JPH0776473B2 - 防食緊張材、主に付着を伴わないプレストレスコンクリートの緊張材およびその組込方法 - Google Patents

防食緊張材、主に付着を伴わないプレストレスコンクリートの緊張材およびその組込方法

Info

Publication number
JPH0776473B2
JPH0776473B2 JP63056452A JP5645288A JPH0776473B2 JP H0776473 B2 JPH0776473 B2 JP H0776473B2 JP 63056452 A JP63056452 A JP 63056452A JP 5645288 A JP5645288 A JP 5645288A JP H0776473 B2 JPH0776473 B2 JP H0776473B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing
tube
individual
tendon
tension
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63056452A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63236849A (ja
Inventor
オスウアルト・ニユツツエル
エグベルト・ツイメルマン
デイーテル・ユングウイルト
Original Assignee
デイツカーホツフ・ウント・ウイドマン・アクチエンゲゼルシヤフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from DE19873734954 external-priority patent/DE3734954A1/de
Priority claimed from DE19883801451 external-priority patent/DE3801451C2/de
Application filed by デイツカーホツフ・ウント・ウイドマン・アクチエンゲゼルシヤフト filed Critical デイツカーホツフ・ウント・ウイドマン・アクチエンゲゼルシヤフト
Publication of JPS63236849A publication Critical patent/JPS63236849A/ja
Publication of JPH0776473B2 publication Critical patent/JPH0776473B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04CSTRUCTURAL ELEMENTS; BUILDING MATERIALS
    • E04C5/00Reinforcing elements, e.g. for concrete; Auxiliary elements therefor
    • E04C5/08Members specially adapted to be used in prestressed constructions
    • E04C5/12Anchoring devices
    • E04C5/122Anchoring devices the tensile members are anchored by wedge-action
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01DCONSTRUCTION OF BRIDGES, ELEVATED ROADWAYS OR VIADUCTS; ASSEMBLY OF BRIDGES
    • E01D11/00Suspension or cable-stayed bridges
    • E01D11/04Cable-stayed bridges
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01DCONSTRUCTION OF BRIDGES, ELEVATED ROADWAYS OR VIADUCTS; ASSEMBLY OF BRIDGES
    • E01D19/00Structural or constructional details of bridges
    • E01D19/14Towers; Anchors ; Connection of cables to bridge parts; Saddle supports
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01DCONSTRUCTION OF BRIDGES, ELEVATED ROADWAYS OR VIADUCTS; ASSEMBLY OF BRIDGES
    • E01D19/00Structural or constructional details of bridges
    • E01D19/16Suspension cables; Cable clamps for suspension cables ; Pre- or post-stressed cables
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01DCONSTRUCTION OF BRIDGES, ELEVATED ROADWAYS OR VIADUCTS; ASSEMBLY OF BRIDGES
    • E01D2/00Bridges characterised by the cross-section of their bearing spanning structure
    • E01D2/04Bridges characterised by the cross-section of their bearing spanning structure of the box-girder type
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04CSTRUCTURAL ELEMENTS; BUILDING MATERIALS
    • E04C5/00Reinforcing elements, e.g. for concrete; Auxiliary elements therefor
    • E04C5/08Members specially adapted to be used in prestressed constructions
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04CSTRUCTURAL ELEMENTS; BUILDING MATERIALS
    • E04C5/00Reinforcing elements, e.g. for concrete; Auxiliary elements therefor
    • E04C5/08Members specially adapted to be used in prestressed constructions
    • E04C5/12Anchoring devices
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01DCONSTRUCTION OF BRIDGES, ELEVATED ROADWAYS OR VIADUCTS; ASSEMBLY OF BRIDGES
    • E01D2101/00Material constitution of bridges
    • E01D2101/20Concrete, stone or stone-like material
    • E01D2101/24Concrete
    • E01D2101/26Concrete reinforced
    • E01D2101/28Concrete reinforced prestressed

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
  • Bridges Or Land Bridges (AREA)
  • Piles And Underground Anchors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、緊張材の自由領域にわたり被覆管で形成さ
れた円筒状カバーが定着領域で定着装置に気密接続し、
少なくとも定着装置に直接接続するところの個別引張部
材と円筒状カバーの間の中空空間に塑性変形可能な防食
剤を充填し、端部に配設された定着装置を有し、円筒状
カバーの内部に配設された少なくとも一つの鋼棒、鋼線
または鋼撚線のような個別引張部材から成る防食緊張
材、主に付着を伴わないプレストレスコンクリートの緊
張材およびその組込方法に関する。
〔従来の技術〕
構造物、特に橋構造物をプレストレスコンクリードで建
設する場合、付着の有無を伴うプレストレス方式が知ら
れている。付着を伴うプレストレスは、主としてポスト
テンション方式として実行され、コンクリートが硬化す
るまで、緊張材を軸方向に可動保持され、グラウトを注
入して、後で構造物に定着される。付着を伴わないプレ
ストレスでは、緊張材が主にコンクリート断面の外部に
あるが、構造物に対して支持されている。この緊張材
は、何時でも検査でき、事後緊張させることができ、場
合によっては交換もできる。
緊張材は、このように付着の伴わないプレストレスコン
クリートの緊張材として、あるいは斜行ケーブルブリッ
ジの斜行ケーブルとして構造物を改造したり、他の構造
上の問題のために使用されるが、互いに無関係である
