JPH0776609A - 単分散性ポリアクリレート(メタクリレート)粒子の製造方法 - Google Patents
単分散性ポリアクリレート(メタクリレート)粒子の製造方法Info
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Abstract
(メタクリレート)粒子の製造方法 【構成】 式I 【化1】 〔式中、Rは水素またはメチル、かつR1は炭素原子1
〜8個を有するアルキル基、場合により置換されている
アリール基または炭素原子6〜24個を有するアラルキ
ル基を表す〕のモノマー少なくとも60重量%を含むモ
ノマーMを、少なくとも70〜100重量%がシクロヘ
キサンから成るハロゲンを含まない溶剤L中で、モノマ
ーに対して0.1〜10重量%の割合でポリスチレン部
分BCPを有するブロックコポリマーの存在で、かつモ
ノマーに対して0.02〜2重量%の割合の開始剤とし
ての過炭酸エステルの存在で重合させる。 【効果】 得られた粒子は1〜20μmの粒径範囲を有
し、該粒子を含有する成形品は特別な光学効果を奏す
る。
Description
する単分散性形状安定性ポリアクリレート(メタクリレ
ート)粒子の製造方法に関する。
された均等な粒径を有する形状安定性のプラスチックス
粒子の形のプラスチックの需要の増加が認められる。こ
のような粒子は、例えばスペーサー(ディスプレー、フ
ィルム)、表面改良材として、診断法における担持材と
して使用されている。
り、ここでは特に前記の粒径範囲の粒子を用いて、与え
られたポリマーマトリックスで屈折率の相違を正確に調
節できる場合には、種々の光学的効果を実現することが
できる。
ような粒子への要求の概要は以前から知られていた。し
かし、このような粒子を製造するための実際的な方法が
なかった。指定された粒子の製造のための古典的な方
法、すなわち乳化重合は、この粒径範囲では役に立たな
い〔ウルマン工業化学百科事典(Ullmanns E
ncyclopedia of Industrial
Chemistry)第5版、A21巻、168、3
73〜387頁、VCH、1992;ベッカー・ブラウ
ン、プラスチックス・ハンドブック(Becker−B
raun, Kunststoff−Handbuc
h)第1巻、26〜28頁、Karl Hanser
、1990参照〕。
しか問題なく製造できない。これより大きい粒子を製造
しようとする努力は、粒子の再形成、すなわちマルチモ
ードの粒径分布をもたらす。文献の記載によると、モノ
マーを含む水性分散液を数回も膨潤化させて上記の大き
さの粒子の製造に成功している〔Ugelstad,
J., Mork, P.C., Kaggurud,
K.H., Ellingsen, T.およびBe
rge, A., Adv. ColloidInte
rface Sci. 13, 191(1980)参
照〕。
小重力を有する環境でのこのような粒子を製造する別の
方法(スペースシャトル内で宇宙条件下で実施)には、
工業的な応用は全く期待できない〔Vanderhof
f, J.W., El−Asser, M.S.,
Micale, F.J., Sudol, E.
D., Tseng, C.M., Silwanow
icz, A., Sheu, H.R.,およびKo
rnfeld, D.M., Polym. Mate
r., Sci. Eng. Prepr. 54,
587(1986)参照〕。したがって、このような粒
子を反応媒体としての水中で製造する簡単で工業的に適
用できる方法はこれまで存在しないことを確認せざるを
得ない。また、用知のように粒径を一次的に攪拌速度で
制御する古典的な懸濁重合は、通常5〜15μmの粒径
範囲には入らない。その上、このような粒子は単分散性
ではなく、より広い分布で得られる。
光の散乱の使用であって、この場合には粒子の屈折率が
重要である(特開平03−126766号公報;Che
m.Abst. 115,209446n参照)。しば
しば、例えば艶消しコーティングのために、このオーダ
ーの核−外殻−粒子が使用される(特開平03−588
40号公報;Chem. Abst. 115,116
478;ヨーロッパ特許出願公開第342283号明細
書参照)。
有機分配剤を使用して製造する場合には、直径2〜20
μmを有する単分散性PMMA粒子を得る可能性は著し
く有利になる。
は多い。溶剤としての炭化水素中のPMMAの沈殿重合
は、すでに30年前に提案されている(米国特許第21
35443号明細書、ドイツ特許第662157号明細
書)。それ以後、100件以上の工業所有権および多数
のその他の文献が、非水性分散液中でのアルキルアクリ
レート(メタクリレート)の重合を取り扱っている。
ッカーへの応用が記載されている。これは安定で著しく
微細な有機分散物である。さらに、乳化剤、開始剤およ
び溶剤の品質の粒径への影響を研究する文献がある。非
水性媒体中でのメチルメタクリレートの分散重合の非常
に情報量の多い要約は、Winnig, M.A.,M
akromol. Chem. Macromol.
