JPH0779977B2 - 自動車用の防錆ワツクス塗布装置 - Google Patents
自動車用の防錆ワツクス塗布装置Info
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- JPH0779977B2 JPH0779977B2 JP62095353A JP9535387A JPH0779977B2 JP H0779977 B2 JPH0779977 B2 JP H0779977B2 JP 62095353 A JP62095353 A JP 62095353A JP 9535387 A JP9535387 A JP 9535387A JP H0779977 B2 JPH0779977 B2 JP H0779977B2
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- door
- lid
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、上塗り塗装された自動車車体に防錆ワックス
を自動的に塗布する自動車用の防錆ワックス塗布装置に
関する。
を自動的に塗布する自動車用の防錆ワックス塗布装置に
関する。
（従来の技術） 従来、この種塗布装置として、特開昭59−162970号公報
により、上塗り塗装された自動車車体をハンガーに吊持
して搬入する塗布ステーションに、車体を位置決めする
位置決め手段と、ボンネットやトランリッド等の蓋体を
開放保持する蓋体開放手段と、多数のノズルを取付けた
移動可能な塗布器とを設け、これらノズルから蓋体の内
面や車体の袋状部等の塗布部位に防錆ワックスを塗布す
るようにしたものは知られる。
により、上塗り塗装された自動車車体をハンガーに吊持
して搬入する塗布ステーションに、車体を位置決めする
位置決め手段と、ボンネットやトランリッド等の蓋体を
開放保持する蓋体開放手段と、多数のノズルを取付けた
移動可能な塗布器とを設け、これらノズルから蓋体の内
面や車体の袋状部等の塗布部位に防錆ワックスを塗布す
るようにしたものは知られる。
（発明が解決しようとする問題点） 上記のものでは、塗布器が機種毎に専用化されてしま
い、多機種小ロッド生産には不向きとなり、又袋状部の
塗布を行なうべく、ノズルをＬ字状に屈曲させ、その先
端を袋状部に挿入して横向きにした状態で首振動作させ
るようにしているため、袋状部の塗布に時間がかかると
共に、ノズルが屈曲している関係で奥まった箇所への防
錆ワックスのストレート塗布が困難になり、更に車体を
ハンガーに吊持して搬送するため、吊持箇所となるドア
開口の上縁の上塗り塗膜に傷が付き易く、又ドアを開い
た状態で搬送する必要があって、ラインサイドスペース
をドアとの干渉を生じないように広く取らざるを得ず、
スペース効率が悪くなる問題がある。
い、多機種小ロッド生産には不向きとなり、又袋状部の
塗布を行なうべく、ノズルをＬ字状に屈曲させ、その先
端を袋状部に挿入して横向きにした状態で首振動作させ
るようにしているため、袋状部の塗布に時間がかかると
共に、ノズルが屈曲している関係で奥まった箇所への防
錆ワックスのストレート塗布が困難になり、更に車体を
ハンガーに吊持して搬送するため、吊持箇所となるドア
開口の上縁の上塗り塗膜に傷が付き易く、又ドアを開い
た状態で搬送する必要があって、ラインサイドスペース
をドアとの干渉を生じないように広く取らざるを得ず、
スペース効率が悪くなる問題がある。
（問題を解決するための手段） 本発明は、上記問題点を解決すべく、上塗り塗装された
自動車車体を台車に載置して搬入する塗布ステーション
の下部に、車体を該台車から持上げて位置決めする車体
位置決め手段と、該塗布ステーションの上方の機枠に開
状態に存するボンネットやトランクリッド等の蓋体を所
定の開位置に位置決めする蓋体位置決め手段と、閉状態
のドアを開いて所定の開位置に保持するドア開放手段と
を設けると共に、該塗布ステーションの両側に、塗布パ
ターンをストレート塗布とラウンド塗布とに切換自在な
塗布ノズルを取付けた塗布ロボットと、車体のホイール
ハウスに向けて横方向に進退自在な支持枠に車体のサイ
ドシルに挿入可能な前後方向に長手のノズルバーを前後
動自在に支持して成るサイドシル塗布手段とを配置した
ことを特徴とする。
自動車車体を台車に載置して搬入する塗布ステーション
の下部に、車体を該台車から持上げて位置決めする車体
位置決め手段と、該塗布ステーションの上方の機枠に開
