JP3602165B2 - 単分散性ポリアクリレート(メタクリレート)粒子の製造方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、直径2〜20μmを有する単分散性形状安定性ポリアクリレート(メタクリレート)粒子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
需要業界では、範囲2〜20μmの定義された均等な粒径を有する形状安定性のプラスチックス粒子の形のプラスチックの需要の増加が認められる。このような粒子は、例えばスペーサー(ディスプレー、フィルム)、表面改良材として、診断法における担持材として使用されている。
【0003】
しかし、主要な興味は光学工業の分野にあり、ここでは特に前記の粒径範囲の粒子を用いて、与えられたポリマーマトリックスで屈折率の相違を正確に調節できる場合には、種々の光学的効果を実現することができる。
【0004】
この場合、直径5〜15μmを有するこのような粒子への要求の概要は以前から知られていた。しかし、このような粒子を製造するための実際的な方法がなかった。指定された粒子の製造のための古典的な方法、すなわち乳化重合は、この粒径範囲では役に立たない〔ウルマン工業化学百科事典(Ullmanns Encyclopedia of Industrial Chemistry)第5版、A21巻、168、373〜387頁、VCH、1992;ベッカー・ブラウン、プラスチックス・ハンドブック(Becker−Braun, Kunststoff−Handbuch)第1巻、26〜28頁、Karl Hanser 、1990参照〕。
【0005】
乳化重合の方法では、粒径≦2μmの粒子しか問題なく製造できない。これより大きい粒子を製造しようとする努力は、粒子の再形成、すなわちマルチモードの粒径分布をもたらす。文献の記載によると、モノマーを含む水性分散液を数回も膨潤化させて上記の大きさの粒子の製造に成功している〔Ugelstad,J., Mork, P.C., Kaggurud, K.H., Ellingsen, T.およびBerge, A., Adv. Colloid Interface Sci. 13, 191(1980)参照〕。
【0006】
しかし上記の方法は著しく複雑である。微小重力を有する環境でのこのような粒子を製造する別の方法(スペースシャトル内で宇宙条件下で実施)には、工業的な応用は全く期待できない〔Vanderhoff, J.W., El−Asser, M.S., Micale, F.J., Sudol, E.D., Tseng, C.M., Silwanowicz, A., Sheu, H.R.,およびKornfeld, D.M., Polym. Mater., Sci. Eng. Prepr. 54, 587(1986)参照〕。したがって、このような粒子を反応媒体としての水中で製造する簡単で工業的に適用できる方法はこれまで存在しないことを確認せざるを得ない。また、用知のように粒径を一次的に攪拌速度で制御する古典的な懸濁重合は、通常5〜15μmの粒径範囲には入らない。その上、このような粒子は単分散性ではなく、より広い分布で得られる。
【0007】
このような粒子の主要な使用は、なかでも光の散乱の使用であって、この場合には粒子の屈折率が重要である(特開平03−126766号公報;Chem.Abst. 115,209446n参照)。しばしば、例えば艶消しコーティングのために、このオーダーの核−外殻−粒子が使用される(特開平03−58840号公報;Chem. Abst. 115,116478;ヨーロッパ特許出願公開第342283号明細書参照)。
【0008】
粒子を沈殿重合の原理により有機媒体中で有機分配剤を使用して製造する場合には、直径2〜20μmを有する単分散性PMMA粒子を得る可能性は著しく有利になる。
【0009】
