JP2782534B2 - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JP2782534B2
JP2782534B2 JP1158072A JP15807289A JP2782534B2 JP 2782534 B2 JP2782534 B2 JP 2782534B2 JP 1158072 A JP1158072 A JP 1158072A JP 15807289 A JP15807289 A JP 15807289A JP 2782534 B2 JP2782534 B2 JP 2782534B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えば、電子スチルカメラに代表される
記録再生装置に応用して好適な記録再生方式に関する。
〔従来の技術〕
近年普及しつつある電子スチルカメラにおいては、磁
気ディスクの1本又は2本のトラックに、1コマ(1フ
ィールド又は1フレーム)のビデオ信号を記録するよう
になっている。従って磁気ディスクは、1フィールドの
周期(NTSC方式の場合、1/60秒)で1回転するように制
御される。
記録媒体としての磁気ディスクがこのように高速回転
されるので、1秒間の間に多数のコマ数(例えば1、2
又は5コマ)を、所望する時間だけ、連続的に撮影(連
写)することができる。
また、この磁気ディスクには、ビデオ信号だけでな
く、オーディオ信号も、時間軸を圧縮して記録できるよ
うになっている。
このビデオ信号とオーディオ信号は、各々独立に記録
することもできるし、相互に対応して記録することもで
きる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の電子スチルカメラは、所謂アフ
ターレコーディングの機能がないか、あるいはあったと
しても不充分なものであった。
すなわち、例えば、オーディオ信号をビデオ信号に対
応してアフターレコーディングするような場合、磁気ヘ
ッドを、オーディオ信号を記録するトラック上に配置す
るようにしているため、対応するビデオ信号による画像
を見ながら、オーディオ信号を記録することができず、
不便であった。
この発明は、このような状況に鑑みてなされたもの
で、対応する一方の信号を確認しながら、他方の信号を
記録できるようにするものである。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1に記載の記録再生装置は、記録媒体の第1の
トラックにビデオ信号を記録し、第1のトラックと異な
る第2のトラックに、第1のトラックに記録されたビデ
オ信号に対応したオーディオ信号を記録する記録モード
を有する記録再生装置であって、この記録モードにおい
て、第1のトラックへ記録するビデオ信号に、記録モー
ドを示す第1のコード信号を附加する第1の信号処理手
段と、記録モードにおいて、第2のトラックへ記録する
対応したオーディオ信号に、記録モードを示す第2のコ
ード信号を附加する第2の信号処理手段と、第1及び第
2のトラックにそれぞれ対応した位置に移動可能なヘッ
ド装置と、第1及び第2の信号処理手段から得られた信
号を、ヘッド装置を介して第1及び第2のトラックにそ
れぞれ記録する記録手段と、記録手段により記録された
第1及び第2のトラック上の信号をヘッド装置を介して
再生し、再生信号を出力する再生手段と、ヘッド装置を
介して再生信号から第1及び第2のコード信号を検出す
る検出手段と、第1及び第2の信号処理手段と、ヘッド
装置と、記録手段と、再生手段との動作を制御する制御
手段とを備え、再生手段により再生された最初のトラッ
クが第1のトラックであり、かつ検出手段により第1の
コード信号が検出された場合は、ヘッド装置が第2のト
ラックに対応した位置に移動せしめられた後、再生手段
により第2のトラックが再生され、制御手段により第2
のトラックの記録状態が検出された後、再び第1のトラ
ックに対応した位置にヘッド装置が移動させられる。
請求項2に記載の記録再生装置は、記録媒体の第1の
トラックにビデオ信号を記録し、第1のトラックと異な
る第2のトラックに、第1のトラックに記録されたビデ
オ信号に対応したオーディオ信号を記録する記録モード
を有する記録再生装置であって、この記録モードにおい
て、第1のトラックへ記録するビデオ信号に、記録モー
ドを示す第1のコード信号を附加する第1の信号処理手
段と、記録モードにおいて、第2のトラックへ記録する
対応したオーディオ信号に、記録モードを示す第2のコ
ード信号を附加する第2の信号処理手段と、第1及び第
2のトラックにそれぞれ対応した位置に移動可能なヘッ
ド装置と、第1及び第2の信号処理手段から得られた信
号を、ヘッド装置を介して第1及び第2のトラックにそ
れぞれ記録する記録手段と、記録手段により記録された
第1及び第2のトラック上の信号をヘッド装置を介して
再生し、再生信号を出力する再生手段と、ヘッド装置を
介して再生信号から第1及び第2のコード信号を検出す
る検出手段と、第1及び第2の信号処理手段と、ヘッド
装置と、記録手段と、再生手段との動作を制御する制御
手段とを備え、再生手段により再生された最初のトラッ
クが第2のトラックであり、かつ検出手段により第2の
コード信号が検出された場合は、ヘッド装置が第1のト
ラックに対応した位置に移動せしめられた後、再生手段
により第1のトラックが再生され、制御手段により第1
のトラックの記録状態が検出され、この第1のトラック
にオーディオ信号が記録されている場合あるいはビデオ
信号が対応付けされずに独立して記録されている場合
は、ヘッド装置が第2トラックに対応した位置に復帰さ
せられる。
請求項3に記載の記録再生装置は、記録媒体の第1の
トラックにビデオ信号を記録し、第1のトラックと異な
る第2のトラックに、第1のトラックに記録されたビデ
オ信号に対応したオーディオ信号を記録する記録モード
を有する記録再生装置であって、この記録モードにおい
て、第1のトラックへ記録するビデオ信号に、記録モー
ドを示す第1のコード信号を附加する第1の信号処理手
段と、記録モードにおいて、第2のトラックへ記録する
対応したオーディオ信号に、記録モードを示す第2のコ
ード信号を附加する第2の信号処理手段と、第1及び第
2のトラックにそれぞれ対応した位置に移動可能なヘッ
ド装置と、第1及び第2の信号処理手段から得られた信
号を、ヘッド装置を介して第1及び第2のトラックにそ
れぞれ記録する記録手段と、記録手段により記録された
第1及び第2のトラック上の信号をヘッド装置を介して
再生し、再生信号を出力する再生手段と、ヘッド装置を
介して再生信号から第1及び第2のコード信号を検出す
る検出手段と、第1及び第2の信号処理手段と、ヘッド
装置と、記録手段と、再生手段との動作を制御する制御
手段とを備え、再生手段により再生された最初のトラッ
クが第2のトラックであり、かつ検出手段により第2の
コード信号が検出された場合は、ヘッド装置が第1のト
ラックに対応した位置に移動せしめられた後、再生手段
により第1のトラックが再生され、制御手段により第1
のトラックの記録状態が検出され、第1のトラックが未
記録状態の場合、あるいは第1のコード信号が検出され
た場合は、ヘッド装置がこの第1トラック上に待機させ
られる。
〔作用〕
請求項1に記載の記録再生方式においては、例えば、
既に記録されているビデオ信号に対応するオーディオ信
号を記録するとき、ヘッドは、ビデオ信号が記録されて
いる、第1のトラックを再生する。この再生により、第
1のコードが検出されたとき、ヘッドは第2のトラック