状態に存するボンネットやトランクリッド等の蓋体を所
定の開位置に位置決めする蓋体位置決め手段と、閉状態
のドアを開いて所定の開位置に保持するドア開放手段と
を設けると共に、該塗布ステーションの両側に、塗布パ
ターンをストレート塗布とラウンド塗布とに切換自在な
塗布ノズルを取付けた塗布ロボットと、車体のホイール
ハウスに向けて横方向に進退自在な支持枠に車体のサイ
ドシルに挿入可能な前後方向に長手のノズルバーを前後
動自在に支持して成るサイドシル塗布手段とを配置した
ことを特徴とする。
（作 用） 車体をドアを閉じた状態で台車に載置して塗布ステーシ
ョンに搬入し、次いで車体位置決め手段により車体を台
車から持上げて位置決めした後、予め開状態に存するボ
ンネット等の蓋体を蓋体位置決め手段により所定の開位
置に位置決めすると共に、ドア開放手段によりドアを所
定の開位置に開放保持し、この状態で塗布ステーション
の両側の塗布ロボットを機種に対応したティーチング信
号に従って動作させ、蓋体の内面、エンジンルームやト
ランクルーム内、ドアスキンの内部等の塗布部位に防錆
ワックスを塗布する。
ョンに搬入し、次いで車体位置決め手段により車体を台
車から持上げて位置決めした後、予め開状態に存するボ
ンネット等の蓋体を蓋体位置決め手段により所定の開位
置に位置決めすると共に、ドア開放手段によりドアを所
定の開位置に開放保持し、この状態で塗布ステーション
の両側の塗布ロボットを機種に対応したティーチング信
号に従って動作させ、蓋体の内面、エンジンルームやト
ランクルーム内、ドアスキンの内部等の塗布部位に防錆
ワックスを塗布する。
この場合、蓋体内面やエンジンルーム内等のパネル接合
箇所への塗布は塗布ノズルの塗布パターンをストレート
塗布に切換えて行い、又蓋体内面やエンジンルーム内等
の袋状部やドアスキン内部への塗布は、塗布ノズルをこ
れら袋状部やドアスキン内部に挿入し、塗布パターンを
ラウンド塗布に切換えて行う。
箇所への塗布は塗布ノズルの塗布パターンをストレート
塗布に切換えて行い、又蓋体内面やエンジンルーム内等
の袋状部やドアスキン内部への塗布は、塗布ノズルをこ
れら袋状部やドアスキン内部に挿入し、塗布パターンを
ラウンド塗布に切換えて行う。
また、車体を持上げて位置決めした後、サイドシル塗布
手段の支持枠を車体のホイールハウスに向けて横方向外
方の退避位置から内方に進出させ、次いでノズルバーを
前後方向に移動してサイドシルに挿入し、サイドシルの
内面に防錆ワックスを塗布する。
手段の支持枠を車体のホイールハウスに向けて横方向外
方の退避位置から内方に進出させ、次いでノズルバーを
前後方向に移動してサイドシルに挿入し、サイドシルの
内面に防錆ワックスを塗布する。
（実施例） 第１図乃至第３図を参照して、（１）は上塗り塗装され
た車体Ｗを台車（２）に載置して搬入する塗布ステーシ
ョンを示し、該塗布ステーション（１）の下部に、車体
Ｗを台車（２）から持上げて位置決めする車体位置決め
手段（３）と、該塗布ステーション（１）の上方の機枠
（４）に、ボンネットWaとトランクリッドWbとを夫々所
定の開位置に位置決めする前後１対の蓋体位置決め手段
（51）（52）と、フロントドアWcとリヤドアWdとを夫々
所定の開位置に開放保持する左右各前後１対のドア開放
手段（61）（62）とを設けると共に、該塗布ステーショ
ン（１）の左右各側に、前後４台の塗布ロボット（71）
（72）（73）（74）を配置し、前端の塗布ロボット
（71）によりボンネットWaの内面及びエンジンルーム内
の袋状部やパネル接合箇所に、２番目と３番目の塗布ロ
ボット（72）（73）により各ドアWc,Wdのドアスキン内
やヒンジブラケットの接合箇所に、後端の塗布ロボット
（74）によりトラングリッドWbの内面及びトランクルー
ム内の袋状部やパネル接合箇所に夫々防錆ワックスを塗
布するようにし、更に塗布ステーション（１）の下部両
側に車体Ｗのサイドシル内に防錆ワックスを塗布するサ
イドシル塗布手段（８）を夫々前後１対に設けた。
た車体Ｗを台車（２）に載置して搬入する塗布ステーシ
ョンを示し、該塗布ステーション（１）の下部に、車体
Ｗを台車（２）から持上げて位置決めする車体位置決め
手段（３）と、該塗布ステーション（１）の上方の機枠
（４）に、ボンネットWaとトランクリッドWbとを夫々所
定の開位置に位置決めする前後１対の蓋体位置決め手段
（51）（52）と、フロントドアWcとリヤドアWdとを夫々
所定の開位置に開放保持する左右各前後１対のドア開放
