JPH0774132B2 - 界面活性を有する静菌性組成物 - Google Patents

界面活性を有する静菌性組成物

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JPH0774132B2
JPH0774132B2 JP61237791A JP23779186A JPH0774132B2 JP H0774132 B2 JPH0774132 B2 JP H0774132B2 JP 61237791 A JP61237791 A JP 61237791A JP 23779186 A JP23779186 A JP 23779186A JP H0774132 B2 JPH0774132 B2 JP H0774132B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、界面活性を有し、微生物、特に細菌類の作用
を実質的に受けることのない静菌性組成物に関するもの
で、本発明の界面活性を有する静菌性組成物は、特に長
期間のシェルフライフを要する食品、化粧品、液状のト
イレタリー製品などの製造に好適に利用される。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題点〕
長期間のシェルフライフを要する多くの食品、化粧品、
液状のトイレタリー製品などは、通常、糖類などの炭水
化物、アミノ酸、ペプチド、蛋白などの含窒素物質、油
脂、ステロール、燐脂質などの脂質類、精油類などを含
むイソプレノイド、有機酸など比較的微生物によって資
化されやすい物質を含有する。このため常に微生物によ
る汚染問題が発生し、これらの製品を製造販売する業者
の悩みの種である。食品においては、上記問題の解決法
として、低温での保管、流通、或いは超高温短時間滅菌
(UHT殺菌)、レトルト殺菌などの方法が行われている
事は言うまでもないが、常温での保管、流通を要し、且
つ長期間のシェルフライフを要する上記の製品では、一
般に、糖類、塩類などを加えて水分活性を下げる、
抗菌性物質、パラオキシ安息香酸ブチル(POBB)、ソル
ビン酸、デハイドロ酢酸ソーダ、安息香酸などの防黴
剤、防腐剤その他化学合成品からなる保存料の利用、
アルコール、有機酸類などの殺菌、静菌効果の利用、
香辛料、香料などの静菌作用を有する天然物の利用、
塩化リゾチーム、低分子脂肪酸のモノグリセリド、グリ
シンなどの天然物系の物質の利用など、多くの周知の方
法が講ぜられている。
これらの方法のうち、食品、化粧品などの各種の製品、
これらの製品の各種の処方および各種の製造法に対して
も比較的容易に適用しうる方法は、の化学的合成品を
主とする保存料の利用である。しかし、昨今は、生活用
品に対する安全性の見地からこれらの合成保存料を使用
した製品が忌避される傾向にあり、より単純な方法でし
かも安全性が高い方法が求められている。
一方、食品、化粧品、トイレタリー製品などには、乳
化、分散、浸透などの界面活性を利用し、乳化系、分散
系などをその製品中に含んだり、また使用にあたって浸
透性などが要求される製品も多い。例えば、O/W型乳化
系をもつものとしては、クリーム類似食品、マヨネー
ズ、ドレッシング、スープ、豆乳、O/W型マーガリンや
スプレッドなどの食品、スキンクリーム、スキンミル
ク、クレンジングクリーム、ファンデーションクリー
ム、ヘアクリーム、メーキャップベースなどの化粧品が
ある。固形物の分散系をもつものとしては、ココアマス
や微細な動植物性繊維、香辛料微粉末、栄養強化用の炭
酸カルシウム末などの不溶性固形物を含む、チョコレー
トドリンクや各種のタレ類などの食品や有機・無機顔料
などを含む、化粧品、トイレタリー製品などがある。更
に上記の製品には、ヘアクリーム、リンスなどの様に、
湿潤性、浸透性、洗滌力を要求されるものも多い。
これらの乳化系、分散系をもつ製品や浸透性などを要求
される製品においては、通常、例えば、各種の非イオン
性、両性イオン性、陽イオン性、陰イオン性の界面活性