このため、このテーマに関する刊行物の数は多い。溶剤としての炭化水素中のPMMAの沈殿重合は、すでに30年前に提案されている(米国特許第2135443号明細書、ドイツ特許第662157号明細書)。それ以後、100件以上の工業所有権および多数のその他の文献が、非水性分散液中でのアルキルアクリレート(メタクリレート)の重合を取り扱っている。
【0010】
多数の関連する工業所有権中に、純粋なラッカーへの応用が記載されている。これは安定で著しく微細な有機分散物である。さらに、乳化剤、開始剤および溶剤の品質の粒径への影響を研究する文献がある。非水性媒体中でのメチルメタクリレートの分散重合の非常に情報量の多い要約は、Winnig, M.A.,Makromol. Chem. Macromol. Symp. 10/11 , 483−501(1987)に記載されている。
【0011】
分散重合のための乳化剤としては、なかでもブロックコポリマーが使用される。慣用の重合条件の概観は、Winnig, M.A. et al.,上記文献、表1、485頁に記載されている。
【0012】
これらの文献からさらに分かるように、粒子の大きさは、乳化剤の濃度(図1)、開始剤の濃度(図5)ならびに固体含有量(図3)および溶剤の品質(図4)により制御することができる。これらの図から、大きい粒子(>3μm)を生じる制御は、なかでも四塩化炭素/アルカン混合物を用いると可能であることが認められる。反対に、ハロゲン化炭化水素を加えないと、粒径の制御がほとんど不可能になる領域がある。ここでは凝集が起こる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
工業的領域でハロゲン化炭化水素を使用することは、環境および毒性学的理由から今日では適切でなくなっている。他方では、さらに、良く制御できる方法で、有利には粒径範囲1〜20μmの単分散性ポリアクリレート(メタクリレート)粒子を提供するという冒頭に述べた課題が生じた。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この課題は、独特な処方を用いる本発明による方法により、有利に解決される。
【0015】
すなわち、本発明は、沈殿重合法による単分散性ポリアクリレート(メタクリレート)粒子の製造方法において、
式I
【0016】
【化2】
【0017】
〔式中、Rは水素またはメチル、かつR1は炭素原子1〜8個を有するアルキル基、場合によりC1〜C8のアルキルで置換されているアリール基、特にフェニル基または炭素原子6〜24個を有するアラルキル基、特にはベンジル基を表す〕のモノマーを少なくとも60重量%を含むモノマーMを、少なくとも70〜100重量%がシクロヘキサンから成る溶剤L中で、モノマーに対して0.1〜10重量%の割合でポリスチレン部分BCPを有するブロックコポリマーの存在で、かつモノマーに対して0.02〜2重量%の割合の開始剤としての過炭酸エステルの存在で重合させることを特徴とする方法に関する。本発明により得られるポリアクリレート(メタクリレート)粒子は、一般に全てが1〜20μmの粒径範囲に入る(ここで、粒径の尺度としては、平面上の最大範囲の直径を用いる)。測定は光学顕微鏡により行う。
【0018】
方法生成物は、古典的なパール重合体とは異なり、真に単一の粒径分布を有する。したがって、該生成物は本発明については“単分散”と称される。この用語は、該粒子が、粒子の少なくとも80重量%、有利には90重量%までが表示の平均値から±20%の粒径範囲内にあることを意味する。場合によれば、僅かな部分(<5重量%)が、より微細な粒子から成ることもあるが、しかしこれらの粒子は応用技術的には全く重要でない。
【0019】
本発明により使用する溶剤Lは、ハロゲンを含まない。
【0020】
ポリスチレンBCP部分を有するブロックコポリマーは、有利にはポリスチレンおよびエチレン−コ−プロピレン−ブロック(=水添ポリイソプレン)、またはポリスチレンおよびエチレン−コ−ブチレン−ブロック(=水添ポリブタジエン)から成るグループから選択される。
