JPH10224727A - 画像再生装置及び画像制御方法 - Google Patents

画像再生装置及び画像制御方法

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JPH10224727A
JPH10224727A JP9027606A JP2760697A JPH10224727A JP H10224727 A JPH10224727 A JP H10224727A JP 9027606 A JP9027606 A JP 9027606A JP 2760697 A JP2760697 A JP 2760697A JP H10224727 A JPH10224727 A JP H10224727A
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JP
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image
silver halide
recording medium
recording
information
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Pending
Application number
JP9027606A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Honda
努 本田
Togo Teramoto
東吾 寺本
Hideki Osada
英喜 長田
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Cameras In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビデオ画像の主要部分を自動的にダイジェス
トで再生することのできる画像再生装置を提供する。 【解決手段】 静止画の記録を行う第1記録媒体2と、
動画の記録を行う第2記録媒体10とに対して、撮影時
に同時に記録が行われたことを示す同時撮影情報が双方
の記録媒体2、10に記録されている。該同時撮影情報
に基づいて、画像再生装置1は第2記録媒体10に記録
されている画像の再生を制御している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はビデオ画像等の動画
を再生する画像再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来はビデオ画像撮影と銀塩写真撮影を
それぞれ別々に行っていた。そして、鑑賞時にはビデオ
画像はビデオ画像だけ、写真は写真だけでそれぞれ別々
に鑑賞していた。また、ビデオ画像撮影と銀塩写真撮影
の両方の機能を持ち、ビデオ撮影中に銀塩撮影を行うこ
とのできる画像撮影装置もあるが、この画像撮影装置で
撮影しても鑑賞時には別々に鑑賞していた。
【0003】また、従来の画像再生装置には、撮影時に
ビデオテープのデータを記録する領域に撮影した日付と
時刻を記録したビデオテープから、再生時に日付の変わ
り目を探して再生したり、日付の変わり目を次々と探し
て約10秒間再生したりするものもあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ビ
デオ撮影中に銀塩撮影を行うことのできる画像撮影装置
では同時にビデオと銀塩の撮影を行っているにも拘ら
ず、別々に鑑賞するのでは同時に撮影した意味が薄れて
しまう。また、撮影されたビデオ画像は一旦編集しない
と、冗長であるため鑑賞に堪えられない場合が多い。特
に、撮影のポイントがはっきりせず、撮影時間が長時間
に及ぶ場合、編集しなければビデオ画像を鑑賞するのに
時間がかかりすぎる。そのため、せっかく撮影したビデ
オ画像をなかなか見ようとしなかった。それで、ほとん
ど見ないままビデオ画像が死蔵されることも多かった。
【0005】本発明は上記課題を解決するために、同時
撮影情報に基づいてビデオ画像等の動画を再生すること
により、同時撮影ならではの効果的なビデオ鑑賞が可能
な画像再生装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の構成では、静止画の記録を行う第1
記録媒体と、動画の記録を行う第2記録媒体とに対し
て、撮影時に同時に記録が行われたことを示す同時撮影
情報が双方の記録媒体に記録されており、該同時撮影情
報に基づいて、前記第2記録媒体に記録された画像の再
生を制御している。
【0007】このような構成によると、画像再生装置は
銀塩フィルム等の第1記録媒体とビデオテープ等の第2
記録媒体に記録されている同時撮影情報を読み取る。例
えば、第1記録媒体に記録されている同時撮影情報を読
み取り、その撮影日及び撮影時刻付近から再生が開始で
きるようにビデオ画像記録媒体をそのビデオ画像記録媒
体に記録されている撮影日及び撮影時刻から探してそこ
から所定の時間再生する。
【0008】また、本発明の第2の構成では、上記第1
の構成において、前記第1記録媒体から前記同時撮影情
報を読み取る第1の同時撮影情報読み取り手段と、前記
第2記録媒体から前記動画を読み取る動画読み取り手段
と、前記第2記録媒体から前記同時撮影情報を読み取る
第2の同時撮影情報読み取り手段とを備え、前記各同時
撮影情報に基づいて前記静止画を記録した時の画像を含
むように前記動画を所定の時間再生している。
【0009】このような構成によると、画像再生装置は
第1及び第2記録媒体から各同時撮影情報を読み取る。
そして、例えば撮影日及び撮影時刻に基づいて静止画の
撮影時の画像を含むように動画を短い時間ずつ間欠的に
再生する。これにより、画像の全てを再生するよりも再
生時間が短縮する。
【0010】また、本発明の第3の構成では、上記第1
の構成において、前記第1記録媒体は銀塩記録媒体であ
り、前記第2記録媒体はビデオ画像記録媒体であり、前
記銀塩記録媒体に記録されている前記静止画から少なく
とも1つを選択する選択手段を備えており、前記選択手
段で選択された前記静止画の画像を含むように所定の時
間、前記動画を再生している。