剤や可溶性の蛋白系物質、サポニンなどの天然系物質が
使用されるが、特に安全性の高いものとしては大豆燐脂
質、脂肪酸のモノグリセリド、蔗糖脂肪酸エステル、ポ
リグリセロール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エス
テル、N−アシル−Lグルタミン酸塩などが用いられ
る。
しかしながら、これらの界面活性剤の殆どは、食塩等の
塩類濃度が高い場合は塩析されてしまい、界面活性が失
われる。まれな例として、デカグリセリンモノオレー
ト、デカグリセリンモノウラレート、炭素数12程度のア
ルキルジメチルベタイン、アルキルポリオキシエチレン
燐酸エステルなどの塩析されにくい界面活性剤もある
が、これらの界面活性剤は、油脂やパラフィン、精油な
どの油性物質に対する塩溶液中での乳化力、分散力が微
弱である。
また、安全性の高い界面活性剤の中には、蔗糖脂肪酸エ
ステル(醗酵工学会誌 53巻 793頁 1975参照)やポ
リグリセリン脂肪酸エステル(Antimicrob.Ag.Chemothe
r,4(5)501〜506 73参照)などの様に細菌類に対す
る静菌作用があると報告されている例があるが、これら
の界面活性剤は、その静菌作用が弱いか、また界面活性
剤としての性能に不足がある上に塩析されやすいか、又
は構成脂肪酸が短鎖長の場合は強烈な苦味を有する。
他方、界面活性剤自体には抗菌作用の強いものが知られ
ている。例えばカチオン界面活性剤中、いわゆる逆性石
鹸である第4級アンモニウム塩は強い抗菌作用がある。
しかし、この第4級アンモニウム塩は、蛋白質や脂質が
あると直ちに作用力が低下するし、なによりも可食性が
なく、皮膚への刺激性や安全性の点で不適である。ま
た、両性界面活性剤中には、アミノ酸型両性界面活性剤
に「テゴ系」などの抗菌性の大きいものもあるが、やは
り安全性の面から使用に問題がある。
また、本発明にかかわるリゾフォスファチジルコリンに
ついては、黄色ブドウ状菌や連鎖状球菌に対し殺菌作用
があることが報告されているが、他の菌については未知
である(インフラメーション誌 3巻 365頁参照)。
また、リゾフォスファチジルコリンは、蛋白質、糖類等
が混在すると、殺菌力が一般に弱められる。
一方、本発明にかかわる無機物の塩類、特に食塩の如き
無機塩は水中に溶解することによって溶液の水分活性
(Aw)を低下させ、細菌等の微生物の活動を抑える働き
があることは周知である。しかし、微生物によって耐え
うる塩濃度は異なり、食塩の場合、通常は2〜25%の間
の耐性が報告されている。特に人体に対し病原性のある
黄色ブドウ状球菌では食塩濃度が20%以上でも生残する
ものがある。特に蛋白質、糖類、脂質などの栄養分を含
む塩類溶液の系では、微生物は生き残りやすいとされて
いるが、その程度については特定の菌を除いて殆ど知ら
れていない。
また、塩類溶液に油脂を乳化する方法としては、特公昭
46−13263号公報に、アシル基が少なくとも8炭素原子
数の脂肪酸に由来するモノアシルグリセロフォスファチ
ドが少なくとも15重量%を占めるフォスファチドの水性
分散液を用いて油脂を乳化する方法が記載されている。
そして、この公報に、上記モノアシルグリセロフォスフ
ァチドの乳化力は、アルカリ土類イオンで影響されず、
硬水あるいはカルシウム含有蛋白液を使用し得、更に水
層は5%迄の塩を含有しうることが記載されている。し
かし、この硬水或いはカルシウム含有蛋白液は蛋白を塩
析しない程度の濃度であり、塩濃度は5%迄とされてお
り、5%以上の塩溶液中で油脂を安定に乳化する方法は
公知でない。
従って、本発明の目的は、界面活性を有し、微生物、特
に細菌類の作用を実質的に受けることのない水性の組成
物であって、下記〜を満足する静菌性組成物を提供
することにある。
抗菌スペクトルが広い。
界面活性剤が比較的低濃度で作用する。
蛋白質、油脂、塩類が共存しても、またpHが変動して
も有効である。
安全性が高く且つ皮膚などへの刺激が少なく、出来れ
