JPH0786637B2 - スチルカメラ付きビデオカメラ - Google Patents

スチルカメラ付きビデオカメラ

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JPH0786637B2
JPH0786637B2 JP62091906A JP9190687A JPH0786637B2 JP H0786637 B2 JPH0786637 B2 JP H0786637B2 JP 62091906 A JP62091906 A JP 62091906A JP 9190687 A JP9190687 A JP 9190687A JP H0786637 B2 JPH0786637 B2 JP H0786637B2
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camera
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敏晴 飯田
孝二 嶋貫
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  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Cameras In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はスチルカメラ付きビデオカメラ、より具体的に
は、たとえば銀塩写真フィルムを使用したスチルカメラ
を付属したムービービデオカメラに関するものである。
背景技術 ビデオテープ記録機能付きテレビジョンカメラ、すなわ
ちビデオカメラで撮影しているときに、特定のシーンを
スチル写真に記録したいという要求があった。従来は、
たとえば銀塩スチルカメラとビデオカメラの双方を持ち
歩き、ビデオカメラで撮影中にスチルで撮りたいシーン
があると、ビデオカメラでの撮影を中断してスチルカメ
ラで撮影していた。このような状況では、2台の装置を
持ち歩かなければならず、またビデオカメラでの撮影を
中断しなければならず、しかも、そのために重要な撮影
チャンスを逃してしまう危険性があるなどの様々な問題
があった。
そこでこのような問題を解決するには、スチルカメラと
ビデオカメラを組み合わせて1台の装置とし、ビデオカ
メラでの撮影を中断することなくスチルカメラを操作し
てスチル撮影を可能にするスチルカメラ付きビデオカメ
ラが要求されよう。このようなスチルカメラ付きビデオ
カメラは、スチルおよびムービーの両方の機能を同時に
働かせる必要がある。したがって、その操作性がよくな
ければならず、いわゆる「バカチチョン操作」を実現す
るものでなければならない。
とくに、携帯の便を考慮すればスチルカメラ部もビデオ
カメラの全体的形状に対してさほど凹凸のない形状にま
とめられ、しかもスチルカメラ部およびビデオカメラ部
の双方とも両手または片手で適切に操作できることが要
求される。
目 的 本発明はこのような要求に鑑み、携帯に便利で操作性の
よいスチルカメラ付きビデオカメラを提供することを目
的とする。
発明の開示 本発明によるスチルカメラ付きビデオカメラは、全体と
してほぼ直方体の形状を有するケーシングと、ケーシン
グの前面にあって同じ被写界を向いて開口したスチルカ
メラ用撮像光学系およびビデオカメラ用撮像光学系と、
ケーシングの内部にスチルカメラ用撮像光学系の近傍に
配設され、前記被写界を撮像してその静止画像をフィル
ムに記録するスチルカメラ部と、ケーシングの内部にビ
デオカメラ用撮像光学系の後方に配設され、前記被写界
を撮像してその動画像を表わす映像信号を形成する映像
回路部と、ケーシングの内部にスチルカメラ部の後方に
配設され、映像信号をビデオテープに記録するビデオテ
ープ記録部とを有し、ケーシングの上面には、スチルカ
メラ部へフィルムを装填するための第1の開口と、ビデ
オテープ記録部へビデオテープカセットを装填するため
の第2の開口とが設けられ、第1の開口は、フィルム有
するパトローネがフィルムのリーダ部が引き出された状
態でパトローネの所定の長手軸方向からのみ挿入される
のを許容する形状を有し、ケーシングの第1の開口を形
成する端縁は、フィルムが装填される際、フィルムの巻
きぐせを矯正するような形状を有するものである。
なお、本明細書において用語「スチルカメラ付きビデオ