に移動され、この第2のトラックが再生される。第2の
トラックが空きトラックであるか否か確認され、ヘッド
は再び第1のトラックに戻される。
その結果、第1のトラックを再生して静止画を確認し
ながら、その後、所定のタイミングで、レリーズスイッ
チの操作等、所定の操作が行なわれたとき、ヘッドを第
2のトラックに移動させ、オーディオ信号を記録させる
ことができる。
従って、記録開始直前まで、既に記録されている信号
を確認し続けることができる。
請求項2に記載の記録再生方式においては、第2のト
ラックを再生し、第2のコード信号が検出されたとき、
ヘッドが第1のトラックに移動される。第1のトラック
にオーディオ信号や対応しないビデオ信号が記録されて
いるとき、アフターレコーディングができないので、ヘ
ッドは元の第2のトラックに戻される。
従って、アフターレコーディングモードの迅速な解除
が可能となる。
請求項3に記載の記録再生方式においては、第2のト
ラックを再生し、第2のコード信号が検出されたとき、
ヘッドが第1のトラックに移動される。第1のトラック
に対応するビデオ信号が既に記録されているとき、並び
に、第1のトラックが空きトラックであるとき、ヘッド
は第1のトラックに位置される。
従って、その後、前者の場合、直ちにビデオ信号を再
生することができ、後者の場合、直ちに対応するビデオ
信号をアフターレコーディングすることができる。
〔実施例〕
第2図は、この発明を電子スチルカメラに応用した場
合の一実施例の構成を示す斜視図である。
同図において、1は電子スチルカメラのカメラ本体で
あり、釦2を操作することにより蓋3を開閉し、内部に
磁気ディスクを装着又は離脱することができるようにな
っている。
4はパワースイッチであり、電源をオン、オフすると
き操作される。5は、被写体(図示せず)を確認するた
めのファインダ、6は被写体を撮影する場合の撮像光軸
である。
8と9は、各々アップスイッチとダウンスイッチであ
り、LCDパネル7に表示されている所定の数字を増加又
は減少するとき操作される。10はモードスイッチであ
り、モードを選択するとき操作される。11はセレクトス
イッチであり、LCDパネル7に表示されたモードをさら
に細かく選択するとき操作される。
12はストロボスイッチ、13はEFスイッチであり、スト
ロボを使用するモード、又は露出倍数を設定するモード
を、各々選択するとき操作される。14と15は、各々ワイ
ドスイッチとテレスイッチであり、ズーミングをワイド
方向又はテレ方向に設定する。16は撮影を行なうとき操
作されるビデオレリーズスイッチである。
17は出力端子であり、ここに接続されたモニタ装置
(図示せず)に、オーディオ信号及びビデオ信号を出力
する。18は切り替えスイッチであり、AVモードとダビン
グモードとを切り替えるとき操作される。
21は音声アダプタであり、必要に応じ、カメラ本体1
に装着される。22は、音声アダプタ21の正面に取付けら
れているマイクロホン、23は、マイクロホン22からオー
ディオ信号を集音するとき操作される集音スイッチであ
る。24は集音したオーディオ信号を磁気ディスクに記録
するとき操作されるオーディオレリーズスイッチであ
る。25は音声アダプタ21に設けられたLCDパネル、26は
集音したオーディオ信号を消去するとき操作される集音
キャンセルスイッチである。27は時間圧縮モードを切り
替える切り替えスイッチである。
第1図は、カメラ本体1と音声アダプタ21の内部の回
路の一実施例の構成を示すブロック図である。
同図のカメラ本体1において、31はレンズであり、ズ
ーム駆動回路32により駆動される。33は、レンズ31によ
り集光された光が入射されるCCD等のイメージセンサで
ある。34は撮像回路であり、イメージセンサ33からビデ
オ信号を読み出し、映像信号処理回路35に出力する。映
像信号処理回路35の出力は、出力端子17に供給される。
36はストロボ制御回路であり、ストロボ発光部37を駆動
する。
41はスイッチであり、記録されるオーディオ信号又は
ビデオ信号を選択し、FM変調回路42に出力する。FM変調
回路42の出力は、記録アンプ43、スイッチ44を介して、
磁気ヘッド44に供給される。
46はスピンドルモータ駆動回路であり、スピンドルモ
ータ47を駆動する。48はオーディオ信号とビデオ信号が
記録される磁気ディスク、49は磁気ディスク48の回転位
相に対応したPGパルスを発生するPGコイルである。50は
ヘッド移動駆動回路であり、磁気ヘッド45をトラックと
垂直な方向に移動させる。51は再生アンプ、52はFM復調
回路であり、各々スイッチ44を介して出力される再生信
号を増幅し、また復調する。
61は検出部であり、出力端子17にモニタが接続されて
いるか否かを検出する。62はシステムコントローラであ
り、カメラ本体1の動作を制御する。また、63、64は、
カメラ本体1に音声アダプタ21が装着されているか否
か、又は、磁気ディスク48のケース(図示せず)に誤消
去防止爪があるか否かを、各々検出する。
16A,16Bは、ビデオレリーズスイッチ16が半押しされ
たとき、又は完全に押されたとき、各々オンするスイッ
チである。
一方、音声アダプタ21において、71はアンプ、72は音
声信号処理回路であり、各々マイクロホン22から入力さ
れた信号を増幅し、処理する。73はスイッチであり、A/
Dコンバータ74へ入力される信号を選択する。75はRAMで
あり、集音されたオーディオ信号を記憶する。76はディ
ジタル信号処理回路であり、A/Dコンバータ74、RAM75、
D/Aコンバータ77の動作を制御する。
78はスイッチであり、D/Aコンバータ77より出力され
たオーディオ信号を、圧縮音声記録処理回路79又は音声
信号処理回路80に、選択的に出力する。圧縮音声記録処
理回路79の出力は、スイッチ41を介してFM変調回路42
に、音声信号処理回路80の出力は出力端子17に、各々出
力される。81は圧縮音声再生処理回路であり、FM復調回
路52から出力されるオーディオ信号を処理し、スイッチ
73を介して、A/Dコンバータ74に供給する。
82は音声アダプタ21の動作を制御するシステムコント
ローラである。
尚、スイッチ44と、スイッチ73、78は、各々システム
コントローラ62と82に制御され、記録時、端子REC側
に、再生時、端子PB側に、各々切り替えられる。また、
スイッチ41は、ビデオ信号又はオーディオ信号を記録す
るとき、各々端子VIDEO又は端子AUDIO側に、システムコ
ントローラ62により切り替えられる。
次に、その基本的な動作について説明する。
被写体からの光は、レンズ31を介してイメージセンサ
33に入射され、光電変換される。撮像回路34はイメージ
センサ33の撮像信号を読み出し、映像信号処理回路35に
出力する。映像信号処理回路35はこの信号を処理し、例
えば、NTSC方式のビデオ信号にして、出力端子17に接続
されているモニタに出力する。
使用者は、このモニタを見て、あるいは、ファインダ
5を介して被写体を確認する。
ストロボスイッチ12の操作により、その使用が指令さ
れている場合、ビデオレリーズスイッチ16が完全に押さ
れたとき、システムコントローラ62は、ストロボ制御回
路36を介してストロボ発光部37を駆動し、図示せぬ被写
体に光を照射させる。
また、ビデオレリーズスイッチ16が完全に押されたと
き、映像信号処理回路35より出力されたビデオ信号は、
スイッチ41を介してFM変調回路42に入力され、FM変調さ
れる。この変調信号は、記録アンプ43により増幅され、
スイッチ44を介して磁気ヘッド45に供給される。このと