ば天然物である。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を、水に、6〜25重量%の塩類およ
び0.01〜30重量%(純分換算)のリゾフォスファチドを
含有させてなる、界面活性を有する静菌性組成物を提供
することにより達成したものである。
以下、本発明の界面活性を有する静菌性組成物について
詳述する。
本発明の組成物の必須構成成分であるリゾフォスファチ
ドは、構成脂肪酸としては炭素原子数12以上が好まし
く、アシル基の位置はα、βのいずれでも良い。かかる
リゾフォスファチドとしては天然のL型のもの、合成の
ラセミ体のもの、いずれも使用できる。
天然物由来のリゾフォスファチドは、生物体内にジアシ
ルフォスファチドに伴って存在することが知られてお
り、例えば大豆、ナタネ、小麦などの穀物の脂質、動物
細胞の脂質中に含有されており、また、卵黄などの動物
脂質や大豆などの植物脂質中のジアシルフォスファチド
に豚の膵液や蛇毒中のフォスフォリパーゼA−2または
細菌等のフォスフォリパーゼA−1を作用させて加水分
解し、発生した脂肪酸をアセトンなどで除去し、要すれ
ばシリカゲルクロマト、分取型高速液体クロマトなどの
利用などによって精製して製造することもできる(特開
昭46−13263号、同52−136966号、同58−51853号の各公
報参照)。この場合、得られたリゾフォスファチドを適
当な溶媒中でニッケルなどの触媒の存在下水素添加を行
えば、より酸化安定性の良い界面活性剤が得られる。
また、ジャーナル・オブ・アメリカン・オイル・ケミス
ト・ソサイアティ 1981年10月号886〜888頁にはフォス
フォリパーゼA−2を作用させる条件を種々変化させて
各種組成のリゾフォスファチドが得られることが記載さ
れている。
更に、エチルアルコール等の溶媒を使用してジアシルフ
ォスファチドを分画し、これを原料としてリゾフォスフ
ァチドを得ることもできる。その他、ジャーナル・オブ
・バイオロジカル・ケミストリー 188巻 471〜476頁
(1951)に記載の卵黄からフォスファチジルコリンを得
る方法、特公昭60−16号、同59−42655号、同57−12349
6号、同56−23997号の各公報に記載の方法によるフォス
ファチジルコリンを得る方法なども本発明に応用でき
る。この様な天然型のリゾフォスファチドは光学活性が
左旋性であり、動物に対する経口投与の場合の安全性も
確認されている(ジャーナル・サイエンス・オブ・フー
ド・アンド・アグリカルチャー、32巻 451〜458頁)。
また、本発明で用いるフォスファチド類の分析法として
は、シンレイヤークロマト法、TLC−FID法(イヤトロス
キャン法)、高速液体クロマト法などがある。
本発明で用いるリゾフォスファチドは、上記のようにし
て得ることができるが、本発明においては、リゾフォス
ファチドとして、リゾフォスファチド(a)が実質的に
リゾフォスファチジルコリン(モノアシルフォスファチ
ジルコリン)であり、残りの成分が実質的にジアシルフ
ォスファチジルコリン(b)である、実質的にコリンフ
ォスファチドからなるリゾフォスファチドであって、該
リゾフォスファチドにおけるフォスファチド全量
〔(a)+(b)〕に対してリゾフォスファチド(a)
の量が30重量%以上であるものを用いることが好まし
い。
更に、リゾフォスファチド(a)は、リゾフォスファチ
ジルエタノールアミンを含有していても良く、又、リゾ
フォスファチジルイノシトール、リゾフォスファチジン
酸、リゾフォスファチジルセリンからなる群から選ばれ
る一種以上のリゾフォスファチドの少量を含有していて
も良い。
天然物からリゾフォスファチド(a)を製造する場合
は、製造法の特質上、通常上記リゾフォスファチド
(a)と対応するジアシルフォスファチド(b)を更に
含有する場合が多いが、これらを含有する場合はフォス
ファチド全量〔(a)+(b)〕に対してリゾフォスフ
ァチド(a)の量が45重量%以上であることが好まし
く、特に50重量%以上であると更に高濃度塩溶液中でも
有効である。
上記リゾフォスファチドの使用量は、水に対して0.01〜
30重量%(純分換算)である。0.01%未満では、静菌作
用が不十分であり、また、界面活性も十分でなく、例え
ば組成物中に安定に乳化しうる油性物質の量が数%以下
に限定されてしまい、また組成物中に不溶性の固形の微
粒子を分散させる場合、分散質によっては効果が得られ
ない場合がある。また、30%超では、組成物の系の粘度
が上昇し溶解が困難となる上、この系の中に、例えば蛋
白系、炭水化物系などの他の物質を共に溶解し、更には
油性物質の乳化、可溶化などの作用を行わしめることが
困難になる。リゾフォスファチドの純度の高いフォスフ
ァチドの水溶性は良好であるが、純度が低くなると水溶
性が低下する。特にリゾフォスファチドの含量が少ない
フォスファチドの場合、例えばリゾフォスファチドの含
量が50%のフォスファチドの場合は、該フォスファチド
を40%以上添加すると固いペースト状になる。
本発明の組成物の他の必須構成成分である塩類として
は、アルカリ金属、アルカリ土類金属およびアンモニウ
ムからなる群から選ばれる塩基の無機酸塩、例えばNaC
l、KCl、Na2SO4、(NH42SO4、NH4Cl、CaCl2、MgCl2
どが用いられ、これらの無機酸塩と共に酢酸、クエン酸
などの有機酸塩を併用することもできる。
上記塩類の使用量は、水に対して6〜25重量%である。
6%未満では、静菌効果が不十分であり、25%超では、
塩類がNaCl、CaCl2、KCl、NH4Clの場合には殆ど飽和に
近く、塩類とフォスファチドを共に溶解する事が特にフ
ォスファチド濃度が高い場合に困難となるので不適であ
る。
本発明の組成物は、その製造方法に特に限定されるもの
ではなく、例えば、リゾフォスファチド又はリゾフォス
ファチドを含有するフォスファチドと塩類とを水に加熱
または加熱せずに溶解することにより得られる。
本発明の組成物には、本発明の目的を逸脱しない範囲で
その他の界面活性剤、酸類などを併用しうる。また、本
発明の組成物には、食品、化粧品、トイレタリー製品な
どに用いられる各種の材料の一部を適宜加え得る。
本発明の組成物の使用態様は、目的とする製品において
要求される界面活性作用の種類、効果の水準、応用する
場合の温度等の処理条件などによって異なる。
次に本発明の界面活性を有する静菌性組成物の主たる作
用を、その典型的な使用態様と共に説明する。
(1)乳化作用:流動パラフィン、動植物性油脂及びそ
れらの水素添加、分別、エステル交換等を行った加工油
脂、各種精油、長鎖アルコール、石油類、長鎖脂肪酸の
アルコールエステルなど水不溶性の油性物質の乳化に
は、本発明の組成物を、該組成物中のフォスファチド量
が上記油性物質に対し0.1〜10%程度になる様に用いる
のが一般的である。なお、上記乳化にあたっては、ゲラ
チン、部分分解水溶性ペプチドなどの蛋白系物質、化工
澱粉、塩水中で安定な天然ガム質、糖類などを加えるこ
とにより、更に乳化の安定性を向上させることができ、
微生物にとって栄養源となりやすい上記物質を多用して
も、本発明の組成物によれば、微生物の作用を実質的に
受けないですむ。
(2)分散作用:顔料用酸化チタン、カーボンブラッ
ク、超微粒炭酸カルシウム、金属石鹸、フタロシアニン
などの有機顔料、ココアマス、微粉セルローズ、香辛料
粉末、米澱粉などの不溶性の微粒子の分散は、本発明の
組成物によって容易に行うことができるが、分散質が多
量の場合は本発明の組成物中のリゾフォスファチド量も
増加させる必要がある。なお、無機性の微粒子の分散に
は、リゾフォスファチドの全フォスファチドに占める比
率が80%以下である本発明の組成物を用いることが好ま
しい。
(3)可溶化作用:ビタミンA、ビタミンE、βカロチ
ンの様な脂溶性ビタミン類や油溶性色素、その他の油性
物質の可溶化には、本発明の組成物を、該組成物中のリ
ゾフォスファチド量が上記油性物質に対しおおむね0.1
〜10%程度になる様に用いると良い。
