JP2554436B2 - 管ライニング材の反転方法 - Google Patents
管ライニング材の反転方法Info
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L55/00—Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
- F16L55/16—Devices for covering leaks in pipes or hoses, e.g. hose-menders
- F16L55/162—Devices for covering leaks in pipes or hoses, e.g. hose-menders from inside the pipe
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- F16L55/1651—Devices for covering leaks in pipes or hoses, e.g. hose-menders from inside the pipe a pipe or flexible liner being inserted in the damaged section the flexible liner being everted
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C63/00—Lining or sheathing, i.e. applying preformed layers or sheathings of plastics; Apparatus therefor
- B29C63/26—Lining or sheathing of internal surfaces
- B29C63/34—Lining or sheathing of internal surfaces using tubular layers or sheathings
- B29C63/36—Lining or sheathing of internal surfaces using tubular layers or sheathings being turned inside out
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L57/00—Protection of pipes or objects of similar shape against external or internal damage or wear
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、管路補修工法における
管ライニング材の管路内への反転方法に関する。
管ライニング材の管路内への反転方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】地中に埋設された下水道管等の管路が老
朽化した場合、該管路を掘出することなくその内周面に
ライニングを施して当該管路を補修する管路補修工法が
既に提案され（例えば、特開昭６０−２４２０３８号公
報参照）、実用に供されている。即ち、この管路補修工
法は、硬化性樹脂を含浸して成る管状の管ライニング材
を流体圧によって管路内に反転させながら挿入するとと
もに、これを管路の内周面に押圧し、この状態を保った
まま管ライニング材を加温等してこれに含浸された前記
硬化性樹脂を硬化させ、硬化した管ライニング材で管路
の内周面をライニングする方法である。
朽化した場合、該管路を掘出することなくその内周面に
ライニングを施して当該管路を補修する管路補修工法が
既に提案され（例えば、特開昭６０−２４２０３８号公
報参照）、実用に供されている。即ち、この管路補修工
法は、硬化性樹脂を含浸して成る管状の管ライニング材
を流体圧によって管路内に反転させながら挿入するとと
もに、これを管路の内周面に押圧し、この状態を保った
まま管ライニング材を加温等してこれに含浸された前記
硬化性樹脂を硬化させ、硬化した管ライニング材で管路
の内周面をライニングする方法である。
【０００３】ところで、斯かる管路補修工法における管
ライニング材の管路内への反転方法としては、例えば水
圧又はエアー圧或いは両者を併用する方法等が知られて
いるが、各方法にはそれぞれ一長一短がある。
ライニング材の管路内への反転方法としては、例えば水
