JP2020179906A - 包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】被包装物の包装箱内での移動や開封時の飛び出しを防止した包装箱を提供する。【解決手段】第一側面部11と第二側面部12とを側端同士で連結して筒状体を形成し、該筒状体の下方の開口部を底面部30で塞ぐ包装体において、底面部30を第一側面部11側の第一底面部31と第二側面部12側の第二底面部32とで構成し、第一底面部31と第二底面部32との境界で折り曲げて垂直方向断面が略逆V字型として筒状体内に収納し、上記開口部を塞ぎ、且つ、第一底面部31と第二底面部32にわたる貫通孔33を設け、該貫通孔33の第二底面部32側は上底が下底よりも長い等脚台形とし、第一底面部31側の外周33aは円弧状とすることにより、被包装物51の底部を貫通孔33の後底面部32側の下端の外周33cで支持し、且つ、被包装物51の下端側を第二側面部12と第一底面部31とで挟持固定する。【選択図】図7

Description

本発明は、小型の物品の包装に用いられる包装箱に関する。
従来、小型で軽量の物品の包装に用いられる包装箱において、特許文献1に、正面側の一片と背面側の一片との間に被包装物を収容し、該二片の復元力により被包装物を該二片で挟持固定する包装箱が開示されている。
特開2009−173299号公報
特許文献1に開示された包装箱においては、正面側及び背面側の二片でのみ被包装物を挟持しているため、被包装物の固定が十分ではなく、搬送時などの振動により包装箱内において被包装物が移動し、被包装物が損傷するおそれがある。また、包装箱を開封する際に、被包装物が飛び出すおそれがある。
本発明の課題は、上記問題を解決し、2枚のシート材を側端同士で連結し筒状体を形成し、該筒状体の開口部を底面部と蓋部とで塞いだ包装箱において、包装箱内での被包装物の移動を防止し、開封時に被包装物が飛び出さない構成を提供することにある。
本発明は、シート材から形成され、互いに側端において連結されて筒状体を形成する第一側面部及び第二側面部と、前記筒状体の下方の開口部を塞ぐ底面部と、前記筒状体の上方の開口部を塞ぐ蓋面部と、を備えた包装箱であって、
前記底面部は、前記第一側面部の下端に下端が連結された第一底面部と、前記第二側面部の下端に下端が連結された第二底面部と、を備え、前記第一底面部と前記第二底面部とは、前記筒状体内において互いの上端同士が連結され、前記第一側面部と前記第二側面部とが対向する方向の垂直方向断面において略逆V字型を呈し、
前記底面部は、前記第一底面部と前記第二底面部とにわたる貫通孔を有し、
前記貫通孔の前記第一底面部側の外周は、被包装物の側面に対応する形状を有し、
前記貫通孔の前記第二底面部側は、両側辺間の距離が前記被包装物の底部の水平方向の幅以上で、下端側の外周が前記被包装物の底面の形状に対応した形状を有することを特徴とする。
本発明の包装箱においては、以下の構成を好ましい態様として含む。
(1)前記貫通孔の前記第二底面部側は、前記両側辺の距離が下方に向かって短くなるテーパー状である。
(2)前記貫通孔の前記第一底面部側の外周の最下端の高さが、前記第二底面部側の外周の最下端の高さ以上である。
(3)水平方向における、前記貫通孔の外周の前記第一底面部側の最下端から前記第二底面部側の最下端までの距離は、前記被包装物の底部の最小幅よりも短い。
(4)前記被包装物が円柱状或いは楕円柱状であることを特徴とする。
(5)前記(4)において、前記貫通孔の前記第一底面部側の外周が円弧状或いは楕円弧状であることを特徴とする。
本発明においては、被包装物の下端が第一側面部又は第二側面部と、底面部に設けた貫通孔の外周と、によって保持されるため、被包装物の包装箱内での被包装物の移動及び開封時の飛び出しが防止され、被包装物の損傷が防止される。
本発明の包装箱の一実施形態の展開図である。 図1の包装箱の第一蓋面部及び第二蓋面部を開いた状態を示す斜視図である。 図1の包装箱の第一蓋面部を閉じ、第二蓋面部を開いた状態を示す斜視図である。 図1の包装箱の第一蓋面部及び第二蓋面部を閉じた状態を示す斜視図である。 図3及び図4の状態を上方から見た平面図である。 図1の包装箱の底面部の斜視図である。 図1の包装箱の下端側の部分断面模式図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明するが、本発明は下記実施形態に限定されない。また、以下に参照する図面において、同じ符号は同様の構成要素を示す。
図1は、本発明の包装箱の一実施形態の展開図であり、図中、第一側面部11と第二側面部12との境界を示す破線、第一側面部11と折り返し部41との境界を示す破線、第二蓋面部22と差し込み片22aとの境界を示す破線、折り返し部41と第一蓋面部21との境界を示す破線は折り曲げ線である。また、図2は、図1の展開図から包装箱を成形し、第一蓋面部21と第二蓋面部22とを開いた状態を示す斜視図である。
本発明の包装箱は厚さの薄いシート材から形成され、係るシート材としては、紙、可撓性を有する硬質の合成樹脂シート、或いは紙の表面(包装箱の外側)に樹脂フィルムをコーティングしたものが好ましく用いられる。
図1に示すように、本発明の包装箱は、第一側面部11と第二側面部12とを有している。第一側面部11と第二側面部12とは、それぞれの側端同士が互いに連結されており、本実施形態においては、第一側面部11の一方の側端と第二側面部12の一方の側端とが連続しており、第二側面部12の他方の側端に連結された糊代部13を第一側面部11の他方の側端側に貼付することで、第一側面部11と第二側面部12とはそれぞれの両側端において連結される。この状態から、第一側面部11と第二側面部12とをそれぞれ水平方向中央部が外側に向けて突出するように引き離すと、水平方向断面において両端が鋭角の略楕円形状の筒状体が形成される。この時、第一側面部11及び第二側面部12の下端から上方に延びる破線部分で第一側面部11及び第二側面部12の下端側を適宜折り曲げることで、筒状体の下端側の開口部を容易に形成することができる。
次いで、第二側面部12の下端に連結された底面部30の自由端側の第一底面部31の中央部に、第一側面部11の下端に連結された糊代部14を貼付することで筒状体の下方の開口部は底面部30によって塞がれる。第一側面部11と糊代部14との境界にはシート材2を断続的に貫通する切断線11cが形成されており、糊代部14の折り曲げを容易にしている。底面部30の詳細については後述する。
筒状体を形成し、下方の開口部を底面部30で塞いだ状態で、筒状体内に被包装物を収容し、上方の開口部を塞ぐ。本実施形態においては、係る開口部を塞ぐ蓋面部として、第一蓋面部21と第二蓋面部22とを有しており、これらを重ねて開口部を塞ぐ。本実施形態においては、第一側面部11の上端は第二側面部12の上端よりも突出部11bの高さ分、上方に突出していることから、第一蓋面部21は、突出部11bと同じ高さの折り返し部41を介して第一側面部11に連結されており、係る折り返し部41を第一側面部11の上端から下方に折り返して突出部11bに重ねることにより、折り返し部41と第一蓋面部21との連結箇所が、第二側面部12の上端であって、第二側面部12と第二蓋面部22との連結箇所と同じ高さになり、第一蓋面部21と第二蓋面部22とを隙間なく重ねることが可能となる。
図3は、図2の状態から折り返し部41を下方に折り返して、第一蓋面部21で筒状体の上方の開口部を塞いだ状態を示す斜視図である。係る状態を上方から見た平面図を図5(a)に示す。
本実施形態において、第一蓋面部21は、筒状体の上方の開口部をほぼ塞ぐ形状に形成されており、さらに、第一蓋面部21の自由端側(折り返し部41との連結箇所とは反対側)の両端部近傍に、該自由端より突出する爪部21a,21bが形成されている。一方、第二側面部12の上端の両端部には該上端から上方に突出する凸部12a,12bが形成されており、第二蓋面部22は、該凸部12a、12bから所定の間隔を置いた中央部において第二側面部12の上端に連結されている。
図3、図5(a)に示すように、第一蓋面部21で筒状体を覆った際、第一蓋面部21の自由端の中央部は第二側面部12と第二蓋面部22との連結箇所に突き当たるが、爪部21a、21bは第二側面部12と第二蓋面部22との連結箇所と凸部12a、12bとの間において、該凸部12a,12bに接して、第二側面部12の上端より外側に向かって突出する。爪部21a,21bが凸部12a,12bに接していることから、その接触による摩擦力によって、互いに係止し、第一蓋面部21を抑えていなくても、自然に第一蓋面部21が開くことはない。
また、爪部21a,21bがない場合には、第一側面部11と第二側面部12との2箇所の連結箇所を互いに近づける方向に応力がかかると、第一蓋面部21は自由端側が上方に浮き上がって容易に開いてしまうが、爪部21a,21bがある場合には、爪部21a,21bを凸部12a,12bが押圧することになり、摩擦力によって第一蓋面部21は容易には開かない。
