JPH0782955B2 - 樹脂モールド形変流器 - Google Patents

樹脂モールド形変流器

Info

Publication number
JPH0782955B2
JPH0782955B2 JP3147216A JP14721691A JPH0782955B2 JP H0782955 B2 JPH0782955 B2 JP H0782955B2 JP 3147216 A JP3147216 A JP 3147216A JP 14721691 A JP14721691 A JP 14721691A JP H0782955 B2 JPH0782955 B2 JP H0782955B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
current transformer
resin mold
shaped
type current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3147216A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04242910A (ja
Inventor
幸造 上田
光夫 濱田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP3147216A priority Critical patent/JPH0782955B2/ja
Publication of JPH04242910A publication Critical patent/JPH04242910A/ja
Publication of JPH0782955B2 publication Critical patent/JPH0782955B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F38/00Adaptations of transformers or inductances for specific applications or functions
    • H01F38/20Instruments transformers
    • H01F38/22Instruments transformers for single phase ac
    • H01F38/28Current transformers
    • H01F38/30Constructions
    • H01F2038/305Constructions with toroidal magnetic core

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、変成素子をモールド
樹脂により絶縁する樹脂モールド形変流器に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は貫通タイプの従来の樹脂モールド
形変流器を示す斜視図、図6はその変流器を一部破断し
て示す正面図、図7は図6のVII−VII断面図であり、こ
れらの図において、1は磁気回路を構成すべくリング
(円環)状に設けられた鉄心、2はこの鉄心1の外周面に
沿って設けられたコルクシート、3は鉄心1とコルクシ
ート2との外周に巻回されて外周絶縁を施すポリエステ
ルテープ等の絶縁テープである。
【0003】そして、4はこれらの鉄心1,コルクシー
ト2および絶縁テープ3にて構成された鉄心部で、この
鉄心部4の外周に2次巻線5を巻回することにより変成
素子が構成されている。
【0004】また、6は1次導体7(リング状の変成素
子を貫通するもの)および取付部品(図示せず)と上記変
成素子とを絶縁するとともに筐体となるエポキシ樹脂モ
ールド部、8は2次巻線5の両端に接続されこの2次巻
線5の出力をモールド部6の外部に導き出すための2次
端子である。
【0005】ところで、1次導体7に通電する電流を2
次巻線5等からなる2次回路に精度よく変換するには、
鉄心部4に機械的ストレスによる磁気歪が生じないよう
な構成にして、励磁損を低減する必要がある。
【0006】一方、エポキシ樹脂モールド部6の注形硬
化時には、図6に示す周方向αと半径方向βとの硬化収
縮が生じ、この硬化収縮により、変成素子に機械的スト
レスが印加される。これを吸収するために、コルクシー
ト2が緩衝部材として設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の樹脂モールド形
変流器は以上のように構成されているので、エポキシ樹
脂モールド部6の外形,樹脂厚さが大きい場合には、硬
化時の収縮も大きくなる。しかし、コルクシート2の圧
縮率には限度があるため、硬化時の収縮が大きい場合に
は、これを吸収すべく、緩衝層の厚さも大きくする必要
がある。そのため、緩衝層のスペースが大きくなり、変
流器全体の外形,重量が大きくなってしまうなどの課題
があった。
【0008】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、コンパクトな構成で鉄心への機械
的ストレスの付与を確実に防止できるようにして、小形
・軽量で精度のよい樹脂モールド形変流器を得ることを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る樹脂モー
ルド形変流器は、変成素子の外径よりも大きな径をもつ
張力のあるリング状薄板を、変成素子の外径空隙を
介して配設するとともに、これらの変成素子とリング状
薄板との外周をテープ材で巻回することにより、変成素
子とリング状薄板との間に密閉空隙層を形成し、この空
隙層と変成素子とを樹脂にてモールドするようにしたも
のである。
【0010】また、前記リング状薄板としてリング状磁
性板を用いてもよい。
【0011】
【作用】この発明における樹脂モールド形変流器では、
変成素子(2次巻線)の外周に張力のあるリング状薄板
とテープ材とにより、密閉構造の空隙層が緩衝層として
形成される。これにより、モールド樹脂の注形硬化時に
は、その硬化収縮が密閉空隙層により確実に吸収され、
鉄心部への機械的ストレスが付与されることはない。
【0012】また、リング状薄板としてリング状磁性板
