JP6398228B2 - 包装具及び被包装体付き包装具 - Google Patents

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本発明は、被包装体を保持する包装具、及びこの包装具を備える被包装体付き包装具に関する。
従来、ビン等の割れたり壊れたりしやすい被包装体を保持するために、様々な包装具が検討されている。
この種の包装具としては、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。
特許文献1の包装具は、台紙と、筒状のシュリンクフィルムとからなる。台紙は、左右両端が連続した前パネル(第一の板部)と後パネル(第二の板部)とからなり、筒状になっている。前パネルの上端は後パネルの上端より高くなっている。前パネルの上部に吊下げ孔が設けられていて、店頭等で吊下げて展示できるようになっている。
筒状になった前パネルと後パネルの間に、筒状のシュリンクフィルムが挿入されている。筒状のシュリンクフィルムに、被包装体が差し込まれる。
特開2013−82460号公報
しかしながら、台紙が筒状に形成されているため、台紙の軸線が鉛直方向にほぼ平行になるように包装具を立てて保管したときに、台紙の筒孔内に上方からホコリが入ってしまい、筒孔内に保持された被包装体が汚れるという問題がある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、包装具を立てて保管したときに台紙の筒孔内にホコリが入るのを抑えた包装具、及びこの包装具を備える被包装体付き包装具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の包装具は、第一の板部の一方の縁部と第二の板部の一方の縁部とを連ねるとともに前記第一の板部の他方の縁部と前記第二の板部の他方の縁部とを連ねることで全体として筒状に形成された本体と、筒状に形成されて前記第一の板部と前記第二の板部との間に配置されるとともに前記第二の板部にフィルム側接着部により取付けられ、被包装体の少なくとも一部を保持するシュリンクフィルムと、前記第一の板部と前記第二の板部との間における前記被包装体よりも前記本体の軸線方向の一方側に設けられ、前記第一の板部と前記第二の板部とを貼り付ける点状の板部側接着部と、を備え、前記第一の板部および前記第二の板部は、前記軸線方向の他方側の部分が、それぞれの幅方向の中央部が互いに離間する方向に向かって凸となるように湾曲し、前記第一の板部における前記板部側接着部よりも前記軸線方向の一方側において前記第二の板部よりも突出する突出部には、貫通孔が形成され、前記第一の板部における前記軸線方向の他方側の部分と前記シュリンクフィルムとを貼り付けるフィルム側接着補助部が設けられ、熱収縮したときに前記第一の板部と前記シュリンクフィルムとが剥がれる。
また、上記の包装具において、前記フィルム側接着部は、所定の方向に延びるように設けられ、前記第二の板部には、前記フィルム側接着部を挟むとともに前記所定の方向に延びる一対の板部側易切断線が設けられていることがより好ましい。
また、上記の包装具において、前記シュリンクフィルムは筒状に形成され、前記被包装体の少なくとも一部は、前記シュリンクフィルムの筒孔内で保持され、前記シュリンクフィルムの外周面が前記第二の板部に取付けられていることがより好ましい。
また、上記の包装具において、前記シュリンクフィルムは折り曲げられることで、第一の縁部及び第二の縁部が対向するように形成され、前記フィルム側接着部である第一のフィルム側接着部により前記シュリンクフィルムの前記第一の縁部が前記第二の板部に取付けられ、前記フィルム側接着部である第二のフィルム側接着部により前記シュリンクフィルムの前記第二の縁部が前記第二の板部に取付けられ、前記被包装体は、前記シュリンクフィルムと前記第二の板部との間で保持されていることがより好ましい。
また、本発明の被包装体付き包装具は、上記のいずれかに記載の包装具と、前記被包装体と、を備えることを特徴としている。
本発明の包装具及び被包装体付き包装具によれば、包装具を立てて保管したときに台紙の筒孔内にホコリが入るのを抑えることができる。
