JPH0776579A - 置換されたトリアゾリノン - Google Patents

置換されたトリアゾリノン

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JPH0776579A
JPH0776579A JP5311029A JP31102993A JPH0776579A JP H0776579 A JPH0776579 A JP H0776579A JP 5311029 A JP5311029 A JP 5311029A JP 31102993 A JP31102993 A JP 31102993A JP H0776579 A JPH0776579 A JP H0776579A
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alkyl
halogen
carbon atoms
case
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JP5311029A
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Otto Schallner
オツトー・シヤルナー
Wilhelm Haas
ビルヘルム・ハース
Karl-Heinz Linker
カール−ハインツ・リンカー
Kurt Findeisen
クルト・フインダイゼン
Klaus Koenig
クラウス・ケーニヒ
Albrecht Marhold
アルブレヒト・マルホールト
Hans-Joachim Santel
ハンス−ヨアヒム・ザンテル
Robert R Schmidt
ロベルト・アール・シユミツト
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Bayer AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D249/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings having three nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D249/02Heterocyclic compounds containing five-membered rings having three nitrogen atoms as the only ring hetero atoms not condensed with other rings
    • C07D249/081,2,4-Triazoles; Hydrogenated 1,2,4-triazoles
    • C07D249/101,2,4-Triazoles; Hydrogenated 1,2,4-triazoles with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D249/12Oxygen or sulfur atoms
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/64Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with three nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
    • A01N43/647Triazoles; Hydrogenated triazoles
    • A01N43/6531,2,4-Triazoles; Hydrogenated 1,2,4-triazoles

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 除草活性を有する、新規な置換されたトリア
ゾリノンを提供する。 【構成】 本発明は一般式(I)の新規な置換されたト
リアゾリノン、その複数の製造方法、及びその除草剤と
しての使用からなる。 【化1】 [式中、Rは水素、(ハロ)アルキル、(ハロ)アル
コキシを;Rは水素(ハロ)アルキルを;Rは水
素、ハロゲンを;Rは水素、ハロゲン、CN,−O−
,−S−R,−C(O)−O−R,−NR
,−C(O)NRを;RはCN,NOを;
,Rは水素、アルキル等を;Xは酸素または硫黄
を表わす]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な置換されたトリア
ゾリノン、その複数の製造方法、及びその除草剤として
の使用に関する。
【0002】
【従来の技術】ある置換されたトリアゾリノン例えば化
合物3−メチル−4−プロパルギル−1−(2,5−ジ
フルオロ−4−シアノフエニル)−1,2,4−トリアゾ
リン−5−オンが除草特性を有することは開示されてい
る(例えばドイツ国特許出願公開第3,839,480号
参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来公知の化合物の問題ある雑草に対する除草活性及び
またその重要な作物植物との許容性は全ての施用分野に
おいて完全には満足されない。
【0004】
【課題を解決するための手段】一般式(I)
【0005】
【化9】
【0006】式中、R1は水素、アルキル、アルコキ
シ、ハロゲノアルキルまたはハロゲノアルコキシを表わ
し、R2は水素、アルキルまたはハロゲノアルキルを表
わし、R3は水素またはハロゲンを表わし、R4は水素、
シアノ、ハロゲンまたは式 −O−R6、−S−R6、−
C(O)−O−R6、−C(O)−S−R6、−NR67もし
くは−C(O)−NR67の基を表わし、R5はシアノま
たはニトロを表わし、Xは酸素または硫黄を表わし、こ
こにR6及びR7は相互に独立して各々の場合に水素また
は各々の場合に随時置換されていてもよいアルキル、ア
ルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキ
ルアルキル、シクロアルコキシカルボニル、アリールも
しくはアリールアルキルを表わす、の新規な置換された
トリアゾリノンが見い出された。
【0007】適当ならば、式(I)の化合物は置換基の
特性に依存して幾何及び/もしくは光学異性体または種
々の組成の異性体混合物の状態で存在し得る。
【0008】更に、一般式(I)
【0009】
【化10】
【0010】式中、R1は水素、アルキル、アルコキ
シ、ハロゲノアルキルまたはハロゲノアルコキシを表わ
し、R2は水素、アルキルまたはハロゲノアルキルを表
わし、R3は水素またはハロゲンを表わし、R4は水素、
シアノ、ハロゲンまたは式 −O−R6、−S−R6、−
C(O)−O−R6、−C(O)−S−R6、−NR67もし
くは−C(O)−NR67の基を表わし、R5はシアノま
たはニトロを表わし、Xは酸素または硫黄を表わし、こ
こにR6及びR7は相互に独立して各々の場合に水素また
は各々の場合に随時置換されていてもよいアルキル、ア
ルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキ
ルアルキル、シクロアルコキシカルボニル、アリールも
しくはアリールアルキルを表わす、の新規な置換された
トリアゾリノンが、 a) 式(II)
【0011】
【化11】
【0012】式中、R1、R2及びXは上記の意味を有す
る、の1H−トリアゾリノンを適当ならば希釈剤の存在
下及び適当ならば反応補助剤の存在下で式(III)
【0013】
【化12】
【0014】式中、R3、R4及びR5は上記の意味を有
し、そしてHalはハロゲンを表わす、のハロゲノベン
ゼンと反応させるか、 b) 式(Ia)
【0015】
【化13】
【0016】式中、R1、R2、R3、R5及びXは上記の
意味を有し、そしてR8はハロゲンを表わす、の置換さ
れたトリアゾリノンを適当ならば希釈剤の存在下及び適
当ならば反応補助剤の存在下で式(IV)
【0017】
【化14】R9−Z−H (IV) 式中、Zは酸素、硫黄または基−N(R7)−を表わし、
9は各々の場合に随時置換されていてもよいアルキ
ル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルまたはア
リールを表わし、そしてR7は上記の意味を有する、の
親核剤と反応させるか、或いは c) 式(V)
【0018】
【化15】
【0019】式中、R1、R3、R4及びR5は上記の意味
を有する、の置換されたトリアゾリノンを適当ならば希
釈剤の存在下及び適当ならば反応補助剤の存在下で式
(VI)
【0020】
【化16】R2−S−Hal (VI) 式中、R2は上記の意味を有し、そしてHalはハロゲ
ンを表わす、のスルフエニル化剤と反応させる場合に得
られることが見い出された。
【0021】最後に、一般式(I)の新規な置換された
トリアゾリノンは除草特性を有することが見い出され
た。
【0022】驚くべきことに、本発明による一般式
(I)の置換されたトリアゾリノンは化学的に、そして
その作用の観点から類似の化合物である当該技術分野で
既知の置換されたトリアゾリノン、例えば化合物3−メ
チル−4−プロパルギル−1−(2,5−ジフルオロ−
4−シアノフエニル)−1,2,4−トリアゾリン−5−
オンと比較して問題ある雑草に対するかなり良好な除草
活性と共に有用な植物に対する匹敵する良好な選択性を
示す。
【0023】式(I)は本発明による置換されたトリア
ゾリノンの一般的定義を与える。好適な式(I)の化合
物はR1が水素或いは各々炭素原子1〜8個及び適当な
らば同一もしくは相異なるハロゲン原子、殊にフツ素、
塩素、臭素またはヨウ素1〜17個を有する各々の場合
に直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、アルコキシ、ハ
ロゲノアルキルまたはハロゲノアルコキシを表わし、R
2が水素或いは各々炭素原子1〜8個及び適当ならば同
一もしくは相異なるハロゲン原子、殊にフツ素、塩素、
臭素またはヨウ素1〜17個を有する各々の場合に直鎖
状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはハロゲノアルキル
を表わし、R3が水素、フツ素、塩素、臭素またはヨウ
素を表わし、R4が水素、シアノ、フツ素、塩素、臭
素、ヨウ素または式 −O−R6、−S−R6、−C(O)
−O−R6、−C(O)−S−R6、−NR67もしくは−
C(O)−NR67を表わし、R5がシアノまたはニトロ
を表わし、そしてXが酸素または硫黄を表わし、ここに
6及びR7が相互に独立して各々の場合に水素または炭
素原子1〜8個を有し、かつ随時同一もしくは相異なる
置換基で1または多置換されていてもよく、その際に適
当な置換基にはハロゲン、殊にフツ素、臭素及び/また
はヨウ素、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、各々