Symp. 10/11 , 483−501(198
7)に記載されている。
もブロックコポリマーが使用される。慣用の重合条件の
概観は、Winnig, M.A. et al.,上
記文献、表1、485頁に記載されている。
子の大きさは、乳化剤の濃度(図1)、開始剤の濃度
(図5)ならびに固体含有量(図3)および溶剤の品質
(図4)により制御することができる。これらの図か
ら、大きい粒子(>3μm)を生じる制御は、なかでも
四塩化炭素/アルカン混合物を用いると可能であること
が認められる。反対に、ハロゲン化炭化水素を加えない
と、粒径の制御がほとんど不可能になる領域がある。こ
こでは凝集が起こる。
化炭化水素を使用することは、環境および毒性学的理由
から今日では適切でなくなっている。他方では、さら
に、良く制御できる方法で、有利には粒径範囲1〜20
μmの単分散性ポリアクリレート(メタクリレート)粒
子を提供するという冒頭に述べた課題が生じた。
を用いる本発明による方法により、有利に解決される。
分散性ポリアクリレート(メタクリレート)粒子の製造
方法において、式I
は炭素原子1〜8個を有するアルキル基、場合によりC
1〜C8のアルキルで置換されているアリール基、特にフ
ェニル基または炭素原子6〜24個を有するアラルキル
基、特にはベンジル基を表す〕のモノマーを少なくとも
60重量%を含むモノマーMを、少なくとも70〜10
0重量%がシクロヘキサンから成る溶剤L中で、モノマ
ーに対して0.1〜10重量%の割合でポリスチレン部
分BCPを有するブロックコポリマーの存在で、かつモ
ノマーに対して0.02〜2重量%の割合の開始剤とし
ての過炭酸エステルの存在で重合させることを特徴とす
る方法に関する。本発明により得られるポリアクリレー
ト(メタクリレート)粒子は、一般に全てが1〜20μ
mの粒径範囲に入る(ここで、粒径の尺度としては、平
面上の最大範囲の直径を用いる)。測定は光学顕微鏡に
より行う。
異なり、真に単一の粒径分布を有する。したがって、該
生成物は本発明については“単分散”と称される。この
用語は、該粒子が、粒子の少なくとも80重量%、有利
には90重量%までが表示の平均値から±20%の粒径
範囲内にあることを意味する。場合によれば、僅かな部
分(<5重量%)が、より微細な粒子から成ることもあ
るが、しかしこれらの粒子は応用技術的には全く重要で
ない。
を含まない。
コポリマーは、有利にはポリスチレンおよびエチレン−
コ−プロピレン−ブロック(=水添ポリイソプレン)、
またはポリスチレンおよびエチレン−コ−ブチレン−ブ
ロック(=水添ポリブタジエン)から成るグループから
選択される。
対するポリスチレンブロックの割合は、一般に20〜5
0重量%である。
=30000〜200000、有利には70000〜
130000ダルトンの範囲の分子量を有する(H.
