JPH0776904A - 縦葺き屋根板及び縦葺き屋根の施工方法 - Google Patents

縦葺き屋根板及び縦葺き屋根の施工方法

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JPH0776904A
JPH0776904A JP24355793A JP24355793A JPH0776904A JP H0776904 A JPH0776904 A JP H0776904A JP 24355793 A JP24355793 A JP 24355793A JP 24355793 A JP24355793 A JP 24355793A JP H0776904 A JPH0776904 A JP H0776904A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 施工及び成形が容易な縦葺き屋根板を提供す
る。 【構成】 長手方向に沿って平面部2から突出する凸部
3を形成した縦葺き屋根板1にあって、前記縦葺き屋根
板1の凸部3は、上面部4と該上面部4の両端から内側
下方へ折り下げた斜辺部5,5とからなり、流れ方向に
沿って平面部2からの上面部4の高さが変わるように凸
部3を下方へ圧縮した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、施工及び成形が容易な
縦葺き屋根板及び縦葺き屋根の施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より円錐、ドーム等の変形屋根を縦
葺き屋根板を用いて施工するには、左右方向の接続部に
角度を付けた継ぎ手部材を用いて多角形状に施工した
り、屋根板の幅を徐々に変えて(テーパー状に)成形し
た屋根板を施工する方法が採られていたが、前者は施工
に手間がかかり、後者は屋根板の成形に手間がかかると
いう問題点があった。
【0003】また、特開平3−257242号公報には
ドーム状の屋根を縦葺きする建築用板が提案されている
が、この建築用板は、主板の長手方向に沿う突条(波)
のうち、適宜位置の突条の高さを高くして主板の幅を適
宜狭くするように形成したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の建築用板は、屋根板の水上側と水下側とでは突条の
幅が異なり、さらに突条は水上側では高く水下側では低
くなって流れ方向に重合しにくいため、屋根の流れ方向
を一枚の長尺な屋根板で施工しなければならかった。ま
た、屋根板が長尺であるため、成形性及び施工性(取り
扱い性)が極めて悪いという問題点もあった。
【0005】そこで本発明は、屋根板の成形が容易であ
ると共に、施工も容易に行える屋根板を提供し、さら
に、縦葺き屋根板を流れ方向に容易に接続し得る屋根板
および施工方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたものであり、長手方向に沿って平面部から突出す
る凸部を形成した縦葺き屋根板にあって、前記縦葺き屋
根板の凸部は、上面部と該上面部の両端から内側下方へ
折り下げた斜辺部とからなり、流れ方向に沿って平面部
からの上面部の高さが変わるように凸部を下方へ圧縮し
たことを特徴とする縦葺き屋根板に関するものである。
【0007】また、本発明は、上記縦葺き屋根板を用い
て凸部を下方へ圧縮することにより縦葺き屋根板の全横
幅を調整しながら施工することを特徴とする縦葺き屋根
の施工方法をも提案するものである。
【0008】
【実施例】以下に本発明を図面の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0009】本発明の縦葺き屋根板1は概略すると、図
1に示すように長手方向に沿って平面部2から凸部3を
突出させてなるものである。
【0010】上記凸部3は、略一定幅の上面部4と、該
上面部4の左右の両端から内側下方へ折り下げた斜辺部
5,5とからなる。即ち、この斜辺部5,5の下端から
略水平状に平面部2,2が延在している。また、図示実
施例では平面部2,2の外方側縁を上方へ略垂直状に立
ち上げた側面部6,6が形成され、さらにその上端を外
方へ略水平状に折り曲げた取付部7,7が形成されてい
る。
【0011】尚、上記凸部3の上面部4は、横幅が斜辺
部5,5の幅の合計より大きくなるように形成し、側面
部6,6は、前記斜辺部5,5とほぼ同一の幅となるよ
うに形成した。
【0012】上記構成は、取扱性を考慮して適宜長さに
裁断した金属板をロール成形加工などにより容易に加工
することができる。
【0013】そして、図2〜5に示すように前記凸部3
を流れ方向に沿って平面部2,2からの上面部4の高さ
が変わるように下方へ圧縮する。図示実施例では棟側の
凸部3を強く圧縮し、軒側に向かって次第に弱く凸部3
を圧縮している。この圧縮により、棟側の凸部3の斜辺
部5,5はより深く内側へ折り曲げられ、それに伴って
平面部2,2が内方へずれ動くので棟側の全横幅が小さ