圧又はエアー圧或いは両者を併用する方法等が知られて
いるが、各方法にはそれぞれ一長一短がある。
【０００４】そこで、本発明者は、小型・コンパクトな
装置で管ライニング材を簡単に反転させることができる
方法を先に提案した（特願平３−２８１９７６号公報に
おいて）。この方法を図５に基づいて以下に概説する。
装置で管ライニング材を簡単に反転させることができる
方法を先に提案した（特願平３−２８１９７６号公報に
おいて）。この方法を図５に基づいて以下に概説する。
【０００５】即ち、図５において、１０１は硬化性樹脂
を含浸して成る管ライニング材であり、該管ライニング
材１０１には、反転前にその外周部に２つの密閉袋体
（以下、エアーバッグと称す）１０２，１０３が部分的
に取り付けられている。
を含浸して成る管ライニング材であり、該管ライニング
材１０１には、反転前にその外周部に２つの密閉袋体
（以下、エアーバッグと称す）１０２，１０３が部分的
に取り付けられている。
【０００６】而して、管ライニング材１０１の反転に際
しては、先ず、管ライニング材１０１の先端部が図示の
ように折り曲げられて支持枠１０６の筒状部分１０６ａ
に取り付けられる。次に、管ライニング材１０１の折り
返された部分の内側に注水ホース１０７から水を注入す
ると、管ライニング材１０１は水圧によって順次反転さ
れ、図示のようにその一部が管路１１０内の入口部１１
１近傍に部分的に挿入される。このとき、反転されて管
路１１０内に挿入された管ライニング材１０１の内側
に、反転前に管ライニング材１０１の外周部に取り付け
られていた前記エアーバッグ１０２，１０３が存在す
る。
しては、先ず、管ライニング材１０１の先端部が図示の
ように折り曲げられて支持枠１０６の筒状部分１０６ａ
に取り付けられる。次に、管ライニング材１０１の折り
返された部分の内側に注水ホース１０７から水を注入す
ると、管ライニング材１０１は水圧によって順次反転さ
れ、図示のようにその一部が管路１１０内の入口部１１
１近傍に部分的に挿入される。このとき、反転されて管
路１１０内に挿入された管ライニング材１０１の内側
に、反転前に管ライニング材１０１の外周部に取り付け
られていた前記エアーバッグ１０２，１０３が存在す
る。
【０００７】その後、不図示のコンプレッサーから圧縮
エアーをエアーホース１０４，１０５を介してエアーバ
ッグ１０２，１０３にそれぞれ供給すると、該エアーバ
ッグ１０２，１０３は管路１１０内に挿入された管ライ
ニング材１０１の内部で膨張して管ライニング材１０１
を図示のように略横Ｓ字状に変形させる。
エアーをエアーホース１０４，１０５を介してエアーバ
ッグ１０２，１０３にそれぞれ供給すると、該エアーバ
ッグ１０２，１０３は管路１１０内に挿入された管ライ
ニング材１０１の内部で膨張して管ライニング材１０１
を図示のように略横Ｓ字状に変形させる。
【０００８】上記状態において、不図示のコンプレッサ
ーから圧縮エアーをエアーホース１０８を介して管ライ
ニング材１０１内に供給すると、管ライニング材１０１
内の水の一部は圧縮エアーの圧力で排除され、管ライニ
ング材１０１内には圧縮エアーで満たされた密閉空間Ｓ
が形成される。そして、この密閉空間Ｓにその後も圧縮
エアーを供給し続ければ、管ライニング材１０１は圧縮
エアーの圧力を受けて管路１１０内を図５の矢印方向
（左方向）に順次反転されていく。
ーから圧縮エアーをエアーホース１０８を介して管ライ
ニング材１０１内に供給すると、管ライニング材１０１
内の水の一部は圧縮エアーの圧力で排除され、管ライニ
ング材１０１内には圧縮エアーで満たされた密閉空間Ｓ
が形成される。そして、この密閉空間Ｓにその後も圧縮
エアーを供給し続ければ、管ライニング材１０１は圧縮
エアーの圧力を受けて管路１１０内を図５の矢印方向
（左方向）に順次反転されていく。
【０００９】以上のように、本反転方法によれば、管路
１１０内に部分的に挿入された管ライニング材１０１に
密閉空間Ｓが形成され、該密閉空間Ｓに圧縮エアーを供
給して該圧縮エアーの圧力で管ライニング材１１０を反
転させるため、地上に設置された反転装置が小型・コン
パクト化し、作業性良く、且つ、能率的に反転作業を行
なうことができる。
１１０内に部分的に挿入された管ライニング材１０１に
密閉空間Ｓが形成され、該密閉空間Ｓに圧縮エアーを供
給して該圧縮エアーの圧力で管ライニング材１１０を反
転させるため、地上に設置された反転装置が小型・コン