(4)湿潤浸透作用:イオン性界面活性剤の湿潤浸透作
用は1%程度までの無機塩類の添加によって強化される
性質があるが、大量の無機塩の存在下では減殺される。
本発明の組成物の場合、良好な湿潤浸透作用を得るに
は、比較的塩類濃度が低く、フォスファチド全量に対す
るリゾフォスファチド含量が50%以上で、且つリゾフォ
スファチド濃度が0.2%以上のものを用いると良い。
(5)洗滌作用:本発明の組成物は、その安全性から、
食品、食器、乳幼児用衣類、その他サニテーションを要
する器具類の洗滌に適し、その無刺激性から、眼科、外
科領域での洗滌、洗顔、洗髪、リンス用などのトイレタ
リー製品への応用がある。
上述の如く、本発明の界面活性を有する静菌性組成物
は、種々の界面活性作用を有するもので、本発明の組成
物を利用して作った、食品、化粧品、トイレタリー製品
などの製品は、これを衛生的に製造し、包装し、日常的
な保管条件に保持する限りにおいて、実質的に十分な静
菌作用又は殺菌作用を示し腐敗することがない。当然の
ことながらより腐敗しやすい組成をもつ食品の場合は、
塩類濃度を可及的高めることが好ましい。また、糸状菌
類、酵母菌類などの微生物については、本発明の組成物
の効果が不十分な場合がある。この場合は応用製品の製
造工程中に、65℃,30分間程度の低温殺菌またはこの処
理に相当するか、それ以上の効果を有する高温短時間殺
菌などの熱処理を施すことにより、これらの微生物によ
る汚染を防止することができる。また、酸類を加えて系
のpHを下げることにより酵母菌類の汚染を防止すること
もできる。
〔実施例〕
以下に本発明の実施例を示すが、本発明は実施例に制限
されるものではない。
実施例1 市販大豆燐脂質をアセトンで脱脂し、これに含水アルコ
ールによる分画を行ってフォスファチジルコリン70%を
含むフォスファチドを得た。このものにフォスフォリパ
ーゼA−2(ノボ社製 レシターゼ10L)を作用させた
後、アセトン処理で脂肪酸を除き、更に含水アルコール
処理及び含水アルコールを用いたシリカゲルクロマト処
理を行い、リゾフォスファチジルコリン87%、リゾフォ
スファチジルエタノールアミン6%およびジアシルフォ
スファチジルコリン3%を含むフォスファチドを得た。
1−1 このフォスファチド0.6gと食塩10gを水に溶解して組成
物60gを得た。この組成物に分子量約5000の部分加水分
解ゼラチン1gと流動パラフィン(ウイトコ社製 カーネ
ーションオイル)40gを加え60℃で30分間加熱後、50℃
で日本精機製ホモジナイザーAM−8型を用い、12000回
転で5分間乳化し、得られた乳化液を清潔な目盛付シリ
ンダーにとり、密封して、20℃を12時間、25℃を12時間
でサイクルする恒温器中に保存し、乳化の安定性と細菌
による汚染を観察した。この乳化液は、2ヶ月保存後に
おいても油分の分離がなく、クリーミング層は振盪によ
り容易に再分散し安定な乳化を示した。また、この乳化
液の2ヶ月保存後の一般細菌数は1g当たり100個以下で
あった。
1−2 このフォスファチド1gとCaCl2・2H2O 20gを水に溶解し
て組成物100gを得た。また別に、このフォスファチド1g
とNa2SO4 10gを水に溶解して組成物100gを得た。これ
らの2種の組成物各60gに、実施例1−1と同一の方法
で流動パラフィンをそれぞれ乳化し、得られた乳化液を
それぞれ実施例1−1と同様にして保存した。これらの
乳化液は、いずれも、2ヶ月保存後においても油分の分
離が殆どなく、また、一般細菌数も1g当たり100個以下
であった。
実施例2 水素添加を行った大豆由来のフォスファチジルコリン
(日本サーファクタント社製 レシノールS−10EX、フ
ォスファチジルコリン96%を含む)の水ペーストにフォ
スフォリパーゼA−2(ノボ社製 レシターゼ10L)を
作用させた後、水を除き、アセトンを加えて発生した脂
肪酸を除き、含水エタノールを用いて分画し、更に珪酸
カラムより分画してリゾフォスファチジルコリン92%を
