JPH0781465B2 - サッシの取付構造 - Google Patents

サッシの取付構造

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JPH0781465B2
JPH0781465B2 JP17626492A JP17626492A JPH0781465B2 JP H0781465 B2 JPH0781465 B2 JP H0781465B2 JP 17626492 A JP17626492 A JP 17626492A JP 17626492 A JP17626492 A JP 17626492A JP H0781465 B2 JPH0781465 B2 JP H0781465B2
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俊典 槌本
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ナショナル住宅産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋外面を凹凸とした外
壁に設けた壁開口部に、サッシを水密性よく取付けで
き、しかもその見映えを高めうるサッシの取付構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、外壁の屋外面に例えば煉瓦模様な
どの凹凸を有した装飾を施し、その見映えを高めた家屋
が増加しつつある。
【0003】このような家屋の外壁にもサッシが取付く
例えば窓用の壁開口部が設けられるが、このサッシs
は、図10に示すように、内端が前記屋外面に当接する
脚片a、aを具えた基部s1と、壁開口部oの内周面に
のびかつレールb、bを突設した延長部s2とを一体に
有するとともに、前記基部s1の外方から螺入しかつ前
記屋外面を形成する外装材cに螺着するビスなどの固着
具dを用いてサッシsは前記壁開口部oに取付けられて
いた。
【0004】又従来、サッシsの前記基部s1外縁と凹
凸を有した屋外面とにはコーキング剤からなるシール材
eが塗着され、該基部s1と屋外面との間を水密処理し
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらシール材
eを基部s1の外縁と屋外面とに塗着する従来のものに
あっては、該シール材eが露出し、外壁の見映えを低下
させる他、クラックの発生等により、屋外面に形成した
例えば条溝などの凹部gから雨水がサッシs内部に浸入
するなど、水密性に欠けるものであった。
【0006】本発明は、サッシの基部と屋外面との間に
基部からはみ出すことなく屋外面の凹凸に充填されるシ
ール材を介して、サッシを壁開口部に取付けることを基
本として、水密性を向上しうるとともに外壁の見映えを
高めうるサッシの取付構造の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明は、凹
凸を有する外装材を取付けることにより屋外面を凹凸と
した外壁に設けた壁開口部に、前記外壁の屋外面に沿う
基部と壁開口部の内周面にのびる延長部とを一体に有す
るサッシを取付けるサッシの取付構造であって、前記サ
ッシの基部と屋外面との間に、基部からはみ出すことな
く前記屋外面の凹凸に充填されるシール材を介して、前
記サッシを壁開口部に取付ける。
【0008】又第2の発明は、凹凸を有する外装材を取
付けることにより屋外面を凹凸とした外壁に設けた壁開
口部に、前記外壁の屋外面に沿う基部と壁開口部の内周
面にのびる延長部とを一体に有するサッシを取付けるサ
ッシの取付構造であって、前記外装材の屋外面かつ前記
基部が取付く部分を平坦に形成しかつ前記サッシの基部
と屋外面との間に、基部からはみ出すことなく配したシ
ール材を介して、前記サッシを壁開口部に取付ける。
【0009】
【作用】サッシの基部と屋外面との間に該屋外面の凹凸
に充填されるシール材を配するとともに、該シール材を
介して、サッシを壁開口部に取付ける。このようにシー
ル材は前記凹凸に密に充填されうるため、高い水密性を
有してサッシと屋外面との間を防水処理でき、雨水の浸
入を確実に防止しうる。
【0010】又前記シール材は、前記基部からはみ出す
ことなく配されるため、該シール材が露出することはな
く、外壁の見映えを高めうる。
【0011】さらに外装板の屋外面かつ前記基部が取付
く部分を平坦に形成した場合には、シール材は屋外面の
凹凸に影響されず、平坦部分を下地として配されるた
め、その施工品質を向上でき、確実にサッシと屋外面と
の間を遮蔽しうる。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図1〜3において本発明のサッシの取付構造は、凹
