JPH078217U - 瓶類の包装用箱 - Google Patents

瓶類の包装用箱

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JPH078217U
JPH078217U JP4327793U JP4327793U JPH078217U JP H078217 U JPH078217 U JP H078217U JP 4327793 U JP4327793 U JP 4327793U JP 4327793 U JP4327793 U JP 4327793U JP H078217 U JPH078217 U JP H078217U
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JP
Japan
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box
wall
side wall
bearing
bottle
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Pending
Application number
JP4327793U
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English (en)
Inventor
武秀 澤田
Original Assignee
小倉美術印刷株式会社
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Publication date
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Publication of JPH078217U publication Critical patent/JPH078217U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 箱体を構成する板紙の一部で瓶類の支承部材
を形成し、瓶類を緩衝的に収容する。 【構成】 筒状に形成する箱体の左側壁面及び右側壁面
の下方に、それぞれ支承部材を折り畳み可能に連続さ
せ、前記二つの支承部材の一部に瓶類の先端部又は下端
部近くを嵌合させる嵌合用切欠部を形成する。 【効果】 箱を構成する板紙の一部で支承部材を形成し
たので、合成樹脂フィルムのトレーを装着する必要がな
く、廃棄時に公害の発生がなくなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はドリンク剤等の液剤を充填した瓶類を包装するための箱に関し、特に 箱の内部に瓶類の両端部を緩衝的に支承する支承部を一体的に形成した包装用の 箱に関するものである。
【0002】
【従来技術】
ドリンク剤等の液剤入りの瓶類を箱に包装する場合、箱内に収容された瓶類が 破損するのを防止するため、包装用箱の中に、合成樹脂薄膜を瓶類の形状に合わ せて加熱成形した緩衝用の中枠(一般にトレーと呼ばれる)を取付け、この中枠 内にドリンク剤の瓶と吸引用のストローを収容するよう構成していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来構造では、緩衝用中枠に合成樹脂薄板を使用しているた め、廃棄処分をする時に公害を発生させる虞れがあって好ましいものではなかっ た。
【0004】
【考案の目的】
本考案は上記の事情に鑑みこれに対応しようとするものであり、箱体の一部に 瓶類の両端部を緩衝的に支承する支承部材を形成することにより、従来構造にお ける中枠の使用を完全に省略することが可能であり、しかも、中枠を使用した時 と同様の緩衝効果を発揮できる包装用の箱を提供することを目的としている。
【0005】
【考案の要点】
本考案は、後壁、左側壁、前壁、右側壁及び糊代を折り曲げ線を介して折り曲 げ可能に構成すると共に適宜壁面の上下両方に蓋板及び底板を折り曲げ可能に構 成してなる公知の箱体において、左側壁及び右側壁の下方に、支承底板、支承前 壁、支承上板及び糊代を折り曲げ可能に形成した支承部材を連続させ、支承前壁 の上端部と支承上板の先端部に跨がるよう、瓶の先端部又は瓶の底部近くを嵌合 させる嵌合用切欠部を形成してなる瓶類の包装用箱を考案の要点としている。
【0006】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面を参照して説明する。
【0007】 図1乃至図4は本考案の第1の実施例を示し、図5及び図6は本考案の第2の 実施例を示している。
【0008】 本考案の包装用箱は、箱体Aと、箱体Aを構成する二つの側壁面の下端に、箱 体A内に収容された瓶等の両端を支承する支承部材Bを一体的且つ折り畳み可能 に連続させたことを特徴とするものである。
【0009】 箱体Aは公知の構造を持つものであり、後壁1、左側壁2、前壁3、右側壁4 を折り曲げ線5…5を介して順次連続せしめ、右側壁4の外側には糊代51を連続 させて箱本体を構成している。
【0010】 11は後壁1の上方に折り曲げ可能に連続させた蓋板でありその外側には差し込 み舌片11′を連続させている、12は後壁1の下方に折り曲げ可能に連続させた底 板構成片であり、前壁3の下方に折り曲げ可能に連続させたもう一つの底板構成 片31と組み合わせて箱体底部を完全に閉塞できる構造としている。
【0011】 12′は底板構成片12の端部に形成した糊代であり、箱体を組立てた時に支承部 材Bの支承底板61面に貼着させるものである。
【0012】 21及び41は左側壁2及び右側壁4の上方に折り曲げ可能に連続させた中蓋であ る。
【0013】 なお底板の構造は、図1乃至図4例示のように二つの底板構成片12及び31を組 み合わせる構造に限定されるものではなく、例えば、図5及び図6例示のように 後壁1の下方に一枚の底板13を折り曲げ可能に連続させた構造とすることも可能 であり、また図示しないその他の構造とすることもできる。
