルムを使用したスチルカメ
ラを付属したムービービデオカメラに関するものであ
る。
には、たとえば銀塩写真フィルムを使用したスチルカメ
ラを付属したムービービデオカメラに関するものであ
る。
背景技術 ビデオテープ記録機能付きテレビジョンカメラ、すな
わちビデオカメラで撮影しているときに、特定のシーン
をスチル写真に記録したいという要求があった。従来
は、たとえば銀塩スチルカメラとビデオカメラの双方を
持ち歩き、ビデオカメラで撮影中にスチルで撮りたいシ
ーンがあると、ビデオカメラでの撮影を中断してスチル
カメラで撮影していた。このような状況では、2台の装
置を持ち歩かなければならず、またビデオカメラでの撮
影を中断しなければならず、しかも、そのために重要な
撮影チャンスを逃してしまう危険性があるなどの様々な
問題があった。
わちビデオカメラで撮影しているときに、特定のシーン
をスチル写真に記録したいという要求があった。従来
は、たとえば銀塩スチルカメラとビデオカメラの双方を
持ち歩き、ビデオカメラで撮影中にスチルで撮りたいシ
ーンがあると、ビデオカメラでの撮影を中断してスチル
カメラで撮影していた。このような状況では、2台の装
置を持ち歩かなければならず、またビデオカメラでの撮
影を中断しなければならず、しかも、そのために重要な
撮影チャンスを逃してしまう危険性があるなどの様々な
問題があった。
そこでこのような問題を解決するには、スチルカメラ
とビデオカメラを組み合わせて1台の装置とし、ビデオ
カメラでの撮影を中断することなくスチルカメラを操作
してスチル撮影を可能にするスチルカメラ付きビデオカ
メラが要求されよう。
とビデオカメラを組み合わせて1台の装置とし、ビデオ
カメラでの撮影を中断することなくスチルカメラを操作
してスチル撮影を可能にするスチルカメラ付きビデオカ
メラが要求されよう。
このようなスチルカメラ付きビデオカメラにおいて
も、スチルおよびビデオの撮影のために被写体の距離を
自動的に測定し、撮影レンズの位置を調節する合焦機能
が要求される。
も、スチルおよびビデオの撮影のために被写体の距離を
自動的に測定し、撮影レンズの位置を調節する合焦機能
が要求される。
被写体までの距離を測定するために例えば、三角測量
式の測距が用いられる。アクティブ方式の場合には、カ
メラの発光部から赤外線光を発射し、この赤外線光が被
写体により反射して戻ってくるのを受光部により検出
し、その被写体からの赤外線光の受光部への入射角度を
検出することにより、被写体までの距離を測定する。し
たがって、被写体の距離に応じて被写体からの赤外線光
の受光部への入射角度を異ならせるために、カメラの発
光部と受光部との間に所定の距離を設ける必要がある。
式の測距が用いられる。アクティブ方式の場合には、カ
メラの発光部から赤外線光を発射し、この赤外線光が被
写体により反射して戻ってくるのを受光部により検出
し、その被写体からの赤外線光の受光部への入射角度を
検出することにより、被写体までの距離を測定する。し
たがって、被写体の距離に応じて被写体からの赤外線光
の受光部への入射角度を異ならせるために、カメラの発
光部と受光部との間に所定の距離を設ける必要がある。
また、パッシブ方式の場合には、カメラに2つの受光
部を設けて被写体からの光をそれぞれの受光部に入射さ
せ、その入射角度の差を検出して被写体までの距離を測
定する。したがって、2つの受光部の間に所定の距離を
設ける必要がある。
部を設けて被写体からの光をそれぞれの受光部に入射さ
せ、その入射角度の差を検出して被写体までの距離を測
定する。したがって、2つの受光部の間に所定の距離を
設ける必要がある。
上記のようなスチルカメラ付きビデオカメラにおいて
は携帯の便を考慮すれば、スチルカメラ部もビデオカメ
ラの全体的形状に対してさほど凹凸のない形状にまとめ
られ、全体としてコンパクトな装置とすることが望まし
い。したがって、測距のための発光部および受光部を設
ける場合、または受光部を2つ設ける場合に、これらの
間に距離を設けることが要求される。
は携帯の便を考慮すれば、スチルカメラ部もビデオカメ
ラの全体的形状に対してさほど凹凸のない形状にまとめ
られ、全体としてコンパクトな装置とすることが望まし
い。したがって、測距のための発光部および受光部を設
ける場合、または受光部を2つ設ける場合に、これらの
間に距離を設けることが要求される。
目的 本発明はこのような要求に鑑み、携帯に便利で操作性
がよく、測距を適切に行うことのできるスチルカメラ付
きビデオカメラを提供することを目的とする。
がよく、測距を適切に行うことのできるスチルカメラ付
きビデオカメラを提供することを目的とする。
発明の開示 本発明によるスチルカメラ付きビデオカメラは、全体
としてほぼ直方体の形状を有するケーシングと、ケーシ
ングの前面にあって同じ被写界を向いて開口したスチル
カメラ用撮像光学系およびビデオカメラ用撮像光学系
と、ケーシングに配設され、被写界を撮像してその静止
画像をフィルムに記録するスチルカメラ部と、ケーシン
グに配設され、被写界を撮像してその動画像をビデオテ
ープに記録するビデオカメラ部と、スチルカメラ部およ
びビデオカメラ部のすくなくともいずれかの撮影のため
に、被写界の距離を測定する測距手段とを有し、測距手
段は、発光手段および受光手段のすくなくともいずれか
を含む第1の手段と、受光手段を含む第2の手段とから
なり、第1の手段および第2の手段は、ケーシングの前
面において離れた位置に配設されるものである。
としてほぼ直方体の形状を有するケーシングと、ケーシ
ングの前面にあって同じ被写界を向いて開口したスチル
カメラ用撮像光学系およびビデオカメラ用撮像光学系
と、ケーシングに配設され、被写界を撮像してその静止
画像をフィルムに記録するスチルカメラ部と、ケーシン
グに配設され、被写界を撮像してその動画像をビデオテ
ープに記録するビデオカメラ部と、スチルカメラ部およ
びビデオカメラ部のすくなくともいずれかの撮影のため
に、被写界の距離を測定する測距手段とを有し、測距手
段は、発光手段および受光手段のすくなくともいずれか
を含む第1の手段と、受光手段を含む第2の手段とから
なり、第1の手段および第2の手段は、ケーシングの前
面において離れた位置に配設されるものである。
なお、本明細書において用語「スチルカメラ付きビデ
オカメラ」は、スチルカメラ部がビデオカメラ部に一体
に組み込まれているか、双方が分離可能であるか、分離
可能な場合はそれぞれを単体として使用できるか否かを
問わず、スチルカメラ機能とビデオカメラ機能の双方を
備えた撮影装置を含む広義に解釈するものとする。
オカメラ」は、スチルカメラ部がビデオカメラ部に一体
に組み込まれているか、双方が分離可能であるか、分離
可能な場合はそれぞれを単体として使用できるか否かを