【0011】このような構成では、使用者は例えば銀塩
画像のコマ番号を入力して銀塩画像を選択する。画像再
生装置はその銀塩画像の撮影時の画像を含むようにビデ
オ画像を所定時間再生する。
【0012】また、本発明の第4の構成では、上記第3
の構成において、前記銀塩記録媒体から前記銀塩画像を
読み取る銀塩画像読み取り手段を備え、前記同時撮影情
報を有する前記銀塩画像を表示手段に表示し、その表示
された画像を前記選択手段で選択することにより、その
選択手段で選択された前記銀塩画像と同一の画像を含む
ように前記動画を再生している。
【0013】このような構成によると、画像再生装置は
銀塩記録媒体から銀塩画像を読み取り、同時撮影が行わ
れた銀塩画像を例えばモニター装置に表示する。使用者
は表示された銀塩画像を見ながら再生する画像を選択で
きるので、選択しやすくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】
<第1の実施形態>本発明の第1の実施形態について図
1〜図7、図12及び図13を用いて説明する。本実施
形態の画像再生装置1(図1)は同時撮影可能な画像撮
影装置(図12)で撮影された銀塩フィルム2及びビデ
オテープ10のマッチングを取って効果的な鑑賞を行う
ものである。尚、同時撮影とはビデオ撮影中に銀塩撮影
を行うことである。
【0015】まず、この画像撮影装置について説明す
る。図12は同時撮影することのできる画像撮影装置の
概略構成図である。画像撮影装置は、カメラ本体Cと、
主光学系としての主レンズL及び照明兼閃光発生装置
(以下「フラッシュアンドライトという)Fから成る。
また、後述するビデオ撮像光学系と銀塩撮像光学系は共
通の構成部材によって構成されている。各部構成を示す
図中の符号の頭に、カメラ本体C側にはCを、主レンズ
L側にはLを、フラッシュアンドライトF側にはFを付
して、図面と説明文との対照の容易化を図ることとす
る。
【0016】尚、カメラ本体Cと主レンズL、カメラ本
体CとフラッシュアンドライトFは別体に構成したもの
を示しているが、カメラ本体Cと主レンズL、カメラ本
体CとフラッシュアンドライトF、又は三者を一体化し
てもよい。また、ビデオ撮像光学系と銀塩撮像光学系と
は相互に独立とした構成としてもよい。更に、図12に
は銀塩用の撮像系と電子映像用の撮像系が一体化したS
LR方式のものを示しているが、これも銀塩用の撮像系
と電子映像用の撮像系とが別々の方式で構成されたもの
としてもよい。
【0017】図12に示すように、カメラ本体C側に
は、銀塩写真撮像部を構成するシャッター駆動部C0
6、シャッターC07、フィルム2及びフィルム給送制
御部C09(以下「銀塩写真記録手段」という)と、銀
塩情報記録部(銀塩情報記録手段C37が設けられてい
るとともに、映像信号記録再生部を構成する画像処理部
C24、録再変換部C25、ヘッド部C26、電気表示
素子としてのEVF部C27、記録媒体10及び記録媒
体駆動部C36が設けられている。
【0018】図12において、主レンズL側の構成につ
いて説明すると、L01、L03は使用者の手先で回転
操作される操作環で、L01はフォーカスを操作するフ
ォーカス操作環、L03はズームを操作するズーム操作
環である。L13は固定筒、L02、L04はそれぞれ
操作環L01、L03の回転を検出する操作環状態検出
部であって、通常はエンコーダにより構成されている。
【0019】L05は主レンズLの焦点距離を検出する
焦点検出部、L06は主レンズL側の演算制御部である
レンズ用マイクロコンピュータ、L07は主レンズLの
ズーム動作を行わせるためのズーム用モータ、L08は
ズーム用モータL07の回転状態を検出するズーム用モ
ータモニタであって、例えばフォトインタラプタから成
る。
【0020】また、L09は主レンズLのフォーカス動
作を行わせるためのフォーカス用モータ、L10はオー
トフォーカスとマニュアルフォーカスを切り換えるため
のAF/MF切換ボタン、L11は主レンズ絞り、L1
2は主レンズ絞り制御部である。主レンズ絞り制御部L
12は、絞りを動作させるステッピングモータ等と絞り
状態検出部とにより構成されている。
【0021】フォーカス及びズーム操作環L01、L0
3は、固定筒L13の外周面に回転自在に嵌合され、こ
れによって主レンズLの光軸AXの回りに回転できるよ
うになっている。そして、フォーカス操作環L01を回
転操作することによりパワーフォーカス動作を、また、
ズーム操作環L03を回転操作することによりパワーズ
ーム動作を行わせることができる。
【0022】次に、カメラ本体C側の構成について説明
すると、C01はカメラ本体C側の演算制御部であるカ
メラ用マイクロコンピュータであって、主レンズL側と
は交信・給電用接点C30を介して情報の交信を行い、
フラッシュアンドライトFとはフラッシュ用接点として
のホットシューC20を介してフラッシュ演算制御部F
01と情報を交信している。
【0023】C05はペリクルミラーC04の背後に設
けられたAF用補助ミラーであって、主レンズLを通っ
てきた被写体の光は、ペリクルミラーC04で分割さ
れ、更にこのAF用補助ミラーC05で分割されて焦点
検出部C02に導かれる。この焦点検出部C02は焦点
情報をカメラ用マイクロコンピュータC01に伝達し、
カメラ用マイクロコンピュータC01で処理された焦点
情報はレンズ用マイクロコンピュータL06に伝達さ
れ、このレンズ用マイクロコンピュータL06の指令に
よりフォーカス用モータL09が駆動され、焦点(ピン
ト)合わせが行われる。
【0024】C06はシャッター駆動部であって、カメ
ラ用マイクロコンピュータC01からの指令によってシ
ャッターC07を開閉制御する。すなわち、カメラ用マ
イクロコンピュータC01は操作部COP、輝度検出部
C12等からの情報に基づいてシャッター駆動部C06
に指令信号を与える。2はフィルムであって、そのフィ
ルム面上にはシャッターC07の開閉によって得られた
光により被写体像が感光し、潜像を形成する。C09は
フィルム給送制御部であって、内蔵のモータ駆動により
フィルム送り及び巻き戻しを行う。
【0025】ペリクルミラーC04で分割されたもう一
