JPH095840A - カメラの配置構造 - Google Patents

カメラの配置構造

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JPH095840A
JPH095840A JP15187595A JP15187595A JPH095840A JP H095840 A JPH095840 A JP H095840A JP 15187595 A JP15187595 A JP 15187595A JP 15187595 A JP15187595 A JP 15187595A JP H095840 A JPH095840 A JP H095840A
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JP
Japan
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image
recording
mode
camera
optical system
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Application number
JP15187595A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Honda
努 本田
Kiyoshi Seigenji
潔 清玄寺
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、入射した光束を分割して第
1の撮像と第2の撮像を行い、かつ一方の撮像が撮像素
子で行われるカメラにおいて、撮像素子で撮像された像
をファインダ観察するにあたって合焦状態を判定し易
く、かつ被写界深度の判定も容易な構成を得ることであ
る。また、撮像された像をさらに記録するにあたっては
明瞭な画像を記録できる構成を得ることである。 【構成】 撮影光学系を介して入射した光束を分割して
第1の撮像と第2の撮像を行うとともに、第1の撮像を
撮像素子によって電子的に行うカメラにおいて、撮影光
学系によって形成される結像位置に設置された光拡散性
を有する拡散板と、拡散板上に形成された像を上記撮像
素子に導くリレー光学系とを設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入射した光束を分割し
てそれぞれ撮像を行うカメラに関する。ここで、撮像の
少なくとも一方はCCDなどの撮像素子によって電子的
に撮像されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、入射した光束を分割して一方の撮
像を銀塩フィルムで行い、他方の撮像を撮像素子で行う
カメラとして特開平3−274033号が知られてい
る。この従来技術によると、入射した光束の内、一方は
直進して銀塩フィルム上に結像し、他方は反射された後
に縮小光学系を介して撮像素子上に結像するように構成
されている。撮像素子によって撮像された画像は記録さ
れるとともにファインダ画像としてCRTに表示され
る。上記従来技術において、撮像素子に撮像される画像
は縮小光学系に入射する前に撮影レンズによる一次像を
形成すると考えられるが、一次像に相当する位置には何
も部材が設置されておらず、一次像は空中像として形成
されるものであると推察される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】銀塩フィルムで撮像を
行なうとともに撮像素子で像を撮像しようとする場合に
次のような条件が考えられる。即ち、撮像素子は撮像面
積の大きなものは高価であるため、一般に面積がかなり
小さなものが使用されている。図18にその比較を示し
ているが、面積の大きな1インチサイズの撮像素子であ
ってもフィルムの撮影画面よりもかなり小さいことが分
かる。そのため、入射した光束の大きさを撮像面積に合
わせるためにリレー光学系などの縮小光学系が必要とな
る。一般には撮像素子としては1/4〜1/2インチの
大きさのものが使用されるので、リレー光学系はおよそ
1/10〜1/4程度の倍率のものを使用しなければな
らない。また、カメラ内部における設置スペースには制
限があるためリレー光学系には余り明るいものが使用で
きないことが多い。
【0004】このような条件があるため、撮像された像
を電子ビューファインダで観察するには次のような問題
が生じる。すなわち、図19に例示するように、リレー
光学系RLとして倍率β=1/8、絞り値F=2.0
(=aと置く)のものを使用すると仮定する。このと
き、撮影レンズTLからの光束は一次像面IMG1で拡
散することなくそのままリレー光学系RLに入射するこ
とになる。従って、撮影レンズTLから入射した光束の
うち、リレー光学系RLを通過して二次像IMG2を形
成するために使用されるのはa/β=16.0、すなわ
ちF16.0に相当する光束だけである。たとえば撮影
レンズとして開放絞り値F=4.0程度のものを使用し
たと仮定しても、F16.0に相当する光束よりも外側
を通過する光束(図中斜線を施した部分の光束)は無駄
になってしまう(撮像されない、つまりファインダ画像
として使用されない)ことになる。
【0005】このような状態では、撮像した二次像を電
子ビューファインダで再生したとしても合焦状態を肉眼
で判定することはきわめて困難(所謂「ピントの山」の
確認が困難)であり、また被写界深度の判定も困難であ
るという問題が生じる。これを解消するためにはリレー
光学系の絞り値aを小さなものにする(明るい光学系を
使用する)か、あるいは倍率βを大きくする(縮小率を
小さくする)かのいずれかを採用すれば良いが、前者の
場合にはリレー光学系自体が高価で嵩張るものになり、
後者の場合には撮像面積の大きな撮像素子を使用するこ
とになって撮像素子が高価になる。いずれにしても現実
には採用できないものである。
【0006】本発明の目的とするところは、入射した光
束を分割して第1の撮像と第2の撮像を行い、かつ一方
の撮像が撮像素子で行われるカメラにおいて、撮像素子
で撮像された像をファインダ観察するにあたって合焦状
態を判定し易く、かつ被写界深度の判定も容易な構成を
得ることである。また、撮像された像をさらに記録する
にあたっては明瞭な画像を記録できる構成を得ることで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、撮影光学系を介して入
射した光束を分割して第1の撮像と第2の撮像を行うと
ともに、第1の撮像を撮像素子によって電子的に行うカ
メラにおいて、撮影光学系によって形成される結像位置
に設置された光拡散性を有する拡散板と、拡散板上に形
成された像を上記撮像素子に導くリレー光学系とを設け
たものであり、請求項2の発明ではさらに拡散板はその
光拡散性が可変である。
【0008】また、請求項3の発明においては、カメラ
はさらに、上記撮像素子によって撮像された画像を記録
する記録手段と、上記記録手段による記録モードを変更
する変更手段とを有し、記録モードに応じて上記拡散板
の光拡散性が変更されるものである。
【0009】あるいは、請求項4の発明においては、カ
メラはさらに上記撮像素子によって撮像された画像を記
録する記録手段を有するとともに、上記第2の撮像は感
光記録媒体によって行われるものであり、上記拡散板は
上記記録手段による記録が行われる際には光拡散性が減
少し、上記感光記録媒体による記録が行われる際には光
拡散性が増加するように制御される。
