JP6117898B1 - 構造物緊結一体化工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】狭小スペースでも作業が容易で作業工数が少なく短時間で適切なプレストレスで複数のコンクリート構造物を一体化することができる構造物緊結一体化工法を提供する。【解決手段】構造物緊結一体化工法において、緊張材を挿通して緊張材の一端に螺合するねじ切りスリーブH3とリングナットH2を有してセット量を補正するためのHGグリップH1を取り付ける緊張材挿通工程と、互いに嵌り合い可能な凸部51,61と凹部50,60を有する可動リング5と固定リング6を備える緊張ジャッキを用いて1次緊張工程後に緊張ジャッキを取り外すことなく可動リング6を所定角度回転させて可動リング6と固定リング5の凸部61,51と凹部50,61が嵌り合った状態で緊張材を緊張する2次緊張工程と、前記2次緊張工程により生じたHGグリップH1の隙間が無くなるまでリングナットH2を回して調整するリングナット調整工程とを行う。【選択図】図3

Description

本発明は、複数のコンクリート構造物同士を緊結して一体化する構造物緊結一体化工法に関し、より詳しくは、セット量補正治具が装着された緊張ジャッキを用いて複数のコンクリート構造物を緊結して一体化する構造物緊結一体化工法に関するものである。
近年、床版の耐用年数の経過により橋梁の劣化したRC床版をPC床版への取り替えるケースが増加している。このような橋梁の床版の取替工事において迂回路がない場合は、片側車線を開放しながら半断面ずつ分割施工し、最後に分割施工したPC床版の橋軸方向に沿った縦目地部同士をキャップケーブルなどのPC鋼材で緊結してポストテンション方式によりプレストレスを付与して接合することが行われている。
しかし、このように、PC床版の縦目地部同士などの複数のコンクリート構造物同士を緊結する際のPC鋼材は、鋼材長が短いものとなり、緊張ジャッキでPC鋼材を緊張した後のセットロスの問題、即ち、ウェッジ(くさび)定着の場合は、緊張ジャッキによる緊張時にはウェッジはスリーブの外側に突出しているが、定着時にジャッキの引張荷重を解放(除荷)すると、PC鋼材(特に、PC鋼より線)の戻り(緩み)によりウェッジがスリーブ内にめり込んでセットロスが発生し、所定のプレストレスを付与することができないという問題が顕著であった。
このため、このようなセットロスを補正して再緊張するセットロス補正型定着具なるものが既に提案されている。例えば、特許文献1には、ジャッキを盛り替えてセット量が収束するまでセット量補正作業を繰り返す必要があり、その作業が煩雑で重労働であるという問題や、適切な緊張管理、均一なプレストレスの導入が困難であるという問題を解決することを目的として、連結する2以上の被連結材を貫通した線材の緊張端にスリーブをウェッジで固定し、そのグリップを引いてウェッジをスリーブ内にめり込ませてセット量を発生させながら線材をも引いて線材を緊張し、スリーブにねじ嵌合してあるリングナットでセット量を補正し線材を定着する線材による被連結材の緊張定着連結工法が開示されている(特許文献1の特許請求の範囲の請求項1、明細書の段落[0019]〜[0025]、図面の図1〜図6等参照)。
しかし、特許文献1に記載の緊張定着連結工法では、セット量を補正する際に、ラムチェアー13(反力架台)の設置が必須であり、このラムチェアー13(反力架台)の設置のためには、(1)1次緊張後にCHジャッキ14(緊張ジャッキ)を一且取り外した後、(2)ラムチェアー13をセットし、(3)その後に再びCHジャッキ14をセットして、さらに(4)2次緊張後にラムチェアー13を取り外す必要があり、作業工数が多く、作業効率が非常に悪いという問題点があった。
特に、PC床版の縦目地部同士を接合する場合などは、緊張ジャッキをセットするスペースが限られており、このような狭小スペースにおいて重い緊張ジャッキを取り外したり、セットしたりする作業は、重労働であり、作業時間の長時間化とともにコストアップの要因となっていた。