カメラ」は、スチルカメラ部がビデオカメラ部に一体に
組み込まれているが、双方が分離可能であるか、分離可
能な場合はそれぞれを単体として使用できるか否かを問
わず、スチルカメラ機能とビデオカメラ機能の双方を備
えた撮影装置を含む広義に解釈するものとする。
実施例の説明 次に添付図面を参照して本発明によるスチルカメラ付き
ビデオカメラの実施例を詳細に説明する。
第1図を参照すると、本発明をいわゆる8ミリビデオカ
メラに適用した実施例が示され、同実施例は基本的に
は、全体としてほぼ直方体の形状を有するケーシング10
を有し、その中にビデオカメラの機能とスチルカメラの
機能とが収容されている。ビデオカメラは、テープ幅が
8mmのビデオテープ100(第4図)を映像記録媒体として
使用し、被写界を撮像してその動画像を映像信号の形で
音声とともにビデオテープ100に記録するムービービデ
オカメラである。スチルカメラは、本実施例では、いわ
ゆる135型の銀塩スチルカメラであり、これは、35mmフ
ィルム102(第4図)を映像記録媒体として使用し、そ
の静止画像を銀塩フィルム102に潜像として記録するス
チルカメラである。
ケーシング10の全体としてほぼ長方形の前面12には2つ
の撮像レンズ14および16が配設されている。撮像レンズ
14はビデオカメラの撮像光学系を構成し、同16はスチル
カメラの撮像光学系を構成している。ビデオカメラの撮
像レンズ14の近傍には、スチル撮影用のストロボ発光体
18、自動測距(AF)用発光素子20、および光学ファイン
ダ22(第3図)の対物レンズ24が図示のように配設され
ている。光学ファインダ22の接眼部すなわちアイカップ
42は、ケーシング10の後面に配設されている。これら2
つの撮像レンズ14および16は、同じ被写界を向き、光学
ファインダ22の対物レンズ24も同じ被写界を向くように
配置されている。これによって、本装置内のスチルカメ
ラ機能部とビデオカメラ機能部は同じ被写界を撮影する
ことができる。なお光学ビューファインダの代り電子ビ
ューファインダを用いてもよいことはいうまでもない。
ケーシング10の一方の側面、すなわち本実施例では第1
図における左の側面には、被写界からの音声を採取する
マイクロフォン58が装着されている。これは、単指向性
感度を有するものが有利に使用される。
スチルカメラの撮像レンズ16の近傍には、図示のように
自動測距用受光センサ26が配設されている。ケーシング
10は、その前面12を含む一部28がヒンジ30を枢軸として
第2図に示すように前方に若干の角度だけ開放し、この
部分の筐体28の内部には、スチルカメラの撮像レンズ1
6、絞り104および光学シャッタ106(第4図)などから
なる撮像光学系、AFセンサ26、フィルム給送機構108,な
らびに露光制御回路110および合焦機構112の一部(第4
図)など、スチルカメラの撮像に必要な諸機構が配設さ
れている。これらによって、撮像した被写体像がフィル
ム102に記録される。
第2図からわかるように、筐体28は可動アーム38によっ
て前方に開放する量が所定の角度に制限され、これによ
ってフィルム102のドロップインローディングのための
開口が形成される。つまり、筐体28をこの位置まで開放
させた状態でフィルム102をその装填部にドロップイン
ロードすることができる。
ドロップインローディングについては、たとえば特開昭
58−68731に記載のように、筐体28を前方に引き出した
状態でケーシング10の上面32の突出部32aとの間に形成
される垂直な間隙44の中に、パトローネまたはマガジン
36から135型フィルム102のリーダ102aを若干の長さだけ
引き出したまま、矢印40で示すようにこれを下方に挿入
してパトローネ36をパトローネ室37に収容し、次に筐体
28を元の閉成位置に確実に閉じることによって、容易に
行なうことができる。
ケーシング10の全体として矩形の上面32には、図示のよ
うにその一部にカセット収納部34が開口している。カセ
ット収納部34は、本装置の操作表示部114(第4図)に
ある8ミリビデオテープカセット46の着脱のためのスイ
ッチボタン、すなわちカセット46の自動装填動作を指示
するためのイジェクトボタンを操作することによってモ
ータ駆動で上昇、下降し、カセット48を装填するための
開口を形成する。第2図に示すように、収納部34を上昇
