JPH0780241B2 - 帯状袋体の反転方法 - Google Patents
帯状袋体の反転方法Info
- Publication number
- JPH0780241B2 JPH0780241B2 JP2054587A JP5458790A JPH0780241B2 JP H0780241 B2 JPH0780241 B2 JP H0780241B2 JP 2054587 A JP2054587 A JP 2054587A JP 5458790 A JP5458790 A JP 5458790A JP H0780241 B2 JPH0780241 B2 JP H0780241B2
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- Japan
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- shaped bag
- bag body
- band
- belt
- water
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- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、管路補修工法や帯状袋体の製作等に適用され
る帯状袋体の反転方法に関する。
る帯状袋体の反転方法に関する。
（従来の技術） 地中に埋設された老朽管を掘出することなくその内周面
にライニングを施すことによって、当該老朽管を補修す
る管路補修工法は既に公知であるが、該工法において
は、可撓性の樹脂吸収材に硬化性樹脂を含浸せしめて成
るライナーを流体圧によって反転させながら管路内に挿
入することが行なわれる。
にライニングを施すことによって、当該老朽管を補修す
る管路補修工法は既に公知であるが、該工法において
は、可撓性の樹脂吸収材に硬化性樹脂を含浸せしめて成
るライナーを流体圧によって反転させながら管路内に挿
入することが行なわれる。
（発明が解決しようとする課題） ところで、上記管路補修工法において、ライナーを反転
させる流体圧として圧縮ガス圧を用いた場合、ライナー
の全てを密閉容器内に収納する必要があり、特にライナ
ーの寸法が大きい場合には、密閉容器が大型化するとい
う問題があった。
させる流体圧として圧縮ガス圧を用いた場合、ライナー
の全てを密閉容器内に収納する必要があり、特にライナ
ーの寸法が大きい場合には、密閉容器が大型化するとい
う問題があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的と
する処は、帯状袋体自体を容器として利用することによ
って簡単な構成で帯状袋体を作業性良く反転させること
ができる帯状袋体の反転方法を提供することにある。
する処は、帯状袋体自体を容器として利用することによ
って簡単な構成で帯状袋体を作業性良く反転させること
ができる帯状袋体の反転方法を提供することにある。
（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するため、本発明は、帯状袋体の一端を
外側へ折り返して固定した後、その折り返し部に液体を
注入して該帯状袋体の一部を反転させた後、その反転部
分をＮ字状に屈曲させて該帯状袋体内に液体で区画され
る密閉空間を形成し、該密閉空間内に圧縮ガスを供給す
ることによって前記帯状袋体を反転させるようにしたこ
とを特徴とする。
外側へ折り返して固定した後、その折り返し部に液体を
注入して該帯状袋体の一部を反転させた後、その反転部
分をＮ字状に屈曲させて該帯状袋体内に液体で区画され
る密閉空間を形成し、該密閉空間内に圧縮ガスを供給す
ることによって前記帯状袋体を反転させるようにしたこ
とを特徴とする。
（作用） 本発明によれば、圧縮ガスを密閉空間内に供給すれば、
帯状袋体は圧縮ガスの圧力を受けて次々に反転され、こ
れと共に帯状袋体の未反転部分は液体内を通って密閉空
間内に供給される。即ち、本発明においては、密閉空間
の気密を保つべきシール材として液体が用いられている
ため、帯状袋体はこの液体内を自由に通過することがで
きる。又、密閉空間が帯状袋体自体に形成されるため、
反転用の容器が不要となる。
帯状袋体は圧縮ガスの圧力を受けて次々に反転され、こ
れと共に帯状袋体の未反転部分は液体内を通って密閉空
間内に供給される。即ち、本発明においては、密閉空間
の気密を保つべきシール材として液体が用いられている
ため、帯状袋体はこの液体内を自由に通過することがで
きる。又、密閉空間が帯状袋体自体に形成されるため、
反転用の容器が不要となる。
従って、本発明によれば、従来のように帯状袋体の全て
を密閉容器に収納しておく必要がなく、密閉容器自体も
不要となるため、簡単な構成で帯状袋体を作業性良く反
転させることができる。
を密閉容器に収納しておく必要がなく、密閉容器自体も
不要となるため、簡単な構成で帯状袋体を作業性良く反
転させることができる。
尚、帯状袋体内に密閉空間の内圧に相当する液体のヘッ
ド差が生じる。
ド差が生じる。
（実施例） 以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
第１図は本発明方法を説明する断面図、第２図及び第３
図は本発明方法の適用例を示す部分断面図である。
図は本発明方法の適用例を示す部分断面図である。
第１図において、10は長い帯状袋体であり、これの一端
は図示のように外側へ折り返されて支持枠５の円筒部5a