方の光は、コンデンサレンズC10、反射ミラーC1
1、NDフィルタC13、リレーレンズC14を含むリ
レー光学系、光学ローパスフィルタC16、IRカット
フィルタC17を経てCCDイメージセンサC21に導
かれる。反射ミラーC11は一部半透過ミラーになって
おり、そこから前記輝度検出部C12に一部光を導き入
れ、被写体の輝度を検出する。
【0026】C15はNDフィルタ制御部であって、カ
メラ本体C内に装着されているフィルム2とCCDイメ
ージセンサC21間の感度差や、輝度検出部C12で検
出された被写体の輝度に基づいて、カメラ用マイクロコ
ンピュータC01側で設定されたNDの濃度情報により
NDフィルタC13を制御する。リレー光学系内にはリ
レー絞りC18が設けられており、CCDイメージセン
サC21へ導く光量をリレー絞り制御部C19で制御し
ている。
【0027】CCDイメージセンサC21は、カメラ用
マイクロコンピュータC01からの指令を受けたCCD
駆動パルス発生部C23からの駆動パルスにより被写体
からの光を光電変換する。光電変換された電気信号は撮
像処理部C22に送られ、サブサンプリング等のアナロ
グ処理が施された後、A/D変換され、画像処理部C2
4に送られる。
【0028】画像処理部C24は、γ変換やホワイトバ
ランス(WB)変換、輝度・色差(Y/C)信号に変換
するプロセス部と、プロセス部からの画像データを記録
するメモリ部と、カメラ用マイクロコンピュータC01
からの指令により画像処理を行うための演算制御部と、
演算制御部からの画像信号を記録しておくメモリ部と、
スーパーインポーズを行うためのスーパーインポーズ部
とにより構成されており、この画像処理部C24で加工
された画像信号はEVF部C27、録再変換部C25、
及び外部出力ポートC32に送られる。尚、図12中、
画像処理部C24と外部出力ポートC32間の伝送線路
は表示の都合によりa−a間を省略している。
【0029】EVF部C27は、液晶ファインダーやC
RT等から成るファインダー部と、画像処理部C24か
らの画像信号を表示部駆動用に変換する変換部とから成
り、画像表示を行う。C35は操作表示部であって、大
型液晶表示板及びランプを備え、操作部COPを操作し
た情報を表示する。
【0030】録再変換部C25は、画像処理部C24か
らの画像信号や、音声処理部C31からの音声信号、カ
メラ用マイクロコンピュータC01からの各種信号や情
報を記録用フォーマットにエンコードし、ヘッド部C2
6に送る。10は記録媒体であって、磁気テープや光磁
気ディスク、固体メモリ(RAM)を使用することがで
きる。尚、本実施形態ではデジタルビデオカセット(以
下「DVC」という)の磁気テープを掲げている。
【0031】C36は記録媒体駆動部で、記録媒体10
の駆動を行う。ヘッド部C26に送られた信号は、記録
媒体駆動部C36で駆動された記録媒体10に記録され
る。同様に記録媒体10に記録されたデータはヘッド部
C26で読み出しを行い、録再変換部C25でデコード
して画像信号や音声信号、各種信号や情報を再生し、画
像処理部C24や音声処理部C31に送り出す。
【0032】C37は銀塩情報記録部であって、フィル
ムの銀塩情報記録用部分に各種情報を記録するものであ
り、カメラ用マイクロコンピュータC01からの情報を
記録用フォーマットに変換する変換部と、記録を行うヘ
ッド部とから成るものである。尚、銀塩情報記録部C3
7は記録だけでなく、再生も行うように構成される場合
もある。
【0033】音声は、カメラ本体Cの前面適所に設けら
れたステレオマイクロフォンC34により拾い出し、音
声処理部C31で処理する。また、音声処理部C31で
処理された音声信号は録再変換部C25やスピーカC3
3、出力ポートC32に送られる。尚、図12中に音声
処理部C31とマイクロフォンC34間の伝送線路は表
示の都合によりb−b間を省略している。C29はカメ
ラ本体C側に装備される電池であって、カメラ本体C、
主レンズL等に電源を供給する。
【0034】C03は手部れ検出部であって、主レンズ
Lが装着されたカメラ全体の手部れを検出し、その検出
信号をカメラ用マイクロコンピュータC01に伝送す
る。映像信号撮像部における手部れ補正は、この検出信
号をもとにCCDイメージセンサC21の読み出しエリ
アを制御している。
【0035】操作部COPにはメインスイッチを兼用し
た動作切換スイッチが設けられており、このスイッチの
操作により、OFF、PM、PH、MV、V、SV、Eの動
作モードを選択することができる。この切換スイッチを
OFFに合わせると、本装置全体をOFF状態とする。
Mに合わせると、ビデオムービーと銀塩写真が同時に
撮影できる同時撮影モードに、PHでは銀塩撮影ができ
る銀塩撮影モードに、MVではビデオムービーが撮影で
きるビデオ撮影モードに、Vでは記録済みビデオを再生
するビデオ再生モードに、SVではビデオ静止画が撮影
できるスチルビデオ撮影モードに、Eでは後述する銀塩
フィルム2上の撮影情報記録部に記録されている情報の
書き換えを行う編集モードに、それぞれ切り換えること
ができる。また、操作部COPには銀塩撮影時のレリー
ズボタン、ズームボタンや録画のスタート、ストップを
制御する録画ON/OFFボタン等が設けられている。
【0036】図4にフィルムカートリッジ2cから銀塩
フィルム2を引き出した状態を示す。このフィルム2の
一部には磁性体が塗布されており磁気情報として情報を
記録することができる。このフィルム2において、2a
はフィルムリーダー部であって、フィルム全体に関わる
情報を記録する記録トラック2d、2eを有している。
2bは撮影単位の1コマ目に対応する部分であって、撮
像部2g、パーフォレーション2h、2i、各コマに対
応する磁気情報を記録するトラック2fから成る。ま
た、その後フィルム終端部に至るまでコマ対応部2bと
同じパターンが撮影可能コマ数分続く。
【0037】記録媒体10のデータ記録について説明す
る。図5にDVCのビデオテープ(磁気テープ)70で
のデータの記録状態を示す。矢印K1はテープ70が走
行する方向を示す。矢印K2はヘッドC26(図12参
照)の走査方向を示す。トラックは、基準信号等が記録
