JPS6161524B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6161524B2 JPS6161524B2 JP55058732A JP5873280A JPS6161524B2 JP S6161524 B2 JPS6161524 B2 JP S6161524B2 JP 55058732 A JP55058732 A JP 55058732A JP 5873280 A JP5873280 A JP 5873280A JP S6161524 B2 JPS6161524 B2 JP S6161524B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- winding
- molded
- lead wire
- electromagnetic device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 19
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 19
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F5/00—Coils
- H01F5/06—Insulation of windings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は例えば変成器、磁気増幅器、サイリス
タのゲート制御用パルストランス等の電磁装置に
係り、特に鉄心及び巻線を樹脂でモールドした樹
脂モールド電磁装置に関する。
タのゲート制御用パルストランス等の電磁装置に
係り、特に鉄心及び巻線を樹脂でモールドした樹
脂モールド電磁装置に関する。
従来における樹脂モールド電磁装置例えばパル
ストランスは一般に第1図〜第3図に示すように
構成されている。即ち、コ字状のカツトコア1
A,1Bを突合せて形成された四角の鉄心1の突
合せ部分に絶縁ボビン2を挿入する。この絶縁ボ
ビン2には低圧巻線3A,3Bが巻回され、その
上に絶縁テープを巻回して絶縁巻回層4を形成
し、さらにその上に高圧巻線5A〜5Cを巻回し
ている。一方、前記カツトコア1A,1Bは巻線
装着後ボストB及びナツトNによつて一体に締付
ける。その後、これらを磁気シールドケース6内
に収納し、各巻線のリード線3L,5Lをゴムブ
ツシユ7を介してケース外に引出し、次にこのシ
ールドケース6内に脱気乾燥しながらモールド樹
脂例えばエポキシ樹脂等を注入し、樹脂モールド
層を形成する。
ストランスは一般に第1図〜第3図に示すように
構成されている。即ち、コ字状のカツトコア1
A,1Bを突合せて形成された四角の鉄心1の突
合せ部分に絶縁ボビン2を挿入する。この絶縁ボ
ビン2には低圧巻線3A,3Bが巻回され、その
上に絶縁テープを巻回して絶縁巻回層4を形成
し、さらにその上に高圧巻線5A〜5Cを巻回し
ている。一方、前記カツトコア1A,1Bは巻線
装着後ボストB及びナツトNによつて一体に締付
ける。その後、これらを磁気シールドケース6内
に収納し、各巻線のリード線3L,5Lをゴムブ
ツシユ7を介してケース外に引出し、次にこのシ
ールドケース6内に脱気乾燥しながらモールド樹
脂例えばエポキシ樹脂等を注入し、樹脂モールド
層を形成する。
このようにしてパルストランスは構成されるの
であるが、シールドケース6内の全部をモールド
樹脂によつてモールドする構造のものは、モール
ド樹脂の硬化時の体積収縮や各部品間の熱膨張差
により剥離や亀裂が生じ易い。特にシールドケー
ス6や鉄心1に面する樹脂モールド層8に剥離や
亀裂が生じ易い。このため樹脂モールド層8とし
ての絶縁耐力は当然低下し、絶縁破壊電圧下の原
因となる。
であるが、シールドケース6内の全部をモールド
樹脂によつてモールドする構造のものは、モール
ド樹脂の硬化時の体積収縮や各部品間の熱膨張差
により剥離や亀裂が生じ易い。特にシールドケー
ス6や鉄心1に面する樹脂モールド層8に剥離や
亀裂が生じ易い。このため樹脂モールド層8とし
ての絶縁耐力は当然低下し、絶縁破壊電圧下の原
因となる。
一方、シールドケース6外に引出されるリード
線3L,5Lは、ケース6内で水平方向に折曲げ
られてから引出される構成であるために、高圧リ
ード線5Lがケース6に著しく接近したり接触し
たり、あるいは低圧リード線3Lと交差接近した
りすることがあり、これもまた絶縁破壊の原因と
なつていた。
線3L,5Lは、ケース6内で水平方向に折曲げ
られてから引出される構成であるために、高圧リ
ード線5Lがケース6に著しく接近したり接触し
たり、あるいは低圧リード線3Lと交差接近した
りすることがあり、これもまた絶縁破壊の原因と
なつていた。
本発明は上記の点に対処したもので、その目的
とするところは絶縁耐力にすぐれた樹脂モールド
電磁装置を提供することにある。
とするところは絶縁耐力にすぐれた樹脂モールド
電磁装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、各巻線と