また、特許文献2には、緊張材の緊張および定着に要する作業時間及びコストを低減することを目的として、ケーブル2と、ケーブル2の一端部に圧着された第1圧着部材3と、ケーブル2の他端部からなる引張り部位5と、前記他端部から前記引張り部位を確保した部位に圧着された第2圧着部材とを有する緊張材1を用意する用意ステップと、第1圧着部材3を構造物10に定着する第1定着ステップと、引張り部位5または第2圧着部材4を構造物10に仮定着する仮定着ステップと、緊張装置30により引張り部位5を直接引っ張って、ケーブル2に所定の緊張力を付与する引張りステップと、第2圧着部材4を構造物10に定着する第2定着ステップとを含む緊張材1を用いた構造物10の補強方法が開示されている(特許文献2の特許請求の範囲の請求項1、明細書の段落[0036]〜[0045]、図面の図5〜図8等参照)。
しかし、特許文献2に記載の緊張材を用いた構造物の補強方法でも、ラムチェアー27を設置するラムチェアー設置ステップが必要であり、ジャッキ(緊張装置)30をセットし直さなければならない点は、特許文献1の被連結材の緊張定着連結工法と同じであり、同様に、狭小スペースにおいて重い緊張ジャッキを取り外したり、セットしたりする作業を削減することができず、作業時間の長時間化とともにコストアップの要因となっているという問題がある。
特開2007−231683号公報 特開2011−43025号公報
そこで、本発明は、前述した問題を鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、重労働である重い緊張ジャッキの脱着を繰り返す必要が無く、狭小スペースでも作業が容易で、作業工数が少なく短時間で適切なプレストレスにより複数のコンクリート構造物を圧着して一体化することができる構造物緊結一体化工法を提供することにある。
請求項1に記載の構造物緊結一体化工法は、複数のコンクリート構造物に緊張材を挿通して緊張ジャッキで前記緊張材を緊張し、ポストテンション方式でコンクリート構造物にプレストレスを導入して複数のコンクリート構造物同士を圧着して一体化させる構造物緊結一体化工法であって、前記複数のコンクリート構造物のシース管に前記緊張材を挿通して、前記緊張材の一端に、螺合するスリーブとリングナットを有してセット量を補正するためのくさび式ねじ切りアンカーヘッドを取り付ける緊張材挿通工程と、互いに嵌り合うことが可能な凸部と凹部をそれぞれ有する可動リングと固定リングを備える緊張ジャッキを用いて、前記可動リングの凸部と前記固定リングの凸部の端面同士が当接する状態で前記緊張材を緊張する1次緊張工程と、前記1次緊張工程後に、前記緊張ジャッキを取り外すことなく可動リングを所定角度回転させて前記可動リングと前記固定リングの凸部と凹部が嵌り合った状態で前記緊張材を緊張する2次緊張工程と、前記2次緊張工程により生じたくさび式ねじ切りアンカーヘッドの隙間が無くなるまで前記リングナットを回して調整するリングナット調整工程と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の構造物緊結一体化工法は、請求項1に記載の構造物緊結一体化工法において、前記複数のコンクリート構造物は、既存のRC床版を橋軸方向に沿った縦目地で半断面ずつ撤去したうえ、取り替えた2つの半断面のPC床版であり、これら2つの半断面のPC床版に前記緊張材を挿通して、前記緊張ジャッキを用いて前記緊張材を緊張し、プレストレスを導入して2つの半断面のPC床版同士を圧着して一体化させることを特徴とする。
請求項3に記載の構造物緊結一体化工法は、請求項1に記載の構造物緊結一体化工法において、前記複数のコンクリート構造物は、橋梁の主桁と、この主桁の撓みを抑制するために橋軸方向に張設された外ケーブルの張力を前記主桁に伝達するコンクリート製のブロックから構成された偏向部ブロック又は定着部ブロックであり、これらの偏向部ブロック又は定着部ブロックを前記主桁の両脇に設置するとともに、前記偏向部ブロック又は前記定着部ブロックと前記主桁に前記緊張材を挿通して、前記緊張ジャッキを用いて前記緊張材を緊張し、プレストレスを導入して前記偏向部ブロック又は前記定着部ブロックを前記主桁に圧着して一体化させることを特徴とする。
請求項1〜3に記載の発明によれば、1次緊張後の2次緊張においても緊張ジャッキを取り外す必要がないため、重労働である重い緊張ジャッキの脱着を繰り返す必要が無くなる。また、請求項1〜3に記載の発明によれば、緊張ジャッキの脱着を繰り返す必要が無いうえ、可動リングを所定角度回転させるだけで2次緊張工程を行えるので、狭小スペースでも作業が容易であり、作業工数が少なく短時間で施工することがきる。その上、請求項1〜3に記載の発明によれば、2次緊張工程とリングナット調整工程により、確実にセット量を補正して適切なプレストレスで複数のコンクリート構造物を一体化することができる。