されるITIセクター71と、音声信号等が記録される
オーディオセクター72と、映像信号等が記録されるビ
デオセクター73と、頭出しの信号等が記録されるサブ
コードセクター74から成る。各信号はデジタルで記録
される。
【0038】NTSC(National Television System C
ommittee)方式では、矢印TRで示される範囲の10ト
ラックで1フレームを記録するパターンが採用されてい
る。また、サブコードセクター74には、標準としてフ
ィールドごとに付けられるタイムコードと、日付、時刻
が記録される。更に、各種の情報(例えば、同時撮影情
報や銀塩フィルムの識別番号等)も記録することができ
る。
【0039】次に、銀塩撮影モード(PH)の撮影につ
いて説明する。上記動作モード切換スイッチをPHのカ
メラ用マイクロコンピュータC01は各操作ボタンを銀
塩撮影モード(PH)に対応するようにセットする。同
時にカメラ用マイクロコンピュータC01とレンズ用マ
イクロコンピュータL06が交信し、レンズ情報がカメ
ラ用マイクロコンピュータC01に伝達されると、映像
信号撮像部、映像信号記録再生部、EVF部C27が起
動する。
【0040】レリーズボタンを押すことにより、設定さ
れた撮影条件で、絞りL11やシャッターC07を制御
し、銀塩撮影が行われる。銀塩撮影が終了すると銀塩写
真撮像部のフィルム給送部C09がフィルム2を1コマ
分送るが、このときにフィルム2の磁気トラック2fに
撮影条件や情報が記録される。
【0041】撮影と同時に映像信号記録再生部では、撮
影のタイミングとほぼ同じタイミングでの画像信号を画
像処理部C24内の画像メモリに記録し、記録媒体10
が記録できる状態になってからマイクロコンピュータC
01から出力された情報を交えて静止画として記録す
る。撮影情報は図5においてサブコードセクタ74に記
録される。フィルム2及び記録媒体10に記録される情
報の内容の一例を図13に示す。
【0042】図13に示す銀塩撮影情報において、1番
目はそのコマの撮影日である。2番目はその撮影時刻で
ある。3番目は同時撮影情報である。同時撮影情報はビ
デオ撮影と銀塩撮影が同時に行われたかどうかを示す情
報である。4番目は未使用領域となっている。
【0043】5番目はフィルム天地情報である。フィル
ム天地情報は画像の天地方向を識別する情報である。6
番目はプリントアスペクト比である。プリントアスペク
ト比は銀塩画像を再生するときのアスペクト比を指定す
る情報である。例えば、特開平7−84309号公報で
提案されているH、C、Pの3種類で、撮像部2g(図
4参照)においてそれぞれアスペクト比の異なる再生領
域が設定される。
【0044】7番目は連続シーンである。連続シーンは
銀塩カメラの連写モードで撮影した一連のシーンに関す
る情報である。8番目は撮影したコマのタイトルが与え
られるコマタイトルである。9番目はフィルム2のタイ
トルが与えられるフィルムタイトルである。10番目は
撮影に使用したカメラを識別するカメラ識別コードであ
る。
【0045】一方、ビデオ撮影情報において、1番目は
撮影日、2番目は撮影時刻、3番目は同時撮影情報であ
る。4番目はフレームリンク情報である。フレームリン
ク情報はビデオ画像のつながりに関するもので、連続し
て撮影された一固まりの画像郡に関する情報で画像をブ
ロックごとに扱うものである。具体的には撮影開始時
刻、撮影終了時刻、それにともなう撮影時間である。
【0046】次に、同時撮影モード(PM)の撮影につ
いて説明する。動作モード切換スイッチをPMの位置に
セットすることにより、カメラ用マイクロコンピュータ
C01は各操作ボタンを同時撮影モード(PM)時に対
応するようにセットする。同時にカメラ用マイクロコン
ピュータC01とレンズ用マイクロコンピュータL06
が交信し、レンズ情報がカメラ用マイクロコンピュータ
C01に伝達される。
【0047】次いで、焦点検出部C02、輝度検出部C
12が起動し、AE(自動絞り調整)及びAF(自動合
焦)動作が行われ、更に映像信号撮像部、映像信号記録
再生部、EVF部C27が起動し、EVF部C27上に
撮影レンズが捉えた被写体像が表示される。撮影者が被
写体をEVF部C27上で捉え、録画ON/OFFボタ
ンを操作することにより、記録媒体10に動画記録が開
始される。
【0048】動画記録状態でレリーズボタンを半押しす
ると、レンズ情報や設定情報に基づいて撮影条件が設定
される。レリーズボタンを押し切ると、設定された撮影
条件で絞りL11やシャッターC07が制御され、銀塩
撮影が行われる。銀塩撮影が終了すると、銀塩写真撮像
部のフィルム給送部C09がフィルム2を1コマ分送る
が、このときにフィルム2の1コマ分の磁気トラック2
fに、このときの撮影条件や情報(図13)が記録され
る。
【0049】撮影と同時に映像信号記録再生部では、撮
影のタイミングとほぼ同じタイミングでの画像信号にカ
メラ用マイクロコンピュータC01から出力された情報
(図13)を交えて記録する。また、同時撮影時に画像
撮影装置は銀塩フィルム2に記録媒体10の識別番号を
記録し、記録媒体10には銀塩フィルム2の識別番号を
記録することもできる。
【0050】同時撮影モード(PM)での映像記録スタ
ンバイ時、動画映像記録が行われないときのレリーズボ
タンの操作による記録動作は銀塩撮影モード(PH)と
同様となる。
【0051】ビデオ撮影モード(MV)ではビデオ撮影
のみ行うことができる。ビデオ再生モード(V)では、
記録媒体10に記録されている画像の再生を行い、EV
F部C27に表示する。編集モード(E)では、フィル
ム2に記録されている撮影情報を読み出し、インデック
ス情報としてEVF部C27に表示する。そして、プリ
ントアスペクト比(図13)等の情報の変更を行うこと
ができる。
【0052】次に、上記画像撮影装置(図12)で撮影
されたフィルム2及びビデオテープ10を用いてビデオ
画像の再生を行う装置について説明する。図1はその画
像再生装置のシステム構成のブロック図である。画像再
生装置1は銀塩フィルム(銀塩記録媒体)2から撮影情
報(図13を読み取る機能の付いたビデオ画像を再生す
る装置である。画像再生装置1は銀塩フィルム2から撮