を用いることにより、変流器に近接する電路等により生
じる磁界が変成素子の磁気回路に侵入するのを防止でき
る。
【0013】
【実施例】実施例1. 以下、この発明の一実施例を図について説明する。図
1,図2において、従来とほぼ同様に、1は磁気回路を
構成すべくリング状に設けられた鉄心(リング状鉄心
部)、3は鉄心1の外周に巻回されて外周絶縁を施すポ
リエステルテープ等の絶縁テープで、この絶縁テープ3
の外周に2次巻線5を巻回することにより変成素子12
が構成されている。
【0014】また、6は1次導体7および取付部品(図
示せず)と変成素子12とを絶縁するとともに筐体とな
るエポキシ樹脂モールド部、8は2次巻線5の両端に接
続されこの2次巻線5の出力をモールド部6の外部に導
き出すための2次端子である。
【0015】そして、本実施例において、9は変成素子
12の外径方向に配設される張力の高い帯状プレスボー
ド(薄板)で、このプレスボード9は、変成素子12(2
次巻線5)の外径Bよりも大きな径Cのリング状になる
ようにその両端が固着されている。
【0016】ここで、寸法Cは、変成素子12の外周と
プレスボード9の内周との距離がエポキシ樹脂モールド
部6の硬化収縮寸法よりもわずかに大きくなるように設
定されている。
【0017】10は変成素子12(2次巻線5)とプレス
ボード9との外周に均一に巻き付けられた綿テープ(テ
ープ材)で、この綿テープ10の巻回により、変成素子
12とプレスボード9との間に空隙層11が緩衝層とし
て形成され、この綿テープ10により、エポキシ樹脂が
空隙層11に浸透しないような密閉構造となっている。
【0018】そして、このような空隙層11を形成した
変成素子12の外周に、エポキシ樹脂を円環状に注形す
ることで、エポキシ樹脂モールド部6が形成される。
【0019】上述の構成により、変成素子12(2次巻
線5)の外周に張力のある帯状プレスボード9と綿テー
プ10とにより、密閉構造の空隙層11が、効果的な緩
衝層として形成される。これにより、エポキシ樹脂の注
形硬化時に生じる周方向αや半径方向βの硬化収縮が、
空隙層11により確実に吸収され、鉄心1への機械的ス
トレスが付与されることはない。
【0020】従って、従来のごとく、コルクシートを設
けることなく、大きな硬化収縮も吸収することができ、
コンパクトな構成で鉄心1への機械的ストレスの付与を
確実に防止できるほか、1次導体7に通電する電流を精
度よく2次巻線5に変換することが可能になる。
【0021】実施例2. なお、上記実施例では、リング状薄板として帯状プレス
ボード9を用いているが、これに代えて、図3,図4に
示すように、帯状電磁鋼板(リング状磁性板,リング状
薄板)9Aを使用してもよい。
【0022】このように、リング状薄板として、磁気シ
ールド機能を有する帯状電磁鋼板9Aを使用することに
より、上記実施例と同様の効果が得られるほか、変流器
に近接する電路等からの外部磁気を、変成素子12から
遮蔽することができ、変流器の一次電流を精度よく変成
することができる効果も得られる。
【0023】また、上記実施例では、空隙層11を形成
するためにテープ材として綿テープ10を用いている
が、これに代えて絶縁テープを用いても上記実施例と同
様の効果を奏する。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の樹脂モー
ルド形変流器によれば、変成素子の外周に張力のあるリ
ング状薄板とテープ材とにより、密閉構造の空隙層を緩
衝層として形成したので、モールド樹脂の注形硬化時に
はその硬化収縮を空隙層により確実に吸収でき、コンパ
クトな構成で鉄心への機械的ストレスの付与を確実に防
止でき、小形・軽量で精度のよいものが得られる効果が
ある。
【0025】また、リング状薄板としてリング状磁性板
を使用することにより、外部磁気が変成素子から遮蔽さ
れ、変流器の一次電流を精度よく変成できる効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による樹脂モールド形変流器
を示す一部破断して示す正面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】本発明の他の実施例による樹脂モールド形変流
器を示す一部破断して示す正面図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】従来の樹脂モールド形変流器を示す斜視図であ
る。
【図6】従来の変流器を一部破断して示す正面図であ
る。
【図7】図6のVII−VII断面図である。
【符号の説明】
1 鉄心(リング状鉄心部) 5 2次巻線 6 エポキシ樹脂モールド部 7 1次導体 9 帯状プレスボード(リング状薄板) 9A 帯状電磁鋼板(リング状磁性板,リング状薄板) 10 綿テープ(テープ材) 11 空隙層 12 変成素子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リング状鉄心部の外周に2次巻線を巻回
    してなる変成素子と、該変成素子を貫通する1次導体と
    を有し、前記変成素子を樹脂によりモールドした樹脂モ
    ールド形変流器において、前記変成素子の外径よりも大
    きな径をもつ張力のあるリング状薄板前記変成素子の
    外径空隙を介して配設するとともに、前記変成素子
    リング状薄板との外周をテープ材で巻回することによ
    り、前記変成素子とリング状薄板との間に密閉空隙層を
    形成、該密閉空隙層前記変成素子とを樹脂により
    ールドしたことを特徴とする樹脂モールド形変流器。
  2. 【請求項2】 前記リング状薄板、リング状磁性板
    あることを特徴とする請求項1記載の樹脂モールド形変
    流器。
JP3147216A 1990-10-22 1991-06-19 樹脂モールド形変流器 Expired - Fee Related JPH0782955B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3147216A JPH0782955B2 (ja) 1990-10-22 1991-06-19 樹脂モールド形変流器