させると、8ミリビデオテープカセット46を収納部34に
挿入したり、これから取り出したりすることができる。
カセット46は矢印48の方向から挿入され、収納部34を元
の位置まで下降させることによってカセット46を着脱可
能に装填される。
ケーシング10の上面32にはまた、図示のようにスチルカ
メラのシャッタレリーズボタン50が配設され、これと対
応する位置のケーシング10の下面には、ビデオカメラの
録画ボタン52が配設されている。操作者は、ケーシング
10の上面32と下面を両手の指ではさんで本装置を保持
し、右手の人差指にてシャッタレリーズボタン50を、ま
た親指にて録画ボタン52を操作することができる。
第1図において、ケーシング10の点線54で示す位置に
は、本装置の電源としてたとえば2次電池が着脱可能に
装填される。電池54は、ケーシング10の側面にある電池
収納部のカバーを開放し、第2図に示す矢印56の方向か
ら装填することができる。
第4図を参照すると、第1図に示す実施例のスチルカメ
ラ付きビデオカメラの内部構成の例が示されている。ビ
デオカメラの撮像光学系は、撮像レンズ14を有し、その
後方には撮像レンズ14から入射する被写体からの光路14
0上に、光学シャッタ116,および撮像レンズ14により捕
らえた被写体の光学像を光信号から映像信号に変換する
CCD(電荷結合デバイス)などの固体撮像デバイス118が
配置されている。
撮像レンズ14は、固定焦点であってもよいが、本実施例
ではシステム制御回路144からの測距信号によって自動
合焦(AF)機構112から焦点位置が制御される。アイリ
ス116は、やはりシステム制御回路144から得た測光信号
に従って露光制御回路110により適正露光に調節される
自動露光調節(EE)機能が有利に適用される。撮像デバ
イス118は撮像回路120によって駆動され、撮像デバイス
120により得られた映像信号は撮像回路120を通して映像
回路122に送られる。
撮像回路120は、撮像デバイス120をクロック駆動すると
ともに、これから出力される映像信号を増幅して、白バ
ランスの調整などの必要な補正を行ない、輝度信号、色
差信号および同期信号を含む標準カラーテレビジョンフ
ォーマットの複合映像信号を形成する。複合映像信号は
映像回路122に入力され、高域周波数成分を強調するプ
リエンファシス、所定のレベルに固定するクランプ、お
よびビデオテープ100への記録に適した記録信号に変換
するFM変調などを行なって混合器126に入力される。
一方、マイクロフォン58が捕えた音声は音声回路124に
より音声信号に変換され、音声回路124では、増幅、自
動利得調整、ビデオテープ100への記録に適した記録信
号に変換するFM変調などを行ない、混合器126に入力さ
れる。
これらの複合映像信号および音声信号の記録信号は、混
合器126において混合され、記録回路128で増幅され、1
対の磁気ヘッド130aおよび130bに供給される。磁気ヘッ
ド130aおよび130bは、互いにアジマス角が異なるように
ヘッドシリンダ200(第3図)に担持され、ヘッドシリ
ンダ駆動機構132により所定の回転速度で定常回転され
る。ビデオテープ100は、テープ給送回路134により駆動
されるキャプスタン136とピンチローラ138に挾持されて
所定方向に走行する。こうして、磁気ヘッド130aおよび
130bに供給された複合映像信号および音声信号は、ビデ
オテープ100に記録される。
スチルカメラの光学系は撮像レンズ16を有し、その後方
には、撮像レンズ16から入射する被写体からの光路142
上に絞り104および光学シャッタ106を介してフィルム10
2が配置される。撮像レンズ16は、固定焦点であっても
よいが、本実施例では合焦機構112によって焦点位置が
制御される。絞り104および光学シャッタ106は、やはり
露光制御回路110による自動露光調節機能が有利に適用
される。
フィルム102の装填、巻戻りおよび巻上げは、システム
制御回路144からの指示信号に応動するフィルム給送機
構108によって自動的に行なわれる。
システム制御回路144は、本装置の各部を制御する制御
回路であり、たとえば操作表示部114の録画ボタン52の
操作に応動してテープ給送回路134を制御し、ビデオテ
ープ100の給送を制御する。また、たとえばシャッタレ
リーズボタン50の操作に応動して露光制御回路110,合焦
