JPH077480Y2 - 壁面化粧材およびジョイント部材 - Google Patents

壁面化粧材およびジョイント部材

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JPH077480Y2
JPH077480Y2 JP9285591U JP9285591U JPH077480Y2 JP H077480 Y2 JPH077480 Y2 JP H077480Y2 JP 9285591 U JP9285591 U JP 9285591U JP 9285591 U JP9285591 U JP 9285591U JP H077480 Y2 JPH077480 Y2 JP H077480Y2
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JP
Japan
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wall
wall surface
surface decorative
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JP9285591U
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JPH0542499U (ja
Inventor
英幸 小谷
Original Assignee
ナショナル住宅産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、壁の屋外側を装飾す
る壁面化粧材およびそのジョイント部材に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、従来例の壁面化粧材
101を壁へ取付けるには、壁面化粧材の屋外面から取
付けねじ112を貫通し、この取付けねじ112を壁1
06にねじ込んでいた。壁面化粧材101と壁106と
の間の水密性を確保するに当たって、壁面化粧材101
の上部と壁106との隙間に硬化樹脂から成るコーキン
グ材(図示せず)を充填するといったコーキング作業を
行っていた。壁面化粧材101の下端面と外壁106に
貼着した外装材111の上端面との間は、モルタル11
3を充填して両者の間の隙間を埋めていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来例の壁面化粧材1
01では、壁106に取付けた後に取付けねじ112お
よびモルタル113が外部に露出するため、外観の見栄
えが良くなかった。また、コーキング作業については、
壁面化粧材101を壁106へ固定した後に別途行わな
ければならず手間を要した。コーキング材に埃等が付着
して外観の見栄えを損なった。また、壁面化粧材101
同士を連結して用いた場合、連結部の継ぎ目が目立ち外
観の見栄えが良くなかった。
【0004】この考案の目的は、施工が容易で外観の見
栄えが良い壁面化粧材およびジョイント部材を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の壁面化粧
材は、断面略C形本体部の上部先端に水密材保持部を設
け、この水密材保持部に水密材を保持する。断面略C形
本体部の下部先端近傍の下面から壁に向かって斜め下向
きに延びるねじ止め部を設ける。このねじ止め部の下端
に断面略c形外装材隠蔽部を設ける。
【0006】請求項2記載のジョイント部材は、請求項
1記載の壁面化粧材の端面形状と略同形状の板部の両面
に、断面略C形本体部および断面略c形外装材隠蔽部に
内嵌する一対の凸部をそれぞれ設けたものである。
【0007】
【作用】この考案の壁面化粧材は、壁面化粧材を断面略
C形本体部の上部先端の水密材保持部に水密材を保持し
ているので、壁面化粧材を壁に固定するだけで水密材に
よって壁との間の水密性を確保できる。また、断面略C
形本体部の下部先端近傍の下面から壁に向かって斜め下
向きに延びるねじ止め部を設けたので、斜め上方に先端
を向けた姿勢で取付けねじを挿通できる。このため、ね
じ止め部に挿通した取付けねじは、断面略C形本体部に
よって隠れる。また、ねじ止め部の下端に設けた断面略
c形外装材隠蔽部によって、この真下に位置する壁の外
装材の端部を隠蔽できる。
【0008】この考案のジョイント部材は、板部の両面
に断面略C形本体部および断面略c形外装材隠蔽部に内
嵌する一対の凸部をそれぞれ設けたため、一対の壁面化
粧材の端面に各凸部をそれぞれ内嵌することによって、
各壁面化粧材を両側に各々固定できる。また、板部は壁
面化粧材の端面形状と略同形状を成すため、各壁面化粧
材をこの端面が板部に当接するようにして外嵌すると、
両者の間に一体感が得られる。
【0009】
【実施例】この考案の一実施例の壁面化粧材およびジョ
イント部材は、図1に示すように、一対の壁面化粧材1
0をジョイント部材によって連結し、この状態で各壁面
化粧材10を各々壁6に取付けたものである。図2に示
すように、壁面化粧材10は、断面略C形本体部1の上
部先端の水密材保持部2に水密材3を保持し、断面略C
形本体部1の下部先端近傍の下面から壁6に向かって斜
め下向きに延びるねじ止め部4を設け、このねじ止め部
4の下端に断面略c形外装材隠蔽部5を設けたものであ
る。
【0010】断面略C形本体部1は、上部から側部にか
けて屋外側に突出した湾曲面1aと、下面を成す水平面
1bから成るものである。水密材保持部2は、湾曲面1
aの先端部に設けた溝部であり、この溝部のフランジの
内面に先端を向かい合わせた一対の掛止片2aを突設し
ている。水密材3は、壁6に当接する当接面3aを形成
し、厚み方向の中央部に掛止片2aが嵌入可能な溝部を
穿設している。ねじ止め部4は、木ねじ12が先端を斜
め上方に向けた姿勢で挿通可能なねじ挿通孔4aを穿設
している。断面略c形外装材隠蔽部5は、下面に外装材
11の端部が進入可能な段部5aを形成している。外装
材11は、表面に化粧仕上げを施したタイルである。
【0011】図3に示すように、ジョイント部材20