特に、請求項2に記載の発明によれば、橋梁のRC床版を片側半断面ずつPC床版に取り替えることができるので、床版の更新作業を通行止めにすることなく橋梁を使用しつつ行うことができるとともに、工期を短縮することができる。また、請求項2に記載の発明によれば、天候等に左右されず安定した品質のPC床版に取り替えて、適切なプレストレスで一体化することができるので、橋梁の耐久性が向上して橋梁の維持メンテナンス費用を低減することができる。
特に、請求項3に記載の発明によれば作業工数が少なく短時間で前記偏向部ブロック又は前記定着部ブロックを前記主桁に圧着して一体化させることができるので、主桁の撓みを抑制するために橋軸方向に張設された外ケーブルの設置作業自体を短工期で施工することができ、結果的に外ケーブルの設置コストを低減することができる。さらに、請求項3に記載の発明によれば、曲げ応力にも強く緊張材として脆性破壊のおそれの少ないPC鋼より線を使用することも可能となり、橋梁の崩壊のおそれも低減して施工性も向上する。
本発明の第1実施形態に係る構造物緊結一体化工法に用いる緊張ジャッキを緊張材を挿通する中心軸と直交する水平方向に見た状態を示す側面図である。 本発明の第1実施形態に係る構造物緊結一体化工法に用いるくさび式ねじ切りアンカーヘッド示した斜視図である。 同上の緊張ジャッキのセット量補正治具の構成を中心軸に沿って切断した状態を示す断面図である。 同上のセット量補正治具の治具本体を示す斜視図である。 同上のセット量補正治具の治具本体を示す図であり、(a)が中心軸に沿って切断した状態を示す断面図、(b)が中心軸に沿って見た状態を示す正面図である。 図3のセット量補正治具の固定リングを示す斜視図である。 同上の固定リングを示す図であり、(a)が中心軸に沿って切断した状態を示す断面図、(b)が中心軸に沿って見た状態を示す正面図である。 図3のセット量補正治具の可動リングを示す斜視図である。 同上の可動リングを示す図であり、(a)が中心軸に沿って切断した状態を示す断面図、(b)が中心軸に沿って見た状態を示す正面図である。 同上の固定リングと可動リングの1次緊張における凸部と凹部の噛合状態を示す斜視図である。 同上の固定リングと可動リングの2次緊張における凸部と凹部の噛合状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る構造物緊結一体化工法の(1)既存床版切断工程を主桁と直交する鉛直断面で示す工程説明図である。 同上の構造物緊結一体化工法の(2)RC床版の片側半断面撤去工程を主桁と直交する鉛直断面で示す工程説明図である。 同上の構造物緊結一体化工法の(3)PC床版の設置工程を主桁と直交する鉛直断面で示す工程説明図である。 同上の構造物緊結一体化工法の(4)RC床版の残り片側半断面撤去工程を主桁と直交する鉛直断面で示す工程説明図である。 同上の構造物緊結一体化工法の(5)残り片側半断面のPC床版の設置工程を主桁と直交する鉛直断面で示す工程説明図である。 同上の構造物緊結一体化工法の(6)緊張材挿通工程を主桁と直交する鉛直断面で示す工程説明図である。 図3のセット量補正治具の2次緊張状態を中心軸に沿って切断して示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る構造物緊結一体化工法を説明する説明図である。
以下、本発明に係る構造物緊結一体化工法を実施するための一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
[緊張ジャッキ]
先ず、図1〜図11を用いて、本発明の実施形態に係る構造物緊結一体化工法に用いる専用の緊張ジャッキについて説明する。図1に示すように、本発明の実施形態に係る緊張ジャッキ1は、一般的な油圧ジャッキであるジャッキ本体2に、後述のHGグリップH1と接合してセット量を補正するセット量補正治具であるHGグリップ専用ノーズ3が装着されたジャッキであり、PC鋼材などの緊張材S1を緊張するとともにセット量を補正することが可能となっている。
