JPS5943809Y2 - 回転電機の励磁用磁石の固定構造 - Google Patents
回転電機の励磁用磁石の固定構造Info
- Publication number
- JPS5943809Y2 JPS5943809Y2 JP6942879U JP6942879U JPS5943809Y2 JP S5943809 Y2 JPS5943809 Y2 JP S5943809Y2 JP 6942879 U JP6942879 U JP 6942879U JP 6942879 U JP6942879 U JP 6942879U JP S5943809 Y2 JPS5943809 Y2 JP S5943809Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- yoke
- excitation
- rotating electric
- electric machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は発電機、電動機等の回転電機の励磁に使用する
磁石、特にフェライトマグネットの固定構造に関するも
のである。
磁石、特にフェライトマグネットの固定構造に関するも
のである。
従来、フェライトマグネット等のａ石をヨークに固定す
る場合、第１図に示す如く、ロータ４と対向するヨーク
１の内周面に磁石３を接層剤２によって固定する構造が
用いられていた。
る場合、第１図に示す如く、ロータ４と対向するヨーク
１の内周面に磁石３を接層剤２によって固定する構造が
用いられていた。
しかし、この構造では接着の管理が困難で、特別の乾燥
設備を要する等の欠点があった。
設備を要する等の欠点があった。
又、フェライトマグネットは硬質、脆弱の為、接着、組
付工程及び運搬工程で角部等が欠損しやすいという欠点
があり、しかも、近来の小型高出力化に伴って、フェラ
イトマグネットは高エネルギ化し、耐衝撃性が劣化して
より脆弱になってきている。
付工程及び運搬工程で角部等が欠損しやすいという欠点
があり、しかも、近来の小型高出力化に伴って、フェラ
イトマグネットは高エネルギ化し、耐衝撃性が劣化して
より脆弱になってきている。
更に、発電機、電動機の使用条件が厳格となり、多大な
温度変化の状況下での使用の必要性も生じ、過酷な使用
状態により磁石が欠損するのみならず分断破壊する如き
問題も発生している。
温度変化の状況下での使用の必要性も生じ、過酷な使用
状態により磁石が欠損するのみならず分断破壊する如き
問題も発生している。
この様な磁石の欠損や分断破壊は出力特性を劣化させる
と共に、磁石表面に磁力により破片が付着してロータ４
との間に挾持され、発電機、電動機をロック状態にする
という欠点があった。
と共に、磁石表面に磁力により破片が付着してロータ４
との間に挾持され、発電機、電動機をロック状態にする
という欠点があった。
本考案の目的とするところは、上記欠点を除去し、乾燥
装置等の特別の設備を要せず、かつ、磁石の欠損や分断
破壊等が発生しても性能劣化、作動不能等の問題を生じ
させない回転電機の界磁用磁石の固定構造を提供せんと
するにある。
装置等の特別の設備を要せず、かつ、磁石の欠損や分断
破壊等が発生しても性能劣化、作動不能等の問題を生じ
させない回転電機の界磁用磁石の固定構造を提供せんと
するにある。
以下図面に即して本考案実施の１例を説明する。
第２図は本考案構造の分解斜視図、第３図は同じく組立
状態の一部切断正面図であり、図中、１は円筒形状のヨ
ーク、３は磁石、５は磁石３に当接してそれと共に磁極
を構成する磁性体製のポール部材で、適数個設けられる
。
状態の一部切断正面図であり、図中、１は円筒形状のヨ
ーク、３は磁石、５は磁石３に当接してそれと共に磁極
を構成する磁性体製のポール部材で、適数個設けられる
。
該ポール部材５は上下端に突出部５ａを突設させると共
に上下端及び両側端に磁石３の保持を確実にし、かつ、
磁石３を包囲する突片５ｂを夫々突設される。
に上下端及び両側端に磁石３の保持を確実にし、かつ、
磁石３を包囲する突片５ｂを夫々突設される。
６は非磁性体より構成される段付短筒形状のり／グで、
ヨーク１に圧入嵌合されて上記ポール部材５の突出部５
ａ、５ａを夫々当接し保持する。
ヨーク１に圧入嵌合されて上記ポール部材５の突出部５
ａ、５ａを夫々当接し保持する。
次に、組立要領に従って本考案構造の構成を説明すると