F.Mark et al.,Encyclopedi
a of Polymer Science & En
gineering Vol.10、1−19、J.W
ileg、1987参照)。
ノマーMに対して少なくとも20〜100重量%の割合
のメチルメタクリレートを意味し、、場合によれば20
重量部までの量の他のモノマー、特にメタクリレート、
エチルアクリレート(メタクリレート)、ブチルアクリ
レート、イソブチルメタクリレート、2−エチルヘキシ
ルアクリレート(メタクリレート)と一緒であってもよ
い。
3を有するようなもの,すなちメタクリレートが有利で
ある。
炭素原子6〜14個を有するアリール−ならびにアラル
キルアクリレート(メタクリレート)、特にフェニル
−、トルイル−、ナフチル−、ベンジル−、フェネチル
アクリレート(メタクリレート)を、1〜80重量%の
割合で使用する。ビニル芳香族、例えばスチレンおよび
その同族体の割合は、Mに対して20重量%未満に制限
すると有利である、それというのもこれらのモノマーが
重合過程を著しく妨害するからである。
小さくする方向に制御できる。このような親水性モノマ
ーとしては、例えばC1 〜C12−アルキル基を有す
るアクリル(メタクリル)酸のメタクリル酸ヒドロキシ
−ならびに場合によりアルキル置換されているアミノア
ルキルエステルならびに相当するアミドが該当する。
ルメタクリレート、フェニルメタクリレート、ベンジル
メタクリレートは、モノマーMに対して0〜約70重量
%の量を使用でき、粒径を大きくする方向に制御する。
異なった反応性のラジカル重合性基2個を有するモノマ
ー、例えばアリルアクリレート(メタクリレート)を、
モノマーに対して0.1〜20重量部の割合で使用でき
る。これに対して同様の重合性単位を有する架橋性のモ
ノマー、例えば多価アルコールのアクリル酸(メタクリ
ル酸)エステルの使用は、モノマーに対して1重量部未
満に制限するべきである。
ては、少量(≦30重量%)の他の溶剤、例えば極性溶
剤、例えば酢酸ブチルが該当する。本発明により開始剤
として使用される過炭酸エステルは公知であり、例えば
特に、ビス−(4−t−ブチルシクロヘキシル)−ペル
オキシジカルボネートであり、その他にも、ジシクロヘ
キシルペルオキシジカルボネート〔商標INTEROX
BCHPCまたはINTEROX HPC1652とし
て、ペルオキシドヘミー社から入手できる〕またはジイ
ソプロピルペルオキシ−ジカルボネートが該当する。
(Brandrup−Immergut, Polym
er Handbook 第3版、II−1、J. W
iley 1989参照)。スチレン−ブロックコポリ
マーBCPは、有利には、ポリイソプレンまたはポリブ
タジエンの水添により生成されたプロピレン−またはブ
チレン−単位の他にポリスチレンブロック30〜50重
量%を含有する。例えばシェル社のタイプ・シェルビス
(SHELLVIS)50の水添スチレン−イソプレン
−ブロック共重合体が挙げられる。
えば冷却器、保護ガス送入装置、温度計および攪拌機を
備えた500ml3口フラスコ中で行うことができる。
有利には、保護ガス、例えばアルゴン中で操作する。有
利には、反応器中に溶剤L、モノマー、特に式Iのモノ
マーおよび乳化剤を溶液として装入する。1例として
は、例えばモノマーに対して計算して150重量部の溶
剤が挙げられる。有利には、純シクロヘキサンを使用す
る。引き続き例えば60℃に加熱する。選択した内部温
度に到達すると、攪拌しながら有利には少量のシクロヘ
キサンに溶かした開始剤を加えて重合を開始させる。
し、これまで透明であった溶液が濁ってくる。約5分後
にバッチは一般にすでに白色に見える。上記の条件下
で、約20分後に内部温度は約81℃に上昇することが
予想でき、その際、内部温度は沸騰冷却(Siedek
uehlung)により数分間前記温度のままであって
よい。代表的な沈殿重合としては、重合は非常に迅速に
進行するので、良好な冷却および攪拌を配慮しなければ
ならない。後続の反応のために、さらに一定の時間、例
えば1時間攪拌しながら約80℃に保ち、次に攪拌しな
がら室温に冷却する。
ど完全に凝集物がない。上記の粒径範囲(1〜20μ
m)内の単分散性重合体粒子を得る。
参照)および非架橋コポリマー粒子(実施例9〜11参