き、スピンドルモータ駆動回路46を介してスピンドルモ
ータ47が駆動され、磁気ディスク48が3600rpmの速度で
回転されている。このようにして、磁気ディスク48にビ
デオ信号が記録される。
尚、このとき、システムコントローラ62は、DPSK信号
を映像信号処理回路35に出力する。映像信号処理回路35
は、このDPSK信号をビデオ信号に重畳する。従って、各
トラックには、DPSK信号が、ビデオ信号に重畳して記録
される。
磁気ディスク48には、例えば50本のトラックが、同心
円状に形成されている。1本のトラックには1フィール
ドのビデオ信号が記録される。1コマは選択により、1
フィールド又は2フィールド(1フレーム)のビデオ信
号とされる。
トラックを変更するとき、ヘッド移動駆動回路50が、
磁気ヘッド45を内周又は外周に移動させる。
一方、オーディオ信号を記録する場合、切り替えスイ
ッチ27により、先ず、時間圧縮モードを設定する。これ
により、例えば、5秒、10秒、又は20秒のいずれかの集
音時間が設定される。
所定のタイミングで、集音スイッチ23が操作される
と、マイクロホン22より入力されたオーディオ信号が、
アンプ71により増幅され、音声信号処理回路72に入力さ
れる。音声信号処理回路72は、入力されたオーディオ信
号の不要な高域成分を除去し、レベルを調整する。この
オーディオ信号は、スイッチ73を介してA/Dコンバータ7
4に入力され、ディジタル信号に変換される。このディ
ジタル信号はRAM75に、時間軸が圧縮されて記憶され
る。
このようにして、実時間で、例えば、5秒、10秒、又
は20秒のオーディオ信号が、RAM75に記憶される。
次に、オーディオレリーズスイッチ24がオンされる
と、RAM75に記憶されているオーディオ信号が、ディジ
タル信号処理回路76により読み出される。ディジタル信
号処理回路76は、このオーディオ信号にコントロールコ
ードを付加し、D/Aコンバータ77に出力する。
D/Aコンバータ77によりアナログ信号に変換されたオ
ーディオ信号は、スイッチ78を介して圧縮音声記録処理
回路79に入力される。圧縮音声記録処理回路79は、この
オーディオ信号を、プリエンファシス等の処理を施した
後、スイッチ41を介してFM変調回路42に供給する。
このようにして、時間軸圧縮されたオーディオ信号
が、1本のトラックに、コントロールコードとともに記
録される。
尚、後に詳述するように、オーディオアフレコモード
においては、オーディオレリーズスイッチ24をオンした
とき、RAM75に記憶されているオーディオ信号が読み出
され、対応するビデオ信号が記録されているトラックの
1本内周のトラックに記録される。
磁気ヘッド45より再生された信号は、スイッチ44を介
して再生アンプ51に入力され、増幅された後、FM復調回
路52によりFM復調される。
この復調信号は、ビデオ信号の場合、映像信号処理回
路35に入力される。映像信号処理回路35は、このビデオ
信号を出力端子17に接続されたモニタに出力する。磁気
ヘッド45は、同一のトラックを繰返し再生するので、モ
ニタには静止画が表示される。
また、このとき、映像信号処理回路35は、DPSK信号を
検出し、システムコントローラ62に出力する。
復調されたのがオーディオ信号である場合、このオー
ディオ信号は圧縮音声再生処理回路81に入力され、ディ
エンファシス等の処理が施される。圧縮音声再生処理回
路81より出力されたオーディオ信号は、スイッチ73を介
してA/Dコンバータ74に入力され、ディジタル信号に変
換される。このディジタルオーディオ信号はRAM75に書
き込まれる。
また、このとき、ディジタル信号処理回路76はオーデ
ィオ信号とともに入力されるコントロールを読み取り、
システムコントローラ82に出力する。
RAM75に書き込まれたオーディオ信号は、ディジタル
信号処理回路76により、時間軸伸長して読み出され、D/
Aコンバータ77でアナログ信号に変換された後、スイッ
チ78を介して音声信号処理回路80に入力される。音声信
号処理回路80は、入力されたオーディオ信号を、不要な
高域成分を除去し、レベルを調整した後、出力端子17に
接続されたモニタに供給する。
対応して記録されているビデオ信号とオーディオ信号
を再生する場合、先ず、オーディオ信号が再生され、RA
M75に書き込まれる。その後、磁気ヘッド45が1本外周
のトラックに移動され、そこに記録されているビデオ信
号が繰返し静止画として再生される。このとき、オーデ
ィオ信号はRAM75から時間軸伸長して読み出され、同時
に再生される。
第3図は、LCDパネル7の一実施例の正面図である。
検出部61により、出力端子17にモニタが接続されてい
ないことが検出されている場合、このLCDパネル7に表
示されているモードは、モードスイッチ10を1回押圧す
る度に、第4図に示すように変化する。
すなわち、モードスイッチ10を1回押圧する度に、撮
影モード、モード、ホワイトバランス(W.B.)モード、
年月日時分秒設定モードの順に、モードが循環する。
さらに、例えば、モードスイッチ10を操作して、撮影
モードを設定した状態において、セレクトスイッチ11を
操作すると、シングル(Single)、セルフ(Self)、連
写1、連写2、連写5の順に、撮影モードが循環する。
第5図は、この場合における、LCDパネル7の表示の
変化の様子を表している。
シングルは、1コマの撮影を行なうモードであり、1
枚の写真の図形の点灯により表示される。セルフは、セ
ルフタイマを用いて撮影する場合のモードであり、時計
の形状の図形の点灯により表示される。連写は、ビデオ
レリーズスイッチ16が完全に押されている期間中、撮影
が連続的に行なわれるモードであり、3枚の写真の図形
と、1、2又は5の数字が点灯される。この数字は、1
秒間の間に撮影されるコマ数を表している。
モードスイッチ10により、モードが選択された場合、
さらにセレクトスイッチ11を操作することにより、レッ
クノーマル(RecNormal)、レックAV(RecAV)、イレー
ス(Erase)、の各モードが循環される。
第6図は、この場合における表示の変化を表してい
る。レックノーマルの場合、RECとNORMALの文字が、レ
ックAVのとき、RECとAVの文字が、イレースのとき、ERA
SEの文字が、各々点滅される。
これらのモードは、各々、ビデオ信号若しくはオーデ
ィオ信号を独立して記録する場合、ビデオ信号とオーデ
ィオ信号を対応して記録する場合、又は記録したビデオ
信号若しくはオーディオ信号を消去する場合、のモード
である。
ホワイトバランスモードにおいては、AUTO、曇り、晴
れ、蛍光灯、ランプの循環が行なわれ、この循環に対応
して、第7図に示すように、表示が変化する。
すなわち、WBの文字とともに、AUTOの文字、雲の図
形、太陽の図形、蛍光灯の図形、又はランプの図形が、
各々点灯される。
これらの各モードに対応して、色温度の基準値が変更
される。
年月日時分秒設定モードにおいては、モードスイッチ
10の操作により、年月日又は時分秒モードが設定され
る。
年月日モードの場合、第8図に示すように、そのとき
の日付が表示され、年月日の間のハイフォンの記号が点
滅される。そして、セレクトスイッチ11の操作に対応し
て、年、月、日の各表示が順次点滅する。
時分秒モードの場合、第9図に示すように、そのとき
の時間が表示され、時分秒の間のコロンの記号が点滅さ
れる。そして、セレクトスイッチ11の操作に対応して、
時、分、秒の各表示が順次点滅する。
一方、出力端子17にモニタが接続されていることが、