の場合に直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシ、アルコ
キシアルコキシ、ハロゲノアルコキシ(ここにハロゲン
はフツ素、塩素、臭素及び/またはヨウ素を表わす)、
各々個々のアルキル、アルケニルもしくはアルキニル部
分に炭素原子8個までを有するアルキルチオ、アルキル
スルフイニル、アルキルスルホニル、アルキルカルボニ
ル、アルコキシカルボニル、アルケニルオキシカルボニ
ル、アルキニルオキシカルボニル、アルコキシアルコキ
シカルボニル、N−アルキルアミノカルボニル、N,N
−ジアルキルアミノカルボニル、トリアルキルシリルま
たはアルキルスルホニルアミノカルボニル、或いは同一
もしくは相異なるヘテロ原子、殊に窒素、酸素及び/ま
たは硫黄1〜3個を有する5〜7員の、随時ベンゾ融合
されていてもよい、飽和もしくは不飽和の複素環で表わ
される複素環式基がある直鎖状もしくは分枝鎖状のアル
キルを表わすか;R6及びR7が更に各々炭素原子2〜8
個を有し、かつ各々随時フツ素、塩素、臭素及び/また
はヨウ素よりなる群からの同一もしくは相異なる置換基
で1または多置換されていてもよいアルケニルまたはア
ルキニルを表わすか;R6及びR7が更に各々シクロアル
キル部分に炭素原子3〜8個及び適当ならば直鎖状もし
くは分枝鎖状のアルキル部分に炭素原子1〜4個を有
し、かつ各々随時シクロアルキル部分においてフツ素、
塩素、臭素及び/もしくはヨウ素並びに/または各々炭
素原子1〜4個を有する各々の場合に直鎖状もしくは分
枝鎖状のアルキル及び/もしくはアルコキシ及び/もし
くはアルコキシカルボニルよりなる群からの同一もしく
は相異なる置換基で1または多置換されていてもよいシ
クロアルキル、シクロアルキルアルキルまたはシクロア
ルキルオキシカルボニルを表わすか、或いはR6及びR7
が各々アリール部分に炭素原子6〜10個及び適当なら
ば直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル部分に炭素原子1
〜4個を有し、かつ随時アリール部分において同一もし
くは相異なる置換基で1または多置換されていてもよ
く、その際に適当なアリール置換基には各々の場合にハ
ロゲン、シアノ、ニトロ、各々炭素原子1〜6個を有す
る各々の場合に直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、ア
ルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフイニルまたは
アルキルスルホニル、各々炭素原子1〜6個及び同一も
しくは相異なるハロゲン原子1〜13個を有する各々の
場合に直鎖状もしくは分枝鎖状のハロゲノアルキル、ハ
ロゲノアルコキシ、ハロゲノアルキルチオ、ハロゲノア
ルキルスルフイニルまたはハロゲノアルキルスルホニ
ル、個々のアルキル部分に炭素原子1〜6個を有する直
鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシカルボニルアルキル
オキシ、並びに随時ハロゲンが各々の場合にフツ素、塩
素、臭素及び/またはヨウ素を表わす、ハロゲン並びに
/または各々炭素原子1〜6個を有する直鎖状もしくは
分枝鎖状のアルキルもしくはアルコキシ、並びに/また
は各々炭素原子1〜6個及び同一もしくは相異なるハロ
ゲン原子1〜13個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状の
ハロゲノアルキルもしくはハロゲノアルコキシよりなる
群からの同一もしくは相異なる置換基で1または多置換
されていてもよいフエニルがあるアリールアルキルまた
はアリールを表わすものである。
【0024】殊に好適な式(I)の化合物は、R1が水
素或いは各々炭素原子1〜6個及び適当ならば同一もし
くは相異なるハロゲン原子、殊にフツ素、塩素または臭
素1〜13個を有する各々の場合に直鎖状もしくは分枝
鎖状のアルキル、アルコキシ、ハロゲノアルキルまたは
ハロゲノアルコキシを表わし、R2が水素或いは各々炭
素原子1〜6個及び適当ならば同一もしくは相異なるハ
ロゲン原子、殊にフツ素、塩素または臭素1〜13個を
有する各々の場合に直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル
またはハロゲノアルキルを表わし、R3が水素、フツ
素、塩素または臭素を表わし、R4が水素、シアノ、フ
ツ素、塩素、臭素または式 −O−R6、−S−R6、−
C(O)−O−R6、−C(O)−S−R6、−NR67もし
くは−C(O)−NR67を表わし、R5がシアノまたは
ニトロを表わし、そしてXが酸素または硫黄を表わし、
ここにR6及びR7が相互に独立して各々の場合に水素ま
たは炭素原子1〜6個を有し、かつ随時同一もしくは相
異なる置換基で1〜2置換されていてもよく、その際に
適当な置換基にはシアノ、カルボキシル、カルバモイ
ル、各々の場合に直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキ
シ、アルコキシアルコキシ、ハロゲノアルコキシ(ここ
にハロゲンはフツ素、塩素及び/または臭素を表わ
す)、各々個々のアルキル、アルケニルもしくはアルキ
ニル部分に炭素原子6個までを有するアルキルチオ、ア
ルキルスルフイニル、アルキルスルホニル、アルキルカ
ルボニル、アルコキシカルボニル、アルケニルオキシカ
ルボニル、アルキニルオキシカルボニル、アルコキシア
ルコキシカルボニル、N−アルキルアミノカルボニル、
N,N−ジアルキルアミノカルボニル、トリアルキルシ
リルまたはアルキルスルホニルアミノカルボニル、或い
は同一もしくは相異なるヘテロ原子、殊に窒素、酸素及
び/または硫黄1〜3個を有する5または6員の、飽和
もしくは不飽和の複素環で表わされる複素環式基がある
直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルを表わすか;R6
びR7が更に炭素原子1〜6個及び同一もしくは相異な
るハロゲン原子、殊にフツ素、塩素及び/または臭素1
〜13個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のハロゲノア
ルキルを表わすか;R6及びR7が更に各々炭素原子2〜
6個を有し、かつ各々随時フツ素、塩素及び/または臭
素よりなる群からの同一もしくは相異なる置換基で1〜
5置換されていてもよいアルケニルまたはアルキニルを
表わすか;R6及びR7が更に各々シクロアルキル部分に
炭素原子3〜7個及び適当ならば直鎖状もしくは分枝鎖
状のアルキル部分に炭素原子1〜3個を有し、かつ各々
随時シクロアルキル部分においてフツ素、塩素及び/も
しくは臭素並びに/または各々炭素原子1〜3個を有す
る各々の場合に直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル及び
/もしくはアルコキシ及び/もしくはアルコキシカルボ
ニルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基で1
〜4置換されていてもよいシクロアルキル、シクロアル
キルアルキルまたはシクロアルキルオキシカルボニルを
表わすか、或いはR6及びR7が各々アリール部分に炭素
原子6〜10個及び適当ならば直鎖状もしくは分枝鎖状
のアルキル部分に炭素原子1〜3個を有し、かつ随時ア
リール部分において同一もしくは相異なる置換基で1〜
5置換されていてもよく、その際に適当なアリール置換
基には各々の場合にハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロ
キシ、各々炭素原子1〜4個を有する各々の場合に直鎖
状もしくは分枝鎖状のアルキル、アルコキシ、アルキル
チオ、アルキルスルフイニルまたはアルキルスルホニ
ル、各々炭素原子1〜4個及び同一もしくは相異なるハ
ロゲン原子1〜9個を有する各々の場合に直鎖状もしく
は分枝鎖状のハロゲノアルキル、ハロゲノアルコキシ、
ハロゲノアルキルチオ、ハロゲノアルキルスルフイニル
またはハロゲノアルキルスルホニル、個々のアルキル部
分に炭素原子1〜4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状
のアルコキシカルボニルアルキルオキシ、並びに随時ハ
ロゲンが各々の場合にフツ素、塩素及び/または臭素を
表わす、ハロゲン並びに/または各々炭素原子1〜4個
を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルもしくはア
ルコキシ、並びに/または各々炭素原子1〜4個及び同
一もしくは相異なるハロゲン原子1〜9個を有する直鎖
状もしくは分枝鎖状のハロゲノアルキルもしくはハロゲ
ノアルコキシよりなる群からの同一もしくは相異なる置
換基で1〜5置換されていてもよいフエニルがあるアリ
ールアルキルまたはアリールを表わすものである。
【0025】極めて殊に好適な式(I)の化合物は、R
1が水素或いは各々炭素水素原子1〜4個及び適当なら
ば同一もしくは相異なるハロゲン原子、殊にフツ素、塩
素、または臭素1〜9個を有する各々の場合に直鎖状も
しくは分枝鎖状のアルキル、アルコキシ、ハロゲノアル
キルまたはハロゲノアルコキシを表わし、R2が水素或
いは各々炭素原子1〜4個及び適当ならば同一もしくは
相異なるハロゲン原子、殊にフツ素、塩素または臭素1
〜9個を有する各々の場合に直鎖状もしくは分枝鎖状の
アルキルまたはハロゲノアルキルを表わし、R3が水
素、フツ素、塩素、または臭素を表わし、R4が水素、
シアノ、フツ素、塩素、臭素または式 −O−R6、−S
−R6、−C(O)−O−R6、−C(O)−S−R6、−N
67もしくは−C(O)−NR67を表わし、R5がシ
アノまたはニトロを表わし、そしてXが酸素または硫黄
を表わし、ここにR6及びR7が相互に独立して各々の場
合に水素または炭素原子1〜4個を有し、かつ随時1置
換されていてもよく、その際に適当な置換基にはシア
ノ、カルボキシル、カルバモイル、各々の場合に直鎖状
もしくは分枝鎖状のアルコキシ、アルコキシアルコキ
シ、ハロゲノアルコキシ(ここにハロゲンはフツ素、塩
素、及び/または臭素を表わす)、各々個々のアルキ
ル、アルケニルもしくはアルキニル部分に炭素原子4個
までを有するアルキルチオ、アルキルスルフイニル、ア
ルキルスルホニル、アルキルカルボニル、アルコキシカ
ルボニル、アルケニルオキシカルボニル、アルキニルオ
キシカルボニル、アルコキシアルコキシカルボニル、N
−アルキルアミノカルボニル、N,N−ジアルキルアミ
ノカルボニル、トリアルキルシリルまたはアルキルスル
ホニルアミノカルボニル、或いは同一もしくは相異なる
ヘテロ原子、殊に窒素、酸素及び/または硫黄1〜3個
を有する5または6員の、飽和もしくは不飽和の複素環
で表わされる複素環式基がある直鎖状もしくは分枝鎖状
のアルキルを表わすか;R6及びR7が更に炭素原子1〜
4個及び同一もしくは相異なるハロゲン原子、殊にフツ
素、塩素及び/または臭素1〜9個を有する直鎖状もし