照)の他にも、この方法を用いて有利に架橋された粒子
が製造でき、その際上記のように、アリルメタクリレー
トが架橋剤として有利である。
およびアリルメタクリレート10〜0.5重量%から成
り、粒径範囲4.0〜10.0μmの架橋された均一粒
子である。
重量%、フェニルメタクリレート10〜50重量%およ
びメチルメタクリレート40〜89.5重量%、ならび
に他のメタクリル酸エステル0〜20重量%から構成さ
れた架橋粒子も有利である。
有し、なかでも特に有利には粒径7.5±2μmを有す
る架橋粒子が用いられる。
は、3〜7%、殊に有利には4〜6重量%の範囲であ
る。場合によっては、ベンジルメタクリレートを、全部
にまたは部分的にフェニルプロピルメタクリレート、ま
たはフェニルエチルメタクリレートにより交換してあっ
てもよい。また、メチルメタクリレートは、約10重量
%までの部分を、他のアクリル(メタクリル)酸エステ
ル、例えばイソブチルメタクリレートで交換してあって
もよい。この場合平滑な表面を有する粒子が重要であ
る、しかし応用技術的な観点からは、粗い表面を有する
粒子が特に重要である。特に有利には、なかでも粗い表
面を有する丸い架橋粒子で、粒径範囲が5.5〜9.5
μmのものであり、該粒子はメチルメタクリレート約5
5重量%、ベンジルメタクリレート約40重量%および
ベンジルメタクリレート5重量%から構成されている。
殊に有利には、全粒子が比較的均一であって、メチルメ
タクリレート、ベンジルメタクリレートおよびアリルメ
タクリレートから成る上記の共重合体組成を有する粒
子、すなわち、核−外殻−構造を有しない粒子である。
4〜12μmの範囲の粗い表面を有するこのような粒
子、特に粒径7.5±2μmで、かつ上記のMMA、ベ
ンジルメタクリレートおよびアリルメタクリレートから
成る上記のポリマー組成を有する粒子は、成形材料中へ
混入するのに好適である。
1.58の範囲の屈折率および4〜12μmの粒径を有
する粒子を極めて良好に製造できる。
0〜1.550の範囲内にあり、粒径が7.5±2μm
の架橋粒子が有利であり、なかでも、1.510〜1.
530の範囲内の屈折率を有する粒子が殊に有利であ
る。
ベンジルメタクリレート、アリルメタクリレートの組成
で粗い表面を有する粒子であり、ここで粒子の表面粗さ
は、例えば約500倍の倍率を有する光学顕微鏡の下で
明確に認められるような粒子である。
殊には粒径7.5±2μmで粗い表面を有するこのよう
な粒子は、0.01〜60重量%の割合で、有利には
0.5〜25重量%の割合で成形材料中に極めて良好に
混入することができる。
形材料が適当であり、特にポリメタクリレート、ポリメ
タクリレート−スチレン−コポリマー、ポリメタクリレ
ート−スチレン−無水マレイン酸−コポリマー、ポリメ
タクリルイミド、ポリカーボネート(ここでは特にビス
フェノール−A−ポリカーボネート)ならびにポリスチ
レンおよびPVCの種類の無定形で、ガラスのように透
明な、場合により着色された熱可塑性成形材料が適当で
ある。特に、PMMAおよびポリカーボネートを基剤と
する成形材料が重要である。
改良して使用できる。
に、この粒子は、注型用樹脂中でも使用される。また、
例えばラッカー、特に紫外線硬化性反応ラッカー中に該
粒子を0.01〜30重量%の割合で混入するのも有利
である。
合、コンセントレート(マスターバッチ)または直接ド
ライブレンドを使用する。該粒子を含有する成形材料ま
たはドライブレンドは、公知の熱可塑性プラスチックス
の加工方法、すなわち例えば押出、射出成形、射出吹込
成形、押出吹吸込成形、同時押出法で加工することがで
きる。
は、成形体の純粋な表面仕上げに役立ち、特に、該粒子
を成形材料または同時押出材料およびラッカーに混入す
ることによって特別の光学的効果が得られる。
て、背面映写スクリーン、TVスクリーン〔スライド映
写スクリーン、非常に一般的には写像生成(Bilde
rzeugung)〕、映写スクリーン、モニターカバ
ー、スケールカバー、照明カバーおよび散乱レンズが有
利に製作できる。
を用いて室分離壁も製作することができる。ここで、上
記の用途例は、有利な場合には粗い表面を有する該単分
散性粒子を含む成形材料の用途のごく一部であるに過ぎ
ない。