本発明の第1実施形態の被包装体付き包装具を正面側から見た斜視図である。 同被包装体付き包装具を背面側から見た一部を破断した斜視図である。 同被包装体付き包装具の平面の断面図である。 同被包装体付き包装具の包装具を展開した形状を示す図である。 同被包装体付き包装具の作用を説明する斜視図である。 本発明の第1実施形態の変形例の包装具の平面の断面図である。 本発明の第2実施形態の被包装体付き包装具を背面側から見た斜視図である。 同被包装体付き包装具の平面の断面図である。 同被包装体付き包装具の作用を説明する斜視図である。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る被包装体付き包装具の第1実施形態を、図1から図6を参照しながら説明する。なお、以下の全ての図面においては、図面を見やすくするため、各構成要素の厚さや寸法の比率は適宜異ならせてある。
図1から図3に示すように、本実施形態の被包装体付き包装具1は、包装具2と、ビン等の被包装体3とを備えている。
包装具2は、前パネル(第一の板部)11の一方の縁部と後パネル(第二の板部)12の一方の縁部とを連ねるとともに前パネル11の他方の縁部と後パネル12の他方の縁部とを連ねることで全体として筒状に形成された台紙(本体)10と、筒状に形成されて前パネル11と後パネル12との間に配置されるとともに後パネル12にフィルム側接着部20により取付けられ、被包装体3の少なくとも一部を保持するシュリンクフィルム30と、前パネル11と後パネル12との間における被包装体3よりも台紙10の軸線C方向の一方側X1に設けられた板部側接着部40とを備えている。
ここで言う筒状とは、軸線Cに直交する断面が円の縁部の形状だけでなく、楕円、多角形等の縁部の形状も含む意味である。
なお、図3では、軸線C方向における2カ所での被包装体付き包装具1の断面を示している。
前パネル11及び後パネル12は、前パネル11の厚さ方向Yに平行に見たときに矩形となるシート状に形成されている。前パネル11及び後パネル12は、厚さ方向Yに重ねられている。前パネル11の一方の縁部と後パネル12の一方の縁部とが連なり(接合し)、前パネル11の一方の縁部とは反対側となる他方の縁部と後パネル12の一方の縁部とは反対側となる他方の縁部とが連なっている。
前パネル11及び後パネル12は、軸線C方向の他方側X2の端の位置はそろっているが、軸線C方向の一方側X1では、後パネル12の端よりも前パネル11の端の方が突出し、突出部11aを構成している。突出部11aは、前パネル11における板部側接着部40よりも軸線C方向の一方側X1の部分である。前パネル11の突出部11aには、貫通孔11bが形成されている。この例では、貫通孔11bは前パネル11の幅方向Zの中央部に形成されている。幅方向Zは、軸線C方向及び厚さ方向Yにそれぞれ直交する方向である。
前パネル11におけるシュリンクフィルム30を挟む部分、すなわち、板部側接着部40が設けられた部分よりも軸線C方向の他方側X2には、窓部11cが形成されている。
後パネル12には、軸線C方向(所定の方向)に延びる一対のミシン目(板部側易切断線)12a、12bが設けられている。ミシン目12aは、後パネル12を厚さ方向Yに貫通する複数の透孔12cにより形成されている。各透孔12cの軸線C方向の長さは、例えば、0.5mm〜1.5mm程度である。複数の透孔12cのうち軸線C方向の他方側X2の端部のものの軸線C方向の長さは、例えば、2mm〜3mmと、比較的長くなっている。ミシン目12aは、後パネル12の軸線C方向の他方側X2の端から後パネル12の軸線C方向の中間部まで延びている。
ミシン目12bは、ミシン目12aと同様に構成されている。すなわち、ミシン目12bは複数の透孔12dにより形成されている。
後パネル12には、それぞれのミシン目12a、12bの軸線C方向の一方側X1の端同士を接続するミシン目(板部側易補助切断線)12eが設けられている。ミシン目12eは符号を省略した複数の透孔により形成されている。ミシン目12eは、後パネル12の幅方向Zに延びている。
ミシン目12a、12b、12eは、後パネル12の他の部分よりも剛性が低く、切断が容易である。後パネル12のうちミシン目12a、12b、12eに挟まれた部分は、帯状の切取り部12fとなる。