パクト化し、作業性良く、且つ、能率的に反転作業を行
なうことができる。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記反
転方法においては、図５に示すようにエアーバッグ１０
２，１０３が管ライニング材１０１内で膨張すると、一
方のエアーバッグ１０２が密閉空間Ｓ内の底部に溜った
水から受ける浮力によって浮き上がり、これの接着部が
管ライニング材１０１から剥れて管ライニング材１０１
にバーストが発生するという問題があった。
転方法においては、図５に示すようにエアーバッグ１０
２，１０３が管ライニング材１０１内で膨張すると、一
方のエアーバッグ１０２が密閉空間Ｓ内の底部に溜った
水から受ける浮力によって浮き上がり、これの接着部が
管ライニング材１０１から剥れて管ライニング材１０１
にバーストが発生するという問題があった。
【００１１】又、管ライニング材１０１にはエアーバッ
グ１０２，１０３を取り付ける必要があるため、該管ラ
イニング材１０１の製造が面倒で、製造コストがアップ
するという問題もあった。
グ１０２，１０３を取り付ける必要があるため、該管ラ
イニング材１０１の製造が面倒で、製造コストがアップ
するという問題もあった。
【００１２】第１及び第２発明は上記問題に鑑みてなさ
れたもので、その目的とする処は、管ライニング材を低
コストで簡単、且つ、確実に安定して反転させることが
できる管ライニング材の反転方法を提供することにあ
る。
れたもので、その目的とする処は、管ライニング材を低
コストで簡単、且つ、確実に安定して反転させることが
できる管ライニング材の反転方法を提供することにあ
る。
【００１３】上記目的を達成するため、請求項１記載の
発明は、管ライニング材の管路内への反転方法におい
て、圧縮ガスの供給を受けて膨張する密閉袋体を管路内
に予め配備した後、液体圧によって前記管ライニング材
の一部を管路内に反転、挿入し、該管ライニング材が前
記密閉袋体を乗り越えた後に該密閉袋体に圧縮ガスを供
給してこれを膨張させるとともに、管路の開口部におい
てバーを下げて該バーで管ライニング材の一部を押圧し
て管ライニング材を略横Ｓ字状に変形させ、該管ライニ
ング材内に圧縮ガスを供給して管ライニング材を管路内
で順次反転させるようにしたことをその特徴とする。
発明は、管ライニング材の管路内への反転方法におい
て、圧縮ガスの供給を受けて膨張する密閉袋体を管路内
に予め配備した後、液体圧によって前記管ライニング材
の一部を管路内に反転、挿入し、該管ライニング材が前
記密閉袋体を乗り越えた後に該密閉袋体に圧縮ガスを供
給してこれを膨張させるとともに、管路の開口部におい
てバーを下げて該バーで管ライニング材の一部を押圧し
て管ライニング材を略横Ｓ字状に変形させ、該管ライニ
ング材内に圧縮ガスを供給して管ライニング材を管路内
で順次反転させるようにしたことをその特徴とする。
【００１４】又、第２発明は、口径がφ３５０ｍ／ｍ以
下で、２０‰以上の勾配を有する急勾配管路内への管ラ
イニング材の反転方法であって、圧縮ガス供給源に接続
されたホースの一端を前記管ライニング材の外周部の一
箇所に取り付け、該管ライニング材の一部を液体を用い
て管路内に下流から上流に向かって反転、挿入した後、
前記圧縮ガス供給源から前記ホースを経て管ライニング
材の内部に圧縮ガスを供給して管ライニング材の内部に
液体によって区画される密閉空間を形成し、該密閉空間
に作用する圧縮ガス圧によって管ライニング材を管路内
で順次反転させるようにしたことを特徴とする。
下で、２０‰以上の勾配を有する急勾配管路内への管ラ
イニング材の反転方法であって、圧縮ガス供給源に接続
されたホースの一端を前記管ライニング材の外周部の一
箇所に取り付け、該管ライニング材の一部を液体を用い
て管路内に下流から上流に向かって反転、挿入した後、
前記圧縮ガス供給源から前記ホースを経て管ライニング
材の内部に圧縮ガスを供給して管ライニング材の内部に
液体によって区画される密閉空間を形成し、該密閉空間
に作用する圧縮ガス圧によって管ライニング材を管路内
で順次反転させるようにしたことを特徴とする。
【００１５】
【作用】第１発明によれば、密閉袋体は管ライニング材
に接着されておらず、管路の内壁と管ライニング材の間
に介在するため、従来のように密閉袋体が管ライニング
材から剥れて管ライニング材にバーストが発生すること
がなく、管ライニング材の反転が確実に、且つ、安定し
て行なわれる。