である。粒径の測定は、光学顕微鏡を用いて行った。
備えた三口フラスコ中に、 シクロヘキサン 150g メチルメタクリレート 100g スチレン40重量部、イソプレン60重量部からなるスチレン−イソプレン−ブ ロック共重合体水添物、不均質度(Uneinheitlichkeit)U= 約0.04(=乳化剤0.63重量%)〔ロンドン在シェル/インターナショナ ル・ケミカル社の製品シェルビス(SHELLVIS:登録商標)50〕 0.625g を溶かし、60℃に加熱する。
t−ブチルシクロヘキシル)−ペルオキシジカルボネー
ト1g(少量のシクロヘキサン中に溶解)を添加して、
重合を開始させる。1分後にすでに温度は61℃に上昇
する。これまで透明であった溶液は明瞭濁る。5分後に
はすでに、内容物は白色である。20分後に、内部温度
は81℃に上昇している。約81℃で内部温度は数分間
一定である(沸騰冷却)。後反応のために、さらに1時
間80℃で攪拌する。引き続き攪拌しながら冷却する。
にない。得られた粒子は、単分散性である。平均粒径は
4.5μmである。
テーションおよび引き続く乾燥により固体が得られる。
の製造。
ーモスタットおよび攪拌機を備えた250ml反応器中
に、 シクロヘキサン 129.55g メチルメタクリレート 41.16g ベンジルメタクリレート 27.90g アリルメタクリレート 0.70g 水添スチレン−イソプレン−ブロック共重合体(シェルビス50)0.43g を仕込む。
せる。水添スチレン−イソプレン−ブロック共重合体、
モノマーおよびシクロヘキサンを反応器中に装入する。
浴を約65℃に加熱する。内部温度が65℃に達した後
に、開始剤を添加して反応を開始させる。75分後にt
−ブチルペル−2−エチルヘキサノエート0.1重量%
(モノマーに対し)を後架橋のために加える。この分散
液をさらに2.5時間高温で攪拌し、次に冷却して放置
する。
子は単分散性で、粒径7〜6.5μmである。図1に、
この粒子を拡大率約1:1000で図示する。
および2に示す例3〜12を行う。
ルオキシジカルボネートを含む、メチルメタクリレート
−アリルメタクリレート−共重合体(99:1重量部)
から成る分散液。固体含有率30% 実施例 *開始剤 *水添スチレン− シクロ 酢酸ブチル 粒径 (%) イソプレンブロッ ヘキサン (%) (μm) ク共重合体(%) (%) 3 0.25 0.63 100 0 3.0 4 0.25 0.63 91.4 8.6 4.1 5 0.25 0.63 88.4 11.6 4.6 6 0.25 0.63 85.9 14.1 4.8 7 0.25 0.63 82.9 17.1 5.3 8 0.25 0.63 79.9 20.1 6.4 *モノマーに対する重量% これから分かるように、酢酸ブチルのシクロヘキサンへ
の添加量が増加するにつれて、粒子は大きくなる。例1
1を例4と比較すると、疎水性モノマー(イソブチルメ
タクリレート)を併用すると、同じ処方の場合でも粒子
は大きくなる。また粒径制御は、固体含有率および開始
剤濃度により行うこともできる。開始剤濃度の上昇も、
固体含有率の上昇も、大きい粒子をもたらす。これは例
3→例1を比較すると分かる。少量のアリルメタクリレ
ートは、粒径に大きい影響は与えない。
ルオキシジカルボネートを含む、メチルメタクリレート
−イソブチルメタクリレート−共重合体(90:10重
量部)から成る分散液。固体含有率30% 実施例 *開始剤 *水添スチレ シクロ 酢酸ブチル 粒径 (%) ン−イソプレ ヘキサン (%) (μm) ンブロック共 (%) 重合体(%) 9 0.25 0.63 96.4 3.6 4.8 10 0.25 0.63 92.9 7.1 6.2 11 0.25 0.63 91.4 8.6 6.7 12 0.25 0.63 89.3 10.7 6−10** *モノマーに対する重量% **マルチモード性 例13. 粗い表面を有し、メチルメタクリレート、フェニルメタ
クリレート、アリルメタクリレートの組成を有する架橋
粒子の製造。
ンサーを備えた500ml反応器中で、 シクロヘキサン 199g メチルメタクリレート 68.6g フェニルメタクリレート 29.4g アリルメタクリレート 1g シェルビス 50 0.62g を70℃に加熱する。反応器内容物を68r.p.m.