<くさび式ねじ切りアンカーヘッド>
先ず、図2を用いて、セット量を補正するためのくさび式ねじ切りアンカーヘッドであるHGグリップH1について簡単に説明する。HGグリップH1は、支圧板CPに当接するリング状のリングナットH2と、外部側が径の大きいテーパ状の内周面を有する円筒状のねじ切りスリーブH3と、このねじ切りスリーブH3の内周面に収容され、緊張材S1の一端を把持する2つ割りの部材からなるウェッジ(くさび)H4などから構成され、緊張材(S1)の一端を定着する機能を有している。
このリングナットH2のリング状の内周面には、雌ねじが形成されているとともに、ねじ切りスリーブH3の円筒状の外周面には、リングナットH2の雌ねじと螺合する雄ねじが形成されており、リングナットH2を回転させることで、HGグリップH1は、ウェッジH4と支圧板との距離を変更してセット量を補正するものである。
また、ウェッジH4は、2つ割りの部材を合わせると、円筒状のねじ切りスリーブH3の貫通孔内に収容されるように、ねじ切りスリーブH3のテーパ状の内周面に対応する円錐台状となるとともに、緊張材S1の凹凸に対応して把持できるように、2つ割りの各部材に緊張材S1を挿通する方向に沿ったスリットが形成されている。
<ジャッキ本体>
本実施形態に係るジャッキ本体2は、緊張材S1のシングルストランドを一組のウェッジ(H2)とスリーブ(H3)で定着するシングルストランド工法に用いられ、緊張材S1の緊張用のピストン20を備えたCCLジャッキであり、緊張材S1の径(PC鋼より線の場合は束の太さ)に応じて適宜その緊張能力が選定される。
<セット量補正治具>
HGグリップ専用ノーズ3は、一般鋼と比して優れた強度と硬度を有するクロムモリブデン鋼からなり、ジャッキ本体2の規格に応じたジャッキ本体2のピストン20の先端(以下、支圧板側の端を指すものとする。)に装着されるジャッキ用のノーズである。
このHGグリップ専用ノーズ3は、図3に示すように、緊張材を挿通する中空筒状の管材からなる治具本体4と、この治具本体4に固定されたリング状の固定リング5と、治具本体4内に回転可能に収容され、固定リング5と噛合する可動リング6など、から構成されている。勿論、本発明に係るセット量補正治具は、クロムモリブデン鋼に限られず、一般鋼や様々なニーズに応じた合金とすることができることは云うまでもない。
(治具本体)
治具本体4は、図3等に示すように、中空筒状の管端の一端がジャッキ本体2のピストン20の先端を囲うように装着され、他端側の内周面が段状に拡径されて、前述のHGグリップH1、固定リング5、及び可動リング6を収容する凹部であるキャビティー40となっている。
このキャビティー40は、固定リング5及び可動リング6のリング状の外周面と丁度当接する程度の径の内周面となっているとともに、図4、図5に示すように、後述の回転棒を回転可能に突出できるように、治具本体4の外周面まで切り込まれた所定範囲の切欠部41が形成されている。
切欠部41は、図4、図5(b)に示すように、治具本体4の軸芯方向に沿ってキャビティー40を正面に見た場合に、略90度ずつ切り欠かれており、この切欠部41は、軸を中心に点対称に一対形成されている。この切欠部41の切り欠かれる角度は、後述の可動リング6の回転角度に応じて適宜定められるものであり、本実施形態では、可動リング6の回転角度が60度となっているため、それより大きい90度に設定されている。
また、図4、図5に示すように、治具本体4の筒状のジャッキ本体2側の内周面は、ジャッキ本体2のピストン20の先端を収容するピストン収容部42となっており、ピストン20の先端が当接する部分に緊張材を挿通する貫通孔43を有する鍔部44が形成されている。
そして、図4、図5に示すように、治具本体4の外周面は、ジャッキ本体2側が段状に縮径されて、その外側に雄ねじ部45が形成されている。治具本体4は、この雄ねじ部45によりジャッキ本体2に螺着されて装着される。
なお、図5(b)に示すように、キャビティー40の段部の底、即ち、治具本体4の軸芯方向に沿ってキャビティー40を正面に見た場合の見える縁に後述の固定リング5がねじ止め固定される。勿論、固定リング5を治具本体4と一体成形することも可能である。
(固定リング)