問わず、スチルカメラ機能とビデオカメラ機能の双方を
備えた撮影装置を含む広義に解釈するものとする。
実施例の説明 次に添付図面を参照して本発明によるスチルカメラ付
きビデオカメラの実施例を詳細に説明する。
きビデオカメラの実施例を詳細に説明する。
第1図を参照すると、本発明をいわゆる8ミリビデオ
カメラに適用した実施例が示され、同実施例は基本的に
は、全体としてほぼ直方体の形状を有するケーシング10
を有し、その中にビデオカメラの機能とスチルカメラの
機能とが収容されている。ビデオカメラは、テープ幅が
8mmのビデオカメラ100(第4図)を映像記録媒体として
使用し、被写界を撮像してその動画像を映像信号の形で
音声とともにビデオテープ100に記録するムービービデ
オカメラである。スチルカメラは、本実施例では、いわ
ゆる135型の銀塩スチルカメラであり、これは、35mmフ
ィルム102(第4図)を映像記録媒体として使用し、そ
の静止画像を銀塩フィルム102に潜像として記録するス
チルカメラである。
カメラに適用した実施例が示され、同実施例は基本的に
は、全体としてほぼ直方体の形状を有するケーシング10
を有し、その中にビデオカメラの機能とスチルカメラの
機能とが収容されている。ビデオカメラは、テープ幅が
8mmのビデオカメラ100(第4図)を映像記録媒体として
使用し、被写界を撮像してその動画像を映像信号の形で
音声とともにビデオテープ100に記録するムービービデ
オカメラである。スチルカメラは、本実施例では、いわ
ゆる135型の銀塩スチルカメラであり、これは、35mmフ
ィルム102(第4図)を映像記録媒体として使用し、そ
の静止画像を銀塩フィルム102に潜像として記録するス
チルカメラである。
ケーシング10の全体としてほぼ長方形の前面12には2
つの撮像レンズ14および16が配設されている。撮像レン
ズ14はビデオカメラの撮像光学系を構成し、同16はスチ
ルカメラの撮像光学系を構成している。図示のように、
ビデオカメラの撮像レンズ14の近傍には、自動測距(A
F)用発光素子20、および光学ファインダ22(第3図)
の対物レンズ24が配設され、前面12の左端上部にはスチ
ル撮影用のストロボ発光体18が配設されている。
つの撮像レンズ14および16が配設されている。撮像レン
ズ14はビデオカメラの撮像光学系を構成し、同16はスチ
ルカメラの撮像光学系を構成している。図示のように、
ビデオカメラの撮像レンズ14の近傍には、自動測距(A
F)用発光素子20、および光学ファインダ22(第3図)
の対物レンズ24が配設され、前面12の左端上部にはスチ
ル撮影用のストロボ発光体18が配設されている。
光学ファインダ22の接眼部すなわちアイカップ42は、
ケーシング10の後面に配設されている。2つの撮像レン
ズ14および16は、同じ被写界を向き、光学ファインダ22
の対物レンズ24も同じ被写界を向くように配置されてい
る。これによって、本装置内のスチルカメラ機能部とビ
デオカメラ機能部は同じ被写界を撮影することができ
る。なお光学ビューファインダの代り電子ビューファイ
ンダを用いてもよいことはいうまでもない。
ケーシング10の後面に配設されている。2つの撮像レン
ズ14および16は、同じ被写界を向き、光学ファインダ22
の対物レンズ24も同じ被写界を向くように配置されてい
る。これによって、本装置内のスチルカメラ機能部とビ
デオカメラ機能部は同じ被写界を撮影することができ
る。なお光学ビューファインダの代り電子ビューファイ
ンダを用いてもよいことはいうまでもない。
ケーシング10の一方の側面、すなわち本実施例では第
1図における左の側面には、被写界からの音声を採取す
るマイクロフォン58が装着されている。マイクロフォン
58は単指向性感度を有するものが有利に使用される。
1図における左の側面には、被写界からの音声を採取す
るマイクロフォン58が装着されている。マイクロフォン
58は単指向性感度を有するものが有利に使用される。
スチルカメラの撮像レンズ16の近傍には、図示のよう
にAF受光素子26が配設されている。ケーシング10は、そ
の前面12を含む一部が独立した筐体28を構成し、この筐
体28の内部には、スチルカメラの撮像レンズ16、絞り10
4および光学シャッタ106(第4図)などからなる撮像光
学系、AF受光素子26を含むAFセンサ202、フィルム給送
機構108,ならびに露光制御回路110および合焦機構112の
一部(第4図)など、スチルカメラの撮像に必要な諸機
構が配設されている。これらによって、撮像した被写体
像がフィルム102に記録される。
にAF受光素子26が配設されている。ケーシング10は、そ
の前面12を含む一部が独立した筐体28を構成し、この筐
体28の内部には、スチルカメラの撮像レンズ16、絞り10
4および光学シャッタ106(第4図)などからなる撮像光
学系、AF受光素子26を含むAFセンサ202、フィルム給送
機構108,ならびに露光制御回路110および合焦機構112の
一部(第4図)など、スチルカメラの撮像に必要な諸機
構が配設されている。これらによって、撮像した被写体
像がフィルム102に記録される。
第2図からわかるように、筐体28はヒンジ30を枢軸と
して前方に若干の角度だけ開放される。すなわち筐体28
は、同図においてその右端部がケーシング10に連結さ
れ、左端部がケーシング10から離れるように回動され
る。筐体28は可動アーム38によって前方に開放する量が
所定の角度に制限される。この開放によってフィルム10
2のドロップインローディングのための開口が形成され
る。
して前方に若干の角度だけ開放される。すなわち筐体28
は、同図においてその右端部がケーシング10に連結さ
れ、左端部がケーシング10から離れるように回動され
る。筐体28は可動アーム38によって前方に開放する量が
所定の角度に制限される。この開放によってフィルム10
2のドロップインローディングのための開口が形成され
る。
ドロップインローディングは、たとえば特開昭58-687
31に記載されている。本実施例において、筐体28を同図
の位置まで開放した状態で、矢印40で示すように、フィ
ルムのパトローネ36を筐体28のパトローネ室37に、パト
ローネ36から若干の長さだけ引き出された135型フィル
ム102のリーダ102aをケーシング10の上面32に固設され
た蓋体32aと筐体28の後部との間に形成される垂直な間
隙44の中に、それぞれ下方に挿入することにより、パト
ローネ36をパトローネ室37に収容し、次に筐体28を元の
閉成位置に確実に閉じることによって、容易に行なうこ
とができる。
31に記載されている。本実施例において、筐体28を同図
の位置まで開放した状態で、矢印40で示すように、フィ