機構112およびストロボ発光回路146を制御する。
本装置には自動露光(EE)センサ148が設けられ、これ
は、被写界の明るさを測定し、測定値を示すデータをシ
ステム制御回路144に与える。システム制御回路144は、
EEセンサ148から入力された被写界の明るさのデータに
応じて露光制御回路110およびストロボ発光回路146を制
御する。露光制御回路110は、これに応動してビデオカ
メラのアイリス116の開口を調整するとともに、スチル
カメラの絞り104の開口およびシャッタ106の開放時間を
制御する。またストロボ発光回路146はストロボ発光体1
8の発光時間を制御する。
自動合焦(AF)発光素子20はAF発光回路150を介してシ
ステム制御回路144に接続されている。システム制御回
路144の指示に応動してAF発光回路150がAF発光素子20を
駆動して被写体に向けてたとえば赤外光を発光し、被写
体から反射された赤外光の一部をAFセンサ26で検出する
ことにより、装置と被写体との距離の自動測距が行なわ
れる。測距データはAFセンサ26からシステム制御回路14
4へ入力される。
その測距は三角測距法の原理によっているが、本装置で
は第1図からわかるように、AF発光素子20とAFセンサ26
との間の間隔すなわち基線が十分な長さをもっているの
で、正確な測距を行なうことができる。システム制御回
路144は、AFセンサ26から入力された装置と被写体との
距離のデータに応じて合焦機構112を制御し、これによ
り2つの撮像レンズ14および16の焦点の調整が行なわれ
る。
本装置にはまた、ホワイトバランスセンサ152が設けら
れている。これは被写界からの入射光の色成分を検出
し、そのデータをシステム制御回路144に与えるもので
ある。システム制御回路144は、このデータに基づいて
撮像回路120の白バランス調整回路のパラメータを設定
する。
操作表示部114は、本装置に手操作による指示を与え、
また装置の状態を操作者に可視ないしは可聴表示する機
能部であり、シャッタレリーズボタン50および録画ボタ
ン52のみならず、焦点、露光および白バランス調整など
の自動/手動切換え、ビデオカメラのフェーダ、ワイパ
およびタイトル挿入などの設定ボタン、ビデオテープ記
録機構74(第3図)の記録、巻戻し、レビュウなどの操
作ボタン、スチルカメラのストロボ操作ボタン、動作モ
ード表示、テープカウンタ、テープエンド警告表示、フ
ィルムカウンタ、電源消耗警告表示など、様々な操作ボ
タンや表示素子を有する。
ここで第3図を参照すると、同図には第1図に示す状態
でケーシング10を除去した本装置内部の概略の模様が示
されている。ケーシング10の筐体28の内部には、主とし
てスチルカメラの機能部76が搭載されている。たとえ
ば、スチルカメラの撮像レンズ16を含む撮像光学系、お
よびAFセンサ26が一体に組み込まれたレンズユニット60
と、露光制御回路110,合焦機構112,自動測光および測距
回路、AF発光回路150,ストロボ発光回路146などのスチ
ルカメラ機能に関する部分が搭載された電子回路基板62
および64とが図示のように配設されている。
ビデオカメラの撮像レンズ14を含む撮像光学系ユニット
66の後方には、固体撮像デバイス118が電子回路基板68
に搭載されて図示のように配設され、これにはまた、露
光制御回路110,合焦機構112,自動測光および測距回路な
どのビデオカメラ機能に関する部分も実装されている。
さらにその後方には、映像回路120および音声回路124を
搭載した電子回路基板70および72が配設され、その下に
電池54が収納される。
図示のように、ビデオテープカセット収納部34、磁気ヘ
ッドシリンダ200,キャプスタン136およびピンチローラ1
38などを含むビデオテープ記録機構74は、スチルカメラ
部76の後方に配設され、その下に、シリンダモータなど
を含むヘッドシリンダ駆動機構132と、混合器126,記録
回路128,テープ給送回路134およびシステム制御回路144
などを搭載した電子回路基板78とが配設されている。光
学ビューファインダ22は、図示のように電子回路基板70
とビデオテープ記録機構74との間に配置されている。
このように本発明の実施例では、ケーシング10の前面12
に撮像レンズ14および16が開口し、スチルカメラの撮像
レンズ16の近傍にはスチルカメラ機能部76が、またビデ