の外周にバンド11によって固定されている。
は図示のように外側へ折り返されて支持枠５の円筒部5a
の外周にバンド11によって固定されている。
而して、本発明方法においては、上記帯状袋体10の折り
返し部内に不図示のホースから所定量の水が注入され、
この水の圧力（重量）によって帯状袋体10の一部が第１
図に示すように反転される。
返し部内に不図示のホースから所定量の水が注入され、
この水の圧力（重量）によって帯状袋体10の一部が第１
図に示すように反転される。
次に、帯状袋体10の反転部分（水によって既に反転され
た部分）を支え部材21及び押え部材22を用いてＮ字状に
屈曲せしめ、該帯状袋体10内に水によって区画される密
閉空間Ｓを形成する。尚、当初は帯状袋体10内における
水面の高さは共に第１図に鎖線にて示す高さh0に保たれ
ている。
た部分）を支え部材21及び押え部材22を用いてＮ字状に
屈曲せしめ、該帯状袋体10内に水によって区画される密
閉空間Ｓを形成する。尚、当初は帯状袋体10内における
水面の高さは共に第１図に鎖線にて示す高さh0に保たれ
ている。
上述のように帯状袋体10がＮ字状に屈曲されてその内部
に密閉空間Ｓが形成されると、帯状袋体１には配管７が
接続され、密閉空間Ｓは配管７及びバルブ８を介してコ
ンプレッサー６に連通せしめられる。
に密閉空間Ｓが形成されると、帯状袋体１には配管７が
接続され、密閉空間Ｓは配管７及びバルブ８を介してコ
ンプレッサー６に連通せしめられる。
上記状態において、コンプレッサー６を駆動して圧縮空
気を配管７及びバルブ８を経て帯状袋体10内の密閉空間
Ｓ内に供給すると、密閉空間Ｓの内圧Ｐが高まり、この
内圧Ｐを受けて密閉空間Ｓ側の水面は図示の水位h1のと
ころまで押し下げられ、逆に大気側の水面は図示の水位
h2のところまで押し上げられ、水はΔｈ（＝h2−h1）の
ヘッド差を生じる。尚、水の比重量をγとすると、この
ときの密閉空間Ｓの内圧Ｐは水のヘッド差Δｈに基づく
圧力γ・Δｈに等しくなる（Ｐ＝γ・Δｈ）。
気を配管７及びバルブ８を経て帯状袋体10内の密閉空間
Ｓ内に供給すると、密閉空間Ｓの内圧Ｐが高まり、この
内圧Ｐを受けて密閉空間Ｓ側の水面は図示の水位h1のと
ころまで押し下げられ、逆に大気側の水面は図示の水位
h2のところまで押し上げられ、水はΔｈ（＝h2−h1）の
ヘッド差を生じる。尚、水の比重量をγとすると、この
ときの密閉空間Ｓの内圧Ｐは水のヘッド差Δｈに基づく
圧力γ・Δｈに等しくなる（Ｐ＝γ・Δｈ）。
上記のように密閉空間Ｓの内圧Ｐが高まると、帯状袋体
10はこの内圧Ｐを受けて第１図に破線にて示すように次
々に反転して図示矢印方向に進み、これに伴って帯状袋
体10の未反転部分は同帯状袋体10の反転部分内に供給さ
れ、該反転部分内の水を通過して密閉空間Ｓに達し、上
述のように次々に反転される。
10はこの内圧Ｐを受けて第１図に破線にて示すように次
々に反転して図示矢印方向に進み、これに伴って帯状袋
体10の未反転部分は同帯状袋体10の反転部分内に供給さ
れ、該反転部分内の水を通過して密閉空間Ｓに達し、上
述のように次々に反転される。
以上のように、本実施例では、密閉空間Ｓの気密を保つ
べきシール材として水を用いているため、帯状袋体10の
未反転部分はこの水を自由に通過することができる。こ
のため、従来のように帯状袋体10の全てを密閉容器内に
収納しておく必要がなく、又、密閉空間Ｓが帯状袋体10
自体に形成されるため、反転用の容器が不要となり、簡
単な構成で帯状袋体10を作業性良く反転させることがで
きる。
べきシール材として水を用いているため、帯状袋体10の
未反転部分はこの水を自由に通過することができる。こ
のため、従来のように帯状袋体10の全てを密閉容器内に
収納しておく必要がなく、又、密閉空間Ｓが帯状袋体10
自体に形成されるため、反転用の容器が不要となり、簡
単な構成で帯状袋体10を作業性良く反転させることがで
きる。
ここで、本発明方法の適用例を第２図、第３図に基づい
て説明する。
て説明する。
第２図に示す例では、管路補修工法において、帯状袋体
10自体が硬化性樹脂を含浸したライナーを構成してお
り、この帯状袋体10が本発明方法によって反転されなが
ら地中に埋設された老朽管20内に挿入されている。
10自体が硬化性樹脂を含浸したライナーを構成してお
り、この帯状袋体10が本発明方法によって反転されなが
ら地中に埋設された老朽管20内に挿入されている。
又、第３図に示す例では、同じく管路補修工法におい
て、老朽管20内に予め引き込まれたライナー30内に帯状
袋体10が本発明方法によって反転されながら挿入されて
おり、この帯状袋体10によってライナー30が押し拡げら
れて老朽管20の内周面に密着せしめられる。
て、老朽管20内に予め引き込まれたライナー30内に帯状
袋体10が本発明方法によって反転されながら挿入されて
おり、この帯状袋体10によってライナー30が押し拡げら
れて老朽管20の内周面に密着せしめられる。
ところで、以上の実施例では、液体として特に水を用い
たが、水よりも比重の大きい液体（例えば、塩水等）を
用いると、密閉空間Ｓの内圧を更に高めることができ
る。又、水位を調整することによって、反転された帯状
袋体10内に水を送り込むようにすれば、この水に反転前
の帯状袋体10が浮かんだ状態で進むため、よりスムーズ
に反転作業を行なうことができる。
たが、水よりも比重の大きい液体（例えば、塩水等）を
用いると、密閉空間Ｓの内圧を更に高めることができ
る。又、水位を調整することによって、反転された帯状