ミシン目12a、12b、12eは、板部側接着部40よりも軸線C方向の他方側X2に設けられている。すなわち、ミシン目12a、12b、12eにより規定される切取り部12fと板部側接着部40とは離間している。
前パネル11と後パネル12との間における軸線C方向の他方側X2には、被包装体3が保持されている。このため、前パネル11の軸線C方向の他方側X2の部分は、幅方向Zの中央部が後パネル12から離間する方向に向かって凸となるように湾曲している。同様に、後パネル12の軸線C方向の他方側X2の部分は、幅方向Zの中央部が前パネル11から離間する方向に向かって凸となるように湾曲している。なお、前パネル11と後パネル12の軸線C方向の一方側X1の部分は、板部側接着部40により貼り付けられているため、平坦な形状が保持されている。
被包装体3を保持していないパネル11、12は、それぞれの全体が平坦な形状である。
前パネル11及び後パネル12は、未晒クラフト紙、晒クラフト紙、白板紙等の各種の板紙を後述するブランクシート10Aの形状に切断して組み立てることで一体に形成されている。前パネル11及び後パネル12を、プラスチック製のシートで形成してもよい。
シュリンクフィルム30は、シート状のフィルムを筒状に曲げて、フィルムの両縁部を重ねて接着し、封筒貼り部31(図3参照)を設けることで、筒状の形状を保持している。シュリンクフィルム30の材質としては、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、あるいは、ポリエステル系の樹脂が好ましく用いられる。ポリエステル系の樹脂として、農産物由来の持続可能な素材である、ポリ乳酸を用いることも可能であり、環境に対応した包装として好ましく用いることができる。
シュリンクフィルム30は、熱で収縮するフィルムであれば特に限定されない。また、シュリンクフィルム30の周方向の収縮が軸方向の収縮よりも大きいと、シュリンク包装を行う際の収縮時に被包装体3がシュリンクフィルム40から外れることがないので、本用途には適している。
この例では、シュリンクフィルム30は、円柱状に形成された被包装体3の全体を、自身の筒孔32内で保持している。なお、被包装体3の形状は特に限定されず、本実施形態のように円柱状でもよいし、平板状でもよい。
シュリンクフィルム30は、被包装体3の外周面だけでなく被包装体3の両底面の縁部の一部を覆うことで、被包装体3をその長軸方向に確実に保持している。
シュリンクフィルム30は、前パネル11と後パネル12との間に熱収縮した状態で配置されている。シュリンクフィルム30の外周面は、フィルム側接着部20により後パネル12に取付けられている。
シュリンクフィルム30に保持された被包装体3は、前パネル11の窓部11cを通して外部から目視することができる。
フィルム側接着部20としては、糊やホットメルト等の公知の接着剤を適宜選択して用いることができる。フィルム側接着部20は、帯状に形成されている。
フィルム側接着部20は、後パネル12におけるミシン目12aとミシン目12bとの間、すなわち切取り部12fに軸線C方向に延びるように設けられている。ミシン目12a、12bはフィルム側接着部20を挟んでいる。
板部側接着部40は、フィルム側接着部20と同一の材料で、スポット状(点状)に形成されている。板部側接着部40は、前パネル11と後パネル12とを貼り付けている。
以上のように構成された包装具2を展開した形状について、図4を用いて説明する。
展開された包装具2は、前パネル11と後パネル12が折目部14を介して連設されている。折目部14は、台紙10を構成する板紙の厚さが薄くなった部分である。
後パネル12の前パネル11とは反対側の縁部には、折目部14を介して、フラップ状の折込み部15が設けられている。
前パネル11には、貫通孔11b及び窓部11cが形成されている。前パネル11における貫通孔11bと窓部11cとの間には、板部側接着部40が設けられている。
後パネル12には、ミシン目12a、12b、12eが形成され、後パネル12のミシン目12a、12bの間にフィルム側接着部20が設けられている。このフィルム側接着部20に、熱収縮する前のシュリンクフィルム30が貼り付けられている。