くは分枝鎖状のハロゲノアルキルを表わすか;R6及び
7が更に各々炭素原子3〜5個を有し、かつ各々随時
同一もしくは相異なるハロゲン置換基、殊にフツ素、塩
素及び/または臭素で1〜3置換されていてもよいアル
ケニルまたはアルキニルを表わすか;R6及びR7が更に
各々シクロアルキル部分に炭素原子3〜6個及び適当な
らばアルキル部分に炭素原子1または2個を有し、かつ
各々随時シクロアルキル部分においてフツ素、塩素、臭
素、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、メトキシカ
ルボニル及び/またはエトキシカルボニルよりなる群か
らの同一もしくは相異なる置換基で1または2置換され
ていてもよいシクロアルキル、シクロアルキルアルキル
またはシクロアルキルオキシカルボニルを表わすか、或
いはR6及びR7が各々随時フエニル部分において同一も
しくは相異なる置換基で1〜3置換されていてもよく、
かく適当ならばアルキル部分に炭素原子1または2個を
有し、その際に適当なフエニル置換基には各々の場合に
ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、各々炭素原子
1〜3個を有する各々の場合に直鎖状もしくは分枝鎖状
のアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスル
フイニルまたはアルキルスルホニル、或いは各々炭素原
子1〜3個及び同一もしくは相異なるハロゲン原子1〜
7個を有する各々の場合に直鎖状もしくは分枝鎖状のハ
ロゲノアルキル、ハロゲノアルコキシ、ハロゲノアルキ
ルチオ、ハロゲノアルキルスルフイニルまたはハロゲノ
アルキルスルホニル、及び個々のアルキル部分に炭素原
子1または2個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアル
コキシカルボニルアルキルオキシがあり、ここにハロゲ
ンが各々の場合にフツ素、塩素及び/または臭素を表わ
すものである。
【0026】次の一般式(I)の置換されたトリアゾリ
ノンを製造実施例に示す化合物に加えて個々に挙げ得
る:
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】
【表4】
【0031】
【表5】
【0032】
【表6】
【0033】
【表7】
【0034】
【表8】
【0035】
【表9】
【0036】
【表10】
【0037】
【表11】
【0038】
【表12】
【0039】
【表13】
【0040】
【表14】
【0041】
【表15】
【0042】
【表16】
【0043】
【表17】
【0044】
【表18】
【0045】例えば、出発物質として3−トリフルオロ
メチル−4−メトキシ−1,2,4−トリアゾリン−5−
オン及び2,4,5−トリフルオロベンゾニトリルを用い
る場合、本発明による工程(a)の反応の経路は次式に
より表わし得る:
【0046】
【化17】
【0047】例えば、出発物質として1−(4−シアノ
−2,5−ジフルオロフエニル)−4−メトキシ−3−
トリフルオロメチル−1,2,4−トリアゾリン−5−オ
ン及び3−ブチン−2−オールを用いる場合、本発明に
よる工程(b)の反応の経路は次式により表わし得る:
【0048】
【化18】
【0049】例えば、出発物質として1−(4−シアノ
−2,5−ジフルオロフエニル)−5−トリフルオロメ
チル−(4H)−1,2,4−トリアゾリン−5−オン及
び塩化ジクロロフルオロメチルスルフエニルを用いる場
合、本発明による工程(c)の反応の経路は次式により
表わし得る:
【0050】
【化19】
【0051】式(II)は本発明による工程(a)を行
う際に出発物質として必要とされる1H−トリアゾリノ
ンの一般的定義を与える。この式(II)において、R
1、R2及びXは好ましくは、そして殊に好ましくはこれ
らの置換基に対して好適及び殊に好適なものとして本発
明による式(I)の化合物の記載に関連して既に挙げら
れた基を表わす。
【0052】式(II)の1H−トリアゾリノンは公知
であるか、または公知の方法と同様に得ることができる
[例えばヨーロツパ特許第422,469号;Arch. Pha
rm.320,1167〜1173(1987);特開昭
60ー16978号;Arch.Pharm. 301,827〜8
29(1968);ドイツ国特許出願公開第4,131,
842号参照]。
【0053】式(III)は本発明による工程(a)を
行う際に出発物質として更に必要とされるハロゲノベン
ゼン誘導体の一般的定義を与える。この式(III)に
おいて、R3、R4及びR5は好ましくは、そして殊に好
ましくはこれらの置換基に対して好適及び殊に好適なも
のとして本発明による式(I)の化合物の記載に関連し
て既に挙げられた基を表わす。Halは好ましくはフツ
素、塩素または臭素、殊にフツ素または塩素を表わす。
【0054】式(III)のハロゲノベンゼン誘導体は
公知の方法と同様にして得ることができる(例えばヨー
ロツパ特許第191,181号;同第441,004号;
同第431,373号参照)。
【0055】式(Ia)は本発明による工程(b)を行
う際に出発物質として必要とされる置換されたトリアゾ
リノンの一般的定義を与える。この式(Ia)におい
て、R1、R2、R3、R5及びXは好ましくは、そして殊
に好ましくはこれらの置換基に対して好適及び殊に好適
なものとして本発明による式(I)の物質の記載に関連
して既に挙げられた基を表わす。R8は好ましくはフツ
素、塩素または臭素、殊にフツ素または塩素を表わす。
【0056】式(Ia)の置換されたトリアゾリノンは
本発明による化合物であり、そして本発明による工程
(a)及び/または(c)により得ることができる。
【0057】式(IV)は本発明による工程(b)を行
う際に出発物質として更に必要とされる親核剤の一般的
定義を与える。この式(IV)において、Zは好ましく
は酸素、硫黄または基−N(R7)−を表わす。R9は好ま
しくは、そして殊に好ましくは水素基を除いて、置換基
6に対して好適及び殊に好適なものとして本発明によ
る式(I)の物質の記載に関連して既に挙げられた基を
表わす。R7は好ましくは、そして殊に好ましくはこの
置換基に対して好適及び殊に好適なものとして本発明に
よる式(I)の物質の記載に関連して既に挙げられた基
を表わす。式(IV)の親核剤は一般的に公知の有機化
学の化合物である。
【0058】式(V)は本発明による工程(c)を行う
際に遊離体(educt)として必要とされる置換されたト
リアゾリノンの一般的定義を与える。この式(Ib)に
おいて、R1、R3、R4及びR5は好ましくは、そして殊
に好ましくはこれらの置換基に対して好適及び殊に好適
なものとして本発明による式(I)の物質の記載に関連
して既に挙げられた基を表わす。
【0059】式(V)の置換されたトリアゾリノンは公
知の方法と同様にして得ることができる[例えばドイツ
国特許出願公開第3,839,480号;米国特許第4,
894,084号;Angew. Chemie 85,447〜44
8(1973);Synth. Commun.16,163〜167
(1986);Liebigs Ann. Chem. 722,29〜3
7(1969);J. Indian Chem. Soc. ,899〜
901(1930)参照]。
【0060】式(VI)は本発明による工程(c)を行
う際に遊離体として更に必要とされるスルフエニル化剤
の一般的定義を与える。この式(VI)において、R2
は好ましくは、そして殊に好ましくはこの置換基に対し
て好適及び殊に好適なものとして本発明による式(I)
の物質の記載に関連して既に挙げられた基を表わす。H
alは好ましくはフツ素、塩素、臭素またはヨウ素、殊
に塩素を表わす。
【0061】式(V)のスルフエニル化剤は一般的に公
知の有機化学の化合物である。
【0062】本発明による工程(a)を行う際に適する
希釈剤は不活性有機溶媒である。これらのものには殊に
脂肪族、脂環式または芳香族の、随時ハロゲン化されて
いてもよい炭化水素例えばベンジン、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、石
油エーテル、ヘキサン、シクロヘキサン、ジクロロメタ
ン、クロロホルムまたは四塩化炭素;エーテル例えばジ
エチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジオキサ
ン、テトラヒドロフランまたはエチレングリコールジメ
チルエーテルもしくはエチレングリコールジエチルエー
テル;ケトン例えばアセトン、ブタノンまたはメチルイ
ソブチルケトン;ニトリル例えばアセトニトリル、プロ
ピオニトリルまたはベンゾニトリル;アミド例えばN,
N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトア
ミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチルピロリド
ンまたはヘキサメチルリン酸トリアミド、エステル例え
ば酢酸メチルまたは酢酸エチル、或いはアルコール例え
ばメタノール、エタノール、エチレングリコールモノメ
チルエーテルまたはジエチレングリコールモノメチルエ
ーテルが含まれる。
【0063】本発明による工程(a)は好ましくは適当
な反応補助剤の存在下で行う。適当な反応補助剤は全て
の通常の無機または有機塩基またはフツ化物である。こ
れらのものには例えばアルカリ土類金属水酸化物または
アルカリ金属水酸化物例えば水酸化ナトリウム、水酸化
カルシウム、水酸化カリウムまたは他に水酸化アンモニ
ウム、アルカリ金属炭酸塩例えば炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム、炭酸セシウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素
ナトリウムまたは炭酸アンモニウム、アルカリ金属酢酸
塩またはアルカリ土類金属酢酸塩例えば酢酸ナトリウ
ム、酢酸カリウム、酢酸カルシウムまたは酢酸アンモニ
ウム、フツ化ナトリウム、フツ化カリウム、及びまた第
三級アミン例えばトリメチルアミン、トリエチルアミ
ン、トリブチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、ピ
リジン、ピペリジン、N−メチルピペリジン、N,N−
ジメチルアミノピリジン、ジアザビシクロオクタン(D
ABCO)、ジアザビシクロノネン(DBN)またはジ
アザビシクロウンデセン(DBU)が含まれる。
【0064】本発明による工程(a)を行う場合、反応
温度は実質的な範囲内で変え得る。一般に、本法は0乃
至180℃間、好ましくは20乃至120℃間の温度で
行う。
【0065】本発明による工程(a)は通常大気圧下で
行う。しかしながらまた、本法は昇圧または減圧下でも
行い得る。
【0066】本発明による工程(a)を行うために、式
(II)の1H−トリアゾリノン1モル当り1.0〜3.