ルムのパトローネ36を筐体28のパトローネ室37に、パト
ローネ36から若干の長さだけ引き出された135型フィル
ム102のリーダ102aをケーシング10の上面32に固設され
た蓋体32aと筐体28の後部との間に形成される垂直な間
隙44の中に、それぞれ下方に挿入することにより、パト
ローネ36をパトローネ室37に収容し、次に筐体28を元の
閉成位置に確実に閉じることによって、容易に行なうこ
とができる。
ケーシング10の全体として矩形の上面32には、図示の
ようにその一部にカット収納部34が開口している。カセ
ット収納部34は、本装置の操作表示部114(第4図)に
ある8ミリビデオテープカセット46の着脱のためのスイ
ッチボタン、すなわちカセット46の自動装填動作を指示
するためのイジェクトボタンを操作することによってモ
ータ駆動で上昇、下降し、カセット46を装填するための
開口を形成する。第2図に示すように、収納部34を上昇
させると、8ミリビデオテープカセット46を収納部34に
挿入したり、これから取り出したりすることができる。
カセット46は矢印48の方向から挿入され、収納部34を元
の位置まで下降させることによってカセット46を着脱可
能に装填される。
ようにその一部にカット収納部34が開口している。カセ
ット収納部34は、本装置の操作表示部114(第4図)に
ある8ミリビデオテープカセット46の着脱のためのスイ
ッチボタン、すなわちカセット46の自動装填動作を指示
するためのイジェクトボタンを操作することによってモ
ータ駆動で上昇、下降し、カセット46を装填するための
開口を形成する。第2図に示すように、収納部34を上昇
させると、8ミリビデオテープカセット46を収納部34に
挿入したり、これから取り出したりすることができる。
カセット46は矢印48の方向から挿入され、収納部34を元
の位置まで下降させることによってカセット46を着脱可
能に装填される。
ケーシング10の上面32にはまた、図示のようにスチル
カメラのシャッターレリーズボタン50が配設され、これ
と対応する位置のケーシング10の下面には、ビデオカメ
ラの録画ボタン52が配設されている。操作者は、ケーシ
ング10の上面32と下面を両端の指ではさんで本装置を保
持し、右手の人差指にてシャッタレリーズボタン50を、
また親指にて録画ボタン52を操作することができる。
カメラのシャッターレリーズボタン50が配設され、これ
と対応する位置のケーシング10の下面には、ビデオカメ
ラの録画ボタン52が配設されている。操作者は、ケーシ
ング10の上面32と下面を両端の指ではさんで本装置を保
持し、右手の人差指にてシャッタレリーズボタン50を、
また親指にて録画ボタン52を操作することができる。
第1図において、ケーシング10の点線54で示す位置に
は、本装置の電源としてたとえば2次電池が着脱可能に
装填される。電池54は、ケーシング10の側面にある電池
収納部のカバーを開放し、第2図に示す矢印56の方向か
ら装填することができる。
は、本装置の電源としてたとえば2次電池が着脱可能に
装填される。電池54は、ケーシング10の側面にある電池
収納部のカバーを開放し、第2図に示す矢印56の方向か
ら装填することができる。
第4図を参照すると、第1図に示す実施例のスチルカ
メラ付きビデオカメラの内部構成の例が示されている。
ビデオカメラの撮像光学系は、撮像レンズ14を有し、そ
の後方には撮像レンズ14から入射する被写体からの光路
140上に、絞り116おび撮像レンズ14により捕らえた被写
体の光学像を光信号から映像信号に変換するCCD(電荷
結合デバイス)などの固体撮像デバイス118を配置され
ている。
メラ付きビデオカメラの内部構成の例が示されている。
ビデオカメラの撮像光学系は、撮像レンズ14を有し、そ
の後方には撮像レンズ14から入射する被写体からの光路
140上に、絞り116おび撮像レンズ14により捕らえた被写
体の光学像を光信号から映像信号に変換するCCD(電荷
結合デバイス)などの固体撮像デバイス118を配置され
ている。
撮像レンズ14は、固定焦点であってもよいが、本実施
例では後述するようにAFセンサ202によって検出された
被写体の距離がシステム制御回路144に入力され、シス
テム制御回路144からの測距信号によって自動合焦(A
F)機構112から焦点位置が制御される。絞り116は、や
はりシステム制御回路144から得た測光信号に従って露
光制御回路110により適正露光に調節される自動露光調
節(EE)機能が有利に適用される。撮像デバイス118は
撮像回路120によって駆動され、撮像デバイス118により
得られた映像信号は撮像回路120を通して映像回路122に
送られる。
例では後述するようにAFセンサ202によって検出された
被写体の距離がシステム制御回路144に入力され、シス
テム制御回路144からの測距信号によって自動合焦(A
F)機構112から焦点位置が制御される。絞り116は、や
はりシステム制御回路144から得た測光信号に従って露
光制御回路110により適正露光に調節される自動露光調
節(EE)機能が有利に適用される。撮像デバイス118は
撮像回路120によって駆動され、撮像デバイス118により
得られた映像信号は撮像回路120を通して映像回路122に
送られる。
撮像回路120は、撮像デバイス118をクロック駆動する
とともに、これから出力される映像信号を増幅して、白
バランスの調整などの必要な補正を行ない、輝度信号、
色差信号および同期信号を含む標準カラーテレビジョン
フォーマットの複合映像信号を形成する。複合映像信号
は映像回路122に入力され、高域周波数成分を強調する
プリエンファシス、所定のレベルに固定するクランプ、
およびビデオテープ100への記録に適した記録信号に変
換するFM変調などを行なって混合器126に入力される。
とともに、これから出力される映像信号を増幅して、白
バランスの調整などの必要な補正を行ない、輝度信号、
色差信号および同期信号を含む標準カラーテレビジョン
フォーマットの複合映像信号を形成する。複合映像信号
は映像回路122に入力され、高域周波数成分を強調する
プリエンファシス、所定のレベルに固定するクランプ、
およびビデオテープ100への記録に適した記録信号に変
換するFM変調などを行なって混合器126に入力される。
一方、マイクロフォン58が捕えた音声は音声回路124
により音声信号に変換され、音声回路124では、増幅、
自動利得調整、ビデオテープ100への記録に適した記録
信号に変換されるFM変調などを行ない、混合器126に入
力される。
により音声信号に変換され、音声回路124では、増幅、
自動利得調整、ビデオテープ100への記録に適した記録
信号に変換されるFM変調などを行ない、混合器126に入
