JPH0776566B2 - 釘コイルの製造方法 - Google Patents
釘コイルの製造方法Info
- Publication number
- JPH0776566B2 JPH0776566B2 JP13813088A JP13813088A JPH0776566B2 JP H0776566 B2 JPH0776566 B2 JP H0776566B2 JP 13813088 A JP13813088 A JP 13813088A JP 13813088 A JP13813088 A JP 13813088A JP H0776566 B2 JPH0776566 B2 JP H0776566B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nail
- coil
- groove
- head
- heads
- Prior art date
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- Dovetailed Work, And Nailing Machines And Stapling Machines For Wood (AREA)
- Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動釘打機のマガジンに装填して使用される釘
コイルの製造方法に関するものである。
コイルの製造方法に関するものである。
(従来の技術) 自動釘打機に用いられる釘コイルは、2本の針金上に多
数の釘を傾斜状態で点溶接したものをコイル状に巻いた
ものであるが、釘頭が大きい場合には相互に干渉するこ
とを避けるために釘頭が重ならない大きいピッチで釘を
針金上に溶接するのが一般的であった。しかしこのよう
な釘コイルは外径が大きくなってマガジンを大型化する
必要を生じたり、マガジンの寸法が一定である場合には
釘の本数が少くなる欠点があった。そこで釘頭どうしを
傾斜状態で重ね合わせて針金上に溶接し、コイル径の小
型化を図る工夫がなされているのであるが、この場合に
は次のとおりの問題があった。
数の釘を傾斜状態で点溶接したものをコイル状に巻いた
ものであるが、釘頭が大きい場合には相互に干渉するこ
とを避けるために釘頭が重ならない大きいピッチで釘を
針金上に溶接するのが一般的であった。しかしこのよう
な釘コイルは外径が大きくなってマガジンを大型化する
必要を生じたり、マガジンの寸法が一定である場合には
釘の本数が少くなる欠点があった。そこで釘頭どうしを
傾斜状態で重ね合わせて針金上に溶接し、コイル径の小
型化を図る工夫がなされているのであるが、この場合に
は次のとおりの問題があった。
即ち、釘打ちを行う場合には当然ながら第5図に示すよ
うに先行の釘頭が後続の釘頭より下に位置している必要
があるが、釘コイルは先端から巻いたものを巻戻しなが
ら使用されることとなるので、釘コイルの製作工程にお
いては前後関係が逆転し、先行の釘頭が後続の釘頭の上
に位置している状態、即ち後続の釘頭が先行の釘頭の下
に差込まれた状態で釘を針金に溶接しなければならぬこ
ととなる。ところがパーツフィーダの傾斜シュートから
釘を連続的に溶接機へ供給する場合にはどうしても後続
の釘頭が先行の釘頭の上に乗上げた状態となる。そこで
従来はコイル一巻分の長さの溶接を行ったうえで針金を
切断し、その前後を反転させて後側からコイル状に巻取
り、使用時には製作時における前側から使用するという
煩雑な方法が採用されていた。ところがこのような方法
では切断と巻戻しが必要であるために釘コイルの連続的
な製造ができず、生産効率が上らない問題があった。
うに先行の釘頭が後続の釘頭より下に位置している必要
があるが、釘コイルは先端から巻いたものを巻戻しなが
ら使用されることとなるので、釘コイルの製作工程にお
いては前後関係が逆転し、先行の釘頭が後続の釘頭の上
に位置している状態、即ち後続の釘頭が先行の釘頭の下
に差込まれた状態で釘を針金に溶接しなければならぬこ
ととなる。ところがパーツフィーダの傾斜シュートから
釘を連続的に溶接機へ供給する場合にはどうしても後続
の釘頭が先行の釘頭の上に乗上げた状態となる。そこで
従来はコイル一巻分の長さの溶接を行ったうえで針金を
切断し、その前後を反転させて後側からコイル状に巻取
り、使用時には製作時における前側から使用するという
煩雑な方法が採用されていた。ところがこのような方法
では切断と巻戻しが必要であるために釘コイルの連続的
な製造ができず、生産効率が上らない問題があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上記したような従来の問題点を解決して、釘頭
が相互に重なった状態の釘コイルを巻戻しを行うことな
く連続的に製造することができる釘コイルの製造方法を
目的として完成されたものである。
が相互に重なった状態の釘コイルを巻戻しを行うことな
く連続的に製造することができる釘コイルの製造方法を
目的として完成されたものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は傾斜シュートにより後続の釘頭が先行の釘頭の
上に乗り上げる状態で連続的に供給される釘列を、回転