が、それぞれ完全に有効な二つの防食系から成る永続的
な防食が必要である。この種の周知緊張材(会社の雑誌
“DYWIDAG−Bericht"Nr.11,1982,S.7)は、緊張材の自
由領域上でポリエチレン製の被覆管により取り囲まれた
緊張棒である。この緊張棒と被覆管の間でリング空間
は、硬化材料、例えばセメントモルタルを注入できるよ
うに、緊張棒の端部に対してパッキングで遮断される。
この硬化材料は、緊張材の自由領域の上で第一防食系を
形成し、第二防食系は被覆管自体である。
定着領域では、被覆管が定着装置の定着板に連結する接
続管に当たる。緊張材を緊張できる、ないしは事後緊張
でき、交換できるようにするため、これ等の領域の防食
は塑性変形可能な防食剤、例えば油脂である。この防食
剤で緊張棒と接続管の間の中空空間を加圧する。こうし
て、定着領域で第一防食系が防食剤により、また第二防
食系が定着板に連結する接続管により形成される。
この緊張材には、比較的高価な防食剤を定着領域に限定
して使用でき、緊張材の自由長の体積的に大部分の領域
に安価なセメントモルタルを使用すると言う利点があ
る。しかし、欠点は緊張材を組み込む前に、セメントモ
ルタルを注入する必要がある点にある。何故なら、リン
グ状空間が緊張材の自由領域で組み込み後に定着管が定
着板に固定しているため使用できないからである。この
ことは、個々の緊張材が緊張棒で代用できるが、束ね緊
張材では出来ない。何故なら、この部材はそれによって
重量が大きくなるため取り扱えないからである。
更に、構造物を部分的に作製する場合、例えば橋構造を
所謂期間をずらす方法で作製する場合、一部の既に係止
された緊張材に次の部の他の緊張材を当て、両者を全緊
張材が反対側の端部から延長されるように相互接続する
ことがしばしば必要になる。
ポストテンション方式では、このため、所謂連結個所が
知られている。即ち、束ね緊張材を係止し接続する装置
は定着体を有し、この定着体が入って来る個別引張部材
に楔で緊張を加えて係止する円錐状の穴の外に、出て行
く個別引張部材を定着するため反対方向に配設された他
の円錐状の穴を有する(ドイツ特許第32 24 702号明
細書)。これ等の穴は定着体の表面に一様に分布させて
配設されている。
この定着体では、出て行く個別引張部材を係止する円錐
状の穴に円筒状の穴が接続し、この穴に永続的な塑性で
粘着性のある防食剤が注入されている。従って、個別引
張部材はこの比較的短い区間で自由に伸長できる。残り
の緊張通路全体に硬化材料、例えばセメントライムを注
入することに直面して、出て行く個別引張部材の付着の
ない短い区間により緊張材のバネ作用を利用し、継ぎ目
で割れ目の発生を防止する。
〔発明の課題〕
それ故、この発明の課題は、定着領域と緊張材の自由領
域で種々の防食剤を使用できるだけでなく、これ等の材
料を互いに無関係に、しかも相互に影響なしに、場合に
よって、緊張材を組み込んだ後にも未だ構造物に導入で
きる、冒頭に述べた種類の事後緊張でき、場合によっ
て、交換もできる、緊張材、特に束ね緊張材を提供する
ことにある。更に、上記の緊張材が二つまたはそれ以上
の付着で相互に連結する部分からも構成できる。
〔課題を解決する手段〕
上記の課題は、この発明により、冒頭に述べた種類の緊
張材にあって、個別引張部材12の各々を合成樹脂、例え
ばポリエチレン製のシース13中に配設し、個別引張部材
12とシース13の間の中空空間に満す塑性変形可能な防食
剤21で取り込み、個別引張部材12のシース13が入り込
み、定着装置15,15′に直接接続し、塑性変形可能な防
食剤21を満たす領域Iを除いて、個別引張部材12の個々
のシース13と全緊張材10の円筒状カバー14の間の中空空
間に硬化材料22,例えばセメントモルタルを充填するこ
とにより解決されている。
更に、上記の課題は、この発明により、冒頭に述べた種
類の組込方法にあって、緊張材の連結部にある湾曲個所
のところや定着装置と湾曲個所の間にある自由領域に組
み込み、定着装置や湾曲個所に関連して、組立中間室11
3を残し、次いで個別引張部材12を導入し、少なくとも
部分的に緊張を加え、組立中間室113を閉じた後、個別
引張部材と円筒状カバーの間の中間空間に硬化材料22,
例えばセメントライムを注入することによって解決され
ている。
この発明による他の有利な構成は、特許請求の範囲の従
属請求項に記載されている。
〔作用と効果〕
この発明を用いると、個別引張部材自体、主に鋼撚線が
全長にわり、定着装置を含め、塑性変形可能な防食剤で
取り囲まれ、何時も長手方向に移動でき、事後緊張させ
ることのできる緊張材、特に束ね緊張材が提供される。
例えばPE管の被覆を設けた個別引張部材、所謂油脂撚線
を使用して、それには、個別引張部材を直接取り囲む領
域と定着装置に直接接続する領域に塑性変形可能な防食
剤で充填すべき空間を限定する前提条件が与えられる。
この場合、撚線のシースはその中に閉じ込めてあり、撚
線を取り囲む防食剤と緊張材の外部の円筒状カバーの間
の型枠を形成するので、残りの中空空間に硬化材料、例
えば非常に安価なセメントライムを充填できる。この硬
化材料は、緊張材を拡げる場合、定着装置や湾曲位置の
ところで湾曲力を穏やかに受け止めるだけでなく、油脂
肪食に何らかの不都合が生じたとき補助的な保護も与え
る。
この発明の構成により、上記の緊張材の個別引張部材の
自由な長手方向の可変性のみが維持されるだけでなく、
むしろ上記の緊張材を円筒状カバーを含めて組込み、ま
た場合によって、取り外すことも非常に有利に行える可
能性も提示され、このことは、例えば緊張材が橋の組立
状態に対してのみ必要な時、必要となるが、最終状態で
は無くてもよく、この緊張材を構造体の他の場所に移し
換えるか、破損してるなら他の緊張材にも交換できる。
この発明によれば、円筒状カバーが定着領域で支持体と
協働する定着管により構成されていると効果的である。
この定着管には、リング状隙間を開けて定着スリーブが
挿入されている。この定着スリーブは底に個別引張部材
の数に相当する数の穴と、外端に定着スリーブの端部か
ら一定の間隔を有するリング空間を形成するためにある
フランジを有し、定着スリーブには塑性変形する防食剤
が充填されている。
個別引張部材を通す定着円板が当接する支持体はリング
空間に合流する硬化材料の少なくとも一つの注入口およ
び/または排気口を有すると効果的である。
支持体の中心穴に挿入される定着管は、中心穴中に形成
されたリングショルダに対して主にフランジで支持され
ている。定着管のフランジとリングショルダの間には、
弾性材の気密リングを配設すると有利である。
定着管は外端部に定着スリーブが当接し、周囲に配分さ
れている気密部を有する。
定着円板は支持体に対向する下側に定着スリーブに入れ
子式に差し込める円筒状の挿入物を有する。
この発明の利点は、定着領域に特に防食剤を入れて塞が
った定着スリーブがあり、この定着スリーブは非常に簡
単な組立方法で予め挿入ないしは引き抜く個別引張部材
に載せ、定着管に入れることができる。この定着スリー
ブは、定着管に比べ、リング空間が残るように形成さ
れ、このリング空間には支持体のところで注入導管や排
出導管が合流し、周囲に沿ってリング隙間に続く。この
リング隙間は定着スリーブの外で硬化材料、主にセメン
トモルタルを充填できる緊張材の自由領域の中空空間へ
の連結部を与える。この場合、定着スリーブは同時に上
記の材料が本来の定着領域に入り込み、定着手段、例え
ば楔を固定することを防止する。個々の個別引張部材の
シースは防食剤を充填した定着スリーブの中に突出し、
確実な防食を保証する。
他の利点は、定着管と支持体の間の密着していない接続
により、定着管が空気側の端部にフランジを有し、支持
体の中心穴を通し装着され、そこでリングショルダに当
たるようになる。従って、組立が簡単になるだけでな
く、特に定着管のフランジとリングショルダの間に弾性
材の気密リングが配設されている間、個別引張部材を取
り囲む定着管と支持体の間で生じる角度の差を補障でき
る可能性も提供される。定着スリーブに填まり、自動的
に中心合わせさせる定着円板の円筒状挿入物にも組立を
容易にするために使用される。
定着管は定着装置に向けてトランペット状に拡がってい
ると効果的である。定着管のトランペット状拡大部のと
ころでは、少なくとも外部にある個別引張部材と定着管
の内壁の間に湾曲力を穏やかに受け止めるため、弾性お
よび/または塑性変形可能な材料、例えば合成樹脂製の
中間層を配設してもよい。この中間層は定着管の内壁に
当接するリングとして形成してもよい。この中間層の代
わりに、少なくとも外部にある個別引張部材もそれぞれ
合成樹脂製の被覆管に導入できる。
比較的短い個別引張部材では、温度差のため合成樹脂の
被覆の長さが変わる場合、合成樹脂の被覆の両端部が定
着スリーブを離れないように定着スリーブの長さを選定
する。比較的長い個別引張部材では、定着スリーブ内の
合成樹脂の被覆は、例えば周囲を大きくして滑り抜けを
防止できる。
定着管が緊張材の自由領域で円筒状カバーに引張耐久性
を持って連結すると効果的である。
温度差による長さ変化を相殺するため、緊張材に伸長個
所を設けてもよい。この伸長個所に円筒状カバーが穏や
かに当たり、この円筒状カバーの一部に連結する外部摺
動管が当接部に密に重なる。
個別引張部材の個々のシースと円筒状カバーの間の中空
空間に充填した硬化材料は、割れ目を作らない鉄筋を設
けることもできる。
このような緊張材を二つまたはそれ以上の部分で連続形
成するため、定着装置の少なくとも一つを連結個所とし
て形成してもよい。この連結個所では、支持体に対して
支持され、主に円形の定着円板が、入って来る個別引張
部材を定着するための穴の外に、出て行く個別引張部材