オカメラの撮像レンズ14の後方にはビデオカメラの撮像
に必要な回路や機構が配置され、ビデオテープ記録機構
やそれに関連する回路はスチルカメラ部76の後方に配置
されている。ビデオテープカセット46の着脱とフィルム
102のドロップインローディングは、いずれもケーシン
グ10の上面32から行なうことができる。したがって、装
置全体がコンパクトな形状にまとめられ、ビデオカメラ
による動画の撮像とスチルカメラによる静止画の撮影と
を同時に、しかも相互に支障なく行なうことができる。
ここで、第5図ないし第10図を参照して本実施例におけ
るスチルカメラ機能部のドロップインローディング(DI
L)機構について少し詳細な説明を加える。第5図に
は、ケーシング32の一部をなす筐体28をケーシング32か
ら若干開放させた状態を示す。これからわかるように、
パトローネ室37を含む開口から全体として細長い間隙44
がヒンジ33に向って伸びている。この間隙44は、パトロ
ーネまたはマガジンから引き出されたフィルム102のリ
ーダ部102aを容易に受け入れられるだけの幅と長さを有
する。ヒンジ30には、点線200で示すように概略L字ま
たはV字型のバネが係合されている。その両先端は、一
方がケーシング32のピン202に係止され、他方が筐体28
のピン204に係止されている。バネ200は筐体28をケーシ
ング32から開放する方向に付勢している。筐体28をケー
シング32に対して完全に閉じたときは、パトローネ室37
および間隙44が蓋部すなわち突出部32aによって完全に
閉鎖される。
パトローネ室37の近くに設けられている可動アーム38
は、図示のように2本のアームからなり、その一方は一
端がケーシング32のピン206に回動可能に係止され、そ
の他方は一端が筐体28のピン208に回動可能に係止され
ている。両者の自由端は、図示のようにピン210と長い
開口212で互いに係合している。このように可動アーム3
8は、係合している最大限の状態で筐体28がケーシング3
2から開放されて形成される細長い間隙44を規定してい
る。これによって、パトローネ36またはマガジンからフ
ィルム102のリーダ部102aを引き出したままでそれを受
け入れるドロップインローディングのための開口が形成
される。筐体28をケーシング32に対して完全に閉じたと
きは、可動アーム38が折りたたまれ、パトローネ室37お
よび間隙44が蓋部32aによって完全に閉鎖される。
パトローネ室37は、パトローネ36を受容可能な全体とし
てほぼ円筒状の空間をなし、パトローネ保持部材226が
図示のように設けられてこの空間を画成している。パト
ローネ室37はパトローネ36の横断面とほぼ等しい横断面
形状をなし、また間隙44はパトローネまたはマガジンか
ら引き出されたフィルム102のリーダ部102aを容易に受
け入れられるだけの幅と長さを有する。
開口のこのような形状によって、パトローネ36が一方の
方向からのみパトローネ室37に受容される。つまり、パ
トローネ36の巻取り軸214の突出端が上方を向いてフィ
ルム102のリーダ部102aの切欠き102bが間隙44の奥行方
向を向くような姿勢でのみパトローネ36の開口への受容
が許容される。これによって、パトローネ室37に装填さ
れたパトローネ36はその巻取り軸214の突出端が開口側
に位置する。したがって、パトローネ36をパトローネ室
37に完全に装填した状態でも、巻取り軸214の突出端を
指でつまむことによりパトローネ36を容易に取り出すこ
とができる。
パトローネ室37の底部には、パトローネ36またはマガジ
ンの巻取り軸214(第9図)の先端と係合可能な巻戻し
軸216が突出している。これはフィルム給送機構108に機
構的に結合されている。
第6図には、可動アーム38の2つのアームの係合を外し
て筐体28をケーシング32から十分に開放した状態を示
す。これからわかるように、撮像光学系16に対して巻戻
し軸216の反対側には、フィルム給送機構108に機構的に
連結されているフィルム巻取り軸218が配設されてい
る。ケーシング32の側には、光学系16と対向する位置に
フィルム圧板220が固設されている。また、光学系16の
両側には、スプロケット駆動輪228およびフィルムカウ
ンタ駆動輪230が配設されている。
ドロップインローディングのための間隙44を形成する筐
体28の端縁222は、第9図からよくわかるように、本実