手段（61）（62）とを設けると共に、該塗布ステーショ
ン（１）の左右各側に、前後４台の塗布ロボット（71）
（72）（73）（74）を配置し、前端の塗布ロボット
（71）によりボンネットWaの内面及びエンジンルーム内
の袋状部やパネル接合箇所に、２番目と３番目の塗布ロ
ボット（72）（73）により各ドアWc,Wdのドアスキン内
やヒンジブラケットの接合箇所に、後端の塗布ロボット
（74）によりトラングリッドWbの内面及びトランクルー
ム内の袋状部やパネル接合箇所に夫々防錆ワックスを塗
布するようにし、更に塗布ステーション（１）の下部両
側に車体Ｗのサイドシル内に防錆ワックスを塗布するサ
イドシル塗布手段（８）を夫々前後１対に設けた。
前記台車（２）は、前後１対の横杵（2a）（2a）を有す
る平面視Ｈ形に形成され、前端の横杵（2a）に車体Ｗの
底面の水抜穴に係合する左右１対の係合ピン（2b）（2
b）と、後端の横杵（2a）に車体Ｗの底面を受ける左右
１対の受座（2c）（2c）とを設けて、車体Ｗを定位置に
載置し得るようにした。（９）は台車（２）を搬送する
下側のフロアコンベアを示す。
る平面視Ｈ形に形成され、前端の横杵（2a）に車体Ｗの
底面の水抜穴に係合する左右１対の係合ピン（2b）（2
b）と、後端の横杵（2a）に車体Ｗの底面を受ける左右
１対の受座（2c）（2c）とを設けて、車体Ｗを定位置に
載置し得るようにした。（９）は台車（２）を搬送する
下側のフロアコンベアを示す。
前記車体位置決め手段（３）は、第４図及び第５図に示
す如く、塗布ステーション（１）の下部両側に配置した
各ベース枠（10）上に車体Ｗの底面の基準穴に嵌合する
前後１対の基準ピン（11）（11）を取付けたメインリフ
タ（12）と、該メインリフタ（12）上に車体Ｗの底面を
受けるサブリフタ（13）とを設けて成るもので、該メイ
ンリフタ（12）をその前後両端部に垂下した脚片（12
a）（12a）においてガイドローラ（10a）を取付けたベ
ース枠（10）上の前後１対のガイド枠（10b）（10b）に
昇降自在に支持させると共に、該ベース枠（10）上にシ
リンダ（12b）により前後動されるスライド杵（12c）を
設けて、該スライド杵（12c）に該ベース枠（10）に軸
支される各バックアップローラ（10c）で支持される前
後１対のリフタカム（12d）（12d）を取付け、該各カム
（12d）の上縁にメインリフタ（12）に軸支される各ロ
ーラ（12e）を当接させ、かくて該シリンダ（12b）によ
りこれらカム（12d）（12d）を介して該メインリフタ
（12）が昇降されるようにし、又サブリフタ（13）を該
メインリフタ（12）上のシリンダ（13a）によりガイド
バー（13b）（13b）に沿って該メインリフタ（12）に対
し昇降自在とし、該サブリフタ（13）を上昇させた状態
で該メインリフタ（12）を上昇させることにより車体Ｗ
を台車（２）から持上げ、次いで該サブリフタ（13）を
下降させて、各基準ピン（11）を車体Ｗを浮かせた状態
で各基準穴に嵌合させ、車体Ｗを前後左右上下の３軸方
向に位置決めするようにした。
す如く、塗布ステーション（１）の下部両側に配置した
各ベース枠（10）上に車体Ｗの底面の基準穴に嵌合する
前後１対の基準ピン（11）（11）を取付けたメインリフ
タ（12）と、該メインリフタ（12）上に車体Ｗの底面を
受けるサブリフタ（13）とを設けて成るもので、該メイ
ンリフタ（12）をその前後両端部に垂下した脚片（12
a）（12a）においてガイドローラ（10a）を取付けたベ
ース枠（10）上の前後１対のガイド枠（10b）（10b）に
昇降自在に支持させると共に、該ベース枠（10）上にシ
リンダ（12b）により前後動されるスライド杵（12c）を
設けて、該スライド杵（12c）に該ベース枠（10）に軸
支される各バックアップローラ（10c）で支持される前
後１対のリフタカム（12d）（12d）を取付け、該各カム
（12d）の上縁にメインリフタ（12）に軸支される各ロ
ーラ（12e）を当接させ、かくて該シリンダ（12b）によ
りこれらカム（12d）（12d）を介して該メインリフタ
（12）が昇降されるようにし、又サブリフタ（13）を該
メインリフタ（12）上のシリンダ（13a）によりガイド
バー（13b）（13b）に沿って該メインリフタ（12）に対
し昇降自在とし、該サブリフタ（13）を上昇させた状態
で該メインリフタ（12）を上昇させることにより車体Ｗ
を台車（２）から持上げ、次いで該サブリフタ（13）を