袋体10内に水を送り込むようにすれば、この水に反転前
の帯状袋体10が浮かんだ状態で進むため、よりスムーズ
に反転作業を行なうことができる。
（発明の効果） 以上の説明で明らかなように、本発明によれば、帯状袋
体の一端を外側へ折り返して固定した後、その折り返し
部に液体を注入して該帯状袋体の一部を反転させた後、
その反転部分をＮ字状に屈曲させて該帯状袋体内に液体
で区画される密閉空間を形成し、該密閉空間内に圧縮ガ
スを供給することによって前記帯状袋体を反転させるよ
うにしたため、帯状袋体自体を容器として利用すること
ができ、簡単な構成で帯状袋体を作業性良く反転させる
ことができるという効果が得られる。
体の一端を外側へ折り返して固定した後、その折り返し
部に液体を注入して該帯状袋体の一部を反転させた後、
その反転部分をＮ字状に屈曲させて該帯状袋体内に液体
で区画される密閉空間を形成し、該密閉空間内に圧縮ガ
スを供給することによって前記帯状袋体を反転させるよ
うにしたため、帯状袋体自体を容器として利用すること
ができ、簡単な構成で帯状袋体を作業性良く反転させる
ことができるという効果が得られる。
第１図は本発明方法を示す断面図、第２図及び第３図は
本発明方法の適用例を示す部分断面図である。 ６……コンプレッサー、10……帯状袋体、21……支え部
材、22……押え部材、Ｓ……密閉空間。
本発明方法の適用例を示す部分断面図である。 ６……コンプレッサー、10……帯状袋体、21……支え部
材、22……押え部材、Ｓ……密閉空間。
Claims (1)
- 【請求項１】帯状袋体の一端を外側へ折り返して固定し
た後、その折り返し部に液体を注入して該帯状袋体の一
部を反転させた後、その反転部分をＮ字状に屈曲させて
該帯状袋体内に液体で区画される密閉空間を形成し、該
密閉空間内に圧縮ガスを供給することによって前記帯状
袋体を反転させるようにしたことを特徴とする帯状袋体
の反転方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2054587A JPH0780241B2 (ja) | 1990-03-06 | 1990-03-06 | 帯状袋体の反転方法 |
| US07/951,296 US5223204A (en) | 1990-03-06 | 1992-09-21 | Method and apparatus for reversing a tubular bag |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2054587A JPH0780241B2 (ja) | 1990-03-06 | 1990-03-06 | 帯状袋体の反転方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04235022A JPH04235022A (ja) | 1992-08-24 |
| JPH0780241B2 true JPH0780241B2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=12974851
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2054587A Expired - Fee Related JPH0780241B2 (ja) | 1990-03-06 | 1990-03-06 | 帯状袋体の反転方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0780241B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2554436B2 (ja) * | 1993-03-12 | 1996-11-13 | 株式会社湘南合成樹脂製作所 | 管ライニング材の反転方法 |
| KR100776418B1 (ko) * | 2006-07-06 | 2007-11-19 | 최재현 | 워터체크를 이용한 상하수도 비굴착 관로보수장치 및 공법 |
| US20220057038A1 (en) * | 2018-12-04 | 2022-02-24 | Shonan Gosei-Jushi Seisakusho K.K. | Apparatus and method for everting a lining material |
| KR102374059B1 (ko) * | 2021-01-22 | 2022-03-16 | 주식회사 에스알이테크 | 내부 가이드관을 구비한 관로 보수용 튜브 반전장치 |
| KR102374063B1 (ko) * | 2021-01-22 | 2022-03-16 | 주식회사 에스알이테크 | 내부격벽을 구비한 관로 보수용 튜브 반전장치 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0677966B2 (ja) * | 1987-08-26 | 1994-10-05 | 東京瓦斯株式会社 | 管路の内張り方法 |
-
1990
- 1990-03-06 JP JP2054587A patent/JPH0780241B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04235022A (ja) | 1992-08-24 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |