JPH0775577B2 - アームレスト装置 - Google Patents
アームレスト装置Info
- Publication number
- JPH0775577B2 JPH0775577B2 JP1124261A JP12426189A JPH0775577B2 JP H0775577 B2 JPH0775577 B2 JP H0775577B2 JP 1124261 A JP1124261 A JP 1124261A JP 12426189 A JP12426189 A JP 12426189A JP H0775577 B2 JPH0775577 B2 JP H0775577B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- armrest
- pulley
- cylinder
- wire
- air damper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/75—Arm-rests
- B60N2/753—Arm-rests movable to an inoperative position
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明はアームレスト装置、特に自動車シート用のア
ームレスト装置に関する。
ームレスト装置に関する。
<従来の技術> 従来のアームレスト装置としては例えば第5図に示すよ
うなものが周知である。自動車用シート1のシートバッ
ク2の側部3には回動軸4が固定されており、この回動
軸4にアームレスト5の基端部が回動自在に取付けられ
ている。従って、アームレスト5は非使用時に全体がシ
ートバック2の側部3に沿った垂直状態になるようにそ
の先端部を上側に持ち上げ回動でき、また使用時に先端
部を前倒し回動させて全体を水平状態にすることができ
る。
うなものが周知である。自動車用シート1のシートバッ
ク2の側部3には回動軸4が固定されており、この回動
軸4にアームレスト5の基端部が回動自在に取付けられ
ている。従って、アームレスト5は非使用時に全体がシ
ートバック2の側部3に沿った垂直状態になるようにそ
の先端部を上側に持ち上げ回動でき、また使用時に先端
部を前倒し回動させて全体を水平状態にすることができ
る。
<発明が解決しようとする課題> しかしながらこのような従来のアームレスト装置にあっ
ては、シートバック2の側部3に固定した回動軸4に対
し、アームレスト5を単に回動自在に取付けただけであ
ったため、アームレスト5を前倒しする際、アームレス
ト5がその自重により前側へ勢いよく倒れるという課題
がある。
ては、シートバック2の側部3に固定した回動軸4に対
し、アームレスト5を単に回動自在に取付けただけであ
ったため、アームレスト5を前倒しする際、アームレス
ト5がその自重により前側へ勢いよく倒れるという課題
がある。
アームレスト5があまり勢い良く前倒れ回動すると、前
倒れ回動中にアームレスト5が車室内装備としてのコン
ソール等と干渉した場合、それらの装備を破損させてし
まうおそれがある。またアームレスト5自身も回転軸4
近辺が破損し易く、更に前倒し回動時の「ガタン」とい
う衝撃及びその衝撃音も着座乗員に不快感を与えるもの
であった。
倒れ回動中にアームレスト5が車室内装備としてのコン
ソール等と干渉した場合、それらの装備を破損させてし
まうおそれがある。またアームレスト5自身も回転軸4
近辺が破損し易く、更に前倒し回動時の「ガタン」とい
う衝撃及びその衝撃音も着座乗員に不快感を与えるもの
であった。
この発明はこのような従来の課題に着目してなされたも
のであり、アームレストが勢い良く前倒れ回動しないア
ームレスト装置を提供せんとするものである。
のであり、アームレストが勢い良く前倒れ回動しないア
ームレスト装置を提供せんとするものである。
<課題を解決するための手段> この発明に係るアームレスト装置は、上記の目的を達成
するために、アームレストを中空構造にすると共に、該
アームレスト内部の基端部側の回動軸に外周縁に溝部を
有するプーリを固定し、且つアームレスト内部の先端部
側の内面に引っ込み方向に付勢されたシリンダを有する
エアダンパを取付け、前記プーリの溝部にワイヤの一端
を取付けると共に、該ワイヤをアームレストの前倒し回
動方向と同じ方向でプーリに若干巻き付けてから、その
他端をエアダンパのシリンダ先端に連結したものであ
る。
するために、アームレストを中空構造にすると共に、該
アームレスト内部の基端部側の回動軸に外周縁に溝部を
有するプーリを固定し、且つアームレスト内部の先端部
側の内面に引っ込み方向に付勢されたシリンダを有する
エアダンパを取付け、前記プーリの溝部にワイヤの一端
を取付けると共に、該ワイヤをアームレストの前倒し回
動方向と同じ方向でプーリに若干巻き付けてから、その
他端をエアダンパのシリンダ先端に連結したものであ
る。
<作用> アームレストを前倒しすると、ワイヤがプーリに巻き取
られてエアダンパのシリンダを引っ張るが、シリンダに
はそれに抗する方向への付勢力が与えられているため、
該付勢力がアームレストを前倒しする際の抵抗力として
作用する。従って、アームレストが勢い良く前倒れ回動
しないので、アームレストが車室内装備等と干渉した際
にそれらを破損させてしまうことがなく、また衝撃が少
ないために着座乗員に不快感を与えることもない。
られてエアダンパのシリンダを引っ張るが、シリンダに
はそれに抗する方向への付勢力が与えられているため、