力される。
これらの複合映像信号および音声信号の記録信号は、
混合器126において混合され、記録回路128で増幅され、
1対の磁気ヘッド130aおよび130bに供給される。磁気ヘ
ッド130aおよび130bは、互いにアジマス角が異なるよう
にヘッドシリンダ200(第3図)に担持され、ヘッドシ
リンダ駆動機構132により所定の回転速度で定常回転さ
れる。ビデオテープ100は、テープ給送回路134により駆
動されるキャプスタン136とピンチローラ138に挾持され
て所定方向に走行する。こうして、磁気ヘッド130aおよ
び130bに供給された複合映像信号および音声信号は、ビ
デオテープ100に記録される。
混合器126において混合され、記録回路128で増幅され、
1対の磁気ヘッド130aおよび130bに供給される。磁気ヘ
ッド130aおよび130bは、互いにアジマス角が異なるよう
にヘッドシリンダ200(第3図)に担持され、ヘッドシ
リンダ駆動機構132により所定の回転速度で定常回転さ
れる。ビデオテープ100は、テープ給送回路134により駆
動されるキャプスタン136とピンチローラ138に挾持され
て所定方向に走行する。こうして、磁気ヘッド130aおよ
び130bに供給された複合映像信号および音声信号は、ビ
デオテープ100に記録される。
スチルカメラの光学系は映像レンズ16を有し、その後
方には、撮像レンズ16から入射する被写体からの光路14
2上に絞り104および光学シャッタ106を介してフィルム1
02が配置される。撮像レンズ16は、固定焦点であっても
よいが、本実施例では合焦機構112によって焦点位置が
制御される。絞り104および光学シャッタ106は、やはり
露光制御回路110による自動露光調節機能が有利に適用
される。
方には、撮像レンズ16から入射する被写体からの光路14
2上に絞り104および光学シャッタ106を介してフィルム1
02が配置される。撮像レンズ16は、固定焦点であっても
よいが、本実施例では合焦機構112によって焦点位置が
制御される。絞り104および光学シャッタ106は、やはり
露光制御回路110による自動露光調節機能が有利に適用
される。
フィルム102の装填、巻上げおよび巻戻しは、システ
ム制御回路144からの指示信号に応動するフィルム給送
機構108によって自動的に行なわれる。
ム制御回路144からの指示信号に応動するフィルム給送
機構108によって自動的に行なわれる。
システム制御回路144は、本装置の各部を制御する制
御回路であり、たとえば操作表示部114の録画ボタン52
の操作に応動してテープ給送回路134を制御し、ビデオ
テープ100の給送を制御する。また、たとえばシャッタ
レリーズボタン50の操作に応動して露光制御回路110,合
焦機構112およびストロボ発光回路146を制御する。
御回路であり、たとえば操作表示部114の録画ボタン52
の操作に応動してテープ給送回路134を制御し、ビデオ
テープ100の給送を制御する。また、たとえばシャッタ
レリーズボタン50の操作に応動して露光制御回路110,合
焦機構112およびストロボ発光回路146を制御する。
本装置には自動露光(EE)センサ148が設けられ、こ
れは、被写界の明るさを測定し、測定値を示すデータを
システム制御回路144に与える。システム制御回路144
は、EEセンサ144から入力された被写界の明るさのデー
タに応じて露光制御回路110およびストロボ発光回路146
を制御する。露光制御回路110は、これに応動してビデ
オカメラの絞り116の開口を調整するとともに、スチル
カメラの絞り104の開口およひシャッタ106の開放時間を
制御する。またストロボ発光回路146はストロボ発光体1
8の発光時間を制御する。
れは、被写界の明るさを測定し、測定値を示すデータを
システム制御回路144に与える。システム制御回路144
は、EEセンサ144から入力された被写界の明るさのデー
タに応じて露光制御回路110およびストロボ発光回路146
を制御する。露光制御回路110は、これに応動してビデ
オカメラの絞り116の開口を調整するとともに、スチル
カメラの絞り104の開口およひシャッタ106の開放時間を
制御する。またストロボ発光回路146はストロボ発光体1
8の発光時間を制御する。
自動合焦(AF)発光素子20はAF発光回路150を介して
システム制御回路144に接続されている。システム制御
回路144の指示に応動してAF発光回路150がAF発光素子20
を駆動して被写体に向けてたとえば赤外光を発光し、被
写体から反射された赤外光の一部をAF受光素子26で受光
することにより、AF発光素子26を含むAFセンサ202で被
写体までの距離を検出し、装置と被写体との距離の自動
測距が行なわれる。測距データはAF受光素子26からシス
テム制御回路144へ入力される。システム制御回路144
は、AFセンサ26から入力された距離のデータに応じて合
焦機構112を制御し、これにより2つの撮像レンズ14お
よび16の焦点の調整が行なわれる。
システム制御回路144に接続されている。システム制御
回路144の指示に応動してAF発光回路150がAF発光素子20
を駆動して被写体に向けてたとえば赤外光を発光し、被
写体から反射された赤外光の一部をAF受光素子26で受光
することにより、AF発光素子26を含むAFセンサ202で被
写体までの距離を検出し、装置と被写体との距離の自動
測距が行なわれる。測距データはAF受光素子26からシス
テム制御回路144へ入力される。システム制御回路144
は、AFセンサ26から入力された距離のデータに応じて合
焦機構112を制御し、これにより2つの撮像レンズ14お
よび16の焦点の調整が行なわれる。
ここで被写体までの距離の測定について、第7図によ
り説明する。この測距は三角測距法の原理を用いたアク
ティブ方式によっている。
り説明する。この測距は三角測距法の原理を用いたアク
ティブ方式によっている。
同図において、AF発光素子20は被写体80、82、84に向
けて赤外光204を発射する。被写体80、82、84は、同図
のようにカメラから異なった距離にある。AF受光素子26
は、結像レンズ154、反射ミラー156、反射プリズム15
8、CCDラインセンサ160により構成される。被写体80、8
2、84からの反射赤外光206、208、210はそれぞれ異なっ
た角度で結像レンズ154を通過し、反射ミラー156および
反射プリズム158により反射されてCCDラインセンサ160
に入力される。被写体80、82、84からの反射赤外光20
6、208、210は被写体の距離に応じてCCDラインセンサ16
0の異なった部分に入射する。
けて赤外光204を発射する。被写体80、82、84は、同図
のようにカメラから異なった距離にある。AF受光素子26
は、結像レンズ154、反射ミラー156、反射プリズム15
8、CCDラインセンサ160により構成される。被写体80、8
2、84からの反射赤外光206、208、210はそれぞれ異なっ
た角度で結像レンズ154を通過し、反射ミラー156および
反射プリズム158により反射されてCCDラインセンサ160
に入力される。被写体80、82、84からの反射赤外光20
6、208、210は被写体の距離に応じてCCDラインセンサ16
0の異なった部分に入射する。
CCDラインセンサ160は、第9図に示すような、くさび
状のマスクが被覆された測距CCD182とマスクの被覆され
ない参照CCD184とからなり、双方に被写体80、82、84か
らの反射赤外光206、208、210が入射される。測距CCD18
2はくさび状のマスクが被覆されているから、反射赤外
光206、208、210の入射角度に応じて入射光量が異なる
ため、出力が変化する。一方、参照CCD184はマスクが被
覆されていないから、反射赤外光206、208、210の入射
角度によって入射光量が変化しないため、出力が一定で
ある。
状のマスクが被覆された測距CCD182とマスクの被覆され
ない参照CCD184とからなり、双方に被写体80、82、84か
らの反射赤外光206、208、210が入射される。測距CCD18
2はくさび状のマスクが被覆されているから、反射赤外
光206、208、210の入射角度に応じて入射光量が異なる
ため、出力が変化する。一方、参照CCD184はマスクが被
覆されていないから、反射赤外光206、208、210の入射
角度によって入射光量が変化しないため、出力が一定で
ある。
距離判定回路162はCCDラインセンサ160から上記の測
距CCD182および参照CCD184の出力212が入力され、これ
らの信号のレベルの比較を行うことにより被写体の距離
を判定する。したがって、被写体の距離に応じた反射赤
外光206、208、210の入射角度の差が大きいほどCCDライ
ンセンサ160への入射位置の差が大きいため、被写体の
距離を正確に測定することができる。AF発光素子20とAF
受光素子26との距離lが大きいほど、被写体の距離に応
じた反射赤外光206、208、210の入射角度の差が大きく
なるため、AF発光素子20とAF受光素子26とはできるだけ
距離を置くことが望ましい。
距CCD182および参照CCD184の出力212が入力され、これ
らの信号のレベルの比較を行うことにより被写体の距離
を判定する。したがって、被写体の距離に応じた反射赤
外光206、208、210の入射角度の差が大きいほどCCDライ
ンセンサ160への入射位置の差が大きいため、被写体の
距離を正確に測定することができる。AF発光素子20とAF
受光素子26との距離lが大きいほど、被写体の距離に応
じた反射赤外光206、208、210の入射角度の差が大きく
なるため、AF発光素子20とAF受光素子26とはできるだけ
距離を置くことが望ましい。
AF発光素子20とAF受光素子26との距離lは、本実施例
においては第1図に示されるように、ケーシング10の前
面12に配置されたこれらの距離と一致する。第1図から
わかるように、本実施例においてはAF発光素子20とAF受
光素子26との間の間隔lすなわち基線が十分な長さをも
っているので、正確な測距を行なうことができる。
においては第1図に示されるように、ケーシング10の前
面12に配置されたこれらの距離と一致する。第1図から
わかるように、本実施例においてはAF発光素子20とAF受
光素子26との間の間隔lすなわち基線が十分な長さをも
っているので、正確な測距を行なうことができる。
距離判定回路162からの測距データの出力はシステム
制御回路144に入力され、システム制御回路144は装置と
被写体との距離のデータに応じて合焦機構112を制御
し、これにより2つの撮像レンズ14および16の焦点の調
整が行なわれる。
制御回路144に入力され、システム制御回路144は装置と
被写体との距離のデータに応じて合焦機構112を制御
し、これにより2つの撮像レンズ14および16の焦点の調
整が行なわれる。
本装置にはまた、ホワイトバランスセンサ152が設け
られている。これは被写界からの入射光の色成分を検出
し、そのデータをシステム制御回路144に与えるもので
ある。システム制御回路144は、このデータに基づいて
撮像回路120の白のバランス調整回路のパラメータを設
定する。
られている。これは被写界からの入射光の色成分を検出
し、そのデータをシステム制御回路144に与えるもので
ある。システム制御回路144は、このデータに基づいて
撮像回路120の白のバランス調整回路のパラメータを設
定する。
操作表示部114は、本装置に手操作による指示を与
え、また装置の状態を操作者に可視ないしは可聴表示す
る機能部であり、シャッタレリーズボタン50および録画
ボタン52のみならず、焦点、露光および白バランス調整
などの自動/手動切換え、ビデオカメラのフェーダ、ワ
イパおよびタイトル挿入などの設定ボタン、ビデオテー
プ記録機構74(第3図)の記録、巻戻し、レビュウなど
の操作ボタン、スチルカメラのストロボ操作ボタン、動
作モード表示、テープカウタン、テープエンド警告表
示、フィルムカウンタ、電源消耗警告表示など、様々な
操作ボタンや表示素子を有する。
え、また装置の状態を操作者に可視ないしは可聴表示す
る機能部であり、シャッタレリーズボタン50および録画
ボタン52のみならず、焦点、露光および白バランス調整
などの自動/手動切換え、ビデオカメラのフェーダ、ワ
イパおよびタイトル挿入などの設定ボタン、ビデオテー
プ記録機構74(第3図)の記録、巻戻し、レビュウなど
の操作ボタン、スチルカメラのストロボ操作ボタン、動
作モード表示、テープカウタン、テープエンド警告表
示、フィルムカウンタ、電源消耗警告表示など、様々な
操作ボタンや表示素子を有する。
ここで第3図を参照すると、同図には第1図に示す状
態でケーシング10を除去した本装置内部の概略の模様が
示されている。ケーシング10の筐体28の内部には、主と
してスチルカメラの機能部76が搭載されている。たとえ
ば、スチルカメラの撮像レンズ16を含む撮像光学系、お
よびAF受光素子26が一体に組み込まれたレンズユニット
60と、露光制御回路110,合焦機構112,自動測光および測
距回路、AF発光回路150,ストロボ発光回路146などのス
チルカメラ機能に関する部分が搭載された電子回路基板
62および64が図示のように配設されている。
態でケーシング10を除去した本装置内部の概略の模様が
示されている。ケーシング10の筐体28の内部には、主と
してスチルカメラの機能部76が搭載されている。たとえ