に接着されておらず、管路の内壁と管ライニング材の間
に介在するため、従来のように密閉袋体が管ライニング
材から剥れて管ライニング材にバーストが発生すること
がなく、管ライニング材の反転が確実に、且つ、安定し
て行なわれる。
【００１６】そして、従来のように管ライニング材に密
閉袋体を予め取り付けておく必要がないため、従前の管
ライニング材をそのまま用いることができ、管ライニン
グ材の反転を低コストで行なうことができる。
閉袋体を予め取り付けておく必要がないため、従前の管
ライニング材をそのまま用いることができ、管ライニン
グ材の反転を低コストで行なうことができる。
【００１７】更に、管路内に部分的に挿入された管ライ
ニング材内に密閉空間を形成し、該密閉空間に供給され
る圧縮ガスの圧力で管ライニング材を管路内で順次反転
させるようにしたため、地上に設置される反転装置が小
型・コンパクト化し、作業性良く簡単に反転作業を行な
うことができる。
ニング材内に密閉空間を形成し、該密閉空間に供給され
る圧縮ガスの圧力で管ライニング材を管路内で順次反転
させるようにしたため、地上に設置される反転装置が小
型・コンパクト化し、作業性良く簡単に反転作業を行な
うことができる。
【００１８】又、第２発明によれば、密閉袋体を必要と
しないため、上記第１発明の効果をより簡単に得ること
ができる。
しないため、上記第１発明の効果をより簡単に得ること
ができる。
【００１９】
［第１発明］以下に第１本発明の一実施例を添付図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【００２０】図１乃至図３は第１発明に係る反転方法を
その工程順に示す断面図である。
その工程順に示す断面図である。
【００２１】本発明方法は、硬化性樹脂を含浸して成る
管状の管ライニング材１を管路１０内に反転、挿入する
方法であって、該方法においては、図１に示すように、
密閉袋体（以下、エアーバッグと称す）２が収縮状態で
管路１０内の所定位置（管路１０の開口部１１から所定
距離だけ入り込んだ位置）に配備される。尚、このエア
ーバッグ２は、膨張及び収縮自在であって、塩化ビニ
ル、ウレタン、ＥＶＡ（酢酸ビニル）等で袋状に成形さ
れており、これはエアーホース３を介して地上のコンプ
レッサー４に接続されている。
管状の管ライニング材１を管路１０内に反転、挿入する
方法であって、該方法においては、図１に示すように、
密閉袋体（以下、エアーバッグと称す）２が収縮状態で
管路１０内の所定位置（管路１０の開口部１１から所定
距離だけ入り込んだ位置）に配備される。尚、このエア
ーバッグ２は、膨張及び収縮自在であって、塩化ビニ
ル、ウレタン、ＥＶＡ（酢酸ビニル）等で袋状に成形さ
れており、これはエアーホース３を介して地上のコンプ
レッサー４に接続されている。
【００２２】一方、図１に示すように、管ライニング材
１は、その先端部が図示のように折り返されて支持枠５
の筒状部分５ａの周縁に取り付けられており、該管ライ
ニング材１の折り返された部分の内側には注水ホース６
から水が注入される。
１は、その先端部が図示のように折り返されて支持枠５
の筒状部分５ａの周縁に取り付けられており、該管ライ
ニング材１の折り返された部分の内側には注水ホース６
から水が注入される。
【００２３】すると、管ライニング材１は水圧によって
順次反転せしめられ、図１に破線にて示すように、その
一部が管路１０内の開口部１１近傍に部分的に挿入され
る。そして、管ライニング材１内に更に水を注入する
と、管ライニング材１は管路１０内を図１の矢印方向
（左方向）に反転、挿入され、やがて図２に示すよう
に、管路１０内に予め配備されていた収縮状態にある前
記エアーバッグ２を乗り越える。尚、反転前の管ライニ
ング材１の外周部の１箇所には、地上に設置されたコン
プレッサー７に接続されたエアーホース８の一端が取り
付けられており、管ライニング材１が図２に示すように
反転されると、該エアーホース８は管ライニング材１内
に引き込まれ、その一端は管ライニング材１内に開口す
る。
順次反転せしめられ、図１に破線にて示すように、その
一部が管路１０内の開口部１１近傍に部分的に挿入され
る。そして、管ライニング材１内に更に水を注入する
と、管ライニング材１は管路１０内を図１の矢印方向
（左方向）に反転、挿入され、やがて図２に示すよう
に、管路１０内に予め配備されていた収縮状態にある前
記エアーバッグ２を乗り越える。尚、反転前の管ライニ