前パネル11、後パネル12、折込み部15、及び折目部14で、ブランクシート10Aを構成する。ブランクシート10Aは、板紙を金型などで切断して形成される。
以上のように構成されたブランクシート10Aは、折目部14で折り、図示しない糊部で、前パネル11に折込み部15を貼り付ける。前パネル11に設けられた板部側接着部40を後パネル12に貼り付けることで、包装具2が組み立てられる。このとき、パネル11、12は、それぞれ平坦な形状である。
この包装具2に被包装体3を保持させるには、まず、前パネル11と後パネル12との間の軸線C方向の他方側X2の開口を通して、シュリンクフィルム30の筒孔32内に被包装体3を挿入する。このとき、被包装体3よりもシュリンクフィルム30の方が軸線C方向の一方側X1及び軸線C方向の他方側X2にそれぞれ突出するように被包装体3を配置する。
公知のシュリンクトンネル内に包装具2及び被包装体3を配置し、100℃程度に加熱する。加熱されたシュリンクフィルム30が熱収縮し、被包装体3の両底面の縁部の一部を覆い被包装体3を保持する。
以上の工程により、包装具2内に被包装体3が保持された被包装体付き包装具1が製造される。
このように構成された被包装体付き包装具1は、例えば店頭等において台紙10の軸線Cが鉛直方向にほぼ平行になり軸線C方向の一方側X1が上方となるようにテーブルの天板上に立てられたり、前パネル11の貫通孔11bに棒状部材を挿入して吊下げられたりして展示される。このとき、前パネル11と後パネル12とが板部側接着部40により貼り付けられているため、被包装体3よりも上方の前パネル11と後パネル12との間が狭くなっている。
被包装体付き包装具1から被包装体3を取出す時は、以下のような手順となる。
すなわち、使用者は前パネル11側から前パネル11の両縁部を一方の手で保持しながら、他方の手で切取り部12fの軸線C方向の他方側X2の端部を摘まむ。
摘まんだ切取り部12fの端部を後パネル12から離間させるように引き上げると、ミシン目12a、12b、12eは、後パネル12の他の部分よりも剛性が低いため、図5に示すように、後パネル12がミシン目12a、12b、12eで切断され後パネル12から切取り部12fが分離される。後パネル12にミシン目12eが形成されていることで、ミシン目12a、12bが後パネル12の軸線C方向の一方側X1の端まで達していない場合であっても、後パネル12から切取り部12fを容易に分離することができる。
ミシン目12a、12b及びフィルム側接着部20は軸線C方向に延びるように形成されているため、切取り部12fの端部を引き上げる力が切取り部12f全体に効率良く伝達され、後パネル12から切取り部12fを容易に分離することができる。
切取り部12fにはフィルム側接着部20によりシュリンクフィルム30が取付けられているため、後パネル12から切取り部12fを分離するのにしたがって、ミシン目12aとミシン目12bとの間からシュリンクフィルム30に保持された被包装体3が引き出され、後パネル12がミシン目12aとミシン目12bとの間が広がるように変形する。
台紙10内から被包装体3が取出されたらシュリンクフィルム30を破ること等により、被包装体3からシュリンクフィルム30等を分離する。
以上説明したように、本実施形態の包装具2及び被包装体付き包装具1によれば、台紙10の軸線C方向の一方側X1が上方となるように包装具2を立てると、被包装体3よりも上方には板部側接着部40が設けられているため、前パネル11と後パネル12との間が狭くなっている。したがって、この状態で包装具2を立てて保管したときに、台紙10の筒孔内にホコリが入るのを抑えることができる。前パネル11と後パネル12とを板部側接着部40で貼り付けることで、包装具2の剛性を高めることができる。
前パネル11には貫通孔11bが形成されているため、貫通孔11bに棒状部材を挿入して包装具2を吊下げることができる。
フィルム側接着部20とは後パネル12の切取り部12fに設けられているため、後パネル12から切取り部12fを分離することで、切取り部12fとともにシュリンクフィルム30及び被包装体3を台紙10内から容易に取り出すことができる。
なお、本実施形態では、図6に示す包装具2Aのように、前パネル11とシュリンクフィルム30とを貼り付けるフィルム側接着補助部45が設けられていてもよい。フィルム側接着補助部45は、シュリンクフィルム30の軸線C方向の他方側X2に設けられることが好ましい。