0モル、好ましくは1.0〜1.5モルの式(III)の
ハロゲノベンゼン誘導体及び適当ならば1.0〜3.0モ
ル、好ましくは1.0〜1.5モルの反応補助剤としての
塩基を一般に用いる。反応を行い、反応生成物を公知の
方法により処理し、そして単離する(これに関しては製
造実施例も参照)。
【0067】本発明による工程(b)を行う際に適する
希釈剤は不活性有機溶媒である。本発明による工程
(a)の記載に挙げられる溶媒が好適に用いられる。
【0068】本発明による工程(b)は好ましくは適当
な反応補助剤の存在下で行う。適当な反応補助剤は全て
の通常の無機または有機塩基またはフツ化物である。こ
れらのものには例えばアルカリ土類金属またはアルカリ
金属の水素化物、水酸化物、アミド、アルコラート、酢
酸塩、炭酸塩または炭酸水素塩例えば水素化ナトリウ
ム、ナトリウムアミド、ナトリウムメチラート、ナトリ
ウムエチラート、カリウムt−ブチラート、水酸化ナト
リウム、水酸化カルシウム、水酸化カリウム、水酸化ア
ンモニウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸カル
シウム、酢酸アンモニウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウム、炭酸セシウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナト
リウムまたは炭酸アンモニウム、フツ化ナトリウム、フ
ツ化カリウム、及び第三級アミン例えばトリメチルアミ
ン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、N,N−ジ
メチルアニリン、ピリジン、N−メチルピペリジン、
N,N−ジメチルアミノピリジン、ジアザビシクロオク
タン(DABCO)、ジアザビシクロノネン(DBN)
またはジアザビシクロウンデセン(DBU)が含まれ
る。本発明による工程(b)を行う場合、反応温度は実
質的な範囲内で変え得る。一般に、本法は0乃至180
℃間、好ましくは20乃至120℃間の温度で行う。
【0069】本発明による工程(b)は通常大気圧下で
行う。しかしながらまた、本法は加圧下または減圧下で
も行い得る。
【0070】本発明による工程(b)を行うために、式
(Ia)の置換されたトリアゾリノン1モル当り1.0
〜3.0モル、好ましくは1.0〜1.5モルの式(I
V)の親核剤及び適当ならば1.0〜3.0モル、好まし
くは1.0〜1.5モルの反応補助剤としての塩基を一般
に用いる。
【0071】反応を行い、反応生成物を公知の方法によ
り処理し、そして単離する(これに関しては製造実施例
も参照)。
【0072】本発明による工程(c)を行う際に適する
希釈剤は不活性有機溶媒である。これらのものには殊に
脂肪族、脂環式または芳香族の、随時ハロゲン化されて
いてもよい炭化水素例えばベンジン、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、石
油エーテル、ヘキサン、シクロヘキサン、ジクロロメタ
ン、クロロホルムまたは四塩化炭素;エーテル例えばジ
エチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジオキサ
ン、テトラヒドロフランまたはエチレングリコールジメ
チルエーテルもしくはエチレングリコールジエチルエー
テル;ケトン例えばアセトン、ブタノンまたはメチルイ
ソブチルケトン;ニトリル例えばアセトニトリル、プロ
ピオニトリルまたはベンゾニトリル;アミド例えばN,
N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトア
ミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチルピロリド
ンまたはヘキサメチルリン酸トリアミド;エステル例え
ば酢酸メチルまたは酢酸エチル、スルホキシド例えばジ
メチルスルホキシド、或いは酸例えば酢酸が含まれる。
【0073】本発明による工程(c)は好ましくは適当
な反応補助剤の存在下で行う。適当な反応補助剤は全て
の通常の無機または有機塩基である。これらのものには
例えばアルカリ土類金属水酸化物またはアルカリ金属水
酸化物例えば水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム、水
酸化カリウム、またはまた水酸化アンモニウム、アルカ
リ金属炭酸塩例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭
酸セシウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウムま
たは炭酸アンモニウム、アルカリ金属酢酸塩またはアル
カリ土類金属酢酸塩例えば酢酸ナトリウム、酢酸カリウ
ム、酢酸カルシウムまたは酢酸アンモニウム、及びまた
第三級アミン例えばトリメチルアミン、トリエチルアミ
ン、トリブチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、ピ
リジン、ピペリジン、N−メチルピペリジン、N,N−
ジメチルアミノピリジン、ジアザビシクロオクタン(D
ABCO)、ジアザビシクロノネン(DBN)またはジ
アザビシクロウンデセン(DBU)が含まれる。
【0074】本発明による工程(c)を行う場合、反応
温度は実質的な範囲内で変え得る。一般に、本法は−2
0乃至120℃間、好ましくは0乃至80℃間の温度で
行う。
【0075】本発明による工程(c)は通常大気圧下で
行う。しかしながらまた、本法は加圧下または減圧下で
も行い得る。
【0076】本発明による工程(c)を行うために、式
(V)の置換されたトリアゾリノン1モル当り1.0〜
3.0モル、好ましくは1.0〜2.0モルの式(VI)
のスルフエニル化剤及び適当ならば1.0〜3.0モル、
好ましくは1.0〜2.0モルの反応補助剤としての塩基
を一般に用いる。
【0077】反応を行い、反応生成物を公知の方法によ
り処理し、そして単離する(これに関しては製造実施例
も参照)。
【0078】式(I)の最終生成物を常法により、例え
ばカラムクロマトグラフイーまたは再結晶により精製す
る。
【0079】これらのものは融点または、結晶化しない
化合物の場合は核磁気共鳴分光法(1H NMR)により
特性決定する。
【0080】本発明による活性化合物は、落葉剤、乾燥
剤、広葉樹の破壊剤及び、ことに殺雑草剤として使用す
ることができる。雑草とは、最も広い意味において、植
物を望まない場所に生長するすべての植物を意味する。
本発明による物質は、本質的に使用量に依存して完全除
草剤または選択的除草剤として作用する。
【0081】本発明による化合物は、例えば、次の植物
に関連して使用することができる: 次の属の双子葉雑草 :カラシ属(Sinapis)、マメグン
バイナズナ属(Leipidium)、ヤエムグラ属(Galiu
m)、ハコベ属(Stellaria)、シカギク属(Matricari
a)、カミツレモドキ属(Anthemis)、ガリンソガ属(G
alinsoga)、アカザ属(Chenopodium)、イラクサ属(U
rtica)、キオン属(Senecio)、ヒユ属(Amaranthu
s)、スベリヒユ属(Portulaca)、オナモミ属(Xanthi
um)、ヒルガオ属(Convolvulus)、サツマイモ属(Ipo
moea)、タデ属(Polygonum)、セスバニア属(Sesbani
a)、オナモミ属(Ambrosia)、アザミ属(Cirsium)、
ヒレアザミ属(Carduus)、ノゲシ属(Sonchus)、ナス
属(Solanum)、イヌガラシ属(Rorippa)、キカシグサ
属(Rotala)、アゼナ属(Lindernia)、ラミウム属(L
amium)、クワガタソウ属(Veronica)、イチビ属(Abu
tilon)、エメクス属(Emex)、チヨウセンアサガオ属
(Datura)、スミレ属(Viola)、チシマオドリコ属(G
aleopsis)、ケシ属(Papaver)、センタウレア属(Cen
taurea)、シロツメクサ属(Trifolium)、キンポウゲ
属(Ranunclus)及びタンポポ属(Taraxacum)。
【0082】次の属の双子葉栽培植物:ワタ属(Gossyp
ium)、ダイズ属(Glycine)、フダンソウ属(Beta)、
ニンジン属(Daucus)、インゲンマメ属(Phaseolu
s)、エンドウ属(Pisum)、ナス属(Solanum)、アマ
属(Linum)、サツマイモ属(Ipomoea)、ソラマメ属
(Vicia)、タバコ属(Nicotiana)、トマト属(Lycope
rsicon)、ラツカセイ属(Arachis)、アブラナ属(Bra
ssica)、アキノノゲシ属(Lactuca)、キユウリ属(Cu
cumis)及びウリ属(Cucurbita)。
【0083】次の属の単子葉雑草:ヒエ属(Echinochlo
a)、エノコログサ属(Setaria)、キビ属(Panicu
m)、メヒシバ属(Digitaria)、アワガリエ属(Phleu
m)、スズメノカタビラ属(Poa)、ウシノケグサ属(Fe
stuca)、オヒシバ属(Eleusine)、ブラキアリア属(B
rachiaria)、ドクムギ属(Lolium)、スズメノチヤヒ
キ属(Bromus)、カラスムギ属(Avena)、カヤツリグ