検出部61により検出されている場合は、モードスイッチ
10によりモードを選択したとき、セレクトスイッチ11の
操作に対応して、第10図に示すように、モードが変化す
る。
すなわち、プレイ(Play)、イレース(Erase)、モ
ニタノーマル(Monitor normal)、モニタAV(Monitor
AV)のモードが順次循環する。これらは、各々、記録し
たビデオ信号若しくはオーディオ信号を再生する場合、
消去する場合、モニタをしているビデオ信号若しくはオ
ーディオ信号を独立に記録する場合、又はモニタしてい
るビデオ信号とオーディオ信号を、対応して記録する場
合、のモードである。
そして、これらのモードは、第11図に示すように表示
される。すなわち、プレイはPLAYの文字の点滅により、
イレースはERASEの文字の点滅により、モニタノーマル
は、RECの文字の点灯と、NORMAL及びMONITORの文字の点
滅により、モニタAVは、RECの文字の点灯と、AV及びMON
ITORの文字の点滅により、各々表示される。
さらに、プレイモードにおいて、ビデオ信号又はオー
ディオ信号をアフターレコーディングすることができる
状態にある場合、セレクトスイッチ11を操作すると、イ
レースモードではなく、ビデオアフレコモード、又はオ
ーディオアフレコモードに、各々移行する。そして、再
度セレクトスイッチ11を操作すると、再びプレイモード
に移行する。
アフターレコーディングを設定するための専用のスイ
ッチを設けることもできるが、このように、モードを選
択するモードスイッチ10とセレクトスイッチ11を、アフ
ターレコーディングを設定する場合のスイッチとして兼
用することにより、スイッチの数を少なくし、スペース
を有効に利用することができ、小型化に有利となる。
オーディオアフレコモード及びビデオアフレコモード
の場合、LCDパネル7とLCDパネル25の表示は、各々第12
図及び第13図に示すようになる。
オーディオアフレコモードの場合、第12図に示すよう
に、LCDパネル7において、PLAYとAVの文字が点灯され
ると同時に、RECの文字が点滅される。また、アフター
レコーディングするトラックの番号(実施例の場合08)
が日付とともに表示されている。
また、LCDパネル25においては、RECの文字が点灯され
るとともに、AUDIOの文字が点滅される。このとき、切
り替えスイッチ27により設定した、オーディオ信号の記
録時間(実施例の場合10秒)も同時に表示される。
一方、ビデオアフレコモードの場合、第13図に示すよ
うに、LCDパネル7の表示は、オーディオアフレコモー
ドにおける場合と同様であるが、LCDパネル25において
は、RECの文字が点灯されるとともに、AUDIOではなく、
VIDEOの文字が点滅される。
また、このとき、対応するオーディオ信号を記録する
とき設定した記録時間(実施例の場合10秒)とともに、
実際に記録されているオーディオ信号の長さの目安を表
す記号が表示される。実施例の場合、バーの数により、
その長さが表されている。この実施例の場合、バーの数
が10個であるので、10秒間のオーディオ信号が記録され
ていることになる。すなわち、この実施例の場合、バー
1個が1秒を表している。設定した記録時間が20秒の場
合、バー1個は2秒を表すことになる。
このように、ビデオ信号をアフターレコーディングす
る場合と、オーディオ信号をアフターレコーディングす
る場合とで、表示を異ならせるようにしたので、いずれ
の信号をアフターレコーディングすればよいのか、使用
者が判らなくなるようなことが防止される。
さらに、オーディオ信号が未だ、アフターレコーディ
ングされていない状態において、対応するビデオ信号が
記録されているトラックを再生すると、その表示は、第
14図に示すようになる。
すなわち、このとき、LCDパネル7において、PLAYとA
Vの文字が点灯されるとともに、再生中のトラックの番
号(実施例の場合08)が、日付(勿論時分秒にすること
もできる)とともに表示される。
一方、LCDパネル25においては、PLAYとVIDEOの文字が
点灯されるとともに、オーディオ信号が未だ記録されて
いないので、AUDIOの文字が点滅される。
同様に、ビデオ信号が未だ、アフターレコーディング
されていない状態において、対応するオーディオ信号が
記録されているトラックを再生すると、その表示は、第
15図に示すようになる。
すなわち、このとき、LCDパネル7の表示は、オーデ
ィオ信号をアフターレコーディングしていない場合と同
様であるが、LCDパネル25においては、PLAYとAUDIOの文
字が点灯されるとともに、ビデオ信号が未だ記録されて
いないので、VIDEOの文字が点滅される。また、同時
に、再生中のトラックに記録されているオーディオ信号
の記録設定時間(10秒)とともに、実際に記録されてい
るオーディオ信号の長さの目安が表示される。
次に、第16図のフローチャートを参照して、ビデオア
フレコモード又はオーディオアフレコモードを設定する
場合の動作を説明する。
セレクトスイッチ11がオンされた場合、既にビデオ又
はオーディオアフレコモードが設定されていれば、それ
が解除される(ステップS1,S11)。
ビデオ又はオーディオアフレコモードが設定されてい
なければ、検出部61により出力端子17へのモニタの接続
が検出されているか、プレイモードであるか、再生中で
あるか、検出部63によりカメラ本体1への音声アダプタ
21の装着が検出されているか、検出部64により誤消去防
止爪が検出されているかが、各々判定される(S2乃至S
6)。これらのいずれか1つでも検出されていないと
き、アフレコモードは設定されない。
これらの総てが検出されているとき、ビデオアフレコ
が可能であれば、ビデオアフレコモードが、またオーデ
ィオアフレコが可能であれば、オーディオアフレコモー
ドが、各々設定される(S7乃至S10)。
ビデオアフレコが可能であるか否かは、第17図に示す
フローチャートに従って判定される。
先ず、所定のトラックが再生され、その再生信号がオ
ーディオ信号でなければ、ビデオアフレコの前提となる
オーディオ信号が存在しないことになるので、ビデオア
フレコは不可とされる(S21,S27)。
再生されたのがオーディオ信号であれば、その中に含
まれるコントロールコードが読み取られる(S22)。こ
のコントロールコードには、そのオーディオ信号が、単
独(ノーマルモード)で記録されたものか、ビデオ信号
に対応するもの(AVモード)として記録されたものであ
るのかを表すコードが含まれている。
コントロールコードがAVモードでなければ(ノーマル
モードであれば)、ビデオアフレコは不可とされる(S2
3、S27)。
コントロールコードがAVモードであれば、ヘッド移動
駆動回路50により、磁気ヘッド45が1トラックだけ外周
に移動され、そのトラックが空きトラックであるか否か
が判定される(S24,S25)。
対応するビデオ信号とオーディオ信号は、隣接する外
周と内周のトラックに各々記録されるように、予め規定
されている。従って、1本外周のトラックが、空きトラ
ックでなければ、対応するビデオ信号を記録することが
できないので、ビデオアフレコが不可とされ、空きトラ
ックであれば、ビデオアフレコが可とされる(S25,S26,
S27)。
一方、同様に、オーディオアフレコが可能であるか否
かは、第18図に示すフローチャートに従って判定され
る。
先ず、所定のトラックが再生され、その再生信号がビ
デオ信号でなければ、オーディオアフレコの前提となる
ビデオ信号が存在しないことになるので、オーディオア