くなる。その他の部分でも同様の動きにより全横幅が小
さくなる。このように、凸部3の圧縮を適宜に調整して
全横幅を任意に設定することができる。尚、この圧縮加
工は、現場の施工中において微調整を行いながら実施す
るものでも良い。
【0014】このように本発明の縦葺き屋根板1は、折
り曲げ成形(一次加工)の後に圧縮加工(二次加工)を
行うだけで作製することができる。そして、何れの加工
も極めて容易に行うことができるので、極めて成形性に
優れている。
【0015】そして、上記縦葺き屋根板1を公知の手段
により取付け、図示しない縦葺き屋根板を取付部7に支
持させて固定することにより、縦葺き屋根を施工するこ
とができるのである。そして、その際、全横幅の微調整
を行いながら施工することができるので、極めて施工性
にも優れている。
【0016】また、特に図示実施例では、凸部3の上面
部4の横幅が斜辺部5,5の幅の合計より大きくなるよ
うに形成したので、凸部3を圧縮した際にも斜辺部5,
5どうしが重合しないので均等な形状に仕上げることが
できる。
【0017】図6,7には、縦方向の重ね継ぎの一例を
示すものであり、この実施例における下段側の縦葺き屋
根板1aは、上面部4aの高さが平面部2aの位置に近
づくまで棟側の凸部3aが下方へ圧縮され、軒側から棟
側へ連続的に全横幅が小さくなるように調整されてい
る。この棟側へ重ね継ぐ上段側の縦葺き屋根板1bは、
平面部2b,2bの幅が下段側の縦葺き屋根板1aの平
面部2a,2aに比べて斜辺部5a,5aの幅だけ小さ
く、上面部4bは上面部4aと、斜辺部5b,5bは斜
辺部5a,5aと、側面部6b,6bは側面部6a,6
aとそれぞれほぼ同一の幅を有するものである。したが
って、下段側の縦葺き屋根板1aの棟側、上段側の縦葺
き屋根板1bの軒側では、上段側の縦葺き屋根板1bの
軒側の凸部3bが下段側の縦葺き屋根板1aの圧縮され
た棟側の凸部3aに跨がり、平面部2b,2bは平面部
2a,2aの一部に重合する。尚、各縦葺き屋根板1
a,1bの取付方法及び接合方法は特に限定するもので
はなく公知の手段により適宜に行えば良い。このような
重ね継ぎ構造では、雨水等は、上段側の縦葺き屋根板1
bの平面部2b,2b上から下段側の縦葺き屋根板1a
の平面部2a,2a上へ導かれ、順次軒側へ流下する。
【0018】図8〜10に示す実施例では、同一の縦葺
き屋根板1’を用いた横方向及び縦方向の重ね継ぎの一
例を示すものである。この縦葺き屋根板1’は、側面部
6及び取付部7がなく、中央及び左右の側縁に合計3つ
の凸部3’…を有する以外は前記縦葺き屋根板1と同一
であるから同一符号を付して説明を省略する。まず、下
段右側の縦葺き屋根板1’の左側の凸部3’と、下段左
側の縦葺き屋根板1’の右側の凸部3’とを重合させ
る。この状態で、その重合させた凸部3’,3’及び他
の各凸部3’をそれぞれ圧縮し、軒側から棟側へ連続的
に全横幅が小さくなるように調整する。凸部3’の圧縮
は、前記のように斜辺部5,5の内方への折り曲げを意
味するので、重合させた凸部3’,3’の圧縮により、
縦葺き屋根板1’,1’の横方向への離反を抑制する係
止構造が形成される。また、その棟側の凸部3’…は、
上面部4の高さが平面部2の位置に近づくまで(平坦状
になるまで)圧縮されているので、凸部3’の波幅を考
慮することなく重合することができ、施工が容易であ
る。また、その上段側に配する縦葺き屋根板1’はその
棟側の平面部2,2の下面が凸部3’…にぐらつき等を
生ずることなく安定に支持されるものとなる。
【0019】図11に示す縦葺き屋根板12 は、一方の
側面部62 の上端を内方へ略水平上に折り曲げた取付部
2 とし、他方の側面部62 の上端を外方へ略コ字状に
折り曲げた係合取付部72 ’とした以外は前記縦葺き屋
根板1と同一であるから同一符号を付して説明を省略す
る。この縦葺き屋根板12 では、一方の側面部62 の取
付部72 に他方の側面部62 の係合取付部72 ’を上方
から係合させて横方向への離反を抑制する重ね継ぎ構造
を形成するものである。
【0020】図12に示す縦葺き屋根板13 は、3つの
凸部33 を有し、一方の側面部63の上端はそのまま切
欠き(何も設けない)、他方の側面部63 の上端を外方
へ折り返した係合取付部73 とした以外は前記縦葺き屋
根板1と同一であるから同一符号を付して説明を省略す
る。この縦葺き屋根板13 では、一方の側面部63 に他
方の側面部63 の係合取付部73 を上方から係合させて
横方向への離反を抑制する重ね継ぎ構造を形成するもの
である。
【0021】また、図13及び図14に示す縦葺き屋根
板14 ,15 は、折曲部分(平面部24 ,25 と斜辺部
4 ,55 との境界や斜辺部54 ,55 と上面部44
5との境界等)に跨がらないようにエンボス加工
(部)84 ,85 を施したものである。この縦葺き屋根
板14 ,15 ではエンボス加工(部)84 ,85 が折曲
しにくいので、相対的に折曲部分の折曲加工が容易なも
のとなる。