サ属(Cyperus)、モロコシ属(Sorghum)、カモジグサ
属(Agropyron)、シノドン属(Cynodon)、ミズアオイ
属(Monochoria)、テンツキ属(Fimbristylis)、オモ
ダカ属(Sagittaria)、ハリイ属(Eleocharis)、ホタ
ルイ属(Scirpus)、パスパルム属(Paspalum)、カモ
ノハシ属(Ischaemum)、スフエノクレア属(Sphenocle
a)、ダクチロクテニウム属(Dactyloctenium)、ヌカ
ボ属(Agrostis)、スズメノテツポウ属(Alopecurus)
及びアペラ属(Apera)。
【0084】次の属の単子葉栽培植物:イネ属(Oryz
a)、トウモロコシ属(Zea)、コムギ属(Triticum)、
オオムギ属(Hordeum)、カラスムギ属(Avena)、ライ
ムギ属(Secale)、モロコシ属(Sorghum)、キビ属(P
anicum)、サトウキビ属(Saccharum)、アナナス属(A
nanas)、クサスギカズラ属(Asparagus)およびネギ属
(Allium)。
【0085】しかしながら、本発明による活性化合物の
使用はこれらの属にまつたく限定されず、同じ方法で他
の植物に及ぶ。
【0086】化合物は、濃度に依存して、例えば工業地
域及び鉄道線路上、樹木が存在するか或いは存在しない
道路及び広場上の雑草の完全防除に適する。同等に、化
合物は多年生栽培植物、例えば造林、装飾樹木、果樹
園、ブドウ園、かんきつ類の木立、クルミの果樹園、バ
ナナの植林、コーヒーの植林、茶の植林、ゴムの木の植
林、油ヤシの植林、カカオの植林、小果樹の植え付け及
びホツプの栽培植物の中の雑草の防除に、そして1年生
栽培植物中の雑草の選択的防除に使用することができ
る。
【0087】これに関連して、本発明による活性化合物
は双子葉の栽培植物例えば大豆またはワタにおける単子
葉及び双子葉の雑草を選択的に防除する際に殊に好適に
使用し得る。
【0088】加えてまた、本発明による活性化合物は殺
菌・殺カビ特性(fungicidal property)を有し、そし
て適当な施用割合で、例えばまた穀物の病気例えば穀物
のうどんこ病の病原菌(Erysiphe graminis)またはイ
ネのいもち病の病原菌(Pyricularia oryzae)を防除す
る際に使用し得る。
【0089】本活性化合物は普通の組成物例えば、溶
液、乳液、懸濁剤、粉末、包沫剤、塗布剤、顆粒、エア
ロゾル、活性化合物を含浸させた天然及び合成物質、並
びに重合物質中の極く細かいカプセルに変えることがで
きる。
【0090】これらの組成物は公知の方法において、例
えば活性化合物を伸展剤、即ち液体溶媒及び/または固
体の担体と随時表面活性剤、即ち乳化剤及び/または分
散剤及び/または発泡剤と混合して製造される。
【0091】また伸展剤として水を用いる場合、例えば
補助溶媒として有機溶媒を用いることもできる。液体溶
媒として、主に、芳香族炭化水素例えばキシレン、トル
エンもしくはアルキルナフタレン、塩素化された芳香族
もしくは塩素化された脂肪族炭化水素例えばクロロベン
ゼン、クロロエチレンもしくは塩化メチレン、脂肪族炭
化水素例えばシクロヘキサン、またはパラフイン例えば
鉱油留分、鉱油及び植物油、アルコール例えばブタノー
ルもしくはクリコール並びにそのエーテル及びエステ
ル、ケトン例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトンもしくはシクロヘキサノン、強い有
極性溶媒例えばジメチルホルムアミド及びジメチルスル
ホキシド並びに水が適している。
【0092】固体の担体として、例えばアンモニウム塩
及び粉砕した天然鉱物、例えばカオリン、クレイ、タル
ク、チヨーク、石英、アタパルジヤイト、モントモリロ
ナイト、またはケイソウ土並びに粉砕した合成鉱物例え
ば高度に分散性ケイ酸、アルミナ及びシリケートが適し
ている;粒剤に対する固体の担体として、粉砕し且つ分
別した天然岩、例えば方解石、大理石、軽石、海泡石及
び白雲石並びに無機及び有機のひきわり合成顆粒及び有
機物質の顆粒例えばおがくず、やしがら、トウモロコシ
穂軸及びタバコ茎が適している;乳化剤及び/または発
泡剤として非イオン性及び陰イオン性乳化剤例えばポリ
オキシエチレン−脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
脂肪族アルコールエーテル例えばアルキルアリールポリ
グリコールエーテル、アルキルスルホネート、アルキル
スルフエート、アリールスルホネート並びにアルブミン
加水分解生成物が適している;分散剤として、例えばリ
グニンスルフアイト廃液及びメチルセルロースが適して
いる。
【0093】接着剤例えばカルボキシメチルセルロース
並びに粉状、粒状またはラテツクス状の天然及び合成重
合体例えばアラビアゴム、ポリビニルアルコール及びポ
リビニルアセテート並びに天然リン脂質例えばセフアリ
ン及びレシチン、及び合成リン脂質を組成物に用いるこ
とができる。更に添加物は鉱油及び植物油であることが
できる。
【0094】着色剤例えば無機顔料、例えば酸化鉄、酸
化チタン及びプルシアンブルー並びに有機染料例えばア
リザリン染料、アゾ染料及び金属フタロシアニン染料、
及び微量の栄養剤例えば鉄、マンガン、ホウ素、銅、コ
バルト、モリブテン及び亜鉛の塩を用いることができ
る。
【0095】調製物は一般に活性化合物0.1乃至95
重量%間、好ましくは0.5乃至90重量%間を含有す
る。
【0096】また本発明による活性化合物は、そのまま
或いはその調製物の形態において、公知の除草剤との混
合物として雑草を防除するために用いることもでき、仕
上げた配合物または槽混合が可能である。
【0097】混合物に適する除草剤は公知の除草剤例え
ばアニリド例えばジフルフエニカン及びプロパニル;ア
リールカルボン酸例えばジクロロピコリン酸、ジカンバ
またはピクロラム;アリールオキシアルカン酸例えば
2,4−D、2,4−DB、2,4−DP、フルロキシピ
ル、MCPA、MCPP及びトリクロピル;アリールオ
キシ−フエノキシ−アルカン酸エステル例えばジクロホ
ツプ−メチル、フエノキサプロツプ−エチル、フルアジ
ホツプ−ブチル、ハロキシホツプ−メチル及びキザロホ
ツプ−エチル;アジノン例えばクロリダゾン及びノルフ
ルラゾン;カルバメート例えばクロルプロフアム、デス
メジフアム、フエンメジフアム及びプロフアム;クロロ
アセトアニリド例えばアラクロル、アセトクロル、ブタ
クロル、メタザクロル、メトラクロル、プレチラクロル
及びプロパクロル;ジニトロアニリン例えばオリザリ
ン、ペンジメタリン及びトリフルラリン;ジフエニルエ
ーテル例えばアシフルオルフエン、ビフエノツクス、フ
ルオログリコフエン、ホメサフエン、ハロサフエン、ラ
クトフエン及びオキシフルオルフエン;ウレア例えばク
ロルトルロン、ジウロン、フルオメツロン、イソプロツ
ロン、リヌロン及びメタベンズチアズロン;ヒドロキシ
ルアミン例えばアロキシジム、クレトジム、シクロキシ
ジム、セトキシジム及びトラルコキシジム;イミダゾリ
ノン例えばイマゼタピル、イマザメタベンズ、イマザピ
ル及びイマザキン;ニトリル例えばブロモキシニル、ジ
クロベニル及びイオキシニル;オキシアセトアミド例え
ばメフエナセツト;スルホニルウレア例えばアミドスル
フロン、ベンスルフロン−メチル、クロリムロン−エチ
ル、クロルスルフロン、シノスルフロン、メツルフロン
−メチル、ニコスルフロン、プリミスルフロン、ピラゾ
スルフロン−エチル、チフエンスルフロン−メチル、ト
リアスルフロン及びトリベヌロン−メチル;チオカルバ
メート例えばブチレート、シクロエート、ジ−アレー
ト、EPTC、エスプロカルブ、モリネート、プロスル
ホカルブ、チオベンカルブ及びトリ−アレート;トリア
ジン例えばアトラジン、シアナジン、シマジン、シメト
リン、ターブトリン及びターブチラジン;トリアジノン
例えばヘキサジノン、メタミトロン及びメトリブジン;
他のもの例えばアミノトリアゾール、ベンフレセート、
ベンタゾン、シンメチリン、クロマゾン、クロピラリ
ド、ジフエンゾクアツト、ジチオピル、エトフメセー
ト、フルオロクロリドン、グルホシネート、グリホセー
ト、イソキサベン、ピリデート、キンクロラツク、キン
メラツク、スルホセート及びトリジフアンである。
【0098】また他の公知の活性化合物、例えば殺菌・
殺カビ剤(fungicides)、殺虫剤(insecticides)、殺
ダニ剤(acaricides)、殺線虫剤(nematicides)、小
鳥忌避剤、植物栄養剤及び土壌改良剤との混合物が可能
である。
【0099】本活性化合物はそのままで、或いはその配
合物の形態またはその配合物から更に希釈して調製した
使用形態、例えば調製済液剤、懸濁剤、乳剤、粉剤、塗
布剤及び粒剤の形態で使用することができる。これらの
ものは普通の方法で、例えば液剤散布(watering)、ス
プレー、アトマイジング(atomising)または粒剤散布
(scattering)によつて施用される。
【0100】本発明による活性化合物は植物の発芽の前
または後に施用することができる。また本化合物は種子
をまく前に土壌中に混入することができる。
【0101】本活性化合物の使用量は実質的な範囲内で
変えることができる。この量は本質的に所望の効果の特
質に依存する。一般に、施用量は土壌表面1ヘクタール
当り活性化合物0.01乃至10kg間、好ましくは0.