【0010】一方、請求項5の発明においては拡散板は
上記結像位置たる第1位置と上記撮影光学系の光路から
退避した第2位置との間で可動に設置され、請求項6の
発明では、カメラはさらに上記撮像素子によって撮像さ
れた画像を記録する記録手段を有するとともに、上記第
2の撮像は感光記録媒体によって行われるものであり、
上記拡散板は上記記録手段による記録が行われる際には
上記第2位置に移動し、上記感光記録媒体による記録が
行われる際には上記第1位置に移動するように制御され
るものである。
【0011】
【作用】本発明の構成によると、拡散板上に結像された
ものが撮像素子で撮像される。この画像は拡散されてい
るため、暗く縮小率が高い光学系を介して撮像しても光
束に無駄が生じることなく、ファインダ像として観察さ
れる際に合焦状態が分かり易く、また被写界深度も分か
り易くなる。つまり、図20の左側部分に示すように、
撮影レンズTLで形成された一次像IMG1は拡散板D
Pで拡散される。そして、図20の右側部分で示される
ようにその拡散光束はリレー光学系RLによって再度二
次像IMG2として結像される。つまり、空中像のよう
に撮影レンズからの光束がそのまま直進してリレー光学
系に入射するのでなく、一度拡散光となった上で像全体
が再結像されるので光束の外側の部分がリレー光学系に
まったく入射しないといった事態にはならない。さら
に、撮像された画像が電子的に記録される際には拡散板
の光拡散性が減少し、あるいは拡散板が撮影レンズ光路
から退避することによって明るく明瞭な画像が記録され
る。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。本実施例は感光記録媒体としての銀塩フィルム
(以下単にフィルムという)上への撮影とともに、撮像
素子によって撮像された画像を磁気テープなどのメディ
ア上に動画及び静止画として撮影可能なカメラである。
磁気テープに代えて磁気ディスクや光磁気ディスク、メ
モリーカードなど様々なメディアが使用可能である。な
お、本実施例に使用されるフィルムはフィルム容器上な
どに電子記録媒体を有し(フィルム容器とは別体の記録
媒体でもよい)、カメラは撮影に関する情報を該記録媒
体に電子的に記録できるものである。
【0013】図1〜図4は本発明が採用されたカメラの
外観図であり、それぞれカメラを正面、上面、後面、底
面から見たものである。本発明の要部に係る説明に先立
ち、まずカメラの外面に設置されている種々の操作部材
や表示部材についての説明を行う。図1〜図4におい
て、カメラ本体Cは大きく分けて本体部CBとグリップ
部CGに分けられる。本体部CBの前面には撮影レンズ
Lが交換可能に装着されており、カメラ前面に設けられ
たレンズ交換ボタンLRの押圧により撮影レンズLのロ
ックが解除される。一方、カメラ上面にはフラッシュを
交換可能に装着するためのアクセサリーシューHSが設
けられている。また図2において本体部CBの左端には
フィルム容器を交換するための摘みFCが設置されてお
り、この摘みFCの操作によって図示しないフィルム容
器収納室の蓋が開く。さらに図2に示すようにグリップ
部CGの上面にはデッキ蓋摘みDCが設置されており、
この摘みDCの操作によって磁気テープからなるメディ
アを装填するデッキ部を開けることができる。すなわ
ち、図5、6に示すように、グリップ部CGがその前端
を軸として上から見て反時計方向に回動することにより
本体部CBとの間が開き、デッキ部が露出し、メディア
(磁気テープ)を後方へ挿脱することができる。
【0014】次に本実施例の外観構成を詳しく説明す
る。図2に示すように本体部分CBの上面左端にはカメ
ラの主電源をオンオフするとともに動作モードを切り換
えるための動作モードダイヤル1が設置されている。動
作モードダイヤル1には主電源をオフにするためのオフ
位置OFF、動画をビデオ撮影すると同時にフィルム上
にも撮影を行うための同時撮影モード位置PM、フィル
ムのみへ撮影を行うフィルム撮影モードPH、動画のビ
デオ撮影のみを行う動画ビデオ撮影モード位置MV、記
録されているビデオ画像を再生するビデオ再生モード位
置V、静止画をビデオ撮影する静止画ビデオ撮影モード
位置SV、フィルム容器上に電子的に記録された撮影情
報を書き換えるための編集モード位置Eの各位置に設定
可能になっている。
【0015】一方、グリップ部CGの上面前方寄りには
シャッタレリーズボタン3が設けられており、押圧され
ることによってフィルム撮影が行われる。シャッタレリ
ーズボタン3の前方には露出モードダイヤル5が回動可
能に設置されている。さらにグリップ部CGの後部には
プログラムボタン7が設置されており、このプログラム
ボタン7を単独で操作することで露出モードをプログラ
ムモード(Pモード)に設定することができ、さらにプ
ログラムボタン7を押しながら上記露出モードダイヤル
5を回動させることにより露出モードを絞り優先モード
(Aモード)、シャッタ速度優先モード(Sモード)、
マニュアルモード(Mモード)に設定することができ
る。なお、露出モードは上記動作モードによっては設定
できないものもあるが、詳細は後述する。また、各露出
モードにおいてダイヤル5を単独で回動させることによ
り絞り値AVとシャッタ速度TVとを変更設定すること
ができる。
【0016】一方、動作モードダイヤル1の前方にはモ
ードボタン9が設置されており、このモードボタン9を
押しながら上記露出モードダイヤル5を回動させること
によってフィルム撮影と静止画ビデオ撮影における撮影
シーンを選択することができる。本実施例のカメラにお
いては、ポートレート、風景、クローズアップ、スポー
ツ、夜景の5種の撮影シーンがあらかじめプログラムさ
れている。ポートレートシーンでは絞りを開放寄りに制
御することで浅い被写界深度による撮影が行われ、風景
シーンでは絞りを絞り込むように制御することで近距離
から遠距離まで広い範囲の風景を明瞭に撮影することが
できる。クローズアップシーンでは被写界深度を深くす
るように絞りを絞り込むとともに手振れを考慮した制御
が行われ、スポーツシーンでは移動する被写体を明瞭に
撮影できるようにシャッタ速度が高速になるように制御
される。また、夜景シーンでは夜景が撮影できるように
遅いシャッタ速度が選択されるとともにフラッシュが発
光するよう制御される。
【0017】上記動作モードダイヤル1に隣接してフィ
ルム撮影画面のアスペクト比(縦横比)を変更するため
の第1画面変更ダイヤル13が設置されている。このダ
イヤル13の設定によってフィルムに撮影された画像を
後日プリントする際のアスペクト比がフィルム容器上の
記録媒体に記録される。即ち、このダイヤル13をCの
位置に設定することによってアスペクト比が約2:3の
通常比によるプリントが指定され、Hの位置に設定する
ことにより約9:16のハイビジョン比、Pの位置に設
定することにより約1:3のパノラマ比が指定される。
さらに、第1画面変更ダイヤル13に隣接して動画ビデ
オ撮影画面のアスペクト比を変更するための第2画面変
更ダイヤル15が設置されている。このダイヤルをNの
位置に設定することによって通常比の画面で撮影がなさ
れ、Hの位置に設定することによってハイビジョン比の
画面での撮影がなされる。
【0018】上記第1画面変更ダイヤル13の前方には
レリーズモード切り替えボタン17であり、フィルム撮
影時、及び静止画ビデオ撮影時にこのボタン17を押す
ごとに単写(シャッタレリーズボタンを一度押圧するご
とに一コマずつ撮影が行われる)、連写(シャッタレリ
ーズボタンを押圧し続けている間連続して撮影が行われ