軸に対して傾斜した溝を持つ大ピッチの溝車によって釘
頭が相互に重ならないように分離したのち、これに接す
る傾斜した溝を持つ小ピッチの溝車により後続の釘頭が
先行の釘頭の下に差込まれる状態で整列させ、この整列
状態において釘列を針金上に溶接することを特徴とする
ものである。
上に乗り上げる状態で連続的に供給される釘列を、回転
軸に対して傾斜した溝を持つ大ピッチの溝車によって釘
頭が相互に重ならないように分離したのち、これに接す
る傾斜した溝を持つ小ピッチの溝車により後続の釘頭が
先行の釘頭の下に差込まれる状態で整列させ、この整列
状態において釘列を針金上に溶接することを特徴とする
ものである。
(実施例) 次に本発明を図示の実施例によって更に詳細に説明する
と、第1図は釘コイル製造装置の全体を示すもので、
(1)はパーツフィーダ、(2)はパーツフィーダ
(1)により整列された釘を供給するための傾斜シュー
ト、(3)、(4)は溝車、(5)は溶接用のローラ状
の電極、(6)は釘が溶接された針金の巻取機、(7)
はカッターである。
と、第1図は釘コイル製造装置の全体を示すもので、
(1)はパーツフィーダ、(2)はパーツフィーダ
(1)により整列された釘を供給するための傾斜シュー
ト、(3)、(4)は溝車、(5)は溶接用のローラ状
の電極、(6)は釘が溶接された針金の巻取機、(7)
はカッターである。
第2図及び第3図に示されるように、パーツフィーダ
(1)から送り出された釘は傾斜シュート(2)の上端
面に釘頭を係合させた状態で滑りながら落下してくる
が、この際には後続の釘頭が先行の釘頭の上に乗り上げ
る状態となることは避けられない。そこで本発明におい
ては溝車(3)によって釘頭が相互に重ならない位置ま
で釘を分離する。溝車(3)は図示のようにその回転軸
(8)に対して傾斜した大ピッチの溝(9)を周面に備
えたものであり、また回転軸(8)自体が傾斜して傾斜
シュート(2)との間で釘の受渡しが円滑に行われるよ
うになっている。このような溝車(3)により釘は傾斜
した状態で移送されるが、溝車(3)には溝車(4)が
接して溝車(3)の溝(9)が1ピッチ移動する間に溝
車(4)の溝(10)が1ピッチ移動する速度で回転して
いるから釘は溝車(4)へ移送されることになる。この
溝車(4)の溝(10)も傾斜したものであるが、その溝
(10)のピッチは小さいために、釘は釘頭が相互に重な
り合った状態で溝(10)の内部に整列されることとな
る。しかも溝車(3)によって釘は傾斜して釘頭の後部
が持上げられた状態とされているから、第2図のとおり
釘は後続の釘頭が先行の釘頭の下に差込まれた状態で溝
車(4)に供給されることとなる。そして溝車(4)の
側面に溶接用のローラ状の電極(5)が押圧され、図示
を略した供給機から送り出される2本の針金(11)、
(11)上に釘列が傾斜した整列状態のまま溶接される。
(1)から送り出された釘は傾斜シュート(2)の上端
面に釘頭を係合させた状態で滑りながら落下してくる
が、この際には後続の釘頭が先行の釘頭の上に乗り上げ
る状態となることは避けられない。そこで本発明におい
ては溝車(3)によって釘頭が相互に重ならない位置ま
で釘を分離する。溝車(3)は図示のようにその回転軸
(8)に対して傾斜した大ピッチの溝(9)を周面に備
えたものであり、また回転軸(8)自体が傾斜して傾斜
シュート(2)との間で釘の受渡しが円滑に行われるよ
うになっている。このような溝車(3)により釘は傾斜
した状態で移送されるが、溝車(3)には溝車(4)が
接して溝車(3)の溝(9)が1ピッチ移動する間に溝
車(4)の溝(10)が1ピッチ移動する速度で回転して
いるから釘は溝車(4)へ移送されることになる。この
溝車(4)の溝(10)も傾斜したものであるが、その溝
(10)のピッチは小さいために、釘は釘頭が相互に重な
り合った状態で溝(10)の内部に整列されることとな
る。しかも溝車(3)によって釘は傾斜して釘頭の後部
が持上げられた状態とされているから、第2図のとおり
釘は後続の釘頭が先行の釘頭の下に差込まれた状態で溝
車(4)に供給されることとなる。そして溝車(4)の
側面に溶接用のローラ状の電極(5)が押圧され、図示
を略した供給機から送り出される2本の針金(11)、
(11)上に釘列が傾斜した整列状態のまま溶接される。
このようにして針金(11)、(11)上に溶接された釘列
を第4図に示すように前端からコイル状に巻取れば釘コ
イルとなり、これを自動釘打機のマガジンに装填して使
用する場合には巻戻されつつ第4図のA、B、Cの順に
釘打ちされるので、釘頭が相互に重なっていても支障な
く使用できることとなる。
を第4図に示すように前端からコイル状に巻取れば釘コ
イルとなり、これを自動釘打機のマガジンに装填して使
用する場合には巻戻されつつ第4図のA、B、Cの順に
釘打ちされるので、釘頭が相互に重なっていても支障な
く使用できることとなる。
(発明の効果) 以上に説明したように、本発明によれば傾斜シュートか
ら連続的に供給される釘列を傾斜した大ピッチの溝を持
つ溝車によって分離したうえ、小ピッチの溝車へ移送す
る際に後続の釘頭が先行の釘頭の下に巻込まれる状態に
整列させ、溶接するので、そのまま前端からコイル状に
巻取ればよく、釘供給からコイル巻きまでの全工程を連
