JP7191719B2 - 二重管構造のシースを有するPCaPC床版 - Google Patents
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[第1実施形態]
図1を用いて、本発明の第1実施形態に係る二重管構造のシースを有するPC床版について説明する。図1(A)は、本発明の第1実施形態に係る二重管構造のシースを有するPC床版1を示す橋軸方向Xに沿った鉛直断面図である。
次に、図2~図5を用いて、本発明の実施形態に係るPC床版の更新方法について説明する。前述の第1実施形態に係るPC床版1と連結する既存のPCaPC床版が損傷して、新しいPCa床版に取り替える場合を例示して説明する。図2は、PCaPC床版の中間床版と連結部床版との連結状態を示す橋軸方向Xに沿った鉛直断面図である。
先ず、図3に示すように、本実施形態に係るPC床版の更新方法では、損傷した中間PC床版S1及びその中間PC床版S1と同一の緊張材3で連結されている中間PC床版S1を、その緊張材3とともに撤去する損傷部撤去工程を行う。図3は、図2と同様に橋軸方向Xに沿った鉛直断面図で表した本発明の実施形態に係るPC床版の更新方法の損傷部撤去工程を示す工程説明図である。
次に、図4に示すように、本実施形態に係るPC床版の更新方法では、前工程で撤去した中間PC床版S1部分に新たなPCa床版である中間PC床版S1を設置するPC床版新設工程を行う。図4は、本発明の実施形態に係るPC床版の更新方法のPC床版新設工程を示す工程説明図である。
また、図4に示すように、PCa床版新設工程と並行して、連結部床版であるPC床版1に、存置した外シース21の内側に再度内シース22をシース2の一部である単円部分2aに配管して挿置する内シース挿置工程も実行する。このように、部分的に二重管構造のシース2としておくことより、再度、中間PC床版S1が損傷した場合の取替が容易となるからである。
次に、図5に示すように、本実施形態に係るPC床版の更新方法では、前工程で新設した中間PC床版S1及びPC床版1の内シース22に新しい緊張材3を配置して緊張するプレストレス再導入工程を行う。図5は、本発明の実施形態に係るPC床版の更新方法のプレストレス再導入工程を示す工程説明図である。
その後、本実施形態に係るPC床版の更新方法では、新設した中間PC床版S1のシース内及び連結部床版であるPC床版1の内シース22内にグラウトを充填するグラウト充填工程を行う。これにより本実施形態に係るPC床版の更新方法が終了する。なお、中間PC床版S1のシース内には、必ずしもグラウトを充填しなくてもよい。
次に、図6を用いて、本発明の第2実施形態に係る二重管構造のシースを有するPC床版について説明する。図6は、本発明の第2実施形態に係る二重管構造のシースを有するPC床版を示す橋軸直角方向に沿った鉛直断面図である。
次に、図7~図11を用いて、本発明の第3実施形態に係る二重管構造のシースを有するPC床版について説明する。図7は、本発明の第3実施形態に係る二重管構造のシースを有するPC床版1-3を備えたPC連続合成桁の橋梁6を橋軸直角方向Yに見た側面図であり、図8は、橋梁6の橋軸直角方向Yに沿った標準断面を示す鉛直断面図である。また、図9は、二次床版部分の外ケーブの配置を示す図7のA-A線断面図、図10は、一次床版の定着部の緊張材の配置を示す図7のB-B線断面図、図11は、一次床版の一般部の緊張材の配置を示す図7のC-C線断面図である。
S1:中間PC床版(定着部を有していないPC床版)
2,2-2:シース(二重管構造のシース)
2a,2a-2:単円部分(シース)
2b,2b-2:直線部分(シース)
21,23:外シース
22,24:内シース
RS:リングシール
3,3-1,3-2:緊張材
3-1:横締め緊張材(緊張材)
4,4-2:定着具
5,5-2:定着部
6:PC連続合成桁の橋梁
60:橋桁
61:RC床版(床版)
62:地覆部
63:壁高欄
64:アスファルト舗装
7:第1外ケーブル(外ケーブル:緊張材)
8:第2外ケーブル(外ケーブル:緊張材)
9:内ケーブル(緊張材)
X:橋軸方向
Y:橋軸直角方向
Claims (5)
- プレキャストコンクリート部分に緊張材を挿通するシースを有し、このシースに前記緊張材が挿通されて緊張され、プレストレスが導入されたPCaPC床版であって、
前記緊張材の端部が掛け止められる定着部を備え、この定着部に設けられた前記シースは、前記プレキャストコンクリート部分に埋設された外シースの内側に別の内シースが挿入された二重管構造となっており、
前記内シースには、グラウトが充填され、前記グラウトが硬化した状態で前記内シースが前記外シースから抜くことのできる構造とすることにより、損傷した他のPCaPC床版や前記緊張材のみを取り替え可能に構成されていること
を特徴とする二重管構造のシースを有するPCaPC床版。 - 前記シースの二重管構造は、曲率が一定の単円部分又は直線部分の端部付近の一部のみであること
を特徴とする請求項1に記載の二重管構造のシースを有するPCaPC床版。 - 前記定着部を有しない中間PC床版と隣接し、この中間PC床版と同一の前記緊張材で橋軸方向に沿ってプレストレスが導入された連結部PC床版であること
を特徴とする請求項1又は2に記載の二重管構造のシースを有するPCaPC床版。 - 橋梁の床版の橋軸直角方向の半断面を構成し、他の半断面を構成するプレキャスト製の半断面PCa床版と同一の前記緊張材で橋軸直角方向に沿ってプレストレスが導入されたプレキャスト製の半断面PCa床版であること
を特徴とする請求項1又は2に記載の二重管構造のシースを有するPCaPC床版。 - PC連続合成桁を構成し、隣接する他の床版と同一の前記緊張材で橋軸方向に沿ってプレストレスが導入された支点上に位置する一次床版であること
を特徴とする請求項1又は2に記載の二重管構造のシースを有するPCaPC床版。
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