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2-285447 1990-10-22
JP28544790 1990-10-22
JP3147216A JPH0782955B2 (ja) 1990-10-22 1991-06-19 樹脂モールド形変流器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04242910A JPH04242910A (ja) 1992-08-31
JPH0782955B2 true JPH0782955B2 (ja) 1995-09-06

Family

ID=26477830

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3147216A Expired - Fee Related JPH0782955B2 (ja) 1990-10-22 1991-06-19 樹脂モールド形変流器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0782955B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
MXPA04008885A (es) 2002-03-14 2004-11-26 Ambient Corp Proteccion de dispositivo acoplado inductivo de tension media contra transitorios electricos.
CN108878118B (zh) * 2017-05-08 2021-06-11 台达电子工业股份有限公司 变压器
CN108878105B (zh) 2017-05-08 2021-07-30 台达电子工业股份有限公司 变压器
CN110890200B (zh) * 2019-11-05 2020-10-27 浙江永泰隆电子股份有限公司 互感器、其封装制造方法及其电力仪表

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5448497A (en) * 1977-09-26 1979-04-17 Nippon Signal Co Ltd:The Identifying unit for object

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04242910A (ja) 1992-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1988010023A1 (en) Distortion free synchro
US3358256A (en) Miniature low frequency transformer
JPH0782955B2 (ja) 樹脂モールド形変流器
JPH08280145A (ja) 永久磁石電動機
JPH05135967A (ja) トランス
JP2003294488A (ja) レゾルバ用ステータ構造
US7808360B1 (en) Cushioning materials and method for applying the same to resin cast transformers
JPH0783769A (ja) トルクセンサとその作製方法
JPS5922784Y2 (ja) フライホイルマグネツトの回転子
JPH082976Y2 (ja) ラインフィルタ
JPS60131055A (ja) 磁石式直流機の固定子とその製造方法
JPS5849010B2 (ja) ギヤツプ付き巻鉄心
JP3250431B2 (ja) トランス
JPH10326711A (ja) インダクタンス装置
JP2003207369A (ja) 回転検出器用ステータ構造
JP2003178925A (ja) 内燃機関用点火コイル
JPH04206705A (ja) インダクタ及びその製造方法
JPH07250444A (ja) 電動機の固定子鉄心
JPS622752Y2 (ja)
KR100275290B1 (ko) 쵸크
JP2920569B2 (ja) 磁場プレス装置
JPH0242046Y2 (ja)
JPH0538084A (ja) 回転電機の固定子鉄心
JPH10270271A (ja) 点火トランス
JPH029531Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080906

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080906

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090906

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090906

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100906

Year of fee payment: 15

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees