JPH0782899B2 - ゴム、プラスチツク絶縁電力ケ−ブルの接続部の形成方法及びそれに用いる成形用金型 - Google Patents
ゴム、プラスチツク絶縁電力ケ−ブルの接続部の形成方法及びそれに用いる成形用金型Info
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- JPH0782899B2 JPH0782899B2 JP59079092A JP7909284A JPH0782899B2 JP H0782899 B2 JPH0782899 B2 JP H0782899B2 JP 59079092 A JP59079092 A JP 59079092A JP 7909284 A JP7909284 A JP 7909284A JP H0782899 B2 JPH0782899 B2 JP H0782899B2
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- Japan
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- cable
- molding die
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- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Processing Of Terminals (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （発明の技術分野） 本発明は成形用金型を用いて接続部の補強絶縁層を樹脂
の押出し成形により形成するゴム．プラスチック絶縁電
力ケーブルの接続部の形成方法、及びそれに用いる成形
用金型に関するものである。
の押出し成形により形成するゴム．プラスチック絶縁電
力ケーブルの接続部の形成方法、及びそれに用いる成形
用金型に関するものである。
（発明の背景） 第１図は成形用金型を用いた従来の接続部の形成方法を
示す部分的縦断面図である。図面において、（１）は接
続すべき電力ケーブルの絶縁層で、ポリエチレン．華僑
ポリエチレン．エチレン−プロピレンゴム等のゴム．プ
ラスチック等の絶縁体で構成されている。（２）は上記
電力ケーブルの導体、（３）はケーブル導体接続スリー
ブ、（４）は導体接続部の電界緩和のために施した内部
半導電層、（５）は成形用金型で溶融樹脂注入口（６）
からエポキシ樹脂等の溶融樹脂を成形用金型（５）内に
押出して補強絶縁層（７）を成形する。なお（８）はケ
ーブル絶縁層（１）と補強絶縁層（７）の界面、（９）
は成形用金型（５）の加熱用ヒータを示している。
示す部分的縦断面図である。図面において、（１）は接
続すべき電力ケーブルの絶縁層で、ポリエチレン．華僑
ポリエチレン．エチレン−プロピレンゴム等のゴム．プ
ラスチック等の絶縁体で構成されている。（２）は上記
電力ケーブルの導体、（３）はケーブル導体接続スリー
ブ、（４）は導体接続部の電界緩和のために施した内部
半導電層、（５）は成形用金型で溶融樹脂注入口（６）
からエポキシ樹脂等の溶融樹脂を成形用金型（５）内に
押出して補強絶縁層（７）を成形する。なお（８）はケ
ーブル絶縁層（１）と補強絶縁層（７）の界面、（９）
は成形用金型（５）の加熱用ヒータを示している。
しかして、溶融樹脂を押出し注入する際、樹脂の流れを
良くし、ケーブル絶縁層（１）及び内部半導電層（４）
と樹脂の界面（８）の接着を良くするため、成形用金型
（５）を予熱してケーブル絶縁層（１）及び内部半導電
層（４）の温度を上げる必要があるが、内部半導電層
（４）は熱容量が大きい金属製の接続スリーブ（３）に
接しているため、この部分の温度上昇には時間がかか
る。一方この部分に大きな熱量を与えるために成形用金
型（５）の温度を余り上昇させると、成形用金型（５）
を把持しているケーブル絶縁層（１）が加熱溶融されて
変形するおそれがあるため昇温には自ら限界があった。
良くし、ケーブル絶縁層（１）及び内部半導電層（４）
と樹脂の界面（８）の接着を良くするため、成形用金型
（５）を予熱してケーブル絶縁層（１）及び内部半導電
層（４）の温度を上げる必要があるが、内部半導電層
（４）は熱容量が大きい金属製の接続スリーブ（３）に