下降させて、各基準ピン（11）を車体Ｗを浮かせた状態
で各基準穴に嵌合させ、車体Ｗを前後左右上下の３軸方
向に位置決めするようにした。
尚、各基準ピン（11）は、機種変更に対処し得るよう、
メインリフタ（12）上に、３軸直交座標型の可動機構
（11a）を介して前後左右上下に位置調節自在に設けた
ブラケット（11b）上に立設されるものとし、更に台車
（２）との干渉を防止するため、該各基準ピン（11）を
シリンダ（11c）により起伏自在とし、台車（２）の搬
送時は該各基準ピン（11）を倒伏せしめるようにした。
メインリフタ（12）上に、３軸直交座標型の可動機構
（11a）を介して前後左右上下に位置調節自在に設けた
ブラケット（11b）上に立設されるものとし、更に台車
（２）との干渉を防止するため、該各基準ピン（11）を
シリンダ（11c）により起伏自在とし、台車（２）の搬
送時は該各基準ピン（11）を倒伏せしめるようにした。
（12f）は左右両側のベース枠（10）（10）上の各スラ
イド杵（12c）に取付けたラック（12g）と咬合するピニ
オンを有する同期シャフトを示し、該シャフト（12f）
により左右両側のメインリフタ（12）（12）を互に同期
して昇降させるようにした。
イド杵（12c）に取付けたラック（12g）と咬合するピニ
オンを有する同期シャフトを示し、該シャフト（12f）
により左右両側のメインリフタ（12）（12）を互に同期
して昇降させるようにした。
上記したボンネットWa用の蓋体位置決め手段（51）とト
ランクリッドWb用の蓋体位置決め手段（52）とは同一の
構成となっており、前者の蓋体位置決め手段（51）につ
いてその構成を詳述する。
ランクリッドWb用の蓋体位置決め手段（52）とは同一の
構成となっており、前者の蓋体位置決め手段（51）につ
いてその構成を詳述する。
該位置決め手段（51）は、第６図乃至第９図に示す如
く、前記機枠（４）の前部両側のブラケット（4a）（4
a）に吊設した支持枠（14）（14）に、ボンネットWaを
横方向両側から把持する１対のＶ字状の把持片（151）
（152）を夫々その横方向外端の取付板（15a）に固定し
たガイドバー（15b）において横方向に開閉自在に支持
させて成るもので、一側の第１把持片（151）の取付板
（15a）に一側の支持枠（14）に軸支したナットスリー
ブ（16）に螺挿される螺杵（15c）を固定し、該ナット
スリーブ（16）を該支持枠（14）に設けたサーボモータ
（17）によりベルト（17a）を介して正逆転自在とし、
かくて該第１把持片（151）を該モータ（17）により横
方向外方の開放位置と横方向内方の所定の把持基準位置
とに進退自在とし、又他側の第２把持片（152）を他側
の支持杵（14）に取付けた押圧シリンダ（18）により横
方向外方の開放位置から横方向内方に押動自在とし、こ
の押動でボンネットWaを把持基準位置に存する第１把持
片（151）との間に挟持し、ボンネットWaを所定の開位
置にヒンジ部のガタによる横方向の傾き矯正して正確に
位置決めし得るようにした。
く、前記機枠（４）の前部両側のブラケット（4a）（4
a）に吊設した支持枠（14）（14）に、ボンネットWaを
横方向両側から把持する１対のＶ字状の把持片（151）
（152）を夫々その横方向外端の取付板（15a）に固定し
たガイドバー（15b）において横方向に開閉自在に支持
させて成るもので、一側の第１把持片（151）の取付板
（15a）に一側の支持枠（14）に軸支したナットスリー
ブ（16）に螺挿される螺杵（15c）を固定し、該ナット
スリーブ（16）を該支持枠（14）に設けたサーボモータ
（17）によりベルト（17a）を介して正逆転自在とし、
かくて該第１把持片（151）を該モータ（17）により横
方向外方の開放位置と横方向内方の所定の把持基準位置
とに進退自在とし、又他側の第２把持片（152）を他側
の支持杵（14）に取付けた押圧シリンダ（18）により横
方向外方の開放位置から横方向内方に押動自在とし、こ
の押動でボンネットWaを把持基準位置に存する第１把持
片（151）との間に挟持し、ボンネットWaを所定の開位
置にヒンジ部のガタによる横方向の傾き矯正して正確に
位置決めし得るようにした。
尚、各支持枠（14）は各ブラケット（4a）の下面のレー
ル（4b）（4b）に前後方向に摺動自在に支持されるもの
とし、該各ブラケット（4a）にサーボモータ（19）によ
りベルト（19a）を介して正逆転される螺杵（20）を軸
支して、該螺杵（20）に該各支持枠（14）に固定のノッ