フレコは不可とされる(S31,S37)。
再生されたのがビデオ信号であれば、その中に含まれ
るDPSK信号が読み取られる(S32)。このDPSK信号に
は、そのビデオ信号が、単独(ノーマルモード)で記録
されたものか、又はオーディオ信号に対応するもの(AV
モード)として記録されたものであるのかを表すコード
が含まれている。
DPSK信号がAVモードでなければ(ノーマルモードであ
れば)、オーディオアフレコは不可とされる(S33,S3
7)。
DPSK信号がAVモードであれば、ヘッド移動駆動回路50
により、磁気ヘッド45が1トラックだけ内周に移動さ
れ、そのトラックが空きトラックであるか否かが判定さ
れる(S34,S35)。
1本内周のトラックが、空きトラックでなければ、対
応するオーディオ信号を記録することができないので、
オーディオアフレコが不可とされ、空きトラックであれ
ば、オーディオアフレコが可とされる(S35,S36,S3
7)。
次に、第19図のフローチャートを参照して、ビデオレ
リーズスイッチ16、又はオーディオレリーズスイッチ24
が操作された場合における動作を説明する。
先ず、操作されたのが、ビデオレリーズスイッチ16で
あるか否かが判定される(S41)。ビデオレリーズスイ
ッチ16が完全に押された場合、カメラ本体1がAVモード
かつ、アフレコモードに設定されているとき、記録モー
ドが設定される(S42乃至S44)。
さらに、設定されているのがビデオアフレコモードで
ある場合、そのトラックにビデオ信号が記録される(S4
5,S46)。その後、再生モードが設定され(S47)、第20
図のフローチャートに示す、再生処理が実行される。
操作されたのが、オーディオレリーズスイッチ24であ
る場合、RAM75にオーディオ信号が記憶(集音)されて
いるか否かが判定される(S41,S50)。集音されていな
ければ、オーディオ信号を磁気ディスク48に記録するこ
とができないので、記録動作は行なわれない。
オーディオ信号が集音されており、AVモード、オーデ
ィオアフレコモードが設定されている場合、磁気ヘッド
45が1トラックだけ内周に移動され、そのトラックにオ
ーディオ信号が記録される(S48,S49)。その後、再生
モードが設定され(S47)、第20図のフローチャートに
示す、再生処理が実行される。
カメラ本体1に設定されているのが、ノーマルモード
である場合(AVモードでない場合)、ビデオレリーズス
イッチ16が操作されたときビデオ信号が独立して記録さ
れ、オーディオレリーズスイッチ24が操作されたときオ
ーディオ信号が独立して記録される(S42,S52乃至S5
3)。
また、AVモードで、かつ、アフレコモードが設定され
ていない場合、ビデオレリーズスイッチ16が操作された
のであれば、ビデオ信号が記録される(S43,S54,S5
5)。さらに、磁気ヘッド45が1トラック内周へ移動さ
れ、集音があれば、オーディオ信号が記録される(S56
乃至S58)。オーディオレリーズスイッチ24が操作され
たのであれば、磁気ヘッド45が1トラック内周に移動さ
れ、オーディオ信号が記録される(S54,S56乃至S58)。
次に、再生処理の動作を、第20図のフローチャート
と、第21図のトラック偏位図を参照して説明する。
尚、第21図においては、図中右方向が磁気ディスク48
の内周方向、左方向が外周方向とされている。また、A
とVは、各々オーディオ又はビデオトラックを、NとAV
は、ノーマルトラックとAVトラックを、各々示してい
る。
先ず、オーディオイグジストフラグ(以下AEフラグと
称する)がクリアされ、ノーマルモードが設定され、さ
らに−1トラック偏位フラグ(以下単に偏位フラグと称
する)がクリアされる(S61乃至S63)。次に、磁気ヘッ
ド45が位置するトラックが再生され、その再生信号がビ
デオ信号なのか、オーディオ信号なのかが検出される
(S64,S65)。
偏位フラグがセットされていない場合、再生されたの
がビデオ信号であるとき(オーディオ信号でないと
き)、DPSK信号が再生される(S66乃至S68)。DPSK信号
が、ビデオAVトラックでないことを示しているとき、音
声アダプタ21が装着されていれば、いま、このトラック
には信号が記録されているので、システムコントローラ
62は、このトラックをノーマルビデオトラックであると
判定し、そのことを音声アダプタ21のシステムコントロ
ーラ82に送信する(S69乃至73)。
すなわち、この場合、第21図(a)に示すように、再
生したトラックのDPSK信号から、そのトラックがノーマ
ルビデオトラックであることが判定される。
この場合、次に、再生されたのがオーディオ信号か否
か、さらに、信号が記録されているか否かが判定される
が(S74,S75)、いま再生されているのは、ビデオ信号
であるから、ビデオ再生制御が実行される(S76)。従
って、ビデオ信号が再生される。
一方、第21図(b)に示すように、DPSK信号からビデ
オAVトラックであると判定された場合、システムコント
ローラ62はAVモードを設定する(S70,S77)。音声アダ
プタ21が装着されていないとき、アフターレコーディン
グはできないから、以後、そのトラックの再生が実行さ
れる(S78,S74乃至S76)。
音声アダプタ21が装着されているとき、磁気ヘッド45
が1トラック内周に移動され、そのトラックの信号が再
生され、それがビデオ信号であるのかオーディオ信号で
あるのかが検出される(S79乃至S81)。
第21図(b)の例の場合、内周のトラックに記録され
ているのは、ビデオ信号である。上述したように、AVモ
ードの場合、隣接するトラックのうち、外周のトラック
にビデオ信号が、内周のトラックにオーディオ信号が、
各々対応して記録される。従って、この場合、DPSK信号
の記録内容に反して、対応するオーディオ信号が記録さ
れていないことになる。そこで、偏位する前のトラック
(外周のトラック)は、ノーマルビデオトラックと認定
され、その旨が、システムコントローラ82に送信される
とともに、ノーマルモードが設定される(S82,S83,S87,
S88)。
そして、磁気ヘッド45は、元のトラックに復帰された
後、そのトラックの再生が行なわれる(S86,S74乃至S7
6)。
また、第21図(c)に示すように、隣接する内周のト
ラックが、信号が記録されていない空きトラックである
ときは、そこにオーディオ信号をアフターレコーディン
グすることが可能である。従って、オーディオアフレコ
可とされ、音声アダプタ21のシステムコントローラ82
に、元の(外周の)トラックはAVビデオトラックである
旨が送信される(S83乃至S85)。
そして、磁気ヘッド45は、元のトラックに復帰された
後、そのトラックの再生が行なわれる(S86,S74乃至S7
6)。
一方、最初のトラックからオーディオ信号が再生され
たとき、音声アダプタ21が装着されていなければ、再生
動作が不能として処理される(S67,S89,S74)。
音声アダプタ21が装着されている状態で、最初のトラ
ックからオーディオ信号が再生されたとき、オーディオ
再生制御が実行され、オーディオ信号が再生される(S9
0)。システムコントローラ82は、再生信号に含まれる
コントローラコードを読み取り、さらにシステムコント
ローラ62はこれを受信する(S91)。
第21図(d)に示す場合のように、最初のトラックの
コントロールコードから、オーディオノーマルトラック
であることが検出され、ノーマルモードが設定されてい
るとき、そのまま再生が行なわれる(S92,S93)。
一方、第21図(e)に示すように、最初のトラック