を定着するための穴も有する。その場合、出て行く個別
引張部材のところで定着円板から一定間隔を保ち、円筒
状カバーで形成される中空空間を遮断し、少なくとも出
て行く個別引張部材の貫通用穴を備えた気密円板が配設
され、この気密円板と定着装置の間の中空空間に塑性変
形可能な防食剤、例えば油脂を充填する。
従って、部分的に作製する構造物、例えば周期的にずら
して作る橋の場合、付着の伴わないないプレストレスコ
ンクリートの緊張材としても上記の緊張材を使用でき
る。
出て行く個別引張部材の円筒状被覆は、定着装置に接続
する領域で、例えば金属製の定着円管として形成すると
効果的である。この円管は定着装置に気密に、しかも圧
力や引張に強くして脱着可能に接続でき、緊張材の自由
領域で被覆管に接続できる。
出て行く個別引張部材を定着円板の方に拡げて、円管は
直径の異なる部分で構成され、直径の異なる部分では互
いに分離した部品でも構成されている。これ等の部品は
入れ子式に移動し、脱着できるように接続されていると
有利である。
気密円板は直径の異なる円管の二つの部分の移行部に配
設されていると効果的であり、円管に脱着可能に連結さ
れている。
前記気密円板は、個別引張部材のスペーサとしても、ま
た個別引張部材が拡がっているため放射状に内向きの湾
曲力を受け止めるために形成されている。この円板は貫
通位置で個別引張部材を取り囲む気密リングを介在させ
て互いに加圧できる二つの板で構成されていると有利で
ある。
拡大部の最初の所で放射状に外向きの湾曲力を受け止め
るため、個別引張部材の束をリング状に取り囲む湾曲体
を設けてもよい。この湾曲体を金属円管の内部に配設
し、この円管に脱着可能に連結すると効果的である。
緊張材の自由領域で個別引張部材を囲む被覆管は湾曲体
の中に挿入され、個別引張部材と湾曲体の間の中間層を
形成すると効果的である。
出て行く個別引張部材を揃えるために、湾曲体の領域で
主に合成樹脂製の拡大部を配設できる。この拡大部はそ
の外周に個別引張部材を個々にまたは束にして固定する
収納部を有する。これ等の収納部は放射状のウェブで形
成できる。拡大リングは気密にした円板にしても形成で
きる。
コンクリート断面のほぼ外を通る付着なしの緊張材で
は、緊張材の軸を連続的に曲げる撓みモーメントの変化
に合わせることは通常不可能である。むしろ緊張材を大
体多角形状に入れることが必要である。従って、湾曲部
の内側に向かう力を受け止める湾曲個所が生じる。これ
等の湾曲個所のところでは、この発明の円筒状カバー
が、湾曲力を穏やかに受け止めるため、必ず、特にアー
チ状に曲げて導入されている。これ等の湾曲個所に円筒
状カバーを長手方向に案内して、例えば二重円管の形に
して、場合によっては交換できるように、緊張材を組立
可能に収納できる。少なくともこれ等の領域で、個別引
張部材を通す貫通穴のあるスペーサが配設されている。
上記の緊張材を組み込む場合、シースを有する個別引張
部材と円筒状カバーの間の中空空間で緊張材に緊張を与
える前に、少なくとも各湾曲区間の領域にわたって硬化
材料を充填して、この領域で生じる湾曲力を穏やかに受
け止めることは方法上重要であある。その場合、通常湾
曲個所の領域にも撚線を構造物に対して自由に長手方向
に移動できるようにされている。湾曲個所で力の差分が
生じる場合のみ、撚線と構造物の間に付着を与える必要
がある。このことは周知のように行われる。
〔実施例〕
この発明を以下に図面に示した実施例に基づきより詳し
く説明する。
第1図と第2図には、台形状の閉じた断面を有するブリ
ッジ構造体1の縦断面と横断面が示してある。この構造
体は、例えばそれ自体周知の方法で遂次移動法で作製で
きる。ブリッジ構造体1には、二つの傾斜側壁2,底板3
と遮蔽板4がある。遮蔽板4はこの構造部品で形成され
る箱断面から横に突出している(第2図の突出部5)。
ブリッジ構造体は緊張材で付着なしにプレストレスが与
えてある。第1図には、固定支持台6と可動支持台7の
間のこのブリッジ構造体1の一区間の実寸ではない模式
縦断面が示してあり、緊張材10が軸11で象徴的に示して
ある。通しの支持体が存在するので、緊張材のその軸11
は支持断面で断面の上部にあり(第2図)、また区間断
面(図示せず)では下部にある。構造体の内部では、緊
張材10は、緊張材を定着し、場合によって、通過させる
横付柱8のところや、緊張材がただ曲がている付柱9の
ところもある。
第3図には、緊張材10の定着領域が拡大図にし、一部縦
断面図で、また一部側面図で示してある。緊張材10は、
個別引張部材、例えば鋼撚線12の束で構成されている。
この線材は防食のため、それぞれ被覆、例えばシース13
を有する。撚線12とシース13の間の中空空間には塑性変
形可能な防食剤、例えば油脂が満たしてある。シース13
を備えた撚線12は円管状の被覆14で取り囲まれている。
緊張材10は定着装置15で付柱8に対して支持されてい
る。
円筒状の被覆14は、個別引張部材12の正規領域Aでは、
合成樹脂、例えばPE製の被覆管16で形成されている。こ
の被覆管は定着装置15に向けて鋳鉄製のトランペット状
に広がる定着管17に接続している。接続領域Bでは、撚
線12は定着円板18に定着するため半径方向に広がってい
る。定着円板18は支持板19に支えてある。この領域は定
着領域Cとして示してある。
撚線12は定着管17の内部で塑性変形可能な防食剤21,例
えば油脂を満たした定着スリーブ20の底板を気密状態で
貫通する。定着装置15に直接接続している領域Iでは、
撚線12は領域IIの外にある防食剤21中のシース13の内部
で長手方向に移動する。定着スリーブ20の外、および領
域IIでは、シース13と被覆管16の間の中空空間に硬化剤
22,例えばセメントモルタルが圧入されている。
第5〜7図には、第3図でただ概括的に示した束ね緊張
材10の定着領域が拡大して示してある。撚線12は定着円
板18中で多部品のリング楔23で円錐状の穴24に定着され
ている。定着円板18は、支持板19に対して台板25を介し
て支持され、この円板を付柱8の外面に当てるか、その
付柱の中に埋め込んでもよい。支持板19は、大きい直径
を有する隙間管27と共に、緊張材10が貫通する付柱8の
隙間28を形成する定着管26に連結されている。
被覆管16は定着領域に向けて−先ず中空空間を空けて−
定着管17に当たる。第5図の実施例では、この当たりは
被覆管16の定着管17の対向する端部を外から取り囲む、
例えば合成樹脂製のカラー29による一種の鈍い当たりで
あり、このカラーは留め輪、例えばホース連結バンド30
で固定されている。
定着管17は、鋳造品で、撚線12を拡げて生じる湾曲力を
受け止め、支持板19の貫通穴31に差し込まれている。第
7図から個々にして分かるように、定着管17は定着方向
に向かう外端部にフランジ32を有し、このフランジを用
いて、定着管は弾性材料、例えばゴム製の気密リング33
を中間接続して、中心貫通穴31を支持板19の下側で挟め
るリング鍔34に対して当たっている。フランジ32のとこ
ろの外端部には、定着管17が周囲に一様に分布する肉厚
部35を有し、この肉厚部はフランジ32を介して軸方向に
も、また内壁を介して内部にも突き出ている。
特に第8図で分かるように、定着管17に定着スリーブ20
が突出している。このスリーブの外径は、定着管の位置
で定着管17の内径より幾分小さい。定着スリーブ20は定
着管中で封止体35の半径方向で内側に突出する部分で中
心合わせされ、定着管17の内壁に間隔を置いて保持され
ているので、リング隙間36が生じる。定着スリーブ20は
内側端部に底部37を有し、この底部にはシース13と共に
撚線12を差込貫通口38がある。定着スリーブ20には、定
着円板を中心合わせする定着円板18の円筒状突起18aが
挿入される。
定着スリーブ20の外端部にはフランジ39があり、このフ
ランジにより定着スリーブが定着管17のフランジ32のと
ころで封止体35の長手方向に外向きの突出部分に当た
る。こうして、支持板19のところでは定着スリーブ20に
より内向きに、支持板19の貫通口31の壁により外向き
に、しかも定着管17または定着スリーブ20のフランジ32
と39により両側に向け仕切るリング空間40が生じる。こ
のリング空間に支持板19の一つまたはそれ以上の注入口
41が合流する(第7図)。このリング空間40は、定着ス
リーブ20と定着管17の間のリング隙間36を経由して被覆
管16の内部にある内部中空空間に連通し、この中空空間
には注入口41と対向定着部にある対応する排気口とを介
して硬化剤、例えばセメントモルタルが注入される。
第5図の定着領域に示すこの発明による緊張材10の実施
例から、定着スリーブ20の内部の中空空間に塑性防食剤
21,例えば油脂がどのように充填されるかが分かる。こ
の防食剤は定着部自体のところの防食を保証し、また交
換のため緊張材10を事後緊張させたり、緩めたりする楔
23の事後の脱着性を保証する。後で緩めるには台板25も
使用される。防食剤21には定着スリーブ20のところで撚
線12を取り囲むシース13の中に閉じ込める適当な防食剤
への直接接続部がある。シース13と外部被覆管16の間に
ある中空空間には、リング空間40とリング隙間36を介し
て油脂を注入した定着スリーブ20の傍を通ってある程度
硬化性の防食剤22,例えばセメントモルタルが充填され
ている。
定着管17の始めの部分での撚線12の広がる領域の状況を
第9〜11図に基づきより詳しく説明する。ここでは、少
なくとも外部に束にしてある撚線12を緩やかに曲げ、緊
張時に撚線が金属表面で定着管17の金属内面上を摺動し
なく、摩擦腐食が生じるようにすることが必要である。
このため、第9図に示すように、撚線12の広がり領域に
ある定着管17の部分に、合成樹脂、例えばポリエチレン