トスリーブ（14a）を螺合させ、機種変更に際し、該各
支持枠（14）の位置をボンネット等の蓋体の位置に合わ
せて自動調節し得るようにした。
ル（4b）（4b）に前後方向に摺動自在に支持されるもの
とし、該各ブラケット（4a）にサーボモータ（19）によ
りベルト（19a）を介して正逆転される螺杵（20）を軸
支して、該螺杵（20）に該各支持枠（14）に固定のノッ
トスリーブ（14a）を螺合させ、機種変更に際し、該各
支持枠（14）の位置をボンネット等の蓋体の位置に合わ
せて自動調節し得るようにした。
図面で（17b）（19b）は各モータ（17）（19）の防爆端
子ボックスを示す。
子ボックスを示す。
前記各ドア開放手段（61）（62）は、第10図乃至第12図
に示す如く、機枠（４）に吊設したブラケット（4c）
に、横方向に位置調節自在なアーム（21）を介して防爆
端子ボックス（22a）付きのサーボモータ（22）により
横方向に揺動される揺動アーム（23）を設け、該揺動ア
ーム（23）の先端に、各ドアWc,Wdのサッシュ溝な挿入
可能な係合子（24）をシリンダ（24a）により上下動自
在に設けると共に、各ドアWc,Wdの外面に当接する上下
方向に長手の当片（25）を垂設して成るもので、該揺動
アーム（23）を横方向内方に揺動させて、各ドアWc,Wd
を該当片（25）を介して一端閉鎖位置に押し切った後、
該係合子（24）を下動させてサッシュ溝に挿入し、次い
で該揺動アーム（23）を横方向外方に揺動させて、各ド
アWc,Wdを該係合子（24）を介して所定の開位置に開放
保持するようにした。
に示す如く、機枠（４）に吊設したブラケット（4c）
に、横方向に位置調節自在なアーム（21）を介して防爆
端子ボックス（22a）付きのサーボモータ（22）により
横方向に揺動される揺動アーム（23）を設け、該揺動ア
ーム（23）の先端に、各ドアWc,Wdのサッシュ溝な挿入
可能な係合子（24）をシリンダ（24a）により上下動自
在に設けると共に、各ドアWc,Wdの外面に当接する上下
方向に長手の当片（25）を垂設して成るもので、該揺動
アーム（23）を横方向内方に揺動させて、各ドアWc,Wd
を該当片（25）を介して一端閉鎖位置に押し切った後、
該係合子（24）を下動させてサッシュ溝に挿入し、次い
で該揺動アーム（23）を横方向外方に揺動させて、各ド
アWc,Wdを該係合子（24）を介して所定の開位置に開放
保持するようにした。
前記各塗布ロボット（71）（72）（73）（74）には、第
13図に示す如く、各ロボットの先端の手首部（7a）に給
液パイプから成る支持アーム（26）を介して塗布パター
ンを噴射角度の狭いストレート塗布と噴射角度の広いラ
ウンド塗布とに切換自在な塗布ノズル（27）が取付けら
れている。
13図に示す如く、各ロボットの先端の手首部（7a）に給
液パイプから成る支持アーム（26）を介して塗布パター
ンを噴射角度の狭いストレート塗布と噴射角度の広いラ
ウンド塗布とに切換自在な塗布ノズル（27）が取付けら
れている。
これを更に詳述するに、該塗布ノズル（27）は、支持ア
ーム（26）の先端のブラケット（26a）に挿通支持され
るパイプ（28）の先端に、第14図に明示する如く、軸線
方向に開口する第１ノズル孔（29a）と径方向に開口す
る第２ノズル孔（29b）とを有するノズル本体（29）を
取付けて成るものとし、該ノズル本体（29）の尾端部
に、該パイプ（28）の尾端のシリンダ（30）からのびる
中空のピストンロッド（30a）に連結される切換弁（3
1）を設け、該ピストンロッド（30a）に支持アーム（2
6）内の給液路から給液弁（32）と給液ホース（33）と
を介して供給される防錆ワックスを、該シリンダ（30）
による該切換弁（31）の切換動作で第１ノズル孔（29
a）と第２ノズル孔（29b）とに選択的に供給し得るよう
にし、塗布パターンを第１ノズル孔（29a）からの噴射
を行う第14図（ａ）示の如きストレート塗布と、第２ノ
ズル孔（29b）からの噴射を行う同図（ｂ）示の如きラ
ウンド塗布とに切換自在とし、パネル接合箇所やヒンジ
ブラケットの接合箇所にはストレート塗布で防錆ワック
スを塗布し、又袋状部やドアスキン内にはノズル（29）
の先端を内部に挿入してラウンド塗布により防錆ワック
スを塗布するようにした。
ーム（26）の先端のブラケット（26a）に挿通支持され
るパイプ（28）の先端に、第14図に明示する如く、軸線
方向に開口する第１ノズル孔（29a）と径方向に開口す