をあらかじめ樹脂モールドして巻線単位を形成
し、これを磁気シールド枠体内に所定の隙間を保
持するように収納したものであり、その際各リー
ド線は上方に引出すと共に、このリード線の立上
り部も一体に樹脂モールドしたのである。
をあらかじめ樹脂モールドして巻線単位を形成
し、これを磁気シールド枠体内に所定の隙間を保
持するように収納したものであり、その際各リー
ド線は上方に引出すと共に、このリード線の立上
り部も一体に樹脂モールドしたのである。
以下本発明の実施例を第4図〜第7図について
説明する。まずカツトコア1A,1Bを挿入でき
る絶縁ボビン10を巻装し、リード線10Lを上
方に引出しておく。次に巻装した低圧巻線10の
外径よりも大きい内径を有する絶縁ボビン11上
に高圧巻線12を巻装し、同様にリード線12L
を上方に引出しておく。その後低圧巻線10と高
圧巻線12とを同心状に配置してモールド型に設
置する。勿論絶縁ボビン9の内径空間部には詰物
をして樹脂が入らないようにしておく。この状態
でモールド樹脂を注入して硬化させるのである
が、各リード線10L,12Lの立上り部も同時
にモールドし、樹脂モールド層13と一体の突出
部13Aを形成する。このようにして形成された
巻線単位を第4図及び第5図に示す。
説明する。まずカツトコア1A,1Bを挿入でき
る絶縁ボビン10を巻装し、リード線10Lを上
方に引出しておく。次に巻装した低圧巻線10の
外径よりも大きい内径を有する絶縁ボビン11上
に高圧巻線12を巻装し、同様にリード線12L
を上方に引出しておく。その後低圧巻線10と高
圧巻線12とを同心状に配置してモールド型に設
置する。勿論絶縁ボビン9の内径空間部には詰物
をして樹脂が入らないようにしておく。この状態
でモールド樹脂を注入して硬化させるのである
が、各リード線10L,12Lの立上り部も同時
にモールドし、樹脂モールド層13と一体の突出
部13Aを形成する。このようにして形成された
巻線単位を第4図及び第5図に示す。
このような巻線単位に対し、カツトコア1A,
1Bの突合せ部を絶縁ボビン9の上下より挿入
し、従来と同じようにボルトB及びナツトNによ
つて締付け、四角の鉄心1を形成する。
1Bの突合せ部を絶縁ボビン9の上下より挿入
し、従来と同じようにボルトB及びナツトNによ
つて締付け、四角の鉄心1を形成する。
次に、これを磁気シールドするのであるが、磁
気シールド枠体14は五つの壁を有する無底箱体
15と、カバー16とより成り、無底箱体15の
頂壁には開口17,18を設け、各リード線10
L,12Lを貫通させている。このようにして巻
線を備えた鉄心が無底箱体15内に収納されたな
ら、無底部分をカバー16で塞ぐ。尚、鉄心1と
無底箱体15とカバー16との固定は、まずボル
トBを無底箱体15の頂壁の外から内側に貫通さ
せ、次に間隔片19、カツトコア1A、カツトコ
ア1B、カバー16を次々に貫通させ、カバー1
6の外側からナツトNをねじ込んで全体を一体に
締付け固定するのである。
気シールド枠体14は五つの壁を有する無底箱体
15と、カバー16とより成り、無底箱体15の
頂壁には開口17,18を設け、各リード線10
L,12Lを貫通させている。このようにして巻
線を備えた鉄心が無底箱体15内に収納されたな
ら、無底部分をカバー16で塞ぐ。尚、鉄心1と
無底箱体15とカバー16との固定は、まずボル
トBを無底箱体15の頂壁の外から内側に貫通さ
せ、次に間隔片19、カツトコア1A、カツトコ
ア1B、カバー16を次々に貫通させ、カバー1
6の外側からナツトNをねじ込んで全体を一体に
締付け固定するのである。
ところで、導電部分特に高圧巻線12と対向す
る磁気シールド枠体14は、対向隙間を設けて放
電電圧に対処している。
る磁気シールド枠体14は、対向隙間を設けて放
電電圧に対処している。
また、高圧巻線12と対向するカツトコア1
A,1Bについても隙間を確保できるように、低
圧巻線10側のボビン9を軸方向にd寸法突出さ
せたり、モールド時にd寸法樹脂を突出させてい
る。尚、このd寸法を確保するのにd寸法に相当
する厚さの絶縁ワツシヤを介在させることも可能
である。
A,1Bについても隙間を確保できるように、低
圧巻線10側のボビン9を軸方向にd寸法突出さ
せたり、モールド時にd寸法樹脂を突出させてい
る。尚、このd寸法を確保するのにd寸法に相当
する厚さの絶縁ワツシヤを介在させることも可能
である。
以上のように構成したので、樹脂モールドは巻
線のみとなり、従来のように樹脂モールド層が鉄
心やシールドケースに接して硬化することは一切
なくなるので、熱膨脹差などによる剥離や亀裂の
発生はなくなり、その結果絶縁破壊電圧の低下は
なくなる。また高電圧部分とアース部材である鉄
心1、磁気シールド枠体14との隙間も確保した
ので、放電電圧が定格電圧より低くなることはな
くなる。
線のみとなり、従来のように樹脂モールド層が鉄
心やシールドケースに接して硬化することは一切
なくなるので、熱膨脹差などによる剥離や亀裂の
発生はなくなり、その結果絶縁破壊電圧の低下は