る)、セルフタイマ撮影が順次設定される。セルフタイ
マ撮影時には、本体部CBの前面に設置されているLE
D等からなるセルフタイマランプ18が遅延時間中点滅
する。一方、本体部CBの前方でグリップ部CGに近接
した位置に赤目軽減ボタン19が設置されており、フラ
ッシュを使用してフィルム撮影や静止画ビデオ撮影を行
うときにこのボタン19を押圧するとフラッシュ発光の
前に予備的に発光が行われ、赤目現象の発生が抑制され
る。
【0019】図1に示されるように、本体部CBの前面
の上部には動画ビデオ撮影が行われる際に録音を行うた
めのステレオマイクロホン21が設置されている。ま
た、本体部の下部には兼用ボタン23が設置されてい
る。このボタン23は、動画ビデオ撮影が行われるモー
ド、即ち同時撮影モード時と動画ビデオ撮影モード時に
押圧されることによってフェードアウトが開始され、静
止画撮影が行われるモード、即ちフィルム撮影モードと
静止画ビデオ撮影モード時に押圧されることによって所
謂プレビュー動作(実際に撮影される条件と同じ条件で
電子ビューファインダ上への再生が行われ、撮影効果を
確認することができる動作)が行われる。
【0020】図3において、本体部CBの後面にはカラ
ー液晶からなる電子ビューファインダFINが設置され
ている。このファインダFINは本体部CBとグリップ
部CGとにそれぞれ設置されたポップアップボタンPU
1とPU2によって2種の態様でポップアップすること
ができる。まず、図7に示すように電子ビューファイン
ダFINは後方へ移動するよう付勢されているととも
に、図8に示すようにグリップ部CGとともに上端を軸
として回動するよう付勢されている。よって、上記ボタ
ンPU2を操作することにより係止が外れ、まず、図7
のように後方にスライドし、続いて図8のようにスイン
グする。この状態では、ウエストレベルでの撮影が容易
になる。一方、図9に示すように電子ビューファインダ
FINはグリップ部CGとの境界付近を軸として回動す
るように付勢されており、上記ボタンPU1を操作する
ことによって横にスイングする。この状態では、縦位置
撮影におけるウエストレベルでの撮影が容易になる。
【0021】上記電子ビューファインダFINの下部の
一方にはインファインダ表示切り替え操作部33が設置
されており、その操作によりファインダFIN内におけ
るメッセージ表示のオン・オフを切り換えることができ
る。また、電子ビューファインダFINの下部の他方に
は映像音量切り替え操作部35が設置されており、この
操作部35の操作により、ビデオ再生モード時には再生
音声の音量を変えることができ、また各種撮影時におけ
る電子ビューファインダFINの明るさや色合いなどの
映像調整にも使用される。また、電子ビューファインダ
FINの下縁に沿ってデッキ部に装填された磁気テープ
の巻戻しや早送り等を操作するための操作部材が並んで
いる。
【0022】一方、グリップ部CGの上部には動画ビデ
オ撮影可能なモード即ち同時撮影モード時と動画ビデオ
撮影モード時に押圧されることによって動画ビデオ撮影
を開始・終了させる録画ボタン25が設けられている。
この録画ボタン25は静止画撮影されるモード、即ち静
止画ビデオ撮影モード時とフィルム撮影モード時には上
記兼用ボタン23と同時に押圧されることによって絞り
開放状態での撮像画像が上記ファインダFIN上に再生
される。また、静止画ビデオ撮影モード時とフィルム撮
影モード時においてさらにMモードが設定されていると
き、この録画ボタン25を押圧しながら上記露出モード
ダイヤル5を回動させることによって絞り値AVを変更
することができる。
【0023】グリップ部CGの下部には手振れ防止ボタ
ン27が設置されている。この手振れ防止ボタン27を
動画ビデオ撮影可能なモード即ち同時撮影モード時と動
画ビデオ撮影モード時に押圧することによって手振れ防
止機能をオン・オフすることができる。また、静止画撮
影されるモード、即ち静止画ビデオ撮影モード時とフィ
ルム撮影モード時にこのボタン27を押圧しながら上記
露出モードダイヤル5を回動させることによって露出補
正量を変更することができる。
【0024】上記手振れ防止ボタン27に隣接してフラ
ッシュ強制発光ボタン29とスピーカ30が設置されて
いる。静止画撮影されるモード、即ち静止画ビデオ撮影
モード時とフィルム撮影モード時にフラッシュ強制発光
ボタン29を押圧することによってフラッシュの強制発
光が指示され、被写体の輝度と関係なく撮影時に必ずフ
ラッシュが発光するように制御される。上記モードにお
いてこの操作が行なわれない場合には、フラッシュは被
写体輝度に応じて低輝度時自動発光する。また、ビデオ
再生モード時に上記スピーカ30から音声が再生され
る。
【0025】さらに、グリップ部CGの上部には撮影レ
ンズLのレンズの焦点距離を変更するためのズーム操作
部31が設置されている。このズーム操作部31はシー
ソー式のスイッチで構成されており、上端を押圧すれば
望遠側に、下端を押圧すれば広角側にそれぞれ焦点距離
が変更される。カメラの底面には図4に示すように電池
収納室の蓋37、三脚取付ネジ穴39が設置されてい
る。さらに、フィルムをロールの途中で巻き戻すための
途中巻戻しボタン41、カメラ外の装置とデータを交換
するための外部出力ポート43が設置されている。
【0026】図2に戻り、カメラCのグリップ部CGの
上面には、シャッタレリーズボタン3とプログラムボタ
ン7との間の位置に液晶表示部11が設けられ、上述し
た各種の操作によって設定された様々なモードやパラメ
ータが表示される。表示の形態は図10に詳細に示され
ている。即ち、上部には各種のカメラ撮影モードを現す
C、ビデオ再生モードを現すV、編集モードを現すEか
らなる動作モード表示部D1が設置されている。その左
方には各種カメラ撮影モード時におけるカメラ動作モー
ド表示部D3が設置されており、フィルム撮影モードP
H、動画ビデオ撮影モードMV、静止画ビデオ撮影モー
ドSVが表示される。なお、静止画ビデオ撮影モードの
V表示は動画ビデオ撮影モードのV表示と兼用される。
上記動作モード表示部D1の下方にはデッキ部に装填さ
れた磁気テープの走行状態を表すテープカウンタD5、
さらにその下方には日付表示部D7が設置されている。
【0027】液晶表示部11の下方左端には縦に撮影シ
ーン表示部D9が設置されており、ポートレート、風
景、クローズアップ、スポーツ、夜景の5種の撮影シー
ンを現す絵表示が設けられている。撮影シーン表示部D
9の右方には上部から、シャッタ速度表示部D11、露
出補正表示部D13、絞り値と露出補正値の兼用表示部
D15、赤目軽減モード表示部D17、P・S・A・M
の4種の露出モード表示部D19、マニュアルフォーカ
スモード表示部D21、電池の容量表示部D23、巻上
げモード表示部D25、ワイヤレスフラッシュ表示部D
27、セルフタイマモード表示部D29、フィルムカウ
ンタD31、フィルム装填表示部D33が設置されてい
る。
【0028】図2に戻って、カメラに装着された撮影レ
ンズLには合焦状態を任意に電動で変更するためのフォ
ーカスリングFR、焦点距離を任意に電動で変更するた
めのズームリングZR、自動焦点と手動焦点とを切り換
えるための切り替えボタン45が設置されている。
【0029】次に、図11ないし図14に基づき、本実
施例のカメラの内部の構成について説明を行う。図11
はカメラ内部の構成を総合的に示すもので、カメラ本体
C、撮影レンズL、フラッシュFの3つのユニットから
なっている。カメラ本体CはカメラマイコンC01、撮