が、そのDPSK信号から、ビデオAVトラックであることが
検出された場合、ステップS82からS90に移行し、隣接ト
ラックのコントロールコードが読み取られる。この例の
場合、コントロールコードから、オーディオノーマルト
ラックであることが検出されるが、最初のトラックはビ
デオAVトラックであったから、AVモードが設定されてい
る。この場合、隣接するトラックのDPSK信号とコントロ
ールコードとが矛盾していることになる。この場合は、
ノーマルトラックであること(コントロールコード)を
正しいものとする。
このため、磁気ヘッド45が元の外周のトラックに移動
された後、元のトラックはノーマルビデオトラックと認
定され、その旨が、システムコントローラ82に送信さ
れ、ノーマルモードが設定される(S93乃至S96)。
同様に、第21図(f)に示すように、最初のトラック
が、そのDPSK信号から、ビデオAVトラックであることが
検出され、かつ隣接する内周のトラックが、そのコント
ロールコードからオーディオAVトラックであることが検
出された場合、ビデオ信号とオーディオ信号が正しく対
応されて記録されていることになる。従って、このと
き、磁気ヘッド45が元のトラックに移動され、AEフラグ
がセットされる(S97乃至S99)。
また、このとき、内周のトラックから再生されたオー
ディオ信号は、RAM75に記憶され、外周のトラックより
再生されるビデオ信号とともに、出力される。
次に、第21図(g)に示すように、最初のトラック
が、そのコントロールコードから、AVオーディオトラッ
クであることが検出された場合、モードはステップS62
においてノーマルモードに初期設定されているので、AV
モードに変更される。そして、磁気ヘッド45が1トラッ
ク外周に移動され、偏位フラグがセットされる(S97,S1
00乃至S102)。
さらに、外側のトラックが再生され、空きトラックで
あるとき、そこにビデオ信号をアフターレコーディング
することができるので、ビデオアフレコ可とされ、内周
のトラックはAVオーディオトラックと認定され、その旨
が、システムコントローラ82に送信される(S64乃至S6
6,S103乃至S105)。
このように、最初のトラックがAVオーディオトラック
であり、モードがAVモードに変更され、偏位フラグがセ
ットされている場合において、第21図(h)に示すよう
に、その外周のトラックにオーディオ信号が記録されて
いる場合、磁気ヘッド45は元のトラックに復帰される。
また、元の内周のトラックは、そのコントロールコード
の内容に反して、ノーマルオーディオトラックと認定さ
れ、その旨が、システムコントローラ82に送信され、ノ
ーマルモードが認定される(S106乃至S108、S112)。
第21図(j)に示すように、最初のトラックがAVオー
ディオトラックであり、モードがAVモードに変更され、
偏位フラグがセットされている場合において、その外周
のトラックが、そのDPSK信号から、ノーマルビデオトラ
ックであると判定されるとき、内周のトラックのコント
ロールコードと、外周のDPSK信号が矛盾している。この
場合、前述した場合と同様に、ノーマルモードを優先さ
せる。従って、磁気ヘッド45を元のトラックに復帰する
とともに、内周のトラックは、ノーマルオーディオトラ
ックであると認定し、その旨を、システムコントローラ
82に送信し、ノーマルモードを設定する(S69,S109,S11
0,S107,S108,S112)。
第21図(j)に示すように、最初のトラックがAVオー
ディオトラックであり、モードがAVモードに変更され、
偏位フラグがセットされている場合において、その外周
のトラックが、そのDPSK信号から、AVビデオトラックで
あると判定されるとき、ビデオ信号とオーディオ信号
が、正しく対応されて記録されていることになる。従っ
て、この場合、AEフラグがセットされる(S109乃至S11
1)。
また、第21図(k)に示すように、最初のトラックが
AVオーディオトラックであり、モードがAVモードに変更
され、偏位フラグがセットされている場合において、そ
の外周のトラックは、ビデオトラックではあるが、その
DPSK信号が判別不能であるとき、コントロールコードと
DPSK信号との間に矛盾が存在する訳ではないので、ビデ
オ信号とオーディオ信号が、正しく対応されて記録され
ているものと認定される。従って、この場合も、AEフラ
グがセットされる(S109,S111)。
ところで、このように、再生動作中、磁気ヘッド45
は、ノーマルビデオトラック上とノーマルオーディオト
ラック上には保持されるが、AVトラックにおいては、常
にビデオトラック上に保持される。すなわち、AVオーデ
ィオトラックを一時的に再生はするが、再生後、AVビデ
オトラックに自動的に移動され、AVオーディオトラック
上には保持されない。これは、AVオーディオトラック
は、1回再生すれば、その再生データはRAM75に記憶さ
れるので、以後RAM75からデータを再生すればよく、AV
オーディオトラックを何回も繰り返し再生する必要がな
いためである。
これにより、例えば、磁気ヘッド45の1トラック内周
への移動が手動操作され、そのトラックに磁気ヘッド45
を移動させると、そのトラックがAVオーディオトラック
であれば、磁気ヘッド45は、その外周の元のAVビデオト
ラックに自動的に戻されてしまい、結局、そのAVビデオ
トラックからさらに内周に、手動操作により移動させる
ことができなくなってしまう。
このような不都合が発生するのを避けるため、アップ
スイッチ8又はダウンスイッチ9を手動操作して、再生
トラックを1トラックだけ内周又は外周に移動させる場
合の動作は、第22図のフローチャートに示すように処理
される。
先ず、送る方向が内周(+1)なのか、外周(−1)
なのかが、確認される(S121)。
そして、記録モードのとき、及び音声アダプタ21が装
着されていないとき、上記したような不都合は発生しな
いので、指示された通りに、磁気ヘッド45が内周又は外
周に、1トラックずつ、移動される(S122,S123,S13
1)。
ビデオ又はオーディオアフレコモードが設定されてい
る場合は、記録するトラックを変更することができない
ようにするため、アップスイッチ8又はダウンスイッチ
9の操作は無視される(S124)。
磁気ヘッド45を外周に1トラック移動(−1トラック
移動)するように手動操作した場合、そこがAVオーディ
オトラックであれば、自動的に、さらにその外周のAVビ
デオトラックに移動され、上記したような不都合は発生
しない。そこで、磁気ヘッド45は操作通りに移動される
(S125,S131)。
AEフラグがセットされておらず、オーディオアフレコ
もビデオアフレコも不可である場合も、同様に、不都合
は発生しない(S126乃至S128)。
また、現在のトラックが最外周から49番目のトラック
であり、その内周にはトラックが1本しか存在していな
い場合も同様である(S129)。
これに対して、AEフラグがセットされているか、オー
ディオアフレコ又はビデオアフレコが可である場合、上
記したような不都合が発生する。そこで、これらの場合
は、予め、1トラック自動的に内周に移動した後、さら
に指示に対応して1トラック移動させる(S126乃至S13
1)。すなわち、内周に1トラック移動(+1トラック
移動)するように手動操作した場合、合計2トラック内
周に移動される。
このように、1トラック内周に予め移動させることに
より、上記したような不都合の発生が防止される。
尚、本実施例では、AVモードに対応する1組のビデオ