接しているため、この部分の温度上昇には時間がかか
る。一方この部分に大きな熱量を与えるために成形用金
型（５）の温度を余り上昇させると、成形用金型（５）
を把持しているケーブル絶縁層（１）が加熱溶融されて
変形するおそれがあるため昇温には自ら限界があった。
（発明の開示） 本発明は上記の問題点を解消し、接続の作業時間を著し
く短縮し、しかも品質良好なゴム．プラスチック絶縁電
力ケーブルの接続部の形成方法と、それに用いる成形用
金型を提供するものである。
く短縮し、しかも品質良好なゴム．プラスチック絶縁電
力ケーブルの接続部の形成方法と、それに用いる成形用
金型を提供するものである。
第２図は本発明に係る接続部の形成方法の実施例の部分
的縦断面図で、第１図と同一記号は同一部位をあらわし
ている。本実施例においては成形用金型は３つのゾーン
により構成されている。即ち、導体接続スリーブ（３）
上に位置する第１ゾーンの金型（5a）と、その両側のケ
ーブル絶縁層（１）上に位置する第２及び第３ゾーンの
金型（5b）（5c）により構成されており、第１ゾーンの
金型（5a）と第２及び第３ゾーンの金型（5b）（5c）の
間にはそれぞれ断熱層（10）が介装されている。又それ
ぞれのゾーンの金型（5a）（5b）（5c）には個別にヒー
タ（9a）（9b）（9c）を備えており、これにより各ゾー
ンの金型（5a）（5b）（5c）はそれぞれ個別に温度を設
定することができる。
的縦断面図で、第１図と同一記号は同一部位をあらわし
ている。本実施例においては成形用金型は３つのゾーン
により構成されている。即ち、導体接続スリーブ（３）
上に位置する第１ゾーンの金型（5a）と、その両側のケ
ーブル絶縁層（１）上に位置する第２及び第３ゾーンの
金型（5b）（5c）により構成されており、第１ゾーンの
金型（5a）と第２及び第３ゾーンの金型（5b）（5c）の
間にはそれぞれ断熱層（10）が介装されている。又それ
ぞれのゾーンの金型（5a）（5b）（5c）には個別にヒー
タ（9a）（9b）（9c）を備えており、これにより各ゾー
ンの金型（5a）（5b）（5c）はそれぞれ個別に温度を設
定することができる。
従って本発明においては昇温の困難な導体接続スリーブ
（３）上に位置する第１ゾーンの金型（5a）の温度を他
のゾーンの金型（5b）（5c）より高い温度例えば温度差
を30℃以上に設定することにより、導体接続スリーブ
（３）に大きな熱量を与え短時間に昇温することができ
る。第３図は導体サイズ2000mm2の接続スリーブの温度
を120℃まで昇温させた場合の時間特性を示すもので、
本発明の金型を用いた場合（Ａ）は、第１図に示す従来
の金型を用いた場合（Ｂ）にくらべ、昇温に要する時間
は1/2に短縮することができた。
（３）上に位置する第１ゾーンの金型（5a）の温度を他
のゾーンの金型（5b）（5c）より高い温度例えば温度差
を30℃以上に設定することにより、導体接続スリーブ
（３）に大きな熱量を与え短時間に昇温することができ
る。第３図は導体サイズ2000mm2の接続スリーブの温度
を120℃まで昇温させた場合の時間特性を示すもので、
本発明の金型を用いた場合（Ａ）は、第１図に示す従来
の金型を用いた場合（Ｂ）にくらべ、昇温に要する時間
は1/2に短縮することができた。
（発明の効果） 上述の如く、本発明の成形用金型を用い、接続部の補強
絶縁層を形成するときは、断熱層を介装させて設けた各
ゾーンの金型の温度を個別に必要な温度に設定できるの
で、最も昇温の困難な導体接続スリーブに大きな熱量を
与え短時間に昇温でき、一方絶縁層には必要な熱量のみ
を与え過渡の昇温を防止することができる。従って予熱
の作業時間を大幅に短縮できると共に、ケーブル絶縁層
が高温にさらされる時間が短くなるので、加熱による変
形や、酸化劣化の防止の効果をも有し品質的にすぐれた
ケーブル接続部を得ることができる。
絶縁層を形成するときは、断熱層を介装させて設けた各
ゾーンの金型の温度を個別に必要な温度に設定できるの
で、最も昇温の困難な導体接続スリーブに大きな熱量を
与え短時間に昇温でき、一方絶縁層には必要な熱量のみ
を与え過渡の昇温を防止することができる。従って予熱
の作業時間を大幅に短縮できると共に、ケーブル絶縁層
が高温にさらされる時間が短くなるので、加熱による変