製のリング44を配設してもよい。このリング44は定着管
17の壁で台45を形成する広がり部分46に挿入され、定着
管17の内壁にわたって内側に突出し、この領域で撚線12
に緩やかな案内と湾曲力を穏やかに受け止めることを保
証する。
同じ目的は、第10図に示すように、外部撚線12に合成樹
脂製の差込管47を設けたも達成される。更に、第10図は
緊張材10の自由領域で定着管と被覆管の間を連結する他
の構成を示す。即ち、特定の場合、緊張材の円筒状被覆
の両方の部分の間で確実な連結を与えると効果的であ
る。これは、定着管17′や被覆管16′に端部でボルト50
により引張耐久力のある連結ができるフランジ48または
49をそれぞれ設けて達成される。
被覆管を緊張材の自由長のところで定着管に引張に強い
状態で接続をする他の有利な実施例を第11図に示す。第
10図の実施例の場合のように、定着管17″は内端部にフ
ランジ48を有する。被覆管16″は端部で被覆管16″と同
じ材料のT形断面の中間片52で溶接継ぎ目51に溶接され
ている。中間片52の円管状の内部部分の対向端部で、再
び溶接継ぎ目53に円管片54が当たり、この円管片が定着
円管17″のトランペット状の拡大部の始めて、外部にあ
る個別引張部材12を支える柔らかい内張りを形成する。
この実施例では、被覆管16″が−中間片52を中間接続し
て−定着管17″の中まである程度延びているので、この
問題のある領域で個別引張部材12を特に安定に支持する
ことが保証される。中間片52の半径方向の突出部分は定
着管17″のフランジ48に当たり、このフランジにボルト
50でフランジのリング54を介してボルト止めされる。
上記の引張耐久力のある連結に関して、温度差がある場
合、被覆管16の大きな引張応力を防止するため、緊張材
10の任意の位置に伸長個所55を設置することができる
(第14図)。この伸長個所55で外部防食系、つまり被覆
管16が終わるので、気密連結を与える必要がある。これ
は、図示する実施例の場合、内管56と外部摺動管57で示
してある。外部摺動管57は、一方の被覆管部分に溶接継
ぎ目を介して固定され、他方の被覆管部分に対して気密
リング59で気密にされている。
この発明によるシース13を有する撚線12を使用する場
合、注意すべきことは、緊張材10により強く加わる温度
差のため、シース13の長さが変化する場合(何故なら、
緊張材10が構造物にコンクリート打ちされていないか
ら)、この構造物は防食剤22を満たした定着スリーブ20
から滑り出ない。緊張材が短く、長さの変化が少ない場
合には、定着スリーブ20は、そこでシース13の長さ変化
が生じる長さを有することによって上記のことが生じ
る。
緊張材が長い場合には、シース13の過度な長さ変化を防
止する必要がある。これはシース13の端部が定着スリー
ブ20の底37の貫通口38を通して外に出ないように、前記
端部を定着スリーブ20内に固定して簡単に達成される。
これには種々の可能性がある。それ等を第10図および第
12図と第13図に示す。撚線12のシース13上には端部に、
例えば合成樹脂製の挟持スリーブ60が載置されている。
これ等のスリーブはシース13と力や形状に合った連結を
するため、長手方向のスリット61および内側にリブ、例
えば内ネジを有する。同じ目的をホースバンド、楔スリ
ーブ等も満たす。
前記の定着装置の組立は、以下のように行うと効果的で
ある。
構造部材、例えば付柱8には、先ず支持板19がコンクリ
ート打ちされるか、第3図に示すように、筒口26が隙間
管27と一緒に緊張材10の隙間28を形成するように外から
載置される。第1図に示すように、湾曲個所がある場
合、特に多数の部品から成る被覆管16を組み込んだ後、
定着管17を両側から気密リング33に差し込み、被覆管16
に接続する。組立状態では、長手方向の移動を可能する
ため、最終的な連結が先ず定着側でのみ行われる。
両端に印を付けるため番号を付けた端末を有する撚線12
が、挿入装置によりコイルから被覆管16に挿入される。
全ての撚線を入れる場合、緊張材の両側から定着スリー
ブ20を押し込む。この場合、番号を付けた撚線12が各定
着スリーブ20の底37にある上記範囲の貫通口38にそれぞ
れ達することに慎重に注意する必要がある。貫通口38は
シース13により多少気密にされる。その後、定着領域の
撚線12のシース13は除去され、挿入前に未だ充填されて
いない限り、各定着スリーブ20に粘着性の防食剤21を充
填する。
撚線12上にスペーサ42を差し込み、このスペーサは撚線
12が定着円板18と直接接触することを防止し、撚線を平
行に強制的に案内するので、防振特性が低下しない。そ
の後、定着円板18を円筒状の突起18aおよび受口25と共
に差し込むと、防食剤21が更に濃くなる。その場合、こ
の円筒状の突起を定着管17に挿入するとき、定着円板18
の中心合わせを円筒状の突起18aにより自動的に行うこ
とができる。最後に、リング楔23が定着円板18の円錐状
の穴14に挿入される。
その後、撚線12を束ね緊張プレス共に緊張させる前に、
弱い油圧で個々に伸ばすと効果的である。必要であれ
ば、その後、撚線の飛び出し部分を切り離し、油脂の圧
力で定着円板16の穴を通して再加圧する。定着部を最終
的に防食するため、保護キャップ43を被せて、防食剤21
を注入する。次いで、円筒部を定着部に最終接続するこ
と、つまり被覆管16を定着管17に最終連結することが行
われ、最後に被覆管16の自由部分に残っている中空空間
は、説明したように、注入口41を介して硬化剤、例えば
セメントモルタル22で加圧される。
撚線12にも被覆管16にも付着しない硬化したセメントモ
ルタルに温度差があるため緊張材10の長さが変化する場
合、割れ目を防止するため、この部材を補強すべきであ
る。これは、ガラス繊維等を添加した注入モルタルを使
用するか、あるいは撚線12と共に一本またはそれ以上の
鋼線をモルタルの補強として被覆管12に挿入して達成さ
れる。
同時に連結個所として形成されたこのような緊張材10の
定着位置は、第4図および第15〜21図に示してある。第
4図には、そのような定着位置が一部縦断面図で、また
一部側面図で概観的に示してある。緊張材10は基本的に
は主に第3図と第5図で説明したものと同じ方法で形成
されている。ただ、ここでは緊張材10が構造体の断面を
限定する付柱8に対して単に中間定着部としての定着装
置15′で支持されている。前記の部材は定着装置15′の
向こう側で同じ方法または第3図と第5図の最終定着部
として形成されている次の定着装置まで続いている。定
着装置15′の前にある全緊張材10の部分を「入って来
る」部分10′として、また定着装置15′の後にある部分
を「出て行く」部分10″とする。
定着と連結領域Cおよび緊張材10の出て行く部分10″の
接続部Dには、円筒状カバーが撚線12″の拡がりに応じ
て種々に形成された円筒部70で構成されている。この被
覆は、主に金属製であるが、合成樹脂、例えばPEでも形
成できる。図示する例では、円筒部70は直径に段のある
二つの連続部分で構成されている。この円筒部は正規領
域Aに相当する正規領域Eに通ずる通路として合成樹
脂、例えばPE製の被覆管16に接続する。この円筒部70は
連結個所の機械的保護と防食だけでなく、湾曲体71の固
定にも使用される。この円筒部が金属管で形成されてい
れば、撓みモーメントを排除するためにも利用できる。
撚線12は正規領域AとEおよび拡がり領域BとDでPE製
のシース13により取り囲まれ、定着管17の内部で定着ス
リーブ20の底板37を気密通過し、また定着装置15′の対
向側で気密円板72を気密通過して導入される。上記の両
構造部分は緊張材10の領域Iを仕切り、この領域で円筒
状カバー部14で取り囲む中空空間に最終状態で塑性変形
可能な防食剤21,例えば油脂が注入される。緊張材10の
残りの領域IIと定着スリーブ20の外部では、中空空間が
硬化する材料、例えばセメントモルタル22で加圧されて
いる。従って、ここでも撚線12は緊張材10の全長にわた
って長手方向に移動可能に導入され、防食剤を注入し、
定着装置15′に接続する領域Iで或る程度ふらふらした
状態で連結しているので、そのような多数の部分10′,1
0″から成る緊張材10を端部から緊張させることができ
る。
緊張材10の出て行く部分10″は、第15図に拡大部分縦断
面図にして、また主要部は第16図、第17図と第18図に詳
しく示してある。
先ず、第16図から分かるように、入って来る撚線12′は
支持板19の領域でスペーサ42を通過させて配設してあ
り、定着円板18′の穴73を通して導入され、そこで楔23
により定着される。撚線12′の端部74は全緊張材を、場
合によって、緩めるため、伸び長さに相当する長さほど
定着円板18′から突き出ている。定着円板18′は再び支
持円板75と中間リング76を介して支持板19上で支持され
ている。つまり、この円板は支持板19の中心穴で挿入管
18′aにより中心合わせされる。入って来る撚線12′は
定着円板18′の中心領域で定着され、出て行く撚線12″
の定着部は外部領域にある。これ等の定着部をより良く
配置でき、更に楔23を導入するため、外から定着部のた
めの穴78で処理できる。
ここでは、平行に導入され、定着された状態で図示され
ている撚線12″を定着部の位置から再び正規領域の間隔
に戻すためには、二回湾曲させる必要がある(第15
図)。定着部に平行に導入される撚線12″を内側に向け
る第一湾曲は気密円板72のところで行われる。気密円板
72はこのため内側に向かう湾曲力を受け止めるように構
成されている。撚線12″を外側に曲げる第二湾曲は湾曲
体71のところで行われる。この湾曲体71は外向の湾曲力