トラックとオーディオトラックを構成するのに、磁気デ
ィスクの内周側をオーディオトラックとしているが、ビ
デオトラックを内周側とした場合は、トラックの移動方
向を反転させればよい。
トラック移動後、再生モードであれば、上述した再生
処理が実行される(S132)。
第19図に示した実施例においては、ビデオレリーズス
イッチ16が完全に押された後、又はオーディオレリーズ
スイッチ24がオンされた後、記録モードが設定される。
そして、ビデオ信号は、そのとき磁気ヘッド45が位置す
るトラックに記録される。また、オーディオ信号の場合
は、さらに磁気ヘッド45が内周に移動され、その移動し
たトラックに、RAM75から読み出されたオーディオ信号
が記録される。
これに対して、アフレコモードが設定されたとき、直
ちに記録モードを設定し、その後、レリーズスイッチが
操作されたとき、記録を行なうようにすることもでき
る。
第23図及び第24図は、このような動作を行わせる場合
における、アフレコモード移行スイッチ又はレリーズス
イッチが操作された時の処理動作を説明するフローチャ
ートである。
第23図に示すように、アフレコモード移行スイッチ
(実施例の場合モードスイッチ10とセレクトスイッチ1
1)が操作され、アフレコモードが設定されると、先
ず、アフレコモードフラグが読み取られ、それがセット
されてない場合、ビデオアフレコが可であれば、記録モ
ードが設定され、アフレコモードフラグがセットされる
(S141、S142、S145、S146)。
また、オーディオアフレコが可の場合は、磁気ヘッド
45が1トラック内周に移動された後、記録モードが設定
され、アフレコモードフラグがセットされる(S142乃至
S146)。
アフレコモード移行スイッチが操作されても、いずれ
のアフレコモードも不可であれば、何の処理も行なわれ
ない(S142、S143)。
アフレコモード移行スイッチがオンされたとき、アフ
レコモードフラグが既にセットされている場合は、ビデ
オアフレコ可の状態であれば、磁気ヘッド45が1トラッ
ク内周に移動された後、アフレコモードフラグがクリア
され、再生モードが設定されて、再生処理が実行される
(S141,S147,S151,S149,S150)。
また、オーディオアフレコ可の状態であれば、磁気ヘ
ッド45が1トラック外周に復帰された後、アフレコモー
ドフラグがクリアされ、再生モードが設定されて、再生
処理が実行される(S147乃至S150)。
すなわち、アフレコモードフラグが既にセットされて
いる状態で、アフレコモード移行スイッチがオンされた
ときは、アフレコモードが解除される。
従って、レリーズスイッチが完全に押されたときの処
理は、第24図に示すようになる。第24図のフローチャー
トを、第19図のフローチャートと比較して明らかなよう
に、第24図のフローチャートの場合、第19図のフローチ
ャートにおけるステップS44とS48が省略されている。そ
の他のステップは、第19図のフローチャートの場合と同
様である。
すなわち、アフレコモードを設定したとき、既に、記
録モードが設定され、また、オーディオアフレコの場
合、既に、磁気ヘッド45は内周のトラックに移動されて
いるので、レリーズスイッチをオンしたとき、これらの
処理は行なわれない。
従って、第23図及び第24図に示したフローチャートの
ように処理すると、第19図に示すように処理する場合に
較べ、より迅速な撮影、記録動作が可能になる。
〔発明の効果〕
以上の如く、請求項1に記載の記録再生方式によれ
ば、ビデオ信号と第1のコード信号が第1のトラックに
記録されているとき、ヘッドを第2のトラックに移動し
て、空きトラックであることを確認した後、ヘッドを再
び第1のトラックに戻すようにしたので、第2のトラッ
クにオーディオ信号をアフターレコーディングする直前
まで、第1のトラックの信号をモニタすることができ、
操作性がよくなる。
請求項2に記載の記録再生方式によれば、第2のトラ
ックから第2のコード信号が検出された場合、第1のト
ラックを再生し、第1のトラックにオーディオ信号や、
対応しないビデオ信号が記録されているとき、アフター
レコーディングできないので、ヘッドは第2のトラック
に戻される。
従って、その後、必要に応じ、アフターレコーディン
グモードの解除や、他の処理が迅速に行なえる。
請求項3に記載の記録再生方式によれば、第2のトラ
ックから第2のコード信号が検出された場合、第1のト
ラックを再生し、第1のトラックに対応するビデオ信号
が既に記録されているか、第1のトラックが空きトラッ
クであるとき、ヘッドが第1のトラックに配置される。
従って、その後、必要に応じ、直ちにビデオ信号を再
生するか、アフターレコーディングすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第2図の実施例の内部の回路の一実施例の構
成を示すブロック図、 第2図はこの発明の記録再生方式を電子スチルカメラに
応用した場合の一実施例の構成を示す斜視図、 第3図は、第2図の実施例におけるカメラ本体のLCDパ
ネルの一実施例の正面図、 第4図は、第1図の実施例における、モニタが接続され
ていない場合の、モードスイッチとセレクトスイッチの
操作によるモード遷移を説明するモード遷移図、 第5図は、第4図の実施例における、セレクトスイッチ
を操作した場合の、撮影モードの表示の変化を説明する
図、 第6図は、第4図の実施例における、モニタが接続され
ていない場合に、セレクトスイッチを操作したときの、
モードの表示の変化を説明する図、 第7図は、第4図の実施例における、セレクトスイッチ
を操作した場合の、ホワイトバランスモードの表示の変
化を説明する図、 第8図は、第4図の実施例における、セレクトスイッチ
を操作した場合の、年月日モードの表示の変化を説明す
る図、 第9図は、第4図の実施例における、セレクトスイッチ
を操作した場合の、時分秒モードの表示の変化を説明す
る図、 第10図は、第2図の実施例における、モニタが接続され
ている場合の、セレクトスイッチの操作によるモード遷
移を説明するモード遷移図、 第11図は、第2図の実施例における、モニタが接続され
ている場合に、セレクトスイッチを操作したときの、モ
ードの表示の変化を説明する図、 第12図は、第2図の実施例における、カメラ本体と音声
アダプタのLCDパネルの、オーディオアフレコモード時
の表示を説明する図、 第13図は、第2図の実施例における、カメラ本体と音声
アダプタのLCDパネルの、ビデオアフレコモード時の表
示を説明する図、 第14図は、第2図の実施例における、カメラ本体と音声
アダプタのLCDパネルの、オーディオアフレコ可の状態
の場合に、ビデオ信号を再生しているときの表示を説明
する図、 第15図は、第2図の実施例における、カメラ本体と音声
アダプタのLCDパネルの、ビデオアフレコ可の状態の場
合に、オーディオ信号を再生しているときの表示を説明
する図、 第16図は、第1図の実施例における、セレクトスイッチ
操作処理を説明するフローチャート、 第17図は、第1図の実施例における、ビデオアフレコ可
を検出する動作を説明するフローチャート、 第18図は、第1図の実施例における、オーディオアフレ
コ可を検出する動作を説明するフローチャート、 第19図は、第1図の実施例における、レリーズスイッチ
が操作された場合の動作を説明するフローチャート、 第20図は、第1図の実施例における、再生処理動作を説
明するフローチャート、 第21図(a)乃至(k)は、第20図の実施例における、
磁気ヘッドのトラック偏位動作を説明するトラック偏位