よって、第一蓋面部21を閉じた後に手を放しても第一蓋面部21が開くことがなく、第二蓋面部22を閉じる際に第一蓋面部21を抑えておく必要がなく、包装作業が容易になる。
尚、本実施形態においては、第一側面部11の突出部11bに貫通孔11aが、折り返し部41に貫通孔41aが、それぞれ形成されており、折り返し部41を下方に折り返した際には、貫通孔41aと貫通孔11aとが互いに重なって、陳列用のフックを通す孔部となる。
さらに、図4は、図3の状態から、第二蓋面部22を閉じた状態を示す斜視図であり、係る状態を上方から見た平面図を図5(b)に示す。
本実施形態においては、第二蓋面部22の自由端側(第二側面部12との連結箇所とは反対側)に、差し込み片22aが形成され、第一蓋面部21と折り返し部41との境界には、係る差し込み片22aを差し込むための差し込み部21cが、シート材を貫通して形成されている。本実施形態においては、差し込み部21cを、第一蓋面部21側に凸のハット状に形成し、ハットのつばに相当する部位において折り曲げることから、第一蓋面部21を閉じた状態では、図5(a)に示すように、該差し込み部21cが開いて折り返し部41との間に開口部が形成されており、差し込み片22aを容易に差し込むことができる。尚、本実施形態では、差し込み片22aの側辺をそれぞれ外側に突出する略くの字型とし、両側辺間の最大距離が、差し込み部21cの凸部分の水平方向の長さより若干長くなるように形成することで、差し込み部21cに差し込んだ差し込み片22aが差し込み部21cの凸部分の両側に係止して、抜けにくい構成となっている。
よって、本実施形態においては、一旦閉じた第一蓋面部21が開きにくく、無理に開けると差し込み片22aが変形、或いはちぎれてしまうため、元の包装状態に戻すことができない。
さらに、本実施形態においては、被包装物を取り出す際に開封しやすいように、第一側面部11と第二側面部12との連結箇所である側端の一方において、第一側面部11と第二側面部12との境界に、断続的にシート材を貫通する切り取り線を形成しておくことが好ましい。本発明においては、第二側面部12の上端の両端部に凸部12a,12bが形成されているため、係る切り取り線を形成した側の凸部をつまみとして指でつまんで引っ張れば、該切り取り線に沿って容易にシート材を切り開き、筒状体を開封することができる。
本実施形態においては、第二側面部12と糊代部13との境界に、断続的にシート材を貫通する切り取り線12dを形成しており、該糊代部13の上端は、凸部12bよりも低い位置に設定している。そのため、凸部12bは、切り取り線12dよりも上方に突出しているため、指でつまみやすく、引っ張りやすい構成となっている。
尚、切り取り線を図1の凸部12a側の第一側面部11と第二側面部12との境界側に設けてもよく、その場合には、凸部12aを指でつまみやすいように、凸部12aと第一側面部11との境界を、第二側面部12の上端(第二蓋面部22と第二側面部12との連結箇所)と等しい高さにまで切断しておくことが好ましい。
さらに、本実施形態においては、切り取り線12dに加えて、第二側面部12と第二蓋面部22との境界と、第二側面部12と底面部30との境界と、にそれぞれ、断続的にシート材を貫通する切り取り線12c、12eを形成しておくことにより、切り取り線12dに引き続いてこれら切り取り線12c、12eに沿ってシート材を切り開いて、包装体を容易に開封し、被包装物を取り出すことができる。尚、本実施形態において、切り取り線12c,12d,12eは、略くの字型又は略Yの字型の一辺が所定の間隙を介して直線状に並ぶ構成としているが、係る形状に限定されるものではなく、ミシン目でも構わない。
尚、本発明の包装箱において、筒状体の上方の開口部及び蓋部の形態は、上記実施形態に限定されるものではなく、被包装物を封入できる形態であればいずれの形態も適用することが可能である。
次に、本発明の包装箱の底面部30の形態について図1、図6、図7を用いて説明する。図6(a)は、図1の包装体の筒状体の下方の開口部を塞ぐ底面部30の斜視図、図6(b)は被包装物51を収容した状態での底面部30の斜視図であり、便宜上、いずれも底面部30以外の部材の図示を省略する。また、図7(a)は、図6(a)中のA−A’部分、図7(b)は図6(b)中のB−B’部分、にそれぞれ相当する包装箱の下端側の垂直方向の部分断面模式図である。