、まず、ヨーク１の内周下部にボス（単なる突起でも、
又鉤形状の突片でも良い。
、まず、ヨーク１の内周下部にボス（単なる突起でも、
又鉤形状の突片でも良い。
）Ｉａを適数個突設し、続いて、ヨーク１内にリング６
を圧入嵌合し、ボス１ａによりり／グ６の位置決めをす
る。
を圧入嵌合し、ボス１ａによりり／グ６の位置決めをす
る。
次に、ヨーク１内にポール部材５を必要数、該ポール部
材５の突出部５ａを上記位置決めしたリング６の保持部
６ａの外周に挿入して夫夫装着し、続いて、各ポール部
材５のヨーク１側に磁石３を夫々挿入する。
材５の突出部５ａを上記位置決めしたリング６の保持部
６ａの外周に挿入して夫夫装着し、続いて、各ポール部
材５のヨーク１側に磁石３を夫々挿入する。
更に、ヨーク１内の上部に他のリング６を圧入嵌合し、
該リング６の保持部６ａの外周にポール部材５の上端突
出部５ａを係合させることにより、ポール部材５により
磁石３はヨーク１の内面に押圧状態にて固定される。
該リング６の保持部６ａの外周にポール部材５の上端突
出部５ａを係合させることにより、ポール部材５により
磁石３はヨーク１の内面に押圧状態にて固定される。
この際、各ポール部材５の突出部５ａが形成する径Ｄ５
をり／グ６の保持部６ａの外径Ｄ６よりも若干小さ目に
設定し、磁石３をヨーク１の内周面に押圧状態に保持す
る為の適度の弾性を持たせる如く設定すると鼻い。
をり／グ６の保持部６ａの外径Ｄ６よりも若干小さ目に
設定し、磁石３をヨーク１の内周面に押圧状態に保持す
る為の適度の弾性を持たせる如く設定すると鼻い。
又、ポール部材５の突出部５ａは必要に応じて複数個設
けても良い。
けても良い。
かくして、磁石３はポール部材５をリング６．６で保持
されることによりヨーク１内の所定位置に固定される。
されることによりヨーク１内の所定位置に固定される。
尚、ポール部材５０両側端の突片５ｂを設けることによ
り磁石３の偶発的な円周方向の移動を防止すると共に、
磁石３の欠損を生じた場合に、破片がポール部材５かも
逃げることを防止する。
り磁石３の偶発的な円周方向の移動を防止すると共に、
磁石３の欠損を生じた場合に、破片がポール部材５かも
逃げることを防止する。
又、互に隣接する各磁石３及びポール部材５０円周方向
の間隔、即ち磁極の正確な位置関係は、組付工程におい
て当該間隔を規制する治具を用いることにより正確な寸
法出し、及び組付が可能である。
の間隔、即ち磁極の正確な位置関係は、組付工程におい
て当該間隔を規制する治具を用いることにより正確な寸
法出し、及び組付が可能である。
更に、リング６のヨーク１に対する適切なる圧入力を得
る為に、第２図に示す如く、す／グ６のヨーク１の嵌合
部６ｂに切溝６ｃを刻設しても良い。
る為に、第２図に示す如く、す／グ６のヨーク１の嵌合
部６ｂに切溝６ｃを刻設しても良い。
また必要に応じて第４図Ａ、Ｂに示すごとく接着剤流入
用の孔６ｄや溝６ｅを設けても良い。
用の孔６ｄや溝６ｅを設けても良い。
以上説明する如く、本考案はヨークに圧入したリングで
ポール部材により磁石を所定位置に抑圧保持する構造で
あるから、構造簡単で大量生産に適すると共に、接着剤
を使用しないので接着の管理及び接着剤の乾燥設備を省
略可能である。
ポール部材により磁石を所定位置に抑圧保持する構造で
あるから、構造簡単で大量生産に適すると共に、接着剤
を使用しないので接着の管理及び接着剤の乾燥設備を省
略可能である。
又磁石の表面はポール部材により破壊されて露出されて
いないので磁石の欠損や破壊等による特性劣化、回転電
機の不作動の不具合を防止可能である。
いないので磁石の欠損や破壊等による特性劣化、回転電
機の不作動の不具合を防止可能である。
第１図は従来例の部分断面図、第２図・−第３図は本考
案実施の１例を示すもので、第２図は分解斜視図、第３
図は一部切断正面図である。 また第４図Ａ、Ｂは一部の変形例を示す斜視図である。 主要部の符号の説明、１：ヨーク、３：磁石、５：ポー
ル部材、５ａ：突出部、５ｂ：突片、６：リング、６ａ
：保持部、６ｂ：嵌合部、６ｃ：切溝、６ｄ：孔、６ｅ
：溝。
案実施の１例を示すもので、第２図は分解斜視図、第３
図は一部切断正面図である。 また第４図Ａ、Ｂは一部の変形例を示す斜視図である。 主要部の符号の説明、１：ヨーク、３：磁石、５：ポー
ル部材、５ａ：突出部、５ｂ：突片、６：リング、６ａ
：保持部、６ｂ：嵌合部、６ｃ：切溝、６ｄ：孔、６ｅ
：溝。
Claims (1)