図、 第22図は、第1図の実施例における、手動操作によるト
ラック偏位の処理動作を説明するフローチャート、 第23図は、第1図の実施例における、アフレコモード移
行スイッチを操作した場合の処理動作を説明する他の実
施例のフローチャート、 第24図は、第1図の実施例における、レリーズスイッチ
を操作した場合の処理動作を説明する他の実施例のフロ
ーチャートである。 1……カメラ本体 5……ファインダ 6……撮像光軸 7……LCDパネル 8……アップスイッチ 9……ダウンスイッチ 10……モードスイッチ 11……セレクトスイッチ 16……ビデオレリーズスイッチ 17……出力端子 21……音声アダプタ 22……マイクロホン 23……集音スイッチ 24……オーディオレリーズスイッチ 25……LCDパネル 45……磁気ヘッド 47……スピンドルモータ 48……磁気ディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−50585(JP,A) 特開 平2−118964(JP,A) 特開 昭63−4474(JP,A) 特開 昭62−99902(JP,A) 特開 昭61−204806(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 20/02 H04N 5/781

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体の第1のトラックにビデオ信号を
    記録し、前記第1のトラックと異なる第2のトラック
    に、前記第1のトラックに記録されたビデオ信号に対応
    したオーディオ信号を記録する記録モードを有する記録
    再生装置であって、 この記録モードにおいて、前記第1のトラックへ記録す
    る前記ビデオ信号に、前記記録モードを示す第1のコー
    ド信号を附加する第1の信号処理手段と、 前記記録モードにおいて、前記第2のトラックへ記録す
    る前記対応したオーディオ信号に、前記記録モードを示
    す第2のコード信号を附加する第2の信号処理手段と、 前記第1及び第2のトラックにそれぞれ対応した位置に
    移動可能なヘッド装置と、 前記第1及び第2の信号処理手段から得られた信号を、
    前記ヘッド装置を介して前記第1及び第2のトラックに
    それぞれ記録する記録手段と、 前記記録手段により記録された前記第1及び第2のトラ
    ック上の信号を前記ヘッド装置を介して再生し、再生信
    号を出力する再生手段と、 前記ヘッド装置を介して前記再生信号から前記第1及び
    第2のコード信号を検出する検出手段と、 前記第1及び第2の信号処理手段と、前記ヘッド装置
    と、前記記録手段と、前記再生手段との動作を制御する
    制御手段とを備え、 前記再生手段により再生された最初のトラックが第1の
    トラックであり、かつ前記検出手段により前記第1のコ
    ード信号が検出された場合は、前記ヘッド装置が前記第
    2のトラックに対応した位置に移動せしめられた後、前
    記再生手段により前記第2のトラックが再生され、前記
    制御手段により前記第2のトラックの記録状態が検出さ
    れた後、再び前記第1のトラックに対応した位置に前記
    ヘッド装置が移動させられることを特徴とする記録再生
    装置。
  2. 【請求項2】記録媒体の第1のトラックにビデオ信号を
    記録し、前記第1のトラックと異なる第2のトラック
    に、前記第1のトラックに記録されたビデオ信号に対応
    したオーディオ信号を記録する記録モードを有する記録
    再生装置であって、 この記録モードにおいて、前記第1のトラックへ記録す
    る前記ビデオ信号に、前記記録モードを示す第1のコー
    ド信号を附加する第1の信号処理手段と、 前記記録モードにおいて、前記第2のトラックへ記録す
    る前記対応したオーディオ信号に、前記記録モードを示
    す第2のコード信号を附加する第2の信号処理手段と、 前記第1及び第2のトラックにそれぞれ対応した位置に
    移動可能なヘッド装置と、 前記第1及び第2の信号処理手段から得られた信号を、
    前記ヘッド装置を介して前記第1及び第2のトラックに
    それぞれ記録する記録手段と、 前記記録手段により記録された前記第1及び第2のトラ
    ック上の信号を前記ヘッド装置を介して再生し、再生信
    号を出力する再生手段と、 前記ヘッド装置を介して前記再生信号から前記第1及び
    第2のコード信号を検出する検出手段と、 前記第1及び第2の信号処理手段と、前記ヘッド装置
    と、前記記録手段と、前記再生手段との動作を制御する
    制御手段とを備え、 前記再生手段により再生された最初のトラックが第2の
    トラックであり、かつ前記検出手段により前記第2のコ
    ード信号が検出された場合は、前記ヘッド装置が前記第
    1のトラックに対応した位置に移動せしめられた後、前
    記再生手段により前記第1のトラックが再生され、前記
    制御手段により前記第1のトラックの記録状態が検出さ
    れ、この第1のトラックにオーディオ信号が記録されて
    いる場合あるいはビデオ信号が対応付けされずに独立し
    て記録されている場合は、前記ヘッド装置が前記第2ト
    ラックに対応した位置に復帰させられることを特徴とす
    る記録再生装置。
  3. 【請求項3】記録媒体の第1のトラックにビデオ信号を
    記録し、前記第1のトラックと異なる第2のトラック
    に、前記第1のトラックに記録されたビデオ信号に対応
    したオーディオ信号を記録する記録モードを有する記録
    再生装置であって、 この記録モードにおいて、前記第1のトラックへ記録す
    る前記ビデオ信号に、前記記録モードを示す第1のコー
    ド信号を附加する第1の信号処理手段と、 前記記録モードにおいて、前記第2のトラックへ記録す
    る前記対応したオーディオ信号に、前記記録モードを示
    す第2のコード信号を附加する第2の信号処理手段と、 前記第1及び第2のトラックにそれぞれ対応した位置に
    移動可能なヘッド装置と、 前記第1及び第2の信号処理手段から得られた信号を、
    前記ヘッド装置を介して前記第1及び第2のトラックに
    それぞれ記録する記録手段と、 前記記録手段により記録された前記第1及び第2のトラ
    ック上の信号を前記ヘッド装置を介して再生し、再生信
    号を出力する再生手段と、 前記ヘッド装置を介して前記再生信号から前記第1及び
    第2のコード信号を検出する検出手段と、 前記第1及び第2の信号処理手段と、前記ヘッド装置
    と、前記記録手段と、前記再生手段との動作を制御する
    制御手段とを備え、 前記再生手段により再生された最初のトラックが第2の
    トラックであり、かつ前記検出手段により前記第2のコ
    ード信号が検出された場合は、前記ヘッド装置が前記第
    1のトラックに対応した位置に移動せしめられた後、前
    記再生手段により前記第1のトラックが再生され、前記
    制御手段により前記第1のトラックの記録状態が検出さ
    れ、この第1のトラックが未記録状態の場合あるいは前
    記第1のコード信号が検出された場合は、前記ヘッド装
    置がこの第1トラック上に待機させられることを特徴と
    する記録再生装置。
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