で攪拌する。反応の開始のために、ビス(4−t−ブチ
ルシクロヘキシル)−ペルオキシジカルボネート1gを
シクロヘキサン中の10%溶液として加える。約2分の
後に僅かな濁りが認められ、10分後に反応内容物は白
色になっている。内部温度を74℃未満に保ち、75分
後に反応は終了しており、後反応のために、t−ブチル
ペル−2−エチルヘキサノエート0.1gを加え、2.
5時間75℃で攪拌する。その後冷却する。この分散液
は凝集物を含まない。粒子は8μmの大きさであり、粗
い表面を有する。
リルメタクリレートの組成を有する架橋粒子の製造。
中のビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)−ペルオキ
シジカルボナート0.63gおよびt−ブチル−ペル−
2−エチルヘキサノアート0.06gの溶液を加えて重
合を開始させる。75分後に内部温度を75℃に上昇
し、2時間この温度で攪拌する。凝集物を含まない分散
液が得られる。この分散液は非常に微細な粒子(<1μ
m)を2重量%未満を含み、粒子の98重量%より多く
は粒径9μmである。9μmの粒子は粗く、角がある。
これらの粒子を濾取して、真空中で乾燥させる。
し下記の変更点がある:ビス(4−t−ブチルシクロヘ
キシル)−ペルオキシジカルボナート0.63gのシク
ロヘキサン5.67g中の溶液で開始させ、後反応はシ
クロヘキサン0.52g中のt−ブチル−ペルネオデカ
ノエート0.06gの溶液による。さらに、1時間75
℃で攪拌し、その後冷却して濾取する。粒径8.3μm
のパール重合体が得られる、その粒子は粗く、角があ
る。該粒子を真空中で乾燥させる。
〔プレキシグラス(PLEXIGLAS:登録商標)8
N〕94部と混合し、引き続きベント式押出機で230
℃でメルトを均質化させる。押し出されるメルトストラ
ンドを、顆粒化する。
より目盛板(スケール)カバーに成形する。このように
して製造された目盛部分は、最適な散乱性の場合には高
い透明性を示す。
=15℃ 透過度 T=90% 例18. 耐衝撃性PMMA成形材料中への単分散性粒子の混入 例15による単分散性パール重合体6部をプレキシグラ
ス zK6Aの94部と混合させ、顆粒化する。
より、100μmの層厚で支持体としての3mmのAB
S上にコーティングした。同時押出複合板は、絹様艶消
し構造で優れている。粗さ〔パース−O−メーター(P
erth−O−meter)により測定〕: RA:0.38 RZ:2.60 Rmax :3.02
ある。
Claims (15)
- 【請求項1】 沈殿重合法による単分散性ポリアクリレ
ート(メタクリレート)粒子の製造方法において、式I 【化1】 〔式中、Rは水素またはメチル、かつR1は炭素原子1
〜8個を有するアルキル基、場合により置換されている
アリール基または炭素原子6〜24個を有するアラルキ
ル基を表す〕のモノマー少なくとも60重量%を含むモ
ノマーMを、少なくとも70〜100重量%がシクロヘ
キサンから成るハロゲンを含まない溶剤L中で、モノマ
ーに対して0.1〜10重量%の割合でポリスチレン部
分BCPを有するブロックコポリマーの存在で、かつモ
ノマーに対して0.02〜2重量%の割合の開始剤とし
ての過炭酸エステルの存在で重合させることを特徴とす
る、単分散性ポリアクリレート(メタクリレート)粒子