ング材１の外周部の１箇所には、地上に設置されたコン
プレッサー７に接続されたエアーホース８の一端が取り
付けられており、管ライニング材１が図２に示すように
反転されると、該エアーホース８は管ライニング材１内
に引き込まれ、その一端は管ライニング材１内に開口す
る。
【００２４】前述のように、管ライニング材１がエアー
バッグ２を乗り越えると、図３に示すように、前記コン
プレッサー４が駆動されて圧縮エアーがエアーホース３
を介してエアーバッグ２に供給され、該エアーバッグ２
が膨張せしめられるとともに、図３の紙面垂直方向に長
い丸棒状のバー９が開口部１１内を下降せしめられて管
ライニング材１の一部に押圧される。すると、管ライニ
ング材１は管路１０内で略横Ｓ字状に変形せしめられ
る。
バッグ２を乗り越えると、図３に示すように、前記コン
プレッサー４が駆動されて圧縮エアーがエアーホース３
を介してエアーバッグ２に供給され、該エアーバッグ２
が膨張せしめられるとともに、図３の紙面垂直方向に長
い丸棒状のバー９が開口部１１内を下降せしめられて管
ライニング材１の一部に押圧される。すると、管ライニ
ング材１は管路１０内で略横Ｓ字状に変形せしめられ
る。
【００２５】上記状態において、コンプレッサー７を駆
動して圧縮エアーをエアーホース８から管ライニング材
１内に供給すると、圧縮エアーはその圧力で管ライニン
グ材１内の水を部分的に排除して管ライニング材１内に
圧縮エアーで満たされる密閉空間Ｓを形成する。尚、こ
のとき、管ライニング材１内の水には、密閉空間Ｓの内
圧Ｐに対応するヘッド差Δｈ（＝Ｐ／γ；γは水の比重
量）が生じる。
動して圧縮エアーをエアーホース８から管ライニング材
１内に供給すると、圧縮エアーはその圧力で管ライニン
グ材１内の水を部分的に排除して管ライニング材１内に
圧縮エアーで満たされる密閉空間Ｓを形成する。尚、こ
のとき、管ライニング材１内の水には、密閉空間Ｓの内
圧Ｐに対応するヘッド差Δｈ（＝Ｐ／γ；γは水の比重
量）が生じる。
【００２６】而して、上記状態において密閉空間Ｓにエ
アーホース８から圧縮エアーを供給し続けると、管ライ
ニング材１は、図３に破線にて示すように、圧縮エアー
の圧力を受けて管路１０内を図示矢印方向（左方向）に
順次反転されていく。
アーホース８から圧縮エアーを供給し続けると、管ライ
ニング材１は、図３に破線にて示すように、圧縮エアー
の圧力を受けて管路１０内を図示矢印方向（左方向）に
順次反転されていく。
【００２７】以上のように、本実施例では、エアーバッ
グ２は管ライニング材１に接着されておらず、管路１０
の内壁と管ライニング材１の間に介在するため、従来の
ようにエアーバッグ２が管ライニング材１から剥れて管
ライニング材１にバーストが発生することがなく、管ラ
イニング材１の反転を確実に、且つ、安定して行なうこ
とができる。
グ２は管ライニング材１に接着されておらず、管路１０
の内壁と管ライニング材１の間に介在するため、従来の
ようにエアーバッグ２が管ライニング材１から剥れて管
ライニング材１にバーストが発生することがなく、管ラ
イニング材１の反転を確実に、且つ、安定して行なうこ
とができる。
【００２８】又、従来のように管ライニング材１にエア
ーバッグ２を予め取り付けておく必要がないため、管ラ
イニング材１としては従前のものをそのまま用いること
ができ、該管ライニング材１の反転を低コストで行なう
ことができる。
ーバッグ２を予め取り付けておく必要がないため、管ラ
イニング材１としては従前のものをそのまま用いること
ができ、該管ライニング材１の反転を低コストで行なう
ことができる。
【００２９】更に、管路１０内に部分的に挿入された管
ライニング材１内に圧縮エアーを供給して密閉空間Ｓを
形成し、該密閉空間Ｓに供給される圧縮エアーの圧力で
管ライニング材１を管路１０内で順次反転させるように
したため、地上に設置される反転装置が小型・コンパク
ト化し、作業性良く簡単に反転作業を行なうことができ
る。 ［第２発明］次に、第２発明の実施例を図４に基づいて
説明する。尚、図４は第２発明に係る反転方法を説明す
る断面図であり、本図においては第１乃至第３図に示し
たと同一要素には同一符号を付している。
ライニング材１内に圧縮エアーを供給して密閉空間Ｓを
形成し、該密閉空間Ｓに供給される圧縮エアーの圧力で
管ライニング材１を管路１０内で順次反転させるように
したため、地上に設置される反転装置が小型・コンパク
ト化し、作業性良く簡単に反転作業を行なうことができ