ば、スチルカメラの撮像レンズ16を含む撮像光学系、お
よびAF受光素子26が一体に組み込まれたレンズユニット
60と、露光制御回路110,合焦機構112,自動測光および測
距回路、AF発光回路150,ストロボ発光回路146などのス
チルカメラ機能に関する部分が搭載された電子回路基板
62および64が図示のように配設されている。
ビデオカメラの撮像レンズ14を含む撮像光学系ユニッ
ト66の後方には、固体撮像デバイス118が電子回路基板6
8に搭載されて図示のように配設され、これにはまた、
露光制御回路110,合焦機構112,自動測光および測距回路
などのビデオカメラ機能に関する部分も実装されてい
る。さらにその後方には、映像回路120および音声回路1
24を搭載した電子回路基板70および72が配設され、その
下に電池54が収納される。
ト66の後方には、固体撮像デバイス118が電子回路基板6
8に搭載されて図示のように配設され、これにはまた、
露光制御回路110,合焦機構112,自動測光および測距回路
などのビデオカメラ機能に関する部分も実装されてい
る。さらにその後方には、映像回路120および音声回路1
24を搭載した電子回路基板70および72が配設され、その
下に電池54が収納される。
図示のように、ビデオテープカセット収納部34、磁気
ヘッドシリンダ200,キャプスタン136およびピンチロー
ラ138などを含むビデオテープ記録機構74は、スチルカ
メラ部76の後方に配設され、その下に、シリンダモータ
などを含むヘッドシリンダ駆動機構132と、混合器126,
記録回路128,テープ給送回路134およびシステム制御回
路144などを搭載した電子回路基板78とが配設されてい
る。光学ビューファインダ22は、図示のように電子回路
基板70とビデオテープ記録機構74との間に配置されてい
る。
ヘッドシリンダ200,キャプスタン136およびピンチロー
ラ138などを含むビデオテープ記録機構74は、スチルカ
メラ部76の後方に配設され、その下に、シリンダモータ
などを含むヘッドシリンダ駆動機構132と、混合器126,
記録回路128,テープ給送回路134およびシステム制御回
路144などを搭載した電子回路基板78とが配設されてい
る。光学ビューファインダ22は、図示のように電子回路
基板70とビデオテープ記録機構74との間に配置されてい
る。
このように本実施例では、ケーシング10の前面12に撮
像レンズ14および16が開口し、スチルカメラ部およびビ
デオカメラ部がケーシング10内に収納されている。
像レンズ14および16が開口し、スチルカメラ部およびビ
デオカメラ部がケーシング10内に収納されている。
したがって、ビデオカメラによる動画の撮影とスチル
カメラによる静止画の撮影とを同時に、しかも相互に支
障なく行なうことができる。
カメラによる静止画の撮影とを同時に、しかも相互に支
障なく行なうことができる。
また、AF発光素子20が前面の左下端部に配置され、AF
受光素子26がスチルカメラの撮像レンズ16の右上部に配
置されているから、AF受光素子20とAF受光素子26とは離
れて配置されている。これにより、第7図の基線の長さ
lが長くなる。したがって、被写体の距離に応じた反射
赤外光206、208、210の入射角度の差が大きくなるた
め、被写体の距離を正確に測定することができる。
受光素子26がスチルカメラの撮像レンズ16の右上部に配
置されているから、AF受光素子20とAF受光素子26とは離
れて配置されている。これにより、第7図の基線の長さ
lが長くなる。したがって、被写体の距離に応じた反射
赤外光206、208、210の入射角度の差が大きくなるた
め、被写体の距離を正確に測定することができる。
第5図には本発明の他の実施例が示されている。
この実施例においては同図に示すように、前面12の左
下端部およびスチルカメラの撮像レンズ16の右上部にそ
れぞれAF受光素子27、26が配置されている。第1図の実
施例において設けられていたAF発光素子20は設けられて
いない。このカメラにおいては赤外光を発射せず、被写
体からの光を2つのAF受光素子27、26に入射させて測距
を行うものである。他の構成は第1図の実施例と同じで
ある。第5図のカメラの内部構造は第6図に示されてい
る。
下端部およびスチルカメラの撮像レンズ16の右上部にそ
れぞれAF受光素子27、26が配置されている。第1図の実
施例において設けられていたAF発光素子20は設けられて
いない。このカメラにおいては赤外光を発射せず、被写
体からの光を2つのAF受光素子27、26に入射させて測距
を行うものである。他の構成は第1図の実施例と同じで
ある。第5図のカメラの内部構造は第6図に示されてい
る。
ここで、第5図に示すカメラの測距の原理の例を第8
図により説明する。この測距は三角測距法の原理を用い
たパッシブ方式によっている。
図により説明する。この測距は三角測距法の原理を用い
たパッシブ方式によっている。
AF受光素子27、26は基線の長さlだけ離れて配置され
ている。こも基線長lは第5図に示す配置におけるAF受
光素子27とAF受光素子26との距離に相当する。
ている。こも基線長lは第5図に示す配置におけるAF受
光素子27とAF受光素子26との距離に相当する。
AF受光素子27は、結像レンズ178、反射ミラー164から
なる。被写体86、88、90からAF受光素子27に入射する光
214は常に一定の角度で入射し、結像レンズ178は通過
し、反射ミラー164で一定の方向に反射される。
なる。被写体86、88、90からAF受光素子27に入射する光
214は常に一定の角度で入射し、結像レンズ178は通過
し、反射ミラー164で一定の方向に反射される。
AF受光素子26は、結像レンズ180、回転反射ミラー166
からなる。被写体86、88、90からAF受光素子26に入射す
る光216、218、220は、同図に示すように被写体86、8
8、90の距離に応じて異なった角度で入射し、結像レン
ズ180を通過し、回転反射ミラー166で入射角度に応じた
方向に反射される。
からなる。被写体86、88、90からAF受光素子26に入射す
る光216、218、220は、同図に示すように被写体86、8
8、90の距離に応じて異なった角度で入射し、結像レン
ズ180を通過し、回転反射ミラー166で入射角度に応じた
方向に反射される。
回転反射ミラー166は図示しない駆動手段により回転
可能に構成され、回転反射ミラー166を回転させること
により、反射される光の方向を調節する。反射プリズム
168は、反射ミラー164および回転反射ミラー166からの
光を反射し、反射光をCCDラインセンサ170および172に
それぞれ入射させる。反射ミラー164により反射される