【0021】
BCP中の他のブロックコポリマー部分に対するポリスチレンブロックの割合は、一般に20〜50重量%である。
【0022】
ブロックコポリマーBCPは、一般にMw =30000〜200000、有利には70000〜130000ダルトンの範囲の分子量を有する(H.F.Mark et al.,Encyclopedia of Polymer Science & Engineering Vol.10、1−19、J.Wileg、1987参照)。
【0023】
式Iのモノマーとは、第一には有利にはモノマーMに対して少なくとも20〜100重量%の割合のメチルメタクリレートを意味し、、場合によれば20重量部までの量の他のモノマー、特にメタクリレート、エチルアクリレート(メタクリレート)、ブチルアクリレート、イソブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート(メタクリレート)と一緒であってもよい。
【0024】
一般に、式Iのモノマーのうち、R=CH3を有するようなもの,すなちメタクリレートが有利である。
【0025】
屈折率を高くするために、エステル部分に炭素原子6〜14個を有するアリール−ならびにアラルキルアクリレート(メタクリレート)、特にフェニル−、トルイル−、ナフチル−、ベンジル−、フェネチルアクリレート(メタクリレート)を、1〜80重量%の割合で使用する。ビニル芳香族、例えばスチレンおよびその同族体の割合は、Mに対して20重量%未満に制限すると有利である、それというのもこれらのモノマーが重合過程を著しく妨害するからである。
【0026】
親水性モノマーを一緒に使用して、粒径を小さくする方向に制御できる。このような親水性モノマーとしては、例えばC1 〜C12−アルキル基を有するアクリル(メタクリル)酸のメタクリル酸ヒドロキシ−ならびに場合によりアルキル置換されているアミノアルキルエステルならびに相当するアミドが該当する。
【0027】
疎水性コモノマー、例えば上記のイソブチルメタクリレート、フェニルメタクリレート、ベンジルメタクリレートは、モノマーMに対して0〜約70重量%の量を使用でき、粒径を大きくする方向に制御する。
【0028】
さらに、粒子はグラフト架橋剤、すなわち異なった反応性のラジカル重合性基2個を有するモノマー、例えばアリルアクリレート(メタクリレート)を、モノマーに対して0.1〜20重量部の割合で使用できる。これに対して同様の重合性単位を有する架橋性のモノマー、例えば多価アルコールのアクリル酸(メタクリル酸)エステルの使用は、モノマーに対して1重量部未満に制限するべきである。
【0029】
溶剤または溶剤混合物L中の溶剤成分としては、少量(≦30重量%)の他の溶剤、例えば極性溶剤、例えば酢酸ブチルが該当する。本発明により開始剤として使用される過炭酸エステルは公知であり、例えば特に、ビス−(4−t−ブチルシクロヘキシル)−ペルオキシジカルボネートであり、その他にも、ジシクロヘキシルペルオキシジカルボネート〔商標INTEROXBCHPCまたはINTEROX HPC1652として、ペルオキシドヘミー社から入手できる〕またはジイソプロピルペルオキシ−ジカルボネートが該当する。(Brandrup−Immergut, Polymer Handbook 第3版、II−1、J. Wiley 1989参照)。スチレン−ブロックコポリマーBCPは、有利には、ポリイソプレンまたはポリブタジエンの水添により生成されたプロピレン−またはブチレン−単位の他にポリスチレンブロック30〜50重量%を含有する。例えばシェル社のタイプ・シェルビス(SHELLVIS)50の水添スチレン−イソプレン−ブロック共重合体が挙げられる。
【0030】
方法の実施