る第２ノズル孔（29b）とを有するノズル本体（29）を
取付けて成るものとし、該ノズル本体（29）の尾端部
に、該パイプ（28）の尾端のシリンダ（30）からのびる
中空のピストンロッド（30a）に連結される切換弁（3
1）を設け、該ピストンロッド（30a）に支持アーム（2
6）内の給液路から給液弁（32）と給液ホース（33）と
を介して供給される防錆ワックスを、該シリンダ（30）
による該切換弁（31）の切換動作で第１ノズル孔（29
a）と第２ノズル孔（29b）とに選択的に供給し得るよう
にし、塗布パターンを第１ノズル孔（29a）からの噴射
を行う第14図（ａ）示の如きストレート塗布と、第２ノ
ズル孔（29b）からの噴射を行う同図（ｂ）示の如きラ
ウンド塗布とに切換自在とし、パネル接合箇所やヒンジ
ブラケットの接合箇所にはストレート塗布で防錆ワック
スを塗布し、又袋状部やドアスキン内にはノズル（29）
の先端を内部に挿入してラウンド塗布により防錆ワック
スを塗布するようにした。
前記サイドシル塗布手段（８）は、第４図及び第５図に
示す如く、塗布ステーション（１）の下部側方の架台
（34）の内側にシリンダ（35a）により昇降される昇降
枠（35）を設け、該昇降枠（35）にシリンダ（36a）に
より平行リンク（36b）を介して横方向に平行移動され
る支持枠（36）を取付けて、該支持枠（36）に、前後方
向に長手のノズルバー（37）をロツドレスシリンダ（37
a）によりその外周のスライダ（37b）から延出される腕
片（37c）を介して前後動自在に設け、該支持枠（36）
をその横方向内方への移動で車体Ｗのホイールハウスに
挿入した後、該ノズルバー（37）をその前後動でサイド
シル内に挿入して防錆ワックスを塗布するようにした。
示す如く、塗布ステーション（１）の下部側方の架台
（34）の内側にシリンダ（35a）により昇降される昇降
枠（35）を設け、該昇降枠（35）にシリンダ（36a）に
より平行リンク（36b）を介して横方向に平行移動され
る支持枠（36）を取付けて、該支持枠（36）に、前後方
向に長手のノズルバー（37）をロツドレスシリンダ（37
a）によりその外周のスライダ（37b）から延出される腕
片（37c）を介して前後動自在に設け、該支持枠（36）
をその横方向内方への移動で車体Ｗのホイールハウスに
挿入した後、該ノズルバー（37）をその前後動でサイド
シル内に挿入して防錆ワックスを塗布するようにした。
次に上記実施例の全体的な作動を説明する。
上塗り塗装された車体ＷをボンネットWaとトランクリッ
ドWbとを開き、各ドアWc,Wdを閉じた状態で台車（２）
に載置して塗布ステーション（１）に搬入し、次いで車
体位置決め手段（３）により上記の如く車体Ｗを台車
（２）から持上げて前後左右上下に位置決めした後、蓋
体位置決め手段（51）（52）によりボンネットWaとトラ
ンクリッドWbとを上記の如く所定の開位置に位置決めす
ると共に、ドア開放手段（61）（62）により各ドアWc,W
dを所定の開位置に開放保持する。
ドWbとを開き、各ドアWc,Wdを閉じた状態で台車（２）
に載置して塗布ステーション（１）に搬入し、次いで車
体位置決め手段（３）により上記の如く車体Ｗを台車
（２）から持上げて前後左右上下に位置決めした後、蓋
体位置決め手段（51）（52）によりボンネットWaとトラ
ンクリッドWbとを上記の如く所定の開位置に位置決めす
ると共に、ドア開放手段（61）（62）により各ドアWc,W
dを所定の開位置に開放保持する。
その後、サイドシル塗布手段（８）によりサイドシル内
に防錆ワックスを塗布すると共に、各塗布ロボット
（71）（72）（73）（74）により各塗布ノズル（27）の
パターンをストレート塗布とラウンド塗布とに切換えな
がら上記した各所定の塗布部位に防錆ワックスを塗布す
る。
に防錆ワックスを塗布すると共に、各塗布ロボット
（71）（72）（73）（74）により各塗布ノズル（27）の
パターンをストレート塗布とラウンド塗布とに切換えな
がら上記した各所定の塗布部位に防錆ワックスを塗布す
る。
塗布後、ドア開放手段（61）（62）より各ドアWc,Wdを
閉じると共に、蓋体位置決め手段（51）（52）によるボ
ンネットWaとトランクリッドWbの拘束を解き、次いで車
体位置決め手段（３）のメインリフタ（12）を下降さ
せ、車体Ｗを台車（１）に載置して塗布ステーション
（１）から払出す。
閉じると共に、蓋体位置決め手段（51）（52）によるボ