【0014】 支承部材B,Bは左側壁2及び右側壁の下方にそれぞれ折り畳み可能に連続さ せて形成するものであり、支承底板61、支承前壁62、支承上板63を順次折り曲げ 可能に連続させるとともに、支承上板63の外側には糊代64を折り曲げ可能に連続 させている。
【0015】 65は支承前壁62の上端部及び支承上板63の先端部に形成した瓶7の嵌合用切欠 部であり、瓶7の先端部(瓶頸部から先端部まで)及び、瓶7の底部近くをそれ ぞれ嵌合させる大きさとして形成している。
【0016】 図5及び図6は本考案の第2の実施例を示している。この実施例において第1 の実施例と異なる構造部分は、後壁1の下方に箱体Aの底面を塞げる大きさを持 つ底板13を折り曲げ可能に連続させている点だけである。
【0017】 図中32,32はは前壁3の上下両端に折り曲げ可能に連続させた補強板であり、 箱体Aの構造が横長に形成されており、しかもその下面に図1例示のような底板 等が連続されていない場合、前壁3の内側に補強板32,32を折り返して貼着する ことにより前壁3の強度を増大させるものである。但し、これらの構造は本考案 にとって必須のものではない。
【0018】
【箱の組立】
上記の構成とした本考案の包装用箱は以下のように組み立てる。
【0019】 先ず、一枚の板状に展開された箱体Aの左側壁2及び右側壁4の下方にそれぞれ 連続させた支承部材B,Bを、支承前壁62又は支承上板63の境界部分で二つ折り する。(図2参照) 次いで二つ折りした支承部材B,Bを、更に左側壁2又は右側壁4と支承底板 61との境界部で二つ折りし、糊代64部分を左側壁2又は右側壁4にそれぞれ貼着 する。(図3参照)
【0020】 上記の工程を経たのち、一枚の板状に展開された箱体Aを公知の手段に従って 組立てれば、図4例示のように、箱体Aの内側両端部に、瓶類7の両端部を支承 する嵌合用切欠部65,65が互いに向かい合った支承部材B,Bを具えた箱体を得 ることができる。
【0021】 図5及び図6に例示する第2の実施例の場合も同様であり、支承部材B,Bを 前記と同様の手段により貼着したのち、箱体Aを組立てれば第1の実施例と底板 の構造だけが異なる箱体を得ることができる。
【0022】
【考案の効果】
上記の構成とした本考案の効果は以下のとおりである。
【0023】 (1) 一枚の板紙を折り畳むことによって箱体内部の両端に支承部材B,Bを 具えた瓶類の包装用箱を簡単に得ることができ、従来の包装用箱のようにトレー 等の中枠を使用することなく、有効な緩衝効果を発揮させられる。
【0024】 (2) 箱体Aの内側に形成される支承部材B,Bには、それぞれ瓶7の両端部 を嵌合させるための切欠部65,65を形成したので、箱体内に収容された瓶7は極 めて安定した包装状態を維持でき、運搬途中で乱暴な取扱いをされた場合でも瓶 7が破損される等のトラブルを発生させることのない利点がある。
【0025】 (3) 一枚の板紙を用いて形成する箱体Aの一部に支承部材B,Bを連続させ たのでカートナーによる自動包装が可能となり、箱体の組立時に瓶7の収容作業 が同時に行えるので、量産性を著しく高め、製造コストを著しく低廉化できる利 点がある。
【0026】 (4) 合成樹脂薄板製の中枠などを使用せず、全体を板紙により構成したので 廃棄処分をする際に公害等を発生させることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例を示す展開平面図
【図2】 支承部材の第1の折り曲げ操作時を示す展開
平面図
【図3】 支承部材の第2の折り曲げ操作時を示す展開
平面図
【図4】 完成した箱体を示す一部を切欠した斜視図
【図5】 第2の実施例を示す展開平面図
【図6】 第2の実施例における組立て開始時を示す展
開平面図
【符号の説明】
A 箱体 B 緩衝部材 1 後壁 2 左側壁 3 前壁 4 右側壁 5 折り曲げ線 51 糊代 11 蓋板 12 底板構成片 31 底板構成片 13 底板 61 支承底板 62 支承前壁 63 支承上板 64 糊代 7 瓶

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】後壁、左側壁、前壁、右側壁及び糊代を折
    り曲げ線を介して折り曲げ可能に構成すると共に適宜壁
    面の上下両方に蓋板及び底板を折り曲げ可能に構成して
    なる公知の箱体において、左側壁及び右側壁の下方に、
    支承底板、支承前壁、支承上板及び糊代を折り曲げ可能
    に形成した支承部材を連続させ、支承前壁の上端部と支
    承上板の先端部に跨がるよう、瓶の先端部又は瓶の底部
    近くを嵌合させる嵌合用切欠部を形成してなる瓶類の包
    装用箱。
JP4327793U 1993-07-14 1993-07-14 瓶類の包装用箱 Pending JPH078217U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012121587A (ja) * 2010-12-07 2012-06-28 Marukin Insatsu Kk 包装用箱
KR200476686Y1 (ko) * 2013-10-08 2015-03-20 노승규 박스용 옷걸이 행거
JP2020179906A (ja) * 2019-04-26 2020-11-05 共同印刷株式会社 包装箱

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61191694A (ja) * 1985-02-08 1986-08-26 プロサイト コーポレーション CHL‐Cuの化学的誘導体

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