凸を有する外装材2を取付けることにより屋外面Fを凹
凸とした外壁Wに設けた壁開口部Aに、前記外壁Wの屋
外面Fに沿う基部3と壁開口部Aの内周面A1にのびる
延長部4とを一体に有するサッシ5を取付けでき、かつ
前記サッシ5の基部3と屋外面Fとの間に、基部3から
はみ出すことなく前記屋外面Fの凹凸に充填されるシー
ル材6を配するとともに、該シール材6を介して、前記
サッシ5を壁開口部Aに取付ける。
【0013】前記壁開口部Aは、本実施例では窓用の開
口部であって、壁パネルPを用いて形成される。壁パネ
ルPは、断面矩形かつ木質の水平な上枠材15、下枠材
16の両端を縦枠材17、17により継いだ矩形の外枠
体19、および前記壁開口部Aを囲んで配されかつ上下
の内枠材20、21の両端を縦の内枠材22、22によ
り継いだ矩形の内枠体23からなる枠組の内面に例えば
石膏ボードからなる内装材24を、又外面に例えば化粧
セメント板からなる外装材2を夫々前記壁開口部Aを残
して添着している。なお外装材2の外面には、本実施例
では煉瓦模様をなす複数条の縦溝26…、横溝27…が
凹設され、これにより外装材2は凹凸を有する。又前記
内枠体23の壁開口部Aに向く周面は、前記内装材2
4、外装材2と共に壁開口部Aの内周面A1を形成す
る。
【0014】前記壁パネルPは、例えば布基礎とその上
方に配される水平な梁材との間、あるいは梁材と屋根梁
との間などに適宜の取付金具を用いて建込まれ、壁開口
部Aを設けた前記外壁Wを形成するとともに、該外壁W
の屋外面Fは、前記外装材2の縦溝26…、横溝27…
により凹凸形状をなす。
【0015】さらに壁開口部Aには、サッシ5が取付
く。サッシ5は、図2、図3に示すように、前記屋外面
Fに内端が当接する平行な脚片29、29と、該脚片2
9、29の外端を継ぐとともに屋外面Fに沿ってのびる
基片30とを具える基部3、および該基部3の前記基片
30端縁から直角に突出し前記壁開口部Aの内周面A1
に沿ってのびる基片32と、該基片32の上面又は下面
から垂直にのびるレール33、33とを有する延長部4
を一体に設けた例えばアルミ製の成形品であって、前記
基片30かつ脚片29、29の間には、適宜の間隔を有
してシール材6充填用の孔34…が穿設されている。
【0016】サッシ5は、前記基部3の脚片29、29
内端に設けた小長さかつ垂直な当接部35、35を前記
屋外面Fに当接させ、かつ前記延長部4の基片32内端
部を前記内周面A1と内装材24内面とに添設される框
材37に重ねて前記壁開口部Aに配されるとともに、前
記基片32を通りかつ框材37に螺着するビスなどの固
着具39を用いて仮止めされる。
【0017】又前記基部3と屋外面Fとの間かつ前記脚
片29、29間には、前記孔34…から注入具40を用
いて発泡性のコーキング剤などのシール材6が充填され
るとともに、該シール材6は屋外面Fの凹凸である前記
縦溝26…にも注入され、サッシ5と屋外面Fとの間を
確実に防水処理する。
【0018】なお前記シール材6は、脚片29、29間
に充填されるため基部3からはみ出すことはなく、外壁
Wの見映えを高めうる。
【0019】又シール材6を充填した後、図3に一点鎖
線で示すように、前記孔34を通りかつ外装材2、前記
上又は下の内枠材20、21に螺着するビスなどの固着
具41を用いてサッシ5は壁開口部Aに取付けられる。
【0020】図4、図5に本発明の他の実施例を示す。
本例においてシール材6は、前記屋外面Fに縦溝26…
を含んで連続して塗着される例えばコーキング剤からな
る内のシール材6Aと、サッシ5の前記基部3が有する
脚片29、29間に予め充填された例えばスポンジ材か
らなる外のシール材6Bとからなる。
【0021】前記外のシール材6Bは、脚片29の内外
方向略中央に内面を位置させて充填されるとともに、前
記内のシール材6Aを脚片29、29間に挿入しつつサ
ッシ5を前記固着具41を用いて壁開口部Aに取付ける
ことにより、内外のシール材6A、6Bが重なり、サッ
シ5と屋外面Fとの間を確実に水密施工できる。
【0022】図6、図7に本発明のさらに他の実施例を
示す。本例においてサッシ5Aは、前記サッシ5と同構
成のサッシ本体43、および該サッシ本体43の基部3
Aが有する脚片29A、29A内端に当接しうるととも
に前記屋外面Fに沿ってのびる外片44と、該外片44
のサッシ本体34の延長部4Aに向く端縁から直角に折
曲がり前記内周面A1に沿ってのびる内片45とを有す
る断面L字の内サッシ部材46からなる。
【0023】前記内サッシ部材46の内面には前記外片
44、内片45の各端縁から控えて予めシール材6が塗
着されており、又前記サッシ本体43の脚片29A、2