光は常に一定の方向から反射プリズム168に入射するか
ら、反射プリズム168により一定の方向に反射され、一
定の角度でCCDラインセンサ170に入射される。
可能に構成され、回転反射ミラー166を回転させること
により、反射される光の方向を調節する。反射プリズム
168は、反射ミラー164および回転反射ミラー166からの
光を反射し、反射光をCCDラインセンサ170および172に
それぞれ入射させる。反射ミラー164により反射される
光は常に一定の方向から反射プリズム168に入射するか
ら、反射プリズム168により一定の方向に反射され、一
定の角度でCCDラインセンサ170に入射される。
一方、回転反射ミラー166により反射される光は被写
体86、88、90の距離に応じて異なった角度で反射され、
反射プリズム168により入射角度に応じた方向に反射さ
れ、CCDラインセンサ172にそれぞれ異なった角度で入射
される。
体86、88、90の距離に応じて異なった角度で反射され、
反射プリズム168により入射角度に応じた方向に反射さ
れ、CCDラインセンサ172にそれぞれ異なった角度で入射
される。
CCDラインセンサ170および172は、入射した光の角度
に応じた出力をそれぞれ比較器174に出力する。比較器1
74はこれら2つの入力を比較し、比較した結果の信号22
2を距離判定回路176に出力する。距離判定回路176には
また、回転反射ミラー166からの回転量を示す信号が入
力される。
に応じた出力をそれぞれ比較器174に出力する。比較器1
74はこれら2つの入力を比較し、比較した結果の信号22
2を距離判定回路176に出力する。距離判定回路176には
また、回転反射ミラー166からの回転量を示す信号が入
力される。
このようなAFセンサにおいて、被写体86、88、90から
光がAF受光素子27および26に入射されると、それぞれ上
記のようにCCDラインセンサ170および172に入射され
る。比較器174においてCCDラインセンサ170および172か
らの出力を比較し、これらが異なるときには回転反射ミ
ラー166を図示しない駆動手段により回転させ、CCDライ
ンセンサ170および172からの出力が一致するように調節
する。距離判定回路176は、比較器174からの出力222に
よりCCDラインセンサ170および172からの出力が一致し
たときに、回転反射ミラー166の位置を示す出力230に応
じて被写体86、88、90の位置を判定する。
光がAF受光素子27および26に入射されると、それぞれ上
記のようにCCDラインセンサ170および172に入射され
る。比較器174においてCCDラインセンサ170および172か
らの出力を比較し、これらが異なるときには回転反射ミ
ラー166を図示しない駆動手段により回転させ、CCDライ
ンセンサ170および172からの出力が一致するように調節
する。距離判定回路176は、比較器174からの出力222に
よりCCDラインセンサ170および172からの出力が一致し
たときに、回転反射ミラー166の位置を示す出力230に応
じて被写体86、88、90の位置を判定する。
したがって、被写体の距離に応じた入射光216、218、
220の入射角度の差が大きいほどCCDラインセンサ172へ
の入射位置の差が大きいため、被写体の距離を正確に測
定することができる。AF受光素子27とAF受光素子26との
距離lが大きいほど、被写体の距離に応じた入射光21
6、218、220の入射角度の差が大きくなるため、AF受光
素子27とAF受光素子26とはできるだけ距離を置くことが
望ましい。
220の入射角度の差が大きいほどCCDラインセンサ172へ
の入射位置の差が大きいため、被写体の距離を正確に測
定することができる。AF受光素子27とAF受光素子26との
距離lが大きいほど、被写体の距離に応じた入射光21
6、218、220の入射角度の差が大きくなるため、AF受光
素子27とAF受光素子26とはできるだけ距離を置くことが
望ましい。
AF受光素子27とAF受光素子26との距離lは、本実施例
においては第5図に示されるように、ケーシング10の前
面12に配置されたこれらの距離と一致する。第5図から
わかるように、本実施例においては、AF受光素子27は前
面12の左下部に、AF受光素子26はスチルカメラの撮像レ
ンズ16の右上部に配置されているから、AF受光素子27と
AF受光素子26とは離れて配置されている。したがって、
基線の長さlが大きいので、被写体の距離に応じた入射
光216、218、220の入射角度の差が大きくなるため、被
写体の距離を正確に測定することができる。
においては第5図に示されるように、ケーシング10の前
面12に配置されたこれらの距離と一致する。第5図から
わかるように、本実施例においては、AF受光素子27は前
面12の左下部に、AF受光素子26はスチルカメラの撮像レ
ンズ16の右上部に配置されているから、AF受光素子27と
AF受光素子26とは離れて配置されている。したがって、
基線の長さlが大きいので、被写体の距離に応じた入射
光216、218、220の入射角度の差が大きくなるため、被
写体の距離を正確に測定することができる。
なお上述の各実施例ではスチルカメラ機能部は、銀塩
フィルムを使用したものであったが、インスタント写真
方式や磁気ディスクに映像信号を記録する電子スチルカ
メラ方式のものであってもよい。
フィルムを使用したものであったが、インスタント写真
方式や磁気ディスクに映像信号を記録する電子スチルカ
メラ方式のものであってもよい。
効果 このように本発明によるスチルカメラ付きビデオカメ
ラは、ケーシングにスチルカメラ部とビデオカメラ部が
収納され、スチルカメラ部とビデオカメラ部により同じ
被写界を撮影することができる。
ラは、ケーシングにスチルカメラ部とビデオカメラ部が
収納され、スチルカメラ部とビデオカメラ部により同じ
被写界を撮影することができる。
しかも、発光手段および受光手段のすくなくともいず
れかを含む第1の手段と、受光手段を含む第2の手段を
離して配置しているため、測距のための基線長を長くす
ることができるから、被写界の距離を正確に測定するこ
とができる。
れかを含む第1の手段と、受光手段を含む第2の手段を
離して配置しているため、測距のための基線長を長くす
ることができるから、被写界の距離を正確に測定するこ
とができる。
第1図は、本発明のスチルカメラ付きビデオカメラの一
実施例の外観を示す斜視図、 第2図は、第1図に示す実施例のフイルム装填状態を説
明するための外観斜視図、 第3図は、第1図のカメラの内部構造の概略を示す斜視
図、 第4図は、第1図のカメラの内部構成例を示す機能ブロ
ック図、 第5図は、本発明のスチルカメラ付きビデオカメラの他
