JPH0667086B2 - 電力ケーブル接続用絶縁筒の製造方法 - Google Patents

電力ケーブル接続用絶縁筒の製造方法

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JPH0667086B2
JPH0667086B2 JP2007489A JP748990A JPH0667086B2 JP H0667086 B2 JPH0667086 B2 JP H0667086B2 JP 2007489 A JP2007489 A JP 2007489A JP 748990 A JP748990 A JP 748990A JP H0667086 B2 JPH0667086 B2 JP H0667086B2
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rubber
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はゴム、プラスチック電力ケーブルの差込接続部
に使用する電力ケーブル接続用絶縁筒の製造方法に関す
るものである。
(従来の技術と発明が解決しようとする課題) ゴム、プラスチック電力ケーブルの差込接続部に使用す
る電力ケーブル接続用絶縁筒は、第3図に縦断面図を示
すように、内部半導電体1と絶縁層2と外部半導電体3
とから成り、通常、内部半導電体1と外部半導電体3は
半導電EPゴムにより、絶縁層2は絶縁性EPゴムによ
り構成されている。絶縁層2はその両側にテーパー部2
1を有し、また外部半導電体は両端にストレスコーン部
31を、中間に筒体部33を有し、ストレスコーン部3
1の端部にはケーブルが差込接続されたときにケーブル
の絶縁層および外部遮蔽層に接する円筒部32を備えて
いる。このケーブル接続用絶縁筒の製造に、製造能率の
向上のため、ゴムの射出成型が利用されているが、内部
半導電、絶縁層、外部半導電体の順に射出成型によりモ
ールドしようとしても、半導電ゴムの粘性が大きく、ま
た外部半導電体の筒体部の厚さが絶縁筒の外径縮少の点
からあまり厚くできない(通常3〜4mm程度)こともあ
って、外部半導電体の射出成型は、半導電ゴムの流動抵
抗が大きく、成型が容易でないだけでなく、射出圧力が
高くなり内側の絶縁層に変形、クラック等の損傷を与え
易い。このため内部半導電体および絶縁層は射出成型に
より成型するとしても、外部半導電体だけは射出成型に
よらずに生ゴムテープを巻き、これに金型を被せ加圧加
熱して成型し加硫するという能率の悪い方法によってい
るのが通常である。
これを改善するために、内部半導電体と外部半導電体と
を予め製作しておき、これらを絶縁層成型用の金型内に
配置し、金型内に流動抵抗が小さい絶縁ゴムの射出成型
を行い、絶縁層を成型するという方法が試みられてい
る。
然し、外部半導電体が内径の大きい筒体部33の両側に
ストレスコーン部31の内径が小さい円筒部32を有す
るという形状であるため射出成型後に金型の中子を抜く
ことが難しく外部半導電体を射出成型により一体として
製造することは困難である。また、外部半導電体の内部
に絶縁層を注型する場合に、ストレスコーン部31の円
筒部32に隣接するテーパー立上り部と金型の中子との
間の空気が抜け難いため、この部分に気泡を残し易く、
成形された絶縁筒のストレスコーン部のテーパー立上り
部において外部半導電体と絶縁層との界面に空隙を生じ
させたり、界面に乱れを生じさせたりする難点がある。
上記の部分の空気を抜くためにストレスコーン部のテー
パー立上り部に空気抜き用の孔を設けることが考えられ
るが、外部半導電体のこの部分に孔を設けることは電界
の乱れを生じさせ、充分な空気抜き効果をもつ大きさの
孔を設けるとすればその影響が大きく、高電圧ケーブル
の接続用絶縁筒の製造においては採用し難い。更に、予
め製作した外部半導電体のストレスコーン部の円筒部3
2の内径とこれをセットする金型の中子の外径との選定
如何によっては射出成型した絶縁層の内径と外部半導電
体のストレスコーン部の円筒部の内径との間に径差を生
じることがあり、外部半導電体の製作誤差、中子の外径
の調整誤差が上記径差を生じさせ易い。
上記したような難点のために、予め製作した内部半導電
体および外部半導電体を金型内にセットし、金型内に絶
縁ゴムを注型して絶縁層を成型するという方法は実用化
が難しく、前述したように、通常は、射出成型した絶縁
層上に半導電性の生ゴムテープを巻き、金型で加圧、加
熱して成型し加硫するという能率の悪い方法が実施され
ていた訳である。
本発明は上記難点を一掃して内部半導電体、絶縁層およ
び外部半導電体の全てを射出成型により成型することを
可能にするケーブル接続用絶縁筒の新規な製造法を提案
するものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は予め成型した内部半導電体と外部半導電体筒体
部とを絶縁層成型用金型内に配置し、該金型内に絶縁ゴ
ムを注型してゴム絶縁層を成型したのちに、外部半導電
体の筒体部両側に半導電ゴムを注型して絶縁層上に外部
半導電体のストレスコーン部を成型することを特徴とす
る。
(実施例および作用) 本発明およびその実施例を以下に詳細説明する。
本発明においては外部半導電体の筒体部と内部半導電体
とを半導電EPゴム等により予め製作しておく。また外
部半導電体の筒体部には予め絶縁ゴムの注入口を設けて
おく。これらの製作は射出成型による成型に限られる訳
ではないが、製作の能率、コストの面から射出成型によ