る。 ［第２発明］次に、第２発明の実施例を図４に基づいて
説明する。尚、図４は第２発明に係る反転方法を説明す
る断面図であり、本図においては第１乃至第３図に示し
たと同一要素には同一符号を付している。
【００３０】第２発明は、図４に示すような小口径（φ
２００〜φ３５０ｍ／ｍ）で一定以上の勾配（２０‰以
上）を有する急勾配管路２０内への管ライニング材１の
反転方法に係り、これによれば、第１発明におけるエア
ーバッグ２を省略することができる。
２００〜φ３５０ｍ／ｍ）で一定以上の勾配（２０‰以
上）を有する急勾配管路２０内への管ライニング材１の
反転方法に係り、これによれば、第１発明におけるエア
ーバッグ２を省略することができる。
【００３１】即ち、図４に示すように、管ライニング材
１は、その先端部が図示のように折り返されて支持枠５
の筒状部分５ａの周縁に取り付けられており、該管ライ
ニング材１の折り返された部分の内側には注水ホース６
から水が注入される。
１は、その先端部が図示のように折り返されて支持枠５
の筒状部分５ａの周縁に取り付けられており、該管ライ
ニング材１の折り返された部分の内側には注水ホース６
から水が注入される。
【００３２】すると、管ライニング材１は水圧によって
順次反転せしめられ、図示のように、その一部が急勾配
管路２０内を下流から上流に向かって（図４の右方に向
かって）反転、挿入される。尚、反転前の管ライニング
材１の外周部の１箇所には、地上に設置されたコンプレ
ッサー７に接続されたエアーホース８の一端が取り付け
られており、管ライニング材１が図４に示すように反転
されると、該エアーホース８は管ライニング材１内に引
き込まれ、その一端は管ライニング材１内に開口する。
順次反転せしめられ、図示のように、その一部が急勾配
管路２０内を下流から上流に向かって（図４の右方に向
かって）反転、挿入される。尚、反転前の管ライニング
材１の外周部の１箇所には、地上に設置されたコンプレ
ッサー７に接続されたエアーホース８の一端が取り付け
られており、管ライニング材１が図４に示すように反転
されると、該エアーホース８は管ライニング材１内に引
き込まれ、その一端は管ライニング材１内に開口する。
【００３３】その後、図４の紙面垂直方向に長い丸棒状
のバー９が開口部１１内を下降せしめられて管ライニン
グ材１の一部に押圧されると、管ライニング材１は略横
Ｓ字状に変形せしめられる。尚、場合によっては、バー
９を用いて管ライニング材１を変形させる必要はない。
のバー９が開口部１１内を下降せしめられて管ライニン
グ材１の一部に押圧されると、管ライニング材１は略横
Ｓ字状に変形せしめられる。尚、場合によっては、バー
９を用いて管ライニング材１を変形させる必要はない。
【００３４】而して、上記状態においてコンプレッサー
７を駆動して圧縮エアーをエアーホース８から管ライニ
ング材１内に供給すると、圧縮エアーはその圧力で管ラ
イニング材１内の水を部分的に排除し、急勾配管路２０
内に挿入された管ライニング材１内には管路２０の急勾
配のために圧縮エアーで満たされる密閉空間Ｓが形成さ
れる。尚、このとき、管ライニング材１内の水には、密
閉空間Ｓの内圧Ｐに対応するヘッド差Δｈ（＝Ｐ／γ；
γは水の比重量）が生じる。
７を駆動して圧縮エアーをエアーホース８から管ライニ
ング材１内に供給すると、圧縮エアーはその圧力で管ラ
イニング材１内の水を部分的に排除し、急勾配管路２０
内に挿入された管ライニング材１内には管路２０の急勾
配のために圧縮エアーで満たされる密閉空間Ｓが形成さ
れる。尚、このとき、管ライニング材１内の水には、密
閉空間Ｓの内圧Ｐに対応するヘッド差Δｈ（＝Ｐ／γ；
γは水の比重量）が生じる。
【００３５】上記状態において密閉空間Ｓにエアーホー
ス８から圧縮エアーを供給し続けると、管ライニング材
１は、図４に破線にて示すように、圧縮エアーの圧力を
受けて急勾配管路２０内を下流から上流に向かって図示
矢印方向（右方向）に順次反転されていく。
ス８から圧縮エアーを供給し続けると、管ライニング材
１は、図４に破線にて示すように、圧縮エアーの圧力を
受けて急勾配管路２０内を下流から上流に向かって図示
矢印方向（右方向）に順次反転されていく。
【００３６】以上のように、本実施例では、前記第１実
施例とは異なり、エアーバッグを必要としないため、よ
り簡単な構成で第１実施例と同様の効果を得ることがで
きる。
施例とは異なり、エアーバッグを必要としないため、よ
