JPS622752Y2 - - Google Patents

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JPS622752Y2
JPS622752Y2 JP1981091694U JP9169481U JPS622752Y2 JP S622752 Y2 JPS622752 Y2 JP S622752Y2 JP 1981091694 U JP1981091694 U JP 1981091694U JP 9169481 U JP9169481 U JP 9169481U JP S622752 Y2 JPS622752 Y2 JP S622752Y2
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JP
Japan
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resin
case
current transformer
ring
protrusion
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JP1981091694U
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JPS57203532U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、注形の容器と兼用のケースを改良し
た樹脂モールド貫通形変流器に関する。
従来の樹脂モールド貫通形変流器(以下変流器
とする)は第1図に示すように、鉄心1の外周に
絶縁層2を設け、その外周に2次コイル3を巻回
して変流器要素4を構成する。この変流器要素4
を、一部に開口周面5をもつ金属部材からなるケ
ース6内部にこの開口周面を通してはめこむよう
にして絶縁部材からなるスペーサ7を介して収納
し、その後、ケース6内部にモールド樹脂8を注
入し、硬化処理することによつて変流器要素4を
外気からしや断するとともにケース6へ支持して
いる。
通常、この種変流器はブスバー、ケーブルなど
に貫通させて設置するもので、1次導体の巻回数
は1回であるが、2次コイルの巻回数は定格1次
電流に比例して多くなり、それとともに変流器要
素4の寸法も大きくなる。又、一般にブスバー、
ケーブルの寸法も定格電流が増大するにしたがい
大きくなり、これらを通す貫通窓の直径を大きく
する必要がある。
また大電流定格のものは寸法が大きく、注入す
るモールド樹脂量が多くなくため、硬化時の収縮
によるモールド樹脂の変形量が大きくなり、ケー
スとモールド樹脂の間に間隙が生じ、変流器要素
4をケース6に支持することが困難となることが
あつた。そこで、モールド樹脂を注入する前に、
ケース6内面に接着剤処理を施してモールド樹脂
8をケース6内面に固定することが考えられる
が、この場合には、硬化時にモールド樹脂8がケ
ース6に拘束されることにより、過大な収縮応力
が生じ、クラツクが発生するようなこともある。
また硬化時にクラツクの発生に至らない場合でも
モールド樹脂8内部に応力が残留し、後日接着部
が剥離したり、熱あるいは機械的衝撃によつてク
ラツクが発生し易いなど改良すべき点があつた。
本考案は、上記の点を考慮してなされたもの
で、その目的とするところは、モールド樹脂の硬
化収縮による応力を緩和し、クラツクの発生を防
止し、モールド樹脂を容易にケースに支持でき、
作業性のよい信頼性のある樹脂モールド貫通形変
流器を提供することにある。
以下、本考案を図面に示す一実施例を参照して
説明する。第2図及び第3図に示すように、リン
グ状鉄心11の外周に例えば絶縁テープを巻回し
た絶縁層12を形成し、この外周に2次コイル1
3をトロイダル巻きに巻回して鉄心11と2次コ
イル13とを一体とした変流器要素15を構成す
る。一方、金属製のリング状ケース18(以下ケ
ースとする)には一部の外周壁に変流器要素15
の形状にそつた開口面16を形成し、変流器要素
15を絶縁スペーサ17を介してこのケース18
内部に開口面16側から収める。このケース18
には変流器要素15と接続される2次端子19及
び取付け脚21が設けられている。
ケース18内部に変流器要素15を収めてか
ら、ケース18の開口面16の近くに位置する外
周壁21に予め加工したねじ孔22に第4図に示
すように、例えばボルトのような突起部材23を
ねじ込む。この突起部材23のケース18内側に
突出した部分に、応力緩和部材25を被覆して突
起部26を構成する。その後、例えばエポキシ樹
脂のようなモールド樹脂27(以下樹脂とする)
を、開口面16を上にしてケース18内部に注入
し、硬化処理して変流器28が構成される。な
お、突起部26は複数個所、図示では4個所設け
られている。また、応力緩和部材25は例えば合
成ゴムあるいはプラスチツクのチユーブが使用さ
れる。
次にこのように構成した変流器の作用効果につ
いて説明する。樹脂27はケース18に注入され
た後の硬化処理において、硬化収縮するが、この
収縮時にチユーブからなる応力緩和部材25が突
起部材23の上をその軸方向に摺動するので、樹
脂27の収縮を拘束しない。このため樹脂収縮に
よる応力は緩和され、樹脂27中にクラツクを発
生することがない。さらに、樹脂27の収縮によ
り、万一この樹脂27とケース18との間に間隙