含むフォスファチドを得た。このリゾフォスファチドに
元の水素添加フォスファチジルコリンを配合して次の各
種のリゾ体含量を含むフォスファチドを得た。即ち、リ
ゾ体含量(リゾフォスファチジルコリン/フォスファチ
ジルコリン)80%、60%、40%、30%のフォスファチド
を得た。これらのフォスファチドを用い、フォスファチ
ド各4gと食塩20gを水に溶解して4種の組成物各100gを
得た。各組成物25gに、固形分20%のビーフエキス溶液2
5gおよび大豆サラダ油50gをそれぞれ合わせ、実施例1
と同様に処理して乳化液をそれぞれ得た。これらの乳化
液を実施例1と同様にして保存したところ、1ヶ月後
に、リゾ体含量が40〜80%のものは油分の分離が殆どな
かったが、リゾ体含量が30%のものは9%の油層が分離
した。また、2ヶ月保存後の一般細菌類はいずれも、1g
当たり1000個以下であった。
また、リゾ体含量が80%、60%、40%、30%のフォスフ
ァチド各0.2gと食塩10gを水に溶解して4種の組成物各1
00gを得た。これらの組成物それぞれに、グリセリン5
g、平均分子量1000の酵素処理したゼラチンペプチド2g
および顔料用チタンホワイト4gを加えよく混合し、一部
を25mlのネスラー管にとって分散性を観察した。リゾ体
含量40〜80%のものではいずれも極めてよい分散状態を
保った。リゾ体含量30%のものではかなりよい分散を示
した。
これらは、いずれも、沈降後再び振盪すれば安定な再分
散を示した。また、1ヶ月保存後の一般細菌数は1g当た
り1000個以下であった。
実施例3 卵黄燐脂質(旭化成工業製 精製卵黄レシチン)の水ペ
ーストに実施例1と同様の処理を行い、含水アルコール
による分画を行ってリゾフォスファチジルコリン79%お
よびリゾフォスファチジルエタノールアミン12%を含む
フォスファチドを得た。
このフォスファチド4gとNaCl10gを水に溶解して組成物1
00gを得た。この組成物に、頭髪用リンス剤処方として
分子量1000のゼラチン部分分解ペプチド3g、エタノール
3gおよびグリセリン2gを溶解し、更に20%クエン酸を加
えてpH3.5としたものを水相とし70℃に加熱した。別
に、オリーブ油2gおよびヘキシルデカノール3gの混合物
にステアリン酸モノグリセリド1gを合わせて80℃で溶解
したものを作り、ジャケット付容器中に入れた。これを
タービン型撹拌羽根を付した高速ミキサーで撹拌しつつ
上記水相を徐々に加えて反転乳化を行った。内容物を冷
却し、40℃になったところで撹拌をやめ乳化を終了し
た。この乳化物を密封容器に移し、20℃を12時間、30℃
を12時間サイクルする恒温器中に保存した。この乳化物
は、3ヶ月保存後においても乳化は安定であり、また一
般細菌数は合成保存料を加えないにもかかわらず、1g当
たり100個以下であった。
実施例4 卵黄燐脂質を用い、実施例3と同様に酵素処理を行い、
アセトンによって発生した脂肪酸を除いて、リゾフォス
ファチジルコリン53%およびリゾフォスファチジルエタ
ノールアミン10%を含むフォスファチドを得た。
このフォスファチド15gと食塩10gを水に加えて加熱撹拌
し、組成物100gを得た。この組成物に、ラウリルベタイ
ン3g、アルカノールアマイド3g、エタノール3g、オリー
ブ油1gおよび分子量約1000のゼラチン由来ポリペプチド
2gを加えクエン酸でpH6にした。この配合物を65℃で30
分間撹拌混合してシャンプー組成物を得た。このシャン
プー組成物を密封容器に入れ、実施例3と同様に保存し
たところ、3ヶ月保存後の一般細菌数は合成保存料を加
えないにもかかわらず、1g当たり1000個以下であった。
実施例5 市販大豆燐脂質をアセトン処理し、脱脂燐脂質を得、こ
れにレシターゼ10Lを作用させた後、脱水し再びアセト
ン処理を行って脂肪酸を除き、更に含水アルコールによ
る分画を行って、リゾフォスファチジルコリン52%、リ
ゾフォスファチジルエタノールアミン15%、リゾフォス
ファチド合計71%を含むフォスファチドを得た。