形や、酸化劣化の防止の効果をも有し品質的にすぐれた
ケーブル接続部を得ることができる。
第１図は成形用金型を用いた従来のゴム．プラスチック
絶縁電力ケーブルの接続部の形成方法を示す部分的縦断
面図、第２図は本発明の形成方法の実施例の部分的縦断
面図、第３図は導体接続スリーブの昇温時間の特性図で
ある。 １……ケーブル絶縁層、３……導体接続スリーブ、４…
…内部半導電層、5,5a,5b,5c……成形用金型、７……補
強絶縁層、9,9a,9b,9c……金型加熱用ヒータ。
絶縁電力ケーブルの接続部の形成方法を示す部分的縦断
面図、第２図は本発明の形成方法の実施例の部分的縦断
面図、第３図は導体接続スリーブの昇温時間の特性図で
ある。 １……ケーブル絶縁層、３……導体接続スリーブ、４…
…内部半導電層、5,5a,5b,5c……成形用金型、７……補
強絶縁層、9,9a,9b,9c……金型加熱用ヒータ。
Claims (4)
- 【請求項１】成形用金型を用いて接続部の補強絶縁層を
樹脂の押出し成形により形成するゴム．プラスチック絶
縁電力ケーブルの接続部の形成方法において、ケーブル
導体接続スリーブ上の金型の温度をその両側のケーブル
絶縁層上の金型の温度より高く設定したことを特徴とす
るゴム．プラスチック絶縁電力ケーブルの接続部の形成
方法。 - 【請求項２】上記の設定温度の差を30℃以上としたこと
を特徴とする特許請求の範囲第１項記載のゴム．プラス
チック絶縁電力ケーブルの接続部の形成方法。 - 【請求項３】金型をケーブル導体接続スリーブ上に位置
する金型と、その両側のケーブル絶縁層上に位置する金
型の３つのゾーンにより構成し、上記各ゾーン金型間に
は断熱層が介装され、かつ各ゾーン金型は個別に温度設
定を行ない得るヒータを備えていることを特徴とする成
形用金型。 - 【請求項４】ケーブル導体接続スリーブ上の金型の設定
温度を、その両側のケーブル絶縁層上の金型の設定温度
より30℃以上高く設定したことを特徴とする特許請求の
範囲第３項記載の成形用金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59079092A JPH0782899B2 (ja) | 1984-04-18 | 1984-04-18 | ゴム、プラスチツク絶縁電力ケ−ブルの接続部の形成方法及びそれに用いる成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59079092A JPH0782899B2 (ja) | 1984-04-18 | 1984-04-18 | ゴム、プラスチツク絶縁電力ケ−ブルの接続部の形成方法及びそれに用いる成形用金型 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60221983A JPS60221983A (ja) | 1985-11-06 |
| JPH0782899B2 true JPH0782899B2 (ja) | 1995-09-06 |
Family
ID=13680238
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59079092A Expired - Lifetime JPH0782899B2 (ja) | 1984-04-18 | 1984-04-18 | ゴム、プラスチツク絶縁電力ケ−ブルの接続部の形成方法及びそれに用いる成形用金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0782899B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS585516B2 (ja) * | 1975-12-30 | 1983-01-31 | 三菱電線工業株式会社 | カキヨウポリエチレンケ−ブルノセツゾクホウホウ |
-
1984
- 1984-04-18 JP JP59079092A patent/JPH0782899B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60221983A (ja) | 1985-11-06 |
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