05乃至5kg/ha間である。
【0102】
【製造実施例】実施例1
【0103】
【化20】
【0104】(工程a)5−クロロ−2,4−ジフルオ
ロベンゾニトリル7.0g(0.04モル)を室温でジメ
チルスルホキシド50ml中の4−メトキシ−3−メチ
ル−1H−1,2,4−トリアゾリン−5−オン(例えば
ヨーロツパ特許第422,469号参照)及び炭酸カリ
ウム5.5g(0.04モル)に加え、続いて混合物を室
温で16時間撹拌した。処理のために、反応混合物を真
空中で濃縮し、残渣をジクロロメタン中に取り入れ、続
いて順次希塩酸及び水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で
乾燥し、そして溶媒を真空中で除去した。
【0105】融点102℃の1−(2−クロロ−4−シ
アノ−5−フルオロフエニル)−4−メトキシ−3−メ
チル−1,2,4−トリアゾリン−5−オン8.5g(理
論値の75%)が得られた。
【0106】出発化合物の製造実施例III−1
【0107】
【化21】
【0108】2,4,5−トリクロロベンゾニトリル(例
えばヨーロツパ特許第441,004号参照)220g
(1.06モル)を室温で撹拌しながら蒸留したテトラ
メチレンスルホン400ml中のフツ化カリウム250
g(4.31モル)に加え、続いて混合物を195〜2
00℃で10時間撹拌した。処理のために、混合物を冷
却し、水500mlを加え、そして混合物を水蒸気蒸留
した。有機部分をジクロロメタン中に取り入れ、硫酸ナ
トリウム上で乾燥し、真空中で濃縮し、そして蒸留し
た。
【0109】30ミリバールで105〜107℃の沸点
及び48〜50℃の融点を有する2,4−ジフルオロ−
5−クロロベンゾニトリル108g(理論値の58%)
が得られた。
【0110】実施例2
【0111】
【化22】
【0112】(工程b)乾燥エタノール10mlに溶解
した1−(2−クロロ−4−シアノ−5−フルオロフエ
ニル)−4−メトキシ−3−メチル−1,2,4−トリア
ゾリン−5−オン2.8g(0.01モル)を室温で撹拌
しながらエタノール10ml中のナトリウムエチラート
0.012モルの溶液に加え、続いて混合物を室温で1
6時間撹拌した。処理のために、反応混合物を真空中で
濃縮し、残渣をジクロロメタン30ml中に取り入れ、
混合物を順次希塩酸及び水で洗浄し、硫酸ナトリウム上
で乾燥し、そして真空中で溶媒を除去した。残渣をシリ
カゲル上のクロマトグラフイー(溶離液:ジクロロメタ
ン/メタノール40:1)により精製することができ
た。
【0113】融点115℃の1−(2−クロロ−4−シ
アノ−5−エトキシフエニル)−4−メトキシ−3−メ
チル−1,2,4−トリアゾリン−5−オン0.8g(理
論値の25%)が得られた。
【0114】実施例3
【0115】
【化23】
【0116】(工程c)塩化ジクロロフルオロメチルス
ルフエニル4.2g(0.025モル)及びトリエチルア
ミン2.5g(0.025モル)を順次0〜5℃で撹拌し
ながら四塩化炭素80ml中の1−(2−フルオロ−4
−シアノ−5−エトキシフエニル)−3−メチル−4H
−1,2,4−トリアゾリン−5−オン2.6g(0.01
モル)の溶液に加え、続いて混合物を12時間還流させ
た。処理のために、反応混合物を水で洗浄し、硫酸ナト
リウム上で乾燥し、そして真空中で濃縮した。残渣をシ
リカゲル上のクロマトグラフイー(溶離液:ジクロロメ
タン/メタノール100:1)により精製することがで
きた。
【0117】融点185℃の1−(2−フルオロ−4−
シアノ−5−エトキシフエニル)−3−メチル−4−ジ
クロロフルオロメチルスルフエニル−1,2,4−トリア
ゾリン−5−オン1.3g(理論値の33%)が得られ
た。
【0118】出発化合物の製造実施例V−1
【0119】
【化24】
【0120】乾燥エタノール40mlに溶解した1−
(2,5−ジフルオロ−4−シアノフエニル)−3−メ
チル−4H−1,2,4−トリアゾリン−5−オン(例え
ばドイツ国特許出願公開第3,839,480号参照)
5.4g(0.023モル)を室温で撹拌しながらエタノ
ール40ml中のナトリウムエチラート0.07モルの
溶液に加え、次に反応混合物の内部温度が130℃に達
するような量のエタノールを留去させ、続いて混合物を
この温度で更に7時間撹拌した。処理のために、反応混
合物を真空中で濃縮し、残渣をジクロロメタン中に取り
入れ、混合物を順次希塩酸及び水で洗浄し、硫酸ナトリ
ウム上で乾燥し、そして真空中で溶媒を除去した。
【0121】融点204℃の1−(2−フルオロ−4−
シアノ−5−エトキシフエニル)−3−メチル−4H−
1,2,4−トリアゾリノン−5−オン5.3g(理論値
の88%)が得られた。
【0122】次の一般式(I)の置換されたトリアゾリ
ノンが対応する方法及び製造に対する一般的情報に従つ
て得られた:
【0123】
【化25】
【0124】
【表19】
【0125】
【表20】
【0126】
【表21】
【0127】
【表22】
【0128】
【表23】
【0129】
【表24】
【0130】
【表25】
【0131】
【表26】
【0132】
【表27】
【0133】
【表28】
【0134】
【表29】
【0135】
【表30】
【0136】
【表31】
【0137】
【表32】
【0138】使用例:次の使用例において、下記の化合
物を比較物質として用いた:
【0139】
【化26】
【0140】3−メチル−4−プロパルギル−1−
(2,5−ジフルオロ−4−シアノフエニル)−1,2,
4−トリアゾリン−5−オン(ドイツ国特許出願公開第
3,839,480号に開示)実施例A 発芽前試験 溶 媒:アセトン5重量部 乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル1重
量部 活性化合物の適当な調製物を製造するために、活性化合
物1重量部を上記量の溶媒と混合し、上記量の乳化剤を
加え、この濃厚物を水で希釈して所望の濃度にした。
【0141】試験植物の種子を通常の土壌中にまき、2
4時間後、活性化合物の調製物を液剤散布した。単位面
積当りの水の量を一定に保持することが適当である。調
製物中の活性化合物の濃度は重要ではなく、単位面積当
り施用した活性化合物の量のみが決めてとなる。3週間
後、植物に対する損傷の程度を、未処理対照植物の発育
と比較して、%損傷として評価した。数字は次を意味す
る: 0%=作用なし(未処理対照と同様) 100%=全て撲滅 この試験において、例えば製造実施例24、25、2
6、27、29及び42による化合物は従来のものと比
較して明らかに優れた活性を示した。その結果を次の表
Aに示す。
【0142】
【表33】
【0143】
【表34】
【0144】
【表35】
【0145】
【表36】
【0146】
【表37】
【0147】
【表38】
【0148】本発明による主なる特徴及び態様は以下の
とおりである。
【0149】1.一般式(I)
【0150】
【化27】
【0151】式中、R1は水素、アルキル、アルコキ
シ、ハロゲノアルキルまたはハロゲノアルコキシを表わ
し、R2は水素、アルキルまたはハロゲノアルキルを表
わし、R3は水素またはハロゲンを表わし、R4は水素、
シアノ、ハロゲンまたは式 −O−R6、−S−R6、−
C(O)−O−R6、−C(O)−S−R6、−NR67もし
くは−C(O)−NR67の基を表わし、R5はシアノま
たはニトロを表わし、Xは酸素または硫黄を表わし、こ
こにR6及びR7は相互に独立して各々の場合に水素また
は各々の場合に随時置換されていてもよいアルキル、ア
ルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキ
ルアルキル、シクロアルコキシカルボニル、アリールも
しくはアリールアルキルを表わす、の置換されたトリア
ゾリノン。
【0152】2.R1が水素或いは各々炭素原子1〜8
個及び適当ならば同一もしくは相異なるハロゲン原子、
殊にフツ素、塩素、臭素またはヨウ素1〜17個を有す
る各々の場合に直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、ア
ルコキシ、ハロゲノアルキルまたはハロゲノアルコキシ
を表わし、R2が水素或いは各々炭素原子1〜8個及び
適当ならば同一もしくは相異なるハロゲン原子、殊にフ
ツ素、塩素、臭素またはヨウ素1〜17個を有する各々
の場合に直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはハロ
ゲノアルキルを表わし、R3が水素、フツ素、塩素、臭
素またはヨウ素を表わし、R4が水素、シアノ、フツ
素、塩素、臭素、ヨウ素または式−O−R6、−S−
6、−C(O)−O−R6、−C(O)−S−R6、−NR6
7もしくは−C(O)−NR67を表わし、R5がシアノ
またはニトロを表わし、そしてXが酸素または硫黄を表
わし、ここにR6及びR7が相互に独立して各々の場合に
水素または炭素原子1〜8個を有し、かつ随時同一もし
くは相異なる置換基で1または多置換されていてもよ
く、その際に適当な置換基にはハロゲン、殊にフツ素、
臭素及び/またはヨウ素、シアノ、カルボキシル、カル
バモイル、各々の場合に直鎖状もしくは分枝鎖状のアル
コキシ、アルコキシアルコキシ、ハロゲノアルコキシ
(ここにハロゲンはフツ素、塩素、臭素及び/またはヨ
ウ素を表わす)、各々個々のアルキル、アルケニルもし
くはアルキニル部分に炭素原子8個までを有するアルキ
ルチオ、アルキルスルフイニル、アルキルスルホニル、
アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルケニ
ルオキシカルボニル、アルキニルオキシカルボニル、ア
ルコキシアルコキシカルボニル、N−アルキルアミノカ
ルボニル、N,N−ジアルキルアミノカルボニル、トリ
アルキルシリルまたはアルキルスルホニルアミノカルボ
ニル、或いは同一もしくは相異なるヘテロ原子、殊に窒
素、酸素及び/または硫黄1〜3個を有する5〜7員
の、随時ベンゾ融合されていてもよい、飽和もしくは不
飽和の複素環で表わされる複素環式基がある直鎖状もし
くは分枝鎖状のアルキルを表わすか;R6及びR7が更に
各々炭素原子2〜8個を有し、かつ各々随時フツ素、塩
素、臭素及び/またはヨウ素よりなる群からの同一もし
くは相異なる置換基で1または多置換されていてもよい
アルケニルまたはアルキニルを表わすか;R6及びR7
更に各々シクロアルキル部分に炭素原子3〜8個及び適
当ならば直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル部分に炭素
原子1〜4個を有し、かつ各々随時シクロアルキル部分
においてフツ素、塩素、臭素及び/もしくはヨウ素並び
に/または各々炭素原子1〜4個を有する各々の場合に