ンネットWaとトランクリッドWbの拘束を解き、次いで車
体位置決め手段（３）のメインリフタ（12）を下降さ
せ、車体Ｗを台車（１）に載置して塗布ステーション
（１）から払出す。
（発明の効果） 以上の如く本発明によるときは、車体を台車に載置して
搬送するため、従来の如くハンガーで搬送するものと異
なり上塗り塗膜に傷が付かず、且つドアを閉じて搬送す
ることが可能となって、ラインサイドスペースの縮小に
よるスペース効率の向上が図れる。
搬送するため、従来の如くハンガーで搬送するものと異
なり上塗り塗膜に傷が付かず、且つドアを閉じて搬送す
ることが可能となって、ラインサイドスペースの縮小に
よるスペース効率の向上が図れる。
又、塗布ロボットにより防錆ワックスを塗布するため、
機種に応じたティーチングテータに従ってロボットを動
作するだけで機種変更に対処でき、而も塗布ロボットに
取付ける塗布ノズルの塗布パターンをストレート塗布と
ラウンド塗布とに切換自在とするため、塗布部位に応じ
て塗布パターンを切換えて、能率良く確実に防錆ワック
スを塗布することができ、生産性が向上する。
機種に応じたティーチングテータに従ってロボットを動
作するだけで機種変更に対処でき、而も塗布ロボットに
取付ける塗布ノズルの塗布パターンをストレート塗布と
ラウンド塗布とに切換自在とするため、塗布部位に応じ
て塗布パターンを切換えて、能率良く確実に防錆ワック
スを塗布することができ、生産性が向上する。
更に、車体位置決め手段により車体を台車から持上げて
位置決めするため、台車の停止位置がすれたり台車上で
車体が位置ずれしても車体を正確に位置決めでき、車体
各部に防錆ワックスを正確に塗布できる。
位置決めするため、台車の停止位置がすれたり台車上で
車体が位置ずれしても車体を正確に位置決めでき、車体
各部に防錆ワックスを正確に塗布できる。
又、車体を持上げて位置決めするため、車体最下部のサ
イドシル内に防錆ワックスを塗布するサイドシル塗布手
段を塗布ステーションの両側部にピット等を掘らずに無
理なく配置でき、その結果、単一の塗布ステーションで
サイドシルへの防錆ワックスの塗布作業も行い得られる
ようになり、ラインを短縮化できる。
イドシル内に防錆ワックスを塗布するサイドシル塗布手
段を塗布ステーションの両側部にピット等を掘らずに無
理なく配置でき、その結果、単一の塗布ステーションで
サイドシルへの防錆ワックスの塗布作業も行い得られる
ようになり、ラインを短縮化できる。
第１図は本発明装置の１例の側面図、第２図は第１図の
右方から見た塗布ステーションの正面図、第３図はその
平面図、第４図は車体位置決め手段を示す塗布ステーシ
ョンの下部の拡大正面図、第５図は第４のＶ−Ｖ線から
見た側面図、第６図は蓋体位置決め手段を示す第１図の
矢示×方向から見た一部を截断した拡大正面図、第７図
は第１図の矢示Ｙ方向から見た拡大平面図、第８図は第
６図のVIII−VIII截断側面図、第９図は第６図のIX−IX
線から見た側面図、第10図はドア開放手段の拡大側面
図、第11図はその平面図、第12図は第10図の右方から見
た正面図、第13図は塗布ノズルの拡大截断面図、第14図
（ａ）（ｂ）は塗布パターンの切換状態を示すノズル先
端の拡大截断面図である。 Ｗ……車体 Wa……ボンネット Wb……トランクリッド Wc……フロントドア Wd……リヤドア （１）……塗布ステーション （２）……台車 （３）……車体位置決め手段 （４）……機枠 （51）（52）……蓋体位置決め手段 （61）（62）……ドア開放手段 （71）（72）（73）（74）……塗布ロボット （27）……塗布ノズル
右方から見た塗布ステーションの正面図、第３図はその
平面図、第４図は車体位置決め手段を示す塗布ステーシ
ョンの下部の拡大正面図、第５図は第４のＶ−Ｖ線から
見た側面図、第６図は蓋体位置決め手段を示す第１図の
矢示×方向から見た一部を截断した拡大正面図、第７図
は第１図の矢示Ｙ方向から見た拡大平面図、第８図は第
６図のVIII−VIII截断側面図、第９図は第６図のIX−IX
線から見た側面図、第10図はドア開放手段の拡大側面
図、第11図はその平面図、第12図は第10図の右方から見
た正面図、第13図は塗布ノズルの拡大截断面図、第14図
（ａ）（ｂ）は塗布パターンの切換状態を示すノズル先
端の拡大截断面図である。 Ｗ……車体 Wa……ボンネット Wb……トランクリッド Wc……フロントドア Wd……リヤドア （１）……塗布ステーション （２）……台車 （３）……車体位置決め手段 （４）……機枠 （51）（52）……蓋体位置決め手段 （61）（62）……ドア開放手段 （71）（72）（73）（74）……塗布ロボット （27）……塗布ノズル
