JPH0778381A - テープ走行装置 - Google Patents

テープ走行装置

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JPH0778381A
JPH0778381A JP5249814A JP24981493A JPH0778381A JP H0778381 A JPH0778381 A JP H0778381A JP 5249814 A JP5249814 A JP 5249814A JP 24981493 A JP24981493 A JP 24981493A JP H0778381 A JPH0778381 A JP H0778381A
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tape
winding
winding diameter
cassette
reel
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JP5249814A
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Inventor
Yasuo Nagai
康雄 永井
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少ないVTR台数でカートマシンを構成でき
るようにすること。 【構成】 供給側のリール回転量検出器14と、巻取側
のリール回転量検出器15と、テープ走行量検出器16
との検出結果を基に、供給側と巻取側のテープ巻径を巻
径計算器17で計算し、その計算結果でリールサーボブ
ロック21が供給側と巻取側のリールモータの回転を制
御するテープ走行装置において、前回使用したカセット
の棚に戻した時点での巻径計算器17の計算結果を巻径
送信器26で外部コントローラ18に送信し、そのカセ
ットを次に使用する際、巻径計算器17で供給側と巻取
側のテープ巻径が計算されるまでの間、外部コントロー
ラ18から指令受信器19を介して入力される前回使用
時の供給側と巻取側のテープ巻径に基づいて、リールサ
ーボブロック21がローディング動作中の供給側と巻取
側のリールモータの回転を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばカートマシンに
用いて好適なVTRなどのテープ走行装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】カートマシンとは、何台か並べられたV
TRと、棚にまとめて保管されたカセットと、VTRと
棚との間でカセットの授受を行うロボットと、このロボ
ットおよびVTRに指令出力するコンピュータとから構
成されたシステムであり、主に、放送局での番組放送に
用いられ、以下のような動作を行う。
【0003】ロボットは、コンピュータの指示に従って
指定された棚からカセットを取り出し、指定されたVT
Rへカセットを入れる。また、指定されたVTRからカ
セットを取り出し、指定された棚へカセットを入れる。
コンピュータは、リモコンでそれぞれのVTRに動作を
指示し、目的の動作をさせる。例えばCM送出の場合に
は、 STEP1.指定された棚からカセットを取り出し指定
されたVTRへカセットを入れる。 STEP2.VTRがローディング動作をする。 STEP3.VTRがテープを目的の位置まで動かす。 STEP4.予定の時間まで待つ。 STEP5.テープをプレイする(CM送出)。 STEP6.テープをストップし、カセットをエジェク
トさせる。 STEP7.VTRからカセットを取り出し指定された
棚へカセットを入れる。という一連の動作をさせる。
【0004】このうち、あるVTRでSTEP5のCM
送出を行っている時間内に、次のCM送出に使用される
他のVTRでSTEP2,3の動作を完了できるなら
ば、切れ目なくCM送出するためにはVTRが2台あれ
ばよい。そうでない場合は3台以上必要になる。つま
り、切れ目なくCM送出するためには、CM送出してい
る時間以外の動作に掛かる時間が長いほど多くのVTR
を必要とする。
【0005】業務用VTRでは、カセットが挿入されロ
ーディングされた後、最初に早送り(以下FFとする)
などテープを動かす指令が来た時、VTRはまず両方の
リールに巻かれたテープの巻径を計測するものが多い。
これは精密なテープテンションサーボをする場合に、 (巻径)×(テンション) ・・・(1) により計算されるテンション分のトルクと、 (イナーシャ)×(加減速度) ・・・(2) により計算される加減速分のトルクをリールモータに印
加することが必要とされるためである。
【0006】イナーシャは、使用するテープの規格から
テープ密度σとテープ幅Wが一定であり、カセットサイ
ズによりリールハブ径とリールハブのイナーシャが決ま
っており、リールモータやリール台のイナーシャもVT
Rの機種により一定であるので、巻径が求まれば(3)