本発明の包装箱は、被包装物の形状が、マスカラやリップクリーム、口紅などの、円柱状、楕円柱状、或いは多角柱状の場合に対応した包装箱である。本発明においては、図1、図7に示すように、底面部30は、筒状体の開口部を塞いだ状態で第一側面部11側に位置する第一底面部31と、第二側面部12側に位置する第二底面部32とを有し、第一底面部31は下端が第一側面部11の下端に連結され、第二底面部32の下端は第二側面部12の下端に連結されている。そして、第一底面部31の上端と第二底面部32の上端とが互いに連結されており、図7(a)に示すように、第一側面部11と第二側面部12とが対向する方向における垂直方向断面において、略逆V字型を呈している。
また、図1において、底面部30中の破線は折り曲げ線であり、係る折り曲げ線の一部には、折り曲げが容易になるように、シート材を断続的に貫通する切断線34が形成されている。また、第二側面部12と第二底面部32との境界には切り取り線12eが形成されていることから、係る境界における折り曲げが容易になっている。切り取り線12eは、シート材を断続的に切断したものであっても、ミシン目やハーフカットでもかまわない。
さらに、本発明においては、底面部30は、図1に示すように、第一底面部31及び第二底面部32にわたる貫通孔33を有しており、該貫通孔33の第一底面部31側の外周は被包装物の側面に対応した形状を有し、第二底面部32側は、両側辺の距離が被包装物の底部の水平方向の幅以上で、下端側の外周が被包装物の底面の形状に対応した形状を有している。
本実施形態は、被包装物が円柱状で底面が平坦な形状の場合であり、係る形状に対応して、貫通孔33の第一底面部31側の外周33aは被包装物の側面に対応した円弧状であり、貫通孔33の第二底面部32側の下端側の外周33cが被包装物の底面に対応した直線状であり、該外周33cの長さは被包装物の底面の最大径以上に形成されている。
上記のような形態の貫通孔33を底面部30の中央部に有していることにより、本発明の包装箱に被包装物51を収容すると、図6(b)、図7(b)に示すように、被包装物51の底部が、貫通孔33の第二底面部32側の下端側の外周33cに載る。また、貫通孔33の第一底面部31側の外周33aは中央部が被包装物51の側面に接する。本発明の包装箱において、第一側面部11と第二側面部12とは湾曲しているため、平板状に戻ろうとする復元力によって、互いに近づく方向に応力が働く。即ち、第一底面部31と第二側面部12とが被包装物51に圧接して被包装物51を保持する。さらに、被包装物51の下端は貫通孔33の第二底面部32側に緩挿されているため、被包装物51は、第一側面部11及び第二側面部12の側端方向への移動が制限される。よって、被包装物51の包装箱内での移動が防止される。また、包装箱を開封した際には、被包装物51の下端側が保持されていることで、包装箱から飛び出すおそれがなくなる。
本実施形態においては、貫通孔33の第二底面部32側の両側辺33b,33bの距離が下方に向かって短くなるテーパー状であるため、被包装物51を収容しやすい。
また、図7(a)に示す、水平方向における貫通孔33の外周の第一底面部31側の最下端から第二底面部32側の最下端までの距離Lは、被包装物51が貫通孔33から下方に抜け落ちないように、被包装物51の底部の水平方向の最小幅よりも短くしておくことが望ましい。包装箱内における被包装物51の底部の位置は、貫通孔33の外周の第二底面部32側の最下端の高さにより決まり、第二底面部32と第二側面部12との連結箇所から係る最下端までの高さT2が低いほど被包装物51は包装箱の下方よりに収容され、第一底面部31と第二底面部32との連結箇所から、貫通孔33の外周の第二底面部32側の最下端までの高さT3が低くなるほど被包装物51は収容しやすくなる。また、第一底面部31と第一側面部11との連結箇所から、貫通孔33の第一底面部31側の最下端までの高さT1が高いほど、被包装物51はより第二側面部12側に収容される。尚、T1<T2の場合には、貫通孔33の第一底面部31の外周33aが被包装物51の側面に沿って被包装物51を第二側面部12側に押しつける作用が得られにくくなるため、好ましくはT1≧T2であり、望ましくはT1>T2である。
被包装物51を収容する領域の高さ、即ち、本実施形態においては、貫通孔33の第二底面部32側の外周33cから第一蓋面部21の裏面までの高さが、被包装物51の高さ以上となるように設定されるが、本実施形態においては、被包装物51の上端と第一蓋面部21との間に間隙が有っても、被包装物51の下端が保持されているために、被包装物51が包装箱内で移動するのが防止される。