該付勢力がアームレストを前倒しする際の抵抗力として
作用する。従って、アームレストが勢い良く前倒れ回動
しないので、アームレストが車室内装備等と干渉した際
にそれらを破損させてしまうことがなく、また衝撃が少
ないために着座乗員に不快感を与えることもない。
<実施例> 以下この発明の一実施例を第1図〜第4図に基づいて説
明する。尚、従来と共通する部分には同一の符号を付
し、重複する説明は省略する。
明する。尚、従来と共通する部分には同一の符号を付
し、重複する説明は省略する。
この実施例に係るアームレスト6は中空構造となってお
り、図中では表皮材等の図示を省略している。そして、
シートバック2の側部3に固定された回動軸7はこの中
空構造をしたアームレスト6の基端部内へ回動自在に挿
通されている。アームレスト6の内部の基端部側にある
回動軸7には、外周縁に溝部8を形成したプーリ9が取
付けられている。このプーリ9は回動軸7に対して一体
的に固定してあり、回動軸7に対しては相対回動しない
ようにされている。そして、アームレスト6の内部の先
端部側の内面にはエアダンパ10が設けられており、この
エアダンパ10のシリンダ11と前記プーリ9とが1本のワ
イヤ12にて接続されている。すなわち、ワイヤ12の一端
12bをプーリ9の溝部8に取付けると共に、該ワイヤ12
をアームレスト6の前倒し回動方向と同じ方向(図中反
時計方向)でプーリ9に若干巻き付けてから、その他端
12aをエアダンパ10のシリンダ11に連結している。エア
ダンパ10は、プーリ9から接線方向に延びるワイヤ12と
シリンダ11とを直線状にすべく一定の傾斜角度θで以て
設けられている。エアダンパ10のシリンダ11はエアダン
パ10内部へ引き込まれるように付勢されており、シリン
ダ11をエアダンパ10から引っぱり出す際にはこの付勢力
が一定の抵抗力となるようになっている。
り、図中では表皮材等の図示を省略している。そして、
シートバック2の側部3に固定された回動軸7はこの中
空構造をしたアームレスト6の基端部内へ回動自在に挿
通されている。アームレスト6の内部の基端部側にある
回動軸7には、外周縁に溝部8を形成したプーリ9が取
付けられている。このプーリ9は回動軸7に対して一体
的に固定してあり、回動軸7に対しては相対回動しない
ようにされている。そして、アームレスト6の内部の先
端部側の内面にはエアダンパ10が設けられており、この
エアダンパ10のシリンダ11と前記プーリ9とが1本のワ
イヤ12にて接続されている。すなわち、ワイヤ12の一端
12bをプーリ9の溝部8に取付けると共に、該ワイヤ12
をアームレスト6の前倒し回動方向と同じ方向(図中反
時計方向)でプーリ9に若干巻き付けてから、その他端
12aをエアダンパ10のシリンダ11に連結している。エア
ダンパ10は、プーリ9から接線方向に延びるワイヤ12と
シリンダ11とを直線状にすべく一定の傾斜角度θで以て
設けられている。エアダンパ10のシリンダ11はエアダン
パ10内部へ引き込まれるように付勢されており、シリン
ダ11をエアダンパ10から引っぱり出す際にはこの付勢力
が一定の抵抗力となるようになっている。
次に動作を説明する。アームレスト6を持ち上げ回動し
た状態(第2図参照)においては、エアダンパ10のシリ
ンダ11はエアダンパ10内に引っ込んだ状態となってい
る。そして、アームレスト6を回動軸7中心に前倒し回
動させると、プーリ9が回動軸7に対して相対回動しな
いように固定されており、且つワイヤ12がアームレスト
6の前倒し回動方向と同じ方向(図中反時計方向)でプ
ーリ9に巻き付けられていることから、ちょうどエアダ
ンパ10がアームレスト6と共にプーリ9の周りを回るこ
となり、ワイヤ12がアームレスト6の回動範囲(約90
゜)に応じた量だけ更にプーリ9へ巻き取られることと
なる。従って、シリンダ11がワイヤ12により引っぱり出
されることとなるが、このシリンダ11には前述のように
一定の付勢力が付与されているので、この付勢力が抵抗
力となりシリンダ11は徐々にゆっくりと引っ張り出され
ることとなる。よって、アームレスト6は勢い良く前倒
れせず、ゆっくりした速度で前倒れ回動することとな
る。尚、アームレスト6を再度持ち上げ回動する際に
は、シリンダ11の付勢力に助けられて従来より軽い力で
持ち上げ回動することができる。
た状態(第2図参照)においては、エアダンパ10のシリ
ンダ11はエアダンパ10内に引っ込んだ状態となってい
る。そして、アームレスト6を回動軸7中心に前倒し回
動させると、プーリ9が回動軸7に対して相対回動しな
いように固定されており、且つワイヤ12がアームレスト
6の前倒し回動方向と同じ方向(図中反時計方向)でプ
ーリ9に巻き付けられていることから、ちょうどエアダ
ンパ10がアームレスト6と共にプーリ9の周りを回るこ
となり、ワイヤ12がアームレスト6の回動範囲(約90
゜)に応じた量だけ更にプーリ9へ巻き取られることと
なる。従って、シリンダ11がワイヤ12により引っぱり出
されることとなるが、このシリンダ11には前述のように
一定の付勢力が付与されているので、この付勢力が抵抗
力となりシリンダ11は徐々にゆっくりと引っ張り出され
ることとなる。よって、アームレスト6は勢い良く前倒
れせず、ゆっくりした速度で前倒れ回動することとな
る。尚、アームレスト6を再度持ち上げ回動する際に
は、シリンダ11の付勢力に助けられて従来より軽い力で
持ち上げ回動することができる。
<発明の効果> この発明に係るアームレスト装置は以上説明してきた如
き内容のものであって、アームレストが前側へ勢い良く