の製造方法。 - 【請求項2】 単分散性ポリアクリレート(メタクリレ
ート)粒子が2〜20μmの範囲の直径を有する、請求
項1記載の方法。 - 【請求項3】 モノマーMが少なくとも20重量%はメ
チルメタクリレートから成る、請求項1記載の方法。 - 【請求項4】 ポリスチレン部分を有するブロックコポ
リマーが、ポリスチレンブロックの他にエチレン−コ−
プロピレン−またはエチレン−コ−ブチレン−ブロック
のグループから選ばれる、請求項1または2記載の方
法。 - 【請求項5】 モノマーに対して0.1〜20重量%の
グラフト架橋剤を共重合させる、請求項1から4までの
いずれか1項記載の方法。 - 【請求項6】 エステル部分に炭素原子6〜14個を有
するアリール−またはアラルキルメタクリレートを、モ
ノマーに対して1〜80重量%の割合で共重合させる、
請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。 - 【請求項7】 モノマーのメチルメタクリレート、フェ
ニルメタクリレートおよびグラフト架橋剤から形成され
た単分散性粒子の形のポリアクリレート(メタクリレー
ト)において、粒径が4〜12μmの範囲内にあること
を特徴とする、前記ポリアクリレート(メタクリレー
ト)。 - 【請求項8】 モノマーのメチルメタクリレート、ベン
ジルメタクリレート、フェニルエチルメタクリレートお
よびフェニルプロピルメタクリレートのグループから成
るアラルキルメタクリレートおよびグラフト架橋剤から
形成された単分散性粒子の形のポリアクリレート(メタ
クリレート)において、粒径が4〜12μmの範囲内に
あることを特徴とする、前記ポリアクリレート(メタク
リレート)。 - 【請求項9】 ポリメタクリレートが、モノマーのメチ
ルメタクリレート、ベンジルメタクリレートおよびアリ
ルメタクリレートから成る、請求項8記載のポリメタク
リレート。 - 【請求項10】 ポリメタクリレートが、単分散性粒子
の形で5〜11μmの粒径範囲にあり、かつ粗い表面を
有する、請求項7から9までのいずれか1項記載のポリ
メタクリレート。 - 【請求項11】 モノマーのメチルメタクリレート、ベ
ンジルメタクリレートおよびアリルメタクリレートから
形成された、単分散性粒子の形のポリメタクリレートに
おいて、粒子が粗い表面を有し、かつ直径が7.5±2
μmの範囲内にあることを特徴とする、前記ポリメタク
リレート。 - 【請求項12】 請求項7から請求項11までのいずれ
か1項記載の単分散性粒子を0.01〜60重量%含む
成形材料。 - 【請求項13】 場合により耐衝撃性改良をしたPMM
A、MMA−コポリマー、ポリカーボネート、PMM
I、ポリスチレン、SANおよびPVCを基剤とし、請
求項7から請求項11までのいずれか1項記載の単分散
性粒子0.1〜25重量%を含む成形材料。 - 【請求項14】 請求項7から請求項11までのいずれ
か1項記載の単分散性粒子0.01〜30重量%を含む
ラッカー。 - 【請求項15】 PMMA、PMMA−コポリマー、ポ
リカーボネート、PMMI、ポリスチレン、スチレンコ
ポリマーおよびPVCを基剤とし、請求項7から請求項
11までのいずれか1項記載の単分散性粒子0.01〜
60重量%を含むプラスチック中間製品。
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