式により計算で求まる。 (イナーシャ)=π・W・σ/(2・g)×〔(巻径)
4 −(リールハブ径)4 〕+(リールハブのイナーシ
ャ)+(リールモータのイナーシャ)+(リール台のイ
ナーシャ)・・・(3)
【0007】ローディング中にもある程度の精度であれ
ば巻径計測ができるが、通常の性能を出すために必要な
高精度の巻径計測は困難である。巻径は円周の計算式
L=2πrから ΔL=2πr×(θ/360) ・・・(4) 角度θをSリールモータ・TリールモータそれぞれのF
Gから計測し、ΔLをテープ進み量に比例するタイマー
ローラやキャプスタンFGから計測される。タイマーロ
ーラはテープ走行系の小型化のために用いられないこと
が多くなり、キャプスタンFGで行われることが一般的
である。
【0008】つまり、Sリールの巻径は単位時間当たり
のSリールモータのFGとキャプスタンFGを計測する
ことによって求まり、Tリールの巻径は単位時間当たり
のTリールモータのFGとキャプスタンFGを計測する
ことによって求められる。
【0009】図5に従来の巻径計測のブロック図を示
す。Sリールモータ1から回転量に比例したFGが出力
され、回転量検出器4で計測される。この回転量検出器
4はカウンタなどで構成される。同様にTリールモータ
2から回転量に比例したFGが出力され、回転量検出器
5で計測され、キャプスタンモータ3から回転量に比例
したFGが出力され、回転量検出器6で計測される。巻
径計算器7では単位時間ごとに回転量検出器4,5,6
で計測されたそれぞれの回転量を入力し、(4)式によ
る計算でSリールの巻径とTリールの巻径をそれぞれ求
める。その結果をリールサーボブロック8に供給する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような巻径計測の
ために、カセットが挿入されローディングされた後にテ
ープを動かす指令が来た時、すぐに指令の速度にできず
巻径計測のための時間が必要であった。この様子を図6
に示す。41は外部からの指令速度を受信する指令速度
受信器、42は1倍速指令発生器である。サーボブロッ
ク45へ送る指令速度は巻径計測ブロック43で検査す
る巻径計測が終了している時は外部からの指令速度に、
巻径計測が終了していない時は巻径が不確かでもテープ
ダメージになり難い低速の指令速度、例えば1倍速指令
になるように切替器44で切り替える。
【0011】つまり、前記カートマシンの動作のSTE
P3は巻径計測のための時間と通常の加減速での走行に
よりテープを目的の位置まで動かす時間が必要であっ
た。ここで、ローディング中のテープコントロールは、
巻径が分からない状態から開始するのでどのような巻径
でもテープたるみが起きないようなトルクをリールモー
タに与え、しかもローディング速度を遅くしている。も
し、ローディング開始前にテープの巻径が分かっていれ
ば(1),(2)式による計算により、適切なトルクを
リールモータに供給できるのでローディング中の過大過
少テンションによるテープ損傷の防止、さらにローディ
ング時間の短縮も期待できる。
【0012】本発明は、テープのローディング動作時間
やテープを目的の位置まで動かす時間を短縮することに
よって、より少ないVTR台数でカートマシンを構成で
きるようにするためのテープ走行装置を提供することを
目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに請求項1記載の発明は、カセットが着脱可能に装填
される装填部と、前記装填部に装填された前記カセット
の供給側リールから巻取側リールにテープを走行させる
走行手段と、前記供給側リールの回転量を検出する供給
側リール回転量検出器と、前記巻取側リールの回転量を
検出する巻取側リール回転量検出器と、前記テープの走
行量を検出するテープ走行量検出器と、前記供給側リー
ル回転量検出器、巻取側リール回転量検出器、及びテー
プ走行量検出器の検出結果に基づき、前記供給側リール
及び巻取側リールにそれぞれ巻回された前記テープの巻
径を計算する巻径計算器と、前記テープに所定の張力を
与える張力付与部と、前記張力付与部を前記供給側リー
ル及び巻取側リールのテープ巻径に応じて動作制御する
制御手段とを有するテープ走行装置において、記憶手段
と、前記カセットの前記装填部からの取り出し時に、前
記供給側リール及び巻取側リールのテープ巻径情報を前
記カセットの識別情報と共に前記記憶手段に記憶させる
書込手段と、前記カセットの前記装填部への装填時に、
該カセットに対応する識別情報と共に記憶された前記テ
ープ巻径情報を前記記憶手段から読み出す読出手段とを
設け、前記制御手段は、前記カセットの前記装填部への
装填後から、装填された該カセットの前記供給側リール
及び巻取側リールのテープ巻径が前記巻径計算器により
計算されるまでの期間、前記読出手段により前記記憶手
段から読み出された前記テープ巻径情報を基に前記張力