続自動化することができる。また本発明によれば小径の
コイルに多数本の釘を溶接することができるのでマガジ
ンの小型化を図ることができる。更にまた本発明によれ
ば従来のように後端からコイル状に巻取る必要がなく、
釘コイル製造装置の構造を簡素化することもできる。よ
って本発明は従来の問題点を一掃した釘コイルの製造方
法として、産業の発展に寄与するところは極めて大であ
る。
ら連続的に供給される釘列を傾斜した大ピッチの溝を持
つ溝車によって分離したうえ、小ピッチの溝車へ移送す
る際に後続の釘頭が先行の釘頭の下に巻込まれる状態に
整列させ、溶接するので、そのまま前端からコイル状に
巻取ればよく、釘供給からコイル巻きまでの全工程を連
続自動化することができる。また本発明によれば小径の
コイルに多数本の釘を溶接することができるのでマガジ
ンの小型化を図ることができる。更にまた本発明によれ
ば従来のように後端からコイル状に巻取る必要がなく、
釘コイル製造装置の構造を簡素化することもできる。よ
って本発明は従来の問題点を一掃した釘コイルの製造方
法として、産業の発展に寄与するところは極めて大であ
る。
第1図は本発明による釘コイル製造装置の全体を示す正
面図、第2図はその要部の斜視図、第3図は要部の側面
図、第4図はコイル状に巻取る状態を示す斜視図、第5
図は使用時と製造時の送り方向と針頭の重なり状態を示
す正面図である。 (2):傾斜シュート、(3)、(4):溝車、
(8):回転軸、(9)、(10):溝
面図、第2図はその要部の斜視図、第3図は要部の側面
図、第4図はコイル状に巻取る状態を示す斜視図、第5
図は使用時と製造時の送り方向と針頭の重なり状態を示
す正面図である。 (2):傾斜シュート、(3)、(4):溝車、
(8):回転軸、(9)、(10):溝
Claims (1)
- 【請求項1】傾斜シュートにより後続の釘頭が先行の釘
頭の上に乗り上げる状態で連続的に供給される釘列を、
回転軸に対して傾斜した溝を持つ大ピッチの溝車によっ
て釘頭が相互に重ならないように分離したのち、これに
接する傾斜した溝を持つ小ピッチの溝車により後続の釘
頭が先行の釘頭の下に差込まれる状態で整列させ、この
整列状態において釘列を針金上に溶接することを特徴と
する釘コイルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13813088A JPH0776566B2 (ja) | 1988-06-04 | 1988-06-04 | 釘コイルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13813088A JPH0776566B2 (ja) | 1988-06-04 | 1988-06-04 | 釘コイルの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01306201A JPH01306201A (ja) | 1989-12-11 |
JPH0776566B2 true JPH0776566B2 (ja) | 1995-08-16 |
Family
ID=15214685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13813088A Expired - Lifetime JPH0776566B2 (ja) | 1988-06-04 | 1988-06-04 | 釘コイルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0776566B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009035239A3 (en) * | 2007-09-11 | 2009-05-14 | Chi Hyun Kim | Method and apparatus for collating nails |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010000932A (ko) * | 2000-10-30 | 2001-01-05 | 김치현 | 건네일 제조기의 못 공급방법 및 그 장치 |
KR100425048B1 (ko) * | 2000-12-28 | 2004-03-30 | 주식회사 제우테크노 | 보조 정열디스크를 갖는 경사형 건네일 제조기의 못 정열장치 |
-
1988
- 1988-06-04 JP JP13813088A patent/JPH0776566B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009035239A3 (en) * | 2007-09-11 | 2009-05-14 | Chi Hyun Kim | Method and apparatus for collating nails |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01306201A (ja) | 1989-12-11 |
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