本実施形態において、貫通孔33の第一底面部31側の外周33aは被包装物51の側面に対応する円弧状であるが、楕円弧状でも良く、被包装物51の側面の曲率半径以上の曲率半径を有する円弧状又は楕円形状とすることにより、被包装物51を収容しやすくなる。また、被包装物51が多角柱状の場合には、水平方向断面における外周形状に対応した形状とすればよく、若干大きい相似形とすることで、被包装物51を収容しやすくなる。
また、本実施形態では、被包装物51の底面が平面状であることから、貫通孔33の第二底面部32側の下端側の外周33cを直線状としているが、本実施形態においては、係る形状に限定されるものではない。被包装物51の底面が外側に突出する形状を有している場合には、係る形状に対応した形状、或いは、若干大きい相似形としてもよい。また、被包装物51の底面が外側に凸の曲面を有する場合には、外周33cを、係る曲面の曲率半径以上の曲率半径を有する円弧状又は楕円弧状とすればよい。
尚、本実施形態において、両側辺33b、33bの最下端における両側辺33b、33b間の距離は、両側辺33b、33b間の最小距離であって、下端側の外周33cの長さであるが、該最小距離は、被包装物51の移動を防止する上で、被包装物51の底部の最小幅に等しいか、若干長い程度とすることが好ましい。
上記実施形態においては、第一側面部11の下端に連結された糊代部14を第一底面部31に貼付することで、底面部30を第二側面部12に連結しているが、本発明は係る形態に限定されず、糊代部14を第二側面部12側に設けても良い。
尚、上記実施形態においては、折り返し部41が連結された側を第一側面部、該第一側面部に対向する側を第二側面部として説明したが、係る構成とは逆に、折り返し部41が連結された側を第二側面部、該第二側面部に対向する側を第一側面部として、底面部30の構成を上記実施形態とは逆向きとした構成でも構わない。
11:第一側面部、11a:貫通孔、11b:突出部、11c:切断線、12:第二側面部、12a,12b:凸部、12c〜12e:切り取り線、13,14:糊代部、21:第一蓋面部、21a,21b:爪部、21c:差し込み部、22:第二蓋面部、22a:差し込み片、30:底面部、31:第一底面部、32:第二底面部、33:貫通孔、33a,33b,33c:貫通孔の外周、34:切断線、41:折り返し部、41a:貫通孔、51:被包装物

Claims (6)

  1. シート材から形成され、互いに側端において連結されて筒状体を形成する第一側面部及び第二側面部と、前記筒状体の下方の開口部を塞ぐ底面部と、前記筒状体の上方の開口部を塞ぐ蓋面部と、を備えた包装箱であって、
    前記底面部は、前記第一側面部の下端に下端が連結された第一底面部と、前記第二側面部の下端に下端が連結された第二底面部と、を備え、前記第一底面部と前記第二底面部とは、前記筒状体内において互いの上端同士が連結され、前記第一側面部と前記第二側面部とが対向する方向の垂直方向断面において略逆V字型を呈し、
    前記底面部は、前記第一底面部と前記第二底面部とにわたる貫通孔を有し、
    前記貫通孔の前記第一底面部側の外周は、被包装物の側面に対応する形状を有し、
    前記貫通孔の前記第二底面部側は、両側辺間の距離が前記被包装物の底部の水平方向の幅以上で、下端側の外周が前記被包装物の底面の形状に対応した形状を有することを特徴とする包装箱。
  2. 前記貫通孔の前記第二底面部側は、前記両側辺の距離が下方に向かって短くなるテーパー状であることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  3. 前記貫通孔の前記第一底面部側の外周の最下端の高さが、前記第二底面部側の外周の最下端の高さ以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の包装箱。
  4. 水平方向における、前記貫通孔の外周の前記第一底面部側の最下端から前記第二底面部側の最下端までの距離は、前記被包装物の底部の最小幅よりも短いことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の包装箱。
  5. 前記被包装物が円柱状或いは楕円柱状であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の包装箱。
  6. 前記貫通孔の前記第一底面部側の外周が円弧状或いは楕円弧状であることを特徴とする請求項5に記載の包装箱。
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