直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル及び/もしくはアル
コキシ及び/もしくはアルコキシカルボニルよりなる群
からの同一もしくは相異なる置換基で1または多置換さ
れていてもよいシクロアルキル、シクロアルキルアルキ
ルまたはシクロアルキルオキシカルボニルを表わすか、
或いはR6及びR7が各々アリール部分に炭素原子6〜1
0個及び適当ならば直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル
部分に炭素原子1〜4個を有し、かつ随時アリール部分
において同一もしくは相異なる置換基で1または多置換
されていてもよく、その際に適当なアリール置換基には
各々の場合にハロゲン、シアノ、ニトロ、各々炭素原子
1〜6個を有する各々の場合に直鎖状もしくは分枝鎖状
のアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスル
フイニルまたはアルキルスルホニル、各々炭素原子1〜
6個及び同一もしくは相異なるハロゲン原子1〜13個
を有する各々の場合に直鎖状もしくは分枝鎖状のハロゲ
ノアルキル、ハロゲノアルコキシ、ハロゲノアルキルチ
オ、ハロゲノアルキルスルフイニルまたはハロゲノアル
キルスルホニル、個々のアルキル部分に炭素原子1〜6
個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシカルボ
ニルアルキルオキシ、並びに随時ハロゲンが各々の場合
にフツ素、塩素、臭素及び/またはヨウ素を表わす、ハ
ロゲン並びに/または各々炭素原子1〜6個を有する直
鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルもしくはアルコキシ、
並びに/または各々炭素原子1〜6個及び同一もしくは
相異なるハロゲン原子1〜13個を有する直鎖状もしく
は分枝鎖状のハロゲノアルキルもしくはハロゲノアルコ
キシよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基で1
または多置換されていてもよいフエニルがあるアリール
アルキルまたはアリールを表わすことを特徴とする、上
記1に記載の一般式(I)の置換されたトリアゾリノ
ン。
【0153】3.R1が水素或いは各々炭素原子1〜6
個及び適当ならば同一もしくは相異なるハロゲン原子、
殊にフツ素、塩素または臭素1〜13個を有する各々の
場合に直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、アルコキ
シ、ハロゲノアルキルまたはハロゲノアルコキシを表わ
し、R2が水素或いは各々炭素原子1〜6個及び適当な
らば同一もしくは相異なるハロゲン原子、殊にフツ素、
塩素または臭素1〜13個を有する各々の場合に直鎖状
もしくは分枝鎖状のアルキルまたはハロゲノアルキルを
表わし、R3が水素、フツ素、塩素または臭素を表わ
し、R4が水素、シアノ、フツ素、塩素、臭素または式
−O−R6、−S−R6、−C(O)−O−R6、−C(O)
−S−R6、−NR67もしくは−C(O)−NR67
表わし、R5がシアノまたはニトロを表わし、そしてX
が酸素または硫黄を表わし、ここにR6及びR7が相互に
独立して各々の場合に水素または炭素原子1〜6個を有
し、かつ随時同一もしくは相異なる置換基で1〜2置換
されていてもよく、その際に適当な置換基にはシアノ、
カルボキシル、カルバモイル、各々の場合に直鎖状もし
くは分枝鎖状のアルコキシ、アルコキシアルコキシ、ハ
ロゲノアルコキシ(ここにハロゲンはフツ素、塩素及び
/または臭素を表わす)、各々個々のアルキル、アルケ
ニルもしくはアルキニル部分に炭素原子6個までを有す
るアルキルチオ、アルキルスルフイニル、アルキルスル
ホニル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、
アルケニルオキシカルボニル、アルキニルオキシカルボ
ニル、アルコキシアルコキシカルボニル、N−アルキル
アミノカルボニル、N,N−ジアルキルアミノカルボニ
ル、トリアルキルシリルまたはアルキルスルホニルアミ
ノカルボニル、或いは同一もしくは相異なるヘテロ原
子、殊に窒素、酸素及び/または硫黄1〜3個を有する
5または6員の、飽和もしくは不飽和の複素環で表わさ
れる複素環式基がある直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキ
ルを表わすか;R6及びR7が更に炭素原子1〜6個及び
同一もしくは相異なるハロゲン原子、殊にフツ素、塩素
及び/または臭素1〜13個を有する直鎖状もしくは分
枝鎖状のハロゲノアルキルを表わすか;R6及びR7が更
に各々炭素原子2〜6個を有し、かつ各々随時フツ素、
塩素及び/または臭素よりなる群からの同一もしくは相
異なる置換基で1〜5置換されていてもよいアルケニル
またはアルキニルを表わすか;R6及びR7が更に各々シ
クロアルキル部分に炭素原子3〜7個及び適当ならば直
鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル部分に炭素原子1〜3
個を有し、かつ各々随時シクロアルキル部分においてフ
ツ素、塩素及び/もしくは臭素並びに/または各々炭素
原子1〜3個を有する各々の場合に直鎖状もしくは分枝
鎖状のアルキル及び/もしくはアルコキシ及び/もしく
はアルコキシカルボニルよりなる群からの同一もしくは
相異なる置換基で1〜4置換されていてもよいシクロア
ルキル、シクロアルキルアルキルまたはシクロアルキル
オキシカルボニルを表わすか、或いはR6及びR7が各々
アリール部分に炭素原子6〜10個及び適当ならば直鎖
状もしくは分枝鎖状のアルキル部分に炭素原子1〜3個
を有し、かつ随時アリール部分において同一もしくは相
異なる置換基で1〜5置換されていてもよく、その際に
適当なアリール置換基には各々の場合にハロゲン、シア
ノ、ニトロ、ヒドロキシ、各々炭素原子1〜4個を有す
る各々の場合に直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、ア
ルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフイニルまたは
アルキルスルホニル、各々炭素原子1〜4個及び同一も
しくは相異なるハロゲン原子1〜9個を有する各々の場
合に直鎖状もしくは分枝鎖状のハロゲノアルキル、ハロ
ゲノアルコキシ、ハロゲノアルキルチオ、ハロゲノアル
キルスルフイニルまたはハロゲノアルキルスルホニル、
個々のアルキル部分に炭素原子1〜4個を有する直鎖状
もしくは分枝鎖状のアルコキシカルボニルアルキルオキ
シ、並びに随時ハロゲンが各々の場合にフツ素、塩素及
び/または臭素を表わす、ハロゲン並びに/または各々
炭素原子1〜4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のア
ルキルもしくはアルコキシ、並びに/または各々炭素原
子1〜4個及び同一もしくは相異なるハロゲン原子1〜
9個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のハロゲノアルキ
ルもしくはハロゲノアルコキシよりなる群からの同一も
しくは相異なる置換基で1〜5置換されていてもよいフ
エニルがあるアリールアルキルまたはアリールを表わす
ことを特徴とする、上記1に記載の一般式(I)の置換
されたトリアゾリノン。
【0154】4.R1が水素或いは各々炭素水素原子1
〜4個及び適当ならば同一もしくは相異なるハロゲン原
子、殊にフツ素、塩素または臭素1〜9個を有する各々
の場合に直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、アルコキ
シ、ハロゲノアルキルまたはハロゲノアルコキシを表わ
し、R2が水素或いは各々炭素原子1〜4個及び適当な
らば同一もしくは相異なるハロゲン原子、殊にフツ素、
塩素または臭素1〜9個を有する各々の場合に直鎖状も
しくは分枝鎖状のアルキルまたはハロゲノアルキルを表
わし、R3が水素、フツ素、塩素または臭素を表わし、
4が水素、シアノ、フツ素、塩素、臭素または式 −O
−R6、−S−R6、−C(O)−O−R6、−C(O)−S
−R6、−NR67もしくは−C(O)−NR67を表わ
し、R5がシアノまたはニトロを表わし、そしてXが酸
素または硫黄を表わし、ここにR6及びR7が相互に独立
して各々の場合に水素または炭素原子1〜4個を有し、
かつ随時1置換されていてもよく、その際に適当な置換
基にはシアノ、カルボキシル、カルバモイル、各々の場
合に直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシ、アルコキシ
アルコキシ、ハロゲノアルコキシ(ここにハロゲンはフ
ツ素、塩素及び/または臭素を表わす)、各々個々のア
ルキル、アルケニルもしくはアルキニル部分に炭素原子
4個までを有するアルキルチオ、アルキルスルフイニ
ル、アルキルスルホニル、アルキルカルボニル、アルコ
キシカルボニル、アルケニルオキシカルボニル、アルキ
ニルオキシカルボニル、アルコキシアルコキシカルボニ
ル、N−アルキルアミノカルボニル、N,N−ジアルキ
ルアミノカルボニル、トリアルキルシリルまたはアルキ
ルスルホニルアミノカルボニル、或いは同一もしくは相
異なるヘテロ原子、殊に窒素、酸素及び/または硫黄1
〜3個を有する5または6員の、飽和もしくは不飽和の
複素環で表わされる複素環式基がある直鎖状もしくは分
枝鎖状のアルキルを表わすか;R6及びR7が更に炭素原
子1〜4個及び同一もしくは相異なるハロゲン原子、殊
にフツ素、塩素及び/または臭素1〜9個を有する直鎖
状もしくは分枝鎖状のハロゲノアルキルを表わすか;R
6及びR7が更に各々炭素原子3〜5個を有し、かつ各々
随時同一もしくは相異なるハロゲン置換基、殊にフツ
素、塩素及び/または臭素で1〜3置換されていてもよ
いアルケニルまたはアルキニルを表わすか;R6及びR7
が更に各々シクロアルキル部分に炭素原子3〜6個及び
適当ならばアルキル部分に炭素原子1または2個を有
し、かつ各々随時シクロアルキル部分においてフツ素、
塩素、臭素、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、メ
トキシカルボニル及び/またはエトキシカルボニルより
なる群からの同一もしくは相異なる置換基で1または2
置換されていてもよいシクロアルキル、シクロアルキル
アルキルまたはシクロアルキルオキシカルボニルを表わ
すか、或いはR6及びR7が各々随時フエニル部分におい
て同一もしくは相異なる置換基で1〜3置換されていて
もよく、かく適当ならばアルキル部分に炭素原子1また