施例では、光学系16の方向に向ってある傾斜をもった斜
面に形成されている。または、第10図に示すように、同
方向にある曲率を有する丸みに形成されていてもよい。
さらに、ケーシング32の方向から筐体28を見た第7図ま
たは第8図からよくわかるように、その一部または全体
がパトローネ室37から巻取り軸218の方向に向って若干
下るような傾斜をなしている。
端縁222のこれらの斜面、丸み、傾斜は、筐体28を第5
図に示す状態に開放してフィルム102を間隙44から矢印4
0の方向にドロップインロードする際(第7図)、パト
ローネ36のパトローネ室37への挿入操作によるフィルム
102の下降に伴なって、そのリーダ部102aの下縁が縁部2
22に一部当接し、これと摺接して間隙44の内部に滑らか
に導入される(第8図)ための機構をなしている。フィ
ルム102のリーダ部102aは、通常巻きぐせがついてい
る。縁部222のこのような形状は、この巻きぐせを利用
してそれを矯正するように滑らかにリーダ部102aをその
中に受け入れる役目をしている。
さらに、端縁222のパトローネ室37側の先端には、たと
えば第9図および第10図に示すような形状の突起224が
形成されている。この突起224は、第9図に示すよう
に、パトローネ36がパトローネ室37へ挿入される直前
に、挿入操作によるフィルム102の下降に伴なって、そ
のリーダ部102aの丸みのある切欠き部分102bが突起224
に当接し、これを越えて間隙44の側に導かれるように、
リーダ部102aを案内する役目を有している。
これらの機構によって、筐体28を第5図に示す状態に開
放してフィルム102を間隙44から矢印40の方向にドロッ
プインロードする際、第7図に示す状態からパトローネ
36がパトローネ室37へ挿入されるにつれてフィルム102
がリーダ部102bとともに下降し、第8図に示す状態に間
隙44の内部に滑らかに導入される。最終的には、パトロ
ーネ36の巻取り軸214の底部側の先端が巻戻し軸216に係
合するまで、パトローネ36が下降する。この状態で間隙
44内に導入されたフィルム102のリーダ部102bは、スプ
ロケット駆動輪228がフィルム102のスプロケット孔に係
合することによって巻取り方向230に給送され、したが
ってフィルム102が給送される。
なお上述の実施例ではスチルカメラ機能部は、銀塩フィ
ルムを使用したものであったが、インスタント写真方式
や磁気ディスクに映像信号を記録する電子スチルカメラ
方式のものであってもよい。
効 果 このように本発明によるスチルカメラ付きビデオカメラ
は、ケーシングの前面にスチルカメラ用とビデオカメラ
用の1対の撮像光学系が開口し、スチルカメラ用撮像光
学系の近傍にはスチルカメラの機能部分が、またビデオ
カメラ用撮像光学系の後方にはビデオカメラの撮影に必
要な回路や機構が配置され、ビデオテープ記録機構やそ
れに関連する回路はスチルカメラ機能部分の後方に配置
されている。また、ビデオテープカセットおよびフィル
ムの着脱は、いずれもケーシングの上面から行なう。し
たがって、携帯に便利で操作性のよいスチルカメラ付き
ビデオカメラが提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明をいわゆる8ミリビデオカメラに適用し
た実施例の外観を示す斜視図、 第2図は、第1図に示す実施例の使用状態を説明するた
めの外観斜視図、 第3図は同実施例の内部構造の概略を示す斜視図、 第4図は同実施例の内部構成例を示す機能ブロック図、 第5図ないし第10図は、同実施例におけるスチルカメラ
機能部のドロップインローディング機構を示す図であ
り、 第5図はスチルカメラ機能部の筐体をフィルム装填可能
に開放した状態を示す部分平面図、 第6図は、可動アームの係合を外して筐体をケーシング
から十分に開放した状態を示すスチルカメラ機能部の斜
視図、 第7図および第8図は、ケーシングの方向から筐体を見
た側面図であり、第7図はフィルムを装填する直前の状
態を示し、第8図はフィルムを装填する途中の状態を示
し、 第9図および第10図は、フィルム案内部分に形成されて