り成型することが望ましく、また本発明の目的に最もよ
く適うものである。外部半導電体の筒体部のみを射出成
型により成型することには、外部半導電体の全体を一体
として射出成型する場合と異なり、格別な困難はない。
予め製作した内部半導電体と外部半導電体筒体部とを第
1図に示すように金型内に配置したのち、金型内に絶縁
ゴムを注入して絶縁層を射出成型し、更に加熱加硫す
る。この場合、金型或は中子に適当に空気抜きを設けて
おけば射出成型された絶縁層のテーパー部の立ち上り部
に残留空気に基づく表面の乱れが生じる惧れはない。第
1図において1は予め成型された内部半導電体であり、
33は同じく予め成型された外部半導電体の筒体部であ
る。34は該筒体部に設けた絶縁ゴム注入口である。5
は金型であり、長手方向或は径方向に割りを入れた割金
型として構成されている。6は該金型に設けた絶縁ゴム
注入口(射出ゲート)で、外部半導電体筒体部33の絶
縁ゴム注入口34に連通している。7は中子である。筒
体部34の絶縁ゴム注入口34は絶縁層の成型、加硫後
に切断し、切断面には半導電塗料を塗布する。
次に、第2図に示すように、上述のようにして得られた
内部半導電体1、絶縁層2および外部半導電体筒体部3
3より成る絶縁筒半成型体8に外部半導電体のストレス
コーン部を成型するための金型9を被せて、金型内に半
導電ゴムを注型して外部半導電体のストレスコーン部を
射出成型し、更に加熱加硫する。10は金型の半導電ゴ
ム注入口であり、7は中子である。絶縁層のテーパー部
の表面が乱れがなくきれいに仕上っておれば、ストレス
コーン部を射出成形したとき、絶縁層とストレスコーン
部との界面も乱れがなくきれいに仕上る。
以上の方法によりケーブル接続用絶縁筒を全て射出成型
により成型することができる。射出成型では金型は加熱
された熱板にセットされており、また予熱されたゴムが
金型内に注入される。
従ってゴムの生テープを巻きこれに金型を被せて加熱す
る場合に較べて加硫時間は約半分に短縮される。
上記はケーブルの直線接続用の絶縁筒を製造する場合に
ついて説明したが、本発明の方法は第4図に示すような
ケーブル接続用のエルボー絶縁筒を製造する場合にも勿
論適用でき、形状がより複雑なエルボー絶縁筒を製造す
る場合に本発明の方法はより効果的である。第4図にお
いて1は内部半導電体であり、2は絶縁層、3は外部半
導電体であり、外部半導電体3は筒体部33とその両側
のストレスコーン部31とを備えている。内部半導電体
1の内部にこれと一体に導体接続用金具が埋込れること
もある。このようなエルボー絶縁筒の製造においても、
直線接続用の絶縁筒を製造する場合と同じく、予め外部
半導電体の筒体部と内部半導電体を製作しておき、これ
らを金型内に配置し、絶縁ゴムを金型内に注型して絶縁
層を射出成型し、加硫し、次いで外部半導電体のストレ
スコーン部を成型するための金型を被せ、金型内に半導
電ゴムを注型してストレスコーン部を射出成型し、加硫
する。
(発明の効果) 本発明の製造方法によれば、内部半導電体、絶縁層およ
び外部半導電体の全てを製造効率のよい射出成型により
製造することが可能になり、かつ容易である。従来の外
部半導電体を生ゴムテープを巻きこれに金型を被せて加
熱成型していた場合に較べると、生ゴムテープを手巻き
する工程が省略でき、また前述したように射出成型によ
るときは加硫時間が大巾に短縮されるので、製造効率を
著しく向上することができる。しかも、本発明の方法に
よれば、従来の絶縁層を成型したのちに外部半導電体全
体を射出成型する場合や、予めストレスコーン部全体を
含めた外部半導電体全体を製作しておきこれを金型内に
配置して絶縁層を射出成形する場合における難点、すな
わち外部半導電体の射出成型時に絶縁層の変形やクラッ
クを生じさせたり、外部半導電体のストレスコーン部と
絶縁層との界面に乱れを生じさせたり、或はストレスコ
ーン部の円筒部の内径と絶縁層の内径との間に径差を生
じさせたりするような難点が一掃され、耐電圧性の高い
接続用絶縁筒を得ることができる。
なお、本発明の製造法では内部半導電体、絶縁層、外部
半導電体の筒体部、ストレスコーン部の全てを射出成型
することが最も有利であり、かつ本発明の目的に最もよ
く適うものであるが、本発明は予め製作する内部半導電
体および外部半導電体筒体部の製造を射出成型による製
作に限定するものではない。これらが射出成型以外の方
法により予め製作されている場合においても、上記した
本発明の効果を享受できるからである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の製造方法による絶縁層お
よび外部半導電体のストレスコーン部の成型を説明する
縦断面図であり、第3図および第4図はそれぞれケーブ
ルの直線接続用の絶縁筒およびエルボー絶縁筒の縦断面
図である。 (符号の説明) 1:内部半導電体、2:絶縁層、3:外部半導電体、3
1:ストレスコーン部、33:筒体部、5:金型、7:
中子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め成型した内部半導電体と外部半導電体
    筒体部とを絶縁層成型用金型内に配置し、該金型内に絶
    縁ゴムを注型してゴム絶縁層を成型したのちに、外部半
    導電体の筒体部両側に半導電ゴムを注型して絶縁層上に
    外部半導電体のストレスコーン部を成型することを特徴
    とする電力ケーブル接続用絶縁筒の製造方法。
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