が生じても、変流器要素15とその全周を覆う樹
脂27は、ケース18の内面に形成された複数個
の突起部26によつて支持されるので、ケース1
8から離脱するようなことがない。なお、樹脂2
7とケース18の内面に万一間隙が発生したとき
には、この間隙に可撓性樹脂を充てんすることも
ある。
このように応力緩和部材25は樹脂27が突起
部材23上を摺動できるようにする作用と、樹脂
27の硬化後、樹脂27と突起部材23との間の
緩衝作用とを合せてもつている。しかし、変流器
要素15が比較的寸法が小さく、軽量の場合は、
突起部材23の支持荷重が小さく、この突起部材
23における樹脂27に生じる応力が小さいた
め、摺動する作用のみを考慮すればよいので、突
起部材23の表面を平滑にし、この表面にシリコ
ーンなどの離形剤を塗布することによつて応力緩
和部材25を形成することもできる。なお突起部
材23はコイル15をケース18に収めてから取
付けるので、ケース18の直径は突起部材23の
長さに制約されることなく、コイル15の直径と
樹脂27の必要厚さにより決めることができ、突
起部26を設けたことによる寸法の増大はない。
次に、本考案の他の実施例を第4図と同一部分
及び同一機能を有する部分は同符号を付した第5
図に示す。突起部26が、外周壁21に形成され
たねじ孔22に内側から、丸棒の一方に雄ねじを
形成した突起部材23をねじ込み、応力緩和部材
25によつて覆うように構成することにより、ケ
ース18外側に突出した部分がなく、上記実施例
と全く同様な作用効果が得られる。
以上説明したように本考案によれば、リング状
鉄心に2次コイルを巻回したコイルを、外周壁に
開口面をもつリング状ケース内部に収め、ケース
外壁に、このケース内側に突出する突起部を複数
個所設けることによつて、樹脂によつてモールド
後、樹脂の収縮を応力緩和部材によつて吸収して
樹脂中にクラツクが発生するのを防ぎ、またケー
ス間に万一発生した間隙によつてモールドされた
コイルが離脱するのを防ぐことができ作業性のよ
い信頼性のある樹脂モールド貫通形変流器を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の樹脂モールド貫通形変流器の部
分断面図、第2図ないし第4図は夫々本考案の樹
脂モールド貫通形変流器を示し、第2図は正面
図、第3図は第2図の−線矢視断面図、第4
図は要部を示す断面図、第5図は本考案の他の実
施例の要部を示す断面図である。 11……リング状鉄心、12……絶縁層、13
……2次コイル、15……変流器要素、16……
開口面、18……リング状ケース、21……外周
壁、23……突起部材、25……応力緩和部材、
26……突起部、27……モールド樹脂、28…
…樹脂モールド貫通形変流器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表面に絶縁層を形成したリング状鉄心の外周に
    コイルを巻回した変流器要素を、一部に開口面を
    もつリング状ケース内部に収納し、このリング状
    ケース内部に開口面まで注形樹脂を注入してなる
    ものにおいて、前記リング状ケースの内側の前記
    開口面の近傍に突起部を形成し、この突起部がリ
    ング状ケースの内側に突出して固着される突起部
    材とこの突起部材の表面を覆う応力緩和部材とに
    よつて形成されたことを特徴とする樹脂モールド
    貫通形変流器。
JP1981091694U 1981-06-23 1981-06-23 Expired JPS622752Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981091694U JPS622752Y2 (ja) 1981-06-23 1981-06-23

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981091694U JPS622752Y2 (ja) 1981-06-23 1981-06-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57203532U JPS57203532U (ja) 1982-12-24
JPS622752Y2 true JPS622752Y2 (ja) 1987-01-22

Family

ID=29886775

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981091694U Expired JPS622752Y2 (ja) 1981-06-23 1981-06-23

Country Status (1)

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JP (1) JPS622752Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5081315U (ja) * 1973-11-28 1975-07-12

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57203532U (ja) 1982-12-24

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