固定リング5は、図6、図7に示すように、一定厚のリング状の部材からリングの中心に対して60度切り欠かれて薄くなった凹部50が等角度毎に3か所形成された部材であり、反対に、切り欠かれずにリングが厚くなった部分が凸部51となっている。
なお、本実施形態に係る固定リング5では、60度間隔で凹部50と凸部51が交互に形成されたものを例示したが、本発明に係る固定リングは、リングの中心に対して等角度毎に凹部と凸部が交互に形成されるものであれば、60度間隔に限定されるものではない。
また、凹部50及び凸部51の入隅及び出隅は、1次緊張状態から2次緊張状態への切り替え等がスムーズに切り替えられるように、曲面状に面取り加工が施されている。
(可動リング)
可動リング6は、図8、図9に示すように、固定リング5と表裏(支圧板側とジャッキ側)が逆となった略同形状のリング状のなっており、同様に、3か所の凹部60と、3か所の凸部61が形成されている。
また、図8、図9に示すように、可動リング6の外周面には、可動リング6を回転させる際に把手となる1本の回転棒62がリングの外周面から放射状に伸びて突設されている。この回転棒62は、3つの凸部61のうち1つの凸部61の中央付近の外周面に形成されたねじ穴に螺着されている。
治具本体4は、図10、図3に示すように、前述の固定リング5の凸部51の支圧板側の端面が、可動リング6の凸部61の端面と当接することにより1次緊張状態となり、図11(図18)に示すように、凹部50の支圧板側の端面が、凸部61の端面と当接することにより2次緊張状態となるように構成されている。
[第1実施形態]
次に、図12〜図18、図3、図10、図11を用いて、本発明の第1実施形態に係る構造物緊結一体化工法について説明する。第1実施形態に係る構造物緊結一体化工法では、主桁が鋼桁である橋梁のRC床版をプレキャスト製のPC床版に取り替える際に、半断面ずつ施工して最後に取り替えたプレキャスト製のPC床版の橋軸方向に沿った中央の縦目地同士をキャップケーブルなどのPC鋼材で緊結してポストテンション方式によりプレストレスを付与して圧着して一体化する場合を例示して説明する。
(1)既存床版切断工程
先ず、第1実施形態に係る構造物緊結一体化工法では、図12に示すように、3本掛けられた鋼桁T1〜T3(主桁)のうち中央の鋼桁T2上の中央やや片側寄りの位置において、橋軸方向に沿って既存のRC床版Rを切断してRC床版R1,R2に分割する既存床版切断工程を行う。このとき、RC床版Rの切断は、ダイヤモンドカッター又はワイヤソーなどを用いて行う。
(2)RC床版の片側半断面撤去工程
次に、第1実施形態に係る構造物緊結一体化工法では、図13に示すように、切断した位置から片側となる鉛直断面における片側半断面のRC床版R1を撤去するRC床版の片側半断面撤去工程を行う。このとき、撤去するRC床版R1は、クレーン等の揚重装置で揚重可能な大きさとなるように、橋幅方向に沿って細かく切断して撤去する。
(3)PC床版の設置工程
次に、第1実施形態に係る構造物緊結一体化工法では、図14に示すように、工場で製作されたプレキャスト製の片側半断面のPC床版P1をトレーラ等で搬入し、クレーン等の揚重装置を用いて、RC床版R1を撤去した片側半断面に搬入したPC床版P1を設置するPC床版の設置工程を行う。このPC床版P1には、後に片側半断面のPC床版(P1,P2)同士を緊結する緊張材を挿通するシース管S2が埋設されている。また、水勾配などは、鋼桁とPC床版との間に設ける調整モルタル等で高さ調整を行う。
なお、図14に示すように、緊張材の定着具を掛け止める定着ハンチTHの長さは、鋼材の曲げ最小半径と直線区間の制約から一定長さ必要になることから、必然的に緊張ジャッキの作業スペースは、狭小スペースとならざるを得ない。
(4)RC床版の残り片側半断面撤去工程
次に、第1実施形態に係る構造物緊結一体化工法では、図15に示すように、切断した位置から残りの片側となる片側半断面のRC床版R2を撤去するRC床版の残り片側半断面撤去工程を行う。本工程の詳細は、前述の(2)RC床版の片側半断面撤去工程と同様である。
(5)残り片側半断面のPC床版の設置工程
次に、第1実施形態に係る構造物緊結一体化工法では、図16に示すように、RC床版R2を撤去した片側半断面に、残り片側半断面のPC床版P2を設置する残り片側半断面のPC床版の設置工程を行う。本工程の詳細は、前述の(3)PC床版の設置工程と同様である。
(6)緊張材挿通工程