【0022】以上本発明を図面の実施例に基づいて説明
したが、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限りどの
ようにでも実施することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明の縦葺き屋根
板は、簡易な折り曲げ成形の後に圧縮加工を行うだけで
作製することができ、全横幅の微調整を行いながら施工
することができる。したがって、成形性にも施工性にも
極めて優れたものとなる。
【0024】また、凸部の左右斜辺部の幅の合計より、
上面部の横幅の方が大きくしたものは、凸部を圧縮した
場合にも斜辺部どうしが重合しないので、均等な形状に
仕上げることができる。さらに、凸部が平坦状になるよ
うに圧縮したものは、縦方向に重ね継ぐ際にも凸部の波
幅等を考慮することなく重合することができ、施工が容
易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である縦葺き屋根板を示す斜
視図である。
【図2】図1の縦葺き屋根板の一部を欠截した平面図で
ある。
【図3】図2のA−A線における断面図である。
【図4】図2のB−B線における断面図である。
【図5】図1の縦葺き屋根板の正面図である。
【図6】他の一実施例を示す斜視図である。
【図7】図6のC−C線における断面図である。
【図8】他の一実施例を示す斜視図である。
【図9】図8のD−D線における断面図である。
【図10】図8の一部を欠截した側面図である。
【図11】他の一実施例を示す正面図である。
【図12】他の一実施例を示す正面図である。
【図13】他の一実施例を示す正面図である。
【図14】他の一実施例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 縦葺き屋根板 2 平面部 3 凸部 4 上面部 5 斜辺部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に沿って平面部から突出する凸
    部を形成した縦葺き屋根板にあって、 前記縦葺き屋根板の凸部は、上面部と該上面部の両端か
    ら内側下方へ折り下げた斜辺部とからなり、流れ方向に
    沿って平面部からの上面部の高さが変わるように凸部を
    下方へ圧縮したことを特徴とする縦葺き屋根板。
  2. 【請求項2】 凸部の左右斜辺部の幅の合計より、上面
    部の横幅の方が大きいことを特徴とする請求項1に記載
    の縦葺き屋根板。
  3. 【請求項3】 凸部の長手方向の一方の端部は、上面部
    の高さが平面部の位置に近づくまで下方へ圧縮したこと
    を特徴とする請求項1乃至2記載の縦葺き屋根板。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3に記載の縦葺き屋根板を
    用いて凸部を下方へ圧縮することにより縦葺き屋根板の
    全横幅を調整しながら施工することを特徴とする縦葺き
    屋根の施工方法。
JP5243557A 1993-09-06 1993-09-06 縦葺き屋根板及び縦葺き屋根の施工方法 Expired - Lifetime JP2516170B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2628554A1 (de) 2012-02-16 2013-08-21 Zambelli RIB-ROOF GmbH & Co. KG Verfahren zum Verändern der Breite einer Blechbahn

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2628554A1 (de) 2012-02-16 2013-08-21 Zambelli RIB-ROOF GmbH & Co. KG Verfahren zum Verändern der Breite einer Blechbahn
DE102012003155A1 (de) * 2012-02-16 2013-08-22 Zambelli Rib-Roof Gmbh & Co. Kg Verfahren zum Verändern der Breite einer Blechbahn
EP2628554B1 (de) * 2012-02-16 2015-04-08 Zambelli RIB-ROOF GmbH & Co. KG Verfahren zum Verändern der Breite einer Blechbahn
DE102012003155B4 (de) * 2012-02-16 2016-03-17 Zambelli Rib-Roof Gmbh & Co. Kg Verfahren zum Verändern der Breite einer Blechbahn

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