- 対向端に突出部５ａ 、５ａを形成したポール部材５を
適数個ヨーク１内に配設し、前記配設されたポール部材
５の突出部５ａ、５ａに保持部６ａを係合して１対のリ
ング６をヨーク１内に圧入し、前記ヨーク１とポール部
材５間に磁石３を抑圧状態にて保持した回転電機の励磁
用磁石の固定構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6942879U JPS5943809Y2 (ja) | 1979-05-25 | 1979-05-25 | 回転電機の励磁用磁石の固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6942879U JPS5943809Y2 (ja) | 1979-05-25 | 1979-05-25 | 回転電機の励磁用磁石の固定構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55170869U JPS55170869U (ja) | 1980-12-08 |
| JPS5943809Y2 true JPS5943809Y2 (ja) | 1984-12-27 |
Family
ID=29303243
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6942879U Expired JPS5943809Y2 (ja) | 1979-05-25 | 1979-05-25 | 回転電機の励磁用磁石の固定構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5943809Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-05-25 JP JP6942879U patent/JPS5943809Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55170869U (ja) | 1980-12-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR102073005B1 (ko) | 모터 | |
| JPS6079231U (ja) | 磁石式回転電機用固定子 | |
| KR20040093669A (ko) | 전기 기계, 특히 영구자석 여자형 모터 | |
| JPH10313559A (ja) | 回転電機 | |
| JP2020025454A (ja) | 電気モータ及びそのロータ | |
| JP3911552B2 (ja) | 電動モータ | |
| WO2017126297A1 (ja) | 回転電機 | |
| JP3818714B2 (ja) | 爪付き磁気電気ロータ | |
| JP4291211B2 (ja) | 回転電機の回転子および回転電機 | |
| JPS5943809Y2 (ja) | 回転電機の励磁用磁石の固定構造 | |
| JPH0736459Y2 (ja) | 永久磁石界磁形回転子 | |
| JPH099539A (ja) | 永久磁石回転電機の回転子 | |
| US20240128817A1 (en) | Rotor integrated with sensing magnet | |
| JPWO2017203877A1 (ja) | 回転電機 | |
| JPS61106049A (ja) | 回転電機の永久磁石ロ−タ | |
| KR101376305B1 (ko) | 영구자석형 전동기용 고정자 | |
| JP2020108277A (ja) | 回転電機のロータ | |
| JP2001178029A (ja) | フライホイールマグネト用ステータ | |
| KR890007232Y1 (ko) | 플래트형 모우터 | |
| KR200206559Y1 (ko) | 모터용 코일 이탈방지 구조 | |
| JP2000134837A (ja) | 同期電動機 | |
| JP2000197293A (ja) | アウタ―ロ―タ形回転電機の回転子 | |
| JP2002010582A (ja) | 永久磁石型モータのマグネット固定具 | |
| JPH1028356A (ja) | 回転電機の磁石式固定子の着磁方法 | |
| JP4739700B2 (ja) | モータのロータ |