影情報を読み取り部3で読み取り、その撮影情報に基づ
いてビデオテープ(ビデオ画像記録媒体)10をダイジ
ェストにして再生する。テープ10には同時撮影の場合
を含めて銀塩撮影のみの場合にも銀塩撮影が行われたこ
とを示すフラグが記録され、銀塩画像と同一の画像も1
画面や1秒程度記録されている。尚、画像再生装置1は
上記画像撮影装置(図12)に備えられたものでもよ
い。
【0053】制御部6は画像再生装置1の種々の部分を
制御する部分であり、マイクロコンピュータで構成され
る。また、制御部6は撮影情報読み取り部3でフィルム
2から読み取った撮影情報を撮影情報記憶部7に記憶す
る。また、撮影情報読み取り部3を別体に設け、銀塩情
報を読み取る部分と、ビデオ画像を再生する部分を別個
の装置としてもよい。
【0054】給送部4はモータ等を備えており、制御部
6の制御によりフィルム2を給送する。操作部5には例
えば電源スイッチや再生開始や終了を指示する各種のス
イッチが設けられいる。そして、操作部5からそれらの
信号を制御部6に伝える。制御部6によりテープ駆動部
9は制御され、ビデオテープ10の駆動を行う。
【0055】再生部11は磁気ヘッドを有し、テープ1
0に記録されているビデオ画像を再生する。そして、ビ
デオ画像の信号は画像処理部8に送られる。また、デー
タ分離・判別部14で再生部11で再生された信号から
撮影情報を分離して、その内容について判別する。そし
て、分離、判別した結果を制御部6に送る。例えば、撮
影日や撮影時刻(図13)を送る。画像処理部8は画像
メモリ(図示せず)等に画像を一旦記憶し、制御部6の
制御により画像信号の処理を行う。画像処理部8からビ
デオ画像が信号線16を介してTV等のモニター装置
(表示手段)15に送られる。
【0056】モニター装置15は陰極線管等の表示装置
15aと、スピーカ15b、15cから成る。また、画
像処理部8よりスーパーインポーズ部12に画像が送ら
れる。スーパーインポーズ部12で制御部6からの撮影
情報等の文字情報を重畳する。そして、液晶表示板等の
表示装置13で画面表示する。
【0057】図2は本実施形態の外形を示す斜視図であ
る。図2において図1と同一部分については同一符号を
付している。画像再生装置1は画像撮影装置(図12)
を利用している。図2では、画像再生装置1の表示装置
13にフィルム2の撮影情報の一覧が表示されている。
操作ボタン5a、5bを操作することによりカーソル1
7表示文字の向きで上下方向に移動する。
【0058】決定ボタン5eで銀塩画像を選択する。操
作ボタン5a、5b及び決定ボタン5eの選択手段によ
る選択に基づいて後述するようにカメラに装着されてい
るビデオテープ10より再生したビデオ画像を信号線1
6を介してモニター装置15に送る。モニター装置15
では表示装置15aでビデオ画像を表示する。スピーカ
15b、15cで音声を出力する。尚、操作ボタン5
c、5dは他の動作モードにおいて使用される。レリー
ズボタン5fにより銀塩撮影が行われる。
【0059】本実施形態の動作シーケンスを図3を用い
て説明する。装置1の電源をオンする(#1)。する
と、制御部6はビデオテープ10が装着されているか確
認する(#2)。もし装着されていなければ、制御部6
はスーパーインポーズ部12を制御して表示装置13に
装着を促す指示を表示する。そして、処理がステップ#
2に戻る。一方、装着されていれば制御部6は銀塩カー
トリッジ2c(図4参照)が装着されているか確認する
(#4)。
【0060】もし装着されていなければ、制御部6はス
ーパーインポーズ部12を制御して装着を促す指示を表
示する(#5)。そして、装着を促す指示を表示してい
る時にビデオ再生の指示がなされたかどうか確認する
(#6)。もしビデオ再生の指示があれば、撮影情報に
関係なく一般的なビデオ再生が開始される(#7)。一
方、指示がなければ、銀塩カートリッジ2cが装着され
ているかどうか確認する(#4)。ステップ#4で、銀
塩カートリッジ2cが装着されていれば、制御部6は給
送部4に指示して、フィルム2に記録されている撮影情
報を全て読み込む(#8)。
【0061】読み込まれた撮影情報は撮影情報記憶部7
に記憶される。撮影情報記憶部7には少なくともフィル
ム1本以上のデータを記憶する記憶容量がある。そし
て、操作部5で使用者が選択した再生モードがダイジェ
ストモードであるか判断する(#9)。ダイジェストモ
ードである場合、処理がステップ#10に進む。一方、
ダイジェストモードでない場合、処理がステップ#21
のセレクトモードに進む。
【0062】ダイジェストモードの場合、テープ再生の
指示がなされるまで待機する(#11)。指示されたら
ステップ#8の処理で読み込まれた撮影情報から最初の
銀塩の撮影日及び撮影時刻を読み取り、その時刻の近傍
までテープ10を送る(#12)。テープ10にはDV
Cが使用される。
【0063】画像再生装置1はステップ#12でテープ
10に記録されている撮影日及び時刻を読みながらテー
プ10を給送するとき、予め給送する時点が分かってい
るのでテープ10の巻き戻し作業が必ずしも必要ではな
い。撮影情報から読み取られた銀塩撮影時刻の所定時間
前から再生を開始する(#13)。そして、所定時間再
生を行う(#14)。このとき、銀塩撮影された時の画
像を含むようにビデオ画像を再生する。
【0064】次に、操作部5で再生終了の操作が行われ
たかどうか判断する(#15)。もし操作が行われてい
なければ次の銀塩画像の撮影日及び撮影時刻を撮影情報
記憶部7から読み取る。その際に、読み取ろうとする撮
影情報が終了しているか判断する(#16)。読み取っ
た場合、読み取った撮影日及び撮影時刻の近傍までテー
プ10を給送する(#17)。テープ10には撮影日及
び撮影時刻が記録されているので、これらを読み取りな
がらテープ10を高速に給送することができる。
【0065】テープ10の給送中に前回の再生に用いた
銀塩撮影フラグの立っている画像を画像メモリに記憶し
ておき、それをモニター装置15で表示する。テープ1
0の給送後、テープ10が終端まで送られたかどうか判
断する(#18)。終端まで送られていなければ、銀塩