を張力として受け止める。可能でもあるが、撚線12″が
拡がり方向に斜め外向きに定着円板18′の対応する方向
の穴中に定着される場合、気密円板72のところの湾曲を
省くことができる。
連結部の領域Cと拡がり部分の領域Dで緊張材10の被覆
部14を形成する円筒部70は、直径の異なる二つの部分に
応じて分離した二つの部分70aと70bで構成されている。
大きい直径の部分70aの一端には外向きに穴開けしたフ
ランジ79があり、このフランジでボルト80により部分70
aを支持板19に固定できる(第16図)。対向端部では、
前記部分70aの内向きに穴開けしたフランジ82を有し、
このフランジで前記の部分70aは直径の小さい部分70bの
外向きに穴開けしたフランジ82をこの部分70bと気密円
板にボルト83を介して連結できる(第17図)。この部分
70bも向こう側の端部に内向きに穴開けしたフランジ84
を有し、このフランジで緊張材10の自由領域の被覆管16
の間にも、また湾曲体71の間にも、ボルト85を介する連
結が行える(第18a)。円筒部70の両部分70aと70bは相
互に、しかも接続する被覆管16に対して入れ子式に長手
方向に移動でき、このことが、組立時にも解体時ないし
は緊張材10の個々の部品を緩める場合にも効果的であ
る。
気密円板72は、第17図から分かるように、二つの板72a
と72bから成り、両方の板には一致した位置で撚線12を
通す穴86がある。外側の板72bは図示する実施例で湾曲
力を受け止めるため、幾分厚く形成されている。その内
側で穴86が階段状に拡がっている。この拡がりには
「裸」の撚線12′または「シース」を備えた撚線12″を
取り巻くそれぞれ一つの気密リング87が挿入してある。
これ等のリングは撚線に気密状態で当接するか、内部板
72aを、例えば一つまたはそれ以上のボルト88で加圧し
て気密変形させてある。
撚線12″を外向きに湾曲させる湾曲体71は、第18a図の
実施例で、撚線12″の当接面を一定の展開半径で形成
し、トランペット状に拡がり、外端部に外向きのフラン
ジ90を有する円筒部分で構成されている。前記フランジ
90は、ボルト85を入れるフランジ84と同じように、貫通
口が開けてある。第18b図の実施例では、湾曲体71′が
大きなリング成形部品91で構成されている。この構成部
品は適当な湾曲内面92を有し、固定ボルト93をボルト止
めできるように、外端面側にボルト穴を有する。撚線71
を緊張するまで湾曲体71または71′の内側の位置に固定
するため、合成樹脂製の支持リング94が挿入されてい
る。
この支持リング94は第19図に部分断面図にして示してあ
るが、同時に撚線12″をリング状の位置に合わせるため
に使用されている。このため、支持リングには外周に放
射状に突出した溝96で形成される多数の収納部95があ
る。
このような連結個所で延長される緊張材10を組み込んだ
り、組み立てたりする場合、入って来る撚線12′は緊張
を加えた後、前記のように、定着円板18′に定着され
る。この円板は支持円板75と直径のバランスをとる中間
リング76を介して支持板19で支持されている。支持円板
75は、緊張材を抜き取るのに、この円板を場合によって
後で除去するため、二つまたはそれ以上の部品に分割さ
れている。中間リング76は支持板19に、例えばボルト止
めで固定されている。
円管70の二つの部分70aと70bを別々に予備作製し、次い
で、組み付け準備した被覆管16に先ず差し込む端部で固
定フランジ97と被覆管16の延長部98を突き合わせ溶接法
で溶接する。次いでこの延長部98に湾曲体71を挿入す
る。その後、被覆管16の中に出て行く撚線12″を定着装
置15′の方向に挿入し、端部でほぼ定着円板18′の厚さ
だけシース13から自由にする。被覆管16の延長部98は、
撚線12″を張る時、この撚線と湾曲体71の間の金属接触
を避けるため、中間層として使用され、撚線12″の湾曲
に合わせて変形される。
それから、気密円板72を組み立てる。この場合、先ず外
板72bを差し込み、気密円板87を通す。次いで、内板72a
を挿入し、両方の板を互いに合わせ、ボルト88でボルト
止めする。気密リング87を圧縮し封止力が生じる。次い
で、円管70の両方の部分70aと70bを入れ子式に定着装置
15′の方向に差し込み、受口19、気密円板72および湾曲
体71と一緒にボルト止めする。この場合、被覆管16のフ
ランジ97の中間層により同時に被覆管16を定着装置15′
のところで引張に強くして固定する。
撚線12″を緊張させる前後で、連結個所のところに防食
剤21を、また残りの領域に硬化剤22,例えばセメントラ
イムを加圧注入する。このため、円管70には注入口99
が、また支持板19に注入口41がある。撚線12′の突出端
部は差し込まれているPE円管で保護されている。
緊張材10を緩めると、逆に行われる。即ち、先ず出て行
く撚線12″が、そして次に入って来る撚線12′が緩む。
緊張材10の個々の部分10′または10″を部分的にのみ緩
めるには、円管70の一部70aのみを定着円板18′が扱え
るまで引き戻す。それから、中間リング76が持ち上がり
支持円板75が離れるまで、緊張材10の一部10″を引っ張
る。定着円板18′を中間リング76で新たに引き抜くと、
支持円板75の厚さだけ伸びが減り、従って緊張力が減
る。この過程で被覆管16の端部が場合によってずれるこ
とは、例えば支持体に支持することによって防止でき
る。
第20図と第21図には、直接、つまり支持体19に対して中
間リング76を使用しないで、定着円板を支持できる可能
性を掲示する定着円板の他の実施形状が示してある。
定着円板18″には、撚線12′を楔23で定着する穴73が前
記例の定着円板18′の場合と同じように配設されてい
る。出て行く撚線12″を楔23で定着する穴78の通路に
は、定着円板18″が厚くして形成されている。従って、
定着円板18″が緊張し、場合によって後で弱めるために
ある支持円板75を介して支持体19に支持される支持面10
0が生じる。
この場合、出て行く撚線12″の定着位置が定着円板18″
を設置し、入って来る撚線12′を緊張させた後には最早
扱えないので、出て行く撚線12″を後から差し込み、確
実に定着することができる可能性を与える必要がある。
そのため、穴78は楔23を円筒状の拡大部101に挿入する
円錐状の外形に従って進み、この拡大部には楔の自由な
端面に作用する圧縮バネ102が配設されている。圧縮バ
ネ102の自由端に対しては、リング溝105に挿入できるス
トップリング104で保持されたスリーブ103が作用する。
こうして、楔23はその位置に固定できる。
撚線12″を差し込む場合、撚線が貫通できる程度に楔23
を拡げるため、圧縮バネ102を幾分圧縮してもよい、し
かし、この圧縮バネ102により差し込んだ撚線が引き戻
されるのを楔23で確実に保持することが保証される。拡
大部101で形成される空間に防食剤を注入し、外部から
操作できる注入口106により事後の防食剤21を再注入で
きる。
第1図に示すように、緊張材10を多角形状に導入する場
合、定着領域の外に湾曲力をソフトに受け止めるため湾
曲個所も一定の方法で形成できる。そのような湾曲個所
の実施例は、第22図の一部縦断面図と、一部平面図で示
しある。
緊張材10の円筒状被覆は、ここでは、湾曲個所のところ
で、主として円弧に沿って絶えず湾曲している鋼円管11
0である。この円管は湾曲部の内側で湾曲力を構造物、
この例では付柱8に伝える。上記の鋼円管110は付柱8
に前からコンクリートを注入されるか、または付柱8に
対して長手方向に移動する時、コンクリートを注入する
型枠管111に導入される。
湾曲個所のところでは、撚線12は揃った状態で進む必要
がある。このため、ここでは撚線12を通す貫通口を有す
るスペーサ112が設けてある。スペーサ112を組み込める
ためには種々の可能性があり、円筒状カバーまたは被覆
管16の湾曲個所の外に組立中間室113をそのままにし、
撚線12を入る時、止めて、スペーサの対応する貫通口に
通すか、あるいはスペーサを他の方法で組み込み、その
後、これ等のスペーサを緊張材に沿ってあるいは緊張材
と一緒に湾曲個所の所定の場所に導入する。
緊張材10を湾曲位置のところで引っ張る場合、湾曲力を
緩やかに受け止めるため、湾曲した被覆管110のところ
に予め硬化材料22,例えばセメントモルタルを注入す
る。このため、被覆管110の端部を気密にする必要があ
る。これは挿入片114によって行われ、これ等の挿入片
は定着スリーブ20(第5図)に類似に形成され、端面で
被覆管110に挿入され、それぞれ撚線12を通す貫通口の
ある底を有する。これ等の組立部分114中に形成される
中空空間に予め硬化材料、例えばセメントモルタルを充
填する。一方の側では、注入ホース115が曲がった被覆
管110の中に突出し、他方の側には、シース13を有する
撚線12と被覆管の間にある中空空間を硬化材料、例えば
セメントモルタル22で満たすため、排気口が設けてあ
る。モルタルの硬化後、撚線はシース13中で長手方向に
移動でき、緊張させることができる。付加的な保護とし
ては、撚線12がシース13と共に湾曲個所の長さにわたり
合成樹脂製の特殊な案内管の中を通してもよい。
同様に、被覆管110に予め組み込んだスペーサと案内管
と共に前もって注入し、予備加工状態に構成することも
可能である。
最後に、同列にされた貫通口を密に有する合成樹脂製の
スペーサ51を配設して、撚線12を湾曲個所で穏やかに曲
げることができる。
説明したスペーサの組立は、円筒状カバー部の内部で全
体の中空空間に部分毎に注入できることを前提としてい
る。緊張材を緊張させた後、この中空空間全体に注入す