次に、第1実施形態に係る構造物緊結一体化工法では、図17に示すように、設置したPC床版P1,P2のシース管S2,S2に緊張材を挿通する緊張材挿通工程を行う。本実施形態では、緊張材として一度に全てのPC鋼線が破断するなど脆性破壊する恐れが少なく、曲げ応力にも強いPC鋼より線のシングルストランドS1を挿通する。勿論、本発明に係る緊張材としては、PC鋼線、PC鋼棒などのPC鋼材の他、カーボンファイバーなどの鋼材以外の線材も適用可能である。
ここで、図17に示すように、緊張材のシングルストランドをPC床版P1へ定着する定着具としては、一般的なアンカーヘッドで定着する定着具TGを使用し、緊張側となるPC床版P2へ定着する定着具としては、前述のHGグリップH1を使用する。
次に、第1実施形態に係る構造物緊結一体化工法では、前述の緊張ジャッキ1を用いて緊張材を緊張してPC床版P1,P2間にプレストレスを導入して一体化するプレストレス導入工程を行う。
(7)緊張ジャッキ設置工程
具体的には、第1実施形態に係る構造物緊結一体化工法では、先ず、前述の緊張ジャッキ1を設置する緊張ジャッキ設置工程を行う。本工程では、HGグリップH1の支圧板に緊張ジャッキ1の治具本体4の先端を当接して、治具本体4のキャビティー40内にHGグリップH1を収容し、緊張材をピストン20に挿通して緊張材を緊張ジャッキ1で緊張可能とする(図17、図3参照)。
(8)1次緊張工程
次に、第1実施形態に係る構造物緊結一体化工法では、緊張ジャッキ1で緊張材を緊張する1次緊張工程を行う。本工程では、図3及び図10に示すように、前述の固定リング5の凸部51の端面と、可動リング6の凸部61の端面とが、当接した状態で、緊張ジャッキ1のピストン20を稼働させて緊張材の1次緊張を行う。
なお、このとき、ねじ切りスリーブH3のテーパ状の内周面に支持されることがないため、1次緊張による緊張材の緊張ジャッキ1側への摺動に伴って、ウェッジH4も緊張ジャッキ1側へ一緒に引きずられて多少移動する。解放定着時に、ウェッジH4はねじ切りスリーブH3のテーパ状の内周面に支持されるまで、鋼材が支圧板側に引き込まれるためセットロスが発生する。
(9)可動リング揺動工程
次に、第1実施形態に係る構造物緊結一体化工法では、緊張ジャッキ1の緊張力を一旦緩めてピストン20のジャッキストロークを戻し、回転棒62を掴んで可動リング6を所定角度(60度)回転させて揺動し、緊張ジャッキ1を2次緊張状態にする可動リング揺動工程を行う。
本工程において、回転棒62を掴んで治具本体4のキャビティー40内で可動リング6を所定角度揺動すると、図18及び図11に示すように、可動リング6の凸部61が、固定リング5の凹部50に嵌まり込んで噛合し、可動リング6が支圧板から離れる方向に移動可能となる。これにより、次工程の2次緊張工程を行う緊張材の引き代となるスペースができることとなる。
本工程では、重い緊張ジャッキ1を取り外すことなく、作業員が回転棒62を掴んで可動リング6を回す簡単な工程だけで、2次緊張を行える状態となるため、特許文献1、特許文献2に記載の発明と比べて作業工数が少なく短時間で作業を完了することができる。また、PC床版同士を連結する場合の定着ハンチTHのように非常に狭い狭小スペースにおいても、容易に作業することができる(図17等参照)。
(10)2次緊張工程
次に、第1実施形態に係る構造物緊結一体化工法では、図18に示す状態の緊張ジャッキ1で緊張材を再び緊張する2次緊張工程を行う。ここでは、前述のセットロスにより減少したプレストレスが少なくとも構造設計上のプレストレスに達するまで、緊張ジャッキ1で緊張材を緊張する。
(11)リングナット調整工程
次に、第1実施形態に係る構造物緊結一体化工法では、2次緊張工程により生じたHGグリップH1の隙間が無くなるまでリングナットH2を回して調整するリングナット調整工程を行う(図18等参照)。本工程では、リングナットH2と支圧板との隙間が無くなるまで、リングナットH2を回してリングナットH2とねじ切りスリーブH3の両端距離を伸ばして調整する。これにより、緊張材に付与した緊張力が適切に支圧板を介してPC床版P1,P2間に圧縮力として伝達されるようになり、セットロスが補正されることとなる。
(12)緊張ジャッキ撤去工程
次に、第1実施形態に係る構造物緊結一体化工法では、緊張ジャッキ1の緊張力を除荷してHGグリップH1から緊張ジャッキ1を撤去する緊張ジャッキ撤去工程を行う。