付与部を動作制御することを特徴とする。
【0014】また請求項2記載の発明は、前記テープ巻
径情報は、前記カセットの前記装填部からの取り出し時
における前記巻径計算器の計算結果であるものとした。
【0015】また請求項3記載の発明は、前記テープ巻
径情報は、前記テープの総走行時間と、前記カセットの
前記装填部からの取り出し時における前記テープの既走
行時間と、前記取り出し時における前記テープの残り走
行時間とのうち少なくとも2つの時間に対応した情報で
あり、前記テープ走行装置には、前記少なくとも2つの
時間に対応した情報を基に前記カセットの前記装填部へ
の装填時における前記供給側リール及び巻取側リールの
テープ巻径を計算する第2巻径計算器がさらに設けら
れ、前記制御手段は、前記期間中に前記第2巻径計算器
の計算結果を基に前記張力付与部を動作制御するものと
した。
【0016】
【作用】請求項1記載の発明では、カセットの装填部へ
の装填後から、装填されたカセットの供給側リール及び
巻取側リールのテープ巻径が巻径計算器により計算され
るまでの期間、そのカセットが前回装填部に装填され該
装填部から取り出された際の供給側リール及び巻取側リ
ールのテープ巻径情報に応じて、テープに所定の張力を
与える張力付与部が制御手段により動作制御されるの
で、カセットの装填後直ちに、張力付与部により適切な
張力をテープに与えられつつテープが走行され始める。
【0017】尚、記憶手段に記憶させるテープ巻径情報
としては、カセットの装填部からの取り出し時における
巻径計算器の計算結果や、テープの総走行時間と、カセ
ットの装填部からの取り出し時におけるテープの既走行
時間と、取り出し時におけるテープの残り走行時間との
うち少なくとも2つの時間に対応した情報を用いること
ができる。そして、テープの総走行時間、既走行時間、
及び残り走行時間のうち少なくとも2つの時間に対応し
た情報をテープ巻径情報とする場合には、これを基にカ
セットの装填部への装填時における供給側リール及び巻
取側リールのテープ巻径を計算する第2巻径計算器をさ
らに設け、その計算結果を基に制御手段が張力付与部を
動作制御するように構成することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1に本発明の第1実施例によるテープ走行装置
のブロック図を示す。符号11から17は従来の巻径計
測のためのもので、図5の符号1から7と同じである。
つまり、11はSリールモータ、12はTリールモー
タ、13はキャプスタンモータ、符号14から16は、
符号11から13までのモータそれぞれのFGを計測す
る回転量検出器、17は巻径計算器である。また、18
は外部コントローラ、19は指令受信器、20は切替
器、21はリールサーボブロック(制御手段に相当)、
22はカセットがVTRに入っているかどうかを検査す
るカセット有無センサ、23は巻径計測検査器、26は
カセットの巻径信号を外部コントローラ18に送信する
巻径送信器である。
【0019】カセットを不図示のカセット装填部に装填
すると、外部コントローラ18から、そのカセットのテ
ープ巻径情報が入力される。このテープ巻径情報とは、
そのカセットが前回VTRに装填されその後VTRから
取り出された時点で巻径計算器17により計算されてい
たテープ巻径に関する情報か、或は、その時点での巻径
計算器17による計算結果である。外部コントローラ1
8からの巻径情報は指令受信器19で受信され、切替器
20に送られる。巻径計測検査器23は、カセット有無
センサ22からの信号がVTRにカセットが入っていな
い状態を示した時から、カセットがVTRに装填され、
巻径計算器17により最初に巻径が計算されるまでは、
指令受信器19からの巻径を計算してリールサーボブロ
ック21に送るように、また、最初に巻径が計算された
時からカセットがVTRに入っていない状態を示した時
は、巻径計算器17からの従来方法により計算により求
められた巻径を選択して、リールサーボブロック21に
送るように、切替器20を切り替える。このような動作
により、テープ走行中に外部コントローラ18から誤っ
て巻径が入力されても、リールサーボブロック21に影
響を与えない。
【0020】以上のようにして、カセットが巻径計算器
17により最初に巻径計算される前に、該カセットの巻
径がリールサーボブロック21に供給される。その結
果、該カセットがローディング後、テープ走行指令がV
TRに送られた時、従来必要であった巻径計測をする前
でも既に正確な巻径が分かっているので、直ちに指令速
度へ通常の加減速により走行を開始する。カートマシン
の場合、カートマシンの指令部が外部コントローラ18
に相当する。また、カセットの巻径情報がローディング
前に与えられれば、正確な巻径による適切なローディン
グコントロールができるので、従来よりもテープ損傷の
危険が少ない上に速いローディングが実現できる。
【0021】カートマシンがカセットの巻径を知るため