このように構成することで、シュリンクフィルム30はフィルム側接着部20により後パネル12に取付けられるとともに、フィルム側接着補助部45により前パネル11に取付けられる。このため、前パネル11と後パネル12との間を開いたときに、シュリンクフィルム30が両パネル11、12側にそれぞれ引かれて大きく開口し、シュリンクフィルム30の筒孔32内に被包装体3を挿入しやすくなる。
なお、フィルム側接着補助部45は、シュリンクフィルム30が熱収縮したときにシュリンクフィルム30から剥がれるように構成してもよい。
また、シュリンクフィルム30にフィルム側接着部20を挟むように一対のミシン目を形成してもよい。このように構成することで、後パネル12から切取り部12fを分離すると同時にシュリンクフィルム30を一対のミシン目で切断して、シュリンクフィルム30から被包装体3をより容易に取り出すことができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図7から図9を参照しながら説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図7及び図8に示すように、本実施形態の被包装体付き包装具4は、第1実施形態の包装具2に代えて包装具5を備えている。包装具5は、包装具2のフィルム側接着部20及びシュリンクフィルム30に代えて、第一のフィルム側接着部(フィルム側接着部)51、第二のフィルム側接着部(フィルム側接着部)52、及びシュリンクフィルム60を備えている。
フィルム側接着部51、52は、フィルム側接着部20と同一の材料で、軸線C方向に延びる帯状に形成されている。第一のフィルム側接着部51は、後パネル12におけるミシン目12aに対してミシン目12bとは反対側に設けられている。第二のフィルム側接着部52は、後パネル12におけるミシン目12bに対してミシン目12aとは反対側に設けられている。すなわち、切取り部12fにはフィルム側接着部51、52は設けられていなく、フィルム側接着部51、52が切取り部12fを挟むように設けられている。
シュリンクフィルム60は、シュリンクフィルム30と同一の材料で矩形状に形成されたフィルムを折り曲げて形成されている。ここで言う折り曲げるとは、折ることと及び曲げることの少なくとも一方のことを意味する。シュリンクフィルム60は折り曲げられることで、第一の縁部61及び第二の縁部62が対向するように(軸線C方向に見たときにC字状になるように)形成されている。第一の縁部61、第二の縁部62は、折り曲げられる前の矩形状のシュリンクフィルム60における反対側に配置された縁部である。シュリンクフィルム60の第一の縁部61と第二の縁部62とは、離間している。
シュリンクフィルム60の第一の縁部61は、第一のフィルム側接着部51により後パネル12に取付けられている。シュリンクフィルム60の第二の縁部62は、第二のフィルム側接着部52により後パネル12に取付けられている。すなわち、第一のフィルム側接着部51と第二のフィルム側接着部52との間の部分にはシュリンクフィルム60は設けられていない。
被包装体3は、シュリンクフィルム60と後パネル12との間で保持されている。
このように構成された被包装体付き包装具4から被包装体3を取出す時は、以下のような手順となる。
すなわち、切取り部12fの軸線C方向の他方側X2の端部を引き上げると、図9に示すように、後パネル12がミシン目12a、12b、12eで切断され後パネル12から切取り部12fが分離される。切取り部12fにはフィルム側接着部51、52が設けられていないため、切取り部12fを分離してもシュリンクフィルム60や被包装体3は台紙10内に残る。
使用者は、ミシン目12aとミシン目12bの間を広げるように後パネル12を変形させ、ミシン目12a、12bの間から被包装体3を取出す。
以上説明したように、本実施形態の包装具5及び被包装体付き包装具4によれば、立てて保管したときに台紙10の筒孔内にホコリが入るのを抑えることができる。
さらに、第一のフィルム側接着部51と第二のフィルム側接着部52との間の部分にはシュリンクフィルム60は設けられていないため、包装具5に使用するシュリンクフィルム60の量を低減させることができる。