9A間にも予め外のシール材6Cが充填されている。
【0024】シール材6は、内サッシ部材46の外片4
4、内片45を屋外面F、内周面A1に夫々当接させる
ことにより押圧され前記縦溝26…に充填されるととも
に、前記サッシ本体43を前記固着具41を用いて壁開
口部Aに取付けることにより、サッシ5Aは壁開口部A
に固定される。
【0025】なお前記シール材6は、前記押圧により押
し延べられるが、図7に示すように、シール材6は前記
外片44と屋外面Fとの間、および内片45と内周面A
1との間に収まり、前記基部3Aからはみ出すことはな
い。
【0026】図8、図9に第2の発明の一実施例を示
す。本例においてサッシ5Bは、前記サッシ5と同構成
をなすとともに、その基部3が有する前記脚片29、2
9内端が当接する外装材2の屋外面Fの部分F1を、切
欠きにより前記縦溝26…が存在しない平坦に形成して
いる。
【0027】なお前記部分F1は、外装材2に煉瓦模様
などの装飾を施す際に予め形成しておいてもよく、又施
工現場において切削することにより形成してもよい。
【0028】前記サッシ5Bは、前記脚片29、29内
端に設けた前記当接部35、35を平坦な前記部分F1
に当接させ、かつ前記延長部4の基片32内端部を前記
框材37に重ねて壁開口部Aに配されるとともに、前記
孔34…から屋外面F、本例では前記部分F1と基部3
との間にシール材6を充填し、さらに前記固着具41を
用いてサッシ5Bを壁開口部Aに取付ける。
【0029】なお本例においても前記シール材6は、前
記脚片29、29間に充填されるため前記基部3からは
み出すことはなく、見映えを向上しうるとともに、平坦
とした部分F1を下地としてシール材6が充填されるた
め、該シール材6を品質よく配することができ、確実に
水密処理できる。
【0030】
【発明の効果】叙上の如く本発明のサッシの取付構造
は、サッシの基部と屋外面との間に、基部からはみ出す
ことなく前記屋外面の凹凸に充填されるシール材を配す
るとともに、該シール材を介して、前記サッシを壁開口
部に取付けるため、シール材が露出することはなく、外
壁の見映えを高めうるとともに、シール材が前記凹凸に
嵌入するためサッシと屋外面との間を水密性よく遮蔽で
きる。
【0031】又基部が取付く屋外面の部分を平坦に形成
した場合には、シール材はこの平坦な部分を下地として
充填されるため、その施工品質を向上でき、確実な防水
を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が採用されうる壁パネルを示
す正面図である。
【図2】その外装材とサッシとを拡大して示す分解斜視
図である。
【図3】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す分解斜視図である。
【図5】その断面図である。
【図6】本発明のさらに他の実施例を示す分解斜視図で
ある。
【図7】その断面図である。
【図8】屋外面の部分を平坦に形成した外装材を示す分
解斜視図である。
【図9】第2の発明の一実施例を示す断面図である。
【図10】従来の技術を説明する断面図である。
【符号の説明】
2 外装材 3、3A 基部 4、4A 延長部 5、5A、5B サッシ 6 シール材 A 壁開口部 A1 壁開口部の内周面 F 屋外面 F1 平坦に形成された屋外面の部分 W 外壁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】凹凸を有する外装材を取付けることにより
    屋外面を凹凸とした外壁に設けた壁開口部に、前記外壁
    の屋外面に沿う基部と壁開口部の内周面にのびる延長部
    とを一体に有するサッシを取付けるサッシの取付構造で
    あって、前記サッシの基部と屋外面との間に、基部から
    はみ出すことなく前記屋外面の凹凸に充填されるシール
    材を介して、前記サッシを壁開口部に取付けたことを特
    徴とするサッシの取付構造。
  2. 【請求項2】凹凸を有する外装材を取付けることにより
    屋外面を凹凸とした外壁に設けた壁開口部に、前記外壁
    の屋外面に沿う基部と壁開口部の内周面にのびる延長部
    とを一体に有するサッシを取付けるサッシの取付構造で
    あって、前記外装材の屋外面かつ前記基部が取付く部分
    を平坦に形成しかつ前記サッシの基部と屋外面との間
    に、基部からはみ出すことなく配したシール材を介し
    て、前記サッシを壁開口部に取付けたことを特徴とする
    サッシの取付構造。
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