は、図2に示す壁面化粧材10の端面形状と略同形状の
板部7の両面に、断面略C形本体部1および断面略c形
外装材隠蔽部5に内嵌する一対の凸部8を設けたもので
ある。凸部8は、上部嵌入部8aおよび下部嵌入部8b
を併せたもので、上部嵌入部8aおよび下部嵌入部8b
はそれぞれ断面略C形本体部1および断面略c形外装材
隠蔽部5の内周面に嵌入可能な外形を成している。上部
嵌入部8aおよび下部嵌入部8bの先端周縁付近には、
断面略C形本体部1および断面略c形外装材隠蔽部5の
内周面への嵌入を容易にするため、各外形を絞る方向に
傾斜した傾斜面8c,8dを設けている。
【0012】壁面化粧材10の壁6への取付けについて
図2に基づいて説明する。先ずモルタル13を、壁面化
粧材10の真下に位置する外装材11の上端面に塗布す
る。水密材3の当接面3aが壁6に当接し断面略c形外
装材隠蔽部5の段部5aの底面が外装材11の上端面と
当接するように、壁面化粧材10を壁6の屋外面に当接
する。この状態、すなわち外装材11の上端部が段部5
aに進入した状態で、外装材11の上端部およびモルタ
ル13が隠れることになる。このため、断面略C形本体
部1と外装材11との一体感が得られ外観の見栄えが向
上する。
【0013】次いで、取付けねじ12をねじ止め部4の
ねじ挿通孔4aに斜め下方より挿通し壁6にねじ込ん
で、壁面化粧材10を壁6に固定する。この状態で、断
面略C形本体部1によって取付けねじ12が隠れるた
め、外観の見栄えが良くなる。しかも、取付けねじ12
を壁6にねじ込むと水密材3を壁6に圧接することにな
るので、壁面化粧材10の固定と同時に壁面化粧材10
と壁6との間の水密性を確保できる。したがって、壁面
化粧材10および壁6の間にコーキング作業を別途行う
必要がなく施工が容易である。
【0014】一対の壁面化粧材10と壁6の連結につい
ては、各壁面化粧材10の端面がジョイント部材20の
板部7に当接するように、ジョイント部材20の上部嵌
入部8aおよび下部嵌入部8bへ、断面略C形本体部1
および断面略c形外装材隠蔽部5を各々外嵌することに
より行える。このように、各壁面化粧材10とジョイン
ト部材20との連結が容易であるため、複数本の壁面化
粧材10を壁6に連設する際にも、多くの手間を要せず
容易に施工できる。しかも、板部7は壁面化粧材10の
端面形状と略同形状を成すため、各壁面化粧材10をこ
の端面が板部7に当接するようにしてジョイント部材2
0に外嵌すると、両者の間に一体感が得られ外観の見栄
えが向上する。しかも、壁面化粧材10の端面を板部7
に当接することによって、ジョイント部材20に対して
壁面化粧材10を嵌入する深さを一定にできるので、両
者の位置決めが容易である。
【0015】
【考案の効果】この考案の壁面化粧材は、断面略C形本
体部の上部先端の水密材保持部に水密材を保持している
ので、壁面化粧材を壁に固定するだけで水密材によって
壁との間の水密性を確保できる。このため壁面化粧材を
壁に取付けるに際して、コーキング作業を別途行う必要
がなく容易に施工できる。
【0016】また、断面略C形本体部の下部先端近傍の
下面から壁に向かって斜め下向きに延びるねじ止め部を
設けたので、斜め上方に先端を向けた姿勢で取付けねじ
を挿通できる。このため、ねじ止め部に挿通した取付け
ねじは、断面略C形本体部によって隠れる。しかも、断
面略c形外装材隠蔽部によって、この真下に位置する壁
の外装材の端部を隠蔽するため、外観の見栄えが良い。
【0017】この考案のジョイント部材は、板部の両面
に請求項1記載の壁面化粧材の断面略C形本体部および
断面略c形外装材隠蔽部に内嵌する一対の凸部をそれぞ
れ設けたため、この各凸部を請求項1記載の壁面化粧材
の端部にそれぞれ内嵌するだけで、請求項1記載の壁面
化粧材同士を容易に連結できる。したがって、請求項1
記載の壁面化粧材を壁に複数本容易に連設できる。
【0018】また、板部は、請求項1記載の壁面化粧材
の端面形状と略同形状を成すため、各請求項1記載の壁
面化粧材をこの端面が板部に当接するようにして外嵌す
ると、両者の間に一体感が得られ外観の見栄えを向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の壁面化粧材およびジョイ
ント部材を壁に取付けた状態を示す正面図。
【図2】この考案の一実施例の壁面化粧材を壁に取付け
た状態を示す断面図。
【図3】(a)はこの考案の一実施例のジョイント部材
の正面図、(b)はその側面図。
【図4】従来例の壁面化粧材と外装材との当接部を示す
断面図。
【符号の説明】
1 断面略C形本体部 2 水密材保持部 3 水密材 4 ねじ止め部 5 断面略c形外装材隠蔽部 6 壁 7 板部 8 凸部 10 壁面化粧材 20 ジョイント部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面略C形本体部の上部先端に水密材保
    持部を設け、この水密材保持部に水密材を保持し、前記
    断面略C形本体部の下部先端近傍の下面から壁に向かっ
    て斜め下向きに延びるねじ止め部を設け、このねじ止め
    部の下端に断面略c形外装材隠蔽部を設けた壁面化粧
    材。
  2. 【請求項2】 請求項1項記載の壁面化粧材を連結する
    ジョイント部材であって、前記壁面化粧材の端面形状と
    略同形状の板部の両面に、断面略C形本体部および断面
    略c形外装材隠蔽部に内嵌する一対の凸部をそれぞれ設
    けたジョイント部材。
JP9285591U 1991-11-13 1991-11-13 壁面化粧材およびジョイント部材 Expired - Lifetime JPH077480Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0542499U JPH0542499U (ja) 1993-06-08
JPH077480Y2 true JPH077480Y2 (ja) 1995-02-22

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