なくなる。また高電圧部分とアース部材である鉄
心1、磁気シールド枠体14との隙間も確保した
ので、放電電圧が定格電圧より低くなることはな
くなる。
さらに、本実施例によれば各リード線10L,
12Lをまつすぐ上方に立上がらせたので、各リ
ード線が磁気シールド枠体内で接近したり、磁気
シールド枠体14に接触したりすることは避けら
れ、その結果絶縁破壊の心配もなくなる。
12Lをまつすぐ上方に立上がらせたので、各リ
ード線が磁気シールド枠体内で接近したり、磁気
シールド枠体14に接触したりすることは避けら
れ、その結果絶縁破壊の心配もなくなる。
また、従来のようにシールドケースと共に一体
に樹脂モールドするものでは、全作業工程が終了
してからでないと、製品としての良否の判定がで
きなかつたが、本実施例によれば巻線単位の状態
で各巻線間の等価予備試験も可能であり、万一絶
縁特性が所期の目的を達成しないものが生じても
その巻線単位のみを交換すればよい。
に樹脂モールドするものでは、全作業工程が終了
してからでないと、製品としての良否の判定がで
きなかつたが、本実施例によれば巻線単位の状態
で各巻線間の等価予備試験も可能であり、万一絶
縁特性が所期の目的を達成しないものが生じても
その巻線単位のみを交換すればよい。
以上説明したように本発明によれば、絶縁耐力
のすぐれた樹脂モールド電磁装置を得ることがで
きる。
のすぐれた樹脂モールド電磁装置を得ることがで
きる。
第1図はパルストランスを示すシンボル図、第
2図は従来によるパルストランスを示す平面図、
第3図は第2図−線の断面図、第4図は本発
明による巻線単位を示す平面図、第5図は第4図
−線の断面図、第6図は本発明による電磁装
置の一実施例を示す平面図、第7図は第6図−
線の断面図である。 1……鉄心、10……低圧巻線、10L……リ
ード線、12……高圧巻線、12L……リード
線、13……樹脂モールド層、14……磁気シー
ルド枠体。
2図は従来によるパルストランスを示す平面図、
第3図は第2図−線の断面図、第4図は本発
明による巻線単位を示す平面図、第5図は第4図
−線の断面図、第6図は本発明による電磁装
置の一実施例を示す平面図、第7図は第6図−
線の断面図である。 1……鉄心、10……低圧巻線、10L……リ
ード線、12……高圧巻線、12L……リード
線、13……樹脂モールド層、14……磁気シー
ルド枠体。
Claims (1)
- 1 四角の閉磁路となる鉄心の脚部に低圧巻線と
高圧巻線とを同心的に配置し、これらを樹脂によ
り一体にモールドしてなる樹脂モールド電磁装置
において、前記各巻線のリード線を上方に引出
し、その引出したリード線の立上り部を包囲する
ように前記巻線と共に前記樹脂により一体にモー
ルドして巻線単位を形成し、これらを磁気シール
ド枠体内に所定の隙間を保持するように収納した
ことを特徴とする樹脂モールド電磁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5873280A JPS56155511A (en) | 1980-05-06 | 1980-05-06 | Resin mold electromagnetic apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5873280A JPS56155511A (en) | 1980-05-06 | 1980-05-06 | Resin mold electromagnetic apparatus |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56155511A JPS56155511A (en) | 1981-12-01 |
JPS6161524B2 true JPS6161524B2 (ja) | 1986-12-26 |
Family
ID=13092672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5873280A Granted JPS56155511A (en) | 1980-05-06 | 1980-05-06 | Resin mold electromagnetic apparatus |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS56155511A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005019455A (ja) * | 2003-06-23 | 2005-01-20 | Iq Four:Kk | 高圧トランス |
-
1980
- 1980-05-06 JP JP5873280A patent/JPS56155511A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56155511A (en) | 1981-12-01 |
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