に、現在の巻径を外部コントローラ18へ出力できるよ
うにする。リールサーボブロック21へ送られる切替器
20の出力の巻径を巻径送信器26に入力し、巻径送信
器26から外部コントローラ18へ送出する。カートマ
シンはVTRヘエジェクト指令を出す時にVTRの巻径
送信器26から巻径情報を読み出し、該カセットの番
号、タイトルとともにその属性の1つとして現在の巻径
情報を記憶装置に格納しておけばよい。
【0022】第1実施例のテープ走行装置では、VTR
がカートマシンに使われない時などは、外部コントロー
ラ18から巻径情報が来ないので、その指令を受け付け
る必要はない。その場合は、逆に外部コントローラ18
からの巻径情報をリールサーボブロック21へ供給でき
ないようにして置かないと、誤った巻径情報により誤動
作する危険がある。そこで、この点を考慮した本発明の
第2実施例について以下に説明する。
【0023】図2に本発明の第2実施例によるテープ走
行装置のブロック図を示す。符号11から23および2
6は実施例1と同じである。24はコントロールパネ
ル、25は第2の切替器である。コントロールパネル2
4で外部コントローラ18からの巻径情報を禁止するか
しないか選択できるようにする。その信号は第2の切替
器25へ送られる。第2の切替器25はコントロールパ
ネル24から外部コントローラ18からの巻径情報を禁
止する信号が来たら、巻径計算器17の出力をリールサ
ーボブロック21に送り、外部コントローラ18からの
巻径情報を禁止しない信号が来たら、切替器20の出力
を選択してリールサーボブロック21に送る。このよう
な外部コントローラ18からの巻径情報を禁止するかし
ないかのオン/オフ指令はコントロールパネル24から
でなくても別のスイッチからでもよいし、記憶装置に格
納しておいてもよい。
【0024】上記実施例で外部から与える巻径量情報は
巻径そのものである必要はなく、計算をすることによっ
て巻径を求められる情報でもよい。例えば、テープの残
り時間が与えられれば、供給側の巻径Rsは次のように
求められる。供給側のテープを上から見た表面積(図3
の斜線の部分の面積)をSaとすると、 Sa=(テープの残り時間)×(1倍速テープ速度)×
テープ厚・・・(5) カセットのハブ径をRhとすると、 π・Rs2 =Sa+π・Rh2 ・・・(6)
【0025】(5)式で1倍速テープ速度とテープ厚は
テープフォーマットから決まっており、(6)式でRh
はカセットのサイズにより一定であるので、(5),
(6)式からテープの残り時間が与えられれば供給側の
巻径Rsが計算できる。1倍速テープ速度やテープ厚が
多種類ある場合でもそれらの情報がVTRで認識される
ようになっているならばやはり(5),(6)式から求
められる。
【0026】巻取り側の巻径Rtは、カセットサイズ、
テープ総量が一定のカセットしか入力されないならば供
給側の巻径Rsが分かれば、次の(7)式から計算でき
る。テープ総量をテープを上から見た表面積Sbで表す
と、 Sb=π・Rs2 −π・Rh2 +π・Rt2 −π・Rh2 ・・・(7) テープ総量が大幅に異なるカセットも入力されるならば
テープの経過時間が与えられれば供給側と同様に、
(5),(6)式から計算で求められる。このようにテ
ープの残り時間とテープの経過時間を巻径そのものの代
わりに外部から与えればよい。
【0027】また、供給側と巻取り側の巻径比と平均巻
径Raからでも巻径が求められる。供給側か巻取り側の
どちらかのリールにテープを全部巻き付けた時の巻径を
Rmaxとし、平均巻径Raを、 Ra=(Rmax+Rh)/2 ・・・(8) と定義する。供給側対巻取り側の巻径比がW:Yであれ
ば、 Rs=Ra・W/(W+Y),Rt=Ra・Y/(W+
Y) の計算で求められるので、供給側と巻取り側の巻径比
と、平均巻径Raを外部から与えればよい。
【0028】一方、テープ総量Sbは、 Sb=π・Rmax2 −π・Rh2 ・・・(9) で表わされ、これに、(8)式を変形した式 Rmax=2Ra−Rh を代入すると、 Sb=π(2Ra−Rh)2 −π・Rh2 ・・・(10) となり、(10)式の計算により、平均巻径Raはテー
プ総量Sbとカセットサイズから求められるので、供給
側と巻取り側の巻径比とテープ総量Sbとカセットサイ
ズを外部から送ってもよい。
【0029】以上をまとめると、図1の指令受信器19
の部分は、図4で示すように、指令受信器31で受信さ
れた外部コントローラ18からの情報と、カセットサイ
ズやテープ厚や1倍速テープ速度等を認識するカセット
テープ情報センサ33で検知された情報を基に、巻径計
算器32(従ってこの場合、図1における巻径計算器1
7は第2の巻径計算器ということになる)で巻径を計算
し、切替器20へ送る構成に置き換えたものになる。
【0030】この装置を備えたVTRをカートマシンに
使った場合、カセット挿入後直ちに目的のテープ位置へ
CUE UPさせる時に従来必要であった巻径計測の時