撮影時刻より所定の時間だけ手前まで送った後にビデオ
再生を開始する(#13)。
【0066】再生中には、ステップ#13〜#18の処
理を繰り返す。その間に、ステップ#15で再生終了の
指示がなされた場合、ステップ#16で撮影情報が終了
した場合又はステップ#18でテープ10が終端まで送
られた場合には再生を終了し、モード変更の指示が行わ
れたかどうか判断する(#19)。モード変更指示が行
われていない場合、操作部5に設けられた電源スイッチ
がオフであるか判断する(#20)。電源スイッチがオ
フであれば、処理が終了する。
【0067】ステップ#19でモード変更の指示が行わ
れた場合、処理がステップ#9に戻り、ダイジェストモ
ードであるか判断する。モード変更の指示が行われてい
るので、処理がステップ#21のセレクトモードの処理
に進む。セレクトモードの処理については後述する。ま
た、ステップ#20で電源がオフでなければ、テープ再
生の指示がなされるまで待機する(#11)。
【0068】ダイジェストモードのビデオ再生の一例を
時間チャートで図6を用いて説明する。銀塩画像1つあ
たりのビデオ画像の再生時間は操作部5で操作すること
により任意の時間に設定できる。例えば、銀塩撮影時の
前後10秒に設定する。
【0069】Aはテープ10に記録されているタイムコ
ードであり、テープ10の先頭部分から順番に時間が記
録されている。図6において分単位で時間を表示してい
る。Bはビデオ画像の記録を表している。Cは撮影日及
び撮影時刻を示し、撮影に使用した画像撮影装置(図1
2)に搭載されている時計(図示せず)によってテープ
10に記録されている。矢印イ、ロ及びハは撮影を一旦
終了し再度撮影を開始したことにより、ビデオ画像の切
り替えがあることを示している。
【0070】Dは銀塩撮影されたことを示すフラグであ
る。図3におけるステップ#8の撮影情報の読み込み処
理で、銀塩フィルム2から読み取る撮影日及び撮影時刻
は画像撮影装置(図12)で撮影されている場合にはD
に示す銀塩撮影フラグの立っている撮影日及び撮影時刻
と一致する。また、同時撮影が行われた場合にも銀塩撮
影フラグが立っている。
【0071】図6に示す例において、図7にダイジェス
トモードの再生状態をタイプ1とタイプ2に示す。ま
ず、タイプ1について説明する。再生指示がなされると
制御部6は撮影情報記憶部7に記憶されている先頭の撮
影日及び撮影時刻(96/10/10.10:00:2
0)を読み取る。これはテープ10において銀塩撮影フ
ラグaの立っている撮影日及び撮影時刻に対応する。そ
の時刻の例えば10秒前の10:00:10の位置まで
テープ10を送り再生を開始する。例えば、図6におい
てa1で示すように20秒間再生する。
【0072】その後、制御部6はフラグbに対応する次
の撮影時刻(96/10/10.10:02:20)を
撮影情報記憶部7より読み取る。その時刻の10秒前の
10:02:10までテープ10を送り、b1で示すよ
うに20秒間再生する。a1の再生終了後、b1の再生
開始までの間では、銀塩撮影フラグaの立っている時点
の画像を画像メモリに記憶しておき、この画像メモリか
ら画像を出力している。
【0073】b1で20秒間再生すると、制御部6は次
のフラグcに対応する時刻(96/10/10.10:
02:55)を読み取る。その時刻の10秒前の10:
02:45までテープ10を送り、再生を開始する。こ
のような処理を繰り返す。これにより、通常のビデオ画
像の再生では19分かかるところがa1〜k1のダイジ
ェストの再生では3分40秒(テープ10の送り時間を
含まない)となる。
【0074】タイプ2はタイプ1より更に時間を短縮す
るもので、ビデオ画像の切り替えや銀塩画像のアフター
ビュー用の記録(後述する)に対応したものである。例
えば、銀塩撮影フラグcとdの間にはテープ10のタイ
ムコードでは10秒間しかなく、更にその間で矢印イに
示すようにビデオ画像の切り替えが行われている。タイ
プ2ではcについてはcの時刻の10秒前から切り替え
時刻まで、dについては切り替え時刻からdの時刻から
10秒後まで再生する。これにより、cd2が再生部分
となる。
【0075】また、フラグjについては銀塩撮影のみ行
われており、同時撮影が行われていない。画像撮影装置
は銀塩撮影のみの場合、アフタービュー用として銀塩画
像と対応する画像をテープ10に1画面分又は1秒程度
記録する。フラグjでビデオ画像が切り替わっているの
でタイプ2ではj2のみ再生する。これは同時撮影情報
によって知ることができる。
【0076】これにより、フラグjで示される画像が1
画面分の記録しかないとすればタイプ2ではa1〜k1
の再生時間が3分10秒(テープ10の送り時間を含ま
ない)となる。尚、j2では一瞬で再生が終了するの
で、数秒程度静止画を再生してもよい。
【0077】次に、セレクトモードの場合の処理につい
て図3を用いて説明する。撮影情報記憶部7に記憶され
た撮影情報を図2に示すように表示装置13に表示する
(#22)。操作部5を操作することにより銀塩撮影時
刻又は画像の選択の指示があったかどうか判断する(#
23)。図2に示す例では、ボタン5a、5bでカーソ
ル17を表示文字の向きで上下方向に移動してボタン5
eで決定する。
【0078】もし指示がなければそのまま表示装置13
に撮影情報を表示を続ける(#22)。一方、指示があ
れば指定された撮影情報の撮影時刻の近傍までテープ1
0を給送する(#24)。そして、撮影時刻の所定の時
間前までテープ10を送り、再生を開始する(#2
5)。
【0079】銀塩画像と同一の画像を含むように、所定
時間画像を再生する(#26)。例えば銀塩撮影時の前
後10秒ずつ再生する。そして、モード変更の指示が行
われたか判断する(#27)。モード変更の指示が行わ
れた場合、処理がステップ#9に進む。一方、モード変
更の指示が行われなかった場合、電源スイッチがオフか
どうか判断する(#28)。電源スイッチがオフであれ
ば処理が終了し、一方、オフでなければ処理がステップ
#23に戻る。
【0080】ステップ#23で次の再生指示がなされて
再生が開始するまでの間、ダイジェストモードと同様
に、銀塩撮影フラグの立っている時点の画像を画像メモ