以上、本発明の第1実施形態及び第2実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の構成の変更、組み合わせ、削除等も含まれる。さらに、各実施形態で示した構成のそれぞれを適宜組み合わせて利用できることは、言うまでもない。
例えば、前記第1実施形態及び第2実施形態では、前パネル11に貫通孔11bは形成されなくてもよい。このように構成しても、台紙10を吊下げずに立てて保管することができるからである。
板部側易切断線はミシン目12a、12bであり、板部側易補助切断線はミシン目12eであるとした。しかし、これら板部側易切断線及び板部側易補助切断線は、板紙を板紙の表面から板紙の厚さ方向の中間部までカットして強度を弱くしたハーフカット部であってもよい。
1、4 被包装体付き包装具
2、2A、5 包装具
3 被包装体
10 台紙(本体)
11 前パネル(第一の板部)
11b 貫通孔
12 後パネル(第二の板部)
12a、12b ミシン目(板部側易切断線)
20 フィルム側接着部
30、60 シュリンクフィルム
32 筒孔
40 板部側接着部
45 フィルム側接着補助部
51 第一のフィルム側接着部(フィルム側接着部)
52 第二のフィルム側接着部(フィルム側接着部)
61 第一の縁部
62 第二の縁部
C 軸線
X1 一方側

Claims (5)

  1. 第一の板部の一方の縁部と第二の板部の一方の縁部とを連ねるとともに前記第一の板部の他方の縁部と前記第二の板部の他方の縁部とを連ねることで全体として筒状に形成された本体と、
    筒状に形成されて前記第一の板部と前記第二の板部との間に配置されるとともに前記第二の板部にフィルム側接着部により取付けられ、被包装体の少なくとも一部を保持するシュリンクフィルムと、
    前記第一の板部と前記第二の板部との間における前記被包装体よりも前記本体の軸線方向の一方側に設けられ、前記第一の板部と前記第二の板部とを貼り付ける点状の板部側接着部と、
    を備え、
    前記第一の板部および前記第二の板部は、前記軸線方向の他方側の部分が、それぞれの幅方向の中央部が互いに離間する方向に向かって凸となるように湾曲し
    前記第一の板部における前記板部側接着部よりも前記軸線方向の一方側において前記第二の板部よりも突出する突出部には、貫通孔が形成され、
    前記第一の板部における前記軸線方向の他方側の部分と前記シュリンクフィルムとを貼り付けるフィルム側接着補助部が設けられ、熱収縮したときに前記第一の板部と前記シュリンクフィルムとが剥がれる
    包装具。
  2. 前記フィルム側接着部は、所定の方向に延びるように設けられ、
    前記第二の板部には、前記フィルム側接着部を挟むとともに前記所定の方向に延びる一対の板部側易切断線が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の包装具。
  3. 前記シュリンクフィルムは筒状に形成され、
    前記被包装体の少なくとも一部は、前記シュリンクフィルムの筒孔内で保持され、
    前記シュリンクフィルムの外周面が前記第二の板部に取付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の包装具。
  4. 前記シュリンクフィルムは折り曲げられることで、第一の縁部及び第二の縁部が対向するように形成され、
    前記フィルム側接着部である第一のフィルム側接着部により前記シュリンクフィルムの前記第一の縁部が前記第二の板部に取付けられ、
    前記フィルム側接着部である第二のフィルム側接着部により前記シュリンクフィルムの前記第二の縁部が前記第二の板部に取付けられ、
    前記被包装体は、前記シュリンクフィルムと前記第二の板部との間で保持されていることを特徴とする請求項1または2に記載の包装具。
  5. 請求項1からのいずれか一項に記載の包装具と、
    前記被包装体と、
    を備えることを特徴とする被包装体付き包装具。
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