倒れないので、アームレストが車室内装備と干渉した際
にそれらを破損させてしまうことがなく、また前側へ倒
した時の衝撃が少ないために着座乗員に不快感を与える
こともない。更に、アームレストを再度持ち上げ回動す
る際には、シリンダの付勢力に助けられて従来より軽い
力で持ち上げ回動することができる。
き内容のものであって、アームレストが前側へ勢い良く
倒れないので、アームレストが車室内装備と干渉した際
にそれらを破損させてしまうことがなく、また前側へ倒
した時の衝撃が少ないために着座乗員に不快感を与える
こともない。更に、アームレストを再度持ち上げ回動す
る際には、シリンダの付勢力に助けられて従来より軽い
力で持ち上げ回動することができる。
第1図はこの発明の一実施例に係るアームレストを示す
一部破断の斜視図、 第2図は持ち上げ回動状態のアームレストを示す概略側
面図、 第3図は前倒し回動状態のアームレストを示す概略側面
図、 第4図は第3図中矢示IV−IV線に沿う断面図、 第5図はこの発明の従来例に係るアームレスト装置を示
す斜視図である。 2……シートバック 3……側部 7……回動軸 6……アームレスト 9……プーリ 10……エアダンパ 11……シリンダ 12……ワイヤ
一部破断の斜視図、 第2図は持ち上げ回動状態のアームレストを示す概略側
面図、 第3図は前倒し回動状態のアームレストを示す概略側面
図、 第4図は第3図中矢示IV−IV線に沿う断面図、 第5図はこの発明の従来例に係るアームレスト装置を示
す斜視図である。 2……シートバック 3……側部 7……回動軸 6……アームレスト 9……プーリ 10……エアダンパ 11……シリンダ 12……ワイヤ
Claims (1)
- 【請求項1】シートバックの側部へ固定された回動軸に
アームレストの基端部を回動自在に取付け、該アームレ
ストの先端部側を前倒し且つ持ち上げ回動自在としたア
ームレスト装置において、 前記アームレストを中空構造にすると共に、該アームレ
スト内部の基端部側の回動軸に外周縁に溝部を有するプ
ーリを固定し、且つアームレスト内部の先端部側の内面
に引っ込み方向に付勢されたシリンダを有するエアダン
パを取付け、 前記プーリの溝部にワイヤの一端を取付けると共に、該
ワイヤをアームレストの前倒し回動方向と同じ方向でプ
ーリに若干巻き付けてから、その他端をエアダンパのシ
リンダ先端に連結したことを特徴とするアームレスト装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1124261A JPH0775577B2 (ja) | 1989-05-19 | 1989-05-19 | アームレスト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1124261A JPH0775577B2 (ja) | 1989-05-19 | 1989-05-19 | アームレスト装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02305505A JPH02305505A (ja) | 1990-12-19 |
JPH0775577B2 true JPH0775577B2 (ja) | 1995-08-16 |
Family
ID=14880953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1124261A Expired - Lifetime JPH0775577B2 (ja) | 1989-05-19 | 1989-05-19 | アームレスト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0775577B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101024096B1 (ko) * | 2008-08-05 | 2011-03-22 | 덕양산업주식회사 | 암레스트 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030033163A (ko) * | 2001-10-18 | 2003-05-01 | 기아자동차주식회사 | 차량용 암레스트 |
JP6474371B2 (ja) * | 2016-09-16 | 2019-02-27 | テイ・エス テック株式会社 | 車両用シート |
JP7143149B2 (ja) * | 2018-08-24 | 2022-09-28 | 株式会社オカムラ | 椅子 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6129645U (ja) * | 1984-07-27 | 1986-02-22 | 株式会社タチエス | ア−ムレスト |
-
1989
- 1989-05-19 JP JP1124261A patent/JPH0775577B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101024096B1 (ko) * | 2008-08-05 | 2011-03-22 | 덕양산업주식회사 | 암레스트 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02305505A (ja) | 1990-12-19 |
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