このフォスファチド1gに対し、それぞれNaCl15g、Na2SO
415g、(NH42SO415g、KCl15g、CaCl215gを水に溶解し
て5種の組成物各60gを得た。各組成物60gに、分子量約
1000のゼラチン由来のポリペプチド1gをそれぞれ溶解
し、実施例1と同様にして流動パラフィンを乳化し、得
られた乳化液をそれぞれ実施例1と同様にして保存し
た。1ヶ月保存後、CaCl2の場合は2%の油分分離があ
ったが、他の場合は油分の分離が殆どなく、安定な乳化
を示した。また、一般細菌数はいずれも、1g当たり100
個以下であった。
実施例6 実施例5で用いものと同じフォスファチド3gと食塩45g
を水に溶解して組成物600gを得た。この組成物600gに、
醤油50g、上白糖250g、玉ネギ粉10g、生姜20g、ニンニ
ク10g、グルタミン酸ソーダ9g、核酸調味料1gおよびみ
りん50gを加え80℃に加熱しつつ特殊機化工学製卓上型
ホモミキサーHV−M型で8000回転でホモゲナイズし、次
いで温度を60℃に下げ、精製ゴム油200gを加えて引続き
10000回転で8分間乳化した。この乳化物を実施例1と
同様に保存したところ、3ヶ月保存後においても、油分
の分離がなく、また一般細菌数は1g当たり1000個以下で
あった。
実施例7〜8 実施例5と同様にして得たフォスファチドを用い、リゾ
フォスファチジルコリン、リゾフォスファチジルエタノ
ールアミン、全リゾフォスファチドをそれぞれ44:12:5
9、32:12:47(%)含むものをそれぞれ得た。各フォス
ファチド1gとNaCl7gを水に溶解して組成物60gを得、そ
れぞれ実施例7、8とした。
各組成物60gを用い、実施例1と同様にして流動パラフ
ィンを乳化し、得られた乳化液をそれぞれ実施例1と同
様にして保存した。実施例7の乳化液を1ヶ月保存後に
0.5%の油分が分離し、実施例8の乳化液は1ヶ月保存
後に2%の油分が分離したが、乳化液としては実用に耐
え得るものであり、また両者共に一般細菌数は1g当たり
1000個以下であった。
実施例9 実施例1で用いたリゾフォスファチジルコリン87%、リ
ゾフォスファチジルエタノールアミン6%およびジアシ
ルフォスファチジルコリン3%を含むフォスファチド
と、同じく大豆燐脂質から含水アルコール処理及び含水
アルコール等を用いたシリカゲルクロマト処理により得
たジアシルフォスファチジルコリン91%を含むフォスフ
ァチドとを配合して、リゾフォスファチジルコリン/フ
ォスファチジルコリン比が30/70、40/60、50/50の組成
を有するフォスファチド混合物をそれぞれ得た。
これらのフォスファチド混合物各0.6gと食塩10gを水に
溶解して3種の組成物60gをそれぞれ得た。これらの組
成物を用い、実施例1と同様にして流動パラフィンを乳
化し、得られた乳化液をそれぞれ実施例1と同様にして
保存した。1ヶ月保存後、リゾフォスファチジルコリン
比40/60、50/50のものは、いずれも、は油分の分離が殆
どなく、リゾフォスファチジルコリン比30/70のものは
6%の油分が分離したが、乳化状態は比較的良好であ
り、振盪によって内容は良好な再分散を示した。また、
一般細菌数はいずれも1g当たり100個以下であった。
参考例1 アルキルジメチルベタインでアルキル基の炭素数18個お
よび12個のもの(花王(株)製アンヒトール86−Bおよ
び24−B)、ヤシ脂肪酸アシル−L−グルタミン酸モノ
ナトリウムおよびヤシ脂肪酸アシル−L−グルタミン酸
モノエタノールアミン(味の素(株)製アミソフトCS−
11およびCT−12)の4種の両性イオン界面活性剤の1重
量%溶液各10gに、2.5gの食塩を加えて60℃に加温の
上、溶解して室温に放置し、塩析の有無を観察した。直
後においては水溶性の大きいC12アルキルジメチルベタ
イン及び水溶性の大きいヤシ油アシル−L−グルタミン
酸系の活性剤は透明であり、C18アルキルジメチルベタ
インは直ちに白濁浮上した。1日後にはC12アルキルジ
メチルベタインを除きすべて白濁し、塩析された。なお
本発明の組成物は5日後にも塩析されなかった。
参考例2 耐塩性の強いと称されるアニオン界面活性剤としてアル
キルポリオキシエチレンサルフェート(旭電化工業
(株)製 ADKホープDES3025)およびアルキルポリオキ
シエチレンフォスフェート(旭電化工業(株)製 ADK
コールPS440E)をpH7として各々固形分1重量%の溶液
を作った。この溶液各10gにNaCl2.5gを加え、60℃に加
温し、参考例1と同様に塩析の有無を観察した。前者は
直ちに白濁したが、アルキルポリオキシエチレンフォス
フェートは5日後にも塩析されなかった。
参考例3 ポリオキシエチレン・ノニルフェノール・エーテル(旭
電化工業(株)製 アデカトールNP−700)ポリオキシ
・エチレン・ソルビタン・モノステアレート(花王
(株)製 ツウィーン60)の非イオン界面活性剤を用
い、参考例1と同様にして塩析の有無を観察した。共に
直後には白濁を生じなかったが、1日後には塩析が進ん
だ。
参考例4 参考例1〜3で試験し、塩析に対する抵抗性のあるC12
アルキルジメチルベタイン及びアルキルポリオキシエチ
レンフォスフェート、並びに参考としてC18アルキルジ
メチルベタインを固形分で対油1%使用し、実施例1と
同様にして流動パラフィンを乳化し、乳化液を保存し
た。その結果は、1日保存後において、C12アルキルジ
メチルベタインで40%の油相が分離し、アルキルポリオ
キシエチレンフォスフェートで6%の油相が分離し、C
18アルキルジメチルベタインで14%の油相が分離した。
更に4日後には前2者は完全に乳化が破壊された。
〔本発明の効果〕
本発明の静菌性組成物は、界面活性を有し、微生物、特
に細菌類の作用を実質的に受けることのない水性の組成
物であって、抗菌スペクトルが広い、界面活性剤が
比較的低濃度で作用する、蛋白質、油脂、塩類が共存
しても、またpHが変動しても有効である、安全性が高
く且つ皮膚などへの刺激が少ない等の効果を有するもの
で、特に長期間のシェルフライフを要する食品、化粧
品、液状のトイレタリー製品などの製造に好適に利用さ
れる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水に、6〜25重量%の塩類および0.01〜30
    重量%(純分換算)のリゾフォスファチドを含有させて
    なる、界面活性を有する静菌性組成物。
  2. 【請求項2】塩類が、アルカリ金属、アルカリ土類金属
    およびアンモニウムからなる群から選ばれる塩基の無機
    酸塩である特許請求の範囲第(1)項に記載の静菌性組
    成物。
  3. 【請求項3】リゾフォスファチド(a)が、リゾフォス
    ファチジルコリンを主成分とし、リゾフォスファチジル
    エタノールアミンを含有し、且つリゾフォスファチジル
    イノシトール、リゾフォスファチジン酸、リゾフォスフ
    ァチジルセリンからなる群から選ばれる一種以上のリゾ
    フォスファチドを含有するものであり、これらのリゾフ
    ォスファチド(a)が該リゾフォスファチド(a)と対
    応するジアシルフォスファチド(b)を更に含む場合は
    フォスファチド全量〔(a)+(b)〕に対してリゾフ
    ォスファチド(a)の量が45重量%以上、好ましくは50
    重量%以上である特許請求の範囲第(1)項記載の静菌
    性組成物。
  4. 【請求項4】リゾフォスファチド(a)が実質的にリゾ
    フォスファチジルコリン(モノアシルフォスファチジル
    コリン)であり、残りの成分が実質的にジアシルフォス
    ファチジルコリン(b)であり、フォスファチド全量
    〔(a)+(b)〕に対してリゾフォスファチド(a)
    の量が30重量%以上である特許請求の範囲第(1)項記
    載の静菌性組成物。
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