JPS5922784Y2 - フライホイルマグネツトの回転子 - Google Patents

フライホイルマグネツトの回転子

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JPS5922784Y2
JPS5922784Y2 JP1975131236U JP13123675U JPS5922784Y2 JP S5922784 Y2 JPS5922784 Y2 JP S5922784Y2 JP 1975131236 U JP1975131236 U JP 1975131236U JP 13123675 U JP13123675 U JP 13123675U JP S5922784 Y2 JPS5922784 Y2 JP S5922784Y2
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JP
Japan
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case
permanent magnet
flywheel
magnet
ferrite magnet
Prior art date
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Expired
Application number
JP1975131236U
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English (en)
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JPS5243610U (ja
Inventor
和実 牛尾
Original Assignee
三菱電機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はフライホイルマグネトの回転子に関し、特に
フライホイルに対する永久磁石の取付構造の改良に関す
るものである。
一般にフライホイルへの永久磁石の固定手段は、永久磁
石の内周面に設けた磁極片を、フライホイルの外周部か
ら、ねじ又はリベット等の固定部材により半径方向に押
付けて固定していた。
この磁極片は鉄等の強磁性体により製作されるため、磁
極片から磁束の漏洩が発生し、マグネト出力の低下をき
たし、又磁極片は薄板でプレス加工等により製作される
ため、固定後の磁極片内径寸法が一定とならず、固定後
の内径加工が必要であった。
又、一般にフェライト磁石は焼損密度が4.7〜5.0
g/cm3であるために、その抗折強度も5〜9 kg
/mm”程度で、特に角部の機械的強度が脆弱である。
しかも、通常フライホイルマグネトは回転子組立後に、
上記フェライト磁石の内周径に僅かに小径の着磁アタッ
チメントを挿入し、これに数千アンペアの電流を通電し
てフェライト磁石を磁化しているが、上記磁化作業時の
磁気吸引衝撃荷重によってフェライト磁石の角部の割損
およびクラックを発生していた。
この考案は上記の欠点を解消することを目的とし、以下
に述べる優れたフライホイルマグネトの回転子を提供す
るものである。
以下、第1図及至第゛8図に示すこの考案の実施例につ
いて説明する。
まず、第1図及至第6図において、1は筒部1aを有す
るフライホイル、2はバリウム又はストロンチウム等を
主原料とし、焼結成形してなる4個のフエライ1へ磁石
(永久磁石)で、これらは上記筒部1a内局面に等間隔
に配設され各々径方向に着磁されている。
又、このフェライト磁石2の周方向端部には、第3図、
第4図に明示する如く階段状に形成さJtた係止部2a
か設けられている。
3は」二記フェライト磁石2の着磁方向と平行な上下端
面を被覆し、プラスチック又は非磁性の金属で形成され
た4個のケース、3aはこれらのケースに各々形成され
たフェライト磁石2装着用の孔部でその円周方向長さA
’、B’、軸方向長さC′はフェライト磁石2の円周方
向長さA、B、軸方向長さCより僅かに大きく形威され
ている。
3bは上記ケース3に形成され、上記フェライト磁石2
の係止部2aと嵌合して上記フェライト磁石2を円周方
向に対して位置決めするための係止部、3 C,3dは
上記ケース3の周方向端部に各々嵌合可能に形成された
凸状片、3eはこれらの各片の中央部に各々形威された
半円孔、4は上記半円孔3eを貫通して上記ケース3を
上記筒部1a内周面に固着する固定部材であるボルト、
5はこのボルトに螺合するナツト、6はエポキシ系など
の接着剤で上記ケース3を筒部1a内周面に締着した後
に、上記フェライト磁石2の内周面2bを包含して全面
浸漬し、取出後、加熱硬化させてフェライト磁石2とケ
ース3とを強固に一体固定するものである。
7は図示しない機関軸に連結されるボス、8はこのボス
を上記フライホイル1に固着するリベツ1−である。
以上の様に構成された実施例装置において、その製作時
には、まず各ケース3の孔部3aに各々フェライト磁石
2を挿入しこれらのフェライト磁石2の各々係止部2a
をそれぞれケース3の係止部3bと係合させてフェライ
ト磁石2をケース3内で位置決めする。
次にフェライト磁石2を位置決めしたケース3をそれら
の凸状片3Cと凹状片3dとを嵌合させて、フライホイ
ル1の筒部1a内周面の所定位置に配設する。
この状態においては、ケース3の各半円孔3eが対向し
て円孔を形威し、又フェライト磁石2とケース3は同一
内周径で筒部1a内周面に位置保持されている。
この後、フライホイル1の外周面からボルト4を挿入し
、ケース3の各円孔を貫通させ、これらのボルト4に各
々ナツト5を螺合してケース3を筒部1a内周面に締着
するとともに、フェライト磁石2の外径りはケース3の
外径D′より大きく形成されているのでフェライト磁石
2がケース3を介して押圧され、筒部内周面に固着され
る。
この後、フライホイル1の筒部1a及びフェライト磁石
2、ケース3を接着剤6中に全面浸漬し、取出し後加熱
硬化させると、フェライト磁石2とケー7..3が一体
で筒部1a内周面に固定されるだけでなく、フェライト
磁石2とケース3の係止部に生じているギャップ部分及
び係止部以外のフエライ1〜磁石2とケース3の近接部
にも接着剤6か浸透し強固に固定される。
上述の如く、この実施例では、非磁性のケース3に形成