リに記憶しておき、画像再生装置1はこの画像メモリか
ら画像を出力する。
【0081】尚、セレクトモードの場合、撮影情報をカ
ーソル17によって選択する代わりに銀塩フィルム2に
記録されている撮影情報(例えば、撮影日、撮影時刻や
コマ番号)を入力することにより再生を行ってもよい。
【0082】このように、銀塩撮影することは撮影者に
とって思い入れの強い場面が多いので、ダイジェストモ
ードでは自動的にポイント部分を抜粋して短時間で鑑賞
できるようになる。また、セレクトモードでは見たい部
分を選択して見ることができるので、ビデオ編集等にも
利用できる。
【0083】<第2の実施形態>本発明の第2の実施形
態について図8〜図12を用いて説明する。図8は本実
施形態のシステム構成のブロック図である。尚、図8に
おいて図1と同一の部分については同一の符号を付し、
説明を省略する。図1と比較するとフィルム2から銀塩
画像を読み取る銀塩画像読み取り部20が追加されてお
り、制御部6aに設けられた記憶部21は撮影情報と銀
塩画像を記憶する銀塩画像・撮影情報記憶部となってい
る点が主に異なっている。
【0084】銀塩画像読み取り部20は例えばCCD等
の光電変換素子を用いてフィルム2に照射した光を電気
信号に変換するものである。撮影情報を読み取るときに
同時に銀塩画像を読み取り、銀塩画像・撮影情報記憶部
21に記憶する。更に、スーパーインポーズ部22が設
けられていることにより、制御部6aからの指示により
ビデオ画像に文字情報や銀塩画像等を重畳する。
【0085】画像再生装置1aは同時撮影することので
きる装置に組み込まれたものでもよい。また、撮影情報
読み取り部3及び銀塩画像読み取り部20とを別体とし
てもよい。再生部11と撮影情報読み取り部20を別体
となっていてもよい。
【0086】図9は本実施形態の外形を示す斜視図であ
る。図9において図8と同一部分については同一符号を
付している。画像再生装置1aは上記画像撮影装置(図
12)としても使用できるものでもよい。ダイジェスト
モードでは、上記第1の実施形態と同様の処理を行う。
一方、セレクトモードでは、図9に示すように表示装置
13にはコマ番号と撮影日を表示する。
【0087】モニター装置15の表示装置15aに銀塩
画像が画像再生装置1aの表示装置13と同じ配置で表
示される。コマ番号及び撮影日も表示される。セレクト
スイッチ5gを操作することによりカーソル23、24
が移動し、ボタン5hにより決定される。決定された後
では上記第1の実施形態と同様にその銀塩画像を含むよ
うに所定の時間再生が行われる。尚、レリーズボタン5
fにより銀塩撮影が行われる。
【0088】画像撮影装置(図12)として使用できる
画像再生装置1aの銀塩画像を読み取る部分の構成例を
図10及び図11に示す。図10において、カメラ本体
29にネジ方式等の装着具33により主レンズ30が装
着されている。主レンズ30には複数のレンズと主レン
ズ絞り31から構成される。撮影中ではハーフミラー3
5は位置Aにある。主レンズ30を通った光はハーフミ
ラー35で分割される。
【0089】シャッター駆動部44は制御部43からの
指令によりシャッター46を開閉制御する。ハーフミラ
ー35を通過した光はシャッター46の開閉によってフ
ィルム49を感光させ、潜像を形成する。バックライト
50は電球や蛍光灯等を有しており、フィルム2を固定
する圧板としても兼用している。固定具47はフィルム
2をバックライト50に押さえつけるように固定する。
【0090】ハーフミラー35で反射した光はコンデン
サレンズ36で集光され、反射鏡37で反射する。そし
て、リレー光学系38で再結像調整され、CCD(char
ge coupled devie)39で電気信号に変換される。その
電気信号は撮像処理部40でサブサンプリング等の処理
が行われてデジタル信号に変換される。
【0091】そのデジタル信号は画像処理部41に送ら
れる。画像処理部41は輝度、色差(Y/C)信号の変
換処理等を行う。また、処理中には画像メモリ42で画
像を記憶する。制御部43はカメラ本体29に装着され
たビデオテープ10に画像を記録したり、カメラの表示
装置13に表示したりする制御を行う。
【0092】再生時には、ハーフミラー35が位置Bに
軸Oの回りを回転移動する。主レンズ30では絞り31
により光を遮断するか又は最小となるように制御する。
バックライト50から光を照射することにより、フィル
ム2の透過光がハーフミラー35で一部反射する。
【0093】反射した光をピント調整のためのリレー光
学系38で焦点位置を調整し、CCD39で電気信号に
変換する。これにより、フィルム2の銀塩画像を読み取
る。このような構成とすることにより、撮影と再生が同
一装置で行うことできるので便利である。尚、光軸AX
を一点鎖線で示す。
【0094】次に、図11は交換レンズ型で銀塩画像を
読み取る装置である。図11において図10と同一の部
分については同一の符号を付し、説明を省略する。撮影
時にはカメラ本体60に主レンズ30(図10参照)が
装着され、ハーフミラー51が位置Aにある。これによ
り、前述の撮影が行われる。
【0095】再生時には、カメラ本体60に交換レンズ
型の再生装置52を装着する。そして、ハーフミラー5
1を位置Bに移動させる。バックライト50からフィル
ム2を透過した光が再生装置52のレンズに進む。その
光をCCD54で電気信号に変換する。撮像処理部53
で処理を行い、デジタル信号に変換する。そして、その
信号が画像処理部41に送られる。これにより、銀塩画
像を読み取る。尚、CCD54の露出はシャッター46
又は電子シャッターにより行う。
【0096】近年、デジタルビデオにおいて静止画を記
録できるタイプのものが現れており、静止画については
カセット内の半導体メモリに撮影時刻が記録されてい
る。これを利用して前記銀塩撮影情報を半導体メモリに
記録されている静止画像に置き換えてダイジェストモー
ドやセレクトモードを設定することにより、ビデオカセ
ット単体で前述と同様の効果を得ることができる。
【0097】
【発明の効果】
<請求項1の効果>画像再生装置はビデオ画像記録媒体
等に記録されている画像の再生を行う。及び銀塩記録媒