そして、緊張材の全てのHGグリップH1においてプレストレス導入工程を繰り返して工事が完了する。即ち、HGグリップH1毎に、(7)緊張ジャッキ設置工程〜(11)リングナット調整工程を繰り返すことにより、本実施形態に係る構造物緊結一体化工法によるRC床版からのPC床版への取り替え工事が完了する。
以上説明した第1実施形態に係る構造物緊結一体化工法によれば、橋梁のRC床版を片側半断面ずつPC床版に取り替えることができるので、床版の更新作業を通行止めにすることなく橋梁を使用しつつ行うことができるとともに、工期を短縮することができる。また、天候等に左右されず安定した品質のPC床版に取り替えて、適切なプレストレスで一体化することができるので、橋梁の耐久性が向上して橋梁の維持メンテナンス費用を低減することができる。
それに加え、第1実施形態に係る構造物緊結一体化工法によれば、1次緊張後の2次緊張においても緊張ジャッキを取り外す必要がないため、重労働である重い緊張ジャッキの脱着を繰り返す必要が無くなる。また、請求項1〜3に記載の発明によれば、緊張ジャッキの脱着を繰り返す必要が無いうえ、可動リングを所定角度回転させるだけで2次緊張工程を行えるので、狭小スペースでも作業が容易であり、作業工数が少なく短時間で施工することがきる。その上、請求項1〜3に記載の発明によれば、2次緊張工程とリングナット調整工程により、確実にセット量を補正して適切なプレストレスで複数のコンクリート構造物を一体化することができる。
[第2実施形態]
次に、図19を用いて、本発明の第2実施形態に係る構造物緊結一体化工法について説明する。第2実施形態に係る構造物緊結一体化工法では、主桁がPC桁(P3,P4)である橋梁の撓みを抑えるために橋軸方向に沿って張設された外ケーブルOCの張力をPC桁に伝達する偏向部ブロックB1,B2をPC桁に圧着して一体化する場合を例示して説明する。なお、PC桁(P3,P4)自体は、下部にハンチが形成されたT桁であるが、外ケーブルOCの力を伝達するため、通常通り、補強として部分的に矩形状に形成されている。
(1)偏向部ブロック設置工程
第2実施形態に係る構造物緊結一体化工法では、先ず、偏向部ブロックB1,B2を工場等から搬入してPC桁P3の下部の所定の位置に設置する偏向部ブロック設置工程を行う。これらの偏向部ブロックB1,B2は、緊張材を挿通するシース管が埋設されたプレキャストコンクリート製のブロックであり、外ケーブルOCの張力をPC桁P3に伝達する機能を有している。
このように、偏向部をプレキャストコンクリート製のブロックとすることで、養生期間が不要となるうえ、支保工に耐え得る強固な足場を設置する必要がなくなり、作業工数を削減して工期の大幅な短縮を図ることができる。
(3)緊張材挿通工程
次に、第2実施形態に係る構造物緊結一体化工法では、設置した偏向部ブロックB1,B2及びPC桁P3(P4)のシース管S2に緊張材を挿通する緊張材挿通工程を行う。本実施形態では、緊張材として一度に全てのPC鋼線が破断するなど脆性破壊する恐れが少なく、曲げ応力にも強いPC鋼より線のシングルストランドS1を挿通する。
従来は、このような偏向部にプレストレスを導入して桁と一体化する際には、緊張材が短くなるためセットロスの影響が大きく、PC鋼より線を使用することができず、PC鋼棒や中空PC鋼棒が用いられていた。
(4)プレストレス導入
次に、第2実施形態に係る構造物緊結一体化工法では、前述の緊張ジャッキ1を用いて緊張材を緊張して偏向部ブロックB1,B2間にプレストレスを導入してPC桁P3,P4と一体化するプレストレス導入工程を行う。具体的には、前述の第1実施形態に係る構造物緊結一体化工法で説明した(7)緊張ジャッキ設置工程〜(11)リングナット調整工程を繰り返し、本実施形態に係る構造物緊結一体化工法による偏向部ブロックB1,B2とPC桁P3の一体化工事が完了する。
なお、第2実施形態に係る構造物緊結一体化工法として、外ケーブルの途中に設置される偏向部を例示して説明したが、本発明を外ケーブルを主桁に定着する定着部に適用して、定着ブロックと主桁を一体化することもできる。その場合でも、前記作用効果を奏することは明らかである。また、偏向部としてプレキャストコンクリート製のブロックを例示して説明したが、偏向部や定着部を現場打ちのコンクリート製のブロックとしても本発明を適用することができる。