影レンズはレンズマイコンL01によって制御され、フ
ラッシュFはマイコンを含むフラッシュ制御部F01に
よって制御される。各マイコンはカメラレンズ間接点C
30、カメラフラッシュ間接点C20を介して相互にデ
ータを交信するとともに、カメラマイコンC01の指示
のもとにそれぞれのユニット内の制御を行う。撮影レン
ズLには光学系の焦点を合わせるためのフォーカスモー
タL09、焦点距離を変更するためのズームモータL0
7、絞りL11と絞りを制御するための絞りモータL1
2が設置されている。
【0030】カメラ本体Cには、撮影レンズLから入射
した撮影光束AXの一部を透過させるとともに他の一部
を上方に反射させる半透鏡からなる主ミラーC04が撮
影光束AXに対して45度の角度に設置されている。主
ミラーC04の後方には補助ミラーC05が光路から退
避可能であるよう可動に設置され、主ミラーC04を透
過した光束を下方に反射させる。補助ミラーC05によ
って反射された光束はカメラの下方に進んで焦点検出装
置C02に入射し、撮影レンズLの合焦状態が検出され
る。焦点検出装置C02による検出結果はカメラマイコ
ンC01に伝達され、焦点を合わせるために必要な情報
がカメラレンズ間の接点C30を介してレンズマイコン
L01に伝達される。レンズマイコンL01は伝達され
た情報を元にフォーカスモータL09を制御して焦点を
合わせる。
【0031】一方、上記補助ミラーC05の後方にはシ
ャッタC07が設置されており、その後方にカメラ本体
Cに装填されたフィルムFが位置している。このフィル
ムFへの撮影時には上記補助ミラーC05が撮影光路外
に退避するとともに、シャッタ駆動装置C06によって
シャッタC07が開閉されて露出が行われ、その後フィ
ルムFはフィルム給送装置C09によって一コマ分給送
される。また、上記主ミラーC04によって反射された
光束はカメラの上方に向かい、上記フィルムFと等価な
位置に設置された焦点板C38上に一次像を形成する。
該焦点板C38は所定の光拡散性を有する部材からな
り、請求項に記載された拡散板に相当するものである
が、その詳細については後述する。
【0032】上記焦点板C38の上方にはコンデンサレ
ンズC10が設けられ、さらにその上方に一部光透過性
を有するミラーC11が設置されている。このミラーC
11を透過した光束はミラーC11の裏面側に設けられ
た輝度測定装置C12に入射して測光される。測光結果
は、上記カメラマイコンC01に伝達され、上記シャッ
タ駆動装置C06の制御に使用されるとともに、カメラ
マイコンC01からレンズマイコンL01にも伝達され
ることによって絞りモータL12が制御され、絞りL1
1が駆動される。上記ミラーC11によって反射された
光束はカメラの後方に進み、NDフィルタC13を透過
する。NDフィルタC13は色バランスを変化させずに
透過光量のみを調節するために設けられているもので、
その面方向に沿った位置により濃度が異なる。そして、
フィルタ制御装置C15によってその位置が変更され、
透過光量が変えられる。
【0033】NDフィルタC13を透過した光束はその
後方に設けられたリレー光学系C14に入射する。リレ
ー光学系C14内にはリレー絞りC18が設置されてお
り、リレー絞り制御装置C19によって制御される。リ
レー光学系C14は上記焦点板C38上に形成された一
次像を撮像素子の大きさ(撮像面積)に合わせて縮小す
るもので、光学的ローパスフィルタC16、赤外光カッ
トフィルタC17を経て撮像素子C21の撮像面に二次
像を形成するものである。
【0034】撮像素子C21上の像は駆動パルス発生部
C23からのパルスによって順次読み出され、撮像処理
部C22、画像処理部C24で処理が行われ、電子ビュ
ーファインダC27(FIN)上に表示されるととも
に、そのときの動作モードに応じ、録再変換部C25を
経て磁気ヘッドC26によって適宜磁気テープMT上に
記録される。磁気テープMTはテープ駆動部C36によ
って制御される。また、上記画像処理部C24で処理さ
れた画像は必要に応じて外部出力ポートC32(43)
を介して外部の機器に送られる。また、磁気テープMT
上に記録された画像は必要に応じて磁気ヘッドC26、
録再変換部C25、画像処理部C22を介して電子ビュ
ーファインダC27(FIN)上に再生される。
【0035】一方、カメラ本体Cの前面に設置されたス
テレオマイクロホンC34(21)が集音した音声は音
声処理部C31によって処理されて録再変換部C25、
磁気ヘッドC26を経て、画像とともに磁気テープMT
上に記録される。また、必要に応じて外部出力ポートC
32(43)を介して外部の機器に送られる。
【0036】また、磁気テープMT上に記録された音声
は必要に応じて磁気ヘッドC26、録再変換部C25、
音声処理部C31を介してスピーカC33(30)によ
って再生される。以上の撮像、録音、再生の各処理につ
いては、図12を用いて後述する。
【0037】なお、図11においてCOPは図1ないし
図4に基づいて説明した各種の操作部材をまとめて現し
たものであり、C35は図10に基づいて説明した液晶
表示部11を示すものである。前者はカメラマイコンC
01に情報を伝達し、後者はカメラマイコンC01から
の情報によって表示を行う。C03はカメラのブレを検
出してカメラマイコンC01に伝達するものである。ま
た、BATはカメラ本体C及び撮影レンズLの駆動電源
となる電池を現している。
【0038】次に撮影レンズLの構成を説明する。撮影
レンズLは固定部材L13上にフォーカスリングL06
(FR)、フォーカスエンコーダL02、ズームリング
(ZR)L03、ズームエンコーダL04、焦点距離検
出部L05が設置されている。フォーカスリングL06
は手動で操作されるものであって、上記切り替えボタン
45が手動焦点に設定されているとき操作されると、そ
の操作方向と操作量がフォーカスエンコーダL02によ
って検出され、検出結果がレンズマイコンL01に伝達
されてフォーカスモータL09が駆動される。また、ズ
ームリングL03も手動で操作されるものであって、そ
の操作方向と操作量がズームエンコーダL04によって
検出され、検出結果がレンズマイコンL01に伝達され
てズームモータL07が駆動される。なお、焦点距離は
上記撮影シーンに応じてカメラマイコンC01側からの
指示により変更することも可能で、その際には上記焦点
距離検出部L05によって検出された現在の設定焦点距
離とズームモニタL08によってモニタされるズームモ
ータL07の駆動量とに応じてズーム制御がなされるも
のである。
【0039】ここで、以上に述べた構成のうち光学系の
部分のみを抜粋して示したものが図13及び図14であ
る。図13においては、リレー光学系C18の前にND
フィルタC13が設置されているがリレー絞りはない。
また、図14においてはリレー絞りC18が設置されて
いるがNDフィルタは設置されていない。つまり、これ
らの図はNDフィルタとリレー絞りは撮像素子C21へ
の入射光量を制御すべく設けられた等価なものであるこ
とを示している。
【0040】次に、図12を参照し、撮像、録音、再生
の各処理について詳述する。図12において破線で囲ん
だ部分は画像の処理に関する部分であり、カメラマイコ
ンC01からの指示によって制御されている。撮像素子
C21上の像は駆動パルス発生部C23からのパルスに
よって順次読み出される。読み出された画像信号は撮像
処理部C22において駆動パルス発生部C23からのパ
ルスに基づいて、即ち読み出しと同期してサブサンプリ
ング(C22−A)などのアナログ処理がなされ、さら
