JPH0775992A - ロボットの手首装置 - Google Patents

ロボットの手首装置

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JPH0775992A
JPH0775992A JP22543893A JP22543893A JPH0775992A JP H0775992 A JPH0775992 A JP H0775992A JP 22543893 A JP22543893 A JP 22543893A JP 22543893 A JP22543893 A JP 22543893A JP H0775992 A JPH0775992 A JP H0775992A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wrist
arm
air
pressure
robot
Prior art date
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Pending
Application number
JP22543893A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Oshiro
昌之 大城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH0775992A publication Critical patent/JPH0775992A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ロボットの手首装置の防滴性を高めるために内
部の圧力を高める方法において、簡単な構造で、内部か
らグリース漏れがあっても悪影響を及ぼさないようにす
ることにある。 【構成】腕1に、軸受5、6により回転可能に取付けら
れた手首回転部4と、空気注入口17と、腕1の内部と
手首回転体の内部を結ぶ穴19より構成されている。 【効果】回転部のシールを厳重にすることなく、手首機
構より腕内へのグリース漏れを防止しつつ、手首の防滴
性を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転する手首部とその
駆動機構を腕の先端に有し、手首の駆動力を腕の内部よ
り与えるロボットの手首装置において、防滴性が高い構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ロボットの手首装置において、その防滴
性を高め、内部機構への水等の浸入を防止するために
は、手首全体を密閉構造とし、さらに回転部については
回転可能なシールを取付ける方法がある。しかしこの方
法では特に回転部のシールを厳重にしなければならず機
構が複雑になるため、より簡便な方法として手首全体を
密閉構造とし、さらに内部の圧力を高めることにより回
転部からの水等の浸入を防止する方法が知られており、
この例を図2に示す。腕51に対し手首回転部54が軸
受55、56により回転可能に支持され、手首回転部5
4に対して工具取付部57が軸受58により回転可能に
支持され、空気注入口61から外気より高い圧力の空気
を供給することにより内部の圧力を高め、軸受55、5
6、58からの水等の浸入を防止している。また手首の
駆動力はベルト62、63、プーリ64、65を介して
手首回転部54の内部の機構に伝達されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来技術においては、圧力により回転部を通過して機
構内部のグリース等の潤滑剤が外に押し出され、これが
駆動力の供給側に向かうことがある。手首の外部に押し
出された潤滑剤は、少量であれば拭き取ればよく、また
機構内部の潤滑剤の減少についても潤滑剤を補充すれば
問題はない。これに対して前述の駆動機構より駆動力の
供給側に押し出された潤滑剤は腕の内部に浸入し、ここ
に一般的に設置されることが多い電気部品等に悪影響を
及ぼすことがあるため、手首の駆動機構に駆動力を入力
する部分は厳重にシールしなければならず、機構が複雑
になるという欠点がある。本発明の目的は、回転部のシ
ールを厳重にすることなくロボットの手首装置の防滴性
を高め、内部の機構への水等の浸入を防止することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明においては、手首回転部とこれを支持する腕を密
閉構造とし、この腕の内部に外気の圧力より高い圧力の
空気を注入し、腕の内部と手首駆動機構を収納した手首
の間に狭い空気流路を設ける。
【0005】
【作用】上記手段によれば、腕の内部は注入された空気
に外気より高い圧力が保たれている。また手首回転部の
内部もこの腕の内部と空気流路で結ばれているため、外
気より高い圧力になり、この圧力により回転部の隙間や
シール部からの水等の浸入を防止することができる。こ
の際、この回転部の隙間やシールから空気や潤滑剤が若
干外に漏れ、内部の圧力が低下することがあるが、前述
の空気流路より空気が供給されて圧力は外気より高く維
持される。この時、前述の外に漏れる空気や潤滑剤の量
が微かであれば、前述の空気流路を流れる空気流量も微
少であり、これによる流路内での圧力低下は小さく、手
首回転部の内部圧力は十分な値に保たれる。
【0006】また、腕の内部の圧力と手首回転部の内部
の圧力を比較すると、手首回転部の内部は腕の内部より
狭い空気流路を通して空気の供給を受けているので、腕
の内部と同じか若干低い圧力に保たれているので、手首
回転部の内部の潤滑剤が腕の内部に圧力により押し出さ
れることはない。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図1に示す。腕1はカバ
ー2、3により内部が密閉された空間となっている。手
首回転部4は軸受5、6により腕1に対して回転可能に
取付けられている。工具取付部7は軸受8により手首回
転部4に対して回転可能に取付けられている。手首回転
部4の駆動は、腕1内の動力源よりベルト9、プーリ1
0により減速機11を駆動することによって行ってい
る。また工具取付部7の駆動は、腕1内の動力源よりベ
ルト12、プーリ13、カサ歯車14、15により減速
機16を駆動することによって行っている。腕1の内部
は空気注入口17より供給される空気により外気より高
い圧力に保たれている。手首回転部4の内部は密閉され
た空間となっており、軸18にあけた穴19により腕1
の内部と連結しているため、圧力は外気より高くなって
いる。手首の外より手首回転部内に水等が浸入する可能
性があるのは、軸受5、6、8を通過する経路だが、こ
れらの軸受にも一定のシール機能が付与してあること
と、上述の圧力により水等の浸入を防止できる。また、
この圧力により軸受5、6、8を通過して減速機11、
16やカサ歯車14、15を潤滑しているグリースが若
干外に押し出された場合には、給油口22よりグリース
を補給することができる。手首回転体4の内部は、穴1
9を介して腕1の内部より空気の供給を受けているた
め、腕1の内部より圧力が高くなることはないため、穴
19やプーリ10、13を支持する軸受23、24を通
過してグリースが漏れることはない。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、ロボットの手首装置に
おいて、回転部のシールを厳重に行うことなく、腕内部
にグリース漏れを生じさせることなく、防滴性を高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるロボット手首の具体的実施例の断
面図である。
【図2】従来例のロボット手首の断面図である。
【符号の説明】 1…腕、 2…カバー、 3…カバー、 4…手首回転
部、 5…軸受、 6…軸受、 7…工具取付部、 8
…軸受、 9…ベルト、 10…プーリ、 11…減速
機、 12…ベルト、 13…プーリ、 14…カサ歯
車、 15…カサ歯車、 16…減速機、 17…空気
注入口、 18…軸、 19…穴、 20…給油口、
21…給油口、 22…給油口、 23…軸受、 24
…軸受、51…腕、 54…手首回転部、 55…軸
受、 56…軸受、 57…工具取付部、 58…軸
受、 61…空気注入口、 62…ベルト、 63…ベ
ルト、 64…プーリ、 65…プーリ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部が閉鎖された部屋状構造となっている
    腕と、前記腕に回動可能に取付けられ内部が閉鎖されて
    部屋状構造となっている手首回転体と、前記手首回転体
    内に設置された手首駆動機構と、前記腕の内部より前記
    手首駆動機に駆動力を伝達する機構と、前記腕の内部と
    前記手首回転体の内部とを連結する狭い空気流路とを備
    え、前記腕の内部に対して外気の圧力より高い圧力の空
    気を前記腕の内部から前記空気流路を通して前記手首回
    転体の内部へ導入することを特徴としたロボットの防滴
    型手首装置。
JP22543893A 1993-09-10 1993-09-10 ロボットの手首装置 Pending JPH0775992A (ja)

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