重合は、沈殿重合に好適な反応器で小さいバッチで、例えば冷却器、保護ガス送入装置、温度計および攪拌機を備えた500ml3口フラスコ中で行うことができる。有利には、保護ガス、例えばアルゴン中で操作する。有利には、反応器中に溶剤L、モノマー、特に式Iのモノマーおよび乳化剤を溶液として装入する。1例としては、例えばモノマーに対して計算して150重量部の溶剤が挙げられる。有利には、純シクロヘキサンを使用する。引き続き例えば60℃に加熱する。選択した内部温度に到達すると、攪拌しながら有利には少量のシクロヘキサンに溶かした開始剤を加えて重合を開始させる。
【0031】
通常温度は短時間後、例えば1分後に上昇し、これまで透明であった溶液が濁ってくる。約5分後にバッチは一般にすでに白色に見える。上記の条件下で、約20分後に内部温度は約81℃に上昇することが予想でき、その際、内部温度は沸騰冷却(Siedekuehlung)により数分間前記温度のままであってよい。代表的な沈殿重合としては、重合は非常に迅速に進行するので、良好な冷却および攪拌を配慮しなければならない。後続の反応のために、さらに一定の時間、例えば1時間攪拌しながら約80℃に保ち、次に攪拌しながら室温に冷却する。
【0032】
このようにして得られた分散液は、ほとんど完全に凝集物がない。上記の粒径範囲(1〜20μm)内の単分散性重合体粒子を得る。
【0033】
純粋のポリメタクリレート粒子(実施例1参照)および非架橋コポリマー粒子(実施例9〜11参照)の他にも、この方法を用いて有利に架橋された粒子が製造でき、その際上記のように、アリルメタクリレートが架橋剤として有利である。
【0034】
重要なのは、MMA90〜99.5重量%およびアリルメタクリレート10〜0.5重量%から成り、粒径範囲4.0〜10.0μmの架橋された均一粒子である。
【0035】
また、アリルメタクリレート0.5〜10重量%、フェニルメタクリレート10〜50重量%およびメチルメタクリレート40〜89.5重量%、ならびに他のメタクリル酸エステル0〜20重量%から構成された架橋粒子も有利である。
【0036】
特に、組成:
メチルメタクリレート 30〜80重量%
ベンジルメタクリレート 60〜19.5重量%
アリルメタクリレート 10〜0.5重量%
を有しかつ粒径4〜12μm、有利には5〜11μmを有し、なかでも特に有利には粒径7.5±2μmを有する架橋粒子が用いられる。
【0037】
特に有利なアリルメタクリレートの含有量は、3〜7%、殊に有利には4〜6重量%の範囲である。場合によっては、ベンジルメタクリレートを、全部にまたは部分的にフェニルプロピルメタクリレート、またはフェニルエチルメタクリレートにより交換してあってもよい。また、メチルメタクリレートは、約10重量%までの部分を、他のアクリル(メタクリル)酸エステル、例えばイソブチルメタクリレートで交換してあってもよい。この場合平滑な表面を有する粒子が重要である、しかし応用技術的な観点からは、粗い表面を有する粒子が特に重要である。特に有利には、なかでも粗い表面を有する丸い架橋粒子で、粒径範囲が5.5〜9.5μmのものであり、該粒子はメチルメタクリレート約55重量%、ベンジルメタクリレート約40重量%およびベンジルメタクリレート5重量%から構成されている。殊に有利には、全粒子が比較的均一であって、メチルメタクリレート、ベンジルメタクリレートおよびアリルメタクリレートから成る上記の共重合体組成を有する粒子、すなわち、核−外殻−構造を有しない粒子である。4〜12μmの範囲の粗い表面を有するこのような粒子、特に粒径7.5±2μmで、かつ上記のMMA、ベンジルメタクリレートおよびアリルメタクリレートから成る上記のポリマー組成を有する粒子は、成形材料中へ混入するのに好適である。
【0038】
一般に、上記の方法によると、1.48〜1.58の範囲の屈折率および4〜12μmの粒径を有する粒子を極めて良好に製造できる。
【0039】
しかし有利には、屈折率nD 20が1.500〜1.550の範囲内にあり、粒径が7.5±2μmの架橋粒子が有利であり、なかでも、1.510〜1.530の範囲内の屈折率を有する粒子が殊に有利である。
【0040】