体に記録されている撮影情報に基づいてビデオ画像を再
生する。上述のように自動的に各同時撮影情報に基づい
て編集が行われるので、簡単な操作で同時撮影ならでは
の効果的なビデオ画像の鑑賞をすることができる。
【0098】<請求項2の効果>画像再生装置は銀塩記
録媒体等に記録されている同時撮影情報に基づいてビデ
オ画像のポイント部分を再生する。また、銀塩記録媒体
に記録されている撮影情報に基づいて再生部分を決定す
るので、ビデオ画像記録媒体が例えばビデオテープの場
合、テープの送りや巻き戻しの作業が減少する。そのた
め、再生に要する時間が短縮する。
【0099】<請求項3の効果>銀塩画像が選択される
と、画像再生装置はその銀塩画像と同一の画像を含むよ
うに所定の時間、ビデオ画像を再生する。これにより、
使用者は見たい場面を簡単に見ることができる。
【0100】<請求項4の効果>銀塩画像が表示されて
いるので、使用者は画像を選択するときに銀塩画像を見
ながら選択することができる。そのため、見たい部分を
簡単に選択することができる。
【0101】<請求項5の効果>動画と静止画をそれぞ
れ記録している別々の記録媒体に同時撮影情報が記録さ
れており、この同時撮影情報に基づいて例えば同時撮影
された時の画像を含むように動画の再生を行うことによ
り、それぞれ異なる媒体であってもマッチングを取って
再生することができるので、効果的な鑑賞を行うことが
できる。
【0102】<請求項6の効果>同時撮影情報より同時
撮影された時を含むように所定時間、動画の再生を行う
ようにすることにより、ポイント部分をダイジェスト的
に再生するので再生時間が短縮する。
【0103】<請求項7の効果>銀塩画像を選択するこ
とにより、ビデオ画像の再生範囲が編集されるので、見
たい場面を簡単に選び出して見ることができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態のブロック図。
【図2】 その外観を示す斜視図。
【図3】 その処理シーケンスを示すフローチャート。
【図4】 その銀塩フィルムの模式図。
【図5】 そのDVCテープの模式図。
【図6】 そのダイジェストモードの再生の一例を示す
時間チャート。
【図7】 その再生状態を示す図。
【図8】 本発明の第2の実施形態のブロック図。
【図9】 その外観を示す斜視図。
【図10】 その画像撮影装置の銀塩画像を読み取る部
分の一例のブロック図。
【図11】 その別例のブロック図。
【図12】 その画像撮影装置の概略を示すブロック
図。
【図13】 その撮影情報のデータ構造図。
【符号の説明】
1 画像再生装置 2 銀塩フィルム 3 撮影情報読み取り部 6 制御部 7 撮影情報記憶部 10 ビデオテープ 11 再生部 13 表示装置 15 モニター装置 35 ハーフミラー 43 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/93 Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静止画の記録を行う第1記録媒体と、動
    画の記録を行う第2記録媒体とに対して、撮影時に同時
    に記録が行われたことを示す同時撮影情報が双方の記録
    媒体に記録されており、該同時撮影情報に基づいて、前
    記第2記録媒体に記録された画像の再生を制御すること
    を特徴とする画像再生装置。
  2. 【請求項2】 前記第1記録媒体から前記同時撮影情報
    を読み取る第1の同時撮影情報読み取り手段と、前記第
    2記録媒体から前記動画を読み取る動画読み取り手段
    と、前記第2記録媒体から前記同時撮影情報を読み取る
    第2の同時撮影情報読み取り手段とを備え、前記各同時
    撮影情報に基づいて前記静止画を記録した時の画像を含
    むように前記動画を所定の時間再生することを特徴とす
    る請求項1に記載の画像再生装置。
  3. 【請求項3】 前記第1記録媒体は銀塩記録媒体であ
    り、前記第2記録媒体はビデオ画像記録媒体であり、前
    記銀塩記録媒体に記録されている銀塩画像から少なくと
    も1つを選択する選択手段を備えており、前記選択手段
    で選択された前記銀塩画像と同一の画像を含むように所
    定の時間、前記動画を再生することを特徴とする請求項
    1に記載の画像再生装置。
  4. 【請求項4】 前記銀塩記録媒体から前記銀塩画像を読
    み取る銀塩画像読み取り手段を備え、前記同時撮影情報
    を有する前記銀塩画像を表示手段に表示し、その表示さ
    れた画像を前記選択手段で選択することにより、その選
    択手段で選択された前記銀塩画像と同一の画像を含むよ
    うに前記動画を再生することを特徴とする請求項3に記
    載の画像再生装置。
  5. 【請求項5】 静止画を記録した第1記録媒体と、動画
    を記録した第2記録媒体の双方に撮影時に同時に画像記
    録が行われたことを示す同時撮影情報が記録されてお
    り、該同時撮影情報に基づいて前記第2記録媒体に記録
    されている画像の再生を制御することを特徴とする画像
    制御方法。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2記録媒体に記録されて
    いる前記同時撮影情報に基づいて前記静止画を記録した
    時の画像を含むように前記第2記録媒体に記録されてい
    る画像を所定の時間再生することを特徴とする請求項5
    に記載の画像制御方法。
  7. 【請求項7】 前記第1記録媒体は銀塩記録媒体であ
    り、前記第2記録媒体はビデオ画像記録媒体であり、前
    記銀塩記録媒体に記録されている銀塩画像から少なくと
    も1つを選択することにより、選択された前記銀塩画像
    と同一の画像を含むように所定の時間、前記ビデオ画像
    記録媒体に記録されているビデオ画像の再生を行うこと
    を特徴とする請求項5に記載の画像制御方法。
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