にA/D変換部C22−Bにおいてアナログ/デジタル
変換される。デジタルに変換された画像信号は画像処理
部C24のγ変換部C24−Aでγ変換処理され、Y/
C分離部C24−Bで輝度信号(Y)と色度信号(C)
に分離された後、WB変換部C24−Cでホワイトバラ
ンスが調整され、メモリC24−Dに一旦記憶される。
メモリC24−Dに一時的に記憶された画像信号はカメ
ラマイコンC01からの指示によって演算制御部C24
−Eで画像処理され、他のメモリC24−Fに再度記憶
される。さらに、スーパーインポーズ部C24−Gにお
いて、カメラマイコンC01からの指示によってこの画
像信号にスーパーインポーズされるべき文字等のデータ
が加えられ、電子ビューファインダC27に送られる。
電子ビューファインダC27内では、変換部C27−A
において、受け取った画像信号を液晶を駆動するための
信号に変換し、表示部C27−Bを駆動する。一方、上
記他のメモリC24−Fに記憶された画像信号は録再変
換部C25に送られ、記録に適したフォーマットに変換
された後、磁気ヘッドC26によって磁気テープMTに
記録される。また上記他のメモリC24−Fからの画像
信号は上記外部出力ポートC32にも送られる。
【0041】図12においてC31は音声処理部であ
り、ステレオマイクロホンC34によって集音された音
声は電圧制御増幅器C31−Aによる増幅を経てA/D
変換部C31−Bでアナログ/デジタル変換され、さら
に処理回路C31−Cで圧縮等のデジタル処理がなされ
た後、録再変換部C25で記録に適した信号に変換され
る。そして上記画像とともに磁気ヘッドC26によって
装填された磁気テープMT上に記録される。
【0042】また、磁気テープMTに記録された画像と
音声は磁気ヘッドC26によって読み出され、録再変換
部C25で画像信号と音声信号とに分離されるとともに
記録前のフォーマットのデータに戻される。そして画像
データはメモリC24−Dに転送され、以降、撮像され
たときと同様の処理を経て電子ビューファインダC27
で表示される。一方、音声データは音声処理部C31の
処理回路C31−Cに転送され、D/A変換部C31−
Dでデジタル/アナログ変換され、出力アンプC31−
Eによって増幅されてスピーカC33から再生される。
なお、メモリC24−Fからの画像信号と処理回路C3
1−Cからの音声信号は外部出力ポートC32にも送ら
れ、必要に応じて外部のモニタ等の再生装置によって再
生されたり、あるいはコンピュータによるレタッチ等が
行われる。
【0043】次に、図15を参照して、図11における
焦点板C38の詳細について説明する。焦点板C38は
コンデンサレンズC10の下方においてその前端と後端
がそれぞれガイドレールC40によって横方向にスライ
ド可能にガイドされている。さらに、焦点板C38には
軸C42を中心に回動可能な切り替えレバーC41が係
合しており、動作モードをフィルム撮影モードPHに設
定したときに切り替えレバーC41が時計方向に回動し
て焦点板C38をコンデンサレンズC10の下部に挿入
する。また、フィルム撮影モードPH以外のモードに設
定したときには切り替えレバーC41は反時計方向に回
動して焦点板C40をコンデンサレンズC10の下部か
ら退避させる。
【0044】焦点板をスライドさせるためのより具体的
な構成を図21に例示する。図の上部に示したように焦
点板C38は下面に開口が形成された枠部材FMに嵌め
込まれ、接着されている。そして、図の下部に示したよ
うにカメラに固定された一対のガイドレールC40にそ
れぞれ形成されたガイド溝GRに枠部材FMから延びる
ガイドピンGPが嵌合することにより、ガイド溝GRに
沿って焦点板C38がスライド可能となっている。切り
替えレバーC41にはその長手方向に沿って長溝が形成
されており、さらにその長溝にガイドピンGPの一つが
嵌合している。これにより、切り替えレバーC41が回
動すると長溝に嵌合しているガイドピンGPが駆動さ
れ、焦点板C38がスライドする。
【0045】なお、この例では透明板TPが焦点板C3
8に併設されており、焦点板C38がコンデンサレンズ
C10の下方から退避したときに透明板TPがコンデン
サレンズC10の下方に侵入するようになっている。こ
の透明板TPは焦点板C38と同じ厚さを有する同一の
素材で形成されており、拡散性がないことだけが相違し
ている。これは、焦点板C38を退避させると僅かなが
ら実質的な光路長が変化するため、何も配置しなければ
撮像素子上での結像位置がずれるからであり、透明板T
Pを配置することにより拡散性のみを変え、その他の条
件を同一に保つことができるのである。なお、焦点板C
38は表面が粗面になるように処理されたものでもよい
が、不規則な面でなく所定の規則的な凹凸を形成するよ
うに構成されたものであればより明瞭な像を形成するこ
とができる。
【0046】<フィルム撮影モード>次に、フィルム撮
影モード時における本実施例の動作について説明を行な
う。フィルム撮影を行なうには、まず図2に示された動
作モードダイヤル1をPHの位置に設定する。すると、
この動作が機械的に、もしくは電気的に図15における
切り替えレバーC41に伝達され、該レバーC41が時
計方向に回動して焦点板C38がコンデンサレンズC1
0の下方に挿入される。また、カメラマイコンC01は
カメラの各部をフィルム撮影に適した状態に設定する。
撮影シーン(ポートレートなど)や露出モード(絞り優
先モードなど)は、前回フィルム撮影モードが選択され
ていたときに設定されていたものが記憶されており、自
動的に選択される。また、カメラマイコンC01はカメ
ラに装填されているフィルムの感度を読み取り、撮像素
子C21の感度との差に基づきリレー絞りC18の開口
径とNDフィルタC13の濃度の組み合わせを決定す
る。また同時に図12において破線で囲まれた部分、す
なわち画像の処理に関する構成が起動する。
【0047】図11において撮影レンズLを通って入射
した光束は上述した主ミラーC04、ミラーC11、N
DフィルタC13、リレー光学系C14、光学的ローパ
スフィルタC16、赤外光カットフィルタC17を経て
撮像素子C21に入射し、撮像される。撮像後、画像信
号は図12の撮像処理部C22、画像処理部C23で処
理された後、電子ビューファインダC27(FIN)に
表示される。
【0048】ここにおいて、露出モードがAモードに設
定されているときには、撮影レンズLの絞りL11が設
定絞り値に絞り込まれる。一方、このとき撮像処理部C
22のA/D変換部C22−Bの出力、つまり撮像素子
C21の出力に基づいてカメラマイコンC01が駆動パ
ルス発生部C23を制御し、撮像素子C21のシャッタ
速度(電荷蓄積時間)を設定する。露出モードがSモー
ドに設定されているときには、設定シャッタ速度に従っ
て、カメラマイコンC01が駆動パルス発生部C23を
制御し、撮像素子のシャッタ速度(電荷蓄積時間)を設
定する。また、このときの撮像処理部C22のA/D変
換部C22−Bの出力、つまり撮像素子C21の出力に
基づいてカメラマイコンC01からレンズマイコンL0
1に指示が伝達され、撮影レンズLの絞りL11が制御
される。また、露出モードがPモードに設定されている
ときや撮影シーンが設定されているときには上記Aモー
ドまたはSモードのどちらかの動作を行なうようになっ
ている。また、Mモードの場合には撮影レンズの絞りL
11と撮像素子C21のシャッタ速度(電荷蓄積時間)
の両方が設定値に合わせて設定される。
【0049】その後、撮影者がシャッタレリーズボタン