非常に有利には−上記のように−MMA、ベンジルメタクリレート、アリルメタクリレートの組成で粗い表面を有する粒子であり、ここで粒子の表面粗さは、例えば約500倍の倍率を有する光学顕微鏡の下で明確に認められるような粒子である。
【0041】
このような粒子、特に粒径4〜12μm、殊には粒径7.5±2μmで粗い表面を有するこのような粒子は、0.01〜60重量%の割合で、有利には0.5〜25重量%の割合で成形材料中に極めて良好に混入することができる。
【0042】
この場合、全ての熱可塑的に加工できる成形材料が適当であり、特にポリメタクリレート、ポリメタクリレート−スチレン−コポリマー、ポリメタクリレート−スチレン−無水マレイン酸−コポリマー、ポリメタクリルイミド、ポリカーボネート(ここでは特にビスフェノール−A−ポリカーボネート)ならびにポリスチレンおよびPVCの種類の無定形で、ガラスのように透明な、場合により着色された熱可塑性成形材料が適当である。特に、PMMAおよびポリカーボネートを基剤とする成形材料が重要である。
【0043】
成形材料は、そのままでまたは耐衝撃性を改良して使用できる。
【0044】
成形材料中で本発明の粒子を使用する他に、この粒子は、注型用樹脂中でも使用される。また、例えばラッカー、特に紫外線硬化性反応ラッカー中に該粒子を0.01〜30重量%の割合で混入するのも有利である。
【0045】
単分散性粒子を成形材料中で使用する場合、コンセントレート(マスターバッチ)または直接ドライブレンドを使用する。該粒子を含有する成形材料またはドライブレンドは、公知の熱可塑性プラスチックスの加工方法、すなわち例えば押出、射出成形、射出吹込成形、押出吹吸込成形、同時押出法で加工することができる。
【0046】
この単分散性パール重合体の有利な使用は、成形体の純粋な表面仕上げに役立ち、特に、該粒子を成形材料または同時押出材料およびラッカーに混入することによって特別の光学的効果が得られる。
【0047】
この単分散粒子を含有する成形材料を用いて、背面映写スクリーン、TVスクリーン〔スライド映写スクリーン、非常に一般的には写像生成(Bilderzeugung)〕、映写スクリーン、モニターカバー、スケールカバー、照明カバーおよび散乱レンズが有利に製作できる。
【0048】
また、このパール粒子を含有する成形材料を用いて室分離壁も製作することができる。ここで、上記の用途例は、有利な場合には粗い表面を有する該単分散性粒子を含む成形材料の用途のごく一部であるに過ぎない。
【0049】
下記の実施例は本発明の説明のためのものである。粒径の測定は、光学顕微鏡を用いて行った。
【0050】
【実施例】
例1.
冷却器、アルゴン送入口、温度計および攪拌機を備えた三口フラスコ中に、
シクロヘキサン 150g
メチルメタクリレート 100g
スチレン40重量部、イソプレン60重量部からなるスチレン−イソプレン−ブロック共重合体水添物、不均質度(Uneinheitlichkeit)U=約0.04(=乳化剤0.63重量%)〔ロンドン在シェル/インターナショナル・ケミカル社の製品シェルビス(SHELLVIS:登録商標)50〕0.625g
を溶かし、60℃に加熱する。
【0051】
内部温度が60℃に達すると、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)−ペルオキシジカルボネート1g(少量のシクロヘキサン中に溶解)を添加して、重合を開始させる。1分後にすでに温度は61℃に上昇する。これまで透明であった溶液は明瞭濁る。5分後にはすでに、内容物は白色である。20分後に、内部温度は81℃に上昇している。約81℃で内部温度は数分間一定である(沸騰冷却)。後反応のために、さらに1時間80℃で攪拌する。引き続き攪拌しながら冷却する。
【0052】
生成した分散液には凝集物がほとんど完全にない。得られた粒子は、単分散性である。平均粒径は4.5μmである。
【0053】
この分散液から、濾別または沈降、デカンテーションおよび引き続く乾燥により固体が得られる。
【0054】
例2.