の実施例の外観を示す斜視図、 第6図は、第5図のカメラの内部構成例を示す機能ブロ
ック図、 第7図は、第1図のカメラの測距の原理図、 第8図は、第5図のカメラの測距の原理図、 第9図は、第7図のCCDラインセンサを示す図である。 主要部分の符号の説明 10……ケーシング 12……前面 14,16……撮像レンズ 20……AF受光素子 26,27……AF受光素子 28……筐体 34……カセット収納部 74……ビデオテープ記録機構 76……スチルカメラ機能部 160……CCDラインセンサ 162……距離判定回路 170,172……CCDラインセンサ 174……比較器 176……距離判定回路
実施例の外観を示す斜視図、 第2図は、第1図に示す実施例のフイルム装填状態を説
明するための外観斜視図、 第3図は、第1図のカメラの内部構造の概略を示す斜視
図、 第4図は、第1図のカメラの内部構成例を示す機能ブロ
ック図、 第5図は、本発明のスチルカメラ付きビデオカメラの他
の実施例の外観を示す斜視図、 第6図は、第5図のカメラの内部構成例を示す機能ブロ
ック図、 第7図は、第1図のカメラの測距の原理図、 第8図は、第5図のカメラの測距の原理図、 第9図は、第7図のCCDラインセンサを示す図である。 主要部分の符号の説明 10……ケーシング 12……前面 14,16……撮像レンズ 20……AF受光素子 26,27……AF受光素子 28……筐体 34……カセット収納部 74……ビデオテープ記録機構 76……スチルカメラ機能部 160……CCDラインセンサ 162……距離判定回路 170,172……CCDラインセンサ 174……比較器 176……距離判定回路
Claims (4)
- 【請求項1】全体としてほぼ直方体の形状を有するケー
シングと、 該ケーシングの前面にあって同じ被写界を向いてそれぞ
れ配置された撮像レンズを有するスチルカメラ用の第1
の撮像光学系およびビデオカメラ用の第2の撮像光学系
と、 前記ケーシングに配設され、前記第1の撮像光学系を用
いて前記被写界を撮像し、その静止画像を第1の映像記
録媒体に記録するスチルカメラ部と、 前記ケーシングに配設され、前記第2の撮像光学系を用
いて前記被写界を撮像し、その動画像を第2の映像記録
媒体に記録するビデオカメラ部と、 前記スチルカメラ部およびビデオカメラ部のすくなくと
もいずれかにおける撮像のために、前記被写界との距離
を三角測距によって測定する測距手段と、 該測距手段による測定結果に応じて、前記第1および第
2の撮像光学系における焦点をそれぞれ調節する合焦手
段とを有し、 前記測距手段は、測距のための光を前記被写界に向けて
発光する発光手段および該被写界からの光を受光する受
光手段のすくなくともいずれかを含む第1の手段と、該
被写界からの光を受光する受光手段を含む第2の手段と
を有し、 該第1の手段および第2の手段は、前記第1の撮像光学
系と前記第2の撮像光学系とが配置された間隔よりも長
い基線長となるように、前記ケーシングの前面の離れた
位置に配設されていることを特徴とするスチルカメラ付
きビデオカメラ。 - 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載のスチルカメラ
付きビデオカメラにおいて、前記第1の撮像光学系と前
記第2の撮像光学系とは離れた位置に配置され、前記第
1の手段および第2の手段のいずれか一方が前記第1の
撮像光学系の近傍に配置されることを特徴とするスチル
カメラ付きビデオカメラ。 - 【請求項3】特許請求の範囲第2項記載のスチルカメラ
付きビデオカメラにおいて、前記第1の手段および第2
の手段の他方が前記第2の撮像光学系の近傍に配置され
ることを特徴とするスチルカメラ付きビデオカメラ。 - 【請求項4】特許請求の範囲第1項ないし第3項のいず
れかに記載のスチルカメラ付きビデオカメラにおいて、 前記スチルカメラ部は前記ケーシングの内部の、前記第
1の撮像光学系の後方に配設され、 前記ビデオカメラ部は、 前記第2の撮像光学系の後方に配設され、前記被写界を
撮像してその動画像を表わす映像信号を形成する映像回
路部と、 前記ケーシングの内部に前記スチルカメラ部の後方に配
設され、前記映像信号を第2の映像記録媒体に記録する
記録部とからなり、 前記ケーシングの上面には、前記スチルカメラ部へ第1
の映像記録媒体を装填するための第1の開口と、前記記
録部へ第2の映像記録媒体を装填するための第2の開口
とが設けられていることを特徴とするスチルカメラ付き
ビデオカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62089697A JP2602828B2 (ja) | 1987-04-14 | 1987-04-14 | スチルカメラ付きビデオカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62089697A JP2602828B2 (ja) | 1987-04-14 | 1987-04-14 | スチルカメラ付きビデオカメラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63256930A JPS63256930A (ja) | 1988-10-24 |
JP2602828B2 true JP2602828B2 (ja) | 1997-04-23 |
Family
ID=13977958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62089697A Expired - Fee Related JP2602828B2 (ja) | 1987-04-14 | 1987-04-14 | スチルカメラ付きビデオカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2602828B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5169047B2 (ja) * | 2007-07-23 | 2013-03-27 | 住友化学株式会社 | 塩素の製造方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5630326U (ja) * | 1979-08-10 | 1981-03-24 |
-
1987
- 1987-04-14 JP JP62089697A patent/JP2602828B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63256930A (ja) | 1988-10-24 |
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