り簡単な構成で第１実施例と同様の効果を得ることがで
きる。
【００３７】
【発明の効果】以上の説明で明らかな如く、第１及び第
２発明によれば、管ライニング材を低コストで簡単、且
つ、確実に安定して反転させることができるという効果
が得られる。
２発明によれば、管ライニング材を低コストで簡単、且
つ、確実に安定して反転させることができるという効果
が得られる。
【図１】第１本発明に係る管ライニング材の反転方法を
その工程順に示す断面図である。
その工程順に示す断面図である。
【図２】第１本発明に係る管ライニング材の反転方法を
その工程順に示す断面図である。
その工程順に示す断面図である。
【図３】第１本発明に係る管ライニング材の反転方法を
その工程順に示す断面図である。
その工程順に示す断面図である。
【図４】第２本発明に係る管ライニング材の反転方法を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図５】従来の管ライニング材の反転方法を示す断面図
である。
である。
１ 管ライニング材 ２ エアーバッグ（密閉袋体） ３，８ エアーホース ４，７ コンプレッサー ６ 注水ホース ９ バー １０ 管路 １１ 開口部 ２０ 急勾配管路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平２−158323（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−355116（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−235022（ＪＰ，Ａ)
Claims (2)
- 【請求項１】 管ライニング材の管路内への反転方法で
あって、圧縮ガスの供給を受けて膨張する密閉袋体を管
路内に予め配備した後、液体圧によって前記管ライニン
グ材の一部を管路内に反転、挿入し、該管ライニング材
が前記密閉袋体を乗り越えた後に該密閉袋体に圧縮ガス
を供給してこれを膨張させるとともに、管路の開口部に
おいてバーを下げて該バーで管ライニング材の一部を押
圧して管ライニング材を略横Ｓ字状に変形させ、該管ラ
イニング材内に圧縮ガスを供給して管ライニング材を管
路内で順次反転させるようにしたことを特徴とする管ラ
イニング材の反転方法。 - 【請求項２】 口径がφ３５０ｍ／ｍ以下で、２０‰以
上の勾配を有する急勾配管路内への管ライニング材の反
転方法であって、圧縮ガス供給源に接続されたホースの
一端を前記管ライニング材の外周部の一箇所に取り付
け、該管ライニング材の一部を液体を用いて管路内に下
流から上流に向かって反転、挿入した後、前記圧縮ガス
供給源から前記ホースを経て管ライニング材の内部に圧
縮ガスを供給して管ライニング材の内部に液体によって
区画される密閉空間を形成し、該密閉空間に作用する圧
縮ガス圧によって管ライニング材を管路内で順次反転さ
せるようにしたことを特徴とする管ライニング材の反転
方法。
Priority Applications (8)
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|---|---|---|---|
| JP5052356A JP2554436B2 (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 管ライニング材の反転方法 |
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| JP3049282B2 (ja) * | 1996-11-21 | 2000-06-05 | 株式会社湘南合成樹脂製作所 | 管ライニング材の管路内への反転挿入方法 |
| US20040176801A1 (en) * | 1997-03-12 | 2004-09-09 | Neomend, Inc. | Pretreatment method for enhancing tissue adhesion |
| JPH1128766A (ja) * | 1997-07-11 | 1999-02-02 | Shonan Gosei Jushi Seisakusho:Kk | 管ライニング材の反転方法 |
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| US20030176884A1 (en) | 2002-03-12 | 2003-09-18 | Marwane Berrada | Everted filter device |