以上説明した第2実施形態に係る構造物緊結一体化工法によれば、作業工数が少なく短時間で偏向部ブロックB1,B2をPC桁P3,P4に圧着して一体化させることができるので、外ケーブルOCの設置作業自体を短工期で施工することができ、結果的に外ケーブルOCの設置コストを低減することができる。さらに、曲げ応力にも強く緊張材として脆性破壊のおそれの少ないPC鋼より線を使用することも可能となり、橋梁の崩壊のおそれも低減して施工性も向上する。
以上、本発明の実施形態に係る構造物緊結一体化工法について詳細に説明したが、前述した又は図示した実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたって具体化した一実施形態を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。
1 :緊張ジャッキ
2 :ジャッキ本体
20 :ピストン
3 :HGグリップ専用ノーズ
4 :治具本体
40 :キャビティー
41 :切欠部
42 :ピストン収容部
43 :貫通孔
44 :鍔部
45 :雄ねじ部
5 :固定リング
50 :凹部
51 :凸部
6 :可動リング
60 :凹部
61 :凸部
62 :回転棒
S1 :シングルストランド(PC鋼より線:緊張材)
S2 :シース管
CP :支圧板
TG :(一般)定着具
H1 :HGグリップ(くさび式ねじ切りアンカーヘッド)
H2 :リングナット
H3 :ねじ切りスリーブ
H4 :ウェッジ(くさび)
P1,P2 :PC床版
TH :定着ハンチ
R,R1,R2 :RC床版
T1,T2,T3 :鋼桁
CM :セメントモルタル
P3,P4 :PC桁
OC :外ケーブル
B1,B2 :偏向部ブロック

Claims (3)

  1. 複数のコンクリート構造物に緊張材を挿通して緊張ジャッキで前記緊張材を緊張し、ポストテンション方式でコンクリート構造物にプレストレスを導入して複数のコンクリート構造物同士を圧着して一体化させる構造物緊結一体化工法であって、
    前記複数のコンクリート構造物のシース管に前記緊張材を挿通して、前記緊張材の一端に、螺合するスリーブとリングナットを有してセット量を補正するためのくさび式ねじ切りアンカーヘッドを取り付ける緊張材挿通工程と、
    互いに嵌り合うことが可能な凸部と凹部をそれぞれ有する可動リングと固定リングを備える緊張ジャッキを用いて、前記可動リングの凸部と前記固定リングの凸部の端面同士が当接する状態で前記緊張材を緊張する1次緊張工程と、
    前記1次緊張工程後に、前記緊張ジャッキを取り外すことなく可動リングを所定角度回転させて前記可動リングと前記固定リングの凸部と凹部が嵌り合った状態で前記緊張材を緊張する2次緊張工程と、
    前記2次緊張工程により生じたくさび式ねじ切りアンカーヘッドの隙間が無くなるまで前記リングナットを回して調整するリングナット調整工程と、を備えること
    を特徴とする構造物緊結一体化工法。
  2. 前記複数のコンクリート構造物は、既存のRC床版を橋軸方向に沿った縦目地で片側半断面ずつ撤去したうえ、取り替えた2つの片側半断面のPC床版であり、
    これら2つの片側半断面のPC床版に前記緊張材を挿通して、前記緊張ジャッキを用いて前記緊張材を緊張し、プレストレスを導入して2つの片側半断面のPC床版同士を圧着して一体化させること
    を特徴とする請求項1に記載の構造物緊結一体化工法。
  3. 前記複数のコンクリート構造物は、橋梁の主桁と、この主桁の撓みを抑制するために橋軸方向に張設された外ケーブルの張力を前記主桁に伝達するコンクリート製のブロックから構成された偏向部ブロック又は定着部ブロックであり、
    これらの偏向部ブロック又は定着部ブロックを前記主桁の両脇に設置するとともに、前記偏向部ブロック又は前記定着部ブロックと前記主桁に前記緊張材を挿通して、前記緊張ジャッキを用いて前記緊張材を緊張し、プレストレスを導入して前記偏向部ブロック又は前記定着部ブロックを前記主桁に圧着して一体化させること
    を特徴とする請求項1に記載の構造物緊結一体化工法。
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