3を半分の深さまで押圧すると、図11に示された焦点
検出装置C02と輝度測定装置C12が起動する。焦点
検出装置C02は撮影レンズLの合焦点状態を検出して
その結果をカメラマイコンC01に送信し、カメラマイ
コンC01はそれに基づいて必要であればレンズマイコ
ンL01に駆動指示の信号を送る。レンズマイコンL0
1は駆動指示に撮影レンズLに特有の条件を加えて演算
を行ない、その結果に基づいてフォーカスモータL09
を駆動させる。一方、輝度測定装置C12は被写体輝度
を検出してその結果をカメラマイコンC01に送る。露
出モードがAモードに設定されているときにはこの輝度
検出結果と設定絞り値とに基づいてフィルムへの撮影の
ためのシャッタ速度が演算されるとともに、そのシャッ
タ速度と等価になるように撮像素子C21のシャッタ速
度(電荷蓄積時間)が決定される。
【0050】露出モードがSモードの場合には、フィル
ムへの撮影のためのシャッタ速度が設定シャッタ速度に
設定されるとともに、そのシャッタ速度と等価になるよ
うに撮像素子C21のシャッタ速度(電荷蓄積時間)が
設定される。そして、シャッタ速度と輝度測定装置C1
2の検出結果とに基づいて絞り値が演算され、カメラマ
イコンC01からレンズマイコンL01に指示が送られ
て絞りL11が制御される。また、露出モードがPモー
ドに設定されているときや撮影シーンが設定されている
ときには上記AモードまたはSモードのどちらかの動作
を行なうようになっている。また、Mモードの場合には
リレー絞りC18とNDフィルタC13の濃度の組み合
わせ、及び撮像素子C21のシャッタ速度(電荷蓄積時
間)の両方が設定値に合わせて設定される。以上のよう
な動作により、撮影者がシャッタレリーズボタン3を半
分の深さまで押圧したとき、すなわち撮影準備動作を行
なったときには、フィルム撮影に使用されるべく設定さ
れ且つ制御される絞り値やシャッタ速度で撮像された結
果が電子ビューファインダFIN上に連続して(動画状
態で)表示される。つまり、プレビュー(動画プレビュ
ー)を行なうことができる。
【0051】一方、このプレビュー画像を静止画として
観察したい場合には、動画プレビュー中に上記兼用ボタ
ン23を操作する。それにより、カメラマイコンC01
は兼用ボタン23が操作されたタイミングにおける1フ
ィールドまたは1フレーム分の画像が図12に示された
メモリーC24−Dに保持されるように指示する。保持
された画像は電子ビューファインダFIN(C27)に
固定的に表示される(静止画プレビュー)。この状態で
再度上記兼用ボタン23を操作するとメモリーC24−
Dへの画像の保持は解除され、再び動画状態となる。
【0052】また、フラッシュ撮影を行なった時の画像
を観察したい場合には、まずアクセサリーシューHSに
フラッシュFを取り付け、フラッシュの電源をオンにす
る。その状態で上記兼用ボタン23を操作すると、カメ
ラマイコンC01はまず撮像素子C21の電荷蓄積時間
をフラッシュ撮影に適切なシャッタ速度(例えば1/6
0秒)に合わせて設定し、電荷蓄積開始に同期させてフ
ラッシュの発光開始を行なう。そして、輝度測定装置C
12によって測光を行なわせ、適正露出となった時にフ
ラッシュ制御部F01にフラッシュ発光の停止を指示す
る。このときの画像はメモリーC24−Dに保持され、
電子ビューファインダFIN(C27)に固定的に表示
される。
【0053】さらに、焦点を手動で合わせる場合のよう
に、絞りを開放にした状態でファインダ像を観察したい
場合には、録画ボタン25と兼用ボタン23を同時に操
作する。この操作により、カメラマイコンC01はレン
ズマイコンL01に指示を送り、絞りL11を開放させ
る。そして、その状態で入射した光束によって撮像を行
ない、撮像処理部C22のA/D変換部C22−Bの出
力、つまり撮像素子C21の出力に基づいてカメラマイ
コンC01が駆動パルス発生部C23を制御し、撮像素
子C21のシャッタ速度(電荷蓄積時間)を設定する。
これにより、撮影レンズLの絞りL11が開放された状
態での画像を観察することができる。また、もしこのと
きリレー絞りC18が絞り込まれた状態になっているな
ら、リレー絞りを開放状態にした上でシャッタ速度(電
荷蓄積時間)を決定すればよい。それにより蓄積時間を
短くすることができるから蓄積中の時間経過による画像
変化が少なくてすみ、それだけ明瞭なファインダ像を得
ることができるのでより容易に焦点合わせを行なうこと
ができる。
【0054】絞りが開放された状態で兼用ボタン23の
みを操作するとカメラマイコンC01は各部の状態を元
の動画の状態に戻し、戻ったときのタイミングで1フィ
ールドもしくは1フレーム分の映像が図24のメモリー
C24−Dに固定されるよう制御する。メモリーC24
−Dに記録された映像は電子ビューファインダC27
(FIN)に静止画として表示される。これにより静止
画状態での絞り効果、シャッタ速度効果、構図などが電
子ビューファインダFINで確認できる。もう一度兼用
ボタン23を押すと再び開放絞りの状態に戻る。もとの
動画の状態に戻すためにはもう一度録画ボタン25を操
作しながら兼用ボタン23を操作する。この同時操作を
検知して、カメラマイコンC01は元の動画の状態に各
部をリセットする。
【0055】次に撮影者がシャッタレリーズボタン3を
最後まで押圧すると、カメラマイコンC01はそれを検
知して補助ミラーC05を撮影光路外へ退避させる。退
避終了信号を受けてカメラマイコンC01はシャッタ駆
動装置C06に対して設定された速度でシャッタC07
を開くように指示する。これによりシャッタC07が開
きフィルムFに対する露光が行なわれる。カメラマイコ
ンC01はシャッタC07が閉じてからフィルム給送装
置C09にフィルムを一コマ分送るように指示し、フィ
ルムが一コマ分送られる。フラッシュ撮影の場合は、前
記のシーケンス中において、シャッタC07が完全に開
いたタイミングでフラッシュ制御部F01に対してフラ
ッシュFの発光が指示され、所定の適正露光量が得られ
たことを示す信号を受け取って発光を停止させる。
【0056】カメラマイコンC01は、シャッタC07
の開きに同期したタイミングでの1フィールドもしくは
1フレーム分の映像を図12のメモリーC24−Dに固
定的に記憶させるよう制御する。メモリーC24−Dに
記録された映像は、電子ビューファインダC27(FI
N)に静止画として表示される。これによりフィルム上
に撮影された映像とほぼ等しい映像が電子ビューファイ
ンダFIN上で確認できる。同時にこの映像を録再変換
部C25に送り磁気テープMTに記録する。従って、磁
気テープMTに記録された画像を再生すれば数コマ前に
記録された映像も確認できる。
【0057】<動画ビデオ撮影モード>次に、動画ビデ
オ撮影モード時における本実施例の動作について説明を
行なう。動画ビデオ撮影を行なうには、まず図2に示さ
れた動作モードダイヤル1をMVに設定する。すると、
この動作に連動して図15における切り替えレバーC4
1が反時計方向に回動して焦点板C38がコンデンサレ
ンズC10の下方から退避する。また、カメラマイコン
C01はカメラの各部を動画ビデオ撮影に適した状態に
設定する。撮影シーン(ポートレートなど)や露出モー
ド(絞り優先モードなど)は、前回動画ビデオ撮影モー
ドが選択されていたときに設定されていたものが記憶さ
れており、自動的に選択される。
【0058】なお、従来技術に関して説明したように、
リレー光学系の倍率がβ=1/8、絞り値がF=2.0
のものを使用するように設定すると絞りによる映像効果