高い屈折率を有する架橋ポリメチルメタクリレート粒子の製造。
【0055】
冷却器、N2−送入口、温度センサー、サーモスタットおよび攪拌機を備えた250ml反応器中に、
シクロヘキサン 129.55g
メチルメタクリレート 41.16g
ベンジルメタクリレート 27.90g
アリルメタクリレート 0.70g
水添スチレン−イソプレン−ブロック共重合体(シェルビス50)0.43g
を仕込む。
【0056】
開始剤溶液:
シクロヘキサン6.3g中に溶解したビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)−ペルオキシジカルボネート 0.70g
反応器を窒素でパージする。反応は窒素雰囲気中で行わせる。水添スチレン−イソプレン−ブロック共重合体、モノマーおよびシクロヘキサンを反応器中に装入する。浴を約65℃に加熱する。内部温度が65℃に達した後に、開始剤を添加して反応を開始させる。75分後にt−ブチルペル−2−エチルヘキサノエート0.1重量%(モノマーに対し)を後架橋のために加える。この分散液をさらに2.5時間高温で攪拌し、次に冷却して放置する。
【0057】
該分散液は凝集物を含まない。得られた粒子は単分散性で、粒径7〜6.5μmである。図1に、この粒子を拡大率約1:1000で図示する。
【0058】
例3〜12.
例2と同じようにして、表1および2に示す例3〜12を行う。
【0059】
表1
開始剤としてビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)ペルオキシジカルボネートを含む、メチルメタクリレート−アリルメタクリレート−共重合体(99:1重量部)から成る分散液。固体含有率30%
*モノマーに対する重量%
これから分かるように、酢酸ブチルのシクロヘキサンへの添加量が増加するにつれて、粒子は大きくなる。例11を例4と比較すると、疎水性モノマー(イソブチルメタクリレート)を併用すると、同じ処方の場合でも粒子は大きくなる。また粒径制御は、固体含有率および開始剤濃度により行うこともできる。開始剤濃度の上昇も、固体含有率の上昇も、大きい粒子をもたらす。これは例3→例1を比較すると分かる。少量のアリルメタクリレートは、粒径に大きい影響は与えない。
【0060】
表2
開始剤としてビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)ペルオキシジカルボネートを含む、メチルメタクリレート−イソブチルメタクリレート−共重合体(90:10重量部)から成る分散液。固体含有率30%
例13.
粗い表面を有し、メチルメタクリレート、フェニルメタクリレート、アリルメタクリレートの組成を有する架橋粒子の製造。
【0061】
攪拌機、冷却器、窒素送入口および温度センサーを備えた500ml反応器中で、
シクロヘキサン 199g
メチルメタクリレート 68.6g
フェニルメタクリレート 29.4g
アリルメタクリレート 1g
シェルビス 50 0.62g
を70℃に加熱する。反応器内容物を68r.p.m.で攪拌する。反応の開始のために、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)−ペルオキシジカルボネート1gをシクロヘキサン中の10%溶液として加える。約2分の後に僅かな濁りが認められ、10分後に反応内容物は白色になっている。内部温度を74℃未満に保ち、75分後に反応は終了しており、後反応のために、t−ブチルペル−2−エチルヘキサノエート0.1gを加え、2.5時間75℃で攪拌する。その後冷却する。この分散液は凝集物を含まない。粒子は8μmの大きさであり、粗い表面を有する。
【0062】
例14.
粗い表面を有し、MMA、ベンジルメタクリレート、アリルメタクリレートの組成を有する架橋粒子の製造。
【0063】
例13に記載したような反応器中に、
シクロヘキサン 136.5g
メチルメタクリレート 34.5g
ベンジルメタクリレート 25.1g
アリルメタクリレート 3.1g
シェルビス 50 0.8g
を装入して71℃に加熱する。シクロヘキサン6.2g中のビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)−ペルオキシジカルボナート0.63gおよびt−ブチル−ペル−2−エチルヘキサノアート0.06gの溶液を加えて重合を開始させる。75分後に内部温度を75℃に上昇し、2時間この温度で攪拌する。凝集物を含まない分散液が得られる。この分散液は非常に微細な粒子(<1μm)を2重量%未満を含み、粒子の98重量%より多くは粒径9μmである。9μmの粒子は粗く、角がある。これらの粒子を濾取して、真空中で乾燥させる。
【0064】
例15.