された係止部3bとフェライト磁石2の係止部2aとを
係合させてフエライ1〜磁石2を位置保持した後、各ケ
ース3をその凸状片3Cと凹状片3dとが嵌合するよう
に筒部1a内局面に各々配設して、ボルト5、ナラ1−
6により各ケース3を筒部1a内周面に固定することに
よりフェライト磁石2を筒部1a内周面に直接固着する
ようにしているので、従来の如くフェライト磁石2の位
置保持用の磁極片を使用しないので、フェライト磁石2
の漏洩磁束が減少して発電出力が向上し、又、磁極片の
製作上の種々の不具合も解消できる。
又、ケース3によりフエライ1〜磁石2をその着磁方向
と平行な上下端面を囲繞し、しかもそのフェライト磁石
2とケース3とを同一内周径となるようにし、更には、
フライホイル1の筒部1a内周面にケース3、永久磁石
2を固定した後、接着剤6により、ケース3、フェライ
ト磁石2をフライホイル1の筒部1a内周面に一体固定
する様に強力に固着しているので、フェライト磁石2の
磁化作業時における磁気吸引衝撃荷重および機関取付作
業時の衝撃荷重がフェライト磁石2に加わっても、ケー
ス3により緩和され、フエライ1へ磁石2の角部が受け
る衝撃荷重が減少して、フェライト磁石2の割損、クラ
ッチの発生を阻止でき、更に、フェライト磁石2成形時
の熱収縮歪による潜在微少クラックに対しても、フェラ
イト磁石2がケース3の押圧力及び接着剤により強力に
固着されているので対処し得、機械的強度を安定せしめ
、又、回転子取付作業時に固定側の発電コイルの鉄心外
周部とフェライト磁石2の内周角部か衝突し、これか゛
原因でフエライ1〜磁石2に割損を生じこの割損片が機
関の断続器接点の間にかみ込み、機関の不調を誘発する
不具合も解消できる。
尚、以上は、フェライト磁石2を囲繞収納するケース3
を複数個分割して設けたが、第7図、第8図に示す様に
、ケース3をリング状に一体成形したものでもよい。
この場合には凸状片3C1凹状片3dは形成しなくても
良く、ボルト4か貫通する孔3eを円孔に形成すれば良
いので、ケース3の製作、組立てか容易となる。
又、上述では、フェライト磁石2とケース3との係止手
段としてフェライト磁石2の係止部2aを凸階段状に、
またケーZ3の係止部3bを四階段状に形成したものを
例示したがフェライト磁石2の端面が半径方向外側から
内側に向かって拡開するようなテーパ面に形成し、ケー
ス3側係止部3bを上記テーパ面に対応するテーパ面に
形成してもよい。
以上の様にこの考案は弧状永久磁石の少なくとも着磁方
向と平行な上下端面を囲繞しかつ永久磁石と嵌合して永
久磁石を位置保持する非磁性のケースを設け、このケー
スを固定部材によりフライホイルに直接固定することに
より上記永久磁石を上記フライホイルに固着するように
しているので、磁極片が不要となるので、磁極片の製作
時の不具合を解消でき、しかも漏洩磁束が減少するので
製作が容易化し、発電特性も向上でき、更に、永久磁石
の磁化作業時の磁気吸引衝撃荷重を永久磁石を囲繞した
ケースが緩和するので、永久磁石が受ける衝撃荷重が減
少して永久磁石の割損およびクラックを防止できる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す平面図、第2図は第
1図に示す実施例の■■−I■線断面図、第3図は第1
図に示す実施例における永久磁石を示す平面図、第4図
は第3図に示す永久磁石の右側面図、第5図は第1図に
示す実施例におけるケースを示す平面図、第6図は第5
図に示すケースに第3図、第4図に示す永久磁石を収納
した状態の正面図、第7図はこの考案の他の実施例を示
す平面図、第8図は第7図の左側面図である。 図中、1はフライホイル、1aは筒部、2は永久磁石、
2aは係止部、3はケース、3bは係止部、4はボルト
、5はナツトで゛ある。 尚、図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状のフライホイルと、このフライホイル内周面に装着
    可能に弧状に形成され、かつ両端部に係止部を有する永
    久磁石と、この永久磁石の着磁方向と平行な端面を上記
    永久磁石の外周部を残すように囲繞するとともに、その
    内周面に上記永久磁石の内周面か現われる開口部、及び
    この開口部の周縁に形成され上記永久磁石の係止部と係
    合して上記永久磁石を保持する係止部を有する非磁性の
    ケースと、このケースを上記フライホイルに直接固定し
    て、上記永久磁石を上記フライホイルに固着する固定部
    材とを備え、上記永久磁石は上記ケスによって上記フラ
    イホイル内周に装着固定され、かつ接着剤で上記フライ
    ホイルと上記永久磁石並ひに上記ケースとを一体固定す
    るとともに、上記永久磁石と上記ケースとの係止部をも
    接着剤で固着するようにしたことを特徴とするフライホ
    イルマグネ1への回転子。
JP1975131236U 1975-09-25 1975-09-25 フライホイルマグネツトの回転子 Expired JPS5922784Y2 (ja)

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JPS5243610U JPS5243610U (ja) 1977-03-28
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JPS5823710A (ja) * 1981-07-31 1983-02-12 株式会社クボタ トラクタにおける駆動形作業機の昇降連結装置
FR3002378B1 (fr) * 2013-02-20 2016-06-10 Manutrans Piece mobile porte-aimants pour machine synchrone a aimants permanents.
JP2023160386A (ja) * 2022-04-22 2023-11-02 三菱重工業株式会社 磁極片ユニット、および、磁気ギアード電気機械

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JPS5243610U (ja) 1977-03-28

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