| EP1701899A1 (en) * | 2004-01-07 | 2006-09-20 | Walker-Dawson Interests, Inc. | Vacuum container system and related method |
| CA2591919C (en) | 2004-12-27 | 2012-04-03 | Proline Technologies, N.A., Llc | Method, apparatus and system for lining conduits |
| US7476348B2 (en) | 2005-03-04 | 2009-01-13 | High Bar, Llc | Liner installation in pipes |
| JP5185819B2 (ja) * | 2005-08-17 | 2013-04-17 | アイエヌエイ アクイジション コーポレーション | その場硬化型ライナーの二重グランド空気圧反転挿入および蒸気硬化法 |
| KR100951450B1 (ko) * | 2009-11-19 | 2010-04-07 | 반도건설주식회사 | 관로보수용 튜브재 반전장치 |
| US9851041B2 (en) | 2015-03-04 | 2017-12-26 | Emagineered Solutions, Inc. | Tubing everting apparatus, assemblies, and methods |
| JP6835350B2 (ja) * | 2016-11-10 | 2021-02-24 | 株式会社湘南合成樹脂製作所 | 管ライニング工法 |
| CN107965021B (zh) * | 2017-12-08 | 2019-06-14 | 宁波清智环保科技有限公司 | 管道疏通设备 |
| CN113357476A (zh) * | 2021-06-28 | 2021-09-07 | 中交一公局集团有限公司 | 将气囊穿入管道的方法及装置 |
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| GB8400233D0 (en) * | 1984-01-05 | 1984-02-08 | Edgealpha Ltd | Lining pipelines and passageways |
| JPH01127320A (ja) * | 1987-11-13 | 1989-05-19 | Toubu Kuriinaa Service:Kk | 管状ライニング材及び管路補修工法 |
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| GB9001137D0 (en) * | 1990-01-18 | 1990-03-21 | Insituform Group Ltd | Improvements relating to the lining of pipelines or passageways |
| JPH0780241B2 (ja) * | 1990-03-06 | 1995-08-30 | 株式会社ゲット | 帯状袋体の反転方法 |
| JPH03281976A (ja) * | 1990-03-30 | 1991-12-12 | Tsuchiya Mfg Co Ltd | エンジン発生音の制御法及び装置 |
| JPH07121552B2 (ja) * | 1991-05-31 | 1995-12-25 | 株式会社ゲット | 枝管ライニング工法 |
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-
1994
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- 1994-03-11 US US08/209,139 patent/US5486332A/en not_active Expired - Fee Related
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| US5486332A (en) | 1996-01-23 |
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