例14の内容を繰り返すが、しかし下記の変更点がある:ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)−ペルオキシジカルボナート0.63gのシクロヘキサン5.67g中の溶液で開始させ、後反応はシクロヘキサン0.52g中のt−ブチル−ペルネオデカノエート0.06gの溶液による。さらに、1時間75℃で攪拌し、その後冷却して濾取する。粒径8.3μmのパール重合体が得られる、その粒子は粗く、角がある。該粒子を真空中で乾燥させる。
【0065】
例16.
PMMA成形材料中への単分散性粒子の混入
例15による単分散性パール重合体6部をPMMA顆粒〔プレキシグラス(PLEXIGLAS:登録商標)8N〕94部と混合し、引き続きベント式押出機で230℃でメルトを均質化させる。押し出されるメルトストランドを、顆粒化する。
【0066】
例17.
例16による顆粒を射出成形法により目盛板(スケール)カバーに成形する。このようにして製造された目盛部分は、最適な散乱性の場合には高い透明性を示す。
【0067】
試験片厚さ:2mm
エネルギー半減角(Energiehalbwertwinkel) γ/2=15℃
透過度 T=90%
例18.
耐衝撃性PMMA成形材料中への単分散性粒子の混入
例15による単分散性パール重合体6部をプレキシグラス zK6Aの94部と混合させ、顆粒化する。
【0068】
例19.
例18による顆粒を同時押出法により、100μmの層厚で支持体としての3mmのABS上にコーティングした。同時押出複合板は、絹様艶消し構造で優れている。粗さ〔パース−O−メーター(Perth−O−meter)により測定〕:
RA:0.38
RZ:2.60
Rmax :3.02
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粒子を含む分散液の顕微鏡写真の図である。
Claims (12)
- 沈殿重合よる単分散性ポリアクリレート(メタクリレート)粒子の製造方法において、
式I
- 単分散性ポリアクリレート(メタクリレート)粒子が2〜20μmの範囲の直径を有する、請求項1記載の方法。
- モノマーMが少なくとも20重量%はメチルメタクリレートから成る、請求項1記載の方法。
- モノマーに対して0.1〜20重量%のグラフト架橋剤を共重合させる、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
- エステル部分に炭素原子6〜14個を有するアリール−またはアラルキルメタクリレートを、モノマーに対して1〜80重量%の割合で共重合させる、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
- モノマーのメチルメタクリレート、フェニルメタクリレートおよびグラフト架橋剤から形成された単分散性粒子の形のポリアクリレート(メタクリレート)において、粒径が4〜12μmの範囲内にあることを特徴とする、ポリアクリレート(メタクリレート)。
- モノマーのメチルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、フェニルエチルメタクリレートおよびフェニルプロピルメタクリレートのグループから成るアラルキルメタクリレートおよびグラフト架橋剤から形成された単分散性粒子の形のポリアクリレート(メタクリレート)において、粒径が4〜12μmの範囲内にあることを特徴とする、ポリアクリレート(メタクリレート)。
- ポリメタクリレートが、モノマーのメチルメタクリレート、ベンジルメタクリレートおよびアリルメタクリレートから成る、請求項7記載のポリメタクリレート。
- 請求項6から請求項8までのいずれか1項記載の単分散性粒子0.01〜60重量%含む成形材料。
- 耐衝撃性改良されていてよいPMMA、MMA−コポリマー、ポリカーボネート、PMMI、ポリスチレン、SANおよびPVCを基剤とし、請求項6から請求項8までのいずれか1項記載の単分散性粒子0.1〜25重量%を含む成形材料。
- 請求項6から請求項8までのいずれか1項記載の単分散性粒子0.01〜30重量%を含むラッカー。
- PMMA、PMMA−コポリマー、ポリカーボネート、PMMI、ポリスチレン、スチレンコポリマーおよびPVCを基剤とし、請求項6から請求項8までのいずれか1項記載の単分散性粒子0.01〜60重量%を含むプラスチック中間製品。
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