るため、緊張時に生じる湾曲力を受け止め、構造物に移
し換えることができるようにスペーサを構成し、そのよ
うな材料で作製することもできる。これは、金属、例え
ば鋳造品のスペーサの場合、可能である。撚線を通す貫
通口の外に、スペーサは硬化材料の注入に対して透過性
がある必要がある。
曲がった被覆円管110を被覆管16の接続部分に連結する
ことは、第5図に関連して説明した方法によりスリーブ
管とホースバンドで、また第11図に基づき説明した方法
によりボルト止めしたフランジで組立中間室113に橋渡
して行われる。
【図面の簡単な説明】
第1図、付着を伴わない緊張材としてこの発明の緊張材
を使用する橋構造物の縦断面図、 第2図、第1図の線分II−IIに沿った橋構造物の横断
面、 第3図、定着領域の概観図、 第4図、この発明による緊張材の定着領域と連結領域の
第3図に対する図面、 第5図、この発明による緊張材の定着領域の一部拡大縦
断面と一部拡大平面図、 第6図、第5図の線分VI−VIに沿った断面図、 第7図、第5図の拡大部分図、 第8図、この発明で重要な定着部の部分を展開して断面
図にした斜視図、 第9図、緊張材の定着領域の他の実施形状の縦断面図、 第10図、緊張材の定着領域の第一実施形状の縦断面図、 第11図、緊張材の定着領域の第二実施形状の縦断面図、 第12図、撚線のシースを固定する処置を有する定着スリ
ーブの部分縦断面図、 第13図、第12図の線分XIII−XIIIに沿った横断面図、 第14図、円筒状カバー部の伸長個所の模式図、 第15図、この発明による緊張材の定着領域と連結領域の
拡大図、 第16図、定着円板を有する定着装置の部分縦断面図、 第17図、出て行く個別引張部材のところの気密円板の部
分縦断面図、 第18a図と第18b図、それぞれ出て行く個別引張部材の拡
張部の端部の部分縦断面図、 第19図、第18図の部分横断面図、 第20図、定着円板の他の実施形状の定着装置の部分縦断
面図、 第21図、第20図の拡大部分図、 第22図、この発明による緊張材の湾曲個所の一部縦断面
図と一部平面図。 図中引用記号: 1……橋構造物、2……長手方向の溝、3……底板、4
……覆い蓋、5……カラー、6……固定支持台、7……
可動支持台、8……付柱(定着部での)9……付柱(湾
曲部での)、10……緊張材、11……緊張材の軸、12……
撚線(個別引張部材)、13……シース、14……円筒状カ
バー、15,15′……定着装置、16,16′,16″……被覆
管、17,17′……定着管、18,18′……定着円板、19……
支持板、20……定着スリーブ、21……防食剤、22……硬
化材料、23……リング楔、24……円錐状穴、25……台
板、26……付加円管、27……予備円管、28……予備部、
29……カラー管、30……ホースバンド、31……穴、32,4
8,49,79,81,82,84,90,97……フランジ、33……気密リン
グ、34……リングシャッタ、35……肉厚部、36……リン
グ割れ目、37……底(20に対する)、38……穴、39……
フランジ(20に対する)、40……リング室、41……注入
口、42……スペーサ、43……保護キャップ、44……リン
グ、45……座、46……拡張部、47……外部摺動管、48,4
9,79,81,82,84,90,97……フランジ、50,80,83,85,88,93
……ボルト、51……溶接継ぎ目、52……中間片、53……
溶接継ぎ目、54……フランジリング、55……伸長個所、
56……内部管、57……外部摺動管、58……溶接継ぎ目、
59……気密リング、60……締め付けスリーブ、61……長
手スリット、70……円管部、71,71′……湾曲体、72…
…気密円板、73……穴、74……端部、75……支持円板、
76……中間リング、78,86……穴、87……気密リング、8
9……円筒状部分、91……構造部、92……内面、94……
拡がりリング、95……受け入れ部、96……溝、98……継
続部、99……注入口、100……支持面、101……円筒状拡
大部、102……圧縮バネ、103……スリーブ、104……ス
トップリング、105……リングナット、110……湾曲した
被覆管、111……ホース円管、112……スペーサ、113…
…組立中間室、114……挿入片、115……注入ホース、18
a,18a′……注入管、72a……内板、72b……外板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−141660(JP,A) 特公 昭48−16826(JP,B1) 実公 昭57−55851(JP,Y2)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】緊張材の自由領域にわたり被覆管で形成さ
    れた円筒状カバーが定着領域で定着装置に気密接続し、
    少なくとも定着装置に直接接続するところの個別引張部
    材と円筒状カバーの間の中空空間に塑性変形可能な防食
    剤を充填し、端部に配設された定着装置を有し、円筒状
    カバーの内部に配設された少なくとも一つの鋼棒、鋼線
    または鋼撚線のような個別引張部材から成る防食緊張
    材、主に付着を伴わないプレストレスコンクリートの緊
    張材において、個別引張部材(12)の各々を合成樹脂、
    例えばポリエチレン製のシース(13)中に配設し、個別
    引張部材(12)とシース(13)の間の中空空間に満す塑
    性変形可能な防食剤(21)で取り囲み、個別引張部材
    (12)のシース(13)が入り込み、定着装置(15,1
    5′)に直接接続し、塑性変形可能な防食剤(21)を満
    たす領域(I)を除いて、個別引張部材(12)の個々の
    シース(13)と全緊張材(10)の円筒状カバー(14)の
    間の中空空間に硬化材料(22),例えばセメントモルタ
    ルを充填することを特徴とする緊張材。
  2. 【請求項2】定着領域の円筒状カバーは支持体(19)と
    協働する定着管(17)で構成され、この定着管にはリン
    グ隙間(36)を空けたままにして、定着スリーブ(20)
    が挿入し、前記定着スリーブは底に個別引張部材の数に
    相当する数の貫通口(38)と外端に定着スリーブ(20)
    の端部から一定の間隔にある環状空間(40)を形成する
    ため保持されたフランジ(39)を有し、前記定着スリー
    ブ(20)に塑性変形可能な防食剤(21)を満たすことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の緊張材。
  3. 【請求項3】定着装置(15′)の少なくとも一つを連結
    個所として形成し、支持体(19)に支持されている、主
    として円形の定着円板(18′)は、入って来る個別引張
    部材(12′)を定着する穴(73)の外に、出て行く個別
    引張部材(12″)を定着する穴(78)も有し、定着円板
    (18′)から一定間隔にある出て行く個別引張部材(1
    2″)のところに円筒状カバー(14)で形成された中空
    空間を遮断し、少なくとも出て行く個別引張部材(1
    2″)を通す貫通口(86)を備えた気密円板(72)を配
    設し、気密円板(72)と定着装置(15′)の間の中空空
    間に塑性変形可能な防食剤(21),例えば油脂を充填す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項
    に記載の緊張材。
  4. 【請求項4】出て行く個別引張部材(12″)の円筒状カ
    バー(14)は定着装置(15′)に接続する領域で、例え
    ば金属の定着管(70)で構成され、この定着管は、気密
    に、しかも圧力や引張に強くした状態で脱着できるよう
    に、定着装置(15′)と被覆管(16)に緊張材(10)の
    ところで接続できることを特徴とする特許請求の範囲第
    1〜3項の何ずれか1項に記載の緊張材。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第1〜4項の何れか1項に
    より形成される緊張材をコンクリート構造体に組み込む
    方法において、円筒状カバーを先ず定着装置のところで
    のみ、そして場合によっては、緊張材の連続部にある湾
    曲個所のところや定着装置と湾曲個所の間にある自由領
    域に組み込み、定着装置や湾曲個所に関連して、組立中
    間室(113)を残し、次いで個別引張部材(12)を導入
    し、少なくとも部分的に緊張を加え、組立中間室(11
    3)を閉じた後、個別引張部材と円筒状カバーの間の中
    間空間に硬化材料(22),例えばセメントライムを注入
    することを特徴とする方法。
JP63056452A 1987-03-13 1988-03-11 防食緊張材、主に付着を伴わないプレストレスコンクリートの緊張材およびその組込方法 Expired - Fee Related JPH0776473B2 (ja)

Applications Claiming Priority (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3708067.9 1987-03-13
DE3708067 1987-03-13
DE3734954.6 1987-10-15
DE19873734954 DE3734954A1 (de) 1987-03-13 1987-10-15 Korrosionsgeschuetztes zugglied, vornehmlich spannglied fuer spannbeton ohne verbund und verfahren zu seinem einbau