(被写界深度などによる効果)はF=16以下相当のも
のしか得られない。従って、絞り値を変えることによっ
て任意の映像効果を得るべくAモードやMモードを選択
しても実質的な効果は得られない。そこで、Aモードや
MモードのときにもPモードと同じ動作が行なわれるよ
うに構成されている。また撮影レンズLの絞りL11は
開放のまま維持される。
【0059】一方、撮影レンズL及びリレー光学系C1
4を通った光束を撮像素子C21が光電変換し、変換さ
れた信号は図12に関して説明した回路によって映像信
号に変換され電子ビューファインダFINに表示され
る。このとき、露出モードがPモードに設定されている
場合は、図12に示された撮像処理部C22のA/D変
換部C22−Bの出力に基づいて(すなわち、撮像素子
C21の出力に基づいて)カメラマイコンC01で適切
なリレー絞りC18の絞り値とNDフィルタC13の濃
度の組み合わせを設定し、さらに撮像素子C21のシャ
ッタ速度(電荷蓄積時間)は1/60秒になるよう制御
される。また、露出モードがSモードに設定されている
場合は、設定されたシャッタ速度に従ってカメラマイコ
ンC01が駆動パルス発生部C23を制御することによ
り、撮像素子C21のシャッタ速度(電荷蓄積時間)を
制御する。そして、撮像処理部C22のA/D変換部
(C22−B)の出力に基づき、カメラマイコンC01
によってリレー絞りC18とNDフィルタC13の組み
合わせを制御する。撮影シーンが選択されるモードの場
合は、上記PモードとSモードのどちらかの動作が行な
われる。
【0060】撮影者が録画ボタン25を操作すると、カ
メラマイコンC01は録再変換部C25、テープ駆動部
C36を制御し、磁気テープMTに映像の記録を始め
る。もう一度録画ボタン25を操作するとカメラマイコ
ンC01は録再変換部C25、テープ駆動部C36を制
御し、磁気テープMTへの映像の記録が停止する。
【0061】<同時撮影モード>次に、同時撮影モード
時における本実施例の動作について説明を行なう。同時
撮影を行なうには、まず図2に示された動作モードダイ
ヤル1をPMに設定する。すると、この動作に連動して
図15における切り替えレバーC41が反時計方向に回
動して焦点板C38がコンデンサレンズC10の下方か
ら退避する。また、カメラマイコンC01はカメラの各
部を同時撮影に適した状態に設定する。撮影シーン(ポ
ートレートなど)や露出モード(絞り優先モードなど)
は、前回同時撮影モードが選択されていたときに設定さ
れていたものが記憶されており、自動的に選択される。
【0062】なお、動画ビデオ撮影モードに関して述べ
たと同様、絞りによる映像効果(被写界深度などによる
効果)はF=16以下相当のものしか得られないので、
本モードの場合にもAモードやMモードに設定されたと
きの動作はPモードに設定されたときと同じになる。ま
た撮影レンズLの絞りL11は開放のままである。
【0063】一方、撮影レンズL及びリレー光学系C1
4を通った光束を撮像素子C21が光電変換し、変換さ
れた信号は図12に関して説明した回路によって映像信
号に変換され電子ビューファインダFINに表示され
る。
【0064】このとき、露出モードがPモードに設定さ
れている場合は、図12に示された撮像処理部C22の
A/D変換部C22−Bの出力に基づいて(すなわち、
撮像素子C21の出力に基づいて)カメラマイコンC0
1で適切なリレー絞りC18の絞り値とNDフィルタC
13の濃度の組み合わせを設定し、さらに撮像素子C2
1のシャッタ速度(電荷蓄積時間)は1/60秒になる
よう制御される。また、露出モードがSモードに設定さ
れている場合は、設定されたシャッタ速度に従ってカメ
ラマイコンC01が駆動パルス発生部C23を制御する
ことにより、撮像素子C21のシャッタ速度(電荷蓄積
時間)を制御する。そして、撮像処理部C22のA/D
変換部(C22−B)の出力に基づき、カメラマイコン
C01によってリレー絞りC18とNDフィルタの組み
合わせを制御する。撮影シーンが選択されるモードの場
合は、上記PモードとSモードのどちらかの動作が行な
われる。
【0065】撮影者が録画ボタン25を操作すると、カ
メラマイコンC01は録再変換部C25、テープ駆動部
C36を制御し、磁気テープMTに映像の記録を始め
る。もう一度録画ボタン25を操作するとカメラマイコ
ンC01は録再変換部C25、テープ駆動部C36を制
御し、磁気テープMTへの映像の記録が停止する。
【0066】一方、撮影者が上記録画動作中においてシ
ャッタレリーズボタン3を操作すると輝度測定装置C1
2の出力からカメラマイコンC01がシャッタ速度を適
切な値に設定する一方、撮影レンズLの絞りL11を開
放値からF=16までの間の適切な値に設定し、補助ミ
ラーC05を撮影光路から退避させると同時に絞りL1
1を絞り込む。補助ミラーC05の退避と絞り込みの完
了信号を受けてカメラマイコンC01は設定された速度
でシャッタC07を開くようにシャッタ駆動装置C06
に指示する。これによりシャッタC07が開き、フィル
ムF上への露光が行なわれる。シャッタC07が閉じて
からカメラマイコンC01はフィルム給送装置C09に
フィルムFを一コマ分送るように指示し、フィルムFは
一コマ分送られる。フラッシュ撮影の場合は、前記のシ
ーケンス中において、シャッタC07が完全に開いたタ
イミングでフラッシュ制御部F01に対してフラッシュ
Fの発光を指示し、所定の適正露光量が得られたことを
示す信号を受け取って発光を停止させる。
【0067】図16、図17は本願発明にかかる拡散板
(焦点板C38)の他の実施例を示すものである。図1
6は上記実施例同様、焦点板C38はコンデンサレンズ
C10の下方に挿入された状態と下方から退避した状態
の二位置で移動可能なように構成されているが、その移
動がモータMによっておこなわれるところが上記実施例
とは相違している。すなわち、焦点板C38の前端には
2カ所の螺合部C38−A、C38−Bが突出してお
り、両螺合部の内面には雌ネジが形成されている。そし
て、これらの螺合部には雄ネジを有し横に延びる駆動軸
C37が螺合しており、該駆動軸C37はモータMによ
って回転されるように構成されている。一方、焦点板C
38の後端はカメラに形成された横に延びるガイド溝C
39に嵌合している。
【0068】この構成において、上記動作モードダイヤ
ル1をフィルム撮影モードPHに設定すると、モータM
が所定方向に回転し、駆動軸C37のリードに従って螺
合部C38−A、C38−Bが駆動され、駆動軸C37
とガイド溝C39に沿って焦点板C38がコンデンサレ
ンズC10の下方に進入する。また、上記動作モードダ
イヤル1を動画ビデオ撮影モードMVや静止画ビデオ撮
影モードSV、同時撮影モードPMに設定すると、モー
タMが逆方向に回転し、駆動軸C37のリードに従って
螺合部C38−A、C38−Bが駆動され、駆動軸C3
7とガイド溝C39に沿って焦点板C38がコンデンサ
レンズC10の下方から退避する。
【0069】なお、図示していないが、この実施例にお
いても上記第1の実施例の構成(図21の構成)と同様
に透明板を焦点板C38に併設し、焦点板C38が退避
したときに代わって透明板がコンデンサレンズC10の
下方に侵入するようにするとよい。透明板と焦点板C3
8は同一の原板から形成し、半分だけ粗面加工すること
でも形成できるが、第1実施例のように別々に形成して
同一の枠部材に接着するようにしても良い。
【0070】一方、図17は焦点板C38は不動に設置
されている。そして、光路から退避する代わりにその拡