Claims (1)
- 【請求項１】上塗り塗装された自動車車体を台車に載置
して搬入する塗布ステーションの下部に、車体を該台車
から持上げて位置決めする車体位置決め手段と、該塗布
ステーションの上方の機枠に開状態に存するボンネット
やトランクリッド等の蓋体を所定の開位置に位置決めす
る蓋体位置決め手段と、開状態のドアを開いて所定の開
位置に保持するドア開放手段とを設けると共に、該塗布
ステーションの両側に、塗布パターンをストレート塗布
とラウンド塗布とに切換自在な塗布ノズルを取付けた塗
布ロボットと、車体のホイールハウスに向けて横方向に
進退自在な支持枠に車体のサイドシルに挿入可能な前後
方向に長手のノズルバーを前後動自在に支持して成るサ
イドシル塗布手段とを配置したことを特徴とする自動車
用の防錆ワックス塗布装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62095353A JPH0779977B2 (ja) | 1987-04-20 | 1987-04-20 | 自動車用の防錆ワツクス塗布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62095353A JPH0779977B2 (ja) | 1987-04-20 | 1987-04-20 | 自動車用の防錆ワツクス塗布装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63264159A JPS63264159A (ja) | 1988-11-01 |
| JPH0779977B2 true JPH0779977B2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=14135296
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62095353A Expired - Lifetime JPH0779977B2 (ja) | 1987-04-20 | 1987-04-20 | 自動車用の防錆ワツクス塗布装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0779977B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011005377A (ja) * | 2009-06-24 | 2011-01-13 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 車体位置決めシステム及び塗布ステーション |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102007062403A1 (de) * | 2007-12-20 | 2009-06-25 | Abb Ag | Anordnung von Lackierrobotern |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6025565A (ja) * | 1983-07-21 | 1985-02-08 | Toyota Motor Corp | 自動吹き付け塗装方法及びその塗装装置 |
| JPS6279866A (ja) * | 1985-10-02 | 1987-04-13 | Toyota Motor Corp | 被処理体蓋部開放装置 |
-
1987
- 1987-04-20 JP JP62095353A patent/JPH0779977B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011005377A (ja) * | 2009-06-24 | 2011-01-13 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 車体位置決めシステム及び塗布ステーション |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63264159A (ja) | 1988-11-01 |
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