間が不要である分短縮されるし、ローディング時間も短
縮できる。そのため、より少ないVTR台数でカートマ
シンを構成できる。尚、本実施例では、外部コントロー
ラ18が記憶手段、書込手段、読出手段を構成してい
る。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、カセットの装填部への
装填後から、装填されたカセットの供給側リール及び巻
取側リールのテープ巻径が巻径計算器により計算される
までの期間、そのカセットが前回装填部に装填され該装
填部から取り出された際の供給側リール及び巻取側リー
ルのテープ巻径情報に応じて、テープに所定の張力を与
える張力付与部を制御手段が動作制御するため、カセッ
トの装填後、巻径計算器による供給側リール及び巻取側
リールのテープ巻径の計算が完了するのを待つことなく
直ちに、適切な張力を張力付与部によりテープに与えつ
つテープを走行させ始めることができる。従って、カー
トマシンのVTRに採用した場合、テープのローディン
グ動作時間やテープを目的の位置まで動かす時間を短縮
することができ、より少ないVTR台数でカートマシン
を構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るテープ走行装置の
ブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係るテープ走行装置の
ブロック図である。
【図3】カセットリール部の上面図である。
【図4】本発明の第3の実施例に係るテープ走行装置の
要部ブロック図である。
【図5】従来のテープ走行装置の要部ブロック図であ
る。
【図6】従来のテープ走行装置におけるテープ走行速度
の切り替え指令部分のブロック図である。
【符号の説明】
14 回転量検出器(供給側リール回転量検出器) 15 回転量検出器(巻取側リール回転量検出器) 16 回転量検出器(テープ走行量検出器) 17 巻径計算器(第1の巻径計算器、第2の巻径計算
器) 21 リールサーボブロック(制御手段) 32 巻径計算器(第1の巻径計算器)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセットが着脱可能に装填される装填部
    と、 前記装填部に装填された前記カセットの供給側リールか
    ら巻取側リールにテープを走行させる走行手段と、 前記供給側リールの回転量を検出する供給側リール回転
    量検出器と、 前記巻取側リールの回転量を検出する巻取側リール回転
    量検出器と、 前記テープの走行量を検出するテープ走行量検出器と、 前記供給側リール回転量検出器、巻取側リール回転量検
    出器、及びテープ走行量検出器の検出結果に基づき、前
    記供給側リール及び巻取側リールにそれぞれ巻回された
    前記テープの巻径を計算する巻径計算器と、 前記テープに所定の張力を与える張力付与部と、 前記張力付与部を前記供給側リール及び巻取側リールの
    テープ巻径に応じて動作制御する制御手段と、 を有するテープ走行装置において、 記憶手段と、 前記カセットの前記装填部からの取り出し時に、前記供
    給側リール及び巻取側リールのテープ巻径情報を前記カ
    セットの識別情報と共に前記記憶手段に記憶させる書込
    手段と、 前記カセットの前記装填部への装填時に、該カセットに
    対応する識別情報と共に記憶された前記テープ巻径情報
    を前記記憶手段から読み出す読出手段とを設け、 前記制御手段は、前記カセットの前記装填部への装填後
    から、装填された該カセットの前記供給側リール及び巻
    取側リールのテープ巻径が前記巻径計算器により計算さ
    れるまでの期間、前記読出手段により前記記憶手段から
    読み出された前記テープ巻径情報を基に前記張力付与部
    を動作制御する、 ことを特徴とするテープ走行装置。
  2. 【請求項2】 前記テープ巻径情報は、前記カセットの
    前記装填部からの取り出し時における前記巻径計算器の
    計算結果である請求項1記載のテープ走行装置。
  3. 【請求項3】 前記テープ巻径情報は、前記テープの総
    走行時間と、前記カセットの前記装填部からの取り出し
    時における前記テープの既走行時間と、前記取り出し時
    における前記テープの残り走行時間とのうち少なくとも
    2つの時間に対応した情報であり、前記テープ走行装置
    には、前記少なくとも2つの時間に対応した情報を基に
    前記カセットの前記装填部への装填時における前記供給
    側リール及び巻取側リールのテープ巻径を計算する第2
    巻径計算器がさらに設けられ、前記制御手段は、前記期
    間中に前記第2巻径計算器の計算結果を基に前記張力付
    与部を動作制御する請求項1記載のテープ走行装置。
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