は2個を有し、その際に適当なフエニル置換基には各々
の場合にハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、各々
炭素原子1〜3個を有する各々の場合に直鎖状もしくは
分枝鎖状のアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アル
キルスルフイニルまたはアルキルスルホニル、或いは各
々炭素原子1〜3個及び同一もしくは相異なるハロゲン
原子1〜7個を有する各々の場合に直鎖状もしくは分枝
鎖状のハロゲノアルキル、ハロゲノアルコキシ、ハロゲ
ノアルキルチオ、ハロゲノアルキルスルフイニルまたは
ハロゲノアルキルスルホニル、及び個々のアルキル部分
に炭素原子1または2個を有する直鎖状もしくは分枝鎖
状のアルコキシカルボニルアルキルオキシがあり、ここ
にハロゲンが各々の場合にフツ素、塩素及び/または臭
素を表わすことを特徴とする、上記1に記載の一般式
(I)の置換されたトリアゾリノン。
【0155】5.一般式(I)
【0156】
【化28】
【0157】式中、R1は水素、アルキル、アルコキ
シ、ハロゲノアルキルまたはハロゲノアルコキシを表わ
し、R2は水素、アルキルまたはハロゲノアルキルを表
わし、R3は水素またはハロゲンを表わし、R4は水素、
シアノ、ハロゲンまたは式 −O−R6、−S−R6、−
C(O)−O−R6、−C(O)−S−R6、−NR67もし
くは−C(O)−NR67の基を表わし、R5はシアノま
たはニトロを表わし、Xは酸素または硫黄を表わし、こ
こにR6及びR7は相互に独立して各々の場合に水素また
は各々の場合に随時置換されていてもよいアルキル、ア
ルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキ
ルアルキル、シクロアルコキシカルボニル、アリールも
しくはアリールアルキルを表わす、の置換されたトリア
ゾリノンを製造する際に、 a) 式(II)
【0158】
【化29】
【0159】式中、R1、R2及びXは上記の意味を有す
る、の1H−トリアゾリノンを適当ならば希釈剤の存在
下及び適当ならば反応補助剤の存在下で式(III)
【0160】
【化30】
【0161】式中、R3、R4及びR5は上記の意味を有
し、そしてHalはハロゲンを表わす、のハロゲノベン
ゼンと反応させるか、 b) 式(Ia)
【0162】
【化31】
【0163】式中、R1、R2、R3、R5及びXは上記の
意味を有し、そしてR8はハロゲンを表わす、の置換さ
れたトリアゾリノンを適当ならば希釈剤の存在下及び適
当ならば反応補助剤の存在下で式(IV)
【0164】
【化32】R9−Z−H (IV) 式中、Zは酸素、硫黄または基−N(R7)−を表わし、
9は各々の場合に随時置換されていてもよいアルキ
ル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルまたはア
リールを表わし、そしてR7は上記の意味を有する、の
親核剤と反応させるか、或いは c) 式(V)
【0165】
【化33】
【0166】式中、R1、R3、R4及びR5は上記の意味
を有する、の置換されたトリアゾリノンを適当ならば希
釈剤の存在下及び適当ならば反応補助剤の存在下で式
(VI)
【0167】
【化34】R2−S−Hal (VI) 式中、R2は上記の意味を有し、そしてHalはハロゲ
ンを表わす、のスルフエニル化剤と反応させることを特
徴とする、一般式(I)の置換されたトリアゾリノンの
製造方法。
【0168】6.上記1〜5のいずれかに記載の一般式
(I)の置換されたトリアゾリノンを増量剤及び/また
は表面活性剤と混合することを特徴とする、除草剤の製
造方法。
【0169】7.上記1〜5のいずれかに記載の一般式
(I)の置換されたトリアゾリノンを植物及び/または
その環境上に作用させることを特徴とする、望ましくな
い植物の防除方法。
【0170】8.望ましくない植物を防除する際の上記
1〜5のいずれかに記載の一般式(I)の置換されたト
リアゾリノンの使用。
【0171】9.上記1〜5のいずれかに記載の一般式
(I)の少なくとも1つの置換されたトリアゾリノンを
含むことを特徴とする除草剤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カール−ハインツ・リンカー ドイツ連邦共和国デー51377レーフエルク ーゼン・アルベルト−シユバイツアー−シ ユトラーセ3 (72)発明者 クルト・フインダイゼン ドイツ連邦共和国デー51375レーフエルク ーゼン・デユンフエルダーシユトラーセ26 (72)発明者 クラウス・ケーニヒ ドイツ連邦共和国デー51519オーデンター ル・ツムハーンベルク40 (72)発明者 アルブレヒト・マルホールト ドイツ連邦共和国デー51373レーフエルク ーゼン・カール−ドウイスベルク−シユト ラーセ329 (72)発明者 ハンス−ヨアヒム・ザンテル ドイツ連邦共和国デー51371レーフエルク ーゼン・グリユンシユトラーセ9アー (72)発明者 ロベルト・アール・シユミツト ドイツ連邦共和国デー51467ベルギツシユ グラートバツハ・イムバルトビンケル110

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 式中、R1は水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲノア
    ルキルまたはハロゲノアルコキシを表わし、R2は水
    素、アルキルまたはハロゲノアルキルを表わし、R3
    水素またはハロゲンを表わし、R4は水素、シアノ、ハ
    ロゲンまたは式 −O−R6、−S−R6、−C(O)−O
    −R6、−C(O)−S−R6、−NR67もしくは−C
    (O)−NR67の基を表わし、R5はシアノまたはニト
    ロを表わし、Xは酸素または硫黄を表わし、ここにR6
    及びR7は相互に独立して各々の場合に水素または各々
    の場合に随時置換されていてもよいアルキル、アルケニ
    ル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアル
    キル、シクロアルコキシカルボニル、アリールもしくは
    アリールアルキルを表わす、の置換されたトリアゾリノ
    ン。
  2. 【請求項2】 一般式(I) 【化2】 式中、R1は水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲノア
    ルキルまたはハロゲノアルコキシを表わし、R2は水
    素、アルキルまたはハロゲノアルキルを表わし、R3
    水素またはハロゲンを表わし、R4は水素、シアノ、ハ
    ロゲンまたは式 −O−R6、−S−R6、−C(O)−O
    −R6、−C(O)−S−R6、−NR67もしくは−C
    (O)−NR67の基を表わし、R5はシアノまたはニト
    ロを表わし、Xは酸素または硫黄を表わし、ここにR6
    及びR7は相互に独立して各々の場合に水素または各々
    の場合に随時置換されていてもよいアルキル、アルケニ
    ル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアル
    キル、シクロアルコキシカルボニル、アリールもしくは
    アリールアルキルを表わす、の置換されたトリアゾリノ
    ンを製造する際に、 a) 式(II) 【化3】 式中、R1、R2及びXは上記の意味を有する、の1H−
    トリアゾリノンを適当ならば希釈剤の存在下及び適当な
    らば反応補助剤の存在下で式(III) 【化4】 式中、R3、R4及びR5は上記の意味を有し、そしてH
    alはハロゲンを表わす、のハロゲノベンゼンと反応さ
    せるか、 b) 式(Ia) 【化5】 式中、R1、R2、R3、R5及びXは上記の意味を有し、
    そしてR8はハロゲンを表わす、の置換されたトリアゾ
    リノンを適当ならば希釈剤の存在下及び適当ならば反応
    補助剤の存在下で式(IV) 【化6】R9−Z−H (IV) 式中、Zは酸素、硫黄または基−N(R7)−を表わし、
    9は各々の場合に随時置換されていてもよいアルキ
    ル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルまたはア
    リールを表わし、そしてR7は上記の意味を有する、の
    親核剤と反応させるか、或いは c) 式(V) 【化7】 式中、R1、R3、R4及びR5は上記の意味を有する、の
    置換されたトリアゾリノンを適当ならば希釈剤の存在下
    及び適当ならば反応補助剤の存在下で式(VI) 【化8】R2−S−Hal (VI) 式中、R2は上記の意味を有し、そしてHalはハロゲ
    ンを表わす、のスルフエニル化剤と反応させることを特
    徴とする、一般式(I)の置換されたトリアゾリノンの
    製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の一般式(I)
    の置換されたトリアゾリノンを増量剤及び/または表面
    活性剤と混合することを特徴とする、除草剤の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の一般式(I)
    の置換されたトリアゾリノンを植物及び/またはその環
    境上に作用させることを特徴とする、望ましくない植物
    の防除方法。
  5. 【請求項5】 請求項1または2に記載の一般式(I)
    の少なくとも1つの置換されたトリアゾリノンを含むこ
    とを特徴とする除草剤。
JP5311029A 1992-11-23 1993-11-18 置換されたトリアゾリノン Pending JPH0776579A (ja)

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DE4239296A DE4239296A1 (de) 1992-11-23 1992-11-23 Substituierte Triazolinone
DE4239296.9 1992-11-23

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DE4239296A1 (de) 1994-05-26
TW244325B (ja) 1995-04-01
CN1090276A (zh) 1994-08-03
KR940011455A (ko) 1994-06-21
EP0599135A1 (de) 1994-06-01

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