散性が変化するように構成されている。すなわち、焦点
板C38はPN(ポリマーネットワーク)液晶(高分子
分散型液晶ともいう)などのような印加電圧によって拡
散性が変化する性質を有する部材からなり、カメラマイ
コンC01からD/A変換部を介して制御される。この
構成において、上記動作モードダイヤル1をフィルム撮
影モードPHに設定すると、カメラマイコンC01の指
示によって焦点板C38に所定の電圧が印加され、焦点
板C38の拡散性が増加する。また、上記動作モードダ
イヤル1を動画ビデオ撮影モードMVや静止画ビデオ撮
影モードSV、同時撮影モードPMに設定すると、焦点
板C38への印加電圧が除去され、焦点板C38は拡散
性がなくなる。
【0071】図17のような構成においては、印加電圧
を変化させることによって拡散性を無段階、あるいは何
段階かに調節することができる。従って、動画あるいは
静止画ビデオ撮影における特殊撮影にも使用することが
できる。例えば、拡散性を与えた状態で撮像することに
よってソフトフォーカス撮影が行なえる。また、動画ビ
デオ撮影モードにおいて、拡散性を徐々に変化させるこ
とによって特殊なフェードアウトやフェードインを行な
うこともできる。さらに、拡散板を複数の部材で構成す
る(例えば画面の中央部と周辺部とをそれぞれ別の液晶
で構成する)ことによって、部分的にソフトフォーカス
効果を得ることもできる。
【0072】以上の実施例では、撮像素子に入射する光
束の光量はNDフィルタの濃度とリレー絞りの絞り値の
組み合わせにより決定されている。しかし、勿論図1
3、図14に示されるようにNDフィルタとリレー絞り
のどちらか一方のみを設け、単独で光量を調節するもの
であってもかまわない。
【0073】
【発明の効果】本発明の構成によると、拡散された像が
撮像素子で撮像されるので、暗く縮小率が高い光学系を
介して撮像しても光束に無駄が生じることなく、ファイ
ンダ像として観察される際に合焦状態が分かり易く、ま
た被写界深度も分かり易くなる。さらに、撮像された画
像が電子的に記録される際には拡散板の光拡散性が減少
し、あるいは拡散板が撮影レンズ光路から退避すること
によって明るく明瞭な画像が記録される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施例の正面図である。
【図2】上記実施例の平面図である。
【図3】上記実施例の背面図である。
【図4】上記実施例の底面図である。
【図5】上記実施例において磁気テープを装填する動作
を示す平面図である。
【図6】上記実施例において磁気テープを装填する動作
を示す背面図である。
【図7】上記実施例においてファインダをスライドさせ
た斜視図である。
【図8】上記実施例においてファインダを回動させた斜
視図である。
【図9】上記実施例においてファインダを他の態様で回
動させた斜視図である。
【図10】上記実施例における表示部の状態を示す平面
図である。
【図11】上記実施例における内部構成を示す説明図で
ある。
【図12】上記実施例における内部の回路構成を示す説
明図である。
【図13】図11を簡略に示す説明図である。
【図14】図11を他の態様で簡略に示す説明図であ
る。
【図15】上記実施例における拡散板の構成を示す斜視
図である。
【図16】第2の実施例における拡散板の構成を示す斜
視図である。
【図17】第3の実施例における拡散板の構成を示す斜
視図である。
【図18】フィルムと撮像素子の大きさを比較する説明
図である。
【図19】従来技術の概要を示す説明図である。
【図20】本願発明の概要を示す説明図である。
【図21】上記第1の実施例における拡散板の具体的構
成例の要部斜視図である。
【符号の説明】
L:撮影光学系 C21:撮像素子 C38:拡散板 C14:リレー光学系

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影光学系を介して入射した光束を分割
    して第1の撮像と第2の撮像を行うとともに、上記第1
    の撮像を撮像素子によって電子的に行うカメラにおい
    て、 上記撮影光学系によって形成される結像位置に設置され
    た光拡散性を有する拡散板と、 上記拡散板上に形成された像を上記撮像素子に導くリレ
    ー光学系とを有することを特徴とするカメラの配置構
    造。
  2. 【請求項2】 上記拡散板はその光拡散性が可変である
    ことを特徴とする請求項1に記載のカメラの配置構造。
  3. 【請求項3】 上記カメラはさらに、 上記撮像素子によって撮像された画像を記録する記録手
    段と、 上記記録手段による記録モードを変更する変更手段とを
    有し、 記録モードに応じて上記拡散板の光拡散性が変更される
    ことを特徴とする請求項2に記載のカメラの配置構造。
  4. 【請求項4】 上記カメラはさらに上記撮像素子によっ
    て撮像された画像を記録する記録手段と再生する電子ビ
    ューファインダ装置とを有するとともに、上記第2の撮
    像は感光記録媒体によって行われるものであり、上記拡
    散板は上記記録手段による記録が行われる際には光拡散
    性が減少し、上記感光記録媒体による記録が行われる際
    には光拡散性が増加するように制御されることを特徴と
    する請求項2に記載のカメラの配置構造。
  5. 【請求項5】 上記拡散板は上記結像位置たる第1位置
    と上記撮影光学系の光路から退避した第2位置との間で
    可動であることを特徴とする請求項1に記載のカメラの
    配置構造。
  6. 【請求項6】 上記カメラはさらに上記撮像素子によっ
    て撮像された画像を記録する記録手段を有するととも
    に、上記第2の撮像は感光記録媒体によって行われるも
    のであり、上記拡散板は上記記録手段による記録が行わ
    れる際には上記第2位置に移動し、上記感光記録媒体に
    よる記録が行われる際には上記第1位置に移動するよう
    に制御されることを特徴とする請求項5に記載のカメラ
    の配置構造。
JP15187595A 1995-06-08 1995-06-19 カメラの配置構造 Pending JPH095840A (ja)

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US08/834,107 US5953546A (en) 1995-06-08 1997-04-14 Camera
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6041195A (en) * 1996-07-24 2000-03-21 Minolta Co., Ltd. Camera capable of video and film shooting having optical viewfinder
JP2005164914A (ja) * 2003-12-02 2005-06-23 Nikon Corp カメラのファインダー装置およびカメラ
JP2007233312A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Pentax Corp フォーカシングスクリーンの交換可能なカメラ
JP2012113250A (ja) * 2010-11-26 2012-06-14 Asahi Glass Co Ltd ソフトフォーカス適用装置

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