いる突起の例を示す部分切欠き斜視図である。 主要部分の符号の説明 10……ケーシング 12……前面 14,16……撮像レンズ 18……ストロボ発光体 20……AF発光素子 22……光学ビューファインダ 26……AFセンサ 28……筐体 30……ヒンジ 32……上面 32a……突出部 34……カセット収納部 37……パトローネ室 38……可動アーム 44……間隙 50……シャッタレリーズボタン 52……録画ボタン 54……電池 58……マイクロフォン 74……ビデオテープ記録機構 76……スチルカメラ機能部 204……バネ 222……縁部 224……突起

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】全体としてほぼ直方体の形状を有するケー
    シングと、 該ケーシングの前面にあって同じ被写界を向いて開口し
    たスチルカメラ用撮像光学系およびビデオカメラ用撮像
    光学系と、 前記ケーシングの内部に該スチルカメラ用撮像光学系の
    近傍に配設され、前記被写界を撮像してその静止画像を
    フィルムに記録するスチルカメラ部と、 前記ケーシングの内部に前記ビデオカメラ用撮像光学系
    の後方に配設され、前記被写界を撮像してその動画像を
    表わす映像信号を形成する映像回路部と、 前記ケーシングの内部に前記スチルカメラ部の後方に配
    設され、前記映像信号をビデオテープに記録するビデオ
    テープ記録部とを有し、 前記ケーシングの上面には、前記スチルカメラ部へフィ
    ルムを装填するための第1の開口と、前記ビデオテープ
    記録部へビデオテープカセットを装填するための第2の
    開口とが設けられ、 第1の開口は、前記フィルム有するパトローネが該フィ
    ルムのリーダ部が引き出された状態で該パトローネの所
    定の長手軸方向からのみ挿入されるのを許容する形状を
    有し、 前記ケーシングの第1の開口を形成する端縁は、前記フ
    ィルムが装填される際、該フィルムの巻きぐせを矯正す
    るような形状を有することを特徴とするスチルカメラ付
    きビデオカメラ。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載のスチルカメラ
    付きビデオカメラにおいて、前記ケーシングの第1の開
    口を形成する端縁は、第1の開口の前記パトローネを受
    け入れる部分から該フィルムの巻取り方向に向って傾斜
    する形状をなすことを特徴とするスチルカメラ付きビデ
    オカメラ。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項記載のスチルカメラ
    付きビデオカメラにおいて、前記ケーシングの第1の開
    口を形成する端縁は、前記フィルムの挿入される方向に
    対して傾斜ないしは丸みのある面を有することを特徴と
    するスチルカメラ付きビデオカメラ。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項記載のスチルカメラ
    付きビデオカメラにおいて、前記ケーシングの第1の開
    口を形成する端縁の前記パトローネを受け入れる部分の
    近傍には、前記フィルムが挿入される直前に該フィルム
    のリーダ部と当接して該リーダ部を第1の開口の内部に
    案内する突起が形成されていることを特徴とするスチル
    カメラ付きビデオカメラ。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第1項記載のスチルカメラ
    付きビデオカメラにおいて、 前記ケーシングは、前記スチルカメラ用撮像光学系およ
    びスチルカメラ部を収納する筐体と、 該筐体が該ケーシングの一部に対して第1の開口を画成
    する第1の位置、および第1の開口を閉鎖する第2の位
    置を選択的にとるように該筐体を前記ケーシングに可動
    的に保持する保持手段とを含むことを特徴とするスチル
    カメラ付きビデオカメラ。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第1項記載のスチルカメラ
    付きビデオカメラにおいて、前記所定の長手軸方向は、
    前記フィルムのリーダ部の切欠きが第1の開口の奥行方
    向に向く方向であることを特徴とするスチルカメラ付き
    ビデオカメラ。
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