DE3801451.3 1988-01-20
DE19883801451 DE3801451C2 (de) 1987-10-15 1988-01-20 Korrosionsgeschütztes freies Zugglied, vornehmlich Spannglied für Spannbeton ohne Verbund

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63236849A JPS63236849A (ja) 1988-10-03
JPH0776473B2 true JPH0776473B2 (ja) 1995-08-16

Family

ID=27195596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63056452A Expired - Fee Related JPH0776473B2 (ja) 1987-03-13 1988-03-11 防食緊張材、主に付着を伴わないプレストレスコンクリートの緊張材およびその組込方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US4878327A (ja)
JP (1) JPH0776473B2 (ja)
CA (1) CA1300855C (ja)
CH (1) CH676617A5 (ja)
IT (1) IT1219102B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014059157A (ja) * 2012-09-14 2014-04-03 Maeda Corp Pcケーブルの緊張力推定方法

Families Citing this family (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5231931A (en) * 1992-01-23 1993-08-03 J. Muller International Rapid transit viaduct system
US5386782A (en) * 1992-01-23 1995-02-07 J. Muller International Rapid transit viaduct system with central platform station
JPH07103644B2 (ja) * 1992-04-27 1995-11-08 鋼弦器材株式会社 引張り材用保護装置及びその取付け方法
US5749185A (en) * 1996-04-25 1998-05-12 Sorkin; Felix L. Method and apparatus for an intermediate anchorage of a post-tension system
DE19634682C2 (de) * 1996-08-28 1999-07-08 Dyckerhoff & Widmann Ag Dichtung zur Begrenzung von mit einer Vergußmasse auszufüllenden Bereichen an einem Bündelzugglied für Spannbeton
NO322852B1 (no) * 2000-05-31 2006-12-11 Aker Kvaerner Subsea As Terminering av strekklegeme
US5839235A (en) * 1997-08-20 1998-11-24 Sorkin; Felix L. Corrosion protection tube for a post-tension anchor system
JP2001032211A (ja) 1999-05-17 2001-02-06 Anderson Technology Kk 外ケーブルを配設した橋梁の箱桁構造及び同箱桁の構築方法
FR2794484B1 (fr) 1999-06-03 2001-08-03 Freyssinet Int Stup Dispositif d'ancrage d'un cable de structure
FR2798410B1 (fr) 1999-09-15 2001-11-23 Freyssinet Int Stup Dispositif d'ancrage pour fixer un cable de structure a un element de construction
IT1313918B1 (it) * 1999-10-12 2002-09-26 Sergio Zambelli Dispositivo per il collegamento di una trave a pilastri, o elementistrutturali portanti simili, per la realizzazione di edifici,
US6470636B1 (en) * 2000-08-07 2002-10-29 Dallas R. Rose Detensioning apparatus for releasing a chuck on a prestressed strand
AU8404801A (en) * 2000-09-12 2002-03-26 Max Bogl Bauunternehmung Gmbh Support
DE10062227A1 (de) * 2000-12-13 2002-06-20 Dyckerhoff & Widmann Ag Verfahren zum Einbauen und Spannen eines freigespannten Zugglieds, insbesondere eines Schrägseils für eine Schrägseilbrücke sowie Verankerungsvorrichtung zum Durchführen des Verfahrens
PT1227200E (pt) * 2001-01-29 2008-09-15 Vsl Int Ag Dispositivo para a ancoragem de uma extremidade de um estai a uma base
DE20205149U1 (de) * 2002-04-03 2002-07-04 DYWIDAG-Systems International GmbH, 85609 Aschheim Korrosionsgeschütztes Zugglied, insbesondere Schrägseil für eine Schrägseilbrücke
CN1296590C (zh) * 2002-07-16 2007-01-24 同济大学 体外预应力体系及其施工方法
US7055288B2 (en) 2003-04-16 2006-06-06 Coogan Donald B Pre-stressing sheath
DE20311950U1 (de) * 2003-08-02 2004-12-09 Dywidag-Systems International Gmbh Korrosionsgeschütztes Zugglied, insbesondere Spannglied für Spannbeton
US20080134598A1 (en) * 2006-12-07 2008-06-12 Anthony Rizzuto Unbonded Post-Tension Strand Protector
US8769882B2 (en) * 2010-06-07 2014-07-08 Hardwire, Llc Protection system for structural members such as cables
US11273527B2 (en) * 2010-09-24 2022-03-15 Bright Technologies, Llc Method of terminating a stranded synthetic filament cable
FR2968681B1 (fr) * 2010-12-08 2015-05-29 Soletanche Freyssinet Dispositif de deviation d'un cable de structure tel qu'un hauban, et ouvrage ainsi equipe
KR20140022402A (ko) 2011-04-15 2014-02-24 소레탄체 프레씨네트 멀티-텐돈 케이블 단부 보호방법
US8925266B2 (en) * 2011-04-15 2015-01-06 Soletanche Freyssinet Anchoring device for a multi-tendon cable
GB2514621B (en) * 2013-05-31 2020-04-15 Vsl Int Ag Cable anchorage
CA2946736A1 (en) * 2014-04-22 2015-10-29 Richard V. Campbell Advanced stranded cable termination methods and designs
CN104405135B (zh) * 2014-10-31 2016-06-08 中国建筑股份有限公司 穹顶结构预应力筋的空间定位施工方法
CA3081340A1 (en) * 2016-10-20 2018-04-26 SRG Global IP Pty Ltd Improved connector for use in forming joints
IT201800005437A1 (it) * 2018-05-16 2019-11-16 Dispositivo di fissaggio per funi tiranti
AT521553B1 (de) * 2018-08-03 2023-02-15 Sdo Zt Gmbh Verfahren und Schalung zum Herstellen einer Platte, sowie Platte
JP7191719B2 (ja) * 2019-02-22 2022-12-19 オリエンタル白石株式会社 二重管構造のシースを有するPCaPC床版
BR102019020121A2 (pt) * 2019-09-26 2021-04-20 Joaquim Antonio Caracas Nogueira sistema construtivo para montagem, conferência de montagem e conferência dos alongamentos das cordoalhas engraxadas na construção civil
WO2024187226A1 (en) * 2023-03-10 2024-09-19 SRG Global IP Pty Ltd Enhanced connector for use in forming joints

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3399434A (en) * 1965-09-27 1968-09-03 William F. Kelly Anchors for stressed cables
US3803788A (en) * 1968-06-19 1974-04-16 P Artmann Building construction and process for producing structural elements for such construction
US3935685A (en) * 1974-06-07 1976-02-03 Howlett Machine Works Anchor member and method of forming same
FR2277953A1 (fr) * 1974-07-09 1976-02-06 Stup Procedes Freyssinet Tirants libres formes d'armatures d'acier tendues
DE2657202C3 (de) * 1976-12-17 1979-05-23 Dyckerhoff & Widmann Ag, 8000 Muenchen Kopplungsstelle für ein nachspannbares Bündelspannglied für Spannbeton
DE2753112C3 (de) * 1977-11-29 1981-01-22 Dyckerhoff & Widmann Ag, 8000 Muenchen Verankerung eines gespannten Zugglieds für große Belastungen in einem Betonbauteil, z.B. eines Schrägseils einer Schrägseilbrücke
DE8002045U1 (de) * 1980-01-26 1980-04-30 Dyckerhoff & Widmann Ag, 8000 Muenchen Wiedergewinnbares schalungsteil fuer den verankerungsbereich eines spannglieds in einem betonbauteil
JPS5755851U (ja) * 1980-09-17 1982-04-01
DE3138807C2 (de) * 1981-09-30 1986-10-30 Dyckerhoff & Widmann AG, 8000 München Freies gespanntes Zugglied, insbesondere Schrägkabel für eine Schrägkabelbrücke
DE3224702C2 (de) * 1982-07-02 1986-01-16 Dyckerhoff & Widmann AG, 8000 München Vorrichtung zum Verankern und Koppeln eines Bündelspannglieds für Spannbeton
JPS59141660A (ja) * 1983-02-02 1984-08-14 株式会社大林組 複合アンボンドpc鋼より線
DE3437107A1 (de) * 1984-10-10 1986-04-10 Dyckerhoff & Widmann AG, 8000 München Zugglied, insbesondere schraegseil fuer eine schraegseilbruecke
DE3438865C1 (de) * 1984-10-24 1986-04-03 Dyckerhoff & Widmann AG, 8000 München Keilverankerung fuer die Anspannseite eines Einzelspannglieds fuer ein Spannbetonbauteil

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014059157A (ja) * 2012-09-14 2014-04-03 Maeda Corp Pcケーブルの緊張力推定方法

Also Published As

Publication number Publication date
CA1300855C (en) 1992-05-19
CH676617A5 (ja) 1991-02-15
US4878327A (en) 1989-11-07
IT1219102B (it) 1990-05-03
IT8867207A0 (it) 1988-03-11
JPS63236849A (ja) 1988-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0776473B2 (ja) 防食緊張材、主に付着を伴わないプレストレスコンクリートの緊張材およびその組込方法
KR100385237B1 (ko) 고정장치를 구축하는 방법, 부재 및 철근
US4848052A (en) Spacer for tension member
US6631596B1 (en) Corrosion protection tube for use on an anchor of a post-tension anchor system
US7963078B1 (en) Compression cap sheathing lock
CA1088340A (en) Method of and parts used in the construction of a prestressed concrete structure
US8065845B1 (en) Anchorage with tendon sheathing lock and seal
US5839235A (en) Corrosion protection tube for a post-tension anchor system
US7950196B1 (en) Sealing trumpet for a post-tension anchorage system
CA1180204A (en) Tension member and a method of assembling and installing the tension member
US7841140B1 (en) Apparatus for preventing shrinkage of a sheathing over a tendon
US7793473B2 (en) Sheathing retaining cap
US7950197B1 (en) Shrinkage-preventing apparatus for the sheathing of a tendon
JPS5844142A (ja) 緊張したケ−ブルの二直線部分間の曲線接続装置
JPH0663303B2 (ja) 端部に定着装置を有する引張部材
JPH0130968B2 (ja)
JPH0654052B2 (ja) いくつかの建造段階で作られた構造要素にプレストレスを施すための中間アンカー装置およびこの中間アンカー装置の設置方法
US5809711A (en) Apparatus and method for joining two prestressed concrete elements
JPH0240813B2 (ja)
KR20110111907A (ko) 사장교 주탑쪽의 사장 케이블용 새들 구조체
US4977715A (en) Reinforced-concrete building element
EP3317471B1 (en) Anchorage assembly for a structure, concrete structure with such an assembly, and manufacturing method of such a concrete structure
JP3768074B2 (ja) 緊張材定着装置
JP2716508